2010年11月25日木曜日

2010.11.25 伊東屋の渋谷店で手帳について考えた

● 用事があって渋谷へ。東急百貨店に文房具の伊東屋の出店があったので覗いてみた。ワープロ・パソコンが普及してから,筆記具というものを使わなくなった。文房具全般が自分には遠いものになったと思う。特に万年筆を使わなくなった。

● 手書きで文字を書くのは手帳くらいになっている。その手帳売場を丹念に見て回った。もう来年の手帳は購入済みなんだけどね。
 ぼくは日本能率協会が作る手帳を信頼しているようで,同社の能率手帳,バインデックス(システム手帳)のA5とバイブルサイズを取っ替え引っ替え使ってきた。システム手帳を使うときも中の書式は能率手帳のものに決めている。来年も(3年連続になるが)バイブルサイズのバインデックスを使うつもりでいる。

● ところで,まもなくスマートフォンを購入する予定だ。となれば,スケジュール管理はスマートフォンでやれることになる。だから紙の手帳とサヨナラできるかといえばそうはならない。手帳をスケジュール帳としてしか使っていないのであれば,デジタルで代替可能だけれども,たいていの人は手帳をもっと多彩に使っているだろう。
 スクラップブックにしていたり,スケッチブックにしていたり,雑記帳にしていたり,映画の半券やコンサートのチケットやショップカードを貼ったり綴じていたり,こづかい帳にしていたり,読書録を書いていたり。

● そもそも論をすれば,スケジュール管理にしか使わないのであれば,手帳は不要なのではあるまいか。手帳を使って管理しなければならないほどの予定を抱えている人がどれだけいるのだろう。たいていの人は脳内メモリで管理可能でしょ。せいぜい卓上カレンダーにちょこっと書いておけば足りるのじゃないか。
 それゆえ,手帳をスケジュール管理にしか使っていないというのは,かなり初歩的なところで手帳の使い方に問題ありってことにならないか。デジタルでそっくり代替できるような使い方をしていてはいけないってことだ。もっと楽しく使う方途を考えよう。