2021年7月7日水曜日

2021.07.07 手帳についての来し方,行く末

● メルカリでトラベラーズノートの出物を見ていたら,面白いのを発見した。トラベラーズノートのカバーにバイブルサイズの金具を装着したもの。プロッターの先駆のように見える。
 ぼくがシステム手帳を使っている理由のひとつは,カードやチケットをバインダーのポケットに収納しておけるからだが(チケットを折らないで収納するためには,バイブルサイズ以上であることが必須),収納リフィルをリングに挟めば持ち歩くことができる。トラベラーズノートのカバーでOKだ。

● 1,400円というので,食指が動いたのだが,傷みがけっこうあるようだ。金具を取り付ける前に,普通のトラベラーズノートとして長く使われたのだろう。
 プロッターでよく言われるのが,金具が取れやすいということ。これはどうなのだろう。

● 現在使用中のバインダーは今年で11年目に入っている(と思う)。だいぶ手垢にまみれている。ぼく以外の人は触るのを躊躇するだろう。けれども,こちらの方がまだ長く使えそうだ。
 というわけで,トラベラーズノート改造のバインダーを買うのはやめておいた。

● もうずいぶん長くシステム手帳を使っているんだけども,システム手帳といっても中身はずっと能率手帳(Bindex)だ。綴じ手帳の能率手帳を使うのと同じ。それ以上の使い方はしていない(といっても,色々挟めるのは便利で,だからこそずっとシステム手帳を使っているわけだが)。
 データや資料を挟んで持ち歩くなんて,一度もしたことがない。システム手帳に何でもかんでも詰めこんで,手帳を持てばそれだけで外出できるというふうにもしたことはない。

● 初めて買ったシステム手帳はA5サイズで,バインダーもBindexだった。大宮の三省堂書店で買ったのだったか。値段はさていくらだったか。30代半ばの頃だから,30年前だ。
 次はバイブルサイズ。宇都宮のロビンソンが撤退するときに,中に入っていた文具店が7割引だか8割引で売っていたのを,相方が買っていた。これもBindex。
 どちらもリング径は小さいもの。要するに,薄いもの。BindexのNo.011が全部は入らないというくらいの。システム手帳を百科事典にするつもりはないし,持ち歩くんだから,薄いことが最優先。

● 年によってA5にしたりバイブルにしたりで,この2冊は長く使った。というか,これ以上は使えないところまで使い切った。リングがバカになってピタッと閉じなくなった。
 次が,今使っているバインダーで,ポール・スミスのもの。ヤフオクで6千円くらいだったと思う(ほぼ新品の状態)。
 これもそろそろ限界というか,限界を超えちゃってるかも。手垢にまみれていて,ぼく以外の人は触るのを躊躇するだろうと思うほどに汚れている。

● それだけなら,ぼくはモノ使いの模範生になるのだが,ヤフオクにハマって全く使わなかったバインダーをいくつか買ってしまっている。
 それより何より,初めて香港に行ったときに(中国に返還される前だった)ドイツ製のすこぶる高価なのを買って(どのブランドだったか。本物だったかどうかもわからない。ペニンシュラのアーケードで買ったんだけど),一度も使わずに腐らせてしまっている。

● さて,長く使っている現行バインダーは,今年を除いてあと2年は使うつもり。なぜかというと,バイブルサイズの保存用バインダーがあと2冊残っているからという,本末転倒な理由による。
 その後はどうするか? A5サイズに移行するかもしれない。
 これまた本末転倒的な理由によるもので,A5サイズのバインダーを買ってしまっているからだ。ファイロファックス製なので,使わないともったいないというケチ根性から来る。保存用バインダーも用意してある。

● 問題はこのバインダーは分厚いことだ。持ち歩けない。のだけど,完全退職した今は持ち歩く必要がないわけだ。それ以前に外に出ることがなくなる可能性だってある。薄さにこだわる理由は消滅したかもしれないや。
 引退しても手帳は必要で,記載する量も引退前とあまり変わらない。予定を書き込むことはあまりなく,ほとんどはログになる(引退前からそうだった)。ならば,どういう状況になっても記載量は変わらない。
 ので,引退したんだからとわざわざたとえばマンスリーに替えるといったことはしない方がいいように思う。ぼく自身,退職したらA6マンスリーでいいのじゃないかと思っていたのだが,どうもそういうものではない。

● が,A5サイならマンスリーで充分で,ウィークリーの必要はないかもしれない。っていうか,ないだろう。
 あと2年はBindexのNo.031(見開き2週間の能率手帳レイアウト)を使うつもりだけど,A5マンスリーならダイソーの手帳でいいかなと思っていてね。専用パンチは持っているので,ダイソー手帳に穴を開けてバインダーに綴じこめばいい。

● もう一点,“貼る” ための台紙が必要になる。なぜかというと,旅するように日常を生きるというトラベラーズノートの素晴らしすぎる方針を実行するためだ。
 どうすれば旅するように日常を生きられるかといえば,旅先でやっていることを日常でもやるようにすればいいだけだ。いいだけだと言ったが,それ以外に方法論はないのじゃないか。
 では,旅先でやっていることは何かといえば,記念になるようなチケット,包装紙,切符などをノートなりアルバムに貼ることだ。日常との最大の違いはそこだろう。だったら,日常でもそれをやればいい。

● それをやるためのツールとしては,ノートよりも予め月日が印刷されている手帳の方がいい。後で見返すのも手帳にあった方が便利だ。
 手帳に貼っておけばいいのだ。ところが綴じ手帳だと貼るためのスペースがない。システム手帳なら無地のリフィルを台紙にできる。必要なだけ追加すればいい。長くシステム手帳を使ってきた第1の理由はここだ。

● A5サイズのシステム手帳を使うのなら,台紙はA5のコピー用紙でいいだろう。ところがこれがなかなかない。近くのディスカウントストアでもB5が最小だ。
 ダイソーにはあるとネット情報が教えてくれるのだが,トナリエ宇都宮に入っているダイソーにはない。4日に錦糸町に行ったので,アルカキットのダイソーで探してみたんだけど,見つけることができなかった。これほどの大規模店にもないとすると,ダイソーでも取扱をやめたんだろうか。

● Amazonやヨドバシドットコムで買えばいいので,特に困ることはないんだけどさ。それに,A5に移るのは2年半ほど後のことなので。
 と,とりとめもなく手帳のことを考えているうちに1日が終わっていく。平和だ。こういう日々がずっと続いてくれるといいのだが。

0 件のコメント:

コメントを投稿