編者 駒見宗唯直
発行所 成美堂出版
発行年月日 2013.04.15
価格(税別) 850円
● 足澤公彦さんがモンブラン149について書いているエッセイが面白かった。149を愛用している多くの作家の中から,北方謙三と伊集院静について書いている。
「私が愛用するモンブラン149は私をあえて選んで訪ねてきてくれたのだと信じたい。名品を持つにふさわしい自分でありたいと思う」(p63)。
149ではないけれど,ぼくも若いときにモンブランを買ったことがあった。が,すぐさまインク漏れを起こしてくれて,まもなく使わなくなった。あれはモンブランが,おまえなんかに使われたくないぞと,己の意思を表示したものだったのか。
まぁ,そう思えば思えなくもないねぇ。
● “モレスキンvsロディア徹底分析”という18ページにわたる記事がある。モレスキンは,最近,1冊だけ使ったことがある。その印象はあまり芳しいものではない。モレスキンのクオリティーは大衆品レベルだと思っている。
けれども,この記事によれば,「長い歴史とこだわりの作りで知られるノートブック界の雄」であり,「熱狂的な愛用者がい」て,「世界中で」「時代を超えて愛用されている」。
広告連動記事にイチャモンをつけるつもりはないけれども,仮にそうだとすると,自分のことは棚にあげるどころか,宇宙に放り投げたうえで言うんだけれども,・・・・・・世界はアホで満ちている。
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