2014年4月6日日曜日

2014.04.06 高級品が身につかない

 どうにも高級品とは相性が悪い。高級品の方がぼくを嫌っているって感じ。
 高級品っていうか,万年筆やボールペン,シャープペンは,モンブラン,クロス,ラミー,シェーファー,パーカーの製品を何本か買ったことがあるんですよ。比較的,若い頃。
 で,今は使ってないんですよ。使っていた期間もけっこう(あるいは,かなり)短かったですね。必要ないのに,ブランドに惹かれて(それを使っている自分っていうイメージを肥大化させて)買っちゃったんでしょうねぇ。

● 何だかねぇ,けっこう不具合も出たし,その不具合をだましだまし使うのもストレスでね。ぼく,モンブランって使いものにならないっていうイメージを持っちゃってるんですよね。こちらの扱いに問題があったのかもしれないけど。っていうか,そうに違いないんだけど。
 それ以前に,確かめないで買ってしまったとか(たとえば,線の太さ),考えないで買ってしまったとか,まぁ,ロクなもんじゃないね。
 根がケチなものだから,まだ捨てずに持ってはいるんだけど,今後,使うこともあるかどうか。

● 腕時計なんかもそう。ブランドものを買ったことはあるんだけど,今は腕時計そのものをしなくなっちゃった。
 初めて香港に行ったときには(まだ英国の植民地だった頃),ペニンシュラのアーケード街で,大枚を何枚かはたいて,ドイツのなんとかっていうA5サイズのシステム手帳を買ってしまったんだけど,これなんか一度も使わずじまい。使ってないんだから相性も何もない。それ以前の問題。要するにアホですな。

● で,今は安い実用品がいいと思ってます。たぶん,文具に限らず,生活万般がそうなっていると思う。
 洋服はユニクロがいいしね(ユニクロでいい,んじゃなくて,ユニクロがいい)。外食はファストフードがいいし,酒を飲むなら居酒屋に限る。本格的なレストランとか,ミシュランの星が付いているようなところはパスしたい。

● ひょっとするとアレですよ。高級を楽しむことがこの年になってもできていないってことでしょうね。情けないといえば情けない。高級から逃げてたんじゃダメじゃん,って言われるかもなぁ。
 でもさ,人には人の器ってものがあってさ。しょうがないよねぇ。しょうがないってことにしといてくださいよ。

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