2016年8月31日水曜日

2016.08.31 たいみち 『古き良きアンティーク文房具の世界』

書名 古き良きアンティーク文房具の世界
著者 たいみち
発行所 誠文堂新光社
発行年月日 2016.05.18
価格(税別) 1,800円

● 古民家,古道具という言葉もあって,古きがゆえに価値を帯びるものがある。文房具もそうだったのか。閾値を超えて集めると,その集合体が価値を持ってくるんでしょうね。


● しかも,そのコレクションをコツコツと(だと思うけど)集めたのが女性なんだね。コレクションって男のものっていうイメージがあるんだけどね。
 女性は実利を取るから,古い文房具なんてゴミにしか見えないのだろうと思っていた。そうじゃない女性もいる。考えてみれば当然のことではある。

● 文具王,高畑正幸さんとの対談から,ひとつだけ引用。いよいよこの人の発想は男性的だと思える。
 個人やお店がつくったオリジナル品ではなく,量産品がいい。(中略)戦いに来たもの,というイメージがあるのね,量産品には。会社なり人なりが製品を大量につくって売り出すまでの苦労やコストがかかっているから。

2016年8月29日月曜日

2016.08.28 Seriaで「トラベルメモリーズノートブック」を初めて見た

● Seriaからトラベラーズノートのソックリさんが出ていることは知っていた。けれども,ぼくが行きつけにしている,MEGAドン・キホーテ ラパーク宇都宮店に入っているSeriaには入荷していないようで,ぼくにとっては幻のソックリさんになっていた。

● が,今日,とうとうその現物を目にする機会を得ましたよ。インターパーク・ヴィレッジ(といっても,何のことかわからない人も多いと思うけど,宇都宮南部にあるショッピングセンター)にあるSeriaにあったんですよ。

● サイズは210×110㎜,クラフト紙で64ページ。いずれもトラベラーズノートと同じ。「旅の思い出を残そう」という企画コンセプト(?)もトラベラーズノートのパクリだねぇ。
 メーカーはKyowa(協和紙工)。MADE IN JAPAN。

● で,これ,使ってみるまでもなく,品質や使い勝手に問題がないことが見てとれる。クラフト紙を綴じて折っただけの単純な構造だから。充分なクオリティを確保しているようだ。
 それでいて,値段はトラベラーズノートの3分の1。

● トラベラーズノートの製造元であるミドリからすれば,目の上のタンコブ。邪魔でしょうがないだろうね。かといって,訴えるのも難しいんだろうな。
 いや,そうでもないんだろうか。ウェルカムってところなのかなぁ。カバーの売上げが増えるから。
 消費者からすれば同じものが安く買えるんだから,歓迎しない理由はない。

● トラベラーズノートってクリエイティブ系に人気があるらしい。クラフト紙を単純に折っただけっていうのが,彼らに受けるんだろうか。
 最初からトラベラーズノートを使っているクリエイティブ系は,パクリもんを使ったりはしないんだろうな。何かそんな気がするな。

● ぼくもこのノートは使わない。パクリものもパクられたものも。クリエイティブ系じゃないし,オレ。
 モレスキンをパクったダイスキンがピッタリはまっているしね。

2016.08.28 ジョイフル本田宇都宮店の文具売場を覗く

● ジョイフル本田の2階にかなりの面積を占める文具売場。おそらく,栃木県では随一の品揃えを誇るのではあるまいか。
 その文具売場を時間をかけて見て歩いた。

● 以前は,文具を扱った雑誌,ムック,単行本を展示していて,もちろん販売もしていたんだけど(ぼくも二度,買ったことがあった),それはやめたようだ。
 利幅も文具より少ないだろうし。栃木じゃそんなに売れないだろうし。

● アシュフォードの製品が,ブックカバーやペンケースも含めて,豊富に揃っている。もちろん,メインはシステム手帳のカバー。
 あとは万年筆。定価販売の文具店が多い中,ここは値引きをしている。
 要するに,高級文具を物色するなら,まずここに来てみるといいのじゃないかと思う。

● システム手帳のリフィルも揃っている。ぼくはBindexのバイブルサイズを使っているので,Bindex製品を中心に見ていくことになる。
 BindexのNO.011しか使っていない。能率手帳。ずっとそれしか使っていないのに,こういう言い方をしてはいけないんだけど,ぼくにはたぶんこれが一番使いやすい。
 ときどき,無地のリフィルを追加する。スクラップ台紙として使うためだ。わりと手帳に貼る人なんですよね。

● そのリフィルもいろいろあるんだなとあらためて思う。パッと目に入るのは,横罫と無地の100枚セット。何のためのものかといえば,メモ用だ。
 こうしたリフィルをシステム手帳にセットしておけば,手帳とメモ帳を完全に合体させることができる。保存の仕方も自在だ。

