2015年10月31日土曜日

2015.10.31 日経Associe付録の万年筆は同僚にもらってもらった

● 日経Associe11月号の付録に付いてきた万年筆,結局,職場の同僚にもらってもらった。
 きちんと事情は説明した。雑誌の付録であること,中字であると思われること,試し書きをしただけであること,カートリッジはヨーロッパタイプ(ショート)であること,おそらくダイソーで売っている5本入りのカートリッジが使えると思われること。

● もし気に入らなかったら,申しわけないけれども君が捨ててくれ,と。
 さらに,ダイソーで「万年筆カートリッジ」を買って,一緒にさしあげた。このダイソーカートリッジなんだけど,色はブルーブラックしかないようだ。中国製。
 ひょっとすると,付録万年筆に1本付いていたカートリッジも,ダイソーから供給を受けたのかも。ま,そうではないんだろうけど,形状はピッタリ同じなので,たぶん使えるはずだ。

● もし使えないとなると,ペリカンとかウォーターマンのカートリッジを購入しなければならない。のだけど,付録万年筆にペリカンやウォーターマンのカートリッジを装着するってのは,何だか漫画チックだ。
 付録万年筆にはダイソーカートリッジが相応しい。

● ともあれ,行き先が見つかってよかった。
 こういう付録戦略,それなりに拡販効果があるのかもしれない。コクヨの鉛筆シャープを付録にしてた文具ムックもあって,ぼくはこれはありだと思ったけど,イラネーヨって人もいたかもしれない。
 逆に,今回の万年筆もウェルカムの人もいただろう。

● どうせならメーカー品を付けてくれないかな。たとえば,ジェットストリームだったら,万人がOKなんじゃなかろうか。
 といって,それではインパクトに欠けて(何も考えていないようでもある),拡販戦略にならないんだろうな。

2015年10月30日金曜日

2015.10.30 オキナのプロジェクトペーパーのあとはSeriaのメモパッド

● ロディアカバーオキナのプロジェクトペーパーをさして,とっさのときのメモとして活用中。そのプロジェクトペーパーをやっと1冊使い切った。
 ロディアよりずっと使い勝手がいいように思う。ロディアってミシン目からピッと切り離せるところが気持ちいいっていうレビューを文具雑誌なんかで目にすることがあるんだけど,ぼくがやってみるとうまくいかないんですよ。オキナならどんなに不器用でもピッと離せるからね。

● ともかく思ったよりも早く使い切ったので,次を補充するかと思いきや,それをしなかった。で,どうしたかというと,前にSeriaで買っておいた「A7 Memo Pad」をロディアカバーにさして使ってるんですよ。
 140枚のメモパッドが2冊で100円(+税)。サンノートの製品だ。無地。紙はオキナに比べるとはっきり粗悪だし,薄い。したがって腰もない。カードケースに保存するのも厳しいかもしれない。立たないだろうからね。

● でも,これにアイデアをメモして保存,ある程度溜まったところでそれらをかきまぜて何かを生みだす,という使い方をぼくはしていない。とっさのときのメモだ。保存期間もごく短い。
 であれば,ロディアはもちろんオキナでもオーバースペックだ。この百均製品で充分だと思った。

● で,今のところ(相変わらず費用頻度はごく少ないんだけど)まったく何の支障もない。

2015年10月29日木曜日

2015.10.29 佐藤優さん vs オレ

● 佐藤優さんは中紙100枚のCampusノート(B5だと思う)を1~2ヶ月で使い切る。ぼくは中紙96枚のダイスキンを同じく1~2ヶ月で使い切る。
 では,彼とぼくは同じようなことをしているか。

● まるで違うだろうな。手帳サイズのダイスキンと大判のCampusノートの違いは別としても,まず,ぼくのダイスキンには仕事のことはあまり書いていない。そういう生産的(?)な使い方はしてないんですよね。
 ほとんどは文字どおりのよしなし事しか書いていない。ほんとにどうでもいいことしか書いてないからね。ダイスキンを読み返してみても,仕事での気づきはほとんど得られないだろう。
 つまり,書くときの緊張感からして違っているはずだ。正確にいうと,緊張を要するようなものは書かないですませたりしているもんね。

● 彼の場合は見直すことを前提にしているようだ。そういうふうに思われる。ぼくのは見直すなんて考えていない。
 彼のはその都度,ログをとっている。ぼくも広義ではそうなのかもしれないけれど,要するにどうでもいいことを垂れ流している。これを口から言葉で垂れ流したら,おまえ,なんでそんなつまらないことでウジウジ考えてるんだよ,と言われるに違いない。

● 佐藤さんはたぶん,アウトプットに資するために書いているのだろう。ぼくはアウトプットなんてしてない。
 そもそも,こちらは彼のような専門分野を持たない。見えている世界が違うはずだから,こんな比較は意味がない。だったら最初から書くなよ,ってことだけどね。

2015年10月28日水曜日

2015.10.28 TRAVELER'S TIMES

● 昨日,落合書店宝木店の文具売場あったのを一部,もらってきた。「トラベラーズノートが年に一度だけ発行するフリーペーパー」らしい。
 鄙にいるとなかなか見かけることもなく,その存在を知ったのは,現物を見た昨日のこと。

● 紙面構成も内容もかなりハイブロウ。倉本聡さんが登場している。
 これ,コマーシャルペーパーには違いなんだろうけど,かなりの水準でしょ。ちょうどサントリーのCMが広告としてだけではなく,鑑賞するに耐える質感を持っているのと同じような趣だ。

● ぼくはトラベラーズノートのユーザーではないんだけれども,このフリーペーパー,全部読みたくなった。
 発行元のサイトにPDFでアップされているかと思ったんだけど,どうもそうはなっていないようだ。ネットにあげてしまうと,ペーパーのありがたみがなくなるか。

