2016年9月29日木曜日

2016.09.29 『1冊の「ふせんノート」で人生は,はかどる』を読んだ

● この本で説かれていることはたったひとつだ。すべてのメモ,思いつきも備忘もToDoも会議録も本の感想も何もかも,を強粘着の付箋に書け。そして,それをA4ノートに貼っていけ。
 それだけだ。それですべては上手く行くぞ,と。

● 久しぶりに揺さぶられた1冊だった。つまり,マネしてみようかと思った。
 この種の本を読んでそう思ったのは,『情報は1冊のノートにまとめなさい』以来か。小型ノートを持ち歩いて,そこに書くようにしたのは,ひとつには『情報は1冊の・・・・・・』を読んだのが理由だ。

● 「ふせんノート」もすべてを付箋に書いて1冊の大型ノートに貼っていけというのだから,1冊にまとめておくことを推奨しているところは同じだ。直接書くか,付箋に書いてノートは台紙として使うか,その違いだけだ。
 著者に言わせれば,その違いが大きいのだが。

● 揺さぶられる最も大きな理由は,簡単そうだからだ。シンプルで今すぐにでも実行できそうだ。
 だが,その足を引っぱるものがある。ダイスキンを大量に買いためていることだ。それを捨てて,A4ノート+付箋に移行するのもなぁ。

● ダイスキンをいつも持ち歩いていれば,メモすべきものをすべてダイスキンにメモれるようになるだろう。
 これからは寝るときも,枕元にダイスキンとPreppyを置いておくようにしようか。

● というわけで,自分的には現行の300円システムでいいと思っているけれども,また浮気をしてみようか。今度の浮気先は「ふせんノート」。
 まぁ,浮気したとて何も変わらないとは思うんだけど。大型ノートに貼るんだから,一覧性が良くなるのは間違いない。それをその程度の違いと見るか,大きな違いだと見るか。

2016年9月28日水曜日

2016.09.28 300円システムに戻る

● 40日ぶりにダイスキン+Preppyの300円システムに復帰した。ホームに戻った気分。ダイスキン以外のノート,Preppy以外のペンは,ぼくにとってはアウェイなのかねぇ。
 ダイスキンの紙のざらつき。そこにPreppyで文字を刻んでいくことの快感。ユニノートにElite万年筆でスラスラと滑るように書くのも,それはそれで悪くはないのだけど,これくらいの抵抗感があった方が,書いているっていう快感がある。

● もうしばらく浮気はしないで,この300円システムを継続していこうと思う。300円システムだと結果としてたくさん書ける。
 質は別として,生産性の高さと道具の価格はまったく比例しない。右顧左眄しないで,この300円システムに居直ろう。

● といってもだね,浮気はするよね,これは。文房具の浮気だから,誰にも咎められることはないしね。
 でも,もう浮気にも飽きてきたところもあってね。高級品を使わないまま人生を終えてしまうのは残念だとか,そういうバカなことは考えないようにしたいものだ。

2016年9月27日火曜日

2016.09.27 ユニノートを使い終えた

● 先月8日に買って,20日に使い始めたユニノート(三菱鉛筆ノート)。鉛筆で書くのに最適化したノートだったのだろうけれど,申しわけなくも主にパイロットのElite万年筆(インクもパイロットのブルーブラック)で書いてきた。
 本日,最後まで使い終えることができた。39日間。中紙が72枚なのでもっと早く使い終えるかと思ってたんだけど,96枚のダイスキンとほぼ同じ日数になった。

● 滑らかに書けるノートだった。けっこう厚めの白い紙なんだけど,パイロットのインクだとところどころ裏に抜けることがあった。
 重ねていうけど,鉛筆で書くのに最適化したノートだったはずだ。万年筆などで書くんじゃないと言われるだろう。

● 結局,ダイスキン+Preppyの方が書く気になる。もちろん,ぼくの場合はということだ。
 ノートもペンも安いからダメだということではない。値段じゃなく,書きたくなるノートやペンがいいノートでありいいペンなのだ。
 ぼくの場合は,それがダイスキンであり,Preppyだということ。

