2026年6月15日月曜日

2026.06.15 “下田ボウル” な鉛筆

● 下田ボウル,今はないんでしょうなぁ。あのボーリングブームは,今から思えば不思議な感じ。バブってましたよ。
 株や土地に限らず,バブルは発生する。それを流行という。流行に乗るのはバブルに踊るのと同じことなんですかねぇ。

● 若いお嬢さんがミニスカートでボーリングやってましたからねぇ。今は後期高齢者のお婆ちゃんになっていると思うんだが,貴方がたの若い頃って,何だか恥ずかしさで充ちてませんでした?
 いつの時代も同じかもしれないけど。恥まみれであるのが若いということかもしれないんだけどね。ぼくなんか,“ギャッと叫んでろくろ首” な思い出に充ちていますわ。

● にしても,あのボーリングブームはねぇ。人口2万程度の田舎町にもボーリング場ができましたよ。
 テレビではボーリングゲームの中継が視聴率を取れる花形番組だった。「さわやか律子さん」の中山律子,実力の須田開代子,サウスポーの野村三枝子。ぼくも憶えてますよ。
 彼女たちはタレントでもありました。売れっ子タレント並みに忙しかったろう。

● 男性のプロボーラーは現れなかった。いたのかもしれないけれど,メディアには登場しなかった。
 ボーリングというスポーツが性差が出るような肉体強度を要求するものではなかったから。男でも女でも,大人でも子供でも年寄りでも,ハンディなしに競える。
 だからあれだけのブームになったのだろうし,女でもできるのならば,女がやる方が絵になるに決まっている。

● 下田ボウルのノベルティ鉛筆を見て,そんなことを思い出した。
 ブームは短かったが,今でも残っているボーリング場はある。愛好者もいるのだろう。ボーリング・愛,という人もいるに違いない。マイボールを持っている人は,当然,今もいるだろう。

2026年6月14日日曜日

2026.06.14 韓国の鉛筆

● 左の写真は MADE IN KOREA の鉛筆。メーカーは MUNHWA(文化)。
 〄が付いている。韓国にJIS認定工場があったわけではあるまいから,外国製品でも審査をしてJIS基準を満たしていれば〄を認めたのだろう,国内生産が絶対条件ではなかったのだろう,と思ったのだが,MUNHWA はJIS認定を受けた韓国初の鉛筆メーカーであるらしい(𝕏 でフォローしている人に教えてもらった)。韓国にJIS認定工場があったのだ。

● DOSHISHA CORPORATION が輸入業務を担当している。この鉛筆が今もあるのか,あったとしても今も輸入を続けているのか,ぼくは知らない。
 少なくとも,市中の文具店で見かけることはない。

● 外国製の鉛筆はドイツの STAEDTLER と FABER-CASTELL は丸善や LoFt にはまずある。Mars Lumograph と9000番。
 アメリカの鉛筆も ANGERS に Musgrave の鉛筆がいくらかある。ANGERS 的なお洒落な文具店にはたいていあるのかもしれない。
 中華製は100円ショップに行けばある。が,韓国製や台湾製はまず見かけない。日本製だって三菱とトンボ以外の鉛筆を見かけることはないに等しいのだから,韓国製や台湾製を見かけないのはむしろ自然なことだ。

● 韓国の鉛筆製造は,おそらく韓国を併合したあとに日本企業が始めたものと思う。戦後,日本で技術を学び覚えた技術者が,日本が残した鉛筆工場を引き継いで設立したのが東亜鉛筆とされる。
 しかも,韓国では日本より鉛筆の比重が低いらしい。マークシート式の試験でも,鉛筆ではなくサインペンが使われる。間違えたときは修正テープを使うという。所変われば品変わるのだ。

● この鉛筆の書き味はというと,同じHBでも,三菱9800に比べて気持ち薄いような気がする。
 質が劣るとか,そういう話ではない。国産鉛筆の代表的な存在である9800に比べると,少し硬いということだ。