● でもね。フリーペパーもタダではできないわけで,そのコストもトラベラーズノートのユーザーが負担しているわけだろう。それを負担せずに,フリーペーパーだけ読みたいというのは,いくらフリーペーパーだとはいえ,少し図々しいだろうね。

2015.10.27 落合書店宝木店の文具売場を覗いてきた

● 宇都宮で数店の書店を展開する落合書店。ベルモール店とララスクエア店では,売場の一部を文具に転換したことは知っていた。
 宝木店でもそうだったんですな。そうしていないのは,東武ブックセンターくらいか。

● その宝木店の文具売場,けっこう以上に充実していたんでした。こうなると上野文具のような文具専門店はなかなか厳しくなっているのかもしれないなと思ったりもした。

● ここの特徴は鳩居堂のコーナーがあること。和物が好きな人には外せない場所かもしれない。さくら平安堂とかは,他にもあるんだけど。
 Preppyもある。ぼくの知る限り,宇都宮では落合書店のこことベルモール店の文具売場にしかない。どちらかに行けばPreppyが手に入る。

● モレスキン様のノートがいくつかある。手に取ってみたけれど,購入には至らなかった。ダイスキンを大量に買い溜めているのが利いている。ダイスキンに満足しているので,他には触手が動かない。
 一方で,そろそろ浮気もしてみたいと思っているんだけど。

● コクヨのSYSTEMICが揃っている。SYSTEMICに関してはここが宇都宮で一番充実しているかも。ぼくはすでにA6サイズを購入済みなので,新たに買うことはない。

● メモパッドの類は,マルマンのニーモシネブランドのものしかなかった。これは落合書店の他の店舗でも同じ。付箋も3Mのみ。

● ノック式シグノのブルーブラックの0.7㎜があれば買おうと思ったんだけど,0.5㎜とそれより細いのしかなかった。

2015年10月25日日曜日

2015.10.25 和田哲哉 『文房具を楽しく使う 筆記具篇』

書名 文房具を楽しく使う 筆記具篇
著者 和田哲哉
発行所 早川書房
発行年月日 2005.11.15
価格(税別) 1,600円

● 「ノート・手帳篇」に続く「筆記具篇」。「ノート・手帳篇」は8年前に読んだが,「筆記具篇」は今になった。
 「日本独自とも言えるこの文房具の文化を,さらに発展させる出来事は今後あるのだろうかと想像をめぐらせながら,本章を終えたいと思います」(p161)とは,本文の最後に登場する文章だ。
 10年前に出ているんだから,当時は,低粘度油性のジェットストリームも,消せるボールペンのフリクションも,200円万年筆のPreppyも,芯が回転するクルトガも,まだこの世になかったのかもしれない。この数年間で「出来事」はけっこう起こっているのだろうな。

● 以下にいくつか転載。 

 パソコンに入力する作業は合理的ではありますが,その過程で継続的に創造性を引き出すことは私にとっては困難なものでした。大きく行き詰まった時,いつも自分を助けてくれたのは紙とペンだったのです。(p7)
 ブログの投稿やビジネスの定型文書などあらかじめ結果が容易に想像できる対象では,いきなりキーボードで書き進んでも最後までたどり着けるものです。しかし結果が見えないストーリー(=プロジェクト)を考える場合,不確定な要素を存分に書き込める紙と筆記具に分があると思います。(p98)
 語弊を恐れず言うなら,数千円,数万円という製品の価格はデザイン料,ブランド料,貴金属材料代,職人さんの技術料,あるいは大量生産できないことによるコストが加算されたものであり,機能的な筆記の快適さと価格との関わりは案外薄いと言ってしまってもよいかもしれません。(p15)
 筆記具を上手に使える人とは筆記具を持つ角度や筆圧を製品に合わせて柔軟に変えることのできる人だと思います。(p66)
 学生の頃は,0.5ミリのシャープペンシル一辺倒だった私が歳を重ねるごとに(中略)一見して実用とは程遠い種類や規格の筆記具を使うようになりました。このことは冷静に考えますと,筆記具自体が文字を記述する道具としての主流から外れてしまっていることを示しているのです。(p98)
 筆記具が「必要な文字を書いてハイ終わり」の手段だけならば文房具店に行ってこんなにワクワクするはすがありません。(p100)
 アレルギーというほどではないものの,ギザギザに加工された部品を指の腹でさわるのが嫌いなのです。(中略)グリップ部分がツルツルの製品でも快適に筆記できるものはちゃんと存在していますから,要は基本設計次第ということです。(p110)
 皆さんの手帳の紙面を見せていただくと本当に個性的で,それこそ作品として鑑賞できそうなものもありました。ページに書かれた文字が作り上げる世界は現在の電子ツールがまだまだなしえない,紙の手帳ならではの魅力です。(p141)
 特に私にとって印象的な紙面をつくっていたかたがふたりいらっしゃいました。ひとつめはポケットサイズの手帳にルーペを使わないと読めないくらいに小さい文字を書いていた人。もうひとつはA4サイズのリーガルパッドにのびのびを大きな文字を走り書きされていた人でした。なぜ印象的であったかと言いますと,両者の一ページあたりの文字の数があまり変わらない点に気づいたからなのです。そしておふたりともご自分がお使いになっているノートに満足して長年このスタイルを続けておられ,それぞれの文字の大きさについてもごく自然な振る舞いで書かれているという事実です。(p141)
 それぞれの筆記具で書かれた文字は情報としてはいずれも正確に伝わりますが,ミクロな視点からの筆跡の美しさは万年筆のほうが数段上です。(p148)
 実際に複数の文房具店を見て歩くとそれぞれに並んでいる商品の半分から九割近くまではどのお店にも共通にあるものです。ですから各店のほんの少しの違いを見て歩くことになります。この「違い」の部分がお店の個性の見せどころになり,店主や売場担当の思い入れが見える部分であります。(p158)
 その人が実際に使っている筆記具と同じ物を欲しくなってしまったことがありました。お店に並んでいるのを見た時にはそれほどでもなかったのに,人が手にすることで製品が生き生きと見えることがありますよね。(p160)

