2014年12月31日水曜日

2014.12.31 年末にダイソーを覗いてきた

● JR宇都宮駅の隣にあるララスクエアに入っているダイソーを覗いてみた。30日のこと。今年最後のダイソー詣で。
 ドサッと入荷されていたB6の黒ダイスキンは残り3冊になっていた。入荷を確認したのは11日のことだから,20日間でそれなりに売れたんですかねぇ。
 A6は赤・黄・橙の3色。黒はいったん売れてからは再入荷されていない。その赤とオレンジは6冊ほど残っていた。

● 正直,まだこれだけ残っているのかという感じがした。もっと速やかに売れてもいいんじゃないか,ダイスキン。
 っていうか,もっと使ってやってくださいよ。いいノートだと思うんですけどねぇ。

● システム手帳のバインダーが新たに入荷されていた。バイブルとミニ6穴の2種。保存用ではなくて,常用するためのバインダー。価格は200円(+税)。
 たいていのバインダーが備えているペンホルダーやカードスリットはない。ほんとにシンプルなバインダーだ。

● ぼく一個についていうと,ペンケースを持ち歩くようになったので,ペンホルダーはなくてもいい。銀行のキャッシュカードやクレジットカードは財布に入れておくし,カードケースを用意すればすむ話だから,カードスリットがないのも,べつにかまわない。
 この200円製品で充分だなと思った。

● 充分だと思うんだけれども,ではこれを使うかと言われると,首を縦にはふれないかな。不都合は何もないんだけどね。
 毎日使うものこそいいものを,という気持ちも捨てきれないんだよね。何でもかんでも百均製品というわけにはいかない。バインダーとなると,さすがに消耗品ではないわけだし。

● といいながら,ペンはPreppyで満足しちゃってるんだけどね。
 ちなみに,今使っているのはポール・スミスのバインダー。つまり,さほどいいものでもないんだけど,ぼく的には精一杯のところかな。丸3年も使っているから元は取っている。

2014年12月30日火曜日

2014.12.30 付箋はクリエイターのもの?

● ポストイットに代表される糊つき付箋。仕事でもプライベートでも,文字を書く場としては使っていない。
 その理由のひとつは,付箋が必ずしも安くないからだ。ダイスキンに書いていることをすべて付箋に書くとしたら,どれだけコストがかかってしまうか。

● 長く残すには付箋は不向きだ。あとの整理が面倒だし,散逸の可能性も高くなる。
 ノートに向くもの,付箋に向くものが当然ある。ぼくが書いている雑記的メモは,ノートに向いているものだ(と思う)。

● 付箋に向くものは,アイデアや発想を促すための使い方かなぁ。そのまま完成型になることはないけれども,書きとめておかないとすぐに消えてしまう一瞬のひらめきを固定するためのツール。
 そして,次のステップの素材になるようなもの。

● 要するに,事務屋ではなく,クリエイターの御用達品というイメージだね。事務屋=ノート,クリエイター=付箋,という。
 ただし,こうした二分法がすでにクリエイター的ではないと思う。事はそう単純ではない。

● さらに,付箋を常用している人の大半は,クリエイターではないだろう。付箋の実際の使われ方は伝言メモではないか。使い捨てのメモ用紙として使われていることが多いのじゃないか。
 使い捨てのメモに高価な付箋が使われているのは,豊かな証拠だ。けっこうなことだと思う。

● が,付箋ってけっこう可能性を感じさせるところがありますよね。うまく使えば相当なことができるんじゃないかと思わせるっていうか。
 文具店の種々様々な付箋の前で立ちどまってしまうのは,そこに思いが行くからだと思う。しばしの妄想に浸るわけだね。

2014年12月29日月曜日

2014.12.29 最も頻繁に使うパソコンソフト

● ChromeとGmailをべつにすればってことなんですけど。
 ぼくの場合はWindowsの付録についてくる「メモ帳」ですね。圧倒的にこれを使っている時間が長い。
 要するに,テキストファイル。ネットからダウンロードするにも,テキストだけをコピーして,「メモ帳」にペーストする形が多い。
 ハードディスクの容量が貴重だった頃のクラシックなやり方を今でも続けているんですな。身についた貧乏癖はいつまでも抜けないものです。

● むかぁし,WZエディタなんぞというのを購入したこともあったんだけど,ほとんど使わなかった。「メモ帳」で充分。
 なぜかというと,プリントアウトをしないから。書式を整える必要がない。プリンターも持っていませんしね。
 ほんと,ベタに文字を書くだけなんですね。このブログも「メモ帳」で書いて,Bloggerにカット&ペーストするというやり方をとっている。

● シンプル極まりない。書くことしかできない。だからこそ,長く使い続けてこられたのかも。
 もっと使い勝手のいいテキストエディタがあるんだろうけど,これからも「メモ帳」でいいと思ってますね。

● あとはExcel。諸々のリストを作るのにExcelのお世話になっている。
 昔よくいわれたけれど,Excelの機能を100とすれば,そのうちのどれくらいを使っているか。Excelの機能の全貌はまったく把握していないけれど,たぶん,0.3か0.5くらいのものじゃないかと思う。
 計算なんかしないから。ひたすらセルに文字を入れていくだけだから。その程度でぼくは足りる。

● あとはWordを少々と,たまにiTunes,といったところですかねぇ。
 ぼくのパソコン活用はこんな程度にとどまっている。

2014年12月28日日曜日

2014.12.28 海外旅行もアナログになる,かな

● ポメラは持ってないけど,はるか昔にNECが出したモバイルギアは4台持っている。うち2台は乾電池で駆動するタイプ。4台とも今でも動く。もちろん,ワープロ専用機としてしか使えないけど。
 昔は,海外旅行に出るときにモバイルギアを持っていった。記録を残しておきたいじゃないですか。帰ってからでは記憶があやふやになってるし,まとめて書くことになるから,億劫さが先に立って,結局,書かないで終わる。
 こういうものは現地処理が一番でしょ的な。

● 当時は,ノートにペンで書くなんて,発想の片隅を擦りもしなかった。あり得ないと思っていた。ある程度以上に書くのに手書きってのはね。
 今はどうだろ。たぶん,モバイルギアは置いていくかもしれない。

● ダイスキンとPreppyだけ持っていくかも。書くことがたくさんあって嬉しいなと,嬉々として書いているんじゃあるまいか。
 どうもそんな気がする。これ,ひょっとして子ども返りなのか。

● 海外旅行に出ることじたい,これからあるかどうかわからない。それこそ,億劫さが先に立つようになっているから。
 でも,行くときに持っていく電子器機は,スマートフォンだけになるんじゃないかな。って,ぼくが使っているのはdocomoのiPhone5Cなので,SIMフリーにはならないんだったな。これも持っていくことはないか。
 純粋なアナログ旅行になるかもしれない。

2014年12月27日土曜日

2014.12.27 電車の中でダイスキンを使ってみた

● 某日,乗っていた電車が,まもなく宇都宮駅に着こうかというところで停まってしまった。信号機の故障だったらしい。
 だいぶ長かったように感じたんだけど,実際は20分程度だった。

● で,その間,手持ちぶさたでね。雑誌は読み終えてしまったし,音楽を聴くのにもちょっと飽きたし。
 かといって,何もしないで耐えているのでは,苦痛を増大させるだけだ。

● なので,鞄からダイスキンとPreppyを取りだして,“心にうつりゆくよしなしごとを”書いてみることにした。
 左手でダイスキンを持って右手で書くわけだ。このスタイルでもけっこうまともな字が書けるんですね。

● ハードカバーの威力はなるほどこういうことかと思った。表紙がペラペラのノートだったらこうはいかないからね。
 ハードカバーが好まれるのは,こういうところも理由のひとつなのだなぁと,自分で体験してみて実感した。

● ただし,座っていたからね。立って書くのとは,ちょっと違うんだと思いますけどね。
 それから,電車が停止していたこと。走っていたら,だいぶ書きづらいでしょうね。

2014年12月26日金曜日

2014.12.26 ノートに投影した自分との対話で日々をうっちゃることができるか

● この前に使っていた赤ダイスキンは,できるだけたくさん書いて,早く使い終えようとしていたところがあった。とにかく,無理にでも吐きだせ,みたいな。
 今は,そうした気持ちは少なくなった。が,吐きだせるのものはどんどん吐きだしていこうという基本は同じだ。

● で,吐きだしやすいのは軽いもので,重いものを吐きだすのは,吐きだすこと自体が難儀というか,踏ん切りがいる行為だなと思っている。

● 内気で引っ込み思案で友だちができにくい性格の子どもが,読書や空想に向かうというのはありそうなことだ。
 そのとき,彼に1冊のノートと鉛筆があったらどうだろう。自分を投影したノート(=外部化した自己)を話し相手にできるだろうか。

● できると思う。ただ,それができる子は,年齢にもよるけれども,何というか,なかなかの子なのだと思う。
 大人でもできない人が相当いるのではないか。たいていは,どうにかして生身の友人,話し相手を作ろうとするだろう。子どもも同じだ。
 自分の内的世界に没頭できるのは,ある種の強さだと思う。

● 自分はできるか。できないだろう。外を気にする。話し相手ができたら嬉しいと思うに違いない。
 これから老境を向かえるにあたって,ダイスキンに投影した自分と語り合うだけで,死ぬまで諦めを伴った心の平安を保てる自信は,ない。

2014年12月25日木曜日

2014.12.25 新入社員にあげたダイスキンが安っぽく見えた件

● オレンジのA6ダイスキンを5冊ほど新入社員に差しあげたんですけど。彼女,ちゃんと使ってくれていて,とても嬉しいんですけど。

● ある打ち合わせの場に,そのダイスキンを持ちこんで,ときどきメモを取っていた。そのダイスキンのたたずまいを見て,アレッと思った。
 ダイスキンがちょっと安っぽく見えてしまったのでね。

● 自分のダイスキンはそんなふうに見えたことはないんだけど。人のはいかにも百円と見えたりするものなのか。ぼくのダイスキンも人が見ると,“いかにも百円”に見えたりするのかねぇ。

● 色がオレンジだからってことはないと思うんだけどね。日のあたり具合によるのかもしれない。クリーム色の紙が,日焼けしているように見えたのかも。

● でも,実際に百円の製品であるわけで,安っぽく見えたところで,だからなに? という話ではある。たぶん,彼女も便利に使っているはずだ。それで充分。
 そこからさらに,見てくれまで問題にするのは,ダイスキンに対する要求が過大だということになるのかも。

2014年12月24日水曜日

2014.12.24 Preppyのキャップのしまりが緩くなってきた

● 嵌合の度合いが弱くなってきた。そのうち,引っかかりがなくなって,下に向けるとストンと落ちてしまうようになるかもしれない。そうなれば,さすがに使い続けることはできないけれども,使いつぶしたという満足感は残るだろうな。
 すでにカートリッジも10本目に入っているし,200円でここまで働いてくれれば充分だ。予備も買ってあるし,極細もあるしね。

● キャップ割れは起きていない。ここまで開け閉めが緩くなれば,もう起きることもないだろう。
 ちなみに,使用中にキャップを尻軸に載せることはしていない。

● なんとか延命を図る方法がないものかとも思うんだけどね。すでに充分愛着ができていて,できればボロボロになるまで使ってやりたいんで。
 キャップ割れに対してなら,あらかじめテープを巻いておくことができるけど。

● こういうものはきちんと耐用何年と考えて設計してあって,耐用年数が過ぎれば設計どおりに壊れるようになっているのだろう。
 が,できるだけ長くもってほしいぞ。

2014年12月23日火曜日

2014.12.23 ダイスキンに色々書いているけど,つまりは日記か

● 去年の途中(2月だったか3月だったか)までパソコンで日記を書いていたんですよ。まず読み返さないんでムダだと思ってやめたんだけど。
 それから,ほどなくして,6月からA6ノートにペンで何やら書くようになったんですけどね。

● 結局は,日記を手書きで書くようになったってことですかね。何だかんだ言ってもね,その日に起きた出来事,自分がやったこと,それらにまつわる喜怒哀楽を書いているわけだからね。
 結果において,日記になっているかなぁ。

● で,日記として見た場合も,パソコンで書いていたのより充実してますね。質はともかく,量的にたくさん書いているから。
 パソコンで書くとなると,夜,パソコンの前に座って,1日分をまとめて書くしかないもんね。その時点で忘れていることだってあるし。今の方式だと,思いついたことをその都度書いていけるから。
 忘れるべきことは忘れてから書いた方がいいのかもしれないけど。

● 日記は日記としないで,こんなふうに書いていけばいいのかもしれないな。日記だと思うから続かないのかもしれないね。

2014年12月22日月曜日

2014.12.22 「大人の鉛筆」を購入

● JR宇都宮駅ビルに入っている八重洲ブックセンター宇都宮店。アウトレットコーナーがなくなって,代わりにステーショナリーコーナーができていた。つまり,文具も商うようになってた。
 正確にいうと,復活したってことですね。その昔も文具は扱っていたからね。

● とんがった品揃えではなく,ノートやボールペンをはじめ,メンディングテープなど,普通に使われるものが並んでいる。当然のことだ。
 Preppyはなかったようだ。パイロットのカクノはあったけど。

● ご祝儀で何か買わないとと勝手な理屈をつけて,北星鉛筆の「大人の鉛筆」を買ってみた。藍色。芯削り器がセットになっていて,680円。2Bの替え芯(5本入)も。こちらは150円(いずれも税抜き)。
 文具雑誌でもよく取りあげられているので,気になっていた商品。やっと買えた。って,まず使うことはないだろうと思ってるんですけどね。

● 子ども返り願望ってあるみたいで,子どもの頃に使っていた鉛筆をまた使ってみたいと思うことがある。
 だが,しかし。墨芯を使うシーンは,まったくではないけれども,ほぼ,ぼくにはない。

● そのうえで考えてみる。この「大人の鉛筆」は芯を削らないで使いたい。チマチマと細かい文字を書くんじゃなくて,軸の中ほどを持って大きめの紙に頭の中身を写しとりたい。
 2Bだから筆圧はいらない。軽く滑らせるようにして,描くように書きたい。

● コクヨの鉛筆シャープと同じ使い方になる。こちらは職場で。「大人の鉛筆」は自宅で。

2014年12月21日日曜日

2014.12.21 ぺんてる GRAPH PEN

● 製図用シャープペンではなく,GRAPH PEN S20の方。油性もあるけど,ぼくが持っているのは水性。筆記線幅が0.1㎜の青と黒を何本か持っているんですよ。
 「イラスト,スケッチ,設計図,図表,グラフ等にご使用下さい」とあるから,普通に文字を書く用途に作られたものではないようなんですけど。
 それに,今も生産されているのかどうかもわからないんですけど。

● 前にもちょこっと使ったことがあるんだけど,書き味はいい。筆圧が要らない。
 だいぶ古くなっているんで,早く使わないと使えなくなってしまいそうでね。生来のケチ根性が頭をもたげて,そうなる前に使わなきゃと思って。

● Preppyはしばらく置いておいて,こちらから先に使っていこうかなと思って,また少し使ってみた。こちらは文字しか書かないんだから,メーカーが想定した用途とは別な使い方をするわけなんですけど。
 線の太さ(細さ)は極細Preppyとほぼ同じか,もっと細いくらい。ダイスキンのB罫にはやや細すぎるか。

● 結局ね,普通に文字を書くには軸が細すぎるんですね。ある程度書くと,けっこう手が疲れてくる。長く使うには不適。
 もっと軸が太ければ,これ,通常筆記にもかなりいい筆記具でしょうね。特に,学校の先生が,通知表を書くなんてときはかなり便利でしょうね。と,思えますね。

2014年12月20日土曜日

2014.12.20 コクヨのCampus SlimB5

● どういうわけだか,会社の片隅にこのノートがあった。未使用で1冊だけ。普通にA罫のやつ。誰かが買って忘れたのかもしれない。
 これを何に使えるか考えてみた。妙案は浮かんでこない。

● ぼくの場合だと,手書きメモはダイスキンに集めているし,それ以外にノートを使う機会はない。結局,元の場所に戻しておいた。

● 本当にできる人は,ダイスキンだ何だとこだわらないのかもしれない。たまたまあるノートを使う。1冊主義だとしても,その1冊を選ぶことはない。
 そんな気もするんですけどね。受験生でもできる人って,あんまり参考書を選ばないような気がする。あれこれ評判を聞いて,あれがいいかこれがいいかと考える人は,2番手以下っていうイメージ。