● そんなことはもうとっくにわかっていたよ。でも時々(あるいは,しばしば)それ以外のものを使いたくなるのも事実なんだよね。

2016.09.26 手帳の使い方は永遠に未完成

● 手帳術の本やムックを見ると,手帳をどう使いたいかが先にあって,それに合った手帳を選べばよい,という記述があることがある。
 しかし,それはできない相談だ。手帳をどう使いたいかなんて,使ってみなければわからないものだ。手帳をどう使いたいかがわかっているのは,けっこうなベテランユーザーに限られるだろう。

● さらに。ベテランユーザーであっても,はっきりとわかっているかどうかは,かなり疑わしい。手帳の使い方や可能性が全部で100あるとして,ユーザーが実地に体験できるのは10か20にすぎないだろうからだ。
 物理的に手帳を替えてみると,おっ,こんな使い方もあったのかと気づく。そういうものだろう。

● だから,本当は,毎年手帳を替えてみるのがいいのかもしれない。ぼくはほどほどのところで妥協して,ずっと能率手帳を使ってきたんだけど,手帳を替えることによってしか得られない気づきがあったのだと思う。
 その代わり,替えなければ味わわずにすんだ不便をもまた,味わうことになったろうけど。

● 永遠に未完成というのはディズニーランドだけではない。たいていのものがそうだろう。手帳の使い方といった卑近なことでも,試行錯誤に終わりはない。
 ノートの使い方もそうだろうし,子育ての仕方もそうだろうし,お金の使い方もそうだろうし,装いの仕方もそうだろう。

● 200年も300年も生きられるのなら,あるいは完成形に到達できるのかもしれないけれど(いや,無理だろうな。自分をとりまく環境がどんどん変わっていくから),たかだか生きても100年じゃ,試行錯誤をし尽くすことなどできない。

2016.09.25 Discover21の手帳

● ララスクエアから宇都宮駅ビル2階の八重洲ブックセンター宇都宮店に移動。ここにはDiscover21の手帳が勢揃いしていた。
 Discover21って出版社だけれど,手帳メーカーとしても高橋やノルティに次ぐ,第3の大手なんですかねぇ(ダイソーもたぶん大手に入るんだろうな)。

● Discover手帳といえば「夢をかなえる人の手帳」をはじめ,夢を叶える系の手帳をいくつも出している。この分野のパイオニアといっていいだろう。
 ほかにも,次のような手帳がある。自己啓発系出版社ならではといえるかもしれない。
  夢をスタートする人の手帳
  小宮一慶のビジネスマン手帳
  朝活手帳
  合格手帳
  目標達成手帳
  20代のうちにやりたいこと手帳
  週末野心手帳
  MOON BOOK
  いい女.diary
  うまくいっている人の手帳
  しきたり十二ヶ月手帖

● さらに数年前に登場した“DISCOVER DIARY”も初めて実物を見たときには驚いたものだった。1日1ページタイプはすでに「ほぼ日」が開拓したあとだったけれども,この大きさ,このボリューム。
 この“DISCOVER DIARY”もどんどんバリエーションを増やしている。“DISCOVER DAY TO DAY DIARY”のほか,昨年からだと思うけど,“Discover Business Professionals' Diary”が出し,小型の文庫本サイズも出した。
 さらに,“DISCOVER DIARY WALLET”と“DISCOVER DOUBLE DIARY”が出た。現物をみると圧巻というか,この手帳は存在感がありすぎる。

● 初めて見たときは,これを使うのはどんな人だろうと思ったし,これを使っている自分って格好いいよなぁとも思った。
 でも,今回,これらの手帳を見ると,自分には分不相応(ありていにいえば,要らないもの)だなと思った。
 このあたりの感じ方は,自分の境遇の変化や筆記に関するスタイルの変遷によって変わってくる。

2016.09.25 ダイスキン手帳があった

● 宇都宮はララスクエア4階のダイソーを覗いたら,A6ダイスキンと同型の手帳が並んでいた。ウィークリーレフトタイプ。マンスリーもきちんと付いている。
 正直,手帳はこれで充分すぎる。ええぃ,面倒だ,手帳はこれにしてしまうか。