● モレスキンユーザーのために。モレスキンユーザーの間ではすでに共通了解事項になっているのかもしれないけれど。

 フォトエッセイストのカマタスエコさんはご愛用のモールスキン・ノートにはぺんてる株式会社の「トラディオ・プラマン」のインクがぴったりであると私に教えてくださいました。なるほどこのペンならクッキリとした筆跡にもかかわらず,モールスキン特有の裏写りのほとんどない,快適な筆記が実現しました。(p106)

2015.10.25 PRESIDENT 2015.8.3号-佐藤優の手帳テクニック全公開

編者 鈴木勝彦
発行所 プレジデント社
発行年月日 2015.07.13
価格(税別) 639円

● 「佐藤優の手帳テクニック全公開」という4ページの特集記事があって,その4ページだけを読んだ。

● 連載原稿85本/月,毎月3冊のペースで単行本を刊行,約1,200枚の原稿生産。月に約130人に会い,情報収集のための読書に毎日4時間を費やす。
 と紹介されているんだけど,そのとおりならばまさに超人的。月に1,200枚の原稿って,1日あたり40枚。それだけの原稿を書けることが普通じゃない。そんなのを続けていたら疲弊するだけだろうと思ってしまう。
 それが疲弊もしないし,枯れもしないのは,インプットにも怠りないからなんだろうけど,うぅん,俄には信じがたいな。

● その佐藤さん,コクヨのCampusノートに何でも書いている。スケジュール管理もこのノートの見開き2ページをマンスリー的に使っている。原稿の締切に1ページ,それ以外の予定に1ページを充てる。
 ノートは1~2ヶ月で1冊を使い切る。ただし,中紙が100枚のやつだ(たぶん,B5ではないかと思う)。
 私が自分の行動記録をつけるようになったのは,東京拘置所に入って何もすることがなかったからだが,おかげでとてもいい習慣が身についた。
 書き込む事柄は仕事に限らない。朝何時に起きて何をして,誰と会い,どのような話をしたのかということを,仕事,プライベートに関係なく事細かに書いていく。
● 佐藤さんのこのやり方は,日経WOMAN 2015年5月号も取りあげていて,へぇぇと思ったものだが,あらためてそれを知らされると,自分とは格が違う人がこの世にはいるのだと思うほかはない。
 以下にふたつほど転載。
 綱渡りで仕事するのはリスクが高いという声もあるだろう。だが,たとえ綱渡りでも,落ちなければ問題はない。綱から落ちたときのためにスケジュールにバッファを多めに入れる人もいるが,入れすぎると緊張感が失われるリスクがある。
 私は現在,チェコ語を週に1時間15分習っている。チェコ出身の宗教改革者ヤン・フスの『教会について』は英訳があるが,古くて間違いが多く,改めて原著で読みたいと思ったことがきっかけだ。

2015.10.25 日経WOMAN 2015年11月号-毎日が充実する手帳の選び方&書き方

編者 安原ゆかり
発行所 日経BP社
発行年月日 2015.10.07
価格(税別) 593円

● 日経WOMANの11月号は,毎年,手帳の特集。どうせ変わり映えしないだろうと思いつつ,毎年,読んでしまう。
 内容も,実際のユーザーに会って,手帳を見せてもらいながら,話を聞き,記者がまとめるのをメインに,女性誌らしく手帳で夢を叶える的なところにページを割く。

● あとは,カタログ的に各社の手帳を紹介していく。日経WOMANと日本能率協会が共同開発した「NOLTY キャレル」は,もちろん詳しく紹介されている。

● ぼくは能率手帳のシステム手帳版をずっと使っていて,当分,それを替えるつもりはないし,使い方もおおよそ固まっていて,それもいじるつもりはない。
 仕事や家庭に変動があれば,それに応じて手帳の使い方も変わるのかもしれないけど,その変動には遭遇しないまま,定年退職ってことになりそうだ。

● 28ページに登場する吉川絢子さんに注目。
 彼女のスケジュール管理(というか,プロジェクト管理)は地味ながら独創的で,こういう発想がなかなかできないのだよね。仕事ができる人なんだろうな。

2015.10.25 黒は仕事の色

● 戯れにジェットストリームでダイスキンに書いてみた。やはりダメだ。黒でダイスキンの薄クリーム色の紙に書くと,印象が重くなりすぎる。
 そうだった。前にもやってみて,黒のボールペンはやめたのだった。

● 黒は,何というのか,仕事の色だと思う。プライベートではあまり使いたくない。どういうわけのものか。
 墨芯ならいいんだけど,ボールペンの黒はダメだ。

● 万年筆も黒は敬遠したい。ただし,敬遠の度合はボールペンほどではない。ボールペンの黒は一様すぎる。一様に濃すぎる。
 万年筆もその点では,あまり差はないようにも思われるんだけど,多少は濃淡が出るんじゃないか。
 万年筆のブルーブラックだと少し薄さが入って,適度に濃淡も出て,ぼくには好ましく映る。

● プライベートで使うなら,基本はブルーブラックの万年筆ということに,今のところはなっている。が,こういう感覚的なものは些細なことで移ろうこともある。紙によっても印象が変わる。
 ただし,ダイスキンに黒はダメだ。ここはそう簡単には変わらないと思う。

