2015年2月3日火曜日

2015.02.03 『文房具大賞 私のベスト文房具』

書名 文房具大賞 私のベスト文房具
発行所 宝島社
発行年月日 2015.02.20
価格(税別) 780円

● 「目利き120人のMY BEST文房具」というわけで,実際に気に入っている文房具を紹介して,なぜ気に入っているのかを語ってもらうという企画。
 ただし,その目利きというのは,デザイナーとかイラストレーターとか書道家とか,アート系の人ばかり。それはそうじゃないと本にならないのかもしれない。普通のサラリーマンに語ってもらっても,バラエティは(たぶん)出ない。だいたい,会社の支給品を使っているんだろうから。

● で,いろんな文房具が紹介されている。そういうのを見ていくのは楽しいっちゃ楽しい。だから,こういう本を買うわけでね。
 でも,ぼく自身は文房具はまず百均でと考えてしまうタイプ。百均にないものだけ,文具店を利用する。いきおい,安物に取りかこまれることになる。
 安物だからダメだとはまったく思わない。機能的には百均製品で不満がない。10本入りボールペンとかはどうだか知らないけれども,百均のペンで書き味が悪くて使えないとか,いまどきあるのかと思っている。

● 文房具に遊びや洗練は要らない。ものじたいに個性の主張があるものは敬遠したい。文房具は徹底的に実用品であって,問題はその実用品を使って何をするかだ。
 使っていると楽しいとか,テンションがあがるとか,そういうものも機能に含めていいだろう。洗練とかデザインとかがテンションを刺激するのであれば,それはその人にとっては機能のひとつといっていいものだと思う。

● 文房具は徹底的に実用品だと書いたあとで,こう言うのも申しわけないんだけど,玩具としての要素もあることを認める。個々の製品にというより,文房具そのものに。
 その要素を重視する人もいるはずだ。それはそれで,どうぞご自由に,だ。
 使い勝手や書き味,切れ味を求めて文房具放浪を続けるのは,楽しいものだろう。それも,どうぞご自由に,だ。

● 「お客様と対面する際に失礼のない1本を,と思い購入しました」とか,「人前で使っても恥ずかしくない」,とか「デキる男を演出」とか,そういう発想が自分にはまったく欠けている。
 それはどうなんだろうと,ちょっと反省した。世の中には「仕事柄,色んな人と会うんですが,そういう人たちの持ち物とか服装なんかをすごくよく見てます。そういう所に人柄とか,性格とかって出てる気がするし」という人がたくさんいるに違いない。むしろ,それが普通の大人というものかも。
 ここは心しておかないといけないと思った。もう遅いかもしれないんだけど。

● 「他メーカーが推す! MyBest」も面白い。文房具メーカーの社員が,自分が使っている他社製品を紹介する。
 といっても,プラチナの社員がパイロットの万年筆をお勧めするというのは,当然,あり得ない。自社とは競合しない他社製品ということになる。
 だけど,トンボ鉛筆の社員が三菱鉛筆のクルトガを推薦していたりする。

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