● 同じ棚にあったB5サイズのマンスリー。これでぼくには充分で,ダイスキン手帳だと充分すぎる。
 が,しかし,冷静になれよ,オレ。

● 目下使用中のシステム手帳のバインダーはまだまだ使えるぞ。それを捨てていいのか。
 今のシステム手帳なら,愛しい子どもの写真を専用のクリアファイルに入れて持ち歩けるぞ。いつでもどこでも子どもと一緒にいることができるんだぞ。ダイスキン手帳でどうやったらそれができる?
 公共図書館の利用者カードも一緒に持ち歩けるじゃないか。その便利さを満喫しているじゃないか。そういうのは,失って初めてわかるものだぞ。

● これから手帳を使い始めるのであれば,躊躇なくダイスキン手帳にすると思う。
 スケジュール管理しかしないのであれば,これで充分だ。過去の“ある日”を調べるためのログを残す容器としても,これで充分だろう。

2016年9月20日火曜日

2016.09.17 TRAVELER'S TIMES 2

● 上野文具に“TRAVELER'S TIMES”があったので,もらってきた。センスのいいコマーシャルペーパーだ。
 メーカーがトラベラーズノートを核にしたコミュニティを作ろうとしているかに見える。それはつまり売らんかなのためではなく,開発者がトラベラーズノートを好きで好きでたまらないからのように思われる。メーカーと製品が幸せな関係を取り結べた一例かと思う。
 製品としても10周年を迎えた。この時勢で10年の命脈を保つのは大したものだ。

● 「編集後記」に次のように書いてある。
 このトラベラーズノートの特徴が,決して世の中のすべての人に受け入れられるようなモノだとは思わない。一度使ってみたけど,やっぱり合わないと思う人もけっこういるだろうし,そもそもこんな変わったノートを使おうとすら考えない人の方が多いはずだ。パンクロックの激しいリズムを騒々しくて不快だと感じる人が多いように,トラベラーズノートは,一部の人の感性にだけ訴えるようなモノだと思っている。たぶん,気に入ってくれる人は,100人いれば1人くらいしかいないのかもしれない。
● 大人に限っていえば,ノートを使う人がどのくらいいるか。さすがに100人に1人ということはないだろうけど,だいぶ少ないのはたしかではあるまいか。
 その少数派のさらに100人に1人がトラベラーズノート? もうちょっと多いかもしれないけれど,「一部の人の感性にだけ訴えるようなモノだ」というのはそのとおりで,メーカーはよくわかっている。

● だから,ターゲットを広げようとして,とんがったところを削るようなマネはしない。とんがりを磨いて,100人の1人にさらに気に入ってもらえるようにする。
 そちらの方向で製品に細かいブラッシュアップを施していくのだろう。

● で,不思議なことにそれに徹した方が,ターゲットの拡大につながりやすいのだ。

2016.09.17 上野文具本店に手帳を買いに

● 宇都宮は上野文具の本店に行った。来年の手帳を買おうと思って。来年もBindexのNO.011(能率手帳と同じレイアウト)にする。
 ところが,そのNO.011は入荷されていなかった。

● 結局,何も買わずに帰ってきたんだけど,Bindex以外のたくさんの手帳を見てきた。
 Editをはじめ,1日1ページタイプの手帳の存在感は圧倒的だ。「ほぼ日」だけじゃないのだ。文具店に来て,この存在感に惹かれて買ってしまうと言う人も・・・・・・あまりいないか。

● トラベラーズノートの手帳も一画を占めて展示されていた。人気があるんだろうね。
 手帳は多くのメーカーがたくさんの製品を出しているわけだから,文具店でも書店でも売場の取り合いになるはずだ。売場でいい場所を占めているのは,それ相応の人気商品のはず。

● いろいろ見ていると,自分にはマンスリーしかない薄い手帳で充分だなと思った。Bindexにもマンスリーはいくつかある。そのうちのどれかにしようか。
 マンスリーに予定をチョコチョコと書いておく。ぼくはほんとに小さい字で書くので,マンスリーのひとマスにけっこうな量の文章を書ける。それ以外はメモ用ノートに預けてしまえばいい。

