2017年7月5日水曜日

2017.07.05 装苑8月号-紙と文房具

編者 児島幹規
発行所 文化出版局
発行年月日 2017.06.28
価格(税別) 552円

● 紙を使うプロ-漫画家やイラストレーター-が紙や自身の仕事の仕方について語っている。横山裕一さんは「局線も文字もほとんど定規で描いています」という。
 どの道であれ,プロは大変だなぁと思う。ぼくは自分の仕事でもプロではなかったなぁ。

● 祖父江愼さんの意見。
 本来,植物由来の生き物と言ってもいい紙が人工的で病気にもならず,なかなか死なないという状態を見るのは,何とも寂しい気がしませんか。
 「表裏の差がない平滑な本文用紙ばかりが好まれる現代」を憾んでいるようだ。といっても,この雑誌もまた「なかなか死なない紙」でできているわけだ。

● ぼくはもう,“ダイスキン+PreppyあらためPlaisir”で死ぬまで行こうと決めている。いや,堅く決めているわけではないんだけど,たぶん,そうなると思う。
 だから文具店に行っても通行人にしかなれない。そういう人間があまり頻繁に文具店に行ってはいけない。

● とはいえ,文具の世界も動きは細かくあるので,そうした情報には付いていきたい。付いていかなくても困ることはないけれども,付いていくのは楽しいので。
 そこで,文具を扱った雑誌には目を通しておきたいと思うわけです。

0 件のコメント:

コメントを投稿