● ぼくは2番手以下なんだな。A6がいいかなとかB6にしようかなとか,ダイスキンかな無印の「開きやすいノート」かなとか,ま,いろいろ考えるからね。
 だから,こんなブログも書いているんだけど,文具使いの真の達人は,こうしたブログなんぞ書いたり読んだりしていないものかもしれないな。

●  って,なんでこんな話になったんだ?  一番手なら,すっとこのノートを使うだろうってか。
 そうとも思えないな。

2014年12月19日金曜日

2014.12.19 読売新聞の万年筆特集記事

● 12月18日の読売新聞(朝刊)に万年筆に関する記事が載りましたね。その記事によれば,万年筆の輸入額が大きく増えているんだねぇ。2002年に8億7千万円だったものが,2013年には13億9千万円に増えている。為替レートの変動なんかじゃ説明がつかない増え方ですよねぇ。
 ほんとかねと思いましたね。全然ピンとこない。自分には関係ない世界のできごとだから。

● 舶来万年筆のすべてが高価高級というわけではないにしても,相当な増え方だ。その間,国内メーカーが手を拱いていたわけではないだろうから,かなり万年筆ユーザーが増えていることになる。
 ユーザーが増えていないのなら,一人あたりの所有本数が増えていることになる。

● ルイ・ヴィトン(松屋銀座店)にも文具コーナー「ライティング・ユニバース」ができたらしい。「革新的な技術を取り入れられる文房具は,ブランドの伝統や洗練された世界観を表現できる」とあった。
 なるほど。といっても,ぼくにはよくわからないな。そういうものなのかと受けとめておくしかない。

● その店員の話が紹介されていて,それによれば「タブレット端末が普及し,ペンなしで仕事ができる時代。だからこそ,特別感のある1本をお客さまが増えています」とのこと。
 そうなのか。「特別感のある1本」かぁ。

● ぼくは200円のPreppyしか使っていない。特別感のあろうはずもない。
 万年筆は徹底的に実用品だと思うけどなぁ。「特別感のある1本」を持っている人って,小判を持った猫と何が違うんだろ。
 って,大きなお世話だけどね。自分のお金を何に使おうと,もちろん,その人の自由だもんな。

● 万年筆を人前で使うと「知的な大人であることを強調できます」ともあったんだけど,そんなもの強調してどうするのだ。
 知的であることを強調したいという時点で,すでに知的ではないように思うけど。

● 以上を自分で読み返すと,何だか負け犬の遠吠えという感じもする。

2014年12月18日木曜日

2014.12.18 鉛筆のはかなさ

● 鉛筆の芯ってどのくらいが文字を書くのに使われてるだろうね。大半は削られて捨てられてしまうよね。どのくらいが文字を書くのに使われているんだろう。
 鉛筆ってさ,途中まで使って捨てられるよね。もっというとさ,まとめて買われて,使われないままに忘れられているのが相当あるよね。そういうのって結局,捨てられる運命じゃん。
 生産されたもののどのくらいが,使われているのかねぇ。

● ひょっとするとさ,実際に使われるのは生産された鉛筆の2割で,その中で文字を書くのに使われる芯が芯の中の2割だとするとさ,生産された鉛筆のわずか4パーセントが文字として紙に残っているってことだよね。
 残り96パーセントは捨てられているんだよ。はかなくない? 魚の卵の孵化率よりちょっとはましっていう程度じゃない?

● 消しゴムだったら捨てられるのが仕事だからさ。仕事をしたあとに捨てられるわけだからいいんだけどさ。鉛筆で捨てられるのはなぁ,鉛筆に生まれてきた甲斐がないじゃん。

● でもさ,こういうのって鉛筆に限らないよな。ボールペンでもさ,タダで配られて使わないで捨てちゃうのがあるもんな。
 マーカーペンもさ,たくさん買われて,使われる前に干からびちゃってるのが,相当ありそうだなぁ。

● っていうかさ,シャープペンもボールペンも万年筆もぼくの手元にどっさりあるよ。何十本あるだろう。ほとんど使ってないぞ。
 今まで買った筆記具で使わなかったものと使ったものを仕分けすると,使わなかったものの方がずっと多いんじゃないかな。それって,ぼくに限った話じゃないよね。
 となるとさ,筆記具ってなんだか可哀想だよね。特に鉛筆。涙が出そうだな。

2014年12月17日水曜日

2014.12.17 ダイソーカレンダーを使ってみた

● ダイソーで買ったカレンダー,早々に使い始めることになっている。仕事場でメンバーの予定をまとめておくために買ったので,当然,そのような使い方をしている。
 以前から別のカレンダーでやってたんだけど,書きこみスペースが足りなくて,少々窮屈なところがあった。
 別のカレンダーってのは,タダでもらえるやつね。

● が,書くスペースがたっぷりあると,使い勝手がぜんぜん違ってくる。たとえ百円でも自腹を切った方がいいですな。

● ただなぁ,そもそも何のためにメンバーの予定をまとめておくのかっていうのがね,バカバカしい理由によるんで,要はやらなくてもいいことをやっているともいえる。
 でも,ときたまこれが役に立つことがある。

● ともあれ。だいぶ古紙混入率が高いと思われるこのカレンダー,1年間便利に使えそうだ。

2014年12月16日火曜日

2014.12.16 Preppyの気分変動

● 極細Preppyを買ってからも,メインで使っているのは細字の方。その細字のPreppy,スルスルヌラヌラと書けている。
 ひっかかり感が少なくなった。紙とペン先の摩擦を感じながら書くのもなかなかいい味だと思うんだけど,これはこれで快適だ。
 速く書けるし,自然に筆圧がかからなくなる。

● ただ,ちょっと過剰フローではないかとも思える。どんどんインクが消費される感じ。気持ちがいいのは確かだけど。
 いや,これが万年筆の醍醐味なんでしょうね。スラスラとゲルインクボールペンと同じ速度で書けるっていうのがね。

● こうなると,インクを紙に載せていくっていう感じになる。そこのところもゲルインクボールペンに近づく。
 だけど,そこはそれ,ゲルインクと違ってインクが盛りあがるような感じで残るわけではない。紙と馴染んでいる。

● Preppyはいつもこんな調子ではない。使い始めた頃のようなインク出の悪さはないけれども,ちょっと便秘気味になったりすることはある。
 ボールペンが完璧に品質一定の状態が継続するのに対して,Preppyはそうではない。Preppyに限らず,万年筆はそういうものなんでしょうね。そこがまたいい,と。

● ただし,これ,Preppy側に理由があるのか,ダイスキンの紙質にムラがあって起こることなのか。そこはわからない。

2014年12月15日月曜日

2014.12.15 コクヨの鉛筆シャープ

● 9月に学研が出したムック『究極の手帳術』には,コクヨの鉛筆型シャープペン(PS-P101)が付録として同梱されている。墨芯はあまり使わないので,ずっと放ってあったんだけど, いいですなぁ,これ。
 芯径が1.3mm。2B以上の柔らかい芯を使うと極楽の書きごこち。グリップが緩やかなRをつけた三角形。軸は柔らかめの樹脂(エラストマー樹脂というらしい)。持ちやすい。

● 手帳には向かないと思うんだけど,電話を受けながらメモを取るとか,(ぼくはやらないけど)アイデア出しの初っ端に使うには,恰好の筆記具ではあるまいか。あとで清書する必要があるメモには,これがほぼ決定版ではないかと思う。
 こういった用途には,鉛筆の芯をとがらせないで使うとか,ユニホルダーを使うとか,今までにもその用途に合う筆記具はあった。0.9㎜芯のプレスマンは昔からあった。ぼくも2本持っている。
 北斗鉛筆の「大人の鉛筆」も気になっていた。こちらは鉛筆と同じ2㎜芯。1本持っておこうかなと思うこともあったんだけど,どうやら買うことはなさそうだ。

● 気楽に書いてもいい局面。気楽に書かなきゃいけない局面。そこにピッタリ合う筆記具だ。


(2015.01.13 追記)

 北斗鉛筆の「大人の鉛筆」,結局,買ってみました

2014年12月14日日曜日

2014.12.14 新年にあわせたノートの新調

● 新年になったらノートも新調することになるか。只今使用中のダイスキン,使い終えなくても今月いっぱいで使用終了にするか。
 それとも,新年だからといって特別なことをする必要もないと考えて,そのまま使い続けるか。

● 自分がどちらを選択することになるか,ちょっと楽しみ。
 というのは嘘で,後者になると思う。年の切り替えが特別なものだとは思わないので。1日は1日。1月1日が,3月8日や11月17日と異なるわけではない。

● 手帳は新しくなりますね。それに併せてノートもという人は多いかもしれない。ぼくはシステム手帳なんで,ここもあまり関係なさげだけど。

● っていうか,このダイスキン,ちょうど12月いっぱいで使いきるかもしれない。何となくペースはそんな感じ。
 逆に,12月30日や31日に新しいノートに移行する可能性もある。

2014年12月13日土曜日

2014.12.13 ダイソーでカレンダーを買った

● 某日。宇都宮ララスクエアのダイソーでカレンダーを買った。“2015年 A3縦型壁掛けホルダーカレンダークラフト”というやつ。MADE IN KOREA。
 書きこむスペースがたくさんあるのが,選んだ理由。

● 百均カレンダーとはいえ,お金を払ってカレンダーを買うのは,人生初体験だ。企業がくれるものを使っていたから。
 そもそもの話,ぼく一個はカレンダーの必要を感じたことがない。手帳を見ればいいんだし。今どきはスマホでOKだし。

● なので,自宅で使うんじゃなくて,職場に持ちこんだ。メンバー全員の行動予定表にする。
 じつは必要ないんだけどね。会社のイントラネットにあるスケジュール表にそれぞれ書いているから,それを確認すればいい話だもん。

● が,それだと人別に表示されるのでね。この日には何があるっというのをパッと見たいときには,カレンダーに書いておいた方がいいような気がする。時間コストに見合うかどうかはわからないけど。

2014年12月12日金曜日

2014.12.12 ダイソー探訪

● 11日,宇都宮駅前のララスクエアに入っているダイソーに立ち寄った。B6の黒ダイスキンがゴソッと入荷していた。
 A6は赤,黄,橙の3色のままだった。前回見たときと変わらず。つまり,あまり減っていなかった。みるみる売れていくという感じじゃないですよね。

● さすがに,これ以上に買いだめる気にはならないので,あるのを確認しただけなんだけど。それだけなんですけど。

● これいいかもと思ったのは,システム手帳用のインデックス。ペンホルダーが付いている。システム手帳のバインダーの中には,ペンホルダーがないのがあるからね。
 このインデックスを装着すれば,ペンホルダーも使えることになる。耐久性はわからないけど,便利だろうな。

● もうひとつ。同じくシステム手帳用のメモ帳ですね。リーフじゃなくて,束になっているのがいい。
 システム手帳の最大の欠点は,バインダーに綴じたままでは書く気にならないところだ。これなら,はずしたままにしておいても,散逸する危険がない。っていうか,はずしっぱなしにしておいて,全部使い終えたら,保存用のバインダーに綴じておけばいい。
 ただし,ディズニーキャラの絵柄が印刷されているので,そこがちょっと。

● 2㎜の替え芯(墨芯)があったので,これをはさむ本体(ホルダー)もあるんじゃないかと思って探したんだけど,見つからず。
 あれば,たぶん買ったろうね。ユニホルダーは赤と黒を持ってるんだけど(ほぼ,使わない)。

2014年12月11日木曜日

2014.12.11 昔のダイスキンと今のダイスキン

● といっても,ダイスキンを使い始めたのは昨年のことだから,それ以前のことは知らない。
 ゴムバンドにラメが入っていて,それが不評だった頃のダイスキンと,今年の夏に復活した黒ダイスキンの比較なんですけどね。

● ラメのときのダイスキンには背に丸みがある。黒ダイスキンは直線に近づいた。だから何がどうってことじゃないんですよ。わずかな差だしね。
 個人的には丸みを帯びている方が好みだけれども,使い勝手に変化はない。少なくとも,ぼくなんぞが使う分にはどっちも同じだ。

● 次に,紙の色。黒ダイスキンの方が,少しクリーム色が濃くなったように思う。たぶん,古紙の配合率をあげたのじゃないですかね。
 しかし,これまた,だから何だってことはない。同じようにわずかな違いでしかないし,使い勝手には何の変化も来していない。

● ダイスキンはそれだけで屹立しているところがいい。ノートカバーの助けも要らない。ペンホルダーも要らない(ペンはゴムバンドに引っかけておけばいい)。使い終えれば,本棚に自力で立つしね。
 これからも長く付き合っていくことになりそうだ。よろしくお願いしますよ。

2014年12月10日水曜日

2014.12.10 万年筆vsボールペン 2

● 方眼セリスキンを使っていたときには,SARASAでビッシリと文字を書いていた。紙にインクが載って,インクの分だけノートが重くなったような印象を受けた。
 が,今はダイスキンにPreppyで書いているんだけど,そうした印象はなくなる。ビッシリ書くのは同じだけれども,インクが紙に染みて,載っているという感じがしないことが理由だと思う。
 同じブルーブラックでも,ゲルインクに比べて,万年筆のインク色が柔らかいことも理由だろう。

● 筆記具だけの問題じゃない。紙も当然,関わってくる。罫線がゆったりしていることとか,インクを吸いやすいかどうかとか。

● ボールペンは筆圧をかけて書くものというのは昔の話で,水性やゲルボールペンはさして筆圧を要しない。わかっていても,筆圧をかけてしまうな。その癖が万年筆を使うときも出てしまう。
 筆圧をかけて書いたんでは,ボールペンも万年筆も似たような書き味になってしまいそうだ。

● でも,書いたあとの見た目はだいぶ違う。どちらがいいか。紙によって違ってくる。色,横罫か方眼か無地か,によって。
 ペンの強さと紙の強さがバッティングするのが一番困る。困るんだけど,組合せの妙を考える楽しい試行錯誤の時間を過ごすことができる。

2014年12月9日火曜日

2014.12.09 池袋東武の伊東屋でお買いもの

● 7日のことなんですけど。池袋に出る機会があったので,東武百貨店の7Fに入っている伊東屋さんを覗いてきましたよ。覗くだけでは申しわけないんで,いくつか買いものもしましたよ。

● 支店とはいえ,文具の聖地である伊東屋に,ぼくのような人間が足を踏み入れていいんだろうかと思うんですよね。おまえなんかが来る場所じゃないよと,自分でも思ってたりするんで。
 なにせ,ダイスキンとPreppyで足りている人間なんですよ。

● でも,そのPreppyを買うのが伊東屋に行った理由でして。
 先月,アトレ川崎の有隣堂で極細Preppyを2本買ったんだけど,1本を新入社員にあげてしまったので,もう1本買っておいてもいいかなと思ってね。

● ダイスキンに書くのはブルーブラックに限るんだけど,これは極細ではなく細字を継続使用中。でも,極細の細さだったら赤も使いたいなと思って。
 いえね,仕事で赤を使ってるんですよ。時々しか使わないんだけど。プラチナのデスクペンを使ってたんだけど,これがインクもれをおこしてくれて,指が真っ赤になってしまいまして。よし,極細Preppyに切り替えようと思ったわけです。

● あと,ヨメにも黒と赤を買ってやろうと思ってね。彼女,ハイテックCコレトに黒,赤,青,緑の4色を入れて,やはり仕事で使ってるんですけどね,黒がすぐになくなると言っていたのを思いだしてね。
 それほど使うんだったら,黒と赤は極細Preppyも試してみなよ,っていうわけで。

● で,極細Preppyを4本購入。ブルーブラック1,黒1,赤2。
 あと,ほぼ日手帳の“マミタス”を贈答品に使おうと思ってたんだけど,手に入らなかったので,代わりの手帳を求めることにして,それも一緒に購入。

● せっかく伊東屋に来たんだからね,高級品も見てきましたよ。
 まず,システム手帳のバインダー。以前,ここで柔らかくてポケットもちょうどいい具合に付いているのを見かけた。同じのがあるかなぁと思ったんだけど,見あたらなかったな。
 あっても,さすがに買えませんけど。