● 以上はあくまでインクの色の話。
 ダイスキンじたい,黒の表紙のを使っているし,パソコンもオールブラックのThinkPadをずっと何台も使い続けている。ぼくのプライベートに黒はたくさんある。

2015年10月24日土曜日

2015.10.24 VICUÑAとジェットストリーム

● 職場にノベルティのVICUÑAがあったので,そればかり使ってて,ついに使い切りましたよ,と。で,奥様がお持ちだったVICUÑAをもらい受けて,引き続き使ってますよ,と。
 同じ0.7㎜のジェットストリームも家にあったので,それも職場に持ちこんでみましたよ,と。

● 両者を書き比べてみると,VICUÑAのほうが少しだけ良さげだったので,たぶんVICUÑAをもっぱら使うことになるんだろうなと思ってたんだけど,気がついたらジェットストリームを多用している。
 特に意識しない状態で使っているので,頭ではVICUÑAがいいと思ったのに,身体はジェットストリームを選んでいるのか。

● このあたりはよくわからない。よくわからないけれども,結果,そういうことになっている。
 どっちにしても,0.7㎜の低粘度油性は使っていて快適だ。よくぞ,こういうものを作ってくれたものだ。

● いや,思いあたる節があった。奥様がお持ちだったVICUÑAは0.7㎜のあとに細字っていうのがつくやつだったのだ。それまで使っていたVICUÑAに比べて,同じ0.7㎜でもちょっと線が細いのだった。その分,書き味が硬くなる。
 そんなことはないんですか。0.7㎜は0.7㎜ですか。VICUÑAの2色ボールペンも持っていて,やはり0.7㎜なんだけど,これも細字がつくやつっぽい。職場の0.7㎜を使って,まるでタッチが違うので驚いたんですけどね。

● もっと太い1.0㎜あたりを使うと,さらにヌルヌル感が増して快適なのかもしれない。が,仕事で使うのは0.7㎜がちょうど適当かと思う。

2015年10月23日金曜日

2015.10.23 安物を愛でる

● ダイスキン,Preppy,ダイソー付箋・・・・・・。ぼくが常用している文具(文具に限らないのだが)は安物のオンパレードだ。
 なぜそういうことになっているのかといえば,ぼくが生来ケチな性分だからだけれども,それを別にすると,安物でも充分以上に実用に耐えるからだ。

● ダイスキンはモレスキンをしのぐ品質だと思うし,Preppyはかつてモンブランで悩まされたインク漏れとは無縁だ。ダイソー付箋も3M製品に比べて使い勝手が劣るとは思われない。
 文具に関しては,品質(実用性)と価格は無関係になっている。

● デザイン,ブランド性,所有する喜び・・・・・・。そういう謳い文句はメーカーのもので,ユーザーがそれを真に受ける必要はないものだ。真に受けるのがいけないわけではないけれど。
 安物であっても使い続ければ,それに自分が乗り移ったように感じられる。安物だろうと高級品だろうと,そこはあまり変わらないように思われる。

● 安物はぞんざいに扱えるところがミソ。文具はぞんざいに扱ってナンボだ。が,そうやって使いこんだものは,安物であっても自分の一部といった気味あいが生じてくる。
 そうしたものを可愛がるのは自己愛の延長であって,あまりほめられたものでもないのかもしれないけれども。

● 使っているモノから逆に自分を照射する癖も人は持っているものだ。自分は百均製品を使うような人間じゃないと考えている人もいるかもしれない。
 ブランド品を持つと,自分がワンランクあがったような気分になる。あるいは,これに相応しい人間にならなくちゃと思いを新たにしたりする。ブランド品が持つそうした効用は重視されるべきかもしれない。
 ダイスキンを使っていて,これに相応しい人間にならなくちゃとは思わないからね,普通。

● しかし。モノにモノとして以外の効用をあまり求めないほうがいいように思う。モノとしての効用とはつまり実用性であって,それを満たしていれば99パーセントは良しとする。
 ぼく的には洋服やバッグもそうだと言いたい気分なんだけど,これはファッション性が支配する分野だから,実用性一辺倒というわけにはいかないだろう。わずかな違いが価格に大きく影響する。
 が,この辺を割り切れれば(割り切れないだろうけど),生活コストはずいぶんと安くなるだろう。

● 洋服についていえば,何といっても身体の線(男だったら胸の厚さとか)が大切で,ブヨブヨの体に何を着せたってどうにもなるまいよ。
 文具もしかりで,モンブランの149を持ったところで,文章力は1㎜も変わるまい。

2015年10月22日木曜日

2015.10.22 Preppyに27本目のカートリッジを装着

● 先日,何度目かの嵌合問題を解決したばかりのPreppyに,27本目になるカートリッジを装着した。この状態でずっと使い続けることができれば,100本目のカートリッジを装着できる日が来るだろうか。
 それがあったとすれば,Preppy使用の最長記録になったりするのかね。

● ならないだろうな。どんな分野にも途方もない人っているものだから。ぼくには想像もつかないような方法でもって,長くPreppyを使っている人がいるんだろう。
 買い換えたって200円なのに,そうしないで同じPreppyを使い続けようとするのは,それが楽しみだからだ。

● ぼくにしたって,100本目のカートリッジを装着するシーンを夢見たりするもんね。かなり嬉しいんじゃないかと思うんですよ。
 ついにこの万年筆をだましだまし使ってきて,カートリッジを100本も消費することができたのか。オレも変人だけど,オマエもよく頑張ったよなぁと,Preppyをほめたりね。
 祝杯をあげるかもしれない。テーブルの上にPreppyを置いて,そこに日本酒を注いだ杯を。まぁ,オマエも飲めよ,なんてね。