● これを機に韓国鉛筆を色々と使い比べてみようとは思わなかった。そこまで韓国に思い入れがあるわけでもないので,これなら国産鉛筆を使っていけばよかろう。
 日本の Hi-uni に当たるような鉛筆もたぶんあるのだろうけれども,わざわざ探して使うには及ぶまい。Hi-uni を使えばいい。

2026.06.14 戦前の鉛筆

● 海洋鉛筆。鈴木特製とあるから,鈴木鉛筆の製造なんだろうけども,1本5銭。昭和10年頃か。だとすると,約100年前。
 去年の3月5日にメルカリでポチっている。ダース1,200円。1本100円。少々高いかと思って,少し躊躇したことを憶えている。

● 昔の鉛筆は黒鉛を惜しんだであろうから,今の鉛筆より薄くて硬いだろうと思っていた。昭和30年代の鉛筆を使うとそう感じることが多いので。
 ところが,これ,けっこういいんですよ。HBとあるのだが,現在の鉛筆のBはあると思う。軟らかい。濃さも充分。
 書いてる途中で書き味が変わったりするし,ザラつき感も当然ある。芯質のムラもわかりやすくあるのだが,今使っても充分に実用に耐える。

● 塗装が薄いためだと思うが,六角の角がはっきりと角であるのも何だか新鮮な感じだ。この感じ,悪くないッスよ。
 使ってみて,これは買って良かったと思っている。その後,メルカリにも同じ鉛筆の出物はないしね。

● 軸に五銭と価格が印字されている。ここから推測できるのは,当時は物価が安定していたのだろうということだ。経済が停滞していたということでもあろうから,昔は良かったとはならないが。
 円に直せば0.05円。この当時,鉛筆は今よりずっと貴重品だったはずだが,5銭というのは今の感覚だとどのくらいになるのか。現在,最も売れている鉛筆は1本50円だけれども,昭和10年の5銭が今日の50円ということはあるまい。通貨の価値はもっと高かったのではないか。

● 今のように庶民でも等しく持てるわけでもなかったかもしれない。日本がこれだけ豊かになったのは,つい最近のことだ。
 当時はずっと貧しかったに違いない。あるいは,鉛筆を買えない層もけっこうな割合で存在したかもしれない。
 当然,1本の鉛筆を惜しみ惜しみ使ったことだろう。とすれば,義務教育でも書くことは今より少なかったのではないかと思われる。

● この鉛筆をカールのエンゼル5で削って芯を尖らせると,芯先が折れることがある。いや,尖らせなくても芯が折れやすい。ぼくはあまり筆圧をかける方ではないと思っているのだが,それでも折れる。
 今の鉛筆に比べるとザラつきがあったり筆線がかすれることもあるから,当時は今より筆圧をかけて書くのが普通だったのではないか。とすると,芯はいっそう折れることになる。鉛筆の芯は折れるものというのが当時の共通了解事項であったかもしれない。
 それを避けようとすれば,芯をあまり尖らせないで,丸まった状態で書いたに違いない。削り捨ててしまう部分は今の半分以下だったろうと思う。

● 芯の減りも今の50円鉛筆より速い。この鉛筆だと1本使い切るのに1ヶ月はかからなくてすみそうだ。
 当時の庶民はいよいよ大切に使ったに違いない。当時,補助軸というものがあったのかどうか知らないが,補助軸なしでギリギリ短くなるまで使うという曲芸のようなことを,昔の人はできたのかもしれない。

● そういう鉛筆を令和の御代に,ぼくなんぞが気楽に使っているわけだ。今も生きている昭和10年生まれはそんなに多くないだろう。その鉛筆をこうして使っているわけだ。
 禁断のことをしているなどと大げさな気分になるわけではないけれども,一種の贅沢感は感じる。

● 軸は現在の鉛筆より太めのような気がする。軸が浮き上がっているのかもしれない。軸割れも起こりかけている。
 が,100年も経つわりには堅牢だと思う。1本100円でも高くなかった。100年前の鉛筆を使うのも面白い。この「海洋鉛筆」だけで充分だが。

