2014年4月30日水曜日

2014.04.30 放っておいても愛着は生まれるものだね

● Preppyは書いているという感じがする。ひっかかり感が気持ちいい。しかし,筆圧を要するので(書き味が固いので)長く使っていると腕が疲れる。
 ただ,以前よりなめらかになっているので,カートリッジを1本使いきる頃にはどう変わっているか,ちょっと楽しみだ。

● 200円なのにちゃんと愛着が持てる筆記具だ。ダイスキンも100円なのに愛着が持てるノートだ。
 モノは使っていると自分の延長になる。そうなれば,よほどのことがない限り,愛着は湧くものだろう。パソコンしかり,スマホしかり,コーヒーカップしかりだ。
 高いものだから,珍しいものだからということではなく,どれだけていねいに使ったか,どれだけ長く使ったか,どれだけ使いこんだか,そうしたものが愛着の度合いを決める。

● 手帳よりもダイスキンの方が書いてる時間が長いから,ダイスキンにより愛着を感じる。なくて困るのは手帳の方なんだけどね。

● どんなものでも,使い始めのときには何がしかのハードルを内包している。それを手なづけられればこっちのものだ。
 モノによっては,はじき飛ばされた方がいい場合もあるのかもしれないけどさ。

2014年4月29日火曜日

2014.04.29 そろそろネタ切れか

● このブログのPVは,いいところ1日に20。しかも,その過半は自分が付けているかもしれない。実質,月に200~300といったところか。
 最初はこんなものだと思うんだけど,そろそろ2ヶ月になるんだからな。月に1,000PVはあってほしいなぁ。

● かといって,そのために何をするというアテがあるわけでもない。何とかして毎日更新を継続するくらいなものだ。
 問題はネタ切れ。薄味にして延命を謀ってきたんだけど,そろそろ限界が見えてきた感じ。

● ダイスキンやPreppyだけじゃなくて,パソコン,スマホ,アプリ,ライフログといった話題からも,無理やりネタを引きださないと。
 電車の中とか街での見聞からもネタは拾えそうだ。そのように努めなければいけませんね。そのことが観察眼を多少は磨いてくれるだろう。
 それができるようになれば,何せ毎日外には出ているのだから,ネタは無尽蔵に拾えるはずなんだけどねぇ。

2014年4月28日月曜日

2014.04.28 さらにシグノを買ったんですけど

● Seriaでシグノを5本,お買いあげ。0.38㎜のブルーブラックと,0.28㎜の黒,青,赤,緑。
 一応,購入の理由。0.28㎜の4色は手帳で使っているHi-TEC C COLETOのバックアップ用。ただし,今までそんな必要に迫られたことはないし,これからもないだろうと思う。
 0.38㎜のブルーブラックは,Preppyに飽きたときのため。でも,シグノもジェットストリームもすでに何本も転がっている。

● 結局,安いからいろいろ買ってみたくなっちゃうんですな。財布に響かないから。困ったもんだ。使わないのが増えるだけだもんな。
 とっかえひっかえ使えばいいんだけど,できればひとつをとことん使いたいとも思っていてね。

● 大昔,受験生だった頃,参考書をひとつに絞って集中することができなくて,あれこれ目移りして買いこんでいるうちに,受験本番が来てしまったという馬鹿を絵に描いたようなことをしてたんで,そういうことじゃいかんだろうよ,と。
 あまりつながりませんか。そうですか。

● ま,当面はPreppyを使うつもりなんだけど,飽きたら使ってみよう。ブルーブラックのシグノ。

2014年4月27日日曜日

2014.04.27 奥野宣之 『読書は1冊のノートにまとめなさい〔完全版〕』

書名 読書は1冊のノートにまとめなさい〔完全版〕
著者 奥野宣之
発行所 ダイヤモンド社
発行年月日 2013.11.28
価格(税別) 1,400円

● ナナ・コーポレート・コミュニケーションから出した同名の著書の補訂版。

● アウトプットの効用を説く,次の一文を転載しておく。

 人はよく知っているからしゃべったり本を書いたりできるのではなく,講演したり文章を書いたりするから,より高度に「知る」ことができるのです。(p153)

2014.04.27 アナログもよし,デジタルもよし

● こういう時代,つまりパソコンやスマホやクラウドやネットといったITが猖獗を極めている時代,だからこそ,手書きがいいのだと説かれているのを,本や雑誌で何度も目にすることがある。
 手で書いた方が記憶に定着しやすいとか,脳にもいいらしいのだとか。

● 本当にそうなのか,じつはそうでもないのか。実際のところはどうなのか。ま,ぼくにはわからない。
 手書きの効用とかデジタルの効用とか,そうしたものに惑わされずに,自分がやってみたい方法でやるのがいいのだろう。ぼくは今のところ,手書きで書くのが楽しいから,手書きを採用している。

● 身体と脳が喜ぶようなやり方をするのがいいと思う。デジタルとアナログとではどっちがいいのか。どっちのやり方が賢いのか。そういう発想ではなく,どっちでもいいから,自分がやりたいようにやればいい。
 ぼくらは無限に生きられるわけじゃない。やりたいようにやれる時間は,そんなに長くない。

● アナログをずっと貫くとか,自分のスタイルにこだわるとか,そういうふうに窮屈に考えることもないだろう。変えてみたくなったら変える。アナログにもデジタルにも義理立てしない。
 いい加減でいい。柔らかくていい。と,思うことにした。

2014年4月26日土曜日

2014.04.26 Hi-TEC C COLETO

● 手帳(Bindex NO.011)に使っているパイロットのHi-TEC C COLETO。黒,赤,緑,青の4色を1本に収めて手帳のペンホルダーにさしている。太さは0.3㎜。
 手帳の限られたスペースにそれなりの量を書こうとすれば,いきおい小さな字で書くしかない。0.3㎜のHi-TEC Cは絶好の手帳用筆記具だと思う。