● あと,ガラスケースに陳列されている万年筆ね。これはじっくり見ていると,店員に声をかけられそうなので,そそくさと見ただけ。買う気はないんだからね。

● お客さんはここでも女性が多かったようだ。でも,高級万年筆やシステム手帳バインダーを買うのは,今でも男性が主体だろう。したがって,これらはあまり売れていないように思われる。
 2万円も3万円もするものをサッと買うのはやはり男性で,女性の多くはもう少し値頃感を重視しそうな気がする。化粧品やアクセサリーにはお金を使っても,実用品に対しては,これならこれくらいまでっていう目安を持ってるでしょ。実用品に関しては,彼女たちの財布の紐はけっこう固いんじゃないかなぁ。
 システム手帳のメーカーは,女性を意識した製品作りには興味がないようだよね。システム手帳じたい,主なユーザーは男性なんだろうね。

● 一方,ノートや(システム手帳ではない)手帳になると,女性に向けられたものが百花繚乱状態。ボールペンにもこの傾向がある。ディズニーとかサンリオのキャラクターをあしらったものとか。
 でも,あれですよね,大人の女性にシックリ来るものとなると,そんなにないよねぇ。昔とあまり変わらないんじゃないかな。逆にいうと,この分野については昔から充分にあったのかもしれない。
 男性が使うものを色違いでだすとか。ワインレッドであったり,ブラウンであったり,紺であったり。サイズを女性に合わせて小さくしたものも昔からあったように思うし。

● ぼく的には,男モノを使いこなしている女性ってすごくかっこよく見えるんだけどな。逆はみっともないだけだけど。

● 伊東屋の隣にも鳩居堂も店を出している。ここは女性に占領されていた。ポチ袋を熱心に見ている人が多かった。
 きれいな包装にこだわるんだろうね。問題は中身なんだから,ポチ袋なんか百均でもコンビニでもいいじゃないかと思ってしまうのは,quality of lifeが低いってことになるんだろうな。

2014年12月8日月曜日

2014.12.08 万年筆vsボールペン

● ボールペンはインクがなくなればリフィルを替える。使い切りタイプなら本体ごと取り替える。万年筆はカートリッジは替えるけれども,ペン先はずっとそのままだ。万年ペン先。
 ここが万年筆の面白いところであり,愛着が生まれる所以なのだろうな。手入れが必要で面倒な部分でもある。
 メーカーにとっては難しいところ,あるいは腕の見せどころになるのだろう。
 まぁ,ぼくが使っているPreppyは,事実上,メンテフリーだけど。

● ボールペンはとにかく色が一様。万年筆は濃いところと薄いところ,色の濃淡が出る。そこが味ということになるのだろう。手書きの味。
 ボールペンのように滑ることがない(少ない)から,万年筆で書くとゾンザイ感が少なくなる。書きなぐったという感が出ない。グジャグジャに書いても,時間がたつとそうは見えなくなるのが不思議。
 字が下手な人でもサマになる文字を書けそうだ。

● その分,速く書けるのはボールペンの方だ。仕事で使う筆記具は大半がボールペンになっていると思うんだけど,それには理由があるようだ。
 会議でメモをとる,電話中に用件を書きとめる,そういうときはボールペンが威力を発揮する。仕事で万年筆を使っているのは,生産性よりも個人の嗜好を優先させてしまっている人ではないか。

● というのは過度な単純化でしょうね。万年筆でも筆圧をかけずにサラサラと書く人がいるはずで。
 っていうか,それが上手な万年筆の使い方で,ぼくにはそれができていないということだと思う。

2014年12月7日日曜日

2014.12.07 なぜ,Preppyとダイスキンをこんなに好むのか 4

● というわけで,アッチに飛びコッチに飛びしながら考えて(?)みるんだけど,なぜPreppyとダイスキンを使いたくなるのかはよくわからないよ,と。

● 安さといっても,百均に行けば,ペンもノートも他にいくらでもある。なぜPreppyでありダイスキンなのか。商品の良さというのが厳然としてある。これは間違いない。
 もちろん,良さっていうのは,商品と使い手の間に発生するものだ。百均にある多くのノートは原価はどれも似たようなものだろう。その中で,ダイスキンを選ぶぼくのような人もいれば,そうじゃないのをいいと思う人もいる。良さというのは相対的なものだ。

● にしても。ダイスキンにPreppyで書くのって,今までになかった楽しい体験なんですよね。
 楽しいならいいじゃん,そのまま続けなよ,ってなものですよね。どうでもいいことをウザウザ考えていないでね。

● やっぱりなぁ,圧倒的なコストパフォーマンスってことに集約されちゃうのかねぇ。ぼくとしてはそうだと認めたくなくてね。
 だから,できればPreppyが1万円であっても同じように使うし,ダイスキンが千円であっても同じように使いますよ,と言いたかった。でも,さすがにそれはな。
 ただね,モレスキンが100円になっても,ぼくはダイスキンを使いますよ。これは断言できる。なぜなら,モレスキンだとPreppyが使えなくなっちゃうからね。

2014年12月6日土曜日

2014.12.06 なぜ,Preppyとダイスキンをこんなに好むのか 3

● 若い頃は高価なモノを持ちたいと思った。文具に関しても,万年筆や手帳はけっこう高いモノを買った。
 自己演出を考えてた? モノが自分を引きあげてくれると思った? 雑誌に載っているモデルに自分を重ねていた? いずれもあてはまると思う。

● ただ,昔は高級品と安物が歴然としていたように思う。品質と価格は比例するみたいな。だから価格で選べば間違いなかったっていう。
 今はグローバル化のおかげかどうか,安くてもいいモノが出てきた。

● たぶん今でも,価格と品質の間にはしっかりと相関があるのかもしれない。わずかな違いに大きなコスト差が存在するのだろう。見る眼がある人は,価格差だけのことはあると納得して高い商品を使うのかもしれない。
 ぼくにはそうしたレベルの違いがわからないから,価格だけで選んで,そこそこの品質で満足しているのかも。そうだと言われれば,たぶん,そうなんだろう。
 だとすると,ぼくがPreppyとダイスキンを好むのは,まさにコスパに惹かれているからだってことになるんだけど。

● 今,高級品に惹かれないのはなぜか。若い頃にやって気がすんだ? ときに価格と品質が比例しないことがあって,それは文具にわりと多いとわかった? 自分を良く見せるということに関心がなくなった?
 が,ペンとノートに関していえば,Preppyとダイスキンに不満がないからだ。ぼくにとってこの300円システムは鉄板だ。実質で満たされているので,文具にステータスを求めたり,自己表現のアイテムにしたりという,邪な発想がわかないのだと思う。

2014年12月5日金曜日

2014.12.05 ダイスキン,再入荷

● 宇都宮駅前のララスクエアにあるダイソーでは,10月初めにダイスキンが全部売れたのを確認している。以後,ずっと再入荷はなし。
 ダイスキンタイプの手帳は豊富にあるんだけど。

● ユーザーの自衛策としては,見つけたときに買いだめしておくこと。これ以外にない。1年分は確保しておかないと不安だな。
 ぼくはB6を含めれば5年分は買いためてあるから,全然平気なんだけど。

● ところが。再入荷されてましたよ。ただし,黒ではなく,黄と赤と橙のA6のみ。
 しかも,どっさりではない。なんか,別の店舗から廻してもらったっていう感じがした。

● ダイソーとすれば在庫を抱えたくはないだろう。一度にまとまった(しかし,確実に完売できる)量を発注して,短期間で売り切る。ユーザーが使い切った頃を見計らって,店頭に並ぶように再発注をかける。そうしているのだろうと推測する。
 ダイスキンのヘビーユーザーにしてみれば,その期間が長すぎるように思える。が,ヘビーユーザーだけがユーザーじゃないわけでね。

● 店頭から消えたらすぐに補充されるのがもちろん理想なんだけど,それをしないから,このノートが100円で供給できるのかもしれないね。
 ま,「ユーザーが使い切った頃を見計らって」っていうのは好意的に過ぎる見方だろうけれども,爪の先に火をともすような努力をダイソーはしているのだろうな。

2014年12月4日木曜日

2014.12.04 なぜ,Preppyとダイスキンをこんなに好むのか 2

● ではなぜ,こんなにもPreppyとダイスキンを好むのか。ちゃんと考えておいた方がいいかもしれないなと思ってね。
 といって,深い答えは出てきそうもないんだけどね。

● Preppyの問題。ダイスキンの問題。Preppyとダイスキンの相性の問題。この3つがあるはずだ。
 まず,Preppy。万年筆としてしっかり使えること。軽いのもぼくにはありがたい。握りやすい。これはPreppyの問題ではないけれども,ブルーブラックインクがいい。ぼくの好みに合う。

● ダイスキン。万年筆で書いても裏に抜けたり写ったりしない。綴じノートだから筆記の邪魔をするモノがない。左ページにも書きやすい。ハードカバーだから下敷き要らず。180度開くし,充分に堅牢だ。

● では,Preppyが1万円だったらどうだろうか。今と同じように使えているだろうか。ダイスキンも仮に千円だったら,やはりこれほどに偏愛しているだろうか。
 結局,安さがもたらす魅力があるんだと思う。が,それは具体的に何なのか。
 得した感? ほとんど財布を痛めずに大きな便益を受けているということ?

● けれど,それはモノを使う楽しさにはつながらないように思う(つながるのか?)。
 Preppyとダイスキンの相性の問題にしても,安さには安さが合うという言い方は気がきいているんだけど,それだけではない(それだけなのか?)。
 もし,ぼくが大富豪だったら,2万円や3万円のペンやノートをPreppyやダイスキンを同じ感覚で楽しく使っているだろうか。どうもそうではないような気がする。

● 安さっていのは,高い安いの比較ではなく,それ自体がチャーミングなんだろうか。色が白いのは七難隠すってのと同じなんだろうか。

2014年12月3日水曜日

2014.12.03 mono2014.12.16号-プレミアム文具が欲しい

編者 中山 基
発行所 ワールドフォトプレス
発行年月日 2014.12.02
価格(税別) 590円

● 100円のダイスキンと200円のPreppyで大いに満足してて,プレミアム文具がほしいとはまったく思わないぼく。
 なんだけど,こういう特集だとつい目をとめてしまいますな。

● フローティングペンが流行なんですか。そうなんですか。遊び心満載っていうか,遊び心だけでできているような製品だと思うんだけど,この雑誌の読者って20代,30代の若者なんですかね。
 フリクションも取りあげられている。これはぼくの周りにもけっこうな数のユーザーがいる。評判いいですよね。

● あと,文具店でわりと目立つのが,A4三つ折りホルダー。キングジムのオレッタですね。A4の書類なりコピー用紙なりを,三つ折りにして持ち歩くためのホルダー。こういうのが欲しかったんだよという人,けっこういそうだ。実際に製品にして見せられると,うまいなぁと思う。
 バインダーノートでもスリムサイズが売れているらしい。これには正直,食指が動かない。バインダーだと,(いちいち取りはずして書くのではない限り)筆記可能面積が小さくなる。それがスリムになったんじゃ,いよいよ書けるところが少なくなる。

● いわゆる金運カレンダーも紹介されていた。1999年に登場したんですな。その頃って,ドクターコパの“西に黄色で金運アップ”ってのが流行っていたんだったけな。
 累計販売部数が100万部に達したそうだから,それなりに売れているといっていいんですかね。今じゃ百均でも売ってるけどね。

● 文化服装学院・文化学園大学の購買部「GAKUEN SHOP」も紹介されている。オキナのプロジェクトペーパーA4・5㎜方眼に製図用のシャープペン,ホルダー型の消しゴムなど。
 書くんじゃなく描く系の人は,なるほどこういうものを使うのか。

● というわけで,15分ほど楽しむことができた。

2014.12.03 なぜ,Preppyとダイスキンをこんなに好むのか

● Preppyを使いたいから書く,ダイスキンを使いたいから書く,ということがある。ということは,Preppyもダイスキンもけっこうすごい商品なんだと思うんですけど。
 ぼくにとってはってことなんだけど,モレスキンを使っていたときには,モレスキンを使いたいから書くってことはなかったからね。

● 道具を使いたいという理由でその道具を使うことがあるのは,ぼくとしても初体験だと思う。子どもだった頃にはあったかもしれないんだけど,憶えていない。
 学研の中1コースの年間購読を予約するともらえた万年筆を使ってみたくて仕方がなかったってことはあったかもしれない。いや,逆にもったいなくて使えなかったか。今よりずっと貧しかったからね。

● 普段使いの商品で,その商品を使いたいから,とにかく何か書くという体験ができるのは,何だかとてもありがたい気分になる。
 しかも,両方併せて300円なんだから,お金って使いでがあるなぁと思う。ぼくがよほど安あがりですむようにできているんだろうか。

● ともかく,こうしてPreppyでダイスキンに何か書こうとすると,何かしら書くことが出てくるのは不思議だ。
 で,えてしてそうして書いたものが,ブログのネタになったりするのだ。

2014年12月2日火曜日

2014.12.02 ダイスキンの次もダイスキン

● 赤いダイスキンを使い終えて,さて,次はどんなノートを使おうか。って,またダイスキンにした。黒いダイスキン。
 同じノートを続けて使うのは,今回が初めてだ。

● 今までは,ダイスキンとダイスキン以外を交互に使ってきましたかね。ダイスキンに戻るんだけど,ダイスキンも使っている間に飽きる。別なのを使いたくなる。
 特に今回はコクヨのSYSTEMICを試してみたい欲求があった。

● んだけど,ダイスキンを続けて使うことに。赤ダイスキンを24日間で使えたので,飽きるところまで行かなかったのかも。
 Preppyで書けるってことも大きいと思うんだけど,これは別にダイスキンじゃなくてもOKですからね。

● メモノートとしてのダイスキンの秀逸さについては,理屈を考えだすと何となくあやふやなんだけど,体はよくわかっていて,自然に手が伸びるって感じですかね。
 もちろん,価格も大きな要素だ。お金ってこんなに使いでがあったのかと感じる機会はふたつある。そのひとつがダイスキン。
 ちなみに,あとのひとつは,安くて旨い食堂や酒場に行ったとき。

● これからも,当分は赤と黒を交互に使っていくことになるかなぁ。

2014年12月1日月曜日

2014.12.01 ダイソーの手帳 2

● 後日,県北の小都市のダイソーを覗いたら,こちらの方が種類が豊富。A6ダイスキン様の手帳もあった(→宇都宮のララスクエア店にも入荷された)
 見開き2ページのマンスリーと,やはり見開きで1週間のウィークリー。メモページはわずかになる。
 ウィークリーはレフトタイプ。能率手帳と同じで,これ1冊でかなり細かく予定は管理できそうだ。

● 造本がダイスキンと同じならば,堅牢性も充分なはずだ。1年間の使用に耐えるだろう。
 手帳も百円の時代が来たなぁと思った。既存の手帳メーカーにとっては,一定の脅威になっているのかもしれない。

● なっていないのかもしれない。従来の手帳ユーザーが値段に惹かれてダイソー手帳に乗り換えることはそんなにないように思うので。
 おそらく,今まで手帳なんて使うことのなかった人が,ダイソー手帳を見て使い始めているのかも。ダイソー手帳は手帳ユーザーの裾野を拡げる役割を担っていて,他社の顧客を奪うことはあまりないのかもね。
 そうだとしても,手帳メーカーにすれば,潜在顧客をダイソーに奪われていることになるのか。

● 1年間使うものを百均製品にしていいのか。そこを考える人が多いでしょう。
 ダイスキンvsモレスキンで考えれば,モレスキンは品質において万全とは言いがたいところがある。価格以外に,ダイスキンがつけいる隙があったと思う。
 が,ノルティにも高橋手帳にも,モレスキンのような隙があるとは考えにくい。様々なユーザー状況を想定して,様々な種類を取り揃えている。ダイソー手帳のアドバンテージは価格だけだ。

● 以前,ダイソーの幹部社員は自社製品を使っているのだろうかと思ったことがある。会議で使うノートはダイソー製品だろうか。ペンは100円のボールペンを使っているんだろうか。まさか,モンブランを持ち歩いているのじゃあるまいな。
 まして,手帳だ。ファイロファックスのシステム手帳なんぞを使っていたりしないだろうな。

● が,このダイスキン手帳を見ると,自社製品を使っているのだろうと思えてくる。スケジュールは秘書任せなのかもしれないけれども,もし自分で手帳を使っているのだとすれば,彼らが使ってもダイスキン手帳は使用に耐えるでしょ。おかしな佇まいではない。
 さらにA6ダイスキンをメモ帳にし,B6ダイスキンを業務用として使う。何も問題ない。ペンは自社製品のゲルインクボールペンでOKだ。

