2019年1月30日水曜日

2019.01.30 手帳をどう使っているかというと 2

● バイブルサイズのシステム手帳をずっと使っていて,中身は能率手帳。Bindex No.011のいいところは,余計なものが付いていないことだ。
 週間レフトのリフィルしかない。“MONTHLY THEME”と“YEARLY OLAN”と“年齢早見表”があるけれども,あわせて4ページだ。
 マンスリーなどという余計なものがない。マンスリーとセットになったリフィルも用意されているので,あった方がいいという人はそれを買えばいいのだが,ぼくには無用のもの。

● ぼくは計画を立てるということをしない(ムダだと思っている)人間だし,時間を管理するという発想もとっくの昔に捨てているので,手帳に直接書くのは,そのことが過去になってからだ。
 未来の予定を手帳に直書きすることはない。日時が決まっていて絶対に変わることはない予定であっても直書きはしない。付箋に書いて,手帳の該当箇所に貼っておく。その場合,インデックスと同じように,手帳の端(さすがにこれを小口と言ってはいけないのだろう)からはみ出すように貼る。その程度の知恵はぼくにもある。

● で,リフィルだけれども,Bindex(No.011)の他に,もう1種類だけ使っている。無地のリフィルだ。右の写真はスーパーの文具売場で買ったもの。100枚入りで98円だったか。サンノート(株)の製品。MADA IN JAPAN とある。1回買うと3年はもつ。
 ダイソーにもあるけれども,ダイソーのはミシン目が入っている。このあたりも好みや使い方にもよるだろうけれども,ぼくはミシン目があると邪魔だと感じる。

● で,この無地リフィルを何に使うのかといえば,“貼る”のに使う。
 メモを手帳に書くことはない。メモ用のノートを別に用意している。この2つは峻別した方がいいと思ってるので,ほぼ日手帳をぼくが使うことはあり得ない。
 システム手帳ならば,メモも一体化することはできるわけだが,それでもメモは別にした方がいいと思う。リングに綴じたままでは書きづらいからだ。書くのは綴じノートがいいのだ。

● ならば,スケジュール欄に書くときでも同じだろうと言われると思う。さよう,然り。
 のだが,システム手帳はバインダーのポケットを含めて,収納力が魅力だ。リフィル以外のもの,たとえば,写真もクリアポケット(BindexならNo.618)に入れて綴じておけるし,カードやら何やら,要するにリフィル以外のものも収納できる。

● トラベラーズノート的な使い方は,ノート(メモ帳)ではなく手帳でやっている。無地リフィルはその役にも立つ。なぜシステム手帳かという理由のもうひとつは(しいて言えばだが)ここにある。
 というわけで,手帳はBindexのNo.011と無地リフィルの2つで運用している。運用というのも大げさだけど。

2019年1月29日火曜日

2019.01.29 安定は停滞につながるというけれど・・・・・・

● 昨年10月に「開きやすいノート」を使ってみて,それからいくつかのノートを使ってきたが,再びダイスキンに戻って,それで安定している。先日,A6の黒ダイスキン(80枚)を11冊買い足したので,たぶん来年度いっぱいはA6ダイスキンで行けるだろう。
 ペンもあれこれ試すのではなくて,Plaisirで安定している。安定すると,このブログのためのネタが拾いにくくなる。更新の減少につながる。

● Amazonプライムビデオを見るためにだけ,Chromebook(C100PA)を使うようになったのだが,C100PAは動画ビューワにピッタリだ。メインで使っているThinkPadを閉じて,その上にC100PAを載せる。起動が速いので面倒くささはほぼ皆無。軽量なのでThinkPadの上に載せることにも不安はない。というわけで,Chromebookのいい使い途ができた。
 ThinkPad+C100PA+Zenfone3maxで,現状なにも問題ない。ほぼ100%充足している。外出するときには,Zenfone3max+BTキーボード+WALKMANで足りる。これ以上のガジェットは不要。
 というわけで,デジタルデバイスも安定している。この安定がしばらくは続く見込みだ。

● こういった小さな分野においても,安定は停滞につながる危険がある。かといって,道具を道具として使いこなすには安定が不可欠だ。
 道具は存在感を主張してはいけないのだ。さりげなくそこにあって,使われるときには過不足なくその機能を発揮してくれる,というのが望ましい。
 その対極にあるのが,道具を使うことが自己目的になるというやつで,それではどうにもならない。つまり,現状はかなり望ましい状態なのだ。

● 上にあげたぼくの道具たちは,じつによく働いてくれている。ただ,この状態だと新しいものを試してみようという気にはなりにくい。
 それを停滞と言うんだろうけれども,だとすれば,停滞は引き受けるべきものかもしれない。

2019年1月28日月曜日

2019.01.28 手帳をどう使っているかというと

● 手帳は物心ついてからずっと能率手帳を使っている。綴じ手帳も何年か使ったけれども,途中からはA5のバインダーにBindexの能率手帳リフィルをセットしていた。A5からバイブルサイズに替えて,やはりBindex(No.011)をセットするようになって,現在に至る。