● ともあれ。まだPreppyを使うことができる幸せ。

2015年10月21日水曜日

2015.10.21 ダイソーの極細付箋に復帰

● 付箋は読書の友。色々な付箋を使ってきたんだけど,最近はダイソーの極細付箋(4㎜)をもっぱら使っている。この付箋,寝転びながら使うと少々扱いにくくて,ちょっとパスかなと思ってたんだけど,こういうのは基本的に慣れで,扱いに慣れれば使いにくさも消失するんですな。

● ダイソーのフィルム付箋にはポップアップ式もある。44×10㎜(120枚)と44×7㎜(180枚)。これはとても便利なんだけど,付箋はわりと多用するので,120枚しかないとすぐになくなってしまう。
 ダイソーとはいえ,そこがちょっと割高に感じられる。どんだけケチなんだよって話なんですけどね。
 その点,4㎜付箋なら600枚あるので,けっこうもってくれる。

● この4㎜付箋,糊がついている部分のほうが長い。ゆえに剥がしづらかったり,1枚ずつ剥がれずにブロックごと台紙から剥がれてしまったりする。
 これだけ粘着力が強いと,寝転びながら扱うには少々不便だったりした。

● なんだけど,使い方を変えればいいんでした。本の見返しにワンブロックかツーブロック分を貼っておく。そこから剥がして使う。
 こうしておくと,寝転びながらでもまぁまぁ何とかなる。いちいち台紙に手を伸ばさなくてもいい。
 ブロックごと剥がれてしまうことはあるんだけれども,中指でブロックを押さえ,親指と人差し指で1枚ずつ剥がす。慣れれば,スムーズに行く。

● この方法なら携帯にも便利。台紙ごと本に挟んで栞がわりになるなんて,強がりを言う必要もなくなった。
 そうなると600枚の経済性が魅力を増してくる。

2015年10月20日火曜日

2015.10.20 日経Associe付録の万年筆を使ってみた

● 日経Associe11月号付録の万年筆。とりあえず使ってみた。
 ダイスキン+Preppyの300円システムに侵入することはなさそうだ。パッと見た目の質感はPreppyよりいいので(何といってもプラスチックではなく金属製だ),書き味や線の太さがしっくりくれば,Preppyに取って代わることがあるかもと思っていたんだけど。

● 色はブルーブラックとあるんだけど,ブルーに近いブルーブラック。カートリッジはヨーロッパショートタイプと思われるんだけど,わざわざペリカンやウォーターマンのを買わなくても,ダイソーで売っている5本入り100円のが使えそうに思う。

● 中字のようだ。アルファベット圏ならともかく,漢字を書かなければならない日本語では,これは太すぎる。ゆったりと手紙を書くのにはいいかもしれないけれども,用途はそれくらいしか思いつかない。

● これをダイスキンで使うと,裏に写る。太いうえにインクの載りがいいようだ。その前に,ダイスキンのB罫には太すぎる。

● というわけだから,使い途がない。手紙なんてすっかり書かなくなっているし。
 カートリッジはダイソーで手当てできるとすれば,ランニングコストも問題にならないくらいに安いんだけど,そうだとしても雑誌の付録だから人様に差しあげるのも気がひける。100円でも自腹を切っているなら,差しあげてもいいんだけど。捨てるしかないと思う。

2015年10月16日金曜日

2015.10.16 Preppyの嵌合問題がまた

● Preppyの嵌合問題。キャップの内側に何ヵ所か突起がある。なにせ樹脂のことゆえ,ずっと使っているうちに突起が摩耗してしまう。
 瞬間接着剤を付けて補ったらいいのではないかと,このブログにコメントをいただいた。そのとおりにやってみたら,見事に問題は解決した。その後,もう一度,同じことをやらなければならない仕儀になったけれども,以後は順調に推移してきた。

● が,ここに来てまた同じ問題が起きてしまった。オレには瞬間接着剤があるもんね,てなものなんだけど,その作業をする前に,ためしに新品のキャップを嵌めてみても状況は変わらなかった(Preppyは何本か予備を持っている)。
 キャップ内の突起がへこんでしまったのではなく,本体側の凸部がすり減ってしまったようだ。

● 本体側の問題だとなると,キャップをPlaisirのものに交換してもダメだろうから,いよいよ寿命かもしれない。
 200円の万年筆を長く使おうと思っても,なかなかそうは問屋が卸してくれないか。

● ともあれ。本体の凸部の何ヵ所かに瞬間接着剤を落としてみた。不器用なので,接着剤が拡散してしまう。
 凸部にのみ落としたい。拡散がひどいと意味がなくなってしまう。
 それに拡散すると汚くなるしね。それはそれで味というか,自分で手をかけた手作り感のようなものも漂うわけだけど。

● で,結果。バッチリだった。嵌合がよみがえった。
 これでしばらく使える。200円のPreppyを使い続けられることが,何気に嬉しい。

2015年10月15日木曜日

2015.10.15 メモパッドを使うと書き方が変わる

● オキナのプロジェクトペーパーを3日間使って,気づいたことがある。5㎜方眼のメモパッドを綴じノートの代わりに使おうとすると,自ずと書き方が変わってくる。
 矢印(→)を多用するようになる。文章が短くなる。文章にせずに単語を並べることもあるようになる。
 以前,方眼セリスキンを使ったときにはなかった現象だ。方眼でも綴じノートになっていると,さほど書き方は影響されなかった。

● ので,これは方眼だからというより,1枚ずつ切り離せるメモパッドだからだと思う。
 紙面が方眼か横罫か無地かということよりは,両面を使うように綴じられているか,片面使用を前提にして切り離せるようになっているかという,造本の仕方の違いによるところが大きい。
 形は書き方を制限するというか導くというか。