2014年11月30日日曜日

2014.11.30 ダイスキンを使い終えた

● 赤いダイスキンを29日に使い終えた。6日に使い始めたので,使用期間は24日間。今までで最速。ダイスキンだとなぜだかたくさん書ける

● 筆記具はもちろんPreppy(細字)。ダイスキン1冊でカートリッジを2本消費する。

● こうしてダイスキンを使っていると,横罫でいいなと思う。方眼とか無地とかじゃなくて横罫。文字を文章の形で書くだけだから。
 書き方に工夫を加える余地はあるのだろうとも思う。が,思うだけで,具体的に何かを試みてみようとは思っていない。こういうところは怠惰な方だ。特に困っていることもないのだから,工夫の余地があるとしても,今のままでいいじゃんと考えちゃう方だな。
 要するに,現状変更を嫌う保守主義者。

● 次は黒のダイスキンを使う。同じノートを続けて使うのは,初めてのこと。ダイスキン+Preppyに何も問題を感じていないんだから,自然っちゃ自然な選択。300円システムで行こう。

2014年11月29日土曜日

2014.11.29 ダイソーの手帳とカレンダー

● ダイソーからもいろんな手帳やカレンダーが出ていますな。B6ダイスキンタイプの手帳は見開きマンスリーにメモページ。
 潔くていいんだけど,ぼくは手帳とメモ帳は分けたいと思っているので,この手のものは使わない。手帳にメモページがあるのは邪魔だと思ってしまう。

● もっと小さくて薄いのもある。マンスリーに1ページ1週間のウィークリーが付く。手帳はこれで充分だな。
 スクラップ機能をノート(メモ帳)に回して,奥野宣之さんが『情報は1冊のノートにまとめなさい』で説くところを実践すれば,手帳は予定を書いておくだけでいい。予定を書いておくだけなら,ダイソーのこの小さい手帳で充分。
 これって,ぼくだけじゃなくて,ほとんどの人にあてはまるのじゃないか。

● 手帳を使うと生産性があがるとか,時間の使い方が上手くなるとか,甚だしきにいたっては夢が叶うとか,そうした幻想を持ちがちだけど,それって本当にあることなのか。
 手帳はひっきょうスケジュール帳だ。予定の備忘録だ。そこから先の細かい段取りは,手帳を使ってやる人もいるだろうし,使わない人もいるだろうけれども,基本は脳内性能で決まるのであって,手帳を使うか使わないかは,たいした問題じゃないように思う。
 あんまり手帳に期待しない方がいいんじゃないかなぁ。そこを期待しすぎるから,手帳を使えない自分というイメージができてしまって,かえってストレスになったりするんじゃないの。

● カレンダーもいろいろある。ぼくとしてはできるだけ記載スペースが多いものを選びたい。これは職場に置いておく。メンバーの行動予定を書いておくために使う。
 なくてもいいものだとは思うんだけど,あると助かることもあるのでね。

2014年11月28日金曜日

2014.11.28 極細Preppyを新入社員に進呈した

● Preppyを新入女子社員に見せて,最近,極細が出たんだよという話をした。オレンジダイスキンを使ってくれている新入社員。
 したらば。Preppyってずっと探してるんですけど,ほんっと,ないんですよね,という。

● さよう,しかり。じつにこの極細Preppyは宇都宮の文具店をいくつも探したんだけど,どこにもなかった。なので,わざわざ東京まで買いに行ったのだと自慢(?)してやった。っていうか,そういうふうに話を作っておいた。
 実際に買ったのは東京じゃなくて川崎だったし,川崎までPreppyを買いにいったわけじゃない。用事は別にあって,ついでにPreppyも買ってきたわけなんだけど。

● が,それじゃ面白くないからね。300円の極細Preppyを買うために,4,000円の電車賃をかけたんだよ,と。ゆえに,これは手間と時間がかかった貴重なものなんだ,と。
 えぇぇってなものですね。

● 話を作っただけでは申しわけないと思って,その貴重な1本を彼女に進呈することにした。
 えぇっ,そんなものいただけません,というところを,しいて受けとってもらった。自慢の代償だね。彼女ならほんとに使ってくれるだろうし。
 ダイスキンといいPreppyといい,自分のシンパが増えるのは,領分が広がるようで,気分がいいね。いいものだから,使ってほしいよ。

2014年11月27日木曜日

2014.11.27 やはりPreppyが第一筆記具

● いや,やっぱりPreppyですね。ここは動かせない。ダイスキンにはPreppy,これがぼくの合い言葉っていいますかね。
 ただ,極細Preppyへの興味は失せてきた。使用中の細字がダイスキンのB罫には合うから。

● ゲルインクはプラチナカートリッジのブルーブラックより色が濃いから,線の細さを濃さで補うことができる。が,同じカートリッジで線だけ細くなると,手帳にはいいかもしれないけど,ダイスキンに書くには細すぎるというか弱すぎるという印象になるかな,と。
 ま,相当以上に無理してつけた理屈ですけどね。

● ともかく,ダイスキンとPreppyの組合せはとてもいいので,どうしてもこれで安定しようとする。平衡点に向かう。
 そうなると,このブログに書くことがなくなる。安定を極めた結果のネタというのもあるのかね。

● 新しいことをやれば必ずネタは出るんだけど,新しいことをやり続けるのも辛いし,ネタを作るためにそうするのは本末転倒だと思う。
 要するに,ネタはあらかた出し尽くした感がある,もう何も書くことないよ,ってことなんだけどね。こういうことももう何度も書いているな。

2014年11月26日水曜日

2014.11.26 PreppyかSARASAか

● SARASAの書き味は素晴らしい。が,Preppy(万年筆)で書いたものは,紙に刻んだっていう印象になるのに対して,SARASA(ゲルインクボールペン)で書いたものは,インクが紙に載っているという趣になる。
 だからPreppyがいいということではなく,このあたりは好みの問題。気になるならないには個人差があるだろう。

● ダイスキン+Preppyの組合せはとてもいいので,ダイスキンにはPreppyという命題(?)がぼくの中では前提になっている。
 なので,今もPreppyを使っているんだけど,SARASAの書き味が懐かしいんだよねぇ。官能的なまでにヌラヌラで滑らかでねぇ。
 試しにダイスキンにもSARASAで書いてみると,0.5㎜のゲルは0.3(細字)の万年筆よりも線が細いんだね。ともあれ,SARASAで書いてもまったく問題はない。

● どうしようかなぁ。SARASAを第一筆記具に格上げしようかなぁ。そうなると,シグノの0.5㎜(特にキャップ式)も試したくなるな。

2014年11月24日月曜日

2014.11.24 Seriaを丹念に見てあるく

● Seria製品でお世話になっているのは,まず“システムバインダー6穴 B6(バイブル)サイズ”。保存用バインダーね。1年分のリフィルがピッタリ収まる。
 ずっと供給を続けてくれているので,助かっている。ゴソッとまとめ買いをしている。あと6冊ある。バイブルサイズのシステム手帳をあと6年間使い続けるかどうかは不明だけど。

● 次はセリスキン。A罫と方眼を1冊ずつ使っただけだけど。スマホのスタンドも3つ買った。自宅と職場においている。あとひとつは予備。
 ボールペンもSeriaで何度か買った。シグノとSARASA。

● が,それら以外はまったく買ったことがない。なので,Seria(MEGAドン・キホーテ ラパーク宇都宮店)を時間をかけて覗いてきた。といっても,メインは文具売場。
 ダイソーもそうだけど,まぁ,ないものはないというくらいに何でもある。

● 付箋を2つ買ってきた。コクヨの“Tack memo 付箋ミニサイズ”の横幅をさらに半分にしたもの。それが800枚。本を読んでいて気になったところに貼るのが,付箋の唯一の使い方なんで,この極細サイズの方がいいかなと思いまして。
 安いのはダイソーの方なんだけど,そちらは200枚のブロックなんですよね。かなり分厚い(だから鞄に入れておくとブロック割れを起こす)。こちらは50枚でひとつのかたまりになっているので,そういう心配もないだろう。

● でも,文具で買ったのはそれだけ。スケッチブックとかスクラップ帳とか,ぼくは使わないし,ファイル用品も要らないしな。

● SeriaにはコクヨのCampusA6もある。100円だとすると文具店の方が安い。ついでに買っていくお客さんがいるんでしょうね。置いておけば売れるのだろう。

● あ,でも,食品売場でミル付きブラックペッパーを買った。便利ですね,これ。量的にもちょうどいいし。これで100円は嬉しいかも。
 中に入っているブラックペッパーの質はどうなんだということになるんだけど,ぼく,かなりのバカ舌だから。全然,気にならないレベル。

2014年11月23日日曜日

2014.11.23 久しぶりに無印良品のお店を覗いてきましたよ

● 宇都宮パルコ7階にある無印良品の主に文具売場をね。無印では“開きやすいノート”を使ったことがある。在庫も5冊ほど持っている。

● “滑らかな書き味のノート”というのもあるんですな。“開きやすい”は中紙96枚なんだけど,“滑らか”は72枚。価格も300円に対して250円(A6の場合)。
 それ以外は同じですか。“滑らか”も開きやすいし,“開きやすい”も滑らかに書けるからね。
 両方とも表紙は厚め。“開きやすい”の方ががっつり固いけど。

● “滑らかな書き味ハードカバーノート”もある。文字どおり表紙がハードカバー。96枚で700円とちょっとお高い。
 モレスキンポケットよりも縦長。ゴムバンドはついていない。

● “手のひらサイズポケットノート”はコクヨの測量野帳とうりふたつ。っていうか,測量野帳そのもの。違うのは表紙だけ。価格も同じ180円。
 セリスキンの5㎜方眼に対して,こちらは3㎜。まるで別物だね。
 ごっそり買っていこうかと考えたんだけど,思いとどまった。ぼくは横罫で間に合う使い方しかしてないからな。

● 食品売場もついでに。無印の“あおさせんべい”,旨いですな。100円。3つ購入。無印で一番お世話になっているのは“タコ足カルパッチョ”だと思う。
 東京駅構内にあるお店でこれを買って,電車の中でこっそり食べる。これでビールを飲んでもいいし,それだけ食べるのもいい。
 その“タコ足カルパッチョ”はなかった。ので,“イカ足カルパッチョ”をお買いあげ。180円。

2014年11月22日土曜日

2014.11.22 モレスキンvsダイスキン 2

● ぼくはモレスキンよりダイスキンの方が質がいいと思っている。粗悪なのが1,700円(ヨドバシ価格)もして,良質な方が100円。
 にもかかわらず,1,700円の粗悪品が生き残っている。生き残っているというレベルじゃなくて,一定の勢力を保持している。

● どうしてなんだかわからない。「日経WOMAN」の11月号は手帳特集だった。モレスキンユーザーが登場してて,使用済みのモレスキンの写真が掲載されている。写真でも裏写りがハッキリ出てて,こういうものを使っていてストレスにならないのかと,余計な心配をした。

● 雪崩をうってダイスキンに移行してもおかしくないような気がするんだよねぇ。
 そうならないのは,ダイスキンが百均で売られている商品だからですか。百均に対する拒否反応があるんですか。オレは百均製品を使うような人間じゃない,とか。

● 文具雑誌でもモレスキンはたいてい取りあげられている。提灯がついていることが多い。最近,そうじゃない雑誌をひとつ見かけたんだけど。
 実際に使ってみればわかるはずだよなぁ。このあたりが不思議でねぇ。

● でも,ブログをザッピングするとモレスキンの品質劣化を憂える声,多数。ダイスキンを是とする意見の人もいる。そりゃそうだよなぁ。いなかったらおかしいよ。
 とはいえ,モレスキン大好きという声も多数。

2014年11月21日金曜日

2014.11.21 Preppy:細字 vs 極細 2

● 細字を使ったり極細にしてみたり。ずっとそれを続けることになるかもしれない。細字には細字の快感,極細には極細の快感。
 普通は用途に合わせて使いなさいよってことになるんですな。ところが,こちらの用途はひとつしかないのでねぇ。
 どちらか1本しか使えないとなれば,たぶん極細を選ぶんじゃないかと思う。汎用性はより細い方にある。

● が,ダイスキンには細字がしっくりくるのは確か(ぼくの場合)。B罫に合うというのもさることながら,ダイスキンの紙質に合うというか。紙から受ける抵抗感が気持ちいいのは細字の方だ。

● 自分が小さめの字を書くことをあまりいいとは思ってなくて,できればゆったりめに書きたいと思っている。それも細字を手に取る理由のひとつだ。
 細字の方が文字列が安定するようでもある。
 以後も,ノートはダイスキンがメインになるはずだ。とすれば,細字の方がやはり主たる筆記具であり続けることになるかなぁ。

● でも,せっかく買った極細も使ってみたいわけでね。要は,それだけのことなんですけどね。

● ちなみに,欧米製品の細字はどういうシチュエーションでも太すぎるように思う。インクを大量に使わせようという陰謀が裏に隠されているんじゃないかと思うほど。
 もちろん,アルファベットを対象にしているペンと漢字を書くことを想定しているペンとの違いなんだろうけどさ。

2014.11.21 気になる手帳 2

● ディスカヴァー21からは,“DISCOVER DAY TO DAY DIARY”のほかに“DISCOVER DIARY”も出ていますな。
 1日1ページの“DISCOVER DAY TO DAY DIARY”に対して,こちらは見開き1週間のウィークリー(レフトタイプ)がメインになる。A5サイズでたっぷり書ける。

● メモノートが別冊で付属するのが特徴。もちろん,本体と一緒にカバーにはさんで持ち歩ける。A5サイズなんだから,使い切ったら市販のノートで代用できるだろう。
 メモは別冊主義のぼくとしては,ここの得点は高い。

● なんだけれども,本体にもメモページがどっさりある。付属ノートがあるんだから,本体のメモページは不要だろう。
 と,ぼくは思うんだけど,それは違うんだろうな。メモも本体に書いて,付属ノートは特殊な用途(たとえば住所録)に充てる人が多いのだろうね。

● “DISCOVER DIARY”を使う人ってかなりの書き魔だろうね。どんな人が買うんだろうな。
 ぼくは“DISCOVER DAY TO DAY DIARY”と同じ理由で,採用見送りなんだけど,これを手帳として使う人には,勝手にシンパシーを感じる。

2014年11月20日木曜日

2014.11.20 Preppy:細字 vs 極細

● 極細を使うと自ずと字が小さくなる。そうしないと一文字がスカスカになりそうだ。C罫なら間違いなく極細のものだろうけど(っていうか,極細を使いたいがためにC罫ノートを用意するなんてことをやりそうな気がする),B罫なら細字がいいようだ。しっくり書けるような気がする。
 線は(用途にもよるが)細ければ細いほどいいといった単純なものではないようだ。普通にメモを書くなら,細字が適当だ。というのが,当面の結論。

● 極細はでも,イリジウムポイントの微細さといい,よく作ったなぁと思わせる。これで300円とは恐れいる。
 長く書いていて疲れないのも,極細の方かもしれない。

● 日経アソシエの付録についていたペンケースを持ち歩くようになった。そうなると,手帳にもノートカバーにもペンホルダーが付いていることを重視しなくなった。
 手帳にはハイテックCコレト(黒,赤,緑,青)を使っているんだけど,4in1とかじゃなくてもいい。単色を4本持ち歩いたってかまわない。極細Preppyを4本。

● が,ハイテックCの0.3㎜は極細Preppyよりさらに線が細い。ここがハイテックCの身上で,手帳の狭いスペースにゴチャゴチャ書くには,やはりハイテックCが適当か。
 手帳にはメモノートほどたくさん書くわけではないので,いちいちキャップをはずしたりはめたりが面倒でもある。

● となると,極細Preppyは使う場面が限られてくるか。

2014年11月19日水曜日

2014.11.19 クロスのローラーボールに使える互換リフィルがあると嬉しいんだけどね

● だいぶ前のことなんだけど,ヤフオクでシェーファーのローラーボールをゲット。
 かなり安かった。一度でも使ってしまえば,経済的な価値はガクッと下がってしまうんだな。使い倒すところまで使えれば,それが一番でしょうね。