● 手帳に合わせるペンはパイロットのHI-TEC-Cコレト。以前は0.5㎜のシャープペンを使っていた。理由は単純で,消せるからだ。
 が,シャープペンだと向かいのページに字が写ってしまうことがあって,ページが少々汚くなる。それがイヤでHI-TEC-Cに替えた。
 黒・赤・青・緑の4色(0.3㎜)を使用。黒は仕事の予定や実績を書くのに使い,赤は読んだ本のタイトルをメモするのに使い,その中で再読以上のものは青でメモし,緑はプライベートの予定や記録に使う。聴いたCDのタイトルも緑で手帳にメモしておく。

● でもって,全体的に黒っぽくなっているようだと,もっと緑を多くするように心がける,と。そんな感じで使っている。
 そのHI-TEC-Cもだいぶ長く使ってきて(9年ほどか),製品名はすっかり消えてしまった。

● これからもHI-TEC-Cで行こうと思っているんだけど,上の使い方だと青を使う機会が非常に少なくなる。
 それからもうひとつ。今の仕事はデスクワーク一辺倒で,外に出る機会がない。出張なんか年に1回か2回しかない。となると,黒を使うことも激減した。
 結果,緑一色になることもある。それも何だかなぁと思っていて。

● 最近(具体的には今月の22日から),Amazonプライムビデオを見るようになった。平日は1日1本,休日には数本見ることがある。
 見た映画のタイトルを青でメモしていくことにした。青を使う機会を増やすことができるし,緑一色から脱することもできる。

● 何だかHI-TEC-Cを使うために手帳があるような感じだけれども,まぁ,それはそれでいいとする。
 ただし,仕事絡みを書かないとなると,Bindexの必要はないと思うようになった。百円ショップで売られている薄いマンスリー手帳で充分なのだ。
 が,システム手帳には附帯機能に便利なところがあるので,システム手帳はしばらく使っていきたいと思う。ので,来年からはリフィルをダイソーのものに替えるか,Bindexでもマンスリーのリフィルにするか,そのあたりを思案中だ。

2019年1月23日水曜日

2019.01.23 文具店・文具売場の一番あれこれ

● 宇都宮市内の文具店,文具売場で最も好きなのは,ベルモールに入っている落合書店の文具売場だ。スッと引き込まれる感じがする。何でだろう。
 つい,覗きたくなる。どこに何があるかはだいたいわかっている。最近,モレスキンが消えたのも,ぼく的には好印象。代わりに,Leuchtturm1917 に注力しているようだ。
 おそらくだけども,文具に関しては何をどう売るかを教えてくれる提携先があるのだと思う。そちらの方の意向かもしれない。

● 一番の品揃えを誇るのは,ジョイフル2。特に,画材関係は市内では圧倒的な品揃えを誇るのではないか。他の文具店は定価販売だけれども,ここなら値引きをしている。
 かつては万年筆を修理するコーナーがあったが,今はどうなんだろう。つまり,ジョイフル2にはしばらく行っていないんだけどね。

● 特色があるのは,ほぼ日手帳を扱っているLoFt。ほぼ日関連商品を買うのに,渋谷や銀座まで行かなくてすむようになった。
 客層はおそらくLoFtが最も若いので(文具に関しては,使用頻度と年齢の間には逆相関がある),面白い発見もときにあるが,買うに至ったことは,ぼくの場合は一度もない。

● 一番買うのは,ララスクエアに入っているダイソー。が,ダイソーで買うことも今後は減るかもしれない。旧型ダイスキンがなくなる以上,ノートをダイソーで買うこともなくなると思うからだ。たぶん,CampusをAmazonでまとめ買いすることになりそうだ。
 文具は基本,消耗品なのだが,筆記具はなかなか消耗しない。消耗が目に見えるのはノートだけだ。したがって,買う頻度が最も高いのもノートだ。そのノートを買わないとなると,ダイソー依存度も下がる。
 でも,読書用のフィルム付箋は買い続けることになるし,やはりダイソーがぼくには一番近い文具店ということ。

● Amazonとダイソーですむってことは,他の店はショールームになるってことだ。コンビニは駆けこみ需要があるかもしれないが,街の文具店には厳しい時代になる。
 っていうか,もうとっくになっていると思われる。街の文具店は小中高生が顧客だったろう。その生徒が激減したし,これからもするのだから,状況は書店以上に厳しい。あらかた消えてしまっている。
 今ある文具店は,いずれもつわものだろう。弱を喰って生き残った剛の者だ。

2019年1月20日日曜日

2019.01.20 ダイスキンを買い増した

● ダイスキンにプラチナのPlaisirで書いている。ずっと使っていると,両者の良さがしみじみと感じられるというか,お世話になっているなぁと思う。
 これで充分だ。いろんなメーカーの宣伝や文具店のディスプレイはそれなりに訴求力があるけれども,基本は無視すべきものだと思っている。