● このやり方で充分なんだけど,しかしと考えてしまう。1日の時間メモリがない手帳は手帳じゃないような気がしてね。
 あとになって,“あの日”を調べたいというときに,厳密にではなくても,時間メモリに添って書いてあると,調べやすいというか思いだしやすいというか,便利なんだよね。
 そのあたりで,小さすぎる悩みを悩んでいる。

2016年9月17日土曜日

2016.09.16 独自サイズ

● 目下,使用中の三菱鉛筆ノート。何も書かない空白日が出るようになっている。あとから思いだしつつ,後追いで埋めているけれど。
 ダイスキンだとこういうことはそんなにないんだけどね。まったくないわけではないけれど。

● 紙質はダイスキンよりこっちの方がずっといいのに,どうしてそういうことになるのか。
 ひとつにはサイズかな。ダイスキンはA6よりひと回り小さい。そのサイズがピッタリ馴染むということがあるかもしれない。
 ちなみに,A6は148×104㎜。ダイスキンは140×90㎜。

● こういうのって,他にもあるだろうか。たとえば能率手帳はどうだろう。能率手帳のサイズは144×95㎜なんだけど。
 長く能率手帳を使っている人は,このサイズがいいんだよ,と言うのかもね。

● ノートであれ手帳であれ,サイズに関してはぼくは長らく規格サイズの信奉者だった。A6ならA6,B7ならB7である方が,取り回しが楽だと思っていた。
 サードパーティー社製品との組合せも楽だ。ノートにカバーを付けるのでも,独自サイズだと使えるものが限られてくるだろうし。

● しかし,ダイスキンにしろ能率手帳にしろ,それしか使わないのであれば,そうしたことをあまり気にする必要もない。
 独自サイズの製品って,よく考えられてその形になっているのだな,と遅ればせながら気がついたというか。

2016年9月13日火曜日

2016.09.13 来年の手帳が出揃ってきた 3

● でもBindexにする。バインダーの内側のカードポケットや書類を入れるための切り込みがとても便利だからだ。
 4つあるカードポケットには公共図書館の利用者カードを入れている。ぼくは全部で8枚のカードと持っているんだけど,4枚はプラスチック製でクレジットカードの厚さ。4枚は薄いペニャペニャのカード。8枚でちょうど4つのポケットに収まる。
 書類入れに入れておくのは,コンサートチケットの前売券。チケットの大きさはまちまちだけど,最も長いのでも,バイブルサイズのバインダーなら収まる。

● この種の便利さっていうのは,あたりまえになっているから,便利が便利と認識されないところがある。
 もうひとつ,代替手段がないわけじゃない。銀行のカードやクレジットカード,ヨドバシのポイントカードはどうしているかというと,無印良品のカードケースに入れて持ち歩いている。
 図書館のカードもそこに一緒に入れておけばいいわけだよね。

● コンサートのチケットなんてのは,家に置いとけばいい。まぁ,手帳に入れておけば,当日,忘れることはないから安心は安心だけど,逆に手帳を忘れたらニッチもサッチも行かないことになる。

● で,仮にBindexじゃなければ何を使うか。これもはっきりしている。A6のダイスキン手帳だ。ほぼ能率手帳と同じ仕様。ウィークリーのレフトタイプ。1年間問題なく使えるだろう。
 ダイソーが手帳を出していることを知ったとき,この会社の幹部は自社製品を使っているのか,かなり疑問だと思った。経営幹部が使うに足る手帳がダイソー手帳の中にあるとは思えなかったからだ。
 自分が使いもしないものを消費者に売りつけていいのか,え,ダイソーさんよ,と思ったものだ。が,ダイスキン手帳を知るに及んで,これなら幹部も使えるだろうと,認識を変えた(実際に使っているのかどうかは知らない)。

● ダイスキンの堅牢さは実地に使ってわかっている。同じ造本なら毎日使っても1年間の使用には充分に耐えるだろう。
 でもって,値段は100円なのだ。手帳も100円の時代が来たのだ。100円ですむものに1,000円も2,000円もかける必要はない。

