2019年1月10日木曜日

2019.01.10 今年はダイスキンダイアリーを見かけない

● ダイソーの幹部社員は手帳やノートやペンに関して,自社製品を使っているんだろうかと思ったことがある。使わなければいけないこともあるまいけれどね。
 特に手帳だ。ダイソーに並んでいる手帳を見て,いい社会人がこれを使うとは思えなかった。ダイソーの幹部諸君も能率手帳を使ったりしてるんじゃないかと勘ぐった。

● が,2014年の3月に桜木町駅前の「コレットマーレ」に入っているダイソーで,初めてダイスキンダイアリーを見た。ダイスキンと同じ変形A6の手帳。中身は能率手帳と同じ週間レフトタイプ。
 これなら,幹部諸君も使っているかもしれないなと思った。社会人が仕事に使うのに何の違和感もない。そうか,これからは手帳も100円の時代になるんだなと思ったものだった。

● ところが,そのダイスキン手帳の2019年版はまだ見ていない。たぶん,出さなかったのだろう。マンスリーのB6タイプもあったのだが,こちらも同様に消えたようだ。ネットをググってみたら,これが少し話題になっている。
 ぼくは手帳はBindexのNo.011をずっと使っているので,ダイスキン手帳がなくなっても特段の不便を被ることはないんだけれども,ダイソーの幹部諸君は今年はどうするのだ。まさか,ビニールがかかった薄いA6やA5のマンスリー手帳を使うわけではあるまい。

● ネットを見ると,200円にしてもいいから出して欲しかったという声がある。200円でも売れるという見込みがあればダイソーはたぶん動いたろう。いや,100円にこだわるのがダイソーの矜持というものだろうか。
 ダイスキン手帳,ネットを賑わしていたほどには売れていなかったんだろうか。ダイソーにすると,まとまったロットにならなかったんだろうか。

● 手帳ではない方のダイスキンも店頭から消えている。ダイスキン手帳もなくなったとなると,もはやダイスキンは消えたということか。
 今,店頭にあるのは,“A罫64枚スピンなし”の新型ダイスキンだけだ。これでは面白くない。

● ダイスキンはモレスキンとの対比で語れるところに面白さがあったのだ。モレスキンあってのダイスキンというかね。モレスキンが面白いほどに品質劣悪で,面白いほどに高額だから,ダイスキンで色々と遊ぶことができたのだ。
 モレスキンを“本家”と呼び,その本家に比べると,ダイスキンはここが残念,でも100円ですからね,というバカがネットでいくらでも釣れた(今でも釣れる)。なるほど世界はアホで満ちているのだなとオチョくることもできたし,一般大衆の知的水準というのは限りなくゼロに近いのだなと溜飲を下げることもできたのだ。

● 新型ダイスキンではそれが難しくなる。なので,ぼくも,96枚スピン付きの旧型ダイスキンの販売をどうにか継続してもらえないかと思っている。
 100円で売れるものを売る,100円の価値を最大化するというのを,ダイソーは自社のミッションだと考えているのだろう。だから,200円製品や300円製品はあまり増やしたくないかもしれない。そこを曲げてお願いしたい。

● とはいえ,メーカーとの再交渉は難しいだろう。おそらく,旧型ダイスキンはこのまま消えるのかと思う。よほど急激な円高にでもならない限り。
 上記の遊びもすでに充分に堪能させてもらったし,仕方がないかなぁとも思ってるんだけどね。それより何より,ダイスキンはもうたっぷり使わせてもらっているし,まだたっぷり在庫があるしね。

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