● A6ダイスキンについては,モレスキンと同じ96枚であることが,ダイスキンのダイスキンたる所以だと考えていた。ダイスキンは,モレスキンを超える品質のものを100円で提供できることを証明する唯一のものだからだ。
 黒ダイスキンは80枚になっているが,赤・黄・橙は96枚を維持していた。

● ところが,そのダイスキンがどうやら消えつつある。田舎のダイソーに行けば,流通在庫(売れ残り)があるかもしれない。
 買っておいた方がいいかなぁと思ったり思わなかったり。

● 黒ダイスキンが80枚になった時点で,買うべきダイスキンはなくなったと思っていた。買っていいのは黒ダイスキンだけなのだ。表紙の色を問わず,ゴムバンドはすべて黒だから。表紙とバンドの色が違っているのはさすがに。
 結局,在庫の積み増しはしないという方針を出した。すでにある在庫を使っていく。

● ところが,ここのところ,ノートに書く量がけっこう増え気味。ダイスキンもひと月以内に使い切るようになっている。
 過剰と思っていたダイスキンの在庫も,その過剰感がだいぶ薄れてきた。

● 17日に地元のダイソーに行ってみた。旧型ダイスキンがあった。黒が8冊。橙が2冊。赤が6冊。いずれもA6でB6はなし。明らかに流通在庫かと思われる残り方だ。
 一応,迷いはしたのだ。ノートの在庫はたっぷりある。これ以上在庫を増やしても,その限界効用はほぼゼロで,下手するとマイナスかもしれない。
 が,どうやらダイスキンはこのまま消えていく運命らしい。とすれば,ここは買って置くべきではないか。
 というわけで,黒の8冊をすべて購入。ついでに新型ダイスキンも2冊加えて,10冊ちょうどにした。

● 今日は氏家のダイソーに寄ってみた。旧型ダイスキンはA6の黒のみ6冊あった。3冊を買って帰った。
 というわけで,ダイスキンを買うという行為を久しぶりにすることができたのだった。

● 96枚のA6黒ダイスキンはあと4冊残っている(こうなってみると,96枚黒ダイスキンを買えるだけ買っておいてよかったと思う)。黄色のダイスキン(ゴムバンドにラメが入っていた頃に買ったもの)が2冊ある。それでA6ダイスキンは終わるはずだった。が,今回買った80枚の黒ダイスキン11冊をその後に使っていくことにする。
 そのあとは,モレスキン1冊を含むダイスキン様ノートが10冊程度。それがなくなったら,測量野帳の在庫7冊を消費して,B6ダイスキンに移る。たぶん,50冊程度あるはずだ。
 それでダイスキンとはサヨナラして,正規A6サイズのノートを使っていく。これも在庫は20冊程度あるが,以後はずっとこのタイプのノートを使っていくことになると思う。

● このままダイスキンがダイソーの店頭から消えれば,ダイスキンは伝説になるかな。かつてダイスキンという100円で買えるハードカバーのノートがあってね,中紙も96枚で,しかも品質はモレスキンよりずっと良かったのだよ,と。

2019年1月16日水曜日

2019.01.16 いつかは鉛筆に戻りたい

● 目下,プラチナの千円万年筆(Plaisir)を使っている。いつかはもっと高級な万年筆を使ってみたいとはまったく思っていない。
 が,鉛筆に戻りたいとは思うことはある。小学生の頃に戻った気分になって,そのままご臨終とあいなれば,なかなかに良き人生だな,と。

● 鉛筆といえば,ファーバーカステルのパーフェクトペンシルは,何気に惹かれる製品。というか,初めて雑誌でパーフェクトペンシルの広告を見たときには,度肝を抜かれた。隅々まで高級が詰まった佇まい。
 その後,現物を見に東京まで出かけたんだっけな。栃木県にはこんなのを置いている店はないだろうからね。

● というわけなので,どうせなら4万円か5万円を出して,伯爵コレクションを買ってしまいたい。広告で度肝を抜かれたのは,当然,その伯爵コレクションなんだから。
 が,実際に買うのはKIDSパーフェクトペンシルだってことは,買う前からわかっている。

● UFOだの9000だのを買うよりは,KIDSの方が潔くていい。もちろん,最初に付いてくる鉛筆は棄ててしまって,三菱の9800を合わせるのだ(消しゴムは要らんだろ)。でもって,コクヨのCampusに思うさま書いていくのだ。真の知性を形にすればそうなる。
 もちろん,下敷きを使うこと。これ,大事。その下敷きは,古くなったクリアファイルを適当に切って作るのだ。そうすれば,形になった知性は,いやがおうにも輝きを増そうというものだ。

● どうも,パーフェクトペンシルをおちょくっているような言いっぷりだが,そのとおり,おちょくっているのだ。
 考えてみるがいい。たかが鉛筆なのだ。KIDSを買ってまで使わなければならない理由が,パーフェクトペンシルにあるわけがない。
 そうまでして鉛筆を持ち歩かなくてもいいと思う。そこまで鉛筆にこだわる理由が,ぼくには思いつかない。