● が,このダイスキン手帳を使うのは早くても5年後だ。完全引退して世間から身を退く。そうなればいよいよ“貼る”は減るはずだ。
 今のところ,“貼る”の主力はお菓子の包装紙だったりする。その大半は職場絡みだ。その職場がなくなるのだから,当然,お菓子をもらうこともなくなる。
 “貼る”がなくなれば,小さなダイスキン手帳で困ることもなくなる。

● いや,使わないで終わるかもしれない。そうなれば,ダイソーのマンスリー手帳で間に合うからだ。
 2日前に書いたように,コクヨのSYSTEMICにCampusと一緒に挟んで使えばいい。これが手帳&メモの究極の形という気もする。

2016.09.12 来年の手帳が出揃ってきた 2

● では,来年はどの手帳を使おうか。ずっとノルティのBindex(NO.011)を使っている。要するに,能率手帳を長年使ってきた。
 能率手帳に不満があるかといえば,全然ない。保存用のバインダーもあと5年分はある。

● 今年の6月にいつも持ち歩いていたい写真ができた。その写真を専用のクリアファイルに入れて持ち歩くにも,Bindexは便利だ。
 だから,来年もBindexを使うかなと,一応は思っている。ポール・スミスのバインダーもけっこう気に入っていて,便利に使えているので。

● ただし,いくつか異変(?)が起きている。
 手帳をどう使っているかといえば,ログを残すための簡易日記,としてだ。過ぎた予定をそのままにしておけば,自動的に行動記録になる。仕事もそうだけれども,夜の飲み会やプライベートの出来事も蠅の頭のような小さな文字で手帳に書いておく。
 もうひとつは“貼る”だ。スクラップ帳として手帳を使う。能率手帳だと右側のメモページはほとんど“貼る”ためのスペースとして使っている。

● ところが。今年になってからSNSを始めた。そうなると,手帳に貼っていたものをスキャンするなりスマホのカメラで撮ってSNSにアップするようになった。
 そうなると手帳に貼る必要はなくなる。

● 最近まで,その日何を食べたかを手帳にメモしていた。が,そのログを残すのはやめた。なぜかといえば,しばしば書くのを忘れるからだ。忘れるくらいなんだから,そもそも残す価値がないのだろう。
 そのほかにも,手帳に書くことを怠ることがしばしばあるようになった。なぜか。ログの容れものが手帳からSNSに移行したからだろう。

● となると,手帳は薄いマンスリーで充分だ。手帳に収まらないことは,すべてノート(メモ帳)に回せばいいのだ。
 現状では手帳とノートに同じことを二重筆記することもある。なぜそんなことになるかというと,理由のひとつはBindexを手帳にしているからだ。

● しかし,そうであっても来年はBindexを使うのだろうな。来年に限らず,あと5年は。
 なぜ5年かといえば,あと5年は働かなくちゃいけないことがある。働くということは毎日外に出るということだ。何とはなし,マンスリーでは心許ない(実際にはマンスリーで充分だということもわかっているんだけどね)。
 だから,保存用バインダーもあと5年分をまとめ買いしてあるわけだ。

● というわけで,あと5年は,Bindexでなくてもいいからウィークリーを持ちたい。

2016.09.11 来年の手帳が出揃ってきた

● 宇都宮駅ビルに入っている八重洲ブックセンター宇都宮店にノルティと高橋の来年の手帳がズラッと並んでいた。大手も出荷したんですね。
 来年の手帳が出る時期,どんどん早くなっていますねぇ。まだ9月だというのに,もう今年も終わりなのかという気分になる。
 若い人には何でもないことだろうけど,年寄りにはけっこう効くんだなぁ。ので,もっとゆっくりでもいいよと言いたくなる。

● 実際,早い時期から来年の手帳がないと予定が入れられないっていうのがあるんだろう。早く出してくれっというユーザーの声がメーカーに届くんだろうな。
 早く売場に出せれば,売上げ増にもつながるのだろうし。