● 上に書いたように,無地はときどき追加して使っているんだけど,スクラップ台紙としてであって,メモのためのリフィルを手帳に追加することは考えたことがない。
 理由は非常に単純で,システム手帳にセットしたままでは書きづらい。特に左ページ。書くとすれば手帳から外さないといけない。
 書いたものを閲覧するにはいいけれど,書くにはあまり向かないのがシステム手帳だ。その“向かない”を最小限にするためには,できるだけ薄いバインダーを使うしかない。

● そのあたりはメーカーもよくわかっているので,メモパッド型のリフィルも用意している。単体で書ける。立った状態でも書ける。作業を終えたら,バインダーに綴じておけばいい。
 しかし,お値段が少々。そこを気にしない人なら,これはいいかもなと思う。

● 製図用の文具や画材も充実。ステッドラーのコンパスなんか格好いい。が,どう考えても自分には無縁なもの。コンパスを使ったのは,小学校の算数の授業のときだけだったかなぁ。
 アクリル絵の具なんてのも同じだ。ぼくに絵心はまったくないんだよなぁ。

2016年8月27日土曜日

2016.08.27 土橋 正 『仕事文具』

書名 仕事文具
著者 土橋 正
発行所 東洋経済新報社
発行年月日 2016.04.21
価格(税別) 1,500円

● 仕事で使う文具を,ありったけではないけれども,けっこう網羅的に紹介している。おそらくビジネスマンが通常使っているのは,職種を問わず,この本で紹介されている文具たちの数パーセントではあるまいか。
 なぜかと申せば,会社の支給品で間に合わせている人たちが大半だと思うので。

● 逆に,ほとんどのビジネスマンがノート代わり,メモ帳代わりに使っているであろうけれども,この本では紹介されていないものもある。それは何かといえば,A4コピー用紙だ。

● ぼくが使ったことがあるもので,この本で紹介されているのは次の6つだけだった。

 ポストイット スリム見出しミニ(3M)。1,000枚で240円と3M製品の中ではきわだって安い。読書のとき目印代わりに貼っておくのに便利。
 ただ,糊の付いていない部分が短いので,取り回しに若干の難がある。

 透明スリム見出し(3M)。これも読書のときの目印用。ポップアップ式で使いやすい。ただし,1回使っただけで,ダイソーの44×7㎜(180枚)のポップアップ式フィルム付箋に替えた。同じ枚数で使い勝手もほぼ同じ,それでもって値段は3分の1以下なのだから。

 ジークエンス360°ノート(ゼニス・エンタープライズ)。miniサイズを1冊使った。紙質はいいし,堅牢だ。中紙の枚数は100枚をはるかに超える。ファンが多いはずだと思う。
 が,ぼくは1冊使っただけで気がすんだ。108円のダイスキンに戻った。

 カバーノートSYSTEMIC(コクヨ)。本書で紹介されているのは,A5のリングノートタイプ。ぼくが持っているのは,A6の綴じノートタイプのやつ。
 痒いところを見事に掻いてくれる製品であることは,使わなくてもわかる。で,まだ使ってないんだよね。

 プレスマン(プラチナ万年筆)。昔からあまりに有名な0.9㎜芯のシャープペン。ビシバシと使っていこうと思って,2本買った。安いしね(216円)。
 速く書きたい,長時間使う,のであればこれは定番中の定番。自分もそうするであろうと思ったんだけどねぇ。そんな自分は実在しなかったのでありました。

 トラディオ・プラマン(ぺんてる)。和田哲哉 『文房具を楽しく使う 筆記具篇』にこのペンはモレスキンにピッタリなのだと紹介されていた。

 フォトエッセイストのカマタスエコさんはご愛用のモールスキン・ノートにはぺんてる株式会社の「トラディオ・プラマン」のインクがぴったりであると私に教えてくださいました。なるほどこのペンならクッキリとした筆跡にもかかわらず,モールスキン特有の裏写りのほとんどない,快適な筆記が実現しました。

 裏写りするという点では藁半紙に迫るのではないかと思われるモレスキン。そのモレスキンで裏写りしないというのが本当ならば,トラディオ・プラマンにはそれだけで存在理由がある。
 が,実際に使ってみると,これはにわかに信じがたい。かつてのモレスキンはそうだったということか。

● ひとつだけ,本文から転載。

 大半はデジタル化されているが,紙にしたほうが便利というシチュエーションはまだまだある。私の場合でいえば,未完成の資料や原稿は必ず紙にプリントアウトする。未完成でまだ手を加えるものは,「つかみどころ」のある紙にしたほうがコントロールしやすい。(p106)

2016年8月24日水曜日

2016.08.23 パイロットのエリート万年筆にトラブル

● インクが漏れていたんですよ。ペン先から滴ることはなかったんだけど,タンクの内部にインクが溢れていた。カートリッジがきちんと装着されていなかったのかな。
 パイロットがカートリッジの形態をしばしば変えていて,最新型ではないカートリッジを使った? 逆にエリート万年筆がだいぶ前のものだから,最新型のカートリッジに逆に合わなかった?
 どちらもあり得ないね。

● たださ,これじゃ使えないよ。中古で1,400円で買ったものだからあまり文句は言わないけれど,こういうことでは200円のPreppyに劣ることになってしまう。
 質感とか書き味は大事なものに違いないけれども,何より大切なのは万年筆の基本的なメカニズムが破綻せずに動いてくれることだ。