● おそらく,パーフェクトペンシル(特に伯爵コレクション)を使っている人たちは,鉛筆に対するこだわりではなくて,アクセサリーとしてのパーフェクトペンシルに惹かれているのだろう。パーフェクトペンシルを持ち歩きたいから鉛筆で書くという順番ではないか。
 少しも悪いことではない。伯爵コレクションにはそうさせるだけの魅力があると思う。

● が,ぼくは踏みとどまりたい。進歩というか進化に付いていきたい。
 鉛筆の不便さを補うためにシャープペンが生まれた。そのシャープペンが鉛筆の使い心地のすべてを代替できているのかどうか,ぼくには測り難いが,基本,その方向に添っていたい。

● 小さい頃は誰でも鉛筆を使っていた。だから,鉛筆にはノスタルジーを誘うものがある。木の匂いや墨芯の匂い。書き間違えたのを消しゴムで消すときのある種の快感。
 鉛筆を削るのが気分転換になるという人もいるだろう。机の上に1ダースの鉛筆を並べておいて,次々に使っていき,いずれも丸くなったらまとめて削る。その時間が楽しみだという人。そういう鉛筆でのアレやコレがある。

● だから,ぼくも最後は鉛筆に行き着きたい。が,それは最後でいい。
 現在のシャープペンや芯ホルダーは,書き味的には鉛筆のそれをかなりの程度まで再現しているものがあるように思う。北星の「大人の鉛筆」やプラチナのプレスマンなど。
 そんなのを使って,ついには鉛筆には辿りつかないまま,一生を終えそうな気もするのだけど。

● ぼくが筆記具に求めるものは,実用性,利便性であって,それ以外の情緒的なもの(潤いとか懐かしさとか)はほぼ考慮していないのだ。
 つまりは,つまらない人間なのだなとも思うのだが。

2019年1月15日火曜日

2019.01.15 「トラベラーズノート」というコンセプト

● 東京のホテルに2泊したのだけど,今回初めて持っていったものがある。両面テープだ。
 ホテルや出先で入手した記念品(?)をホテルにいる間に手帳に貼って整理できる。このやり方はありだなと思う。

● ぼくは手帳しか持たない(手帳とは別にノートを携行することをしない)時期が長かったので,そうした記念品は手帳に貼っているんだけど(後から見返すときには便利),それをノートに貼れば,つまり「トラベラーズノート」になるわけだ。
 システム手帳を使っているので,後になってから作業しても何とかなる。ノートでやる場合には即時処理が必要になるだろう。両面テープとハサミを持っていくのは必須になりそうだ。

● トラベラーズノートのコンセプトは,旅するように毎日を過ごす,というものだと承知している。秀逸だと思う。普段の生活も旅の一部。
 であれば,毎日が旅。その日その日の旅ノートを作っていくことになる。実際にそう心がけている人もいるだろう。そういう人は,両面テープ(じゃなくても,何らかの接着剤)とハサミはいつも持ち歩いているのだろうな。

 ぼくは高校や大学の卒業証書はとっくの昔にゴミに出してしまった。そういうものをあえてとっておく必要はないと思っているからだ。
 話は逆で,普通はとっておかないものを残していくのがいいのだ。普段はあまり食べないお菓子の包み紙とか,駅のスタンプとか,映画の半券とか,各種チケットとか。

 それをするのにトラベラーズノートを使わなければならないわけではない。B6ダイスキンはそういう使い方をするのに向いていると思うし,測量野帳もピッタリだろう。
 他のノートでもなんら問題ない。どんなノートでも「トラベラーズノート」になる。

● まとまった「トラベル」はブログに書く人が多いかもしれない。ぼくもそうだが,その場合はブログに画像を上げるから,現物は捨ててしまっている。ブログが「トラベラーズノート」だ。
 ノートで残すかデジタルで残すかは,どっちでもいいと思う。わざわざブログにするほどではない小さな「トラベル」もある。それはTwitterに上げることになるだろう。

● だとすると,捨てないで残しておくものは,そんなにはないことになりそうだ。
 が,それでもデジタルにしきれないものがある。「トラベラーズノート」は持っていた方がよいと思う。

2019年1月14日月曜日

2019.01.14 来年は手帳もダイソーにするか

● 手帳はBindexのNo.011をずっと使っている。今年もそうだ。
 で,来年の話なんだけど,来年は手帳もダイソーにしようかと思っている。いずれはダイソー(Seriaでもいいが)の薄いマンスリー手帳にしようと思っていた。完全引退すればそれで充分だもんね。
 が,すでに現時点で仕事の予定を書くことは,ほぼ皆無なのだ。書類作業だから出張も会議もほぼないのだ。BindexのNo.011では役者が過ぎる感じがする。

