2014年6月30日月曜日

2014.06.30 ダイスキンが第一

● セリスキンを1冊使い終えて,モレスキンユーザーの仲間入りをした。セリスキンの前に,ダイスキンを2冊使っている。
 この3つなら,どれを第一に推すか。モレスキンはまだ使い始めたばかりの状態なので,あれなんだけど,現時点ではダイスキン。

● ダイスキンの良さは次のとおり。
 中紙が96枚
 B罫
 製本がしっかりしている。堅牢である。
 紙の厚さ,紙質。Preppyをしっかり受けとめてくれる。
 税込みで108円という安さ

● 以上の総合点でダイスキンかな,と。
 堅牢性でセリスキンを上回っている感じ。ダイスキンは使い終える頃になってもビクともしない。セリスキンは多少だけれどもビクとするところがあった。
 とにかくガシガシ書きたい向きには,ダイスキンは手頃をこえてピッタリだと思う。堅牢性だけで考えると,コクヨの測量野帳が魅力的だけれども,ダイスキンの方がタップリ書けるし,値段も安い(測量野帳の安さもちょっと驚異)。

● 幸いなことに,ダイスキンはだいぶ買いためてある。A6だけでも3年分はある。B6も含めれば,一生分あるかもしれない。
 それでも。ダイソーの店舗でダイスキンを見かけることがあれば,やはり買ってしまうかもな。

2014年6月29日日曜日

2014.06.29 土橋 正 『やっぱり欲しい文房具』

書名 やっぱり欲しい文房具
著者 土橋 正
発行所 技術評論社
発行年月日 2006.01.05
価格(税別) 1,580円

● 4年前に一度読んでいる。今回は再読。
 著者の文具が好きという思いが素直に伝わってくる。好きなものは何でもいい。その好きっていうのが伝わってくると,読んでいてほっこりする。

● たまたま,今,モレスキンを使っている。そのモレスキンについて「このモレスキンという手帳,使い込むほどに愛着がわく不思議な魅力を持っている」(p35)と書いている。
 ここだけ,ちょっと異議あり。「使い込むほどに愛着がわく」のは普通であって,それを「不思議な魅力」と言ってしまうと,“普通=不思議” となってしまう。「不思議な魅力」を持たない手帳やノートはこの世に存在しないことになる。

2014年6月28日土曜日

2014.06.28 モレスキンを使ってみた

● セリスキンを使い終えたので,今度はいただきもののモレスキン。まだ初日なんだけど,以下に感想を。
 モレスキンとダイスキン・セリスキンの比較は多くのブログですでになされているから,屋上屋になるんですけど。

● モレスキンは個品の包装が厳重だ。それがクッションになってか,裏表紙にゴムバンドの跡がつくことを防いでいる。ダイスキンやセリスキンにはこれが普通にあるからね。
 帯がついている。英・独・仏・西・日・台・中の各国語でモレスキンの由来を記したPR用のチラシがはさんである。
 包装と帯とチラシ,それにMOLESKINEの刻印がモレスキンのブランド性を際立たせている。
 ただし,いずれもなくてもいいもの(もしくは,ない方がいいもの)である。

● 紙質は一見,ダイスキンと似ている(ダイスキンがモレスキンに似ているというべきか)。ただし,Preppyで書くと,ダイスキンではまず起こらないインクの裏抜けがところどころ発生する。インクの吸収もダイスキンより悪いように思われる。万年筆で書くことは想定していないのかもしれない。
 シグノのブルーブラック(0.38㎜)を使ってみた。これならOK。
 左右ページの罫線の位置ずれはそれなりにあるけれども,ダイスキンやセリスキンより少ないと感じる。
 初頭と最終ページは扉との糊付け部分が大きくて,実際には使えない。ダイスキンやセリスキンと同様。

● 触感はモレスキンが滑らかだ。使っている紙クロスの違いだな。特に,モレスキンは背の扱いがていねいだ。表紙から背にいたる角の触感がダイスキンよりセクシーな感じがする。

● 感じる違いは,しかし,その程度のもの。ということは,ダイスキンもセリスキンも,モレスキンを上手に真似ている。もしくは,パクっている。
 逆にいうと,モレスキンは,百均製品がさしたる労も要せずにコピーできる程度の加工しか施していないということでもある。

● 品質管理番号シールが付いてくる。ぼくのはE00334Tであるが,これは何のためか。上のチラシに説明されている。
 品質については注意深く検査を行っているけれども,もし検査の見落としと思われる箇所があったら連絡しろというのである。その際に,この番号を添えてくれ,と。

● ぼくはここで怒り心頭。この程度の製品にこれだけの価格をつけておきながら,品質管理に見落としがあることを前提にするとは何事であるか。ユーザーにいちいち連絡させる手間をかけないように,不良品をゼロにせよ。
 交換すればいいってもんじゃないだろ。品質管理に値することを本当にやっているのか。

● 結局,この品質にこの価格でやってきたのだとすると,ダイスキンやセリスキンが登場するのはあたりまえだろう。つけいる隙がありすぎる。楽をしすぎているのだ。
 海外ではダイスキンのような製品は生まれていないのだろうか。

● モレスキンとダイスキンの価格が同額であったとしても,紙質の一点において,ぼくならダイスキンを選択する。現実には17倍の価格差がある。馬鹿げているという範疇を超えている。
 でも,ま,モレスキン社に恨みがあるわけではないし,損をさせられたわけでもない。せっかくいただいたものだから,このまま使い続けよう。

● ただし,くれた人に告ぐ。もう買ってくれるなよ。
 ぼくにはダイスキンで充分だから。っていうか,ダイスキンの方が機能においてモレスキンに優っているから。
 ぼくは機能以外の付加価値はない方がいいと考えてしまう,面白味のない人間なんだから。
 わかった?