● 面白いと思えるのは,「海洋鉛筆」の濃度が充分にあって,鉛筆としての性能に優れているからでもある。そうでなければ,100年前の鉛筆だとわかっていても,けっこうイラつくかも。
 ひょっとすると,これは当時の高級鉛筆だったのか。

● エベレスト鉛筆の530と50。530が20銭,50が15銭。530は長さも揃っていない(反ってしまったからというわけでもなさそうだ)。
 50をちょこっと使っみる。「海洋鉛筆」とは違って,ひたすらに粗悪。時々,線がかすれたり,まったく書けなくなることがある。

● エベレスト鉛筆を製造していたのは藤田鉛筆。
 このあたりの情報は karikachi さんの「文具資料室」に負っている。よくここまで調べたものだ。徒手空拳であったろうに。

2026.06.14 “壽屋” な鉛筆

● 君はトリスバーを知っているかね。
 ハイボールがカクテルグラスで出てきた時代があったことを知っているか。
 「トリスを飲んで Hawaii へ行こう!」 はどうだ?
 「醒めよ人! すでに舶來盲信の時代は去れり 醉はずや人 我に國産至髙の美酒サントリーウヰスキーはあり!」は?

● まぁ,でもね。舶来盲信はだいぶ後まで残ったね。オールドパーなんかを珍重してね。本場ものは違うよねぇ,とかさ。
 今思えば,彼らは高価格を旨いと勘違いしてたんだろう。昭和原人なんてその程度のものさ。

● サントリーをこきおろす本も出たりしたよ。あっち側の人は昔も今も同じ。今だと,さしずめナフサツムツム君か。
 知らないくせにろくに取材もしない。取材の手づるも持っていない。マウントだけは取りたがる。失敗しても反省しない。人を諭したがるバカほど害をなす者はいないやね。

● ところで,この壽屋の鉛筆の元になったのはトンボのどの鉛筆なのか。もとより,ぼくにはわからないのだが。
 昭和30年代前半の頃のものかと思うのだが,HBと表示はあっても,現在のHBと同じではない。今でいうとHくらいになるのか。薄いし硬い。たぶん,黒鉛を惜しんでいる。

● 記憶によれば,自分が小学生の頃に使っていた鉛筆はこの系統に連なるものだった。そういう意味じゃ懐かしさを感じるところもあるんだけれども,こういう鉛筆をまた使いたいかといえば,当然,答えはノー。
 今の小学生が使っているような鉛筆を自分も使っていれば,もう少し勉強もしたろうかな。したわけないけどさ,ちょっと考えるところはありますよ。

2026.06.14 百均中華をナメるなよ 2

● 100円ショップで売られている中華鉛筆の傑作は,Seria で売られている「NATURAL」だと思うのだが,こちらの百均中華も悪くない。
 内容粗悪なんてことは全然ない。中華の芯も良くなっている。

● ただし。ぼくはBとか2Bとかの軟らかめを好むので,軟らかめでの比較になる。
 押しなべて,軟らかめの芯は差を知覚しにくくなる。Hi-uni の後に百均中華を使っても,そんなに段差は感じない。軟らかさが粒子の細粗などを吸収してくれるからかね。

● だったら百均中華を使えや。って,そういう単純な話ではない。
 鉛筆なんてどっちにしたって安いんだから,好きなものを好きなだけ,好きなように使えばいいんですわ。鉛筆なら各メーカーのハイエンドを使い放題だもんね。

● 中華鉛筆って消しゴム付きが多い印象。たとえば,これは PYRAMID のもの。他にも色々。
 こうして見ると,中華でも黄色いゴム付き鉛筆は人気のようですな。多くはかつて百均で売られていたものじゃないかと思うけど。

● 文字や書に関しては中華の歴史は赫々たるものだが,鉛筆の製造はだいぶ遅れたろう。鉛筆は基本,近代の産物だから。ひょっとすると,日本帝国の満州進出を契機にしているかもしれん。
 いや,大中華に限ってそんなことはないのか。鉛筆は大中華が日本人に教えてやったものか。