● 今,手元にあるカートリッジではなく,文具店でひとつ買い求めて,それを使ってみよう。それでダメならパイロットには愛想を尽かすことにするぞ。
 前にパイロット製のボールペンでも痛い目にあっているので。Hi-Tec-Cは何年も頑張ってくれているのだが。

● ともあれ。という状態なので,カートリッジを抜いた。あたりまえっちゃあたりまえなんだけど,抜いたあともしばらくは使える。ヌルヌルスラスラと書ける。
 インクが切れるそのときまでインクの出がまったく変わらなかった。徐々に出が悪くなり,かすれるようになり,ということがなくスムーズに筆記できた。そして突然,まったく書けなくなった。
 いいぞ,いいぞ,エリート万年筆,と思った。

● 宇都宮駅ビルに入っている八重洲ブックセンターの文具売場で,パイロットのカートリッジを購入。5本入りで200円。カクノを扱っているので,カートリッジもあったんですね。
 近くのモスバーガーに入ってさっそく装着してみた。すぐに書ける状態になった。今度はどうか。インク漏れはしないでくれよ。


(追記 2016.08.24)

 今にいたるまでインク漏れは発生せず。前回はキチッと挿せてなかったんだろうな。パイロット製品に不具合があったのではなく,ぼくの装着ミスということ。

2016.08.21 手帳選びの保守性

● 特に年配の男性はそうだと思うんだけど,手帳に関しては(それ以外もだけど)極めて保守的だよね。よほどのことがなければ,去年と同じものを今年も使っているし,今年と同じものを来年も使うんだよね。乗り換えさせるのは,ケータイ以上に難しい。

● その難しいことをやってのけたのが「ほぼ日手帳」というわけなんだけど,これだって,年配の男性よりは女性ユーザーがずっと多いように思える。男性でも若い世代。
 1日1ページの手帳をどう使っていくか。年配男性ではあまりアイディアも出ないでしょ。その点,女性の方がフレキシブル。

● 女性は取っ替え引っ替えして使う人が多いのじゃないか。男性でも若い人はそっち派が多いかもしれない。
 なぜそう思うかというと,自分も若い頃はそうだったから。1年ごとに手帳を替えていた。今ほど多くの手帳があるわけではなかったから,逆に替えやすかったのかもしれない。年玉手帳もあって,一回だけ年玉手帳を使ったことがあった。

● 使う手帳がおおよそ固まったのは30歳を過ぎてからだったと思う。いったん固まると,それをなかなか替えようとしなくなる。ぼくも基本的には替えていない。
 頑迷な中年男になるのは,30歳ってことですかねぇ。

2016.08.20 久しぶり,上野駅構内のANGERSに行く

● 上野駅構内のANGERS bureauを覗いてきた。入口近くの特等席を来年の手帳が占めている。
 そういう季節になったっていうことだけど,年々早くなってるねぇ。ここまで急がないとダメなのかね。
 高橋やノルティなど,大手はまだのようだけどさ。ほぼ日手帳も9月1日からだ。ウィークスはここにも並ぶはずだ。

● でも,気の早いところはもう製品を出しているのだ。早く出せばそれだけ売れる可能性が増える? 大手より遅くなるのは致命傷なのだろうかねぇ。

● モレスキンと同様,クリエイティブ系に人気の高い(と思われる)トラベラーズノートを手に取ってよく眺めてみた。
 ノートはダイスキンでいいと思っているし,ジークエンスを使って少々後悔もしているので,新たなノートを試すつもりはないんだけどね。

● クリエイティブ系に受けがいいのは,それだけの理由があるはずだ。それは何なのか。結局,ぼくにはわからないんだけど。
 横罫,方眼,無地とあるのも,まぁ普通だ。カバーの色合いと質感が独特ってことか。でも,そんなのがクリエイティブ系に受けるのかねぇ。
 リフィルはSeriaから代替品(トラベルメモリーズノートブック)が出ているらしい。ぼくはその現物を見たことはない。

2016.08.20 三菱鉛筆のプレミアムノートを使い始める

● 先日購入した三菱鉛筆の「創業130年限定セット」に付いていた「プレミアムノートブック」を使ってみることにした。合わせるのはパイロットのエリート万年筆。
 ダイスキンでエリート万年筆を使うと少し裏写りが起きてしまうが,このノートではそういうことはまったなし。ちょっと厚めの紙だ。どんな筆記具を使っても大丈夫だろう。

● エリート万年筆は滑るように紙の上を走って行く。こういうのをなめらかな書き味というのだろうな。ヤフオクで入手した中古品だけれども,大いに満足している。
 もっとも,Preppyで書いてもこのノートだと滑りがよくなる。紙のツルツル度が高いんだな。
 したがって,インクの吸収に難がある。吸収がちょっと悪い。インクが乾かないうちにページをめくることがあって,そうすると前のページにインクが移る。