● もちろん,それ以前に個々のユーザーのスタイルが大きいことは言うまでもない。横罫だろうと綴じノートだろうと,記号を駆使して,単語を羅列して文章化を避けるように書く人も多いに違いない。
 ぼくの場合だと,メモパッドでもなお文章で書いている割合が高い。
 でも,ダイスキンに書いているときとは自ずと違ってくる。で,ダイスキンに書いているときのほうが,つまり文章にして書いているほうが,快適度が高いのだった。

2015.10.14 ダイスキンなしの3日間

● 10月10日から12日までは暦どおりの3連休。ところが,鋭意使用中のダイスキンを9日に職場に忘れてきた。
 ので,3連休はダイスキンなしで過ごすことになった。

● ロディアカバーにさしているオキナのプロジェクトペーパーを代わりに使った。こうしたメモパッドはダイスキン的な使い方には向かない。当然といえば当然。
 ダイスキンには文章主体で追い書きで書いていく。メモパッドに向く使い方は1件1枚的なものかと。要するに,カード的な使い方。

● メモパッド,メモブロックの肝は1枚ずつ切り離せることだ。付箋もそうだ。メモパッド,付箋,カードはひとつのグループ。
 対して,綴じノートはまったくの別物。

● たぶん,綴じノートのほうが先にあって,これってけっこう不便じゃない?ってわけで,カードが生まれてきたんだと思う。
 カードの使用者は学者(それも象牙の塔にこもるタイプじゃない学者)とクリエイターに多いのだろう。ルーティン的な仕事だったら,ばらけてしまうおそれのない綴じノートのほうが使いやすいはずだ。

● ぼくが書いていることも,クリエイトとは関係のないことがらだ。あとで読み返すことがあるかないかにかかわらず,綴じノートが向いている。

2015年10月13日火曜日

2015.10.13 ダイソーで色鉛筆とクレヨンを物色する

● 正確にいうと,物色するマネをしただけ。もちろん,本格的にではなく,絵でも描いてみようかなと思ったりすることがあるわけですよ。
 ぼくは絵が苦手で,小学生の頃は,図画工作の成績は最低だったんですけどね。そのリベンジをしたいということではまったくなくて,絵を描く生活というのに漠然と憧れるというわけなんです。何となく高尚で豊かっていう感じがするじゃないですか。

● たいした絵が描けるわけじゃないんだから,油絵とか水彩画とかに行くはずもない。安いスケッチブックに色鉛筆かクレヨンで描くだけで充分だ。
 鉛筆でもボールペンでもいいんだけど,ま,色鉛筆くらいは買おうか,と。ダイソーだったら百円で買えるんだし。

● でも,実のところはそうじゃないんですよ。ダイソーはしばしば覗くんだけど,買うものがないわけですよ。
 ダイスキンはもう数年分の在庫を買い溜めているので,さすがにこれ以上は買うわけにいかない。
 ペンもPreppyで安定しているので,新たに買うものがない。

● で,その買うものがないという状態がストレスなんですよねぇ。何でもいいから買いたいよぉというわけなんです。
 色鉛筆なんで買ったって使うはずはないとわかっているんですよ。わかっているんだけど,他に買うものがないんだから,せめてこれくらい買ってもいいんじゃないか。ひょっとしたら使うかもしれないじゃないか。と,思ってしまうわけなんでした。
 結局,思いとどまりましたけどね。

● ダイスキンをさらに買い溜めたいっていう衝動を抑えるのに苦労する。
 せめて不必要にガシガシ使って,速やかに在庫を減らし,はれてダイスキンを買うことができるようになりたい。できるだけ早くそうなりたい。

2015.10.12 手帳も出揃った

● 来年の手帳,ほぼ出揃った感がある。夢をかなえるとか,心がラクになるとか,うまくいくとか,そういったタイトルが付いた企画(?)手帳も,出るものは出たんじゃないか。
 これは20~30代の女性がユーザーのコアなんだろうか。こういうものがいつまでたってもなくらないのは不思議だけれども,いつでも一定の需要はあるのだろう。人の進歩しない部分だ。って,人のことは言えないけれど。
 去年から“斎藤一人ついてる手帳”も登場している。今年もお目見えした。

● 一方でかつてはあった“邱永漢実務手帳”や“竹村健一のこれだけ手帳”は姿を消して久しい。すでの故人になったりしているわけだから,それも当然か。
 それ以前に,こういうものはノルティや高橋に吸収される運命だったともいえるかも。

● “DISCOVER DAY TO DAY DIARY”にいくつかのバージョンが追加されている。ポケット版もでた。といっても,マンスリーにメモページが付いているだけ。これで1,800円。
 A5やB6の1日1ページタイプが2,300円で買えるんだから,ぼくだったらこちらを選ぶけど。ほぼ日手帳より大判な分,たくさん書けそうだ。
 が,たくさん書けそうだけれども,それ以上に書く人には使えない。

● あとはダイスキンダイアリーだけですかね。例年どおりなら,B6とA6の2サイズ。ぼくならA6の週間レフトタイプにする。この100円はじつに安い。

2015年10月12日月曜日

2015.10.11 日経Associe11月号の付録は万年筆

● この時期は雑誌やムックの手帳特集号が出るわけですが。だいたい出揃った感じですかね。玄光社,学研,晋遊舎など。
 ただし,ビジネスマンにとっての定番は日経Associeの手帳特集かもしれない。例年,11月号は手帳の特集号になる。

