● 会社の資料室(?)の片隅に,途中まで使った筆記具がまとめて置かれている。ボールペンやサインペンなどなど。
まだ使えるから捨てるには抵抗があったんだろうけど,いったん使い始めたものを途中でやめてそのままにしておくと,劣化が速まるだけだろう。無理してでも最後まで使えよ。
● が,絶対(ではないかもしれないけど)に劣化しないのが鉛筆。その鉛筆も途中まで使ったのがけっこうな数あるんですよ。当然,長さはマチマチ。
誰かが途中まで使った鉛筆を自分が使うのは,少々の抵抗ありといえども,モッタイナイから自分が使おうか,と。せっかく鉛筆に生まれてきたんだから,鉛筆として生を全うさせてあげないのは可哀想だなと思うしね。
だいぶチビてるのもあったので,鉛筆削りのほかに補助軸も買おうか。そんなもの,百円ショップでいくらでも売っているし。
● と思ったんだけど。
ユニホルダーもあるし,2Bの芯を入れたプレスマンも2本あるんだよなぁ。どちらもほとんど(あるいは,まったく)使っていない。
鉛筆を使う局面があまりない。もし,使うとすれば,使う局面を作ることから始めないといけない。鉛筆に合わせて筆記シーンを作るっていうのは,本末転倒でしょうね。
● 要は鉛筆を使ってみたいんですね。鉛筆へのノスタルジーのようなものがある。子どもの頃に使っていた筆記具だから。
その当時は,早く鉛筆を卒業して,シャープペンとか万年筆を使いたいと思っていたものだけど,今の歳になると鉛筆に戻りたい願望がある。
木と墨芯の匂い。昔と変わらぬ六角形の形と長さ。
● というような淡いノスタルジーゆえに,鉛筆を使ってみたかった。誰かが使ったものでもかまわない。
でも,ま,やめておこうか。
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