● それがこのノートの傷なのかといえば,それはちょっと違う。
 なぜなら,このノートは三菱鉛筆の「創業130年限定セット」に付いていたものだからだ。ユニの付属品なのだ。鉛筆で書くときに最適化するように設計されているはずだ。
 試みに鉛筆で書いてみたんだけど,ほどよく滑る。スラスラと書ける。HBでも筆圧をかけないで書いていける感じ。疲れない。
 このノートはどこが作製したんだろうか。アピカか,コクヨか。

● このノート以外にもこのクオリティを保ったノートはいくつもあるに違いない。それなのに何でモレスキンなんぞというバッタモン(じゃないけど)に惹かれる人がこんなにいるのかねー。しかも,バッタモンの方が圧倒的に高価なのに。
 おまえはダイスキンなんぞというバッタモンのバッタモン(じゃないけど)を使っているじゃないか,と言われてしまうけどさ。

● でも,ま,ぼくは万年筆で書いていきたいわけでね。このノートにエリート万年筆で書くのと,ダイスキンにPreppyで書くのと,どちらがいいか。
 現時点では,後者。ずっと使ってきて,慣れているせいもあるんだと思うけどね。

2016.08.19 罫線は思考を制約するか

● よく言われることだけれども,そういうことってあるんだろうか。横罫だと,それに影響されて文章を綴りたくなるというようなこと。
 方眼や無地だと,文章ではなく単語を置いたり,図解をするようになるというようなこと。
 方眼ノートもいくつか使ってみたけれど,自分的にはあまり関係ないという結論になっているのだが。

● 昔は友人への手紙(投函することはない。パソコンで書いてハードディスクに保存して終わり),今だとブログを表現の場にしているので,最終的には文章での表現になる。
 その素材となる単語を並べて,それを膨らませて文章にすることはノートではやっていない。それは脳内でやっている。

● ノートに書くのはその後ということになる。いきおい,文章が多くなる。
 それは横罫だろうと方眼だろうと変わらない。で,文章を書くんだったら,圧倒的に横罫が使いやすい。だから横罫を好む。

● そういう順番のように思われる。横罫ノートを使っているから,文章ばっかりになっているというのではないようだ。

2016.08.19 ダイスキンを使い終えた

● 7月14日から4ヵ月ぶりに使うことになったダイスキンを,今日,使い終えた。37日間で使ったことになる。
 以前のペースに復帰できた感あり。以前というのはSNSを始める以前という意味。ダイスキンに書く代わりにTwitterでツイートすることが多くなっていて,ダイスキンに書く量は減っていた。
 が,今はまずダイスキンに書いて,しかるのちにTwitterに流すという,面倒といえば面倒な手順を踏んでいる。

● ダイスキンの残りが少なくなってから,Preppyで書いていても裏に移るようになった。気のせいかねぇ。
 1冊のノートの中紙に紙質のばらつきがあるとは考えずらい。いくら百均製品でもね。っていうか,ダイスキンに限らず,ダイソーの文具って品質管理がきちんとなされている印象があるんですよね。少なくともモレスキンよりはダイスキンの方が,品質のばらつきは圧倒的に少ないでしょ。

● ダイソーも円安や原価の値上がり(その最大のものは中国における人件費の上昇)の影響は受けているんでしょうけどね。
 黒いダイスキンが復活したのは,2年前の今頃だ。その時点で,B6ダイスキンは黒だけが中紙が60枚になった。赤や橙は72枚だったけれども,その後,それらも60枚になった。
 昨年末だったと思うけど,A6ダイスキンも黒は92枚から80枚になった。赤や橙はまだ92枚を維持しているけれど,いずれ80枚になるのだろう。

● その過程で紙質を下げた? そこまでハッキリした劣化は感じないんだけどね。
 ひょっとすると,Preppy側に原因があって,少しインクが出すぎるようになっているのかもしれない。

2016年8月19日金曜日

2016.08.18 手帳と一体化して使えるメモ帳

● 宇都宮のララスクエア6階の,ヨドバシカメラの文具売場をけっこう丹念に見て歩いた。暇だったものだから。
 PLUSの“メモローゼ”というのがあった。いくつかのサイズがあるようなんだけど,ぼくが注目したのはA6スリムサイズ。

● A6手帳にピッタリはさまるメモ帳。手帳のメモページを追加するのにちょうどいいアイテムだと思う。
 のだが。中紙が30枚しかない。価格は税別で100円だったかな。

● ぼくはダイスキンにどうでもいいことしか書いてないんだけど,そのどうでもいいことをこのメモ帳に書いたとすると,10日間しかもたない計算になる。
 ちょっと使えないね。手帳はA6(綴じ)手帳でいいとしても。

● どうでもいいことは書かないという人ならば,手帳とメモ帳を一元化するのに,この“メモローゼ”はいいかもしれない。
 でも,コクヨのSYSTEMICを使う方がもっといいかも。A6ノートとA6手帳をセットできる。ノートはCampusでいい。手帳はCampusダイアリーの他にも使えるものがあるのではないか。あまり厚いのはダメだけど。
 でもあれか,リングノート用のSYSTEMICを買えば,高橋やノルティのA6サイズ手帳もはさめたりするのかな。リングノート用だと綴じノートでは使わないパーツが出てしまうけどね。