● 書き味も柔らかい。線の輝度も彩度もきつすぎず,ちょうどいい塩梅。これまでいろんな筆記具を試してきたけれども,もう2年以上,Hi-TEC Cで落ち着いている。
 たぶん,これからも「手帳にはHi-TEC C」がぼく的合い言葉であり続けそうな気がする。

● ただ,ひとつだけ。インクがまだ半分ほどもあるのに書けなくなってしまうことがあった。ぼくの場合だと,緑で二度続けて同じことが起きた。
 0.3㎜だからかもしれない。この細さでノートラブルというのが不思議っちゃ不思議だ。とはいえ,二度あることは三度ある,っていうんじゃちょっとヤダなあ。

● 筆記具は国産がいいですな。国産がいいと言えるほど外国製品を使ったことがあるのかよ,と言われちゃうと黙って俯くしかないんですけどね。日本語を書くには国産が向いているはずという,単純な思いこみかもしれないんだけど。プロの作家にはモンブランやペリカンのファンもたくさんいるんだろうしね。
 でも,このHi-TEC Cにしろ,三菱のシグノやジェットストリームにしろ,ぺんてるのビクーニャにしろ,錚々たる顔ぶれが並んでいる。その様は壮観といっていいんじゃないでしょうか。

2014年4月25日金曜日

2014.04.25 ダイソーで筆ペンを買ってみた

● もう1週間も前になるけど,ハガキを買おうと思ってダイソーを覗いた。画用紙を使った20枚入りのハガキを買った。
 それだけじゃっていうんで,文具売場をウロウロしてたら,カートリッジ式の筆ペンがあったので,一緒に買ってみた。プラチナ万年筆謹製の「筆ぺん静雅」という製品。

● ただし,用途は考えていない。筆ペンっていうと,香典袋に名前を書くくらいの用途しか思いつかない。その際も,じつは筆ペンを使ったことはない。サインペンとか水性ボールペンでちゃちゃっと書いていた。
 問題は中身だ。袋はどうせ捨てられるんだし。でも,まぁ,少々たしなみに欠けていましたかね。

● これからはこの筆ペンを使うことにしよう。だけど,香典袋に名前を書くことはそんなにはない。それ以外の用途ってあるんですかね。
 絵を描く人なら使う機会がけっこうあるかもだけど。

● なんで買っちゃったんだろうなぁと,後悔,少し。ハガキだけ買えばよかったじゃん。

2014年4月24日木曜日

2014.04.24 ダイスキンとPreppyの相性がいい

● ダイスキンの紙って,けっこう多量の薬品を使って処方したものなんじゃないかって気がする。別に根拠はないし,今どきはダイスキンに限らず,どれもそうなのかもしれないけどね。
 でも,この紙,悪くない。たいていのペンなら裏抜けを出さないで受けとめてくれる。白すぎないのもいい。ややきめが粗いところもいい。

● この色の紙なら,インクの色は何だっていいかもしれない。あまり白いと,黒のインクはつらいもんね。対照がきつすぎて,眼に入ってくる刺激が鋭角的になるっていうかさ。
 紙が何であっても,黒は強さが勝ちすぎるように思う。といいながら,手持ちのボールペンは黒が多いんですけど。

● 目下はPreppyにブルーブラックのカートリッジをさして使用中。このブルーブラックとダイスキンの相性がいいんですね。クリーム色が入ったざら紙っぽいダイスキンの紙に,ブルーブラックインクは何だかいい感じ。

● ぼくの周りにモレスキンユーザーはいない。いたら掴まえて,「おまえのモレスキンより,オレのダイスキンの方が生産性高いよ」と毒づいてやろうと思って,手ぐすねひいてるんだけど,まずもって見かけない。残念だ。

● 今欲しいのは黒のダイスキンなんだけど,これはもう生産していないんでしょうね。どこに行ってもオレンジと赤と黄色しかない。A6もB6もそうだ。オレンジも赤も嫌いじゃないからいいんだけど,黒があったら,速攻,あるだけ買うと思う。

2014年4月23日水曜日

2014.04.23 ダイスキンの掌サイズは悪くない

● 岡田斗司夫『あなたを天才にするスマートノート』(文藝春秋)は面白い本で,読んでおいて損はないと思うんだけど,そこにこんなことが書かれていたと記憶している。
 思考の範囲はノートの面積に影響される。あまり小さなノートじゃダメだ。B6が下限じゃないか。
 これ,岡田さん以外にも言ってる人,いますよね。昔,学研の「中1コース」か旺文社の「高1時代」かにも同じことが書かれていたっけなぁ。
 学習ノートなら小さすぎちゃどうにもならない。「スマートノート」もまた然り。言われていることはしごく納得できる。

● ところで,ダイスキンは掌サイズ。これを「スマートノート」的に使うのはまず無理。思考を発展させるために使うなんてまったく不適。
 心覚えを書いておくためのメモ帳だ。ダイスキンにそれ以上の役割を背負わせるのは酷というものだ。

● ただ,この掌サイズって,あんがい心地いいんですよね。メモ帳として使う分には,じつにどうも具合がいい。
 つまり,メモ帳としてしか使っていないってことね。今のところ,それで充分。何かのために書くというより,書くことじたいが楽しくて書いているといった気味合いがある。幼稚だともいえる。

2014年4月22日火曜日

2014.04.22 今日から再びダイスキンの人に

● 昨日でCampusのページが埋まった。今日から再びダイスキンの人に。A6。色はオレンジ。
 これだけのものが100円なんだからねぇ。どこで作ってるんだろう。今じゃ中国じゃ無理かもしれないから,ベトナムとか? と思ったら,「MADE IN CHINA」の表記があったんでした。
 細かく品質を求める人には,突っこみどころが満載のはずだけれども,ぼく的にはダイスキンで充分。堅牢性も合格点。