● ダイソーのシステム手帳の年間リフィルをは見開き2週間。ただし,時間メモリはない。プライベートのログを書くだけだとしても,時間メモリはあった方がありがたい気はする。
 けど,ほぼ日手帳weeksにも時間メモリはない。1日を3分割するための目安点が打ってあるだけだ。これでいいような気もする。その目安点をダイソーリフィルに打ってもいいし,薄い縦線を2本,書き加えてもいい。

● 見開き2週間だからメモ欄はない。それがかえっていい。
 バイブルサイズの保存用バインダーがあと4冊ある。それらも保存用バインダーとして使い切ることができる。
 うち3冊は無印の製品でけっこう薄めだ。見開き2週間のダイソーリフィルなら,1年分を綴じておけそうだ。追加のリフィルがけっこう厚みを取ることを考えると,ちょうどいいような気がする。

● 常用するバインダーは現在使用中のポール・スミスのものを継続使用。だいぶくたびれているんだけど。
 システム手帳のバインダーは,コンサートの前売りチケットや,図書館の利用者カードなどの保存場所にもなっている。
 そういうものの在処はあまり変えたくない。もはや自分にはシステム手帳など必要ないとわかっていても,なかなか変えられないでいたのは,そんな理由もある。

● ともあれ,薄いマンスリー手帳に行く前に,少なくとも来年から4年間はダイソーの年間リフィルにお世話になろうかと思っている。
 問題は,このリフィルが来年もあるのかということだ。ダイスキンダイアリーが今年はなくなった。同じことがシステム手帳リフィルにも起きないかっていう心配。

● あとね,70歳まで働くかもしれないからね。あんまり戦線を縮小することばかり考えてもいけないかなっていうね。
 薄いマンスリーで実際は足りるとしても,あえてシステム手帳という様式はそのままにして,中身を能率手帳から変えていく,と。

2019.01.14 ノートで自分と対話する?

● “ノートを使うことによって自分と対話する”という言われ方を耳にすることがある。最近,そのことがわかってきたような気がしている。
 上達すればエレガントなやり方で,自分との対話を実現できるようになるのだろうが,まずはとにかく書いてみることだと思う。

● 日記的なことでも問題解決的なことでも,とにかく最初の1行を書いてみること。その1行が次を引きだす。そうして書き続けていく。
 どう書くかはどうでもいいと思う。単語を羅列してもいいし,文章の形で書きだしてもいいし,図解できるなら図解すればいい。

● 書きだすこと自体が,たぶん,自分との対話になっているのだ。書きだした単語なり文章なりを,書きだしながら自分で読むことになる。それ自体が対話の始まりなのだと思う。
 ともかくまずは量を出すことで,対話の始まりを体験してみることだと思う。

● 同じ作業をパソコンのモニターでやってもいいだろう。キーボードで入力した方が速度がでるから,対話の展開もスムーズになるかもしれない。
 しかし,一方で,手書きの方が「引きだし」効果は高いような気もする。ハッキリしたことは言えないけれども,手書きでしか引きだせないものがあるような気がしている。

● 頭に浮かんだことをそのままツイートするという手はある。そのツイートが対話のための素材になりそうだ。
 が,ツイートする前に,それをノートに書いた方がいいかもしれない。そのことによって自動的に対話が始まる。その対話を経た後でツイートすると,ネットにあげる文章が変わってくるかも。
 いきなりツイートするのは脊髄反射で言葉を吐き散らす結果になることが多いのでは。紙で対話をすると,一応は脳に届くのではないか。

● ただし,その脊髄反射がTwitterの醍醐味であるのかもしれず,そのあたりは何とも言えない。Twitterの真骨頂とされるリアルタイム性も,対話を経るとその分だけ損なわれる結果になるだろうし。

2019年1月12日土曜日

2019.01.12 Chromebookはお蔵入り

● 去年の今ごろ,2台も買ってしまったChromebookだが,結局使うことはなかった。ASUSの軽いのは泊まりの外出に持ちだして何度か使ったけれども,結局はお蔵入りになってしまった。もう1台の方は1年後の今も梱包を解いていない。
 かといって,家でメインマシンにするには制約が多すぎる。何といってもスキャナをつなげない。これでほぼ致命的。

● 結局,宿泊の際に持っていくのは,スマホ用のBluetoothキーボードになった。それで充分というか,その方が使いやすいというか。
 宿泊先で何をするかといえば,第1にTwitterで,第2にテキスト入力だ。Twitterで写真を添付する際に,Chromebookにスマホをつなぐと,写真のサムネイル表示にすこぶる時間がかかるのだった。想定外の事態だった。
 スマホ自体を使えばそんなことはない。それゆえ,スマホに外付けキーボードを合わせた方がよい。

● Bluetoothの場合,接続がスムーズでないことがしばしばある。マッチングし直さなければならなかったりするのだが,それでもChromebookにつなぐよりはいい。
 ところが,このキーボードもあまり使わなくなっている。フリック入力ですませることが多くなった。多少はフリック入力が上達したのかもしれない。