● ぼくは手帳とメモは分けた方がいいと思っている。メモにはメモの自由度が必要だ。いつでも書ける自由,何を書いてもいい自由,どう書いてもいい自由,いくら書いてもいい自由。
 そのメモの自由を確保するためには,手帳とメモ帳は別々の方がいいと思う。

● SYSTEMICは,メモの自由度を保ったまま,手帳と一緒に持ち歩ける。
 “メモローゼ”の場合は手帳が主役になってしまうきらいがある。それが悪いわけじゃないけどね。

2016.08.17 文房具なら高級品の世界で遊べる

● 文房具は高級といっても価格的にはタカが知れている。ノートだったらせいぜい3千円でとまる。万年筆でも,限定品や蒔絵が入った工芸品を使おうとすれば別だけれども,モンブランの149でも15万円でどうにかなる(蒔絵入りでも10万円のものもある)。

● これが車だったらどうか。ポルシェだ,フェラーリだとなったらどうなる? っていうか,そういうのは最初から諦めるな。
 オーディオだったら? 凝り始めたら青天井だ。それがわかっているから,ぼくは基本的には近寄らないことにしている。携帯音楽プレーヤー+イヤホンにとどめている。今はそれでどうにかなる時代だし。

● 文房具なら,やろうと思えば高級品の世界に遊ぶことができる。万年筆なら15万円,ボールペンやシャープペンなら3万円もあれば,高級品の世界の扉を開けることができるだろう。
 複数持っても100万円ですむ。車1台分もあれば,高級品の世界の中で一生遊べるだろう。

● ただね,文房具だって昔は高かったのだ。誰でも使えるものではなかったのだ。日本だって昭和40年代まではその残滓があったのではないか。万年筆がステイタスになり得た時代。
 昭和50年代に入っても,湯水のごとく使えるものではなかったと記憶している。文字どおりに誰でも使えるようになったのは,百円ショップという形態の流通店舗ができてから。ということは,平成10年頃からだ。

● ノートやペンなら,今は誰でも好きなだけ使うことができる。一部のお金持ちのものではなくなった。が,何でもそうだけれども,大衆化するとそのモノの輝きは消える。
 使う人は使うけれども,使わない人の方が多い。使わない人は経済的な理由で使えないのではなく,自分のライフスタイルの中に文房具を使うというシーンがないだけなのだ。

● でも,ノートやメモ帳の使用量は増えているだろうな。ちょこっと使って捨てるという使い方が多くなっているように思う。安くて湯水のごとくに使えるから。
 誰でも使えるようになったのはいいことに違いないんだけど,資源の浪費という問題も生んでいるのだろう。IT化の進展に伴う紙使用の増加に比べれば,取るに足らない問題ではあるだろうけど。

● でね,高級品の世界に遊ぶ人っていうのは,こういう浪費はしないのじゃないかと思うんだよね。高級品の世界に遊ぶっていうのも悪くはないかな。
 ぼくは,目下のところ,高級品の世界で遊びたいとはまったく思っていないのだけど。

2016年8月17日水曜日

2016.08.17 万年筆の魅力ってなに? 2

● Preppyを使い始めて間もない頃,万年筆の魅力をいくつか並べたエントリーをここにあげたことがある。
 万年筆はたんに紙にインクを載せるというのではなく,ペン先で紙を削っているような感覚がある。紙をひっかくような感じといいましょうか。これが太古の感覚を呼びさます。
 ブルーブラックインクの風合いがいい。
 水性やゲル,低粘度のボールペンのように滑りすぎることがない。適度に抵抗がある。その抵抗が心地いい。
● ボールペンにはない万年筆の魅力って何なのだろう。ジェットストリームやSARASAなど書きやすい低粘度油性,ゲルインクのボールペンはたくさんある。
 が,それよりも万年筆の方が,書いていて飽きがこない。長く書いていても疲れない。

● アナログの中でも特にアナログな感じがする。万年筆と鉛筆がそうですね。
 対して,ボールペンは,アナログな筆記具の中ではデジタルな感じがする。まったく気分的な感覚ですけどね。

● とにかく,ダイスキンにPreppyを滑らせるのは,たしかに快感を伴う行為なのだ。次は,先日買った三菱鉛筆の「プレミアムノートブック」に,これまた先日ヤフオクで購入したパイロットの「Elite」を合わせてみようと思っている。どんな快感を得られるのか,あるいは得られないのか。
 ダイスキン+Preppyから,Campus(or「開きやすいノート」)+Eliteの組合せに,メインが移ってしまうかもしれない。それはそれで,全然OKだ。

2016年8月16日火曜日

2016.08.16 宇都宮駅ビルのスターバックスで

● この日,ひとりで宇都宮駅ビルのスタバでコーヒーフラペチーノを飲んでいた。近くのテーブルに,やはりひとりで来ているオジサンがいた。オジサンっていうか,初老の男性だ。