● CampusC罫に比べると,ページあたりの筆記可能面積は半分以下になった感じ。左右ページの罫線の位置がピタリと合っているというわけにはいかない。が,そんなものは気にならない。気になるような使い方はしちゃいないし。基本,文字しか書かないから。
 ページを跨いでイラストや図形を書く人はそうもいかないだろうけど,そういう人はダイスキンを使わないだろう。

● ペンは当面,Preppyを使用。Preppyの調子が良くなってきたので,充分実用になってくれるだろう。それが嬉しくて仕方がない。
 ただ,どうも飽きっぽくてね。ノートもペンも,使っている途中で他のものに替えたくなる。ノートは最後まで使いきらないとしょうがないけど,ペンは飽きたらどんどん替えていく方針。

● ノートに何かを書いていくことを,自分個人の本を作ることだと考えると,ハードカバーのダイスキンの方が,本という趣は強くなる。
 使い終えたあとに本棚に並べると,Campusや無印「開きやすいノート」よりは見映えがする。

● ノートはケチらずにガンガン使えないといけない。余白なんかいくらできたって気にしない。いつも持ち歩くものだから傷もつく。ラフに扱えないと困る。
 そのためには安いこと。安さは絶対的に善。もしくは,ユーザー側が大金持ちになること。高価なものでも気にせず使える程度に。

● 製品価格を低く抑えるために生産国の労働者が低劣な労働環境を強いられている,彼らのために適正な価格を支払おうじゃないか,という論説を聞くことがある。そういう運動もあるらしい(ノートの製造にあまり人手は要しないんだろうけど)。
 しかし,申しわけないけど,これは仕方がない。早くそこを通過して,次に行ってもらうしかない。日本人もそうしてきた。そういう時代に巡り合わせた人は気の毒だけれども,だから適正価格で購入しましょうなんてのは,まったくバカげた話だ。
 そもそも市場を離れた場所で適正価格なるものをどうやって決定するのか。そういうのは,結局,無駄と腐敗(汚職)を生むだけだ。適正とされる価格を支払ったとして,それが現地労働者の待遇改善につながったとすれば,僥倖という以外にない。

2014年4月21日月曜日

2014.04.21 さらに,Preppyのあれこれ

● Preppyに言及しているブログはたくさんある。ほとんど筆圧をかけなくても書けるって言ってる人もいるんだけど,ぼくのPreppyはそうはいかない。シグノより筆圧をかけている。そうじゃないとインクが出てくれない。
 ただし,買った当初に比べると筆圧を要しなくなっているので,この先さらにそうなるかもしれない。

● 筆圧いらずでヌルヌルと書けると,紙にインクを載せているって感じがしてね。
 かすかな引っ掻き感がある方がぼくはいいんで,Preppy,そんなに悪くないとは思ってるんですよ。値段のことを忘れても,そんなに悪くない。

● 安い万年筆って昔もありましたよね。さすがに200円のはなかったけど。セーラーだったかシェーファーだったか,600円の万年筆を色違いで2本買ったことがあった。
 昔から安物好きだったんだなぁ。さすがにもう処分しちゃってますけどね。

● 200円で実用になる万年筆ができるとは,ひと昔前には考えられなかったですよね。ボールペンがすごく良くなっているから,それに対抗しなきゃいけなかったんでしょうねぇ。
 Preppyが売れてくれれば,プラチナはカートリッジインクで儲けることができる。儲けて欲しいよなあ。正当な商品を作っているわけだから。

● ぼくが知っている筆記の現場っていうのは,手帳やノート,コピー用紙に書くってもの。要するに,事務的な色彩が濃い。そういうところで高級万年筆はいかにも不似合いだ。
 契約書にサインするとかそういうことのために,数万円(あるいはそれ以上)の万年筆も1本持ってますよ,っていう人も多いのかなぁ。そういうときはPreppyってわけに行かないだろうからね。

2014年4月20日日曜日

2014.04.20 弘法筆を選ばず

● 弘法筆を選ばずというけれど,空海も書を書くときには,筆や紙は選んだに違いない。何の根拠もなく,そのように推測する。かなり高級なものを使っていたはずだろう。
 道具は選んだ方がいいですよね。いきなりベストのものは掴めないだろうから,それなりにいろいろ試してみることは必要なのだろう。

● ぼくのようにダイスキンだのPreppyだのと言っているのは,選ぶも何も,一番安いものを使っているということだ。それしか使えないとは思いたくないから,ああだこうだと言っている。

● ただ,一方で,弘法は筆を選ばなかったろうとも思うんですよ。選んだということを意識の中に置いていなかったんじゃないかってことなんですけどね。
 ノートや筆記具を気にしている,こだわっている,何がいいかということに意識が向く。そういうことでは,メモや筆記が自分のものになっているとはいえないような。筆記やメモそのものから少し浮いてしまっているような気がする。

● 世の中にメモの達人はいるものだと思うんだけど,そういう人はあまり自分の道具を気にしていないように思う。あたりまえのように使っているだろう。
 気にしないという地点に行く前に,いろいろ試した時期はあったのかもしれないけれども,均衡点を見つけたあとはそのことに気をとられない。
 そういうイメージを持っているんですけどね。自分もそうなりたいと思うんだけど。