● Twitter以外のテキスト入力もしなくなった。代わりにまずはノートに手書きするようになっている。
 そのうえでテキスト化した方がモレが少なくなるというか,アップしたあとに後悔することが減るような気がしている。そのテキスト化は帰ってから自宅のパソコンでやればいい。

● というわけなので,外出時の装備はノートとペンとスマホのみ。ま,それが普通なのかもしれない。

2019年1月10日木曜日

2019.01.10 今年はダイスキンダイアリーを見かけない

● ダイソーの幹部社員は手帳やノートやペンに関して,自社製品を使っているんだろうかと思ったことがある。使わなければいけないこともあるまいけれどね。
 特に手帳だ。ダイソーに並んでいる手帳を見て,いい社会人がこれを使うとは思えなかった。ダイソーの幹部諸君も能率手帳を使ったりしてるんじゃないかと勘ぐった。

● が,2014年の3月に桜木町駅前の「コレットマーレ」に入っているダイソーで,初めてダイスキンダイアリーを見た。ダイスキンと同じ変形A6の手帳。中身は能率手帳と同じ週間レフトタイプ。
 これなら,幹部諸君も使っているかもしれないなと思った。社会人が仕事に使うのに何の違和感もない。そうか,これからは手帳も100円の時代になるんだなと思ったものだった。

● ところが,そのダイスキン手帳の2019年版はまだ見ていない。たぶん,出さなかったのだろう。マンスリーのB6タイプもあったのだが,こちらも同様に消えたようだ。ネットをググってみたら,これが少し話題になっている。
 ぼくは手帳はBindexのNo.011をずっと使っているので,ダイスキン手帳がなくなっても特段の不便を被ることはないんだけれども,ダイソーの幹部諸君は今年はどうするのだ。まさか,ビニールがかかった薄いA6やA5のマンスリー手帳を使うわけではあるまい。

● ネットを見ると,200円にしてもいいから出して欲しかったという声がある。200円でも売れるという見込みがあればダイソーはたぶん動いたろう。いや,100円にこだわるのがダイソーの矜持というものだろうか。
 ダイスキン手帳,ネットを賑わしていたほどには売れていなかったんだろうか。ダイソーにすると,まとまったロットにならなかったんだろうか。

● 手帳ではない方のダイスキンも店頭から消えている。ダイスキン手帳もなくなったとなると,もはやダイスキンは消えたということか。
 今,店頭にあるのは,“A罫64枚スピンなし”の新型ダイスキンだけだ。これでは面白くない。

● ダイスキンはモレスキンとの対比で語れるところに面白さがあったのだ。モレスキンあってのダイスキンというかね。モレスキンが面白いほどに品質劣悪で,面白いほどに高額だから,ダイスキンで色々と遊ぶことができたのだ。
 モレスキンを“本家”と呼び,その本家に比べると,ダイスキンはここが残念,でも100円ですからね,というバカがネットでいくらでも釣れた(今でも釣れる)。なるほど世界はアホで満ちているのだなとオチョくることもできたし,一般大衆の知的水準というのは限りなくゼロに近いのだなと溜飲を下げることもできたのだ。

● 新型ダイスキンではそれが難しくなる。なので,ぼくも,96枚スピン付きの旧型ダイスキンの販売をどうにか継続してもらえないかと思っている。
 100円で売れるものを売る,100円の価値を最大化するというのを,ダイソーは自社のミッションだと考えているのだろう。だから,200円製品や300円製品はあまり増やしたくないかもしれない。そこを曲げてお願いしたい。

● とはいえ,メーカーとの再交渉は難しいだろう。おそらく,旧型ダイスキンはこのまま消えるのかと思う。よほど急激な円高にでもならない限り。
 上記の遊びもすでに充分に堪能させてもらったし,仕方がないかなぁとも思ってるんだけどね。それより何より,ダイスキンはもうたっぷり使わせてもらっているし,まだたっぷり在庫があるしね。

2019年1月9日水曜日

2019.01.09 ダイスキンを1冊,使い終えた

● A6ダイスキンを使い終えた。使い始めたのは12月19日なので,22日間。自分史上,最短記録。
 今までは短くても45日,長いときは60日以上ももっていたから,倍以上書くようになっているということだ。

● 「開きやすいノート」以来なのだが,どうしてこんなに書けるようになったのかは,自分でもわからない。日常的な雑記しか書いていないし,たくさん書くから賢くなった気がするかといえば,言うまでもなく,そんなものは皆無だ。
 っていうか,これだけ書いていると,書くだけで1日が終わっていないかという心配も必要になるかも。

● 仕事についてはほとんど書くことがない。仕事でも使っていればもっと早くなると思うのだが,会議も出張もないから,議事録や出張記録の下書き的なことをノートに書くことは,今後もない。ごくまれに,気づいたことや注意すべきことを書く程度だ。
 ゆえに,22日間というのは,自分的最短記録であり続けると思う。

