2025年8月15日金曜日

2025.08.15 プロの設計士が使っていた道具を受け継ぐ

● と言っても,メルカリでポチったということなわですけどね。

● まず,初代のユニ。ダース箱に貼ってあるラベルには3Hとあるが,中身は3H〜Hの uni が11本。
 「ユニは三菱鉛筆の総力を挙げて完成した最高級の製図用鉛筆であります」「描き減りの少ないことは,すべて一本の線の先端から末端まで同じ太さを必要とする製図の場合,特に重要なことであります」となどと書いてある紙片が入っている。
 初代ユニを入手するのは初めてではなく,この紙片に接するのも初めてではないはずだが,今回はしみじみとその文章を読んでみた。時代がかっている文体から,三菱鉛筆開発陣の自負が伝わって来るようではないか。

● 次に,9000番の缶ペンケース。ラベルにはHとあるが,中には3Hの uni が1ダース。9000番の鉛筆は1本もない。全部使い切ってユニを買い足したんだろうか。
 こちらにも「No.9000三菱精密製圖用鉛筆を用いた場合は,烏口で墨入れする必要なく,鉛筆製圖そのままから,クッキリとした感光圖面(陽画,青寫眞ともに)が得られます。その理由は,・・・・・・」と書かれた敷紙が入っている。
● 4H〜Bの鉛筆が17本。一番多いのは uni-P のH。初期の両切りタイプ。
 9800は4H,2H,HB。8900の2H。地球桜717のHB。

● 芯ホルダーと替芯。5本のうち,1本はKENT。残りは三菱。ひとつは,ノックのキャップがない。

● 0.3㎜と0.5㎜のシャープペンの替芯。コーリンのもあった。硬度は2H〜B。

● コンパスとサンスケ。学用品じゃなくてプロユースのやつね。

● 昭和の御代に設計の仕事をしていた人なんですな。出品者は女性のようだ。父上のものを娘さんが整理したのだろう。
 カンパス(と言っていいんだろうか)が迫力ある。製図わするにはこんなに必要なのか。
 鉛筆や芯ホルダーも3Hとか2Hの硬いものが多い。図面を引くときのお約束ですよね。

● しめて2,500円でした。このうち,ぼくが使えるのはHB以上の鉛筆くらいのものだ。

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