2014年9月29日月曜日

2014.09.29 『究極の手帳術』

編者 渡辺良保
発行所 学研パブリッシング
発行年月日 2014.10.13
価格(税別) 690円

● GAKKEN MOOKの1冊。来年の手帳が発売されるこの時期に,この種のムックや雑誌特集が相次いで出される。鉄板の特集なんだろう。
 ぼくもウマウマとそれに乗ってしまうタイプ。

● 美崎栄一郎,和田裕美,野口悠紀雄,佐々木かをり,佐久間英彰などの定番ともいえる各氏が登場する。もうわかったよ,ってところもあるなぁ。
 だったら,買わなければいいんだけどね,買ってしまう。

● 「一般ビジネスパーソンはどのような手帳を,どのように使っているのか実態調査を実施」した。その結果,「大半のビジネスパーソンが,手帳の機能を持て余している」ということ。
 そうだろうなぁと思う。だからこういう本が売れ続けるわけで。

● たぶん,手帳に対する期待値が高すぎるんだと思うんだよね。自分はまだその期待値に届いていないと思ってしまうんだろうな。
 この種の本がまたそれを煽るからね。手帳を使いこなすとすごいことができそうな気になってしまう。そんなことがあるわけないでしょうよ。たかが手帳ですよ。
 次のような文章は罪作りだと思うよ。
 手帳を使いこなしたいと思っている人は,すなわち成長したいと思っている人でもある。(中略)どうやら同じ手帳を使い続け,それで満足している人は,仕事も現状で満足している人だといえそうだ。(p7)
● 唯一の読みどころは,糸井重里さんのインタビュー記事。
 時間を上手に管理することよりも,自分がその時間で何をしているのかという方が大切。
 効率の良い働き蜂になっちゃだめですよ。自分の人生なんだから,その時間を過ごす自分が楽しくないと。(p35)
● コクヨの鉛筆シャープが付録に付いてくる。1.3㎜芯の鉛筆型シャープペン。これがよさげ。六角形ではなくて三角の縁取りがしてある。シックリくる握り心地。 
 いいものは使っていきたいけれども,鉛筆やシャープペンはなかなか使う機会がない。

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