2020年1月22日水曜日

2020.01.22 ダイソーでクリエイティブについて考える

● ララスクエア宇都宮に入っているダイソー。手書きユビキタスを実現するには,ワイシャツの胸ポケットに入るA7サイズのノートかメモ帳があるといい。で,そういうものはダイソーで揃う。というか,いくらでもある。
 あとはペンを見繕って,ワイシャツのポケットに放り込んでおくだけだ。そして,実行。脳内に何ごとかが浮かんできたら,間髪を置かずにサッとメモ。

● こういうものは恰好を気にしてしまうとできないものだと思う。スタイリッシュであることを優先してしまうと,まず挫折するのではない
だろうか。
 人の目は気にしないことだ。クリエイティブであること,アイディアマンであることの最低条件はこれかもしれない。つまり,カッペであることを怖れないこと。

● だいたい,ノートとペンをシャツのポケットに入れておくなんて,スタイリストに言わせたらとんでもないことだよね。ポケットにモノを入れてはシルエットが崩れてしまう。
 だから,そういうことを優先すると,アイディアの素をその都度捕まえることは難しくなりそうだ。クリエイティブであることとスタイリッシュであることは,ひょっとすると両立できないのかもねぇ。

● もうひとつ。ダイソーで道具立ては揃うんだから,クリエイティブであるのにお金はかからない。
 ぼくはクリエイティブから遠いところにいる人間なんだけども,クリエイティブってまずは自分を掘るところから始めるものじゃないかと思っている。自分の中から出てくるものをその都度,文字(絵でもいいだろうが)に固定する。そういうところから始まる。
 で,それをするのにお金はかからないんだよ,と。富裕か貧乏かはとりあえず脇に置いておいていいものだと思う。

● ダイソーにあるシステム手帳用下敷き。5枚で110円。こんなことをされたんじゃ,他の文具メーカーはたまったものじゃない。
 ダイソーの商品開発の8割は市場調査なのじゃないか。すでに世に出ているものを調べまくって,これを100円でできないかと考える。たぶん,そうではないかと思う。
 ぼくらはその果実をありがたくいただく。

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