● 隣のララスクエアに入っているダイソーを覗くと,ダイソー手帳もいくつか出ていた。ダイスキン手帳はまだのようだが。
 ダイソーは手帳メーカーでもあるのだなぁ。複数の手帳をプロデュースしている。当然ながら,そのいずれも100円。100円でこれだけのバラエティを作れるのだな。

● ぼくが注目したのは,A6サイズのマンスリータイプの手帳。コクヨのSYSTEMICに挟んで使う。Campusと一緒に持ち歩ける。これは便利に違いない。
 ぼくなんか,予定はマンスリーで充分だ。あとは全部,メモ帳であるCampusに回せばいい。

● でも,当面,このやり方は採用できないんだな。なぜかといえば,ダイスキンの在庫が大量にあるから。しかも,そのダイスキンをこよなく気に入っているから。
 したがって,あと10年近くはメモ帳はダイスキンになる。ので,手帳とメモ帳はそれぞれ独立した形で持ち歩かざるを得ない。

● それでもって,ダイスキンをめでたく使い果たした暁には,すでに棺桶に片足を突っこんでいるやもしれん。っていうか,生きてないかもしれない。
 そこのところが心残りだな。SYSTEMICをしゃぶり尽くせないで死ぬっていうのが。

2016年9月8日木曜日

2016.09.08 Preppyについてネットで検索すると

● 悪く書いてあるものはない。何せ200円なのだ。値段を考えれば悪く書きようがない。
 200円なのにイリドスミンが付いている。200円とは思えない書き味。コンバーターも使用可能とは驚きだ。そういった賞賛ばかりだ。

● ただし,最後はこういう締めになっている。チープな外観に耐えられるのであれば,このペンはお勧めできる。
 待て待て。そういうおまえの外観はチープじゃないのか,えっ,どうなんだ?

● Preppyはオールプラスチック。完全スケルトンにしてくれていれば潔い姿でチープ感は薄れる(うまくすれば,免れる)と思うんだけど,軸にいくつかの印刷箇所がある。爪でこすっても取れない。
 これが使っていく間に剥がれてきて,文字も読めなくなってくる。こうなるといかにもチープという感じになる。こういうのは“味”にはならないわけで。

● キャップが割れないようにあらかじめテープを巻いていたり,ぼくも場合だと嵌合が緩くなったので瞬間接着剤を突起部に付けて補っているんだけど,その接着剤が余計なところにも付いていたりする。それは戦士の傷のようなもので,味になり得る。

● かつては高級品だったものが時代とともに大衆品になっていく。今は湯水のごとく使っている鉛筆や消しゴムだって,その初めにおいては貴族の持ちものだったはずだ。
 万年筆もしかり。ステータスシンボルになり得た時代がついこの間まであった。

● その万年筆がPreppyによって200円まで安くなった。百円ショップに行けば,100円で買える万年筆もあるけれども,それは万年筆と呼んではいけないシロモノ。
 今のところは,万年筆と言いうる品質を確保した製品で最も安価なのがPreppyだ。Preppyによって万年筆も究極まで大衆化したといっていいだろう。
 大衆化したんだから,大衆化したように使えばいい。

2016年9月6日火曜日

2016.09.06 エリート万年筆は気がすんだ。三菱鉛筆ノートも気がすんだ

● 三菱鉛筆の「創業130年限定セット」に付いていた「プレミアムノートブック」にパイロットのエリート万年筆を合わせているんだけど,ジークエンスのときと同じで,数日間何も書かないで過ぎることがあった。
 これ,身体が正直に反応しているのだと思う。身体が使いたくないと言っている。ダイスキン+Preppyに戻してくれ,と。

● 三菱鉛筆ノートは「中紙には,なめらかな書き心地を徹底的に追求した紙を使用しています」とある。鉛筆で書くのに最適な紙を追求したんだろうけど,万年筆で書いてもそのことは感じる。
 エリート万年筆を合わせるとヌラヌラスルスルと滑らかだ。Preppyで書いてもダイスキンより抵抗なくペン先が滑っていく。

