2016年10月17日月曜日

2016.10.15 Lanybookを見た

● どこで見たかっていうと,宇都宮はベルモールに入っている落合書店の文具売場で。
 見た目はモレスキンの亜流。日本のメーカーが出しているのかと思ったんだけども,ネットで検索してみたら「イタリア産まれのファッションノートブック」ということ。
 株式会社ポウプ企画というのが,総輸入代理店になっているらしい。

● 100%メイド・イン・イタリーをうたっている。モレスキンは,デザインはイタリアでやっているけれども,生産は中国だ。それに対して,こっちは全部をイタリアでやっているよ,と。
 お値段もそれなりだ。基本的には女性に向けた商品だろう。男性が買うのは,女性への贈答品として買う場合に限られるのじゃないかと思った。

● たくさんのラインナップがあるようなのだけど,この売場にあったのはデコラティブな商品が多かった。男性では使えないと思えたね。
 そもそも,文具全般について,顧客は女性。メーカーもそれを前提にしているのじゃないかね。

● 男が使うのは質実剛健。あまり遊びは入れられない。中高年ははっきりそうだ。若い層でもここは変わらないのじゃないか。
 質実剛健では高額にできないってことはないと思うけれども,「ファッション」をうたうようなものにはなかなかできない。

● ぼくなんか,ダイスキンでいいと思っているわけだから,その20倍近いお金を払って,Lanybookを買う気にはならないな。Lanybookが持っている機能はダイスキンでほぼ100%代替できる。
 それ以上に文具で遊びたいとは思わない。自分が使っているものを人に見せびらかしたいとも思わない。中年男の大半はそうだろう。

● 今どきだったら,機能だけでいいなら安価でできる。最低限ではなく,かなりの水準の機能であっても,機能だけでいいならさほどに高くはならない。その代表は腕時計と電卓だ。
 要するに,男なんか何をやっても安あがりですむんだよ。古典的な“飲む・打つ・買う”つまり,“酒・ギャンブル・女”から自由になれていれば,何をやったって,そんなにお金はかかるまいよ。

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