2022年8月12日金曜日

2022.08.12 4本目のミリペンは野帳半冊分も保たなかった

● 4本目のミリペン,力尽きたようだ。まだ野帳の2つめの折丁にいるから,半冊分も保たなかったということだ。
 同時に買ったもう1本の方は最初からカスレて書けなかったから,もう1本もそんなには保たないと思ってたけどね。

● たぶん昭和に生産されたものだから,致し方ないということだろう。メルカリの出品者を責めるつもりなど全くないです。
 それなりの値段だったのだし,とにかくゼブラのミリペンを使うことができて,気がすんだ。自分の青年時代に生産されたであろうモノを使うことができたんで。若い頃に1本しか使ったことがなくて,飽きるほど使ってみたかったと思っていたものだからね。

● メルカリで入手したミリペンはこれでなくなった。まだ出物はひとつ残っているんだけど,次は現在でも生産が継続されているものを使って行こう。
 で,三菱鉛筆のPiN。ミリペンと同じ0.2mmの極細サインペン。水性顔料インク。プラチナ万年筆には長期放置によるインク詰まりを解消するための “スリップシール機構” が搭載されているが,それと同じようなものがPiNでも採用されている。芸が細かい。MADE IN VIETNAM。

● 価格も100円と,昭和のミリペンと同じ。日本はこの30年間,給料がまったく上がっていない。だから,国民1人あたりの所得額は,欧米には当然,アジア諸国にも抜かされ,ついには韓国にも抜かれることになった。ドル換算すると,今の日本人は韓国人より貧乏なのだ。
 しかし,上がっていないのは給料だけではなく,企業が生産する工業製品の価格も上がっていない。上がったのは税金と社会保険料,公共料金だけではないか。
 してみると,外国人にとって現在の日本は相当に魅力的な国のはずだ。ジャパン・クオリティーの工業製品が驚くほどの低価格で買えるのだ。まさしく,クール・ジャパンのはずだ。

上がPiN,下がゼブラのミリペン
● ともかく,PiNを使ってみる。一般名詞として使われるミリペンはドローイングペンと呼ばれたりもして,描画や製図に使われることを想定したものらしい。線が均一でにじまないことが大切なのだろう。
 が,PiNはそうしたドローイングペンの仲間というよりは,極細サインペンと言うのがシックリ来そうだ。水性の他に油性もあるのだが(ぼくも何本か買った),油性は2021年07月に販売終了となったらしい。ノートで使うと裏抜けするので,ぼく的には販売終了になっても痛くも痒くもないのだが,水性の方だって “いつまでもあると思うな親と金” ということかもしれない。

● ゼブラのミリペンはグリップ部分が長く,その長いけれども細いところを持って書くことになるのだが,PiNにはそんなところはないに等しい。本体の軸をつまんで書くことになる。握る部分が太くなったわけで,書きやすさはミリペンに勝るかもしれない。好みの問題ではあろうけれど。
 測量野帳で裏に抜けることがないのもミリペンと同じ。筆圧要らずも当然,同じ。

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