● が,今年はあまり読んでみる気にならない。毎回同じような内容だし,読んだからといってそれを取り入れるわけでもないし。
 自分の手帳の使い方って,よくいえば安定している。悪くいえば固定している。今さら,人のやり方を参考にして改良を図ろうなんぞとは思わない。

● でも,まぁ,日経Associeの手帳特集くらいは読んでおこうかと思ったんだけど,購入をためらわせるものがあった。付録に万年筆が付いていることだ。
 雑誌の付録の万年筆ってガラクタに決まっている。雑誌を買うともれなくガラクタが付いてきてしまう。

● こういうガラクタってありがたくない。処分する手間がかかる分だけ,むしろ雑誌を安くしてもらわないと割が合わないと思ってしまう。
 が,ネットをググッてみると,どうもそうでもないようだ。拡販の手段として,今でもけっこう効果があるようにも思われる。

● はるかな昔,学研の「中1コース」(とっくに廃刊になっている)を年間予約すると,万年筆がもらえた。中学生になるとき,その万年筆が欲しくて,親にせがんで年間予約をしてもらったことを思いだす。
 その万年筆が届いたときの嬉しさはよく憶えている。その万年筆はどうなったのか,使ったのか使わなかったのか,そのあたりの記憶はとんでしまっているのだけれど。

● Associeの付録万年筆は,「中1コース」の景品に比べればずっとまともなものだと思うんだけど,それをガラクタだと思ってしまうのは,やはりモノあまりの時代に生きているからなんでしょうね。モノの価値が圧倒的に下がっている。
 Preppyを使っていながらこんなことを言うのも,何なんですけどね。

● で,結局,日経Associeは買わなかったのかといえば,今日,買いました。まだ読んでいないけど。
 件の万年筆,Preppyよりはずっと高級感がある。ボディはアルマイト加工のようだ。ブルーブラックのカートリッジが1本付いている。

● ただし,「カートリッジを交換・追加購入をする際は,お近くの文具店に既存のカートリッジをお持ちになってご相談ください」とある。
 カートリッジを追加購入して使い続けるのは想定外とも読める。

● どのメーカーのものを買えばいいのかは書いていない。雑誌の性格上,具体的なメーカー名は挙げにくいのかもしれない。
 ヨーロッパ・ショートサイズのカートリッジなので,ペリカンをはじめいくつかのメーカーのものが対応しているのだろう。
 おそらく,ダイソーが5本入り108円で売っているカートリッジも使えるのではないかと思うけど,試したわけではない。

2015.10.10 山下麻衣+小林直人「ノートとノートの中」

小山市立車屋美術館

● 表記の企画展があったので行ってみた。最寄駅は間々田になる。
 ぼくは宇都宮線を頻繁に利用する人間だけれども,宇都宮以南に関しては,一度でも降りたことのある駅は,雀宮,石橋,自治医大,小山,野木,古河,大宮,浦和,赤羽にとどまる。
 普通,上野なり東京までいくわけで,途中に用事があることは稀だ。当然,間々田駅での降車も初めてのこと。

● 今でこそ小山市の郊外といった位置づけなんだけど,昔は,間々田は間々田のみでひとつの中心地だったのではないかと思わせる。
 ただ,JR線と国道4号によって街が東西に分断されてしまっているようで,西側は開拓地っぽい雰囲気もなくもなかった。

● その西側に車屋美術館はある。4号沿い。元々は豪農だか豪商だかの屋敷だったのだと思われる。旧小川家住宅というものが美術館の敷地内にある。
 以前は,そっくり小川さんの持ちもので,小川さんが小山市に寄付したものなんでしょうかねぇ。

● さて,その企画展なんだけど,「ノートとノートの中」というタイトルに惹かれて行ってみたわけなんでした。入館料は400円。
 本館のほかに,肥料蔵と小川家住宅の建物も使って展示は構成されている。その案内書を入館時にもらったんだけど,ぼくは絵(「アーティストのノート」)だけを見て帰ってきてしまった。
 ほかにスライドやヴィデオがいろいろとあったんでした。

● 描かれたノートはコクヨ,ツバメ,無印(と思われる)などいろいろ。クロッキー帳かと思われるものも,もちろん。
 表紙が破れていたり捲れあがっていたり,何ヶ所かのページに挟まれた付箋もよれている。要するに,使い込まれたノートたちだ。
 が,要はそれだけのこと。そうですかという印象以上のものは立ちあがってこなかった。

● 「ノートの中」はスライドやヴィデオに表現されているのだろう。じつは,「僕と私」のスライドだけは見た。「僕」と「私」の文字が次々にスライドで映しだされる。
 「ゲシュタルト崩壊を扱った」ということらしい。「漢字の形態の崩壊と再生の繰り返しは,万物が生滅変化する無情の世界観と繋がっているようです」とパンフレットにはあるんだけど,ぼくには児戯としか思えなかった。現代芸術を味わう資質が,ぼくにはまだ醸成されていないのだろう。

2015年10月8日木曜日

2015.10.08 パソコン2台を使い分ける?