2014年4月17日木曜日

2014.04.17 飽きもせず,ダイソーとヨドバシの文具売場を覗く

● ぼくはもう数年間は買う必要がないんだけど,A6ダイスキン,置いてないですねぇ。B6はドサッとあったけど。花柄ダイスキンもA5だけ。
 ダイスキンはないけれども,「ペン差しカバー付きA6ノート」のほか,A6サイズのノートはいくつかある。あるいは,A6ロングサイズとか。
 A6ダイスキンの再販と「ペン差しカバー付きA6ノート」の廃止はセットかと思ったんだけど,そんなことはないみたい。
 でも,表紙が花柄のが多いんですね。大人はちょっと使えないでしょ。

● ヨドバシは文具に限らず,だいたい見るだけの客なんですね,ぼくは。たまには何か買わないとなぁ。
 でも,何なんですかね,ちょっと買いづらい感があるなぁ。カウンターに人がいないこともあるし。100円のボールペンを1本買うのは気がひける感じもして。ブルーブラックのシグノを買おうかと思ったんだけど,やめておいた。

● ヨドバシでは文具売場じゃないところに,モンブランとクロスのペンが陳列されていることに気がつきましたよ。今さらモンブランやクロスを買うことはないですけど。
 クロスのリフィルは上野文具で買ったんだけど,ぼくのペンで使えるリフィルでもっと細いのはないのか,今度訊いてみようと思う。

2014年4月16日水曜日

2014.04.16 高級品?を甦らせる

● まぁ,高級品には嫌われていて。モンブラン,クロス,シェーファーなど,死蔵してるのがけっこうあって。
 ただし,クロスのボールペンとシェーファーの万年筆は使おうと思えば使えるんじゃないかと思う。

● そこで,上野文具に出かけていって,クロスのリフィル(ローラーボール)とシェーファーのカートリッジインクを購入。
 クロスのリフィルは陳列されていないので,店員さんにお聞きしましたよ。

● ところが。クロスで一番細いのは0.7㎜なんだけど,この0.7㎜ってとんでもなく太いんですね。
 封筒の宛名書きか伝言メモにしか使えない感じ。で,その用途で使うことにしましたけどね。

● シェーファーはコンバータを外してカートリッジを差しこんでみたんだけど,インクが下に降りていかないですね。掃除が不充分だったのか。でも,数日間そのまま放置したら,使えるようになった。
 こちらも線が太い。アルファベットにはこれでいいとしても,日本語を書くには太すぎるか。短時日しか使わないで死蔵に至ったのも,これが理由かも。

● この太字のシェーファーで書いても,ダイスキンに裏抜けは出なかった。やるじゃないか,ダイスキン。でも,気分としてはPreppyを使いたいかな。

● というわけで,ともかくこの2つは復活。ただし,用途を見つけるのが困難。結局,買うときによく考えないで,試し書きもしないで買ったんだろうな。
 シェーファーだのモンブランだのクロスだのには足下を見られている気がしてたんだけど,そうじゃないですねぇ。こちらの不手際というか重過失に起因するものだね。

2014年4月15日火曜日

2014.04.15 万年筆の魅力ってなに?

● 実際に使ってみると,どうしたってシグノとかジェットストリームの方が使いやすいと思うんですよ。便利至極っていうか。よくぞここまでのものを作ったものだっていうか。
 だったら,それを使い続ければいいと自分でも思う。なのに,安い万年筆(Preppy)にかかずらっている。
 これって何でなのか,自分でもよくわからないんですよねぇ。そこをあえて考えてみたいわけです。どうして万年筆をスパッと思い切れないのか。

● ひとつにはこういうことがあるかもしれないと思うんですよ。大昔は,文字って石板に鑿のようなもので削っていたのかもしれませんよね。
 万年筆はたんに紙にインクを載せるというのではなく,ペン先で紙を削っているような感覚がある。紙をひっかくような感じといいましょうか。これが太古の感覚を呼びさますのかもねぇ。

● 同じようなことは鉛筆にも言えますな。芯を尖らせた鉛筆で書くとね。鉛筆って子どものとき使っていたものだから,万年筆は子ども体験を思いださせるのかもしれない。
 さらにいうと,鉄筆でのガリ切りまで思いださせてくれるかも。古い世代にはね。

● ブルーブラックインクの風合いがいい。若い頃はブラックを好んだものだけど,近頃はブラックは強すぎると感じるようになった。
 水性やゲル,低粘度のボールペンのように滑りすぎることがない。適度に抵抗がある。その抵抗が心地いい。

● ぼくの年代だと,万年筆を持つことは大人に近づくことだった。中学校の入学祝いは万年筆に決まっていた。高校は腕時計。ネクタイとスーツはさらにあとになるわけだけど,万年筆を持つことは大人への通過儀礼的な色彩をおびていた。
 しかし,その万年筆もそんなには使う機会がなかったと思うんですよ。中学や高校のノートをとるのに万年筆を使った人はあんまりいないと思うのでね。せいぜい大学生の中にいるかどうかってところでしょ。しかも,大人になっちゃうと,案外使わないものでさ。

● だから,今,万年筆を使うってのは,子供返り,青春返りの願望を満たしているのかもしれないなぁ,と思ったりもする。

2014年4月14日月曜日

2014.04.14 ノートの在庫は一生分?