2014年6月27日金曜日

2014.06.27 手帳とメモを分けるメリット

● これははっきりしている。メモ帳に書けばメモの容量が事実上無制限になることだ。ウダウダとくだらぬことを気がすむまで書くことができる。
 このウダウダをそのまま許容できること。これが手帳とメモを分けるメリットのほとんどすべてだ。

● 「ほぼ日手帳」とか「DAILY PLANNER EDiT」のような1日1ページの手帳であっても,1日に書けるメモの容量は1ページに限定される。メモ用の方眼なり横罫なりのページがどっさりついている手帳であっても,そのページ数に制限される。
 制限があるのは困る。要点だけを書くとか,自分なりの略号を駆使するとか,余計な負荷をかけることになる。

● システム手帳はその制限をはずす有効な手法だけれども,リングのせいで筆記のしやすさが大きく阻害される。システム手帳は書いたものを綴じて見るためのもので,書くための装置ではない。

● 結局,普通の綴じノートをメモのために用意するのが一番だ。どう使うかという方法論をあまり考えすぎずに,ただ書けばいいのだと思う。
 パッと開いてサッと書く。好きなように書く。ダラダラと書く。ウダウダと書く。気がすむまで書く。それができればノートは何でもいいのだ。ペンも何でもいいのだ。

● 市販されているノートやペンで,この用途に耐えないものはまずないだろう。だからほんとに何でもいいのだと思う。
 ぼくはダイスキン(セリスキン)とPreppyを使って,この壮大なシステム(?)を構築しているけれども,さすがにそれでは貧相ではないかと思うのなら,みすずノートでもモレスキンでも,モンブランのマイスターシュテュックでもプラチナの#3776でも,お好きなものをどうぞ,だ。

2014年6月26日木曜日

2014.06.26 手帳をないがしろにしがちになった

● 昨年の6月までは手書きで書くのは手帳だけだった。あとはデジタル。なので,わりと手帳を大事にしていた。すぐに書くし,何度も開くしといった感じで。
 ところが,ノートを雑記帳的に使い始めると,ノートにいろいろ書くのは楽しいから,放っておいてもどんどん書く。どこに行くにも持っていくし。
 けれども,その分,手帳が自分から遠くなってしまった。数日分まとめて整理するなんてことも珍しくなくなった。

● ひとつには,手帳にスケジュール管理機能を持たせていないからでもあると思う。そもそもたいしたスケジュールがないってことなんだけど,自分のスケジュールは仕事先のパソコンの中に入っている。
 私的な用事はそれこそ頭の中に入っている。ゆえに,スケジュール確認のために手帳を開く必要がない。
 その状態は,若いときからかくありたいと思ってきたものだ。忙しいというのは心を亡くすと書くだろ,っていう説明になるほどと思っちゃったもので。

● 手帳に書くのは外形的な記録が多いのに対して,ノートに書くのはもろもろの雑記だ。書いていて楽しいのはこちらの方だ。書きだしてスッキリできるのもこちら。

● それと,Preppyの存在が大きいかも。Preppyじゃなくてもいいんだけど,要は万年筆で書くことの快感。わずかな紙との摩擦。抵抗感。これが気持ちいい。
 容量に制限なしのノートにPreppyでグイグイ書いていく。それ自体が持つ楽しさ。

● 手帳は狭いところにあれこれ書くので,蠅の頭か蚤の胴体のような小さな文字で書かなきゃいけない。最も細字の万年筆って,事務用デスクペンの極細だと思う。そのデスクペンなら手帳にも使える。だけど,それを手帳と一緒に携行する気にはなれないからね。
 それに,手帳は4色使っているんだけど,デスクペンは黒と赤しかない。そこに青や緑のカートリッジをさすにしても,何色なのか外から判別できないのは困る。

● それやこれやで,手帳と自分の間にちょっと距離ができちゃいました。

2014年6月22日日曜日

2014.06.22 オダギリ展子 『ストレスゼロを実現する! 最強の文具活用術』

書名 ストレスゼロを実現する! 最強の文具活用術
著者 オダギリ展子
発行所 PHPビジネス新書
発行年月日 2011.12.02
価格(税別) 840円

● たとえば,色鉛筆型の箸を絵の具のチューブ型の箸置きにセットする。それを「カワイイ」と思える感覚の持ち主。根っからの文具好きなんだろうね。

 ここまで来ると,工夫欲がわいてくる。ありきたりの使い方じゃなくて,こうすれば便利になるんじゃないかとか,ほかにもっといいものがあるんじゃないかとか,探究心がわいてくる。そういうものなのかなぁと思った。

● それと,細部にこだわる人だね。そんなのどうでもいいじゃんと普通は見過ごすところを,キチッと形よく仕上げたいと考える人。それでまた色々と工夫を凝らす。いろんな文具を試してみる。

2014年6月21日土曜日

2014.06.21 安物買いの銭失い,は昔のこと?

● デフレの時代。月給も上がらないけれども,モノの値段も上がらない(ま,上がってるものもありますけどね,ガソリンとか社会保険料とか公共料金とか大学の授業料とか)。
 日用品はむしろ下がっているのじゃないですかね。

● ぼく一個のことでいうと,どうしたってダイスキン・セリスキンとPreppyが浮かんでくるんですけどね。100円のノートと200円の万年筆。これが安いだけじゃない。使い勝手と耐久性においても,なかなかどうして世にいう一流品に比べてさほどに引けをとるとも思えない。
 100円なり200円の価値が一気に高まったという感じを受ける。安物だけど銭失いにはつながらない。

● 衣料については,ユニクロが画期を作った。ぼくなんか,どこに行くんだってユニクロでいいやと思っている。着心地に何の問題もないし,人に迷惑をかけるわけじゃないし。
 マンションの建設費用も昔よりだいぶ安くなっているらしい。家賃が安くなったという話はあまり聞かないけれども。

● IT関連製品は劇的に安くなった。話にならない。ま,これはデフレとは別の要因があるんだろうけどさ。
 自動車だって安くなるに違いない。電気自動車があたりまえになればね。部品が格段に少なくなって,アセンブルが容易になるんだから,安くならない理由がない。出鼻に飛びつかないことだね。

● 外食関係だって,いわゆるファストフード以外でも,けっこう安い店が出てきてるように思う。酒場にしてもチェーンの居酒屋効果のせいかどうなのか,単独のお店でもけっこう安いところがあるようになった。安いだけじゃお客は呼べないから,旨くなったというオマケまでついている。
 それについて行けないところは,容赦なく淘汰される。厳しいっちゃ厳しい。

● 昔はコンビニは高かった。定価販売という印象。けれども,これも変わってきてますよね。セブンイレブンでいえば,セブンプレミアムのPB商品は安い。でもって,セブンプレミアムってけっこう良くないですか?
 ぼく的には,日用品はコンビニでいいやってことになってますね。安さを求めてスーパーに出かける理由はひと頃より減じている。

● というわけで,同水準の生活を維持するのに必要なお金は,ひと昔より少なくてすむようになっている。
 安かろう悪かろうは,まだなくもないけれど,たとえ安くても悪いものは存在を許されなくなりつつあるんじゃないですかねぇ。

2014年6月20日金曜日

2014.06.20 A5サイズのシステム手帳バインダー

● 手帳はバイブルサイズを使用中。かなり薄いやつ。週間リフィルしか使っていない。直近の3か月分を挟んでいる。
 昔はA5サイズを使っていたこともあって,バインダーも複数所持。ワインレッドのFilofaxのバインダーも未使用状態で持っている。これは使わないまま終わりそうな予感がする。

● ところで,先日,会議にA5サイズのバインダーを拡げている女性がいたのを,めざとく発見。Bindexのようだった。
 システム手帳なら,メモ用のリフィルをはさんでおけば,1冊ですべての用が足りる。が,メモをとるにはシステム手帳は不向きなはず。リングが圧倒的に邪魔だから。
 なので,メモには専用のノートを用意しているわけなんですけど。

● その彼女は6穴バインダーに20穴のルーズリーフを挟んでいた。無理すれば入るんですねぇ。パンパンにして,使用するリフィルが中央部に来るようにすれば,なるほどリングはあまり邪魔をしないかもしれない。
 しかし,重いだろうなぁ。正直,真似したいとは思わなかったなぁ。

● 会議でノートを拡げている人は多い。ぼくは昔からそうしたことはない。配られた資料に書きこめばいいから。講演なんかでもそうだ。ノートにまとめるってやったことがない。
 それが学校卒業後,長らくノートに無縁でいた理由のひとつかもしれない。

2014年6月19日木曜日

2014.06.19 ダイソーにeneloop様の乾電池が売られている

● 何度でも充電して使えるeneloopはたいした製品だと思っている。使いきった乾電池の処分って何かと面倒だし,充電してまた使えるのはすっごくエコ的な感じがする。
 価格は高いけれども,けっこうな数を保有してますよ。充電器も3つ持っている。

● 特に重宝するのは,自転車の前照灯と後尾灯に使う場合。すぐに消耗しますからね。寝ている間に充電しておいて,また使う。初期費用こそそれなりだけれども,トータルだとかなりお安くなる感じ。

● そのeneloop様の乾電池がダイソーで売られていたのを発見して,ちょっと驚き。これ百円か。単三と単四があった。充電器も。メーカー品と比べて性能はどうなのかわからない。メーカー品の充電器は海外でも使えるけれども,ダイソーのは国内専用かもしれない。
 にしても。こんなのまで百円ショップにあるのかぁと,ちょっと驚いた。

● 買いませんでしたけどね。すでにかなり持っているんで。けれども,いつか,そんなに遠くない将来,たぶん買ってしまう予感あり。

2014年6月18日水曜日

2014.06.18 プラチナの1,000円万年筆

● ちょこちょこと,さくら市(氏家)のビッグワンTSUTAYAとBOOK-OFFがあるエリアを訪れている。ビッグワンは書籍・雑誌のほかに文具も扱っている。
 ここでプラチナの1,000円万年筆「プレジール」を初めて見た。細字と中字。ボディは黒,シルバー,赤などの多色展開。材質はアルミ。メタリックなキラキラを発するアルマイト加工が施されている。

● フォルムも格好いい。なめらかな楕円体。ぼくは赤に惹かれた。黒もいい。構造はPreppyを髣髴させるもの。
 1,000円ですからね,サクッと買っちゃおうかと思ったんだけど,ひとまずこらえましたよ。

● 200円のPreppyを鋭意愛用中で,予備も持っているので。Preppyは気持ちよく使えているので,替える理由がない。
 モノは少なく持って,持ったモノは使い倒す。ぜんぜんできてないけど,心構えとしてはそうありたい。そのモノが安くて使い勝手がいいものなら,言うことはない。

● ここで「プレジール」を買っても満足に使ってやれないだろう。自分の筆記量が2倍になるわけじゃないからな。

2014年6月17日火曜日

2014.06.17 無印良品のそこはかとない魅力

● 先日,宇都宮の無印良品をうろついてきました。パルコの7階ね。
 アーバンチックな雰囲気ですね。今,鼻で笑いました? 宇都宮じゃ,あなた,そんなにないでしょうよ。都会の風(らしきもの)を味わえる空間って。無印良品はその稀少なひとつでしょうよ。

● で,このアーバンな雰囲気を作っている素材のひとつは,お客さんでしょうね。お客さんが大人な感じなんですよ。
 大人な感じっていっても,高校生とかもいるわけですけどね。だけども,そうした若者も含めて,落ち着いていて,ガツガツしてないっていうかね。
 とにかく1円でも安いものを買おうとか,値段が同じなら少しでもスペックがいいものをとか,そういう貧しさを発していない。かといって,お金なんかいくらでも持ってるもんねっていう卑しさもないわけでね。
 結果,心地いい空間ができあがるわけですな。

● そういうお客さんを集めるのはなぜなのか。無印良品の商品性格なんでしょうねぇ。それしかないはずだもんね。
 その商品性格の具体的な分析は,すでに専門家がやっているんでしょう。

● でも,ぼくが持っている無印良品の製品はA6の「開きやすいノート」6冊のみ。1冊はすでに使ったから,あと5冊ある。
 消費税が上がったあとも,価格は据え置きの300円。

● いや,ほかにもあった。
 恵比寿駅のアトレに入っている店舗は広くて品揃えが豊富だ。恵比寿に行くと,必ず立ち寄る。ここでサンダルを買った記憶がある。システム手帳の(保存用)バインダーも2冊。メモ帳なんかも。
 サンダルは間違いなく履きつぶしたけれども,システム手帳のバインダーは使わないまま,今も手元にある。

● 使わないものを買ってしまうってけっこう後悔。せっかく使われるために生まれてきたんだからね。ぼくが買わなければ誰かに買われて,きっちり使ってもらえたろうに。
 使わないものは買わないこと。買った以上は使いきること。この単純なことがなかなかできないんですけどね。

2014年6月12日木曜日

2014.06.12 普通のノートが自由なノート

● ダイスキンやセリスキンのほかにも,○○スキンと呼ばれているノートが存在するらしい。ブログでよく見かけるのは,リヒスキンというやつ。
 リヒトラブの「THE DESIGN MIND COMPANY」。それがリヒスキンと呼ばれているようだ。

● ただし,バインダーノートだ。書くときにリングが邪魔なんじゃないかと思う。だから,リングからはずして使うことになるのではないか。
 経験則が教えるところでは,この種のタイプが効果を発揮するのは,バインダーからはずすのが手間と感じられない使い方をする場合に限られる。この「場合」はひとつしかない。一度はずしたら,まとまった時間使い続けること,だ。
 学生が講義のノートをとるのに使うのがその典型。それ以外はちょっと思いつかない。

● メモで使うならば綴じノートに限る。チョコチョコと書く。その都度ノートを開く。サッと書けなくてはいけない。
 リングを開いてリーフを取りはずすのは余計なアクション。だから書かなくなる。

● リーフだと書いたあとの並べかえができるから便利だといわれる。分野ごとに複数のノートを使い分けている人なら,バインダー1冊に置き換えるのは有効かもしれない。
 が,普通のメモは,どんな分野のものになるのか,書いてみるまでわからない。あらかじめ分野を想定しておくことができない。
 分類するのは書いたあとでしょ,って? どれにも該当しないとか複数に該当するとかっていうのが,相当多くなるでしょう。なまじな分類は意味を持たない。かえって有害だと思う。
 メモは分類しないで書いた順番に保存しておくのが一番いい。それしかないものだと思う。

● 書いたあとにどう活用するか,よりも,書くことじたいに意味がある,と考える場合はなおさらだ。ぼくのメモは,ふと思ったとりとめのないことを書いておきたいというものなので,そもそも活用なんて考えても仕方がない。まとめて読み返すとけっこう面白い(こともある)というだけだから。

● 見開き2ページをユニットとして使うのにも,綴じの方が向いている。リーフでも不可能ではないけれども,やりづらいだろう。
 最も自由な使い方を許容するのは,普通のノートだ。

2014年6月10日火曜日

2014.06.10 ハードカバーノートのいいところ

● ダイスキンやセリスキンをなぜ使っているか。安いから。それ以外には? それがねぇ,よくわからないんですよ。

● ハードカバーじゃないノートをそのまま持ち歩いていると,よれてしまう。ハードカバーならそれがない。
 でも,そうしたノートにはカバーをつけてますんでね。それでよれは回避できる。

● ゴムバンドでとめておけるから,中に挟んだものがこぼれない。これもね,挟むことなんてないもんで。
 そういうときはシステム手帳を活用する。透明の袋を綴じておけるじゃないですか。そこに入れておくんで。

● 立ってでも書ける。たしかに。測量野帳なんかまさにそのためのものですよね。でも,ハードカバーだって立って書くのは書きづらい。できれば座って書きたい。
 まして,ぼくはPreppyで書いているんだけど,立った状態でPreppyを操るのは難しい。

● にもかかわらず,ダイスキンやセリスキンを気に入って使っている。何でなのかなぁ。
 ひとつ,思いあたるのは,使用後の保存。本棚に立てておきやすい。見映えもいい。

● 他にはないか。サイズはどうだ。A6よりやや小さいサイズ。左手でパッと掴める。掴んだときの安定感。これ,なかなか気持ちがいい。
 表紙が中紙からひと回りはみ出しているので,ホールド感がある。ページもめくりやすいような気がする。特に片手で扱う場合に。

● ダイスキンやセリスキンがなかった時代は,このホールド感や安定感を提供するのはモレスキンだけだったろう。
 それをダイソーやSeriaが,モレスキンを買えない人にまで広めてくれたってことですか。ぼくもその恩恵を受けているひとりだ。

2014.06.10 ダイスキンとセリスキン,どっち?

● ぼくの場合だとダイスキンを採りますかねぇ。
 セリスキンはフッターが狭すぎるというか,最下行が下に来すぎているんですね。一番下の罫線に添って書いていくのはけっこう大変(最下行を使わなければいいだけなんだけど)
 このサイズでA罫となると,こうならざるを得ないのだと思うんですけどね。
 その点,ダイスキンは按配がいい。

● もう一点。折り丁間の糊しろを気持ちとりすぎていないかと感じる。
 以上の二点で,どちらを採るかと言われればダイスキンかな,と。

● 紙質についても,ダイスキンの方が自分の好みに合う。セリスキンはしっかりした紙なんだけど,常用するノートにしてはちょっと厚すぎる感じ。ダイスキンのザラ紙っぽい紙の方がしっくりくる。96枚あるのにも惹かれますしね。

● ただし,ダイスキンは,ぼくの知る範囲では,ダイソーのどの店舗でも販売されていない。このタイプのノートを使いたいとなれば,目下のところ,セリスキンの一択。普通罫じゃなく方眼がいいという人にとっても,セリスキン一択。
 モレスキンで妥協できる人は,もちろんモレスキンという選択肢があるんだけれど。