これはぼくのテーブル
● ぼくと同じように,テーブルに小型のノートとペンを出している。ノートはA6サイズと思われる。おそらく百均のノートだろう。ダイスキンではないけれど。
 ペンも透明軸の黒の油性ボールペン。会社や役所で事務用に使われているものか,あるいはやはり百均で何本かのセットで100円で売られているものかと思われた。

● 要するに,ノートやペンにはまったくこだわりのない人のようだ。ぼくもダイスキン+Preppyの300円システムをいたく気に入っているので,安いものを使っている点では彼と同じなんだけど,一応,安いなりにこだわってはいるのだ。
 彼はそうしたこだわりも持っていない。書ければよし。潔いこと,このうえない。

● ぼくもかつてはそうだった。ノートに手書きを始めた当初は,ペンは景品でもらったボールペンだった。書ければいいのだ。どうせ大したことを書くわけじゃない。
 弘法筆を選ばずを地で行くならば,そのスタイルでいいではないか。ので,そのオジサンとかつての自分に対して,少し羨ましさも感じたのだ。

● ところで,件のオジサン,ノートを広げたものの,書きだす様子はなかった。何も書かないで出ていったようだった。
 退職して無聊をかこっているのだろうか。家にいると粗大ゴミ扱いされるので,ノートとペンと財布を持ってスタバに来てみたってことだろうか。
 来てはみたものの,ここも自分の居場所じゃないと悄然として立ち去ったのだろうか。

● というようなストーリーを作ってしまったんだけど,失礼だったかもしれない。そんなことでは全然なかったのかもしれない。

2016年8月15日月曜日

2016.08.15 手帳の使い方に小さな変化

● 能率手帳のシステム手帳版(Bindex NO.011)を使っている。スケジュール管理はしていない。管理しなければいけないほどのスケジュールは抱えていないので。
 ログを残すために使っている。ずっとそうだ。

● ログを残すんだから,色々書いている。雑多なことを色々と。仕事で何をしたか,読んだ本のタイトル,行った店(スーパー,カフェ,酒場など何でも)など。
 が,手帳に書くのは外形的なことだけ。その本を読んでどう思ったかとか,その酒場で飲んだ酒が旨かったかとか,そういうものは手帳に書くことはない。書くスペースもない。
 システム手帳だからメモ用のリフィルを用意すればスペースはいくらでも確保できるんだけど,そういうことはしない。手帳とは別にメモ帳を用意して,そこに書きたければ書くというスタイルだ。

● で,今まではその日食べたもの,飲んだものを書いていた。朝,昼,夜,他の4つに分けて。
 でも,それをやめた。理由は2つあって,ひとつはしばしば書き留めるのを忘れることだ。必要がないから忘れるのだろう。もうひとつは,書いても見返すことがないことだ。見返す必要がないから見返さないのだろう。
 つまり必要がないことをやっていても仕方がないということ。やめよう,やめよう。

● で,今日からスパッとやめることにした。でもね,必要がないことをやめるってことになると,手帳にログを残すこと自体,どうなのよ。必要ないんじゃない?

2016.08.13 『システム手帳STYLE』をザッと立ち読みして

● 枻出版社のムック『システム手帳STYLE』を本屋で立ち読み。たぶん買うことになると思うんだけど,とりあえず立ち読み。

● システム手帳はぼくも使っているんだけど,使い方はかなり淡いというか薄いというか,ごく普通だ。
 が,このムックに登場する人たちは,特にこのムックの編集長がそうなのだが,イッチャッテル人ばかりだ。システム手帳の向こう側に行ってしまっている。
 何もそこまでシステム手帳にこだわらなくても,もっと合理的で楽なやり方があるじゃないかと思う。

● でも,そんな合理や楽に捕まって,足をとられているようでは,人を惹きつけることはできないんでしょうね。合理や楽って普通のことだから。普通では人を惹きつけない。
 不合理だろうと面倒だろうと,これにホレたんだ,オレはこれで行くんだよ,誰が何と言おうとな,というイッチャッタ感がすなわち魅力だ。

● でもシステム手帳はね,閲覧のためのシステムであってさ,入力するにはかなりできそこないの装置だよ。あのリングがね,書くときにかなり邪魔になる。いちいち外して書かなきゃいけない。
 ここのところをどうにか工夫できれば,スケジュールとメモの一元化が可能になるんだけれども,うまい工夫はあるだろうか。
 ぼくはないと思って,メモはダイスキンに任せているんだけど。

2016年8月13日土曜日

2016.08.11 有楽町LoFtに行ってみた

● 有楽町Loft(の文具売場)を覗いてきた。昨年9月に「ほぼ日手帳」を買って以来。
 いろんなノートやメモ帳が展示(?)されていた。こんなにたくさんのノートやメモ帳があるのかと思った。
 特に目についたのは(何らかの興味を先に持っているから,それが目につくのだろうね),コクヨのSYSTEMIC。リングノート用のSYSTEMICがズラッと並んでいた。

