ところがね,買うつもりはないんだからね,そんなに回れるわけがないんでした。東急ハンズでもういいやとなりましたよ。“買うつもり” がパワーの源でしょ,何だかんだ言って。
「インクと紙があれば」に続く言葉は何ですかね。世界は完結する。天下に敵なし。退屈は退散する。
とりあえず浮かんだ言葉を並べてみた。
鉛筆と紙があれば,でも同じこと。お互い,安上がりの趣味を持ちましたなぁ。
● 有隣堂で最も目立っていたのは岡崎弘子『愛すべき文房具の世界』。「有隣堂しか知らない世界」で有名人になり,固定ファンも多いと聞く。今や,菅未里を凌ぐ文具界の顔じゃないかね。
この業界は,メーカー人は基本的に寡黙で,販売人が顔を売る。
● けれども,高畑文具王の『人生が確実に幸せになる文房具100』も不発だったんじゃないかな。文具を紹介する書籍を売るのは,文具を売るより難しいようだ。
シーサー氏の YouTube は人気だが(アンチも適度にいる理想的な状態),すでに峠は越えた感がある。
● この分野で正しい情報など求められていない。「正しい」情報というのが,そもそも存在するのかという疑問もある。
特に YouTube での情報発信は,エンタメとして成立していなければならない。「有隣堂しか知らない世界」が成功したのも,この要件を満たしているからだ。ブッコローの中の人の功績が大きい。
● エンタメであるためには,適度に短いことは当然として,画面がクリアであることや話し手の声質がいいことなど,求められる要件はいくつもあるが(シーサー氏の動画はこの2つを見事にクリア),どれだけ熱を込められるかが重要になるだろう。
内容は偏っていても構わない。いや,構わなくはないが,決定的な失点にはならない。
● 書籍と YouTube は同じではないが,基本はやはり熱量でしょ。岡崎さんのこの本はどうなんだろうか。
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