● ぼく一個はたっぷりダイスキンの在庫を抱えているんで,当面は困ることがない。ひょっとしたら一生困ることはない。ダイスキンの在庫が尽きるのが先か,ぼくの寿命が尽きるのが先かといった感じだから。
 が,供給の不安定が続くと,ちょっと不安になりますよね。常用するものだから,なくなったらすぐに補充できないと困る。

● ダイソーさんに言わせれば,ダイスキン以外にもいろんな製品を供給してるんだからそっちを使ってよってことかもしれない。それはそれで一理あると思うんだけど,ユーザーはわがままなものだから。
 こういうところは,専業メーカーはきっちり社会的責任を果たしている。コクヨにしても三菱鉛筆にしても。切れたらコンビニでも買えるもんね。

2014.06.10 A罫セリスキンを1週間使ってみて

● 今月の3日からセリスキンを使っているわけですが。いや,とてもいいですな。
 ダイスキンもそうだけれども,堅牢性に問題がないことが一番。ガシガシ使っても大丈夫。手荒に扱っても不安がない。

● Preppyとの相性もOK。この紙ならサインペンを使っても裏写りは発生しないだろう。
 ぼくは文字しか書かないけれども,スクラップ帳的な使い方をしても,台紙としてしっかり受けとめてくれそうだ。

● A罫の幅に対する違和感はすぐに消滅した。左右ページの罫線の位置が揃っていることも,何気に気持ちがいい。ここは,セリスキンがダイスキンに優る。
 ページの角の丸みのつけ方は,逆にダイスキンの方がていねいだ。セリスキンは角を切り落としただけ的な感じ。が,しかし,気にしようと思えば気になるという程度の話だ。

● 罫線しかないっていうのもいい。上にテーマと日付を書くためのフォーマットが印刷されているノートもあるけれど,そういう余計な部分がない。
 スッキリするし,自由度が高くなる。ここにはこういうことを書きなさいねと指示されるのは,大きなお世話だと思ってしまう。
 もっとも,ここはセリスキンだけじゃないけど。ダイスキンもしかり。たいていのノートがそうなんだと思いますが。

● これで108円。価値ある108円だと思う。

2014年6月9日月曜日

2014.06.09 モレスキンをもらっちゃいましたよ

● 宇都宮のヨドバシ(の文具売場)でモレスキンを買ってみた。んじゃなくて,もらった。奇特な人もいたもんだ。
 ルールドノートブック ポケット。横罫のやつ。色は黒。

● モレスキンユーザーはバカなのかと思っていたわけです。
 なぜなら,100円で買えるものに1,700円を投じている。モレスキン社ってけっこう手前勝手なふるまいをする企業だと思えるんだけど,ユーザーは嬉々としてそれに引き回されているように感じられる。あたかも教祖に対する信者のごとくである。
 といった印象を持っていたからです。

● たぶんなんだけど,富裕層はモレスキンなど使っていないと思う。富豪は基本的にケチで,費用対効果に厳しいだろうからだ。ゆえに,モレスキンユーザーの大半は一般人のはずだ。
 ノートのライトユーザーなのかとも考えられる。あまり使わないから,1冊買えば半年も1年ももつ。だから,1,700円もするノートを買うことができる。

● モレスキン社とすれば,作家や芸術家が愛用する品というイメージを確立して,知性・文化・教養のシンボルになることを狙ったのだろう。そうすれば,知性に憧れながらも知性に欠けている人々が群がるだろう(天に唾するようなもの言いだ)。
 価格を高く設定することによって,エグゼクティブが使うものというイメージを作りたかったのだろう。そうすれば,エグゼクティブになりたいと思っていながらその能力に欠けるノン・エグゼクティブが群がるだろう(ああ,天に唾)。

● 世の中にエグゼクティブは少なく,そうじゃないのが圧倒的に多いわけだから,その圧倒的多数を掴まなければ話にならない。掴む方法としては,モレスキン社のやり方が一番いい。
 エグゼクティブには無料で配ってもいいだろう。実際に使ってもらえれば。

● 結局,モレスキンユーザーの大半は,そういう人たちなのかと思っていたわけです。
 だってね,中国で生産してるんですよ。それなのにどうしてあんな価格になるのだ? ここを説明できる人はおそらくいないのじゃないか。
 モレスキン社は世界中のバカを食いものにして,濡れ手に粟の大儲けをしているのではないか。
 ま,洋服とか鞄とかのブランド品も生産地は中国というのが大半かもしれないので,ひとりモレスキンに限った話でもないんだけど。

● いや,そうではなくて,それだけの魅力がモレスキンにあるのかもしれない。その魅力は実質に限らない。その身にまとっているオーラを含めてもよい。
 そこのところを確かめるには,自分で買って,実際に使ってみるしかない。

● といっても,自分で買うには少々思いきりが必要だった。そしたら,くれる人がいたよ,と。
 ただいま使用中のセリスキンのあとは,いただきもののモレスキンを使ってみることにします。

2014年6月8日日曜日

2014.06.08 モノにおける高級感

● プラスチックを使えばチープ感が生まれ,金属をていねいに磨きあげて型を作れば高級感が生まれる。iPhoneユーザーではないぼくだって,iPhoneにただよう高級感は認めますよ。
 Macもしかり。A社やH社のWindowsパソコンとMacを比べれば,明らかにMacが高級だ。

● 素材のほかにデザインもあるでしょうね。ダメなデザインは素人でもわかるけれども,いいデザインは提示されないとわからない。提示されてもわからないかもしれない。そのレベルで鎬を削っているんでしょうね。
 中身の実装技術もあるし,素材の問題もあるし,制約要因が多い中で,「いい」を求めていろいろやっているに違いない。だからうかつにこれはいい,これはダメ,なんて言っちゃいけない。