● テキトーにいじっている最中に,シェーファーにノック式シグノのリフィルが装着できることを発見(っていうほどでもないか)。
 が,その後,サイトを見ていたら,世の中にはエキスパートがいるもので,こういうことを体系的にというか網羅的に調べている人がいるんだね。いるんだなぁ,どういう世界にもすごい人が。

● クロスのローラーボールに使える互換リフィルがあると嬉しいんだけどね。上記のサイトにもそれは載っていない。ないんですかね。
 シェーファーにしてもクロスにしても,とにかく線が太すぎて,常用にはまったく適さない。封筒の宛名書きにしか使えないんじゃないかと思う。
 これに,国産のリフィルを入れて使えれば,それなりに活用できるかもしれない。

● とはいっても,ではシグノのリフィルをシェーファーに入れて使うかって問われると,たぶん使わないかもな。少なくとも,今までのところ,そういうことはしていない。
 結局,軸もシグノのままの方が使いやすいってことなんですよね。透明プラスチックでいかにもな外見なんだけど,使いやすい。

● たとえば,不動産会社の社員が成約にこぎつけて,顧客と契約書を取り交わす。そういうときにシグノを使えるか。それは無理だろう。モンブランの万年筆なんぞを使うだろう。なぜなら,それは儀式だから。儀式には儀式用の筆記具がある。
 そうした儀式を別にすれば,100円のシグノを人前で使うときに,臆するような局面があるか。おそらく,ないな。
 シェーファーとクロス,捨てちゃおっか。

2014.11.19 デスクペン vs 極細Preppy

● 極細Preppyの線の細さは,プラチナのデスクペンと同じ。シャープな文字が書ける。これならたしかに手帳にも使えそうだ。
 このシャープな印象を良しとするか,ちょっとどうかなと受けとめるか。

● ともあれ。だとすれば,デスクペンじゃなくてPreppyを使った方がいいね。
 まず,安い。Preppyはデスクペンの半分以下の価格。

● 書きやすい。デスクペンはある程度の時間書いていると,指から染みだす汗で軸が滑りやすくなる。指が知らず知らずのうちに,下に動いてしまう。
 デスクペンの軸はプラスチックなのに加えて,先細りの形になっているので,どうしてもこの現象が起こる。
 Preppyもプラスチックだけれども,デスクペンほどには滑らない。ずっと同じところを持っていられる。

● 三番目は,Preppyのインナーキャップだ。放置しておいても,放置前と同じ状態で書き始めることができる。この安心感はやっぱりポイントが高い。

● してみると,極細Preppy,相当に秀逸ではないかと思う。使いこんでみるとまた別なところが見えてくるのかもしれない。
 昨日,当分は細字を使い続けると書いたんだけど,どうかな。極細に行きそうな気もしてきたな。

● ヨメに勧めてみようかとも思った。彼女,ハイテックCコレトを仕事で使っていて,すぐにインクがなくなってしまうとこぼしていた。極細Preppyに替えればだいぶ長く使えるようになるだろうし,ランニングコストも安くなるんじゃないか。線が細いのだから,インクの消費も少ないはずだ。
 極細は3色しかないけれども,カートリッジさえ買えば,緑も青も使えるんだろう。

2014年11月18日火曜日

2014.11.18 極細Preppyもかなりいい

● アトレ川崎の有隣堂で購入できた極細Preppy,当然使ってみた。
 カートリッジを装着して数秒後に使えるようになった。インクの出も最初からスムーズ。これが普通なんですか。

● “細字”のときはなかなかインクが降りていかなくて,書けるようになるまでにまる1日を要した記憶があるんですけど。
 以後も,インクの出が悪くて,文字もかすれがちになるし,まったく書けない状態になることもあって。いったんは使用を諦めたくらいで。よくなったのはひと月ほども経ってからだった。
 今回の極細は,そういうことがまったくなし。買った直後から問題なく使える。

● 極細と細字との違いは歴然とある。当然,線が細い。紙から受ける抵抗も,その分,小さくなるようだ(理屈では逆のはずだが,体感はそんな感じ)。サラサラ書けるのは極細の方だ。
 抵抗の多い少ないに対する好き嫌いは,人それぞれの好みでしょうけどね。

● キャップもしっかりと固く閉まる。細字はもっと緩い。よくいえば片手で操作できるほどにスムーズだ。
 もっとも,細字ももともとはそうだったのかもしれない。半年以上使ってきて,軸に固定する突起がやや摩耗してきたのかもしれない。

● 新デザインの細字は買わなかった。デザインが変わったといっても,軸とキャップの塗装部分が増えたといった程度の変化なので,わざわざ買ってみるほどのことでもないな,と。

● 極細を使ってみると,うん,いいね,これからはこちらを多用することになりそうだ,と思う。が,その後に細字を使うと,やっぱりこれでいいかな,と思う。
 当面,ただ今使用中のダイスキンは,最後まで細字で行ってみようと思ってますけど。

2014.11.18 加藤昌治『考具』を読んで

● 企画マンにとってはバイブル的な存在になっていると思われるこの本を読んだんですけどね。発散と収束,行きつ戻りつ,ビジュアライズなど,なるほどなぁと思わせる記述のオンパレードなんですけどね。
 まず紙を1枚用意すること,とあるわけですよ。綴じてあるノートじゃなくて,独立した1枚の紙。ここが出発点。
 ノート,特に横罫,は不可というわけです。この時点で文章化する必要はないのだし,左上から書きだす必要もないのだから,というわけです。

● ぼくは横罫のダイスキンに最初から文章で書いている。たしかに,アイデアを出すためには書いてないものなと思いましたね。
 ぼくが書いているものは,基本,備忘録。日記のようなものだ。それをあらためて知ることになった。ぼくのような人間は事務屋にしかなれないのかねぇ。

● 発想技法としてノートを使うことは,これからもないと思う。ノートを書いているのは,書いてスッキリしたいっていうのが第一で,第二に,その結果としてログが残せるってことだ。
 理想は頭の中身をそっくり外部化したいってことなんだけど,そんなことは不可能だよなぁ。

2014年11月17日月曜日

2014.11.17 極細Preppyは買わないことにした・・・・・・けど,買った

● 宇都宮では買えなかった極細Preppy。16日に川崎に行ったんですけどね。川崎ロフトに行けば,絶対あると思うんですよ。駅のすぐそば。行こうと思えば,サッと行けるわけですよ。

● でも。極細Preppyは買わないことに決めた。決めたといったら決めた。だだ今使用中の細字一本で行く。行けるところまでこれで行く。
 予備もあるんでね。当分は行けるでしょ。

● 冷静になったわけですよ。要らないもんね。ダイスキンのB罫には細字がピッタリ合うんだもんね。
 そうですよ。要らないのに買うことはないですよね。

● そうであっても試してみたいね,極細Preppy。極細だとどんな文字になるんだろ。線がもっと細くなるんだから,漢字もきれいにかけるようになるかもしれないな。今より小さな字を書くことになるのかね。それはそれでいいかもね。
 細字と極細を交互に使ってもいいよね。

● 結局,買いたいわけだよね。本音はね。でも,極細を買って,それをメインに使うことになると,今使っている細字をないがしろにするようで,そこが引っかかるよ,と。馴染んだ女房を捨てて,若い女性に走るような気がするよ,と。
 しかも,同じPreppyなんだから,姉から妹に乗り換えるようなものじゃないか。ちょっと抵抗があるよ,と。

● でも,交互に使えばいいと思いついた(?)ところで,購入決定だよね。捨てるわけじゃない。両方,面倒看ちゃうんだから。
 両方満足させる程度に使いこむ自信はあるし。

● というわけでね,川崎ロフトに行っちゃいましたよ。ところが。ロフトにもなかったんですよ,新型Preppy。ロフトでも扱ってないんですねぇ。
 で,アトレ4階の有隣堂に行ってみました。ブルーブラックの極細が2本残っていたので,その2本をお買いあげ。
 というわけで,やっとのこと,新型Preppyの極細を買えましたよ,というお話でした。

2014.11.17 大量の文章を書かなければならなくなったら

● このブログのネタ(といえるほどのものか)はノートに書いたものから拾うことが多い。たまに頭からダイレクトにパソコンに移し換えることもあるけれども,その場合は記憶に残らない。下手すると,書いた本人も忘れてしまうことがあるかもしれない。
 ということなので,ポメラのようなデジタル入力器機を使ってみようとはまったく思わなくなっている。

● けれど。ぼくが売れっ子の作家になったとしたらどうか。その場合でもポメラを使わないでいられるか。
 相当量の文章を期限付きで書かなければならないことになったら,ノートにいわば下書き,ラフスケッチ,梗概を書いてから,パソコンで打つということをするだろうか。
 とにかくキーボードを叩き始めるってことになるのではないか。キーボードを打ちながら考える。たぶん,そうなるかも。

● そういう状況でもノートを使えていたら,それはそれですごいけど。あえて大きなノートではなく,小型のダイスキンを使って。半月で使いきるような感じで。そういうのに憧れるけど。

● いや,逆ですかね。そうなると,かえってノートが手放せなくなるんですかねぇ。ノート&ペンの機動性がいよいよ輝きを放つってことになるんだろうか。
 ま,そういう状況になることはないので,これ以上,妄想に浸るのはやめておくことにしよう。

2014年11月16日日曜日

2014.11.16 道具は選ぶこと,選びすぎないこと

● ダイスキン+Preppyの300円システムが順調だ。ダイスキンだとたくさん書ける。ひょっとすると,このダイスキンも今月中に使いきれるかも。この調子がいつまで続くかわからないけどね。

● ダイスキンだから書けるのか。Preppyだからか。どっちにしても,道具の影響は大きい。
 ペンと紙があればいい,何でもいい,というのはカッコいいけれども,自分に合うものがあるようだ。弘法大師クラスになれば格別,普通の人はある程度の試行錯誤をいとわず,自分に合うものを探した方がいいようだ。

● でも,探しすぎないことも大事だろうね。最も合うものを探しあてるというところまで突きつめると,試行錯誤で半生が終わってしまいそうだ。
 過ぎたるは及ばざるがごとし,とはじつにどうも真理であるなぁ。

● 実際,ぼくにしたって300円システムよりいいものがあるに違いないのだ。しかし,それを探そうとは思わないな。大変そうだから。
 突きつめないで,これならいいかというところで落ちついた方がいいみたい。落ちついたうえで,チョコチョコと別なのを使ってみるのはいいと思うけど。

2014.11.16 文具は庶民の娯楽

● ぼくのこのブログの特徴は,登場する品物が安物であることだ。ダイスキン,セリスキン,Preppyがその代表。ほかにも,シグノやSARASA,ジェットストリームなど,100円台の商品だし,ダイソーじたいがしばしば登場する。

● 文具はもともと安く楽しめる庶民の娯楽だと思うんだけど(車とか旅行とかに比べるとね),その中でもモレスキンやロディア,モンブラン,パーカーといった定番(?)に走らず,百均で売っているものをメインにしている。
 意図してそうしているわけじゃなくて,そういうものしか使っていないから,自然にそうなるわけだ。

● 実際,文具を使う楽しさというのは,それらの製品でほぼ十全に味わい尽くせるものだと思っている。
 製造技術の進歩とメーカーの努力で,安物買いの銭失いは過去のものになった。価格と品質は必ずしも比例しないようでもある。

● 高級品は雑誌やムックでながめれば充分だ。たまに,文具店で実物を見る。しかし,買わない。
 文具店には申しわけないけれども,消費量じたいは多い方だと思うので(たとえばPreppyしか買わないけれども,カートリッジインクはそれなりに消費している),そこはそれで勘弁してもらいたい。

2014年11月15日土曜日

2014.11.15 Preppy,初めての越冬

● Preppyが壊れるとすれば,キャップの閉じの部分だろう。キャップの内側に突起がいくつかあって,それが爪になって軸を押さえるようになっているんだけど,この部分が摩耗するとキャップがキャップじゃなくなる。
 冬の低温期にここに異常が発生しやすいんじゃないか。そこを乗り切ることができたら,あと1年はもつだろうと期待してしまう。

● 万年筆はPreppyで充分だ(ノートはダイスキンで充分)。個人的には高級万年筆を使う人の気が知れないと思っているんだけど,求めるものが人によって違うんだろうな。わずかな差違にこだわる人もいるだろうし。
 が,ぼく的には,今まで使ってきたどの万年筆よりもPreppyが使いやすい。世にある高級品は何なのか

● ぼくはたまたまノートとペンにそのことを感じているんだけども,分野分野でそういうことがあるんじゃないかと思う。

2014.11.15 ダイスキンを1ヶ月で使いきるのが理想だけど

● ダイスキンの中紙は96枚,192ページ。これを1日6ページずつ書いていって,1ヶ月で使いきるあたりを理想だと思っている。
 が,なぜそれが理想なのかは説明できない。ただ,1ヶ月も使っていると飽きてしまうってのがある。次のノートを使いたくなる。

● かといって,あまりに早く使い終えると,冊数ばかりたまってしまう。
 書いたのを読み返すことはあまりない。それでもそのノートを使っている間は,前のページを何とはなしに見ることがある。その効果って意外にバカにならないんじゃないかと思う。
 そこがアナログのいいところで,パソコンやスマートフォンで書いてしまうと,その保存先が端末のハードディスクであれクラウドであれ,意図して見に行かないと見えなくなってしまう。意図して見に行くなんて,まずやらない(ぼくの場合は,だけど)。つまりは書き終えたと同時に,ブラックボックスに入ってしまうのと同じだ。

● で,薄いノートだと,その「何となく見返す期間」が短くなってしまう。そのあたりの兼ね合いだ。
 96枚というのは,なかなか絶妙な解答になるかもしれない。もっとも,さらに枚数を増やすとなると,強度を保つことが難しくなるのかもしれない。
 もうひとつ。これ以上に厚くなると書きづらくなるね。特にページの後半=下半分に書くとき。

● 表紙の薄い普通のノートでも,デスクでしか使わないのであれば,何の問題もない。が,持ち歩くとなると,表紙がよれてしまったりする。それを避けるためにカバーを付けて使うと,カバーと中紙の間に段差ができてしまって,下敷きが欲しくなる(そこを解決したのがコクヨSYSTEMIC)。
 その点,ダイスキンやセリスキンのように固い表紙のノートは,下敷きなしに快適に書ける。表紙がよれることもない。

● このハードな表紙で中紙が96枚ある小型ノートが100円というのは,なかなか以上にすごいと思う。ダイスキンを1冊売ると,ダイソーはいくら儲かるんだろうか。
 販売経費をできるだけ抑えて,薄利多売で勝負というのは推測できるんだけど,これで粗利はどのくらいなんだろうね。

2014年11月14日金曜日

2014.11.14 ダイスキンは上下に余白がある

● この間まで5㎜方眼のマス目に1行を収めていた。ダイスキンのB罫に来ると,ずいぶんゆったりとしているなと思う。わずか1㎜の違いなんだけど,比率では20パーセントほど違ってくるんでね。
 ダイスキン1ページに書く文字数は,方眼セリスキンより確実に20パーセントは少ない計算になる。
 実際のところは,もっと少ないだろう。ダイスキンは上下に余白があるので。

● つまり,ページ全体に罫線が引かれているわけではないってだけのことなんですけどね。ダイスキンに限らない。コクヨのCampusもそうだし,そういうノートの方が多いと思う。
 しかし,“余白=ゆとり”で,この余白がわりと安らぎをもたらしてくれるように思える。

● ならば,ページ全体に方眼が印刷されていても,上下に余白を作るように書けばいい。でも,どいういうわけか,それができない。ページ全体に罫線が引かれているモレスキンでもそうだった。
 そこが方眼なり罫線なりの心理的効果(拘束性)なのだろう。ここにも書けるぞと訴えてくるわけだ。

● こういうのはあくまで慣れだ。すぐに慣れて,何も感じなくなる。っていうか,もう感じなくなっている。
 ただ,何も感じなくなってからも,ページ全体から受ける視覚の印象が脳内になにがしかの影響を与え続けるのではないかとも思う。

2014.11.14 コクヨのTack memo 付箋ミニサイズ

● ぼくは本に線を引いたり,書きこみをしたりってことをしない。借りた本は当然そうだけれども,購入した本も同様。読み終えたら「BOOK OFF」に持っていこうと思っているわけじゃないけれども,何かきれいなままにしておきたい感じ。
 なので,気になったところには付箋を貼っておく派だ。

