2022年4月26日火曜日

2022.04.26 日経WOMAN 2021年5月号-日記&ノートで「私」が整う!

編者 藤川明日香
発行所 日経BP社
発行年月日 2021.04.07
価格(税別) 664円

● “整う” というのをこういう意味で使うようになったのは,サウナ人気がキッカケですかねぇ。○○とかけて☓☓と解く,という出題に対して,答えが浮かぶと “整いました” と言うのは,それ以前からテレビで見かけたけどね。

● 最初に登場するのは,5年日記を継続している人。「1年後,2年後の欄に英語がペラペラになったなど,未来の自分の理想の姿を書くことも」あるんだそうだ。“向上心” のある女性には多いのかもしれない。
 「ページをめくると,1年前,2年前の出来事や目標が書いてあるので,日記を開くこと自体が楽しみに」なるのでもあるらしい。わかる気がする。

● というのも,ぼくも去年から,無印良品の「1日1ページノート」を3行ずつ区切って6年連用日記にしてみよう,と思って始めたのでね。1年目さえ乗り切れば,2年目からは過去の自分がそこにいるわけだから,過去の自分に引っ張られて難なく続けていけるだろうと思った。
 しばらくは順調だったんだけどね,最近はどうも芳しくないんだよねぇ。

● 昨年は8月24日まではどうにか書いたんだけども,以後はバッタリ途絶えている。今年は気を取り直して元日から書き始めたんだけど,3月4日で止まってしまった。
 日記的なログはTwitterにも上げているし,その日にやった主なことは手帳にも書いている。詳しく書いておきたいと思えば,雑記帳(目下は測量野帳を使用中)に気がすむまで書き散らしている。
 それらから書き写すような形で6年連用日記を作ってみても,面白くも何ともないということだ。

● もし続けるのなら,Twitterや手帳や雑記帳には書かないことを書くか,あるいは話材は重複しても取りあげ方を変えるとか,何らかの工夫が必要だ。
 6年連用日記に,6年連用日記にしかないオリジナリティを持たせる工夫をしないと,継続するのは難しい。過去の自分に引っ張られてっていうのは,あまりない感じなんだよねぇ。
 と言って,どうやってオリジナリティをまとわせるか,妙案があるわけではない。スパッと諦めるのが正解かもしれないなと思っていたわけですよ。

● だものだから,この最初の記事は丁寧に読んでいったんだけど,格別のヒントというのはない。
 もし6年連用日記に固執するのであれば,雑記帳を書くのをやめるとか,総体として書く量を減らしてみることですかねぇ。

● いつ,どこで書く? という質問項目がある。それに対して「夜,寝る前に,デスクに向かって5~15分ほど集中」とか答えているわけだが,それを見て,大したものだなぁとぼくは思う。ほんとに集中力があるんだなぁ,とね。
 ぼくなんか雑記帳にどうでもいいことを細かく吐きだしているのだが,問題は吐きだすだめに1日の過半を当てているという,訳のわからない事態になっていることだ。書くのは就寝前の15分と決めているなんてあると,何てすごいんだ,と感心してしまうわけだ。

● 手帳コンサルタントとかノートコンサルタント,書き方コンサルタントのような職業もあるらしくて,何人かが指南役で登場している。が,そういうものはつまらないし,読む価値はないと思っている。
 何をどう書くかは自己流でいい。いや,自己流がいい。自己流に勝るものはない。範を他に求めるのではなくて,自己流を極める方向に持って行くのがロイヤルロードを歩むことになると思う。
 どんなノートを使っているか,どんなペンを使っているか,にも興味はない。好きなものを使えばよろしいでしょう,で終わる。あるいは,何だっていいんじゃないですか,で終わる。

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