● でも,メーカーとしちゃ言って欲しいよね。個々のユーザーの要望ってたいていは聞いたってしょうがないものだろうけど,その集合は欲しいだろう。個人は間違えるけれども,集合は間違えない。そういうことってありそうな気がする。

● 日本人の眼は厳しいんでしょうなぁ。好みとかこだわりがある。使い勝手がいいというだけでは合格点をもらえない。
 そういうユーザーがメーカーを鍛えてくれるというのが,ごく大雑把にいうとあるんだと思いますね。
 でも,ぼくはそういうユーザーじゃないな。けっこう点が甘いから。基本,ダメだしはしないからなぁ。

2014年6月7日土曜日

2014.06.07 モレスキンを使ってみるべきか

● セリスキンにしろダイスキンにしろ,モレスキンの形状を模倣しているのは間違いない。モレスキンもまた先行物を模倣したにしても。
 であれば,一度,モレスキンを実際に使ってみて,使い勝手や質感を試してみようかと思うことがある。

● 裏表紙にMOLESKINEの刻印が打たれているのや,小物を入れるためのポケットが付いているのやら,なくてもいいものが何であるんだよ,と思ってしまうんだけどね。

● 「長い伝統に裏打ちされた作りが,普通のノートでは得られない紙面の豊かさを生み出しているのです」なんて記事を読むと,へぇぇと思うんだけど,その例としてあげられているのが,罫線がぺージの端まで引かれているということだけだったり。
 こういうのは後付けの理屈であって,まさか罫線がぺージの端まで引かれているからモレスキンを使い始めたっていう人はいないんだと思うんですよ。そういうノートはほかにもあるし。
 ゴムバンドが便利だから,ポケットがあるから,ハードカバーだから,っていうのも同じでしょ。

● モヤモヤした,あるいはホンワカした,言うに言われぬ何かに惹かれて使ってみたら,これいいわってことになったんでしょう。
 その何かは実際に使ってみないとわからないものでしょ。

● ただ,「ヘミングウェイ,ピカソ,ゴッホなど,多くの著名な作家や芸術家が利用していたことから「伝説のノート」という異名さえ持っています」なんて言われると,鼻白むところがあるなぁ。おまえ,モレスキン社から金もらってんのかよ,って。
 でもね,そこまで入れこませる何かがモレスキンにはあるのだろうね。

2014.06.07 ポメラへの夢,いまいずこ

● ポメラでメモをとれば,そのテキストをそのまま利用できる。何に利用するかといえば,たとえばこのブログの原稿にできる。メモをふくらませて一応の文章にするのに便利だろうと思った。生産性があがる。
 ノートにメモしたのでは打ち直さなくちゃいけなくなる。これはムダだなぁと思っていた。

● 実際,セリスキンにチョコチョコと書いたことが,けっこうな歩留まりでこのブログに化けている。これをポメラを使っていきなりデジタルで入力すれば,省力化になるんじゃないか。
 ところが。そう単純でもないようなんですね。相当量の文章を書く人ならわからないけれども,このブログ程度の文章ならばまるで関係ないんでした。

● まず,打ち直す手間がほとんど問題にならない程度だ。1,2分ですんじゃうからね。
 それ以上に,初動はノートに手書きする方が立ちあがりが軽い。瞬時に起動するポメラであっても,この軽さには劣るんじゃなかろうかと(いや,劣らないかもしれないけど)。
 つまり,ポメラだとこうまで気軽に書くかどうか。メモをそのまま利用できるといっても,そのメモを書く頻度が落ちたのではどうにもならない。

2014.06.07 三菱ユニホルダー

● 三菱のユニホルダーが出てきた。赤と黒。相当以前,ひょっとすると四半世紀も前,に買ったものだ。
 赤はしばらく使った記憶が間違いなくある。が,黒はただの一度も使ったことがないと思う。

● 四半世紀ぶりに試し書きをして見たら,何の支障もなく使えるじゃありませんか。さすがは世界に冠たる日本の文具メーカーの製品だ。
 でも,これ何に使うかっていうアテは今でもない。

● A4コピー用紙を黒板に見立てて,チョーク代わりに使うかな。2Bの芯を入れてね。芯はとがらせないで使いたい。とがらせるんだったら普通のシャープペンでいいわけで。そもそも,芯削り器はないしね。
 要するに,落書き用といいますかね。芯は2㎜あるんだから,長く使えるでしょう。

2014.06.07 方針転換

● このブログについては,毎日更新するのが優先順位の第1位。かといって,ネタの範囲を拡げすぎるほどに拡げてみたところで,毎日更新できるだけのネタが続くかどうか。
 で,どうするかといえば,ともかく作れるときにストックを作っておくこと。そのストックが続く間に次を考えればいいや,と。破綻を防ぐための防御ですね。

● で,現時点で半月分のストックがある。でも,これだとアップするまでに鮮度が落ちてしまうような気がする。
 ニュース的な内容のものはないので,明らかに気分の問題なんだけれども,ここ数日,書きためたのは後回しにして,できたてのものをアップするようになっている。

● だったら,書きためたものはまとめてアップしてしまって,あとはとにかく毎日捻りだすというふうにしようかと考えた。
 捻りだせなければ,それはそれでよし。毎日更新にこだわることもない。
 というわけで,昨日(6日)からストック分の放出を始めている。

2014年6月6日金曜日

2014.06.06 Preppy,絶好調 3

● Preppy,カートリッジも3本目に入った。調子はさらにいい。
 筆圧をかけなくても書けるようになった。ぼくは筆圧をかけて書く方なので,また使い始めのときは筆圧をかけないと書けなかったので,気がつくと筆圧をかけて書いている。
 で,故意に力を抜いてみるんだけど,変わらずにスラスラと書けるんですね。

● ペン先はしっかりしている。イリドスミンをちゃんと装着しているわけだから,そうそう摩耗はしないだろう。
 壊れるとすれば,キャップをはめこむための爪だろうけど,これも突起部分はわずかなので,そんなに簡単に折れることはあるまいと思う。
 プラスチックだから,冬の寒い時期にヒビが入ったりはするかも。気をつけないといけないのはここのところだろう。
 あとは,床に転がしておいたのを踏んづけちゃとか。

