2019年3月25日月曜日

2019.03.25 池田義博 『記憶力日本一を5度獲った私の 奇跡のメモ術』

書名 記憶力日本一を5度獲った私の 奇跡のメモ術
著者 池田義博
発行所 幻冬舎
発行年月日 2019.06.05
価格(税別) 1,100円

● メモ術というより,手書きのすすめ。あるいは脳トレの本。茂木健一郎さんの一般向けの脳本(?)を読んでいるような気分だった。
 まずはともあれ書いてみなさいということ。

● 以下にいくつか転載。

 脳は文字で書かれた知識の情報の記憶「意味記憶」よりも,自分が体験,経験した記憶「エピソード記憶」の方が断然強く記憶に残るのです。人に教えるという行為はあmさにエピソードです。(p42)
 得られた情報に対し積極的にアプローチしないと覚えたり活かしたりすることはできないということです。(p57)
 脳が自動的に動いてくれるようにするための決定的な働きかけの方法があるのです。それは,最初の段階で自分自身の頭で一生懸命考えること,これに尽きるのです。(中略)なんとなく思っているぐらいでは脳はそこに重要性を見いだせず働く準備をしてくれません。(p90)
 記憶力をアップさせるもっとも重要な条件として「感情」を動かすこと,というところに行き着いたのです。(p104)
 まずは何はともあれ,とにかく一度目のコンテンツを仕上げることが一番重要なことなのです。(p113)
 脳のなかには「やる気」を生み出す側坐核という場所があります。(中略)ですがこの場所はあまり反応がよくないため,何らかの方法で刺激を与えてやる必要があるのです。その一番手っ取り早い方法が「とりあえず作業を始めてしまう」ということなのです。(p113)
 とにかくほんの些細なことでも不安要素があればすべて書き出します。(中略)この方法が有効な理由は,不安のボリュームを目で確認できるところにあります。(p140)
 そのときに頭のなかで考えていること,例えば「眠いな」とか「今日は少し肌寒いな」などをそのままとにかく紙に書き出すという方法です。書き出すといっても時間をかけてじっくり考えながら書いてはいけません。このプライベートライティングの一番のポイントは「絶対に書く手を止めてはいけない」ということです。なぜこのような制約を与えるかというと,(中略)脳に時間を与えてしまうと勝手に理性が働いてしまうからです。(中略)このトレーニングを続けていくうちに文章をアウトプットするスピードと量が驚くほど向上します。(p154)

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