2022年3月29日火曜日

2022.03.29 メルカリで測量野帳の60周年記念 OFFSET BOOK と NOTE BOOK を購入

● 24日。メルカリに測量野帳の60周年記念 OFFSET BOOK と NOTE BOOK が,併せて800円で出てた。ボチッと。
 NOTE BOOK は2019年の11月に1冊だけ買った23日に使い終えたところだ。どうしてもこれでなければいけない,というわけではない。LEVEL BOOK でいいのだが,この値段なら買っておくかという,割と消極的な理由で購入。

● 届いたのを見たら,どちらもビニール袋に入っており,どちらにも ¥380 の値札シールが貼られていた。NOTE BOOK は380円(税別)だったが,OFFSET BOOK は500円だったはず。販売店が間違えたんだろうか。
 せっかく買ったんだから,メルカリなどに出さないで使えばいいのに,とも思うんだよね。限定品で,もう文具店でも売っていないんだしね。出品してくれるから,こちらは買えるわけなのだが。

● 測量野帳を使っていて,そうだったのかと思ったことがある。使用済みノートを見返すかという問題についてだ。
 ぼくはあまり(というか,ほとんど)見返すことがなかった。使い終えたノートは即ブラックボックスに入る。物理的にどこかにしまい込むのではなくても,使い終えたらもう二度と開かれることはない。
 使っている間は前のページを見ることがある。だから,厚いノートを使えば見返す期間を長くできる。

● ぼくはずっとダイスキン野郎だったのだが,ダイスキンを使ってきたのは安いからでもあるし,どうせ大したことを書くわけじゃないのだからダイスキンで充分だと思ったからでもあるのだが,96枚のダイスキンなら1冊を使い切るのにそれなりの期間を要するというのも理由のひとつだ。
 その間は前のページを見返しすことがあるから,自分が何を書いたかを確認できる。確認できる期間を長くするために厚いダイスキンを使うということ。

● 測量野帳は早ければ半月で1冊を使い切ってしまう。ところが,薄い測量野帳は使い終えた後もしばしば手に取るのだ。手に取ってページを繰ることがあるのだ。
 ならば薄いノートを使った方がいい。発見だった。

● ところで。メルカリの出品者はこんなオマケまで付けてくれました。ドット方眼,中紙80枚のゴムバンド付きノートでありますよ。Made in ITALY。
 モレスキンではない。モレスキンは Made in ITALY ではなく,中国製なんだからね。まぁ,最終工程の製本をイタリアでやるか中国でやるかの違いでしかないんだけどさ。
 ともあれ。出品者様,ありがとうございます。

2022年3月26日土曜日

2022.03.26 トンボ鉛筆の8900に合うキャップを探しに 2 ついでに伊東屋で「AMAZING GINZA」の測量野帳を追加購入

● 20日に続いて,トンボ鉛筆の8900に合うゴールド(素材じゃなくて色ね)のキャップを探して,今日はEcute上野のANGERSと銀座の伊東屋に行ってみた。

● まず,ANGERS。結果からいうと,なかった。東京駅前のKITTE4階のANGERSにはあったシルバーのキャップもなかった。もっと安い1個30円くらいのアルミ製のキャップはあったけど。
 売れないから置いてないんだと思うんですけどね。小中学生以外に鉛筆のキャップなんか使う人がいるんだろうか,という話だよなぁ。ぼくにしたって是が非でもっていうわけではないのでね。

● 万年筆のカートリッジが使えるミリペンがあった。カートリッジを交換すればずっと使えるのだが,インクだけを替えるのではなく,ペン先・ペン芯まで交換する形になる。トラディオ・プラマンのような。
 ペン先が摩耗していくのだろうから,当然,そういう形になる。が,実質的には限りなく使い切りに近い。替えないで使えるのは軸だけになるのだから。
 だとすると,その軸の質感がよほどいいとか,材質が高価だとか,特別な理由があるのでなければ,あえて買う気にはならないでしょ。
 ぼくも買おうとは思わなかった。ミリペンタイプのペンをすでに大量に買い込んでしまっているからでもあるけど。

● あと,こんなのも。JACKALというメーカーのハンコ。商品名はZOE(ゾーイ)という。シャチハタのようなものだ。
 ハンコなんて百円ショップでも買えるけれども,これはデザインが可愛いよねってなるんだろうか。買うのは女性ですかねぇ。会社に持っていって使うんだろうかな。

● 山手線で有楽町に出て,伊東屋を覗く。まずは,キャップではなくて,Gの入口を入ったところにある「AMAZING GINZA」の測量野帳のワゴンを覗いてみた。
 1月31日にも見ている。LEVEL BOOK があったら買おうかなと思ってたんだけども,そのときは見あたらなかった。けれども,じつはあったんでした。銀座木村屋のがそうで,左の写真のやつ。
 ので,購入。購入するのはこれが7冊目。LEVEL BOOK は3冊目。価格はレギュラー野帳3冊分くらい。けれども,けっこう売れてるようだよ。
 たぶん,LEVEL BOOK はこの3冊で全部のはず。山吹色が LEVEL BOOK の印?

