2018年11月5日月曜日

2018.11.05 “考えをまとめる”というのがどういうことなのかわからない

● 考えをまとめるとき,いきなりパソコンに向かうな,とよく言われる。パソコンに向かうのは基礎作業が終わったあとで,その基礎作業は紙とペンで行うのがいい,と。そのとおりなのだと思う。
 が,ぼくにはよくわからないことがある。考えをまとめるってどういうことなのだろう。

● 企画を立てるということをやったことがないのだ。KJ法だのマインドマップだのっていうのは知っている。解説本を読んだことがあるからね。
 けれども実際にやってみたことは一度もないので(なぜないのかといえば,必要に迫られたことがないからだが),どうもピンと来ないのだ。

● ぼくは最初から文章しかかかない。書いている最中に,当初の見込みとは違うところに行ったり,考えが膨らんだり跳んだりすることはある。
 だから,書いた方がいいとは思うのだけど,文章しか書かないのだから,最初からパソコンで何の問題もない。テキストエディタを立ちあげて,パタパタ書いているときにも,手書きと同じ現象は起こる。

● いきなりパソコンに向かうなと言われると,ぼくの知らない創造の世界(創造というほど大げさでなくても,何らかの思考の世界)があるんだろうと思わされる。メモも文章で録る自分にはわからない世界というのがあるのかな,と。

● で,自分には縁がなくて憧れるのが情報カードの世界だ。梅棹忠夫『知的生産の技術』を読むと,カードにあらずんば人にあらず,的な印象を受けるからね。
 だから,カードもカードケースもジョッターも買うには買ったんですよねぇ。案の定,まったく使わない。

● 構えないで必要なときに必要に応じて使えばいいんでしょ。どう使うかを使う前から体系化しようとするから敷居が高くなってしまうんだろうね。
 そうだとしても,情報カードを使って「考えをまとめる」のがピッタリの局面ってどういうものなんだろうかな。そこで竦んじゃう。

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