● 2013年の黄金週間の最中,パソコンが逝ってしまった。使い勝手に不満はなかったので,また同じものを買った。Think PadのX61。ヤフオクで17,099円だった。CPUはCore2。0Sはデフォルトではxpのところ,Win7に換装してあった。メモリは2G。ハードディスクは120G。
 ついでに,同時にもう1台,X40も一緒に買った。CPUはじつにPentiumMプロセッサ。OSはxp。メモリは1.5G。60GのSSD(換装)。13,000円で落札した。

● X40はIBM時代のもの。Wi-Fiには対応していない。予備機として買ったんだけど,実際には予備にならない。ので,ずっと使わないで放ってあった。
 が,スタンドアロンで使ってみようと思って,引っぱりだした。ぼくの場合は,テキストエディタがあればすんでしまう。ワープロとして使えれば充分だ。
 そのテキストエディタはWindowsの付録に付いてくる「メモ帳」で足りる。

● が,使いづらい。要は,かな漢字変換ソフトがMSのやつだから。入力速度が落ちる。
 ATOKは入れなきゃいけない。ネットにつながないんだから,Google日本語入力はインストールもできない。ATOKを入れてみようと思っている。

● こうして2台を使い分けようとするのは,ぼくの居場所が2つあるからだ。片方ではWi-Fiが使えるんだけど,もう一方にはネット接続環境がない。ルーターをもう1個買う気にはならないし,ルーターを持ち歩くわけにはいかない事情がある。
 でも,この住居の変則状態を解消すればいいことなんだけどね。X40は使わないことになってもね。

2015年10月7日水曜日

2015.10.07 Preppyの文字は太い

● 0.3㎜の細字とはいいながら,Preppyの文字幅はけっこう太い。ひと頃,極細Preppyを買って交互に使っていたこともある。
 でも,ほどなく0.3㎜に落ち着いた。低粘度油性のボールペンでこの太さを出そうとすると,1.0㎜でも無理だろう。

● 手帳に書きこむなら細いほうがいいけれど,メモというか雑記に使うなら,この程度の太さがあったほうがいい。
 ぼくは手帳とメモは分けたほうがいいという意見だけれども,手帳とメモとでは合う字の太さが違うという点からも,やっぱり分けたほうがいいと思う。もちろん,筆記具も別にすることになる。

● 低粘度油性のボールペンだと,じつに細いか太いかで書き味が違ってくるのが実感できる。ある程度の量を書くんだったら,太字のほうがだんぜん楽だ。
 万年筆も,ボールペンほどではないけれど,細いと書き味が硬くなる。ぼくはどうでもいいことをダラダラとダイスキンに書いているので,太めを好む。

● Preppyの場合,細字でここまで太いので,中字を使ってみようとは思わない。
 0.3㎜の細字でちょうどいい。

● そのPreppy,26本目になるカートリッジを装着した。いつまでもってくれるか。

2015年10月5日月曜日

2015.10.04 またまた,ANGERS

● 上野駅に来たので,ANGERSを覗く。これはもうメカニカル。

● いかなANGERSでもそうそう商品が入れ替わるわけではない。同じ商品が並んでいる。ぼくには似合わないというか,高級すぎるというか,そういう商品たち。
 中でもこの時期は手帳に注目することになる。

● といっても,自分が使う分はすでに購入済みだ。注目するっていったって,買うことはないわけだ。ただし,定年退職後に何を使おうかなぁと考えることはあって,そういう視点(?)から見ることになる。
 予定を書くんだったらマンスリーで充分ははずだから,主にマンスリーを見る。

● ひとつは,測量野帳ふうのマンスリー。“trystrams 2015 マンスリーダイアリー”ですね。が,測量野帳は200円なのに,これにカレンダー枠を印刷すると1,000円になる。
 それからトラベラーズノートのマンスリー。これも1,000円か。

● で,考える。ダイソーのダイスキンダイアリーでいいか。能率手帳と同じ週間レフトタイプ。マンスリー+メモのタイプもあったと思う。どっちにしても,100円で買えるんだもんな。
 結局,安さに走ってしまうなぁ。

2015年10月2日金曜日

2015.10.02 Xstamper

● 今の仕事になってから,ボールペンと両面テープを多用するようになっているんだけど,もうひとつ「済」のXstamperもけっこう使うようになった。
 仕事の中身が忍ばれますな。こういう仕事,あんまりやりたくないんだけどねぇ。って,どんな仕事だったらやりたいんだよと突っこまれると,どんな仕事もあんまりやりたくないわけだけどね。

● とにかく,そのXstamperを使用している。Xstamperスタンパーのここが凄いというのは,使い続けても印影が薄くならないこと。
 ただ,ぼくのハンコもXstamper(つまりシャチハタ)なんだけど,こちらはしばしば給油してやらないと薄くなる。給油すると濃くなりすぎる。

● ま,「済」のXstamper,なくても困らない製品ではありますよね。赤鉛筆でグリグリすればいいだけだ。なければないですむ。が,あるとやはり便利だ。
 そのわずかな違いが売行きを左右するんだろうな。で,わずかな便利さが資源消費を増やしてしまう。エコを推進する要諦の最たるものは,多少の不便さを我慢すること。できっこないんだけど。

2015年10月1日木曜日

2015.10.01 見える景色が変わらない

● 自分の使い方(何を使っているかも含めて)や好みが変わらなければ,アンテナの向きも変わらない。アンテナの向きが変わらなければ,見える景色は同じままだ。
 かといって,しょっちゅうアンテナの向きが変わっていたのでは落ち着かない。

● ぼくの場合,手帳,ノート,ペンの3種の神器がまったく安定しているので,ほんとに景色が変わらない。かといって,無理に買えるのは本末転倒だ。
 同じであること,変わらないことを突き詰めて,なぜ変わらないのか,なぜ変えようとしないのかを書ければいいと思うんだけど,安くてしっかりしているからっていう以外の理由が出てこないんだよね。
 あったら面白いと思うんだけど。

● 価格を度外視していいものを求めるつもりはない。なぜかといえば,ノートに関してはわりと大量に使うからだ。
 文具なんて高くても知れているというのは一方の事実。けれども,多くの人にとっては安さは正義だろう。

● 文具を実用品としてしか見ない人と,趣味の対象にしている人とでは,このあたりの対応が違ってくるんだろうな。ぼくは実用性を重視するほうなんだけど,文具に実用性を求めない人だっているはずだ。