● 何の根拠もなく言うのだけれども,昔の日本産の鉛筆はメーカーがどこであれ,そんなに製品差はないような気がする。
 今は uni-MONO-クラフツマンと,高品位で微差を競うようになった。もし戦後の中国が共産独裁でなかったら,百花繚乱の中華鉛筆群を見れたのかなと妄想してる。

2026年6月11日木曜日

2026.06.11 北星鉛筆の9606

● 日光に来た。この先,ちょっと行くと,旧栗山村に入る。
 天気が変わりやすい。晴れてたと思ったら雲に覆われて雨になる。が,すぐに晴れ間が顔を出す。晴れ間なのに雨も降ってたりする。

● 筆箱には北星9606を入れてきた。9500の後の持ち出し用鉛筆に任命した。
 トンボ2558と並ぶ,国産ゴム付き鉛筆の雄。鉛筆党の党員で知らない人はいないはず。

● 9606は今回初めて使うわけではない。今までもチョコチョコと使ってきている。したがって,書き味はわかっている。
 Hi-uni に迫るという人もいるが,Hi-uni は Hi-uni であって,9606は9606。あたりまえだけれども,別のものだ。そこに各々の良さを見出すか,どちらかに偏るかは人による。

● 前言を翻すようだが,ちょっと試し書きをした程度でわかるもんじゃないってのは,万年筆に限らない。鉛筆だってある程度は使い込んでみないと,素性のすべてをさらけ出してはくれない。
 9606に関しては,使い込んだという程度には使っていると思うが,使うたびに(書き始めてしばらく時間が経った後に)これが9606だという感覚が甦ってくる。

● 適度な軟らかさ。それは適度な硬さでもある。紙が押し返してくる硬さ。これが過ぎると疲れることになる。いかに筆圧をかけずにいても硬さが過ぎると疲れる。
 滑らかさ。9500には芯に粒子感を感じさせるところがある。それが悪いというのでは全然ないし,9500も充分に滑らかなのだが,9606になると粒子感は
ほぼ感じない。

● 粒子感を感じさせない=上質,と言っていいのか。滑らかでさえあればいいのか。多少のザラつきはむしろあった方がいいのではないか。
 このあたりは最後の最後は好みで決まる問題ではあるのだが,ぼくは滑らかであればいい鉛筆の条件の9割を満たせていると考える。9606は文句なしに上質感を感じさせる。これはいい鉛筆だ,と。

● ぼくは,今のところは,濃いめの鉛筆を好む。同じHBでも北星は他社より濃い。今後はHBしか使ってはいけないと言われれば,北星にするしかない。
 正直,9500でも9606でもクラフツマンでも9900でもかまわないと思ってるが,9606は北星製品群の中でも最もコスパがいい鉛筆かもしれなあ。性能−価格比が一番いいかも。

● 北星には9900が3種ある。ひとつは,すでに生産をやめているHIT。もうひとつはアートセットの9900。3番目がダイソーで3本セットで販売されている “かきかたえんぴつ”(4Bと6B)。
 アートセットは12硬度で1,100円。9606は1本77円。9606の方が安いのだが,アートセットのHBより9606推し。描くのではなく,書いてる分には9606の方が高額なんじゃないかと感じることがある。

● 9606は(OEMを除けば)北星では唯一の消しゴム付き鉛筆だ。ぼくは鉛筆に付いている消しゴムは使わないのだが,消しゴムなしの9606を出してくれとリクエストするつもりはない。それはないんだな。
 消しゴムなしなら9500で充分だし,クラフツマンも充分な量を確保しているから,それらを使えばいい。9606は消しゴム付きでけっこう。消しゴムは使わないままで,1本の9606を使い切ってみたい。というわけなので,当分,旅先では9606にお世話になる。