● で,次は何を使おうか。って,当分はダイスキンを使い続けることにしようと思う。A6ダイスキンの在庫はあと7冊になった。まずこれを使い切ろう。
 ダイスキンはダイソーの定番に定着した感があった。大量に在庫を作ってしまったことを悔いる気持ちになるわけだが,最近,そのダイスキンが店頭から消えた。そうなると一転して貴重なものに変化する。

● その貴重なダイスキンを使っていく。B6はまだ1冊も使わないままドサッとあるのだ。ガッガと使わなきゃね。100円でこれだけの効用を享受できる品物って,そうそうあるわけじゃないからね。
 ま,中にはこういうのもあるんだけどさ。表紙と裏表紙の先端が揃っていない。今日使い終えたダイスキンがこれ。さすがのモレスキンでもこれはあまりなさそうだな。
 100円なんだから文句をつけるつもりはないけれど(と言いながら,一度このブロクに上げたことがある),ちょっと惜しいぞ,ダイスキン。

2019年1月8日火曜日

2019.01.08 年賀のUSBメモリ

● 会社に届く年賀の品。タオルとかボールペンとか手帳とかメモ帳とか。その中にUSBメモリがあった。ぼくもひとつもらった。
 16GBの無メーカー品。今どきのUSBメモリとしては躯体も大きい。昔ながらのキャップ式だ。安いものなのだろう。

● ぼくがメインに使っているのは1GBのものだ。テキストしか扱わないんだから,1GBでも容量は多すぎるくらいだ。充分すぎる。っていうか,世が世であればフロッピーでも間に合うわけだ。
 現在では512GBのUSBメモリがあるようなんだけど,いったいどんな用途に使われているのだろう。

● バックアップ用に使っているんだろうか。容量少なめのパソコンに挿して,ふたつめのハードディスクとして使う人が多いんだろうか。
 スマホにUSBメモリを合わせる人はいないだろう。iPhoneではそもそもできないはずだし。

● 結局,もらってはみたものの,このUSBメモリをどう使うか。特に使い途はないということ。
 もらっておいて何なんだけど,USBメモリよりmicroSDカードの方がありがたいよね。といって,microSDカードで16GBでは,やはり使い途はないな。最低,32GBはないとねぇ。
 で,それはまだ年賀で配るには値段が張りすぎるってことなんでしょうね。

2019年1月7日月曜日

2019.01.07 年玉手帳に復活の気配あり

● ここ1,2年か,もう少し前からか,企業の年玉手帳が復活しつつあるように思える。年賀に配るところが増えている。
 企業名を大きく入れて目立つようにしているものは影をひそめているが,企業名が入っていないわけではない。それがわりと配られるようになっている。
 何か理由があるんだろうか。手帳は好きなのを自分で買って使うものになったと思っていたのだけど。

● もちろん,使うつもりはない。ぼくはボールペンはノベルティをあまり気にせずに使う方だし,そのあたりの美意識には欠ける人間だと思っているけど,さすがに手帳はね。自分とは関係のない企業名が入っているものを使うことには抵抗あり。
 というわけで,使うつもりはないけれども,この動きの背景にある理由には興味がある。っていうか,知りたいものだ。

● それを言うなら市販の手帳でもどこかにメーカー名が入っているじゃないか,と言われそうだ。そのあたりはメーカーも気を遣っているのだろう。目立たないようにしている。できれば入れたくないと思っているのじゃないかと思うほどだ。
 が,責任の所在は明記しておかねばならない。システム手帳のリフィルにだって,メーカー名はないものの,製品名は入っている。

● にしてもだ。理由を知りたい。それとも,年玉手帳が復活していると感じるのは,ぼくの錯覚にすぎないんだろうか。

2019年1月6日日曜日

2019.01.06 この時期に手帳を探す人

● 宇都宮駅ビルに入っている書店を覗いた。手帳売場はまだ縮小されていない。年が明けてから手帳を買う人(年が明けるまで手帳を買わない人)が相当数いるということなのだろう。

● ここに置いてある手帳は,日本能率協会や高橋書店など,ビジネス手帳が大半だ。趣味的なものはわずかしかない。
 ビジネスマンをターゲットにしているようなのだが,ビジネスマンで今ごろ手帳を買うようなウッカリ者がいるんだろうか。って,いるわけなんだよね,これが。こういうところで販売側が間違えることはないと思いたい。

● 売れ残った手帳は返品するんだろうか。ひょっとして,売れた分より返品する方が多いなんてことがあるんだろうか。
 売場に積んである量がずっと変わらないので,そんなことを考えてしまう。売れた分は補充しているんだろうけどね。

● それとね,手帳を選んで会計カウンターに向かった人を,ぼくはまだ見たことがない。
 スマホでGoogleカレンダーを使えるようになっても,紙の手帳は売れていると言われる。実際,そうなのだろう。ぼくも手帳好きなので(たいした使い方はしちゃいないんだが),昨年の9月早々に今年の手帳を買っているし,雑誌の手帳特集も見る方だ。ので,そうした情報をそのまま受けとめている。
 だけど,世の中には手帳を使わない人の方が多いんだろうか。

2019年1月5日土曜日

2019.01.05 ホテルのメモパッドホルダーに執心(?)