● さて,鉛筆のキャップを見たい。が,どのフロアに行けば鉛筆があるのかがわからない。Kの1階で新入生フェアをやっている。当然,そこに鉛筆もキャップもあるのだけれども,文字どおり新入生向け。つまり,子ども向け。
 以前,Kの2階でパーフェクトペンシル(ただし,KIDS)を買った。が,今はそこに鉛筆は置いていないらしい。

● Gの7階にあった。画材のフロアなのだが,ここに鉛筆もある。三菱の9000番もあった。
 が,ゴールドのキャップはなし。はい,わかりました。ネットで買うほかないでしょう。

2022.03.26 手帳は売れなくなっているんだろうか

● 自治医大駅前のうさぎや書店を覗いてみた。自治医大で途中下車して「休日おでかけパス」を買ったついで。
 4月始まりの手帳が並んでいるわけだけども,売場が例年より小さくなっているように感じる。書店が扱っているのは高橋,NOLTYといったビジネス手帳がメインなのだが,手帳の売上は厳しいことになっているんだろうか。

● スマホが普及し,Googleカレンダーのようなアプリも出て,手帳もデジタル化しようと思えばできる状況になっているのに,紙の手帳の売上は落ちないどころか,増えていると言われてきた。
 が,コロナでリモートワークが増え,人と会うことがままならなくなって出張も減るということになると,手帳は不要とされるんだろうか。家にいるんだからカレンダーに書いておけばいい,的な。書いておくことも減ったんだし,と。

● このあたりがぼくにはよくわからない。コロナが騒がれだした2020年3月に完全引退したので,リモートワークどころか毎日が日曜日になったのだけれども,その後も手帳は使い続けているからだ。
 しかも,現役のときと同じ手帳を継続して使っている。仕事がないのだからマンスリーの薄い手帳で充分だろうと思っていたのだが,現役のときと書く量は変わらないのだ。

● 手帳をスケジュール管理のためのツールと捉えるなら,ほとんどの人は手帳なんて要らないのではないかと思う。脳内メモリだけで何とかなるのではないか。脳内メモリではどうにもならないほど多くの予定を抱えている人は,そんなにはいないだろう。
 手帳はスケジュール管理だけに使うものではない。小さな日記帳でもあるはずだ。日記を書いているつもりはなくても,1年が終わってみれば,1年間の行動記録が手元に残るというふうになっているものだろう。

● それ以外にも独特の使い方をしている人はいるのだろうが,多くの人はそうしたログを残すという使い方をしているものだと思っている。自分がそうだからなのだが。
 だとすれば,リモートワークが増えたから手帳の販売数量が変わるというのは,少々受け入れがたい。が,リアルで起きているのはそういうことなんだろうか。

● 右の写真は1月始まりの手帳を 50%OFF にしているコーナー。Bindex のリフィルも 50%OFF。NOLTY 製品も値引きするんだね。売れ残っても値引きはせずに破棄するのみなのかと思っていたのだが。
 これらの手帳は書店が買取り販売をしているものなのだろうか。書籍と同じで,売れた分だけ仕入れたことにして,売れ残りは返品するというやり方だろうと思っていたのだが。それとも,メーカーと協議して 50%OFF で販売して,それでも売れ残ったものは返品するということなんだろうか。

2022年3月24日木曜日

2022.03.24 測量野帳の NOTE BOOK は快適だった

● 5日から測量野帳の60周年記念の限定品である NOTE BOOK を使っていたのだが,昨日でめでたく使い終えた。
 NOTE BOOK を使い始めた初日に5.5mm罫線について違和感を覚えたのだが,やはりこれは慣れの問題だった。初めてゆえの違和感であって,使っているうちに消えていく。
 初日で消えた。快適に書いていけるようになった。

● 5mmのC罫ノートも使ったことがあるが,最後まで我慢して使う感覚が残ったのを憶えている。5mmと5.5mmの0.5mm差は決定的に大きい。ぼくにとっては,という限定をつけなければならないのだが。
 では,6mmのB罫と5.5mmの差はどうか。こちらはそれほどの違いはない。どちらがいいかと問われれば,0.2mmのミリペンで書くことを前提にするのであれば,NOTE BOOK の5.5mm罫の方が文字の収まり具合がサマになっているような気がする。
 とはいえ,5.5mm罫のノートは60周年記念の測量野帳 NOTE BOOK だけだ。限定品だからもう入手は不可能だ。NOTE BOOK が測量野帳のレギュラー商品になることもないだろうから,5.5mm罫を使う機会はたぶんもうない。

● ともあれ。今日から LEVEL BOOK に復帰した。これからはひたすら LEVEL BOOK を使っていくしかない。というか,LEVEL BOOK を使っていきたい。
 まずは,こちらも60周年記念の限定品を。昨年7月にメルカリで「60周年限定ボックス」を入手しているのだが,そこに含まれているもの。
 その次は,伊東屋で買った「AMAZING GINZA」の野帳を使おう。6冊ほど買っているのだけど,うち2冊が LEVEL BOOK なのだ。
 どうせなら高い方から先に使っていこう,と。中身はレギュラー野帳とまったく同じなんだが。

● ところで,NOTE BOOK と LEVEL BOOK,紙質が違うんだろうか。そんなことのあるはずがないと思うのだけども,LEVEL BOOK ではミリペンの裏写りが NOTE BOOK よりも強めに見られるような気がするのだ。
 ミリペン側の問題だろうか。そもそも,ぼくの錯覚か。


(追記)

 メルカリを見ていたら,60周年記念の OFFSET BOOK と NOTE BOOK が併せて800円で出ていた。市中価格より安いので(というか,市中ではもう売られていないのだが)ポチってしまった。
 ので,数日の後には2冊目の NOTE BOOK が届く。が,3冊目,4冊目と続くわけではない。
 今日使い始めた LