2014年4月3日木曜日

2014.04.03 土橋 正 『文具の流儀 ロングセラーとなりえた哲学』

書名 文具の流儀 ロングセラーとなりえた哲学
著者 土橋 正
発行所 東京書籍
発行年月日 2011.08.24
価格(税別) 2,400円

● 文具のロングセラーズを,メーカーに取材して紹介。次の38種。

 トンボ鉛筆 8900(鉛筆)
 ライフ チットブック
 シード レーダー(消しゴム)
 カール事務機 鉛筆削りAngel-5
 ステッドラー マルス ルモグラフ(鉛筆)

 ぺんてる シャープペンの芯
 オート オートペンシル
 シャチハタ Xスタンパー ネーム
 ビッグ オレンジビッグ(ボールペン)
 寺西化学工業 マジックインキ大型

 住友スリーエム ポスト・イット
 デザインフィル ダイヤメモ
 ラミー ラミー2000万年筆
 オルファ ブラックS型(カッター)
 ゼブラ マッキー

 ポスタルコ リーガルエンベロープ
 ロディア ブロックロディア
 ヤマト ヤマト糊
 マルマン 図案スケッチブック
 ツバメノート ツバメノート

 KUM シャープナー300-1(鉛筆削り)
 三菱鉛筆 ユニ
 セーラー万年筆 プロフィット21
 満寿屋 原稿用紙
 クロス センチュリー(ボールペン)

 コクヨS&T キャンパスノート
 ライツ レバーアーチファイル(2穴ファイル)
 スマイソン パナマノート
 パイロット キャップレス デシモ
 美篶堂 みすずノートマーブル染め

 カランダッシュ フィックスペンシル(芯ホルダー)
 月光荘 スケッチブック
 ファーバーカステル カステル9000(鉛筆)
 ダイゴー アポイント(手帳)
 プラチナ萬年筆 ♯3776ギャザード

 ハイタイド ミニットマネージャー(手帳)
 チャールズレッツ クラシックシリーズ(手帳)
 ロットリング ラピッドグラフ

● 「あとがき」にある次の文章が,つまり本書の肝である。
 今回の取材を通じて感じたのは,文房具がいかに誠実に作られているかという点です。たとえば,「ダイヤメモ」のサイズを決めるにあたって,まずYシャツを買い集めて,そのポケットを採寸することからはじめたり,ヤマト糊が北海道向けに寒冷地仕様と作っていたりなど,そこまでやっていたのかと感心してしまうことばかりでした。
● ギタークレヨンというのがあった。小学生の頃に使った記憶がある。これ,寺西化学工業の製品だった。本書で読んで,そのことを初めて知った。っていうか,ギタークレヨンというのがあったことを思いださせてもらった。

● 鉛筆の話。トンボや三菱などいくつもの鉛筆が紹介されているんだけど,昔,コーリン鉛筆というのもありましたよね。
 木軸と芯の接着が弱くて,書いている内に芯が抜けてしまうものもあったな。わざと芯だけを取りだして,面白がっていたことも思いだした。

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