● 付箋は本を読むときの必需品として鋭意愛用中。っていうか,本を読むときにしか使わないですね,付箋って。付箋にメモを書くことはない。
 というわけだから,小さいサイズの付箋を使っている。

● この分野のパイオニアは住友スリーエムってことになるんだろうけど,ぼくはコクヨのTack memoを使っている。といっても,これを使い始めたのは比較的最近のこと。
 というのも,これ,5,000枚で1,800円するのでね。同じサイズの付箋をダイソーで買えば,1,000枚で100円なんで。

● で,2,000枚(つまり200円分)ほどダイソー付箋を使ったんですよ。デスクで使う分にはダイソー付箋で問題ないでしょうね。貼ってはがして捨てるだけだからさ。
 ところが鞄に入れて持ち歩くと,ブロックが割れてしまうことがある。粘着力にムラがあるんでしょうね。それ以上に,1ブロックが200枚になっているせいだな。

● それがけっこうストレスだったりして。そんなに高いモノじゃないからってんで,コクヨ製品に替えてみた。
 さすがにシッカリしてて,ダイソー付箋で感じたストレスは皆無になった。わりと多めに使うんで,コストがどうかなとケチくさいことをときどき考える程度。
 っていうか,家で使うときはダイソー付箋を使ってるんですよ。外にでるときに鞄に入れるのはコクヨ。セコく使い分けてます。

2014年11月13日木曜日

2014.11.13 質を求める前に,まずたくさん書くこと

● そのためには,ペンとノートをいつも携行すること。
 書くときの環境を変えてみること。
 普段の行動の環境じゃなくて,書くときの環境を変えてやればいい。
 それだけで意外に書ける。家ではそんなに書けないものだ。
 外に出る。カフェで,ファミレスで,図書館で。
 大勢の人がいるところで,誰もいないところで。
 椅子とテーブルがあるところならどこでも。

● ペンを持ってノートに向かい,しばらく耐えていると,何かしら書くことが出てくる。
 ただし,質の問題は別。前に出たものが性懲りもなくまた出てくることも多いと思う。が,出ることは出る。

● そういう小さな工夫で,汲みあげられる水量は増えるかもしれない。
 書くほどに書くことが出てくる。そういうことってたしかにある。
 温泉も汲みあげるのをやめると枯れるっていうけど,たぶん,それは温泉に限らない。

● 繰り返すけど,質は別だ。
 でも,量を経ないで質に至ることはない。
 下手な鉄砲も数打ちゃ当たる,で行くしかない。
 いきなり,一発必中などあり得ない。

2014.11.13 新型Preppy,まだ買っていない 3

● 某日,ヤボ用があって,済生会宇都宮病院に行った。ので。その帰りに,近くの福田屋ショッピングプラザに立ち寄った。
 3階に文具店が入ってるんですけどね,その文具店を覗くためですな。新型Preppyの極細がないかというわけです。

● 上野文具の支店。この時期は手帳を中心に商品をレイアウトしている。その手帳売場には目もくれずに,筆記具コーナーに直行。
 で,なかったわけですよ。SARASAが76円で売られていて,オレは百均で買っちまったよぉと嘆くのが関の山っていうかね。

● なんだか,幻になってきたなぁ,新型Preppy。無理して新型極細を買うな,このまま細字を使い続けよ,っていう神様の声なのか。実際,細字で何の問題もないんだけど。
 でも,買えないと気になるねぇ。

● 東京に出ないとダメかね。300円の新型Preppyを買うために,4,000円の電車賃をかけるか。

2014年11月12日水曜日

2014.11.12 あまりにシリアスなものは

● メモノート(ダイスキン)には何でも書く。憂さの捨て所だ。グチもこぼすし,人の悪口もぶつけている。
 あとで読み返したときに楽しく読めるようにいいことしか書かないなんて,そんな気遣いは自分に対してしていない。そもそも,読み返すことなんか想定していない。
 であればこそ,どこかに落として,誰かに拾われて読まれてしまうとまずい。人の悪口が書いてあるんだから。その人に知れたら,まぁ,ちょっとね。

● 困ったことも書くし,嬉しかったことも書く。何でも書く。
 備忘録的なことも,TODO的なことも,やってみたいと思ったことも,何ということのない思いつきも。
 打合せの内容も,奥さんに言われたことも,お昼に食べたラーメンが旨かったことも。

● ところが,ホントに自分が試されるような事態が発生すると,それを書くことは難しい。書くことじたい,辛くなる。書くことから逃げるようになる。
 別のどうでもいいことを延々と書いたりする。あとになってから書く。あるいは,あとになっても書く気にならず,結局,書かないままで終わったりする。
 そういうときは,手帳も空欄の日が続く。

● そういうときこそ,きちんと書いておくべきなのだと,頭では思う。が,本当にシンドイときは書けなくなる。
 弱いのか,それが自然なのか。

● 逆にいうと,普通に書けているときには,たいしたことを書いていないのだろうと思う。たいしたことじゃないから書けるのだ。
 だから書くまでもないことなのだ,とは思わないけど。

2014.11.12 手帳の大きさはストレスの大きさ?

● 小型手帳の代表が能率手帳だと思っているんだけど,野口晴巳『能率手帳の流儀』(日本能率協会マネジメントセンター 2007年)によると,能率手帳も出た当時は大きいと思われたらしい(能率手帳が店頭販売されるようになったのは1958年のこと)。
 もっと小さいのが普通だったとなると,ほんとに予定をちょこっと書いておくくらいのことしかしてなかったんでしょうね。

● 以後,手帳は大型化の一途を辿ってきたと言いたいんだけど,画期になったのは1980年代後半からのシステム手帳ブームでしょう。
 あの大きさと分厚さ。革バインダーのものものしさ。これは手帳じゃないだろと思いましたよ。

● 今は綴じ手帳でもA6とかB6がたくさんありますもんね。スケジュールも細かく書きこめるようになった。バーチカルタイプとかさ。
 最近は1日1ページタイプも珍しくない。手帳というより日記帳。

● 大きくなり,分厚くなり,書くスペースが増えた。何でなんだろうね。
 何でなんだろうねって,必要があるからそうなってきたわけですよね。たくさん書かざるを得なくなってきたんでしょ。それだけ入り組んだ仕事が多くなってきた。
 サービス産業がメインストリームになったからですよね。農業でも工場でもサービス産業化が進行してますもんね。

● 脳のキャパを超えた段取りや根回しが必要になった。たくさん書ける手帳を使わざるを得なくなった。
 これって,イコール,ストレスの増加ですよね。手帳の大きさはストレスの大きさの象徴のような気がするな。

● 昔は楽だったんだろうな。ノンビリしてたんだろうな。
 そりゃ車を持てる人なんかいなかったから,最寄駅まで数キロか十数キロを自転車に乗らなくちゃいけなかったし,洗濯も手でやり,ご飯も薪で炊いていたんだから,時間がないのは今と同じだったろうけど,体を使っていれば使った効果が眼前に見えるんだからね。
 そもそもが効果なんてあるのかないのかわからないものに対して,手帳を使って段取りを考え,効率化を追求するのよりは,健康的かもな。

● 仕事のかなりの部分がさ,仕事を増やすための仕事になってないかなぁと思うこと,あるもんね。
 過度な厳密さを求めてみたりさ。そのために会議や打合せをやっちゃったり。同業他社の動向を気にしすぎてみたり。人は人でいいじゃん。
 ブレーンストーミングの真似事なんか,何だよ,あれ。そういうものまで手帳でスケジュール化しないといけないんだもんなぁ。

● でもね,そういうのを楽しめるヤツっているんだよな。嬉々としてやるやつ。迷惑だよなぁ。
 大きな手帳を使うことをステータスだとまで思ってる人はまさかいないと思うんだけど,ひょっとしたらいわゆる管理職の中にはいるか。A5とかB5の卓上型の手帳に,部下の予定まで書きこんで,それが自分の仕事だと思っている馬鹿。

● 人間は楽をしたい生きものだってことに異論はないんだけど,時間の空白を埋めないではいられない生きものでもあるんだな。
 空白のままにして,その空白を空白のままに楽しめれば,もっと楽になれるんだと思うんだけど,難しいよね,これ。

2014年11月11日火曜日

2014.11.11 ほぼ日手帳の「マミタス」

● 贈答品にしようかと思ってね,買うつもりでいたんですよ,マミタス。

● 人気があるんですね。9月に販売が開始されて,すぐに品切れになったらしい。ほぼ日のサイトには,10月から再販するという告知が載った。10月になると11月4日から再販するという告知が載った。
 で,11月4日になると,完売した,再販しない,という告知が載った。

● どうなっているのだ。瞬時に売れちゃったのかねぇ。
 9月7日に,ほぼ日の「LIFE is...」展に行ってきた。場所は渋谷ロフト。そのときはあったんだよねぇ。買っときゃよかったよ。
 って,もう遅いねぇ。何とかの後知恵ですよ。そのときは,手帳を贈答に使うなんて考えてなかったしね。

● ひょっとすると,裏事情的な何かがあったのかもしれないね。だとしても,何だかなぁという感じが残ってしまったな。

2014.11.11 コクヨのSYSTEMICは素晴らしい

● 某日,SARASAの替え芯を買っておくかと思って,宇都宮のヨドバシ(の文具売場)へ。替え芯は64円。2本買った。が,これだけをレジに持っていくのはちょっと気後れする。
 ので,ほかに買うものはないかなぁとしばらく店内をウロウロした。来年の手帳は買ってあるし,ペンももう充分にあるしなぁ(Preppyがあれば買うんだけど,残念ながらここにもない)。
 で,目に入ってきたのが,コクヨの SYSTEMIC。

● この製品のことは知ってましたよ。あまたのブログで好意的に紹介されているしね。
 ただ,ノートカバー,すでに持ってるんですよね。しかも,3つ。で,あまり使っていない。ノートはダイスキンですから。

● でも,ほかに買いたいものもないしなってわけで,買ってみた次第です。要するに,あまり積極的な動機ではなかったわけですね。
 買ったのはベーシックタイプのA6サイズ。税込みで487円。今まで買ったノートカバーの中で最安。しかも,ダントツに。

● 昨年6月からノートを使い始めているんですけど,ずっとA6サイズ。メモ帳ですからね。アイデア出しとか発想支援のために使っているわけじゃないですから。ゆえに,モバイル性重視。
 だからカバーも当然,同じA6になるんだけど,それを3つも持っているのはなぜかというと・・・・・・。

● ま,それは省略して(つまるところは衝動買いだ),なぜそれらを使わないかっていうと,カバー内側のノートの表紙を差しこむポケットが途中までしかないので,そこでカバーとノートの間に段差ができてしまうわけですよね。
 この段差が不快感を作る。下敷きが欲しくなる。

● ところが,SYSTEMIC はその段差ができない構造になっている。「ノートの表紙を固定する内ポケットが深く設計してある」んですね。
 しかも,その “内ポケット” がプラスチックなので,下敷きの役割も果たす。ハードカバーのようになる。立って書くことも問題なくできるだろう。

● ノートが1冊付いてくるので,さっそくPreppyで試し書き。もちろん,何の問題もなかった。紙質はさすがのコクヨ・クオリティー。
 ダイスキンより滑りがある。なめらかに書ける。ダイスキンはちょっと紙がペン先に抵抗する。その引っかかる感じがいいと思っているんだけど,このすべりもなかなか快適だ。
 「いい」はひと通りじゃないですな。いくつもの「いい」がある。

● 2冊のノートを収容できるというのがウリなんだけど,1冊にしておいた方が書きやすいようだ。が,これならA6サイズのCampus手帳とノートを一緒に持ち歩ける。そうした使い方にはかなり魅力を感じる。
 表紙にもポケットが付いていて,「筆記具や付箋など,ノートと一緒に利用する頻度の高い小物がまとめて収容でき」る。しおりも2本付いている。ゴムバンドも。
 じつに痒いところに手が届いている。安くて使い勝手がいい。これだけ使い勝手のいいノートカバーはそうそうないだろう。

● しかし,何といっても,カバーとノートの間に段差ができないのがいい。しばらくダイスキンを離れて,コクヨ・ユーザーになってみるか。この段差があるんで,ダイスキンに行ったってところもあるんで。
 見事な製品だ。ここまで使いやすければ,見た目の高級感などどうでもいい。

2014.11.11 道具を空気のような存在にしたいんだけど,なかなか・・・・・・

● ノートであれペンであれ,モノを使うときの心得として,そのモノを慈しむことは必要だと思う。安い品物をラフに雑に扱うのはかまわないけれども,その場合であっても,そのモノに対する慈しみ(のようなもの)は持っているべきだと思う。現に役に立ってくれているのだから。

● でも,同時に,道具としてのモノは空気のような存在であってほしい。道具を使っていると意識させないようであってもらいたい。
 空気のような存在であるためには,道具として欠けるところがあってはいけない。使い勝手の良さは空気であるための必要条件だ。

● ノートに関しては,ひとつを使い始めたとたんに,次は何を使おうかと考えちゃう。けど,そういうことは頭に浮かばないのが理想だ。次は何を使おうかなんていうのは考えないでいたい(ただね,その時間がけっこう楽しいわけだよね)。
 それはつまり,使用中のノートを空気にしきれていないことになるから。ダイスキンに道具として欠けるところはないと思うので,これを空気にしきれていないのは,使用者に問題がある。

● たんにノートにペンで何かを書くという作業も,やりようによっては修行になる。わざわざ修行にする必要もないと思うけど。

2014年11月10日月曜日

2014.11.10 新型Preppy,まだ買っていない 2

● 正確に言うとですね,買いに行ったんだけど,買えなかったってことなんですよね。
 行ったんですよ,わざわざね,上野文具本店に。でも,なかったんだよなぁ,Preppy。
 東武宇都宮百貨店の文具売場にも行ったんだけど,やはりなかった。パイロットのカクノとかはあるんだけどね。
 ぼくが欲しいのはPreppyなわけで,それ以外は要らないんですよ。

● この間もPreppyに黒インクを入れて使ってみようかと思って行ったんだけど,やはりなかった。仕方がないからPlaisirを買ったんですけどね。
 そのときは,新型Preppyがもうすぐ出るんで,在庫を整理したのかなぁと思ったわけですよ。でも,新型が出たあともないんですよぉ。
 新型の極細は300円。これをわざわざネット通販で買うのもなぁ。東京に出向いた折りにでも買えばいいかなぁと思うんですけどね。

● 栃木に住んでることの悲哀ってほど大げさではないんだけどもね。ひょっとすると,あるのに,ぼくが見つけられなかっただけかもしれないんで。

2014年11月9日日曜日

2014.11.09 新型Preppy,まだ買っていない

● 新型Preppyの極細,じつはまだ買っていない。手帳で使うことはないので(手帳にはHI-TEC-C),使うとすればダイスキンでってことになる。
 が,今まで使ってきた細字で足りる。現に,只今現在も細字を使っている。ダイスキンのB罫には細字がピッタリのような気がしててね。

● Preppyがたいていの文具店に置いてあるのであれば,さっさと買ったのかもしれないけれども,ぼくの知る限り,この近くだと宇都宮の上野文具まで行かないといけない。
 そこがちょっと億劫でもある。上野文具って,JR駅からけっこう離れているんでねぇ。

● 極細がどんな具合なのかは,使ってみないことにはわからない。ま,いずれは買うと思うんだけど,ぜひにというほどでもないんだな。

● そのPreppy,ぼくはブルーブラック1本しか持っていないんだけど(予備は買ってある),多色展開でいくつも持っている人が多いんですかねぇ。そうじゃないと500万本も売れないような気がするね。
 細字は全部で7色だったか。まとめて買っても1,500円ですむんだからね。

● ぼくは,でも,ブルーブラック1本でいいぞ。あとは,あまり使わないと思うけど,赤くらいかな。その代わり,ブルーブラックは使いまくるぞ。
 使いまくる。その結果として使いつぶす。古い人間は,そういうところに美学を感じてしまうんですかねぇ。

● 使いまくるということはつまり,それ以外のものは使わないってことになるわけだ。
 今は細字を使いまくっているんで,極細に替えると使いまくり中の細字が浮いてしまうんだよなぁ。

2014年11月8日土曜日

2014.11.08 ダイスキンのもうひとつの偉大さ

● セリスキンに黒の万年筆を使うと裏に写ってしまった。Plaisirの細字だと,抜けるといってもいい状態になった。滲みもかなり出てしまった(ブルーブラックならそういうことはないんだけど)。

● で,ダイスキンはどうなんだろうと思って,まずデスクペン(極細)で試し書き。結果,裏写りも滲みもまったくなかった。
 Plaisirは人にあげてしまったのでぼくの手元にはないんだけど,その人に貸してもらって,こちらも試し書き。滲みはあるものの,裏にはギリギリで写らない。

● 実際には,ダイスキンに黒を合わせることはない。ブルーブラックしか使わない。黒だとどうかなんてどうでもいいんだけど,それにしてもたいしたものだな,ダイスキン。
 しっかりとノート用の紙を使っているという印象だね。

● こうしたところに手抜かりがないというのは,製品への安心感につながる。長く使っていこうと,あらためて思いましたよ。

2014年11月7日金曜日

2014.11.07 赤いダイスキン

● 初めての赤いダイスキン。自分在庫が最も多いのが,この赤。
 表紙の色が違うだけで,中身は同じなんだから,使い勝手は今まで使ってきたオレンジや黒と何も変わるところはない。まずは快適に使っている。

● でも,表紙の色ってバカにしちゃいけないですね。中身が同じなんだから,色なんて何でもいいだろっていうのはNGですな。
 色の好みは人それぞれなんだろうけど,このダイスキンの赤,ぼくはなかなかいいなと思っていてね。もともと赤じたいが好きなんですけどね。

● だから,赤をごっそり買いためたんだろ,って? それは違います。
 色は関係なく,ダイスキンは見つけ次第,あるだけ全部買っておけ,ってなものでしたよ。たまたま,赤が多かっただけなんです。

● 実際に使ってみると,赤が自分的にはしっくりくる感じがして,何だか気分がいい。
 たぶん,ダイスキンの赤と黒,これからも使っていくんだろうなと思いますね。

2014年11月6日木曜日

2014.11.06 方眼セリスキンを使い終えた

● 使い始めたのは10月9日。使い終えたのは11月5日。28日間でセリスキン1冊を使いきったことになる。64枚だから,こんなものですか。
 結局,方眼を活かすことはできなかった。横罫ではなく方眼ならではの使い方っていいますかね,それが現れることはなかったですね。

● ぼくの凝り固まったスタイルが揺らぐことはなかったってことだけど,自分から揺らそうとは思っていなかったからね。方眼が揺さぶってくれるかもと思っていただけで。
 要は,メモだもんな。あるいは雑記。スタイル云々をいうのは,それじたいが大げさかも。

● で,次は何を使うか。B6とかA5とか,判型の大きなノートを使ってみようかとも考えたんだけど,結局はA6ダイスキンを選んだ。在庫がドッサリあるんだもんね。
 黒ではなく,目先を変えて赤にした。赤は初めて使うんだけど,ダイスキンの赤はそんなに悪い色じゃないと思いますよ。

● ペンもPreppyに戻した。ダイスキン+Preppyが自分のホームだなぁと思う。快適だ。ずっとこれでいいやと思う。
 なんだけど,使っているうちに浮気したくなる。なんか飽きちゃう。別なものを使ってみたくなる。で,またダイスキンに戻る。その繰り返し。

2014年11月4日火曜日

2014.11.04 ノートをなくしたら

● ノートに何でも書く。となると,怖いのはそのノートをどこかに落としてしまうことだ。戻ってきたからいいというものではない。ノートの核は紙ではなく,そこに書かれた文字にあるからね。
 それを読まれてしまえば,ノートが戻ってきたとしても意味がない。ずっと戻らないよりはマシという程度だ。

● ネットから流出するのに比べれば,拡散範囲はずっと狭いだろうけれども,これまたそういう問題ではない。
 落とす場所は自分の生活圏のことが多いだろう。拾って読む人がいたとして,自分に近しい距離にいる人である可能性が高くなる。名前を書いておかなくてもあの人だとわかってしまう場合もあるだろう。
 自分のことしか書いていなければまだいいけれども,人のことまで書いていた場合,少々困ったことになる。

● 落とすかもしれないことを前提にして,自分のことしか書かないようにする? それはできない相談だ。人を罵りたいことは,ぼくの場合,しょっちゅうある。短気浅慮な方だから。
 その都度,リアルに罵っていたんでは現実世界は立ちいかない。ノートに叩きつけるように書いて発散している。
 それを誰かに読まれたらまずい。かなり,まずい。

● 他人を登場させるときは仮名やイニシャルにする? そんなことをしたんでは,発散効果が大いに減殺されてしまう。
 その種のものは別冊にしておいて,自宅から持ちださないようにする? それも難しい。そのようなものを自宅で書くことは少ないからだ。大部分は職場で発生するわけだからね。

● 何かを書きつけているときに,まったく関係のないことを,何の脈絡もなく思いつくことがけっこうな数ある。内容によってノートを替えるわけにはいかないのだ。

● 厚いノートじゃなくて薄いノートを使うのはひとつの対策かもしれない。薄い分,盛られる文章量も少なくなる。万が一,落としてしまっても,被害は小さくなる。
 しかし,その1冊に読まれちゃいけないことが書かれていたら? えてして,そういうものではないか。

● 落とさないことが一番で,今のところ落としたことはないんだけど,考えつめるとどうしたらいいのか,かなり悩ましい。
 単体で持ち歩かないようにはしている。必ずカバンに入れている。カバンは毎日持って出るので,忘れれば身体が気づく。単体で持ち歩くと,つい忘れることがあるかもしれない。
 加えて,定位置を決めておくこと。カバンに入れるときには深いところに収めること。そのくらいか。

● かなり危ういことをしているんだな。その意識は持っていないといけないね。

2014年11月3日月曜日

2014.11.03 SARASAはインクの減りも早い

● SARASAの書き味にはすこぶる満足しているんだけど,インクが減るのも早い。ひょっとすると,セリスキンを使い終えるときに,ちょうどインクもなくなっているかもしれない。
 0.5㎜だと目に見えて減っていきますね。スルスルと減っていく。

● もっとも,インクが早く減るのは歓迎するところだ。全部使いきって新しいリフィルを装着するときの気分はなかなかだからだ。
 この気分は手帳に使っているハイテックCコレトでしか味わったことがない。別の筆記具でも味わってみたいものだ。

● Preppyでカートリッジを交換するときにも,同じ快感を味わえますね。コンバーターよりもカートリッジをぼくは好むんだけど,その理由のひとつはここにありそうだ。
 使いきった感を味わえるということ。1冊の本を読み終えたときよりも,こちらの方が満足感が大きいんですよ。

● 子どもの頃から一度やってみたいと思って果たせないでいるのが,鉛筆をギリギリの短さになるまで使ってみたいってこと。これは見果てぬ夢で終わりそうだ。もう鉛筆をメインの筆記具にすることはないだろうからね。

2014年11月2日日曜日

2014.11.02 モレスキンを消極的に紹介している文具雑誌

● 晋遊舎が発行している「MONOQLO 2014年11月号」なんですけどね。モレスキンの紙質にダメだしをしている。
 モレスキンを批判的に紹介している記事って,(あったのかもしれないけれども)ぼくは初めて目にした。提灯記事じゃない記事が出るのは,けっこうなことだと思う。

● ぼくは1冊使ってみて,もういいやと思ってるんだけど,リピートして使う人も当然いるわけでしょ。それがどうもわからない。あの品質であの価格なんだから。
 自分にはわからない良さがあるのかと,時々,弱気になったりもするんだけど(っていうのは文章の流れでそう書いただけで,実際にはない),あの品質ではそれもちょっと考えずらい。

● さらにわからないことは,モレスキン人気が日本に限った現象ではないらしいことだ。
 日本で販売されているのだけがあの品質ってことではないのだろう。どの国で買っても同じなのだろう(価格は日本とはかなり違うらしいのだが)。
 にもかかわらず,各国で売れているのだとすると,世の中には理屈では説明のつかない事象もあるのだと,思考を停止させる以外にない。

● 以前のモレスキンはそんなじゃなかったらしい。モレスキンは以前の遺産で食いつないでいるということか。

2014年11月1日土曜日

2014.11.01 システム手帳バインダーのこと

● システム手帳はもうずいぶん長く使っている。20年以上。最初はA5サイズから入って,バイブルサイズに移り,以後は行ったり来たりを何度か繰り返し,今はバイブルサイズで安定している。
 最初に買ったA5バインダーはけっこう高価なやつ。その頃は“システム手帳バインダー=高価”っていうイメージがあったですかね。
 薄型。分厚いのは最初から敬遠した。われながら慧眼でありましたよ。
 使いつぶした。1年分のスケジュールリフィルは入らないから,直近の3ヶ月分を入れていた。持ち歩くことを考えると,それしかないかな,と。

● その後もファイロファックスやアシュフォードのものを買ったんだけど,案の定,どこかに眠っちゃってる。最初に買ったのを使いつぶしたあとはA5を使わなくなってしまったのと,リングが大きすぎたのが原因。
 ブランドに惹かれて,慧眼を失っちゃいました。世相に乗ってブランドものを買うと,だいたいは後悔することになるね。

● バイブルサイズの最初のバインダーは,奥さんにもらったもの。8割引で買ったと言ってたな。薄型のBindexでかなり気に入ってたんだけど,さすがにくたびれてきた。リングがきっちり閉じなくなった。
 ので,ポール・スミスのやはり薄いのを買って,今は3年目。
 でもね,バイブルサイズもほかにけっこう買っちゃってるんですよね。ファイロファックスも買ったけど,人にあげた(迷惑だったかもしれない)。ほかにも,眠っているのがある。どうも外国製とは相性が悪い。

● 最近は,革以外の材質のものがたくさんある。地味ながら技術が進んでいるんだと思う。
 文具店を覗いてみると,1,000円程度で使えそうなものがある。PILOTで出してるやつとか。充分だな,それで。

● 中身はずっと能率手帳だ。週間見開きのレフトタイプ。はやりのバーチカルはぼくには無縁。理由は単純。バーチカルを使わなければならないほど,混みいったスケジュールは抱えていないからだ。
 バーチカルだと,スケジュールだけしか書けない(書けなくはないけれども,書きにくい)。たぶん,スカスカになるだろう。

● レフトタイプなら右ページを自在に使える。まず貼ることに使う。新聞の切抜きを縮小コピーした貼ったり,出かけたお店のショップカードや割り箸の袋を貼ったり。ぼく,そういうことがわりと好きなタイプでして。
 食べたものをメモしておくこともできる。読んだ本や聴いた音楽のタイトルもメモしておく。

● 貼ったりメモしたからといって,何がどうということはない。何の役にも立たない。そもそも,手帳を読み返すことがほぼない。
 でも,やっておかないと落ち着かない。それがルーティンになっているからだ。

2014年10月31日金曜日

2014.10.31 加藤昌治 『考具』

書名 考具
著者 加藤昌治
発行所 阪急コミュニケーションズ
発行年月日 2003.04.04
価格(税別) 1,500円

● 5年前に買って積んどいた。読んでみればめっちゃ面白かった。広く読まれているんだろうね。2008年3月で27刷だから。
 ジェームス・W・ヤング「アイデアのつくり方」と並んで,企画マンのバイブルのような存在になっているのかも。

● 読みものとしても面白い。スラスラ読んでいけるように工夫されている。ぼくは企画で生きている人間ではないから,まぁ,お気楽に読んでしまった。

● ビジュアルの重要性が何度も説かれる。

 メモを取る,となったらまずほとんどの方々は文字のメモのことだと思われるでしょう。それを絵メモにしてみる。人に見せるものではありませんから,うまい下手は関係ないです。 あるいは絵と文字が一緒くたになった複合型のメモ。ビジュアルで描くことに慣れると本当に役に立ちます。(p64)
 アイデアを探し続けるわたしたちにとっては,1種類のボールペン×10本よりも,10種類のボールペン×1本ずつ,の方が可能性が広がるんです。多種多様な要素を併せ持つ感覚をどこかでもっていたいなあといつも思います。(p65)
 実際の企画はどんなものであれ,企画書を飛び出して,生き生きとして動くもの,立体的なものです。アイデアを考えるとき,そして企画にまとめていくときには,理想型のイメージを立体的に描いてください。ビジュアルで考えてください。(p178)
 「絵にならないもの」は企画として成立しません。企画が実施されたとき,何がどうなっているのか? 何かを製作したとしたなら,それはどんな姿・形をしているのか? プレゼンしているあなたがイメージできないのに,話を聞いただけの相手が想像図を頭の中でうまく結べるはずありません。(p179)
 ビジュアライズは企画化作業の奥義かもしれません。絵にさえできてしまえば,5W1Hに整理することも簡単だし,タイトルだってつけられそうです。ビジュアライズ,本当に重要です。(p181)

● 直線思考はダメだよというのも強調される。あっちに行き,そっちに跳ぶ。それに逆らうな,ついていけ,ということ。

 わたしたちがこれまで受けてきた教育はかなり一直線的なパラダイムに支配されているようです。順番をしっかり守るパターン。しかし「考える」という知的作業は,その反対。行きつ戻りつすることが頻繁に起こります。行きつ戻りつの試行錯誤がない企画もまたパワーがないのです。迷う=複数の選択肢の可能性に自分を置いてみることは大事です。創造性がない,と言われる背景には,こうした選択肢があまりに少ない環境で結論を出してきたことにもあると感じます。(p103)
 ポストイットにネタ素を書き出している最中にいいことを思いついたら即,そっちに取りかかってください。そのままそっちに行きっぱなしで構いませんから。(p106)

● パソコンより手書き。

 まず紙を1枚。普通のノートのように綴じてあってページが切り離せないもの,横罫のものは避けた方がいいと思います。この時点で紙に落としていきたいのはアイデアのエッセンスであって,文章ではありません。左上から書く必要はありませんし,やめた方がいいです。(p92)
 様々なアイデアの素を頭の中から拡げ出していくときには,スピードとフレキシビリティを大切にしたいです。なので最初からパソコンを使うことはあまりお薦めしません。メモ書きと同じレベルで,手書きで大らかに書き出していきましょう。(p92)
 パソコンは単なる入力装置。様々な情報やヒントがインプットされ,アイデアとしてアウトプットされるのは,あなたの頭の中。最新機種を追いかけてばかりではダメですよ!(p140)

● その紙は惜しみなく使うことも大切。

 両親から,また学校でも紙を無駄にしてはいけないと教えられた気がします。でもアイデアを出す上では,それがとても邪魔になってしまいます。意識改革してください。紙はじゃんじゃん使ってください! 環境のことを考えるなら,コピーの反故紙をどっさり使いましょう。わたしもそうしています。(p97)

● 考具のひとつに“マンダラート”が紹介されている。ぼくは『スマホで捗るライフハック』で発想技法に対して揶揄するようなことを書いてしまったんだけど,著者は“マンダラート”をしっかり評価している。使ってもみないで揶揄してはいけないね。
 が,スマホじゃなくて紙を使った方がいいんだとは思うけど。 

● ほかに,ふたつ転載しておく。

 アイデアのヒント・要素は作り出すのではなく,探す・見つけるという捉え方の方が正解です。(p147)
 アイデアに行き詰まったら,質問,問いかけを拡げまくる。あなたの脳は,必ず応えてくれます。(p212)

2014.10.31 SARASAのヌルヌルな滑らかさ

● Preppyのブルーブラックでは方眼に負けてしまうような気がして,いろいろ試したあげく,方眼セリスキンにはZEBRAのSARASA(0.5㎜ ブルーブラック)を使うことにした。
 ところが,方眼を罫線のようにして書いてますよ,と。5㎜方眼だからC罫に書いているのと同じですよ,と。

● だったら,つまりこれほど窮屈に書くんだったら,0.38㎜のシグノを使う方が理に適うんじゃないかと思いましてね。
 ちょこっとシグノで書いてみたんですよ。

● でも,速攻でSARASAに戻した。書き味が違うんですね。SARASAの方が柔らかいというか,優しいんですよ。手に返ってくる力が鋭角的じゃないんです。これだけの違いがあっては,SARASAを使い続けるしかないでしょ,的な。
 シグノとSARASAの違いというより,0.38㎜と0.5㎜の違いなんでしょうね。