● せっかく馴染んでくれたのを,200円だからと雑に扱うのはもったいない。大事に長く使いたいと思う。

2014.06.06 ひとり言をすべて書きとめられれば

● 「些細」と「かすか」をキャプチャーするのがメモの効用でもあり,面白さでもあると思うだけど,これを言い換えると,ひとり言を文字化するということだ。
 これが完璧にできたら,おもしろいメモ帳になるに違いない。究極のライフログ。

● いや,違いますね。ひとり言の多くは,埒もないたわ言だよねぇ。そんなものをすべて書きとめたとしたら,とても読むに耐えないものになるでしょうね。
 幸いなことに,たとえ試みても絶対にできないでしょうからね。ひとり言のすべてに自分で気がつくなんてあり得ないもん。
 そこはうまいことできてるものだ。

● ただね,メモって備忘のためだったり,誰かに何かを伝えるためだったり,下書きだったり,いろんな綾があるんだけども,ひとり言とかひとり言になる前の胸の中のつぶやきを,文字にして自分から突きはなして眺めてみることができたら,メモの究極って感じがしますなぁ。

2014.06.06 プラチナ製品で使っているもの

● 続いて,プラチナ製品。文具メーカーといっても,コクヨは紙製品が主力だと思う。プラチナは筆記具メーカー。当然にして,ぼくが使っているのもすべて筆記具。
 しかも,調査(?)するまでもなく即答できる。3つしかないからだ。

● 高額なものは持っていない。わずかに所有している高額品はだいたい海外メーカーのもの。そして思うのは,高額品の使い勝手はあまりよろしくないということ。
 大胆に言い切ってしまうと,海外メーカーの高額品より国内メーカーの大衆品がいい。

● その筆頭は何といってもPreppyで,目下,鋭意愛用中。200円という価格を前提にすれば,文句のつけようのない逸品。その価格をはずして考えても,使い勝手のいい万年筆だと思う。
 万年筆を2本,サインペンを1本,一緒に買った。サインペンの方はまだ袋に入ったまま。カートリッジも10本入りを10箱,まとめ買いしている。

● ノートを使うようになったのは昨年の6月から。そのとき,プレスマンを2本買っている。芯は2B。これも知名度の高い商品なんでしょ。0.9㎜のシャープペンですな。
 けれども,使うことのないまま今日に至る。なぜかというと,シャープペンで書くと,書いている最中に手が文字をこすってしまうから。手も汚れるし,文字もかすれてしまう。
 ちなみに,プレスマンも200円。装飾一切なしのシンプル極まる製品。筆記具はそれでいいんですよ。っていうか,そうじゃないといけないんですよ。
 蒔絵を施した万年筆なんていうのは,筆記具にもなる芸術品であって,畏れおおくて使えやしない。眺めて楽しむものもあっていいんだけどね。

● ダイソーで買った筆ペン。使うとすれば,香典袋に名前を書くときくらいだろう。現時点ではまだ未使用。
 書く前に書かれる側に回っちゃうかもしれないね。

● 以上の3つ。ぼくの中では「プラチナ=Preppy」な感じ。

2014.06.06 コクヨ製品で使っているもの

● 昔は,会社の備品である文具をこっそり私用に使っていた人もいたんじゃないかと思う。しかも,少なくない数。
 今は激減しているだろう。っていうか,持ってってくれと頼まれても要らないと答える人が大半だろう。

● 理由は,家庭でもIT化が進んで,たいていのことはパソコンでやるようになっていること。もうひとつは,百円ショップの登場だ。たいていのものは百円ショップで買える。
 ぼくも例外ではなく,文具を百円ショップ以外のところで買うことはほとんどない(たまにはある)。

● ここからが唐突なんだけど,日本を代表する文具メーカーであるコクヨの製品を,自分はどのくらい使っているんだろうと気になった。
 で,身辺を調査してみたんだけれども,あんまりないというか,意外にあるというか。
 子供の頃っていうか学生時代は,ほとんどコクヨだったような記憶があるんだけど,記憶違いなんですかねぇ。

● まず,「タックメモ」は多用している。ポストイットに代表される貼ってはがせる付箋ですな。ポストイットではなくコクヨ製品を使っている(百円ショップで買ったものもある)。
 用途はひとつしかなくて,本を読みながら気になったところにペタペタ貼っていく。それだけ。

● 未使用のA6サイズCampusノートが4冊ある。4月に1冊使った。
 A4ルーズリーフとバインダーノートを数年前から持っている。が,ノートとして使ったことはない。パソコンで作ったものを印刷して綴じておいたり,切り抜きを貼っておいたり。かっこよくいえば,資料集としての利用。
 ただし,資料集としてもあまり利用頻度は高くない。持ち歩かないし。

● いかにも事務用という地味かつ堅実一点張りのバインダーも,書棚に一列ならんでいる。普通に保存用バインダーとして使っていた。
 かなり昔のことで,今はスキャンしてパソコンのハードディスクに保存することが多いので,使わなくなった。

● ホチキス。今使っているホチキスはコクヨ製。ごく普通の片手で操作するやつ。
 もっとも,私的にホチキスを使う機会はあまりない。リムーバーはかなり使うんだけど,こちらは百円ショップで買ったもの。

● 仕事で使っているものを含めればもっとあると思うんだけど,プライベートで使っているのは,以上ですべてだと思う。
 何の意味もない調査結果(?)だけど。

2014年6月5日木曜日

2014.06.05 ダイスキンはいよいよない セリスキンは潤沢にあった

● 宇都宮駅前のララスク4階のダイソー,ダイスキンはまったく店頭から消えていた。B6もひとつもない。あったところは別の商品で埋まっていた。
 うーん,ダイスキン,安定供給とはいかないようだ。