● A6綴じノート用のSYSTEMICは持っている。じつによく考えられている。痒いところに手が届くとはこういうことかと思わせる製品だ。
 単なるノートカバーではない。使いやすさ,実用性を妥協なく追求するとこういう製品になるという見本だ。

● FILOFAXのリングノート。モレスキン様のゴムバンドが付いている。が,このノートの肝はそこではなくて,リングノートなのにリーフの差し替えができるところ。
 差し替えができるリングノートはすでにある。LIHIT LAB.の「ツイストリング・ノート」だ。リングがルーズリーフバインダーのようのパカッと開く。その状態にしてリーフを差し替える。
 FILOFAXの方は,紙に切り込みが入っているらしい。リングは閉じた状態のまま差し替えができる。

● 1テーマ1ページでカードのように使うのなら,このノートは有効だ。あるいは,学生のノートのようにあとで科目毎に整理しようというなら,とりあえずこのノート1冊を持ち歩けばすむ。
 が,ほとんどの人はそうした使い方はしていないと思われる。したがって,こうしたノートはアイディア倒れになるはずのものだ。

● けれども,「ツイストリング・ノート」はかなり売れているようだ。なぜか。
 たぶん,日記帳が売れるのと同じ理由だろう。つまり,購入者が自分を買いかぶっているから売れるのだ。
 そういういうノートをシステマティックに使いこなしている自分,というイメージを持ってしまうのだろうね。悪いんだけど,そんな自分なんて実在しないよ。

● 有楽町Loftはモレスキンの品揃えも豊富だ。ぼくが知る限りは日本一。モレスキン社が出している筆記具やケース類も,ここに行けば実物を見ることができる。
 が,今回は何も買わず。ほほぉ,こういうのもあるのか,どんな人が買うんだろうかと思いながら,見て回っただけ。ノートはダイスキンでいいし,ペンは200円のPreppyでいいからね。

● 9月になるとLoftには「ほぼ日手帳」が並ぶ。店内のレイアウトが大きく変わるだろう。
 その「ほぼ日手帳」,今年は本体のみ購入予定。自分用ではなく贈答用に。そのときは,この店で買うだろう。

2016年8月10日水曜日

2016.08.10 MdN編集部編 『新 手帳で楽しむスケッチイラスト』

書名 新 手帳で楽しむスケッチイラスト
編者 MdN編集部
発行所 エムディーエヌコーポレーション
発行年月日 2016.07.01
価格(税別) 1,200円

● ヨドバシカメラ宇都宮店の文具売場に2冊置いてあった。そのうちの1冊を三菱鉛筆の「創業130年限定セット プレミアムノートブック付」と一緒に購入。

● 内容はタイトルのとおり。18人の手帳を紹介。併せて,取材の様子を文章で載せている。
 紹介されている手帳の印象を一言で言えば,ひじょうに楽しそうな手帳だということ。実際にはいくらスケッチやイラストを描くのが好きだといっても,毎日飽かずに続けるのは大変なことだと思うけども,大変であっても続けられるのは好きだから,っていうのも事実だろうな。

● 彼らが使っている手帳は,「ほぼ日手帳」であったり,トラベラーズ・ノートであったり,モレスキンであったり,コクヨのCampusノートであったりと,種々様々。
 ただ,一人の例外もなく,複数の手帳(ノート)を使っている。描くためのものと仕事用。
 中には7冊も使っている人もいて,少々驚いた。ここまでになると,使い分けのルールがよほどシッカリしていないと混乱するんじゃないかと思うんだけど,逆にそのルールはラフにしておかないと使い分けなんてできないものなんだろうか。

● 手帳は仕事のスケジュール管理のために使うものというのは思い込みに過ぎない。それを広く知らしめたのは「ほぼ日手帳」の功績だと思う。
 「ほぼ日手帳」は手帳本体のインパクトもさることながら,「ほぼ日」のサイトや「ほぼ日手帳公式ガイドブック」によって,手帳は自由に使っていいのだ,こんな使い方をしている人がいるんだよ,という啓蒙(?)を継続した功績の方が大きい。
 結果,「ほぼ日手帳」のユーザーも増えたろうけど,「ほぼ日手帳」ではない手帳やノートを使って,「ほぼ日」が提唱する使い方を始めた人はそれ以上に増えたのではないか。
 もちろん,本書にも「ほぼ日」以前から手帳に絵を描いていた人たちが登場しているわけで,そうした自由な使い方は「ほぼ日」が創造したわけではないけれどもね。

● 絵心があれば,ぼくもやってみたいよ。小学校の夏休みの宿題の絵日記。その大人版。
 けどなぁ,ぼくに絵心はないんだよね。小学校の図工の成績は1か2だったしな。教師の教え方がぼくに合わなかったのかもしれないな,と思っておくことにしようか。
 ともかく絵を描くことについてはコンプレックスがあってね。