● なにせ,手書きというものをずっとしないで過ごしてきたから,線の太さがどの程度かによって書き味がまるで違うんだよ,ってこともわからない。しばらく勉強ですねぇ。

● にしても,ですよ。SARASAのヌルヌル感というのは,ほとんど官能的なほどですな。よくもここまでの書き味を見つけたものだな。
 PreppyにはPreppyの,SARASAにはSARASAの,それぞれ目指す方向があって,ジワッジワッと究めてきたんだろうな。

2014年10月30日木曜日

2014.10.30 A6サイズを変えてみる?

● 昨年6月にノートに手書きでメモを書くっていうのを始めてみた。選んだのはA6ノート。以後,ずっとA6を使っている。メーカーは変わっても,サイズは変わらず。
 厳密にいえば,ダイスキンやセリスキンはA6より一回りほど小さいわけだけど。

● 「つれづれなるまゝに,日ぐらし硯に向かひて,心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば,あやしうこそ物狂ほしけれ」という次第だけれども,幸いにして硯に向かっていなければならないわけではない。吉田兼好の時代と違って,今は紙とペンを携行することができる。
 どこに行くんでも手帳と一緒に持ち歩く。小型の方がいいと考えた所以。実際,このサイズだと持ち歩くのが苦にならない。自宅でも出先でも,思い立ったら即,書くことができている。
 というわけで,このサイズで何か不都合を感じることはない。ならば,このまま何も変えないで進んで行きましょうよ。

● なんですけどね,A6サイズ以外を経験してないわけですよ(学生時代を除く)。一度,B6ダイスキンを使ってみると,あるいはコクヨのA5ノートを使ってみると,こっちの方がいいと思うかもしれない。
 A6以外を体験する機会を捨てちゃってるかなぁと思ったりするんですよね。そろそろ変化をつけてみようかな,と。

● といって,変化はイヤなんだよな。現状維持を良しとする。ノートの判型が変わると,本棚に並べたときに困るとかね,些細なことを気にしたりして。
 現状を変えるのを億劫がるのは,怠惰であり(面倒くさいわけだからね),臆病であり(変えなければよかったと後悔するのがイヤなわけだからね),グズであり(細かいことにとらわれているわけだからね),優柔不断でありますな。

● では,次はB6の黒ダイスキンを使ってみるか。B6ダイスキンなんか30冊ほど買いためてあるんだからね。いずれ使ってみることになるはずだ。
 でも,やっぱり現状維持を選んじゃうだろうな。変える理由がないわけなんでねぇ。変える理由がないから変えない。これ自体,あまりいいことじゃないような気がするんだけど。
 というようなことをグジャグジャと考えている。

2014年10月29日水曜日

2014.10.29 方眼セリスキンに対する唯一の不満

● 方眼セリスキンもだいぶ使い進んで,残りが少なくなってきた。ここまで使ってきて,ひとつだけ不満がある。
 隣どおしのページが糊付けされて,完全には開かない箇所があるんだね。折り丁が変わるところ。そこを糊付けしている。
 これはダイスキンでも同じだけれども,セリスキンは糊付け部分がちょっと広すぎないかと思う。これ,前に使ったA罫セリスキンでも感じたことなんだけど,ここだけが不満な点。

● あとはことさらに不満というのはないですね。ちょっと厚めの白い紙。これをどう思うかは,まさに好みの問題。紙質には問題がない。筆記具を限定することもない(ただし,万年筆の黒は裏に写ってしまう)。
 ハードカバーの小型ノートで方眼がいいとなれば,セリスキンしかない(高いお金を捨てることを屁とも思わない人は,また別)。Seriaがこのタイプを提供してくれていることによって,助かっている人がかなりの数,いるんだろうな。
 セリスキンはA罫と方眼の2種。方眼の方が売れているんでしょうね。ぼくの場合は,方眼でなければならない理由がないことがわかったので,次は横罫に戻ろうと思うんだけど。

2014年10月28日火曜日

2014.10.28 気になる手帳

● 書店に並んでいる手帳の中で,これいいかもと思うのがひとつある。ディスカヴァー21の“DISCOVER DAY TO DAY DIARY”だ。昨年も何度も手に取って,重さとか手触りとかページのめくり心地などを確かめたものだ。
 1日1ページ。方眼になっている。B6とA5がある。値段は,それぞれ,2,484円と3,024円。

● 宇都宮でも文具店に行けばEDiTぐらいはあるんだけど,書店だと1日1ページタイプはこれくらいしか置いていない。
 ほぼ日手帳カズンの感じだろか。これだけのボリュームなら,1年間のアレもコレも,この1冊に集約できるかもしれない。

● 書き方を工夫すれば,ダイスキンやセリスキンに書いていることもそっくり1ページに書けるだろう。だいたいダイスキン(セリスキン)はセミA6だから,1日2ページしか書かないのであれば,そのままA5の1ページに収まる計算だ。
 スケジュール管理は見開きマンスリーを使えば問題ない。充分すぎるほどのスペースがある。

● では,使うか? 使わない。理由は次のごとし。
 重い。メモも書くんだから,常時持ち歩かなければならない。この厚さ,この大きさのノートをいつも持ち歩けるか。
 少々,自信がない。メモのための遊撃手としては,ダイスキンの大きさがちょうどいい。

● ダイスキンには1日に4ページも6ページも書くことがある。極細のペンを使い,書き方を工夫し,書く内容を取捨選択すれば,それでも何とかA5の1ページに収めることができるかもしれない。
 が,そうした工夫や選択はあまりしたくない。

● 手帳には“貼る”や“挟む”をしている。スクラップ帳的な機能を持たせている。“DISCOVER DAY TO DAY DIARY”でも,“貼る”はもちろんできる。挟んでいたのも貼るようにすればいい。
 ただ,それをやると書くスペースがその分減る。さらに分厚く重くもなる。軽かったものが重くなるのはいいとしても,重かったものがさらに重くなるのは,気ぶっせいだ。
 手帳も軽くしたい。薄手のバインダーに3ヶ月分だけ挟んで持ち歩いている。

● 要するに,機動性が落ちてしまうように思われる。かなり惹かれるけれども採用できない,という結論。

2014年10月27日月曜日

2014.10.27 方眼セリスキンの方眼の意味がない

● 5㎜方眼が罫線の代わりになってしまった。方眼の幅が1行になった。いよいよ方眼ならではの使い方から離れ,横罫と同じことになってきた。

● これって,C罫を使っているのと同じことですよね。5㎜のゲルボールペンでもこうなるんだな。小さい字を書くんだなぁと,われながら思う。
 これとB罫との差はわずか1㎜。この1㎜の見かけの差って,相当大きいですね。全然印象がちがうもんね。
 1㎜差ととらえるからいけないのかも。20%差と考えると,何となく視覚と合致する気がするな。

● ともかく。これじゃ方眼を使っている意味がない。『頭がいい人はなぜ,方眼ノートを使うのか?』という本があって,けっこう読まれているようだ。もちろん,ぼくは読んでいない。読まないですませたいね。
 なぜって,方眼を横罫のようにしか使えないんだからね。頭の悪い人ってことになりそうだもん。

2014年10月26日日曜日

2014.10.26 オレンジのダイスキン4冊を新入社員にあげた

● オレンジ色のA6ダイスキン,在庫が4冊ある。そっくり会社の同じ部署の新入社員にあげた。前にあげた1冊を使っていてくれるからね。使うんだったらどんどんあげるよ,と。
 赤はあと20数冊あるんだっけな。これも使ってくれるんだったら,全部あげてもいいな。

● ぼくはといえば,復活した黒を使いたいよ,と。ごっそり買いだめに走りたいよ,と。ゴムバンドもしおり紐(テープ)も黒なんだから,表紙も黒がいいよ,と。
 そういうことも話したうえで,さしあげている。

● 捨てるんじゃなくて,使ってくれる人にあげるってのは,なかなか気分がいいものだ。せっかくノートとして生まれてきたんだから,ノートとして使ってやりたい。使ったうえで捨てるのはいいけれども,使わずに捨ててしまうのは忍びない。
 要は使われればいいわけで,使うのが自分である必要はない。

● ぼくとしては,ダイスキンは相当に使いやすいノートだと思っているので,一人でもユーザーが増えてくれればと思う。
 使ってくれる人にあげるのは,それに添う方向だ。それも気分がいい理由のひとつだ。

2014年10月25日土曜日

2014.10.25 新型Preppyの登場

● ネットをザッピングしていたら,「世界一売れている超低価格万年筆,PREPPYに 待望のペン先「極細02」が新登場」という記事に遭遇。Preppyに「極細02」が加わったんですな。価格は300円。
 従来の細字と中字もデザインを一新したらしい。ペン先の塗装をやめて,「インク色の識別をペン先色からペン芯色へと変更」。こちらは従前と同じ200円。

● 「数ある筆記具の中でも群を抜いて細い字が書けるようになったことで,手帳やスケジュール帳などの小さなスペースにも鮮明に書き込め,万年筆独自のサラサラとした書き味をお楽しみ頂けます」ということなんだけど,デスクペンと同じくらいの細さになるのかね。
 どうしようかな。買おうかな,極細。

● 手帳にはHI-TEC-Cを使っているんで,必要はないんだけどね。ノートに書くのは,今までどおりの細字でいいもんね。しかも,予備も持ってるんだよな。

● 世界での累計出荷本数が約530万本(8月末現在)にもなってたことも,この記事で初めて知った。置いてある店が少ないのと,周りに使っている人がいないので,そんなに出てないのかなと思ってたんだけど,とんでもなかったですね。
 自分が気にいって使っているものがたくさん売れているのは,慶賀の至り。どんどん売れてほしい。

● 重量が13gであることも知りませんでしたよ。使っているんだから,相当に軽いことは体感してたけどさ。13gだったのか。

● 結局ね,買いますよね。極細はブルーブラックと赤の2本。細字の新デザインのも買うだろうな。

2014年10月23日木曜日

2014.10.23 二色使いに

● 今までメモノートには,一色しか使っていない。ダイスキンならPreppy,目下使用中の方眼セリスキンには,SARASAのブルーブラック。
 ひたすら書くだけで,その一部を別の色で囲んでみたり,アンダーラインを引いてみたりってことは皆無だった。

● が,今回,ある特定の話題のみ赤で囲むことにした。たぶん,短期的な話題になると思うので(短期的であってほしい話題である),そう長く続けることはなく,また単色に戻ると思う。
 なので,方眼だからそういうことをする気になったというわけじゃない。横罫を使っていたとしても,同じようにしたと思う。

● ところで,もらいものなんだけど,ぺんてるのVICUÑAが手元にある。黒と赤の2色がセットになったやつ。0.7㎜。ジェットストリームと同じ低粘度油性のボールペンですな。
 赤で囲むときは,このVICUÑAを使ってみた。今の日本製品にハズレなんてあるわけがない。大変によろしい。

● というわけで,SARASAとVICUÑAと定規をセットにして,鞄のポケットに入れておくことにした。
 そのVICUÑA,黒も使ってみたんだけど,ジェットストリームよりダマができやすいような感じ。もらってから1年以上使わないでいたから,たぶん,それが理由だろう。実際,しばらく使ってみたら,気にならなくなったから。
 色もジェットストリームより薄い黒だ。このあたりは好みということになる。ぼくは悪くないと思う。

2014年10月22日水曜日

2014.10.22 0.5㎜ゲル・ブルーブラックですっかり安定

● SARASAを買ったのは,じつは12日のこと。以来,方眼セリスキンにはこれで良しの状態が続いている。ぼく的には満足度が高い。
 そうなると,方眼セリスキンに対する満足度も高くなる。ページいっぱいに方眼が敷かれているので,ページあたりの文字記載量はダイスキンより多くなっている。

● 方眼もいいじゃないか。このタイプのノートだとセリスキンの一択だ(モレスキンでもいいという人は別)。ここまで厚い表紙じゃなくてもいいのなら,コクヨの測量野帳も有力な選択肢。
 測量野帳ならPreppyで黒を使っても大丈夫かもな。40枚で180円。

● が,あくまでケチなぼくは,セリスキンを選ぶだろうな。方眼に転向するということならば。

● でも,目下のところは,次はダイスキンに戻ることになる可能性が大。で,戻ったらしばらく浮気はしないだろう。
 Preppy+ダイスキンだ。前に買った在庫(オレンジ,赤,黄)から使おうと思っていたけど,黒があってはやはり黒から使いたい。好きなものを先に食べる感じ?
 セリスキンよりもダイスキンの方が,製本はしっかりしている。セリスキンは使っている間に,背に凹凸の波や折り目がついてしまう。ダイスキンにはそのようなことがない。

2014年10月21日火曜日

2014.10.21 方眼セリスキンならではの使い方

● 見開き2ページを1枚の方眼用紙として使うってのは,当然思いつく。といって,たんに文字を横にズラズラと書いていったんでは,一行が長すぎることになる。縦横を逆にして使っても同じ。
 要するに,文字を書くだけなら,横罫と同じように,1ページを横に使うのが一番いいってことになる。

● 図解とかチャートとかを多用する人向きなんだろうな。ぼくの固まってしまった使い方だと方眼の自在性はあまり活きないし,固まってしまった使い方がどうにかなる気配も今のところはない。
 ただし,方眼が邪魔になるってこともないですよね。初めての方眼なんで,多少のとまどいはあったけれども,そんなのは慣れの問題なんで。

● 若い頃,横罫を嫌って無地のルーズリーフを使っていたことがあった。その頃も横罫ではできないような使い方はしていなかったと思う。今と同じに文章しか書いていなかったと思うんだよね。
 でも無地がいいと思っていた。実質的な理由があってというのじゃなく,多分に気分の問題だったんだろうな。

● 今度の方眼セリスキンもたまたま買っちゃったから,使ってる。でも,買ったんだから,買ったなりの使い方ができるといい。
 あまり,方眼にとらわれても仕方がないけれども。

2014年10月20日月曜日

2014.10.20 デスクペン雑感

● 黒の万年筆カートリッジを使うと,セリスキンでも裏抜けが見られる。万年筆の中で最も線が細いと思われるデスクペンで試してみても,同じだった。
 コピー用紙に黒と赤のデスクペンで書くと,やはり裏に抜ける。普通のもっと太字の万年筆を使えば,さらに滲むだろう。

● デスクペンって,事務の仕事で使われることが多かったんだろう(っていうか,その用途に特化した製品なんでしょ)。ワープロやパソコンが登場する以前は,手書きしかなかったから,こうしたペンで書類を作っていた。
 その頃は,こうした裏抜けや滲みの問題はなかったんだろうか。

● 昔に比べて紙が粗悪になっているんだろうか。再製紙があたりまえになっているとか。
 昔は,紙って片面しか使わなかったんでしたっけ。コピー用紙の両面使用って,最近の現象ではあるよね。プリンターで印刷するようになってからの話だから。しかも,両面印刷ができるプリンターって,しばらくなかったもんね。コピー機も同じだ。昔は両面コピーなんてできなかった。
 でも,帳簿とかあったよねぇ。当然,両面に書いていたはずだよなぁ。

● コピー用紙で裏抜けするということは,事実上,使えないということじゃないですか。
 片面しか使わなければ問題ないかっていうと,そうでもないぞ。めくるからね。そのとき,裏に写っていてはゾッとしないぞ。

● どっちにしても,デスクペンを使って仕事している人を見たことはないんだけどね。手書きの作業もボールペンでやってるもんね。
 インクを改良してもデスクペンが大きく売れる時代ではないんだろうけど,でも何とかならないかなぁ。


(追記)

● 若い頃,リーズリーフの無地を使っていた時期があったのを思いだした。はるかな昔だ。それに黒の万年筆で書いていた。裏写りでまいった記憶はない。
 今でもそうなんだろうか。セリスキンでこれだけ写り,コピー用紙ではところどころ抜ける。普通のノートやルーズリーフは大丈夫なんだろうか。

● 試してみた。ノートはコクヨのCampus(A4)。ルーズリーフも同じくコクヨのA4。
 まず,デスクペンの黒と赤。写らない。特に,赤はまったく問題なし。
 次に,Plaisirで。先日,さしあげた人からちょっと拝借して。やはり裏には写らなかった。この太さの黒インクでも裏まで行かない。

● 当時,ぼくが使っていたのもコクヨだったと思う。たいしたもんだな,コクヨ。セリスキンより薄い紙で裏に写らないんだから。繊維の組成とかによるんだろうけど,用途に合った紙の開発はしっかりやっているんだね。