● ともかく,HBしか使ってはいけないと言われれば,北星から選ぶことになる。が,実際にはBや2Bもあるわけで,三菱やトンボのBと北星のHBを比べた場合,常に必ず北星のHBが勝るとは限らない。
 昭和30年代の鉛筆だと,HBで受け入れられるものはあまりないが(uni や MONO は別),Bや2Bなら昭和30年代のものでも全然OKだ。濃いめ軟らかめが好きだと,そういうことになる。
 HBで比較するなら2558より9606かなと思っているが,2558にはBもある。この2558Bが絶佳なので,いずれ持ち出し用に任命する予定。

● 問題は,この濃いめ軟らかめ好きがいつまで続くかだ。ずっと続くかもしれないのだが,書き味や滑り具合いだけでなく,黒の品位も問題になる。
 今はどうか知らないが,昔の墨汁の黒はイヤな黒だった。ああいう黒は見せられたくない。
 黒鉛の黒は,4Bであっても6Bであっても,墨汁の黒のようにはならないだろうと思っているが,このあたりで自分の好みがどう転ぶかわからない。

2026.06.11 筆箱紹介

 ● 筆箱の中身,メインは鉛筆だ。が,シャープペンに変えたり,また鉛筆に戻したりした。
 筆箱自体もトンボ8900の70周年記念の缶ペンケース から始まって,樹脂製の筆箱にして,ペコちゃんの大きめの缶ペンケースに変えた。どれだけの収納力が必要かは当然,何を入れるのかによって変わってくる。

● やっと変遷が終わって安定しそうな気配があるので,あらためてここで “筆箱紹介” をしておくことにする。人様に紹介するというよりも,自分のために現時点での記録を残しておくという意味合いが強い。
 前提として,筆箱は旅行の際に持って行くものだということ。宿泊を伴う外出の場合にしか持ち出さない。

● まず,鉛筆を3本入れている。今は北星の9606(HB)だが,これを使い終えたら別のにしようと思っている。使ってみたい鉛筆はたくさんあるわけで。
 次はイートンペンシルか,北星クラフツマンか,トンボ8900のBになりそうだ。

● 鉛筆を持ち歩く以上,消しゴムと鉛筆削りもセットになる。消しゴムはメルカリでポチった “鉛筆まとめ売り” に入っていたものだ。中華製。3個か4個のセットで百均で売られているのを見たことがある。
 要するに,これ以上はないという安物なのだが,機能的には問題ない。MONO消しゴムと変わらない。消しゴムに高級感を求める人はあまりいないと思う。だから,これで良し。鉛筆党の党員になるということは,高級筆記具路線は卒業したぞ(もしくは,諦めたぞ)と宣言することに他ならない。

● 鉛筆削りは可能なら家で使っているカールのエンゼル5ロイヤルを持ち出したい。それができれば,すべての問題が解決する。が,そんなことのできるはずもなく。
 携帯用の鉛筆削りに求める1番目の条件は,削りカスを溜めておけるタイプであることだ。ティッシュを広げて削らなくてはならないのは不可。それを捨てることができる場所で削れるとは限らないし,エアコンの風があたって芯粉が飛ばされることだってある。

● 条件の2番目が容積が小さいこと。3番目が削り味と削った後の芯の形がどうなるか。
 2番目と3番目がわりとトレードオフになる。2番目を見事に満たすのがクツワの BABY-K なのだが,BABY-K は3番目に不満がある。
 結局,三菱鉛筆の uni Palette を持ち歩いている。今は無印版を使用。uni Palette は厚みがあるので,それを収納できる筆箱は大きめなものにならざるを得ない。

● あと,クツワのプニュグリップ。鉛筆は少々細すぎる。太さを補ってやる必要がある。そのための最も手軽で効果的な手段がプニュグリップ。
 補助軸を使える程度に短くなれば,補助軸が長さの他に太さも補ったくれるから,プニュグリップの出番はなくなる。
 ただ,たいていのことには人は慣れるもので,鉛筆をデフォルトで持つことにもだいぶ慣れてきた。違和感がだいぶ減った。もう少しすると,太さを補うための補装具は不要になるかもしれない。