● が,ダイスキンにPreppyで書いたときの文字を刻む感じ,カリカリというほどよい抵抗感。そちらの方に,ぼくは快を感じる。
 したがって,三菱鉛筆ノートを使い終えたら,ダイスキン+Preppyの300円システムにいったん戻すつもりだ。

● 身体感覚にしたがってそうするわけなんだけど,そこにあえて頭で考えた理屈を乗せると次のようになる。
 万年筆は筆圧を書けずに自重を利用して書いていくものだと,何かで読んだことがある。そのためにはある程度重くなければならない。
 Preppyはオールプラスチック製で大変軽い。自重で書くなんてのはとても無理。この点,エリート万年筆ならそれができると思われる。
 だけど,ぼくにはできないんだな。単純に重いと感じるだけ。軽いPreppyがいいかなと思ってしまうのだ。

● エリート万年筆を使ってみようと思ったのは,はるかな昔,中学時代へのノスタルジアからだった。で,少し使うとそのノスタルジアが満たされて,気がすんでしまったようなところもある。

● 三菱鉛筆ノートでもエリート万年筆だとときに裏に写ったり,滲むこともある(ダイスキンほどではない)。この点でノートに不満を鳴らすつもりはない。鉛筆を使って書いてくれと念じて作られたノートだろうから。
 パイロットのインク(ブルーブラック)の性質ゆえかもしれないし,エリート万年筆のインクの出が良すぎるからかもしれない。いや,これくらいは出てくれていいのかもしれないけれど。

● 三菱鉛筆ノートは正規のA6サイズ。対して,ダイスキンはA6を下回る独自の(というよりモレスキンを真似た)サイズだ。
 しかも,三菱鉛筆ノートにカバーをかけて使っているので,ダイスキンより相当大きくなっている。ダイスキンのサイズの絶妙感を感じる結果になる。
 この点はモレスキンの功績? いや,モレスキン以前からあったのだろうな。

2016.09.05 糊2種を職場に持ちこむ

● わりと公私の別をつけないっていうか,会社のペンを私用に使ったりする方だ。逆に,自費で買ったものを職場に持ちこんで仕事でも使う。
 パソコンの持込みは禁止されているけれども,ボールペンやノートの持込みは勝手たるべしだろう。

● 若いときは公を私に流用することが多かったけれども,今はまったく逆で,仕事で使っている文具もほとんど自分で買ったものだ。
 文具にこだわりがあってそうしているわけでもないけれど,文具店に行くと必要もないのについ何か買ってしまう。それが溜まって処理に困る。では仕事で使おうか,となるわけだ。

● 今日は家にあった糊を2つ,職場に持ちこんだ。貼る道具としては,両面テープをもっぱら使ってきた。両面テープを使うときれいに貼れるんだけど,少々手間がかかる。
 では糊にしてみるか,というわけなのでした。

● どちらもポピュラーなものだ。ひとつはアラビックヤマト。液状の糊。もうひとつはトンボのスティック糊。
 粘着力は圧倒的にアラビックヤマト。紙にシワができるのが難といえば難。それと,不慣れなせいか少々付けすぎてしまう。たぶん,ちょっとでいいんだよね。それで充分な粘着力が発揮されるのだろう。

● スティック糊はきれいに貼れる。使っているうちに先端の断面が広がってしまって,鞘(?)に収めるときに鞘を汚すのが困る。
 以前,ダイソーの2個で100円のスティック糊を使ったときは,この現象にウンザリさせられた。が,天下のトンボ鉛筆謹製のスティック糊は,今のところそういう現象を起こすことがない。しごく快適に使えている。

2016.09.04 上野駅構内のANGERSでトラベラーズノートのカバーを買うかどうか迷った話

● 先日,トラベラーズノートのSeria版「トラベルメモリーズノートブック」を初めて見た。で,とりあえず買っておいた。
 でも,この類のノートを自分が使うことはないと思う。パクリものもパクられたものも。

● とはいえ,トラベラーズノートって,たしかに妙な魅力を発している。ザックリとした,一見ラフに見える造り。
 紙を束ねて中央をホチキスで留め,それをカバーに挟んで使う。いたって単純な造りだ。