● オレンジダイスキン(A6)の在庫はあと4冊ある。赤が13冊で黄色が2冊。ほかにセリスキンが3冊でしょ,B6ダイスキンが17冊でしょ,コクヨCampusが4冊,無印「開きやすいノート」が5冊。
 要するに,ドッサリある。生きている間には使い切れると思うけど,これ以上,在庫を増やしちゃダメだね。

● これからもっと魅力的な製品が出るかもしれないしね。ノートって基本的な形状はとっくの昔に完成されている。だけども,この業界もメーカーの開発努力ってすごいみたいだからね。
 今後どんな製品が出てくるのか,刮目して待つべし。

● 自分が死んだあとにこれだけのノートが残っちゃうのかと思うと,けっこう鬱々としてくる。人生終了前のどこかの時点で,まとめて処分しちゃわないとな。残された家族が迷惑だ。家族にあんまり読まれたくもないしね。

● 使い終えたノートはバラしてスキャンしてパソコンに取りこんだ方がいいかと,チラッと思ったりする。ノート本体は速攻で処分。
 が,それはやらないと思うんですよ。作業が面倒だし,ノートの状態の方が見返しやすいし。

2014年4月13日日曜日

2014.04.13 いったんは醒めたポメラへの夢

● ポメラを使ってみようかっていう欲望(?)はほぼ消えている。デジタルにする場合でも,まずノートに書いて,その後にパソコンに向かうと,書いている間に文章が膨らんでくる(ような気がする)。あらためて入力しなおす手間などたいしたものではない。
 最初からデジタルで入力すると,その膨らみが損なわれるかもしれない(そんなことはないか)。

● いかにポメラといえども,機動性においてノート&ペンには劣るだろうから。チョコチョコと書くのであれば,ノート&ペンの方がいいんじゃないか,と。

● ポメラが本領を発揮するのは,最初からある程度のボリュームのある文章を書く場合だろう。ノートパソコンを持ち歩くのは,いかにバッテリィがもつようになったとしても,いささか気ぶっせいだ。そういうときにポメラがあればバーッと書いていける。
 そういうことをする職業に就いているか,職業としてではなくてもそうしたことをしばしばする人にとっては,ポメラは恰好の武器になってくれそうだ。

● けど,ぼくはそういうことをあまりしないんだな。ということで,ポメラへの夢はいったんは醒めた。

2014年4月12日土曜日

2014.04.12 C罫に慣れた

● コクヨCampusA6のC罫を使用中。使い始めたときは,罫の狭さに面食らったんだけど,慣れてしまうものだなぁ。違和感はまったくなくなった。

● ペンもシグノの0.38㎜だから,罫の狭さが足かせになることはない。あとから読み返すときにも,見づらいということは特にない。

● ではこれからもC罫でいいかというと,普通にB罫を選ぶと思う。もう少しゆったり感があっていいと思うので。

2014年4月9日水曜日

2014.04.09 次は,ダイスキン&Preppy

● コクヨのCampusを使用中。筆記具はシグノのブラウンブラック。そのCampusがもうすぐ使い終わるので,次は再びダイスキンにしようかと思ってる。
 ダイスキンにPreppyを合わせてみようかな,と。

● Preppy,Campusでも使ってみたんだけど,どうも具合がよろしくない。線がかすれたり,かすれる以前の状態だったり。
 紙が悪いのかPreppy側の問題なのか。ダイスキンだったら行けるんじゃないかと思いまして。

● で,試しにダイスキンに4ページほど落書きしてみた。
 ら。書き始めたときはけっこういい感じ。だったんだけど。だんだんインクの出が悪くなって。Campusのときと同じ状態になった。
 速く書こうとすると,まるで追いつけない。インクの出がどうもスムーズではない。振ってやると良くなるんだけど,ほどなく元に戻ってしまう。筆圧をかけないと書けない。腕がだるくなる。
 要するに,我慢を強いられる。

● だったらスパッと捨てればいいわけですよね。Preppyって2百円なんだからね。捨てちゃったって惜しくない。
 こういうときにパッと捨てられるというか切り替えられる人が,いわゆるデキる人なんだろうなと思ったりね。必要のない我慢は徹底的にしないっていうね。

● ところがねぇ,デキないうえにケチな性分なもので,何か未練を残しちゃうんだね。何とか手なずけられないかと思っちゃうんですよ。
 なんなんだろうな。我慢して万年筆を使おうとするのは。万年筆が正当な筆記具だとどこかで思っちゃってるのか。万年筆の筆跡とかブルーブラックの色合いがいいと思っているのか。
 逆に,シグノやジェットストリームの問題のなさに,飽きたりなさやつまらなさを感じているんだろうか。

● ダイスキンのあとは無印の「開きやすいノート」にするつもりで,それにはジェットストリームの0.7㎜を合わせることにしてるんで,そういうことでもないんだと思うんですよね。
 要はいろいろ使ってみたいと,そういうことなんでしょ。

● ところが,ところが。ひと晩おいてまた落書きしてみた。
 ら。アレッ,スラスラ書けるようになってるじゃないですか。ご機嫌がよろしい。
 さらに時間をおいて書いてみた。ぜんぜんOK。これならCampusにも問題なく書けるだろう。
 Fountain penってこういうことがあるんですか。

● というわけで,Campusのあとは,ダイスキン+Preppyで行こうかな,と。
 百円ノートに2百円万年筆。自分にピッタリだ。
 それでもって,賞味期限のきれた納豆でご飯を喰い,セブンイレブンの百円コーヒーでリラックス。散髪は千円カットで,出かける先は百均とコンビニ。うん,いい感じだ。

2014年4月8日火曜日

2014.04.08 『段取りのいい人の書類,手帳,ノート術』

編者 藤定修一
発行所 宝島社
発売年月日 2014.04.10
価格(税別) 940円

● 「発見! ここが違う。実例82掲載!」が副題。手帳,ノート,デジタルガジェットの仕事での活用例を紹介している。
 この手のものは出るとだいたい買ってしまう。役に立つか。立たない。コミックを読むのと一緒。こういう人がいるのかぁ,すごいなぁ,と思って終わり。

● それぞれが置かれた環境でそれぞれに工夫している。取材対象になるくらいだから,際立っているのかもしれない。デキる人たちなんだろうと思う。
 ぼくも含めて,あんまり工夫してない人が多数派を占めるのじゃないか。