● こちらは手帳用。定規は線を引くためにしか使わない。文字列を四角で囲むとか。長さを測ることはない。
 なので透明でないと困るが,透明であれば何でもいい。いきおい,樹脂製になる。安物でけっこう。写真の定規は今年の5月9日にモアーズ川崎に入っているダイソーで買ったもの。

● パイロットの HI-TEC-C COLETO Lumio。リフィルは0.3㎜の緑,赤,青,黒の4色。15年くらい使っている。現在ではもっと多くの多機能ボールペンがあるのだ思うが,変える必要を感じない。
 HI-TEC-C の弱点は水に弱いこと。間違って水滴を落としてしまうと速攻で滲んで読めなくなる。が,そんなチョンボをすることは滅多にない。
 ノートもそうだが,手帳も百年も千年も保ってくれなくていいのだ。書き手のぼくが死ねばゴミになるものだから,紙もインクもそんなに強靭なものである必要はないのだ。

● 極小型の修正テープ。PLUS のもの。MADE IN VIETNAM。アトレ川崎のハンズで買った。修正テープはそんなに使うことがないので,けっこう保っている。まだまだ保ちそうだ。
 携帯用のハサミ。手帳にいろんなものを貼るので,ハサミも必須。このハサミも Seria だったか,百均で買ったものだと思う。切り絵のようなことをするのではないから,これまた百均で充分だ。

● ハサミに限らず,百均のものはすぐにダメになると言われることがあるが,その情報の出処はどこか。そういうことにしておいた方が都合のいい人たちが故意に流したとまで言うつもりはないが,情報の真偽を判断する術のひとつは,その情報が流布することによって得をするのは誰かと考えてみることだと思う。
 そんなに長く保ってくれる必要もないのだが,今のところ,普通に役に立ってくれている。

● 切ったものを貼るための接着剤だが,これはダイソーの両面テープを使っている。もう40年以上は両面テープを使い続けている。
 で,これだけは筆箱に入らないので,他のものと一緒に別のポーチに入れる。テープ糊に替えるなどして筆箱に収まる工夫をした方がいいのかもしれないが,両面テープの接着力と扱いの簡便さゆえ,このスタイルに甘んじている。

● とっくに生産終了したゼブラのミリペン。黒はすべて使い切れているのだが,赤は何本か残っている。
 捨てるしかないかと思っていたのだが,ノートに日付けを書くときに使うことにした。つまり,日付けだけは赤で書くことにしたわけだ。
 それに何か意味があるのかといえば,後から見返すときに日付けが目立つようになる。これはバカにできないメリットだ。
 が,赤のミリペンを使うために日付けを赤で書くことにしたというのが,実際のところ。赤のミリペンに使い途を与えてやることができて,ちょっと嬉しい。

● 使わないけれども,筆箱に入っているものがある。ひとつは,ほぼ日の “おちつけ” のバッジ。買ったときはピンバッジだったが,ピンが取れてしまった。ピンは棄てたけれども,本体の方は棄てられずに筆箱に入れている。
 MONOのブックマーカー。こういうのは使わない。使わないんだけれども手元にある。棄てるのも忍びなくて,筆箱のアクセサリーになっている。
 青森のダイソーで買った50㎝のスマホの充電ケーブル。50㎝じゃ短すぎる。ので,緊急用にというわけで筆箱に入れている。稀に使うことがある。

● 理想の筆箱は小学校低学年の児童のそれだ。が,理想を実現するのはなかなか難しい。
 筆箱はペコちゃんの絵柄の缶ペンケースを使っている。メルカリで300円で買った。今どき,こういうのは小学生でも使わないだろうが,大ぶりでタップリ入るところだけは小学生の筆箱と共通する。
 鉛筆キャップを “鬼滅の刃” にしているのも,小学生に近づきたいからだが,こちらのイメージと小学生の実態はだいぶ違っているものだろう。ま,よろしいのだ。

● 中身の多彩さでは小学生に負ける。大人は小学生ほど多種類の文具を必要としない。
 小学生は文具使いのプロフェッショナルであって,しかも使い方も荒いであろうから,それに耐えうるように設計された学用品なら大人が使っても間違いがない。