が,それは自分の集中の継続力を過信したやり方であることに気づくのに,そんなに時間を要しなかった。
● 今は3本をユニットにしている。ハンドルをクルクル回して鉛筆を削るのも乙なもので,削れることが鉛筆の魅力の1つだと思うに至っている。
鉛筆削り器のメインはカールの Angel 5。他に,Faber-Castell の鉛筆削り器も持っているが,三角太軸やドイツ製の JUMBO 鉛筆を削るためのもの。めったに使うことはない。
そこでメーカーは,その部分にゴムを巻くようになった。おかげで歯型は付かないようになった。
● しかし,鉛筆削り器で最も劣化が早いのはそのゴム。ゴムだけ簡単に交換できればいいのだが,構造上難しいのだろう。
ゴムの寿命が鉛筆削り器の寿命になった。高校生の時に Angel 5 を買っておけば,たぶん一生保つのじゃないかと思うのだが,ゴム付きの歯型の付かない鉛筆削り器ではそうはいかない。
● 製品寿命が短くていいとなれば,筐体はオール樹脂でよく,刃も中華製でいい。値段も安く,重量も軽くできる。
結果,そういう鉛筆削り器が市場を席巻することになった。
● それが悪いとは思わない。ひとつの選択肢としてあって当然だ。ひょっとして,人は一生モノなんて望んでいないのかもしれないしね。
一生モノはずっとその人を縛ることになるからだ。人の側からすれば縛られることになる。そんなことを人は望むだろうか。
● だが,しかし・・・・・・鉛筆に歯型が付くのがそんなに嫌かね。ぼくは全く気にならないんだが。
ぼくはできるだけ補助軸を使いたいので,3分の1も使えば補助軸を装着することになるしねぇ。
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