● オリエンタルラジオの中田敦彦さんは,最近,この種の特集には頻繁に登場している。編集側にしてみれば美味しい存在に違いない。
 「僕たちの仕事は「最近面白いことあった?」「ハマっていることは?」っていう質問へのリアクションがほとんど」。 だからこそ,手帳にはスケジュールだけでなく,最近食べたものや最近会った人,それについてどう思ったのかを記録し,簡単に振り返れるようにしておくという。(p3)
● スマートペンというのがありますね。「専用ノートに書き込めば,その情報はそのままペンに記憶される」(p44)ってやつ。
 前から知るだけは知っていたけど,けっこう使えるかもしれないと思った。使わないと思うんですけどね。

● 最も注目したのは,猪子寿之さんの発言。スケジュールも書類もデジタル化。GoogleカレンダーやGoogleドライブを使うんだけど,その目的は情報の共有ではない,と。
 そもそも,情報であふれかえっているのに,その全部を共有して把握するなんて無理でしょ。それより大事なのは“検索性”。とくにうちはチームで仕事をするから,「いつでも」「誰でも」「すぐに」必要な情報をみつけられるのが大事になってくる。ビジネスでデジタルツールを使うなら,そんなところを重視すべき」(p60)

2014年4月7日月曜日

2014.04.07 Seriaでシグノとセリスキンを買う

● 百円ショップ命のオレ。豚児が百均に行きたいというので,地元のSeriaに行ってみた。
 Seriaで最もお世話になっている商品は「システムバインダー6穴 B6(バイブル)サイズ」。システム手帳の保存用バインダーとしてとてもありがたい存在ですな。1年分がピッタリ収まる。
 ただ,これもまとめ買いしちゃってるんで,Seriaにはあんまり行かさんないよ,と。

● で,久しぶりに行ったら,ここではシグノとジェットストリームが売られているんですねぇ。今頃何言ってんだよ,知らなかったのかよ,と言われますな。
 他の製品に置き換わることもあるんでしょうね。たまたま今の時期は三菱鉛筆の製品だってことなんでしょうけど。

● ともあれ,シグノとジェットストリームが108円で買えるわけですからね。スーパーの文具売場より20円ほど安いですよ。
 コクヨのCampusもあったんだけど,こちらはスーパーや文具店で買った方が,数円安くなりますな。
 ちなみにアレですね,コクヨの製品ってスーパーでも安くなりませんね。仕切り価格をビシッと統一している感じ。コクヨだからできるんでしょうかねぇ。

● ま,その日は何も買わないでおいたんですけど,翌日,宇都宮のSeriaでシグノを買ってみましたよ。ブラウンブラックの0.38㎜。
 なかなかいいじゃないですか,ブラウンブラック。ブラックよりは印象が軽くなる。Campusの紙色にはこちらの方がいいかも。好みですけど,もちろん。

● ついでにセリスキンも。セリスキン,方眼のやつは2冊ほど買ってあるんですけどね。去年の秋だったかな。ダイソーからダイスキンが消え果てて,もうダイスキンは諦めるしかないかと思っていた頃に,Seriaに行ったらこれがあったんでした。
 今回は,A7とA5はけっこう潤沢。A6はA罫のが1冊しかなかったので,それを。

● 左右ページの罫線の位置もおおむね合っている(微妙に合ってないんだけど,気にならない程度)。ダイスキンの3箇所綴じに対して,セリスキンは4箇所。紙質もセリスキンの方がちょっといいかも。ただ,中紙は64枚しかないんですね。ダイスキンの3分の2。
 カバーは黒一色。黒なのはありがたいですな。あとは使ってみてのお楽しみ。ダイスキンの在庫が相当以上にあるんで,いつ使うことになるかわかんないけどね。

2014年4月6日日曜日

2014.04.06 高級品が身につかない

 どうにも高級品とは相性が悪い。高級品の方がぼくを嫌っているって感じ。
 高級品っていうか,万年筆やボールペン,シャープペンは,モンブラン,クロス,ラミー,シェーファー,パーカーの製品を何本か買ったことがあるんですよ。比較的,若い頃。
 で,今は使ってないんですよ。使っていた期間もけっこう(あるいは,かなり)短かったですね。必要ないのに,ブランドに惹かれて(それを使っている自分っていうイメージを肥大化させて)買っちゃったんでしょうねぇ。

● 何だかねぇ,けっこう不具合も出たし,その不具合をだましだまし使うのもストレスでね。ぼく,モンブランって使いものにならないっていうイメージを持っちゃってるんですよね。こちらの扱いに問題があったのかもしれないけど。っていうか,そうに違いないんだけど。
 それ以前に,確かめないで買ってしまったとか(たとえば,線の太さ),考えないで買ってしまったとか,まぁ,ロクなもんじゃないね。
 根がケチなものだから,まだ捨てずに持ってはいるんだけど,今後,使うこともあるかどうか。

● 腕時計なんかもそう。ブランドものを買ったことはあるんだけど,今は腕時計そのものをしなくなっちゃった。
 初めて香港に行ったときには(まだ英国の植民地だった頃),ペニンシュラのアーケード街で,大枚を何枚かはたいて,ドイツのなんとかっていうA5サイズのシステム手帳を買ってしまったんだけど,これなんか一度も使わずじまい。使ってないんだから相性も何もない。それ以前の問題。要するにアホですな。

● で,今は安い実用品がいいと思ってます。たぶん,文具に限らず,生活万般がそうなっていると思う。
 洋服はユニクロがいいしね(ユニクロでいい,んじゃなくて,ユニクロがいい)。外食はファストフードがいいし,酒を飲むなら居酒屋に限る。本格的なレストランとか,ミシュランの星が付いているようなところはパスしたい。