● 日本橋蛎殻町のロイパルパークに宿泊している。そのホテルの部屋に置いてあるメモパッドとボールペン。
 ボールペンはどうでも,メモパッドホルダーは持って帰りたくなった(もちろん,ダメだが)。シンプルで使いやすそうだ。サイズもA6だし。

● このホテルには何度も泊まっている。ので,このメモパッドも何度も目にしているはずだ。が,今までは引っかかってくるものは何もなかった。
 あ,これ,いいんじゃないか,と思ったのは今回が初めて。

● これを販売している店はホテル内にはない。確認したわけではないのだが,これが欲しければ盗んでいくより手はなさそうだ。
 ただ,それほど高いものではなさげだ。全く同じではないにしても,類似の製品は文具店に行けばいくつもある。っていうか,もっと使い勝手のいいものがあるだろう。

● ホテルにあるものは,使用済みのメモ紙を収納しておくポケットがない。それではダメか。やはり,文具店で探すのが良さそうだ。
 でも,A6ではないけれど,この種の製品はすでに2つほど持っている。ひとつはロディア,もうひとつはLIFEの製品。カバーも一緒に買っている。

● が,使いやしない。見事に使わない。ぼくには固定観念がある。こういうものは,思いつきやアイデアをメモするためのもので,何をした,どこに行った,何を食べた,というログを記録するものではない。
 ぼくがダイスキンに書いているものは,まさにそのログであって,思いつきだのアイデアだのが,ぼくに降りてくることはない。
 であるからして,ぼくには綴じ式の普通のノートが向いている。ノートで100%足りる。

● というわけで,この種のものは使わない。したがって,盗んでいく必要もない。バリバリとメモしてる自分をイメージすると,うっとり(?)するんだけどね。

2019.01.05 上野駅構内のANGERS

● 久方ぶりにANGERSを覗いてみた。入口の目立つ場所にあったのは,ラミーのサファリとインク瓶(もちろん,中身あり)がセットになったもの。
 伊東屋のロメオのペンのギフトセットもあった。ANGERSと伊東屋は競合関係にあると単純に思うんだけど,協力するところでは協力するということなんだろうか。

● 贈答品に使ってもらいたいということね。贈答用となれば財布の紐を緩めてもらえる。自分で使うなら買わないようなものでも,贈答用になら買ってもらえる。
 ぼくにも身に覚えがある。単価の高いものは,自分用ではなく,人様に差しあげるために買う。

● A4のクリップボードがあった。折りたたみ式というか,表紙が付いているタイプ。700円を少し超える額なんだけど,これは先日買ったダイソー版で充分かと思った。
 ダイソー版じゃなければ,ポスタルコの Snap Pad に行く話であって,中間はなかなか成立しづらいように思う。

● ANGERSのオリジナル手帳がある。ほぼ日weeksに似たたたずまい(こちらの方が先なのかもしれないが)。見開き2ページのマンスリーブロックがメイン。その前に1ページ1ヶ月のマンスリーがある。ちょっと詳しめの年間予定表という感じか。あとは無地のメモページ。
 ほぼ日weeksもここで見た記憶があるのだけど,今回はなかった。

● ANGERSが扱っているのは文具だけではない。書籍やCD,DVD,その他の雑貨もある。書籍の中には「ほぼ日」から出ている糸井重里さんの新刊もあった。松浦弥太郎さんの本や文具本や旅行本など。
 総じて「暮しの手帖」的な空間を構成しようとしているように見えるんだけども,この行き方はそろそろ曲がり角に来ているのではないかと思っている。わりとそちこちで見かけるようになっている。要するに,この空間は供給過剰の気味がある。

● この売場面積で文具店(文具だけではないが)として成立しているのだから,凄いといえば凄い。値段を安くしているわけではない。
 場所がいいのかもしれないが,場所が良ければ良いなりに,テナント料も高いはずだ。ターミナル駅なんだから遠方に住むお客も掴める一方で,電車に乗らない人は入ってこない。
 置ける商品は限られてくる。何を置くか,どう組み合わせるか,どういう店作りをしてファンを獲得するか,文具を買うならANGERSでと思ってもらえるか。

● 文具を中心にした雑貨で,他と差別化してそれを維持するのは,なかなか以上に容易ではないだろう。いくらユニークでもお客は飽きやすい。
 しかも,定番は作らなければならない。2ヶ月前にはあったのに,今日行ったらなかったというものばかりになってはまずい。

● 加えて,ANGERSにしかない商品は基本的にない。よそでも買える。かなりの部分はLoFtにもあるし,伊東屋ならほぼ100%あるだろう。加えて,今はAmazonという大巨人がいるのだ。
 見せ方をどうするのかという問題になるのだとしても,それだけで生き残れるのか。それが生き残っているんだから大したものだ。

● モレスキンはなかった。いつもないわけではない。以前はあった。この状態が続くのなら,ここで何かを買わねば。