● 普通のノートのようにカチッとしていない。キツキツしていない。佇まいとしてはボーッとしている。
 その分,余裕を内包している感がある。どう使っていただいてもけっこうですよ,お応えしますよ,と言っているような。
 絵を描くのもいいだろうし,落書き帳にも適している。ザックリとしている分,使い方の自由度が高いという印象。

● トラベラーズノートとはよく名づけたもので,旅行で自ずと溜まってくるチケットやショップカード,包装紙を貼るのにちょうどいい。
 たとえば,モレスキンであれCampusであれ,普通のノートに貼っていくと分厚くなって,後の取扱いが少々厄介なことになりそうだ。トラベラーズノートでも厚くなるのは変わらないはずだけども,あらかじめ隙間があるから,厚くなったとてさして困ることはない。
 構造上,使用後の保存は立てるのではなくて,平積みにすることを前提にしているようでもある。

● 「旅するように人生を楽しんでほしい」というのがメーカーのコピーだ。旅行に出たときだけでなく,旅するがごとく人生を生きている人たちに使ってほしい,というわけだろう。
 旅するがごとく人生を生きている人たちって格好いい。トラベラーズノートは格好いい人向け。

● ぼくも格好いい人でありたい。トラベラーズノートのカバーと中紙一式を買っておくべきだろうか。
 だけど,結局,見送ってしまった。
 それでいい。この商品,魅力があるだけにその魅力に惑わされないように自分を諫めないといけない。買ったとしても,絶対に使うことはないはずだから。

2016年9月5日月曜日

2016.09.04 有楽町Loftで「ほぼ日手帳」を購入

● 昨年,同じ有楽町Loftで「ほぼ日手帳」一式を買って,とある人に差しあげたのだった。カバーは「Rosso」だった。
 日記を書いているらしい。持ち歩かずに,自宅に置きっ放しにしているとのこと。

● なるほど,日記を書いているのか。手帳をどう使うか(あるいは,使わないか)はそれぞれの勝手たるべし。持ち歩くのを手帳というのだなどと,野暮なことを言う必要もない。
 使っているだけでたいしたもん。

● で,来年はどうされますか,カバーも替えますか,とお訪ねしたところ,カバーは今のが気に入っているから替えないとの御回答があった。
 ので,今回は手帳本体のみ購入してさしあげることとした。

● 有楽町Loftでパパッと購入。保存用のカバーは(もし必要なら)文具店でA6ノート用のノートカバーを買うか,書店で文庫本のブックカバーを買っていただけばいい。
 でもまぁ,立てて保存するんだろうから,カバーは邪魔になるだろうな。表紙の隅や角をメンディングテープで補強して保存しておけば充分だろう。

● カズンではなくてオリジナルを家に置きっ放しというのは少しモッタイナイとも思う。1日の終わりに日記を書くのもいいけれど(それだけでもいいんだけれど),できれば予定も書いて,備忘録もメモしておくという手帳的な使い方もして欲しいかな,と。
 そのためには手帳を持ち歩かなければならない。持ち歩くようにするためには,予定や備忘録も書くようにすればいい。典型的な循環論になる。

● そこを突破するのに,絶好と思えるオプションがあったのだね。「ほぼ日の週間手帳」。見開き2ページで1週間のバーチカル。オリジナルカバーにはさめるサイズ。
 スケジュール管理はこの「ほぼ日の週間手帳」で充分かも。世の中には分刻みで予定の入っているお偉いさんもいるんだろうけど,そんなのはほんの一部だ。ぼくら下々の者は,たくさんの予定を抱えているわけではない。

● 1ページをそっくり1日のスケジュール管理に充てようなどと思ったら,「ほぼ日手帳」は自分には過ぎたるものと気づくのに3日も要しないだろう。
 ので,予定は「ほぼ日の週間手帳」を使って把握する。本体は今までどおり日記を書くのに使えばいい。「ほぼ日の週間手帳」も一緒にカバーにさし込んで使うわけだから,本体も含めて持ち歩くことになる(かどうか)。