2025年11月23日日曜日

2025.11.23 いくつかの鉛筆

● トンボ8900は1945年に,三菱9800は1946年に発売され,以来,今日まで変わらぬ姿で(細かい変化はあるけどね)提供され続けている。1952年にHOMOが,1958年にuniが登場するまでは,国産最高級の鉛筆であったはず。
 外観は変わらずとも,中身は不断に改良され続け,現行品が一番いいのだと思いたい。

● のだが,9800に関しては,現行品よりも Patented だった頃の方が良かったんじゃないかと思う。いや,錯覚だな。錯覚だよ。錯覚に決まっている。
 Patented の9800もだいぶ溜まってしまった(写真は一部)。これだけで一生保つんじゃないかと思う。どうすんだよ。

● 上の写真の中の2本。「神戸市立垂水東中学校」「祝 開校二年記念 菅の台小学校」とある。菅の台という地名は長野県駒ヶ根にもあるが,こちらは当然,神戸市垂水区でしょ。
 このとき,この鉛筆を配られた小学生も,今ではトッツァマかジッツァマになっていることだろう。季節が巡るのは速いものですなぁ,ご同輩。

● 三菱鉛筆8800。世の中に数え切れないほど登場したノベルティ鉛筆の大半はこれなんだろうと思ってたんだけども,そうでもないのか。他社も食い込んでいましたか。

● こういう鉛筆を淡々と使って成果を出すのがカッコいい。弘法筆を選ばず,がやはり正統だ。
 ヴァイオリニストにとってのヴァイオリンじゃないんだから,たかが筆記具についてアレコレと能書きを垂れてるのは,しょせん三流。三流の愉しさってのがあるから困るんだが。

● 三菱鉛筆の BLACKIE 3202。BLACKIE? カーボン鉛筆なのか。
 そうではないっぽい。黒さを増したよ,黒々とした筆線が残るよ,と言いたいわけか。BOXY BLACKIE 400 につながるものですか。

● ユニ受験用セット。携帯用の鉛筆削りが付いている。
 当時(いつなのかわからないけどね。〄がある)の価格で500円。メルカリで999円で買いました。

● じゃ~ん。家宝です。コーリンの高橋真琴さんのダース箱の鉛筆。
 と言っても,とっておくつもりなどないので,サッサと使ってしまいたい。なかなか順番が回って来ないだけです。

● 以上,つらつら考えますに,製造された鉛筆のかなりの部分は,人間より長生きしてますな。

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