● ひょっとしてあまり売れていないんですか。騒いでいるのは,ぼくを含めて一部の人たちにとどまるんですか。
 A6ノートは,ダイソーでも複数展開。売り手は当然,売れるものを置いているはずだもんな。
 並んでいるノート群を見ていると,買うのは女性が多いんだろうなとわかる。表紙が花柄だったり,中紙がカラフルなのが多いからね。

● ぼくはどっさりと買いためてあるんだけど,そうしておいてよかったと思いますよ。A6だけであと18冊あるから,ま,3年はもつ。B6も17冊あるからね。

● 対して,MEGAドン・キホーテ(ラパーク宇都宮店)に入っているSeriaには,セリスキンが入荷されてた。各サイズのA罫と方眼。
 さすがにこれ以上の買いだめは要らないので,今回は買わなかったけど。

2014年6月4日水曜日

2014.06.04 ダイスキンのあとはセリスキンを使用

● オレンジのA6ダイスキンをめでたく使いきった。使用開始が4月22日で終了日は6月2日。42日間。
 ダイスキンは少々過剰に在庫を抱えているんだけど,次はセリスキンを使ってみることにした。

● Seriaが出しているモレスキンもどき。製造しているメーカーはサンノート。大きさはA5,A6,A7の3種。中紙はA罫と5㎜方眼の2種。
 ぼくはA6のA罫を1冊,方眼を2冊買っている。今回使うのはA罫の方。

● ダイスキンとの違いは,身長がやや短いことと中紙が64枚であること。ダイスキンの3分の2。しかし,作りはセリスキンの方がていねいな感じ。左右ページの罫線の位置も揃っているしね。糸も4点綴じだし。
 紙質もセリスキンの方が上等。ただし,ダイスキンのザラ紙っぽい紙とセリスキンの厚手の白い紙のどちらを好むかは,まさしく好みの問題。
 カバーは黒一色。ダイスキンは(目下のところは)オレンジ,赤,黄の三色展開だから,黒を望むのでればセリスキンしかない。

● A罫はちょっと広すぎる。ペンは引き続きPreppyを使おうと思うんだけど,この幅ならもっと太字のペンが合うなと思う。これだけ厚い紙だと,何を使っても裏抜けの心配はないだろうし。
 でも,百均ノートだからね。Preppyがふさわしい。それに,何だかんだいいながら,Preppyが馴染んできたんですよ。可愛くなってきたっていうかね。
 ちなみに,Preppyに合うのはセリスキンよりもダイスキンの方だと思う。っていうか,ぼくのPreppyは細字の方なので,A罫よりB罫に合うということだね。

● で,このA罫なんですけど,筆記可能面積がダイスキンのさらに半分になったっていう感じ。罫線がある以上,それを無視して書くのは難しい。そのための罫線なんだから。その罫線に添って書くと,ページあたりの文字数はダイスキンの半分になる(という印象。あくまで印象)。
 大きさはダイスキンとほぼ変わらないものの,掌メモ帳の気配がいっそう濃くなる。

● CampusのC罫と同じで,A罫のノートはこれが最初で最後になるかも。すぐに慣れるんですけどね。使っている間に違和感はなくなるんだけど。
 セリスキンにB罫があれば,紙質とカバーの色と作りのていねいさで,かなりヒキが強い感じがするんですけどね。現状では,セリスキンなら方眼がいいと思いますね,たぶん。

● 1ヶ月以内に使いきると思う。使っている間に飽きてきて,別のものを使いたくなるのがぼくの常なので,かえっていいかなぁとも思ってるんですけどね。

2014年6月3日火曜日

2014.06.03 安物の気安さ

● ノートはダイスキン,ペンはPreppy。あわせて300円。これで何の支障もなく,書く楽しさを味わえる。考えてみれば(考えてみなくても)ありがたいことです。
 逆に,数千円のノートに数万円のペンで書くとしたらどうだろう。ぼくの経済力ではそれはあり得ないわけだけど,そこを外して考えてみても,ここまで楽しいだろうか。

● 機能としては充分で,しかもそれ以外の付加価値がない。そのことの意味ってあるなと思ってるんですよ。
 数万円のペンって,放っておくとペダンティックな色合いをおびてしまうってこと,ありません? そのモノが持つ蘊蓄やストーリーを語りたくなるような。それが機能を享受する妨げになることがあるんじゃないかなぁと思ったりするんですよ。

● 安物に囲まれていて楽しいのか。これに対するぼくの答えは,安物だろうと高級品だろうと,モノがたくさんあるのは快適じゃないってことですね。使わないモノがたくさんある状態が不快。
 楽しくないのは安物だからじゃなくて,使わない安物だから。

● ただ,安物だとついつい要らないモノまで買ってしまいがちですよね。百円ショップで多くの人が体験済みだと思うんですけどね。
 それがいけないんでしょうね。安くても要らないモノは買わないっていうのを,どこまで貫けるか。

2014年6月2日月曜日

2014.06.02 TODOリストの効用

● 計画は短気のものしか意味を持たないとすると,計画を立てることはチェックリストを作ることに収斂すると思われる。
 1日,1週間,1ヶ月,1年。せいぜい1年どまりでTODOリストを作ること。

● おまえはやっているのかと問われると,やっていないと正直に答えますけどね。試みたことは何度かあるんだけど,その都度,挫折というか続かなかった。
 面倒だからということではない。TODOリストを作ることは,現実にきちんと向き合うということであって,その向き合うことから逃げてきたんだと思う。要するに,情けないヤツなんですよ。

● でも,時々,やらなきゃと思っている些事をダイスキンに書きだすことがある。そうして書くと(TODOリストにすると)実行する可能性はたしかに高まるように思う。
 TODOリストの効用って,書きだすことによってやるべきことが俯瞰できること,脳のワーキングメモリを最大限確保できること,実行可能性を高めること,この3つだと思う。

● こうして効果を実感できるんだから,習慣にすればいいんですよねぇ。それをしないのは,ま,怠惰なんでしょうねぇ。怠惰でも何とかなってしまうってのもあるな。