2024年10月19日土曜日

2024.10.19 北星とアイボールの無念,察して余りある

● 右の写真はかつては4本,現在は3本セットでダイソーで販売されている北星の “かきかたえんぴつ”。
 この鉛筆に9900番を与えているんだね。“For Draftmen,Desiners,Copy-writers” の文字も入っている。かつての北星9900は高級路線の鉛筆じゃなかったっけ。

上がダイソー印。下がかつての HIGH-CLASS。
● アイボール鉛筆もダイソー印の鉛筆に HI-CLASS と印字してるんだよね。
 HIGH-CLASS(軸には HIGH-CLASS と印字してあるのに,スリーブは HI-CLASS になっている奇妙な鉛筆だった)→ Hi-new は,アイボールのフラッグシップじゃなかったか。

● それをダイソーで販売するものに転用するのは,メーカーとしては本意ではないと思うんですよね。
 ダイソーからの要求に抗しきれなかったとんでしょうかね。自社名を表に出した製品をダイソーで扱ってもらえる,ダイソーの販売力があればかなり売れる,まぁ仕方がないか,ダイソーさんの言うことを聞いておくか,と。

● それとも,あまり気にしないのか。ダイソーもそんなことは要求してないのかもしれない。
 ダイソーはブランドで売るんじゃないもんね。価格を訴求するんだろうから。

● ひょっとすると,かつての9900や HI-CLASS の品質を確保したうえでダイソーに卸しているんだろうか。さすがにそれは考えにくいよなぁ。
 いや,充分に使える鉛筆ではありますよ。が,ダイソー印のアイボールとかつての HI-CLASS では明らかに違いがある。

● だいたい,この値段で売ったのでは利益はほぼほぼないはずだ。生かさぬよう殺さぬよう,という扱いをダイソーはしている。北星とアイボールの無念,察して余りある。
 というのも素人感覚でかもしれないんだけどね。大人の世界はもっと懐が深いのかもしれませんよね。

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