● ひょっとするとアレですよ。高級を楽しむことがこの年になってもできていないってことでしょうね。情けないといえば情けない。高級から逃げてたんじゃダメじゃん,って言われるかもなぁ。
 でもさ,人には人の器ってものがあってさ。しょうがないよねぇ。しょうがないってことにしといてくださいよ。

2014年4月5日土曜日

2014.04.05 ダイスキン*シグノ+Bindex*Hi-TEC C COLETO=無敵艦隊

● もっか,A6のコクヨCampusをメモ帳というか雑記帳にしている。今月には使い終わる。その後はダイスキンに戻すつもり。ダイスキンに戻ったら,Preppyをまた試してみようと思ってるんだけど,とりあえず,タイトルは上のとおりとしました。

● 予定管理と大雑把なログはBindex(能率手帳)に残し,切り抜きやスクラップ帳の機能もBindexに持たせ,メモの類いはダイスキンに集中。
 無敵艦隊とは大きく出たものだな。でも,ま,けっこういいかなと思ってまして。取りこぼしはこれでほぼなくせるかな,と。

● 昔はパソコンで日誌的なものを書いていたんだけども,小さなノートを持ち歩いて,何かあったらササッと書くという方がいいみたい。自分の気持ちを即時処理。書いただけで処理に至るかどうかは別として,書いてあるという安心感がけっこうね,大きいかな,と。

● 1日1ページの手帳やメモページがたっぷりある手帳もある。システム手帳だったら,スケジュールとメモの一元化は理屈上は問題なくできる。
 けど,全部ダメ。メモは見開き2ページが基本単位。1日で見開き2ページ。もっと書くときには偶数単位で増えていく。見開きで使うには綴じノートじゃないと。
 ゆえに,スケジュールとメモはモノ的にも分けた方がいい(と,ぼくは思ってるんですけど)。

● どこにでも持ち歩くから,サイズは大きくない方がいい。といって,あまり小さいと一覧性に支障を来す。正規のA6より一回りか二回り小さいA6ダイスキンがギリギリのところかなぁ。
 今のところはA6を最上としているけれども,B6もありかもしれない。いくつか試して行こうと思ってる。

● メモについては自分は綴じノート派だけれども,情報カードやメモブロックやポストイットを使いこなしている人はかっこいいと思う。カードって知的なイメージがあるね。あるいはクリエイティブなイメージ。
 それだけに少々扱いが難しそうで,ぼくは手を出すつもりはないんだけど。

2014年4月4日金曜日

2014.04.04 メモパッドを使っている新入社員

● 女性の新入社員がやってきた。可愛らしいこと。いつまでもこのまんまでいてくれたらなぁと思うんだけど,そうはいかない。

● ところで,その彼女が赴任早々取りだしたのが,メモパッド。こちらの話をそれにメモしていた。
 メモの仕方が面白くて,テーブルの上に置いて書くんじゃなくて,左手にメモ,右手にペンを持って膝のうえで書いていた。もちろん,視線はこちらに向けたまま。その形で書くのに慣れているらしかった。

● そこで彼女に取材。職権濫用か。
 ところが,ちょっと。予想と違った。使い始めたばかりだという。社会人になったのを機にコンビニで買ったんだそうだ。
 kleid stationery(新日本カレンダー株式会社)の製品。ロディアとそっくり。紙質も似ている感じ。

● メモ帳として使っている。書いた後の活用法とか,使ってみての感想とかは,訊ねなかったですけどね。
 でも,社会人になったからとメモ帳を用意するなんて,なんだか大したもんだな。自分はどうだったろうか。霧の彼方に遠ざかった記憶をさぐってみても,そういうことをした記憶はないな。

● 情報カードっていうのを買ったことがある。ほとんど使わなかった。
 メモパッドって情報カードを綴じてあるものですよね。書いた後は切り離して,カードボックスに保存できる。
 ぼくはA6ノートを使っているけど,ここから情報カードやメモパッドに移行しようとはあまり思わない。梅棹忠夫さんの『知的生産の技術』以来,カードの効用は頭ではなるほどと思うんだけど,どうも取り回しが面倒そう。
 面倒と感じるのは,カードを使うに相応しい環境にいないってことでしょう。そのように割りきっている。

2014年4月3日木曜日

2014.04.03 土橋 正 『文具の流儀 ロングセラーとなりえた哲学』

書名 文具の流儀 ロングセラーとなりえた哲学
著者 土橋 正
発行所 東京書籍
発行年月日 2011.08.24
価格(税別) 2,400円

● 文具のロングセラーズを,メーカーに取材して紹介。次の38種。

 トンボ鉛筆 8900(鉛筆)
 ライフ チットブック
 シード レーダー(消しゴム)
 カール事務機 鉛筆削りAngel-5
 ステッドラー マルス ルモグラフ(鉛筆)

 ぺんてる シャープペンの芯
 オート オートペンシル
 シャチハタ Xスタンパー ネーム
 ビッグ オレンジビッグ(ボールペン)
 寺西化学工業 マジックインキ大型

 住友スリーエム ポスト・イット
 デザインフィル ダイヤメモ
 ラミー ラミー2000万年筆
 オルファ ブラックS型(カッター)
 ゼブラ マッキー

 ポスタルコ リーガルエンベロープ
 ロディア ブロックロディア
 ヤマト ヤマト糊
 マルマン 図案スケッチブック
 ツバメノート ツバメノート

 KUM シャープナー300-1(鉛筆削り)
 三菱鉛筆 ユニ
 セーラー万年筆 プロフィット21
 満寿屋 原稿用紙
 クロス センチュリー(ボールペン)

 コクヨS&T キャンパスノート
 ライツ レバーアーチファイル(2穴ファイル)
 スマイソン パナマノート
 パイロット キャップレス デシモ
 美篶堂 みすずノートマーブル染め

 カランダッシュ フィックスペンシル(芯ホルダー)
 月光荘 スケッチブック
 ファーバーカステル カステル9000(鉛筆)
 ダイゴー アポイント(手帳)
 プラチナ萬年筆 ♯3776ギャザード

 ハイタイド ミニットマネージャー(手帳)
 チャールズレッツ クラシックシリーズ(手帳)
 ロットリング ラピッドグラフ

● 「あとがき」にある次の文章が,つまり本書の肝である。
 今回の取材を通じて感じたのは,文房具がいかに誠実に作られているかという点です。たとえば,「ダイヤメモ」のサイズを決めるにあたって,まずYシャツを買い集めて,そのポケットを採寸することからはじめたり,ヤマト糊が北海道向けに寒冷地仕様と作っていたりなど,そこまでやっていたのかと感心してしまうことばかりでした。
● ギタークレヨンというのがあった。小学生の頃に使った記憶がある。これ,寺西化学工業の製品だった。本書で読んで,そのことを初めて知った。っていうか,ギタークレヨンというのがあったことを思いださせてもらった。

● 鉛筆の話。トンボや三菱などいくつもの鉛筆が紹介されているんだけど,昔,コーリン鉛筆というのもありましたよね。
 木軸と芯の接着が弱くて,書いている内に芯が抜けてしまうものもあったな。わざと芯だけを取りだして,面白がっていたことも思いだした。

2014.04.03 ノートの罫線のこと

● コクヨ謹製のCampus・A6を使用中。C罫を選んじゃったのはどうかと思うけど,これはメーカーの問題ではなく,ぼくの問題。
 革カバーをかけている。カバーをかけているのは,ペンホルダーが必須と考えているからだ。ノートとペンを一緒にして持ち歩く。これ,とても大事なことだと思う。
 高級感を演出してどこででも恥ずかしくなく使えるようにするとか,ノートを保護するとか,そういうのは二次的な効用ですね。

● ダイスキンは百円でここまで作るかと思わせる逸品だけど,ペンホルダーがないのが唯一の難。ダイソーで「クリップペンホルダー」を買って試してみたんだけど,出っ張りすぎてちょっと使えないかな,と。
 対応方法はゴムバンドに引っかけておく,くらいでしょうかね。それで困ることはないっちゃないんですけどね。

● ところで,そのCampusなんですけど。左右ページの罫線の位置が揃っていない箇所がいくつかありますな。ぼくの使用法だとまったく支障はない。けど,こういうのを気にする人もいますかねぇ。
 罫線の位置を揃えるって単純なことのようにも思えるんだけど,印刷・製本の過程で,ここをキチッとするのはかなり難しいことなんでしょうかね。

● してみると,手帳の印刷・製本はほとんど神業なのかなぁ。ピタリと揃ってますからねぇ。

2014年4月2日水曜日

2014.04.02 土橋 正 『文具上手』

書名 文具上手
著者 土橋 正
発行所 東京書籍
発行年月日 2012.08.03
価格(税別) 1,500円

● 文具使いの達人12人の使い方を取材して紹介する。達人というのは突き抜けているもので,その突き抜け方が気持ちいい。
 普通は,右顧左眄しちゃうものでしょ。これでいいのかと人のやり方を横目で見たり,何か言われると気持ちが動いてしまったり。
 達人はそれがない。誰がどう言おうとオレはこれだ,っていう潔さ。もちろん,そこに到達するまでには試行錯誤があったんだろうけど。

● 特に,この突き抜け方はすごいと思ったのは,伊藤忠商事の日野幹さん。ロディアの11番にタスクからアイディアメモからとにかく何でも書いていく。例外なくすべてを。
 このうち,タスクについては,その後の活用が徹底的にシスティマティック。だから,ロディアのコシのある紙でなければならない。
 アイディアメモや引用メモはスキャンしてデジタル保存。

● 「タスクはこれでもかと細分化してチェックしているのに対し,スケジュールは俯瞰する」。「超整理手帳」を使う。
 忙しい人,バリバリやっている人には,参考になるシステムかもしれない。身につけるまでの時間を最小限にすることを心がける必要はあるだろうけど。
 ぼくはタスク管理はやっていない。脳内メモリで処理している。ときどき,綻びがでる。

● ノートはA4を見開きにしてマインドマップで書く。これもスキャンして保存。ノート本体も保存しているそうだ。
 これもできないぞ。本体を保存するなら,スキャンする必要はないだろうとか思っちゃうもんな。

2014.04.02 インクの色

● 土橋正『文具上手』に紹介されている平澤太さん(空間デザイナー)は,茶色のインクを基本に使っているらしい。「いくら描き込んでも絵がうるさくならない」からだという。
 黒だと「線の本数が増えるにつれ,必要以上に誇張されてきつい印象になってしまう」んだそうだ。C罫のノートに文字を書いていても,ページから威圧感を感じる。自分で書いた文字なのに。

● これを避けるためには,空白行を入れること。ビッシリ書かないことですね。
 ま,C罫の使用をやめればいいだけなんですけどね。安いノートなんだし。

● 色の持つ効果って,ぼくはずっと無関心だった。ボールペンなら黒,万年筆ならブルーブラックか黒。そういうものだと思ってた。
 若い頃は,ブルーブラックのくすみがいやで,万年筆も黒に限ると思ってましたね。

● 今はシグノにしてもジェットストリームにしても,じつに多彩な色がある。黒以外も試してみた方がいいんでしょうかねぇ。
 ただ,青は試行済み。これは刺激が強すぎてダメだった。文字が浮くような印象。文字が目を刺すような感じでね。