● でも,今,ぼくの目の前に「学習色えんぴつ 12色」っていうのがあるんだよなぁ。何でこんなものがあるのかなぁ。

2016.08.08 三菱鉛筆の「創業130年限定セット プレミアムノートブック付」を購入

● 宇都宮駅前のララスク6階。ヨドバシの文具売場。ここに三菱鉛筆の「創業130年限定セット プレミアムノートブック付」というのがあってね。
 uniが1ダースに「プレミアムノートブック」が付いていて,1,100円。

● uni1ダースで1,000円近くするから,決して高くはない。なんだけど,買おうか買うまいか,2日がかりで迷った。
 迷った理由は,鉛筆を使うことはないから。絶対的にないと思う。
 でも,このノートは欲しいんだよぉ。どうすりゃいいんだよぉ。

● いったんは諦めて,その売り場を立ち去ったんだけど,10分後に戻っていた。結局,買ってしまった。
 ノートだけで1,100円だなぁ,実質。A6サイズで中紙は72枚。紙質はかなり良さげ。4点綴じの糸かがり。風合いは無印の「開きやすいノート」に似ている。180度パタンと開く。横罫(6.5㎜罫)の普通のノートだ。

● あの粗悪なモレスキンが1,800円なのを思えば,このノートが1,100円なのは納得っちゃ納得。いやいや,uni1ダース付きで1,100円なんだけどね。

● ただ今使用中のダイスキンはもうすぐ使い終える。ダイスキンにはPreppyを合わせるのがぼく的には絶対。
 でも,パイロットの「Elite」も使ってみたいよ,と。せっかくヤフオクで落としたんだし。目下,ダイスキン以外のところ,主には仕事でほぼ毎日使ってはいるんだけど,もっと使っていきたい。
 ので,次はこの「プレミアムノートブック」に「Elite」を合わせてみたいかな,と。

2016.08.07 ダイソーのメモパッド

● 今日,久々に宇都宮駅の隣にあるララスクエア4階のダイソーを覗いた。ら。「A6スタンド式メモ帳(レザー調)」というのがあった。
 A6サイズのメモ用紙が50枚固まりになって,“レザー調”の台紙に収まっている。その収まり方は手帳のようで,この形状に最も似ているダイソー製品はダイスキンだ。ゴムバンドが付いているところもダイスキンとそっくりだ。

● “スタンド式”とうたわれているのは,表紙が2ヵ所折れるようになっていて,デスクやテーブルで書く場合は,紙に傾きをつけることができるから。それが書きやすいかどうかは別だと思うけど。
 “スタンド式”にしないで,立って書くのにも便利だろう。むしろ,そのシチュエイションで本領を発揮するかもしれない。台紙が固いので安定した状態で書くことができるだろう。

● ダイソーには,ほかにも「MEMO PAD A6セクションポケット付きメモブック」や「A7レザー風カバー付きメモ」があって,製品として狙いが明確というか,ピントを絞ってそれ以外は切り捨てるという潔さを感じる。とんがった製品になっている。

● ダイソーといえばモレスキンをパクったダイスキン,ライフのノーブルメモをパクったB7メモパッド,など,わりとパクリのイメージがある。
 「MEMO PAD A6セクションポケット付きメモブック」や「A7レザー風カバー付きメモ」にも,先行するモデル製品があるんだろうか。

2016.08.07 モスバーガーでダイスキン

● かつて,モスバーガーでダイスキンを開いてPreppyで何事かを書く,というのは幸せな時間だった。その幸せを味わいたくてモスに行くというところがあった。

● が,Twitterなんぞを始めてから,ノートに手書きすることが減った。ジークエンスを使っている頃はモスに入ってもスマホをいじっていた。
 そのうち(それだけが理由ではないけれども)モスに行こうという気持ちじたいが薄くなってしまった。

● ところが。先月の14日にダイスキン+Preppyに戻ってから,間違いなく手書き量が増えている。旧に復しつつある。
 ジークエンスの前はやはりダイスキンを使っていて,その頃から手書き量は減っていた。ジークエンスになってその傾向が顕著になったのは確かだけれど。

● ので,ジークエンスからダイスキンに戻したことだけが理由ではないと思うんだけど,ともかく手書き復活の気配。
 モスに行く頻度も上がるかも。

2016.08.02 PILOT「Elite」は毎日使っている

● ともかく毎日使うことにしている。実際,毎日使っている。ダイスキンにはPreppyだから,ダイスキン以外に書くときは,仕事で使うときも含めて,「Elite」で書くようにしている。

● ボールペンじゃないと不都合がある場合を除いて,「Elite」を使うようにしている。毎日使わないと傷むからだ。
 はるか昔の中学1年生だったときのを繰り返すまいっていうか,そのときの自分の馬鹿さ加減を,今さらだけれども「Elite」に謝りたいというわけなのだね。

● 職場で伝言メモを書くときも,自分に捨てメモを書くときも,「Elite」を使っている。少しでもいいから,使わない日はないようにすること。

● 今のところはそれがうまくいっているんだけど,「Elite」の書き味はなめらかヌラヌラで,かなりいい。ので,もっと使う時間を増やしたい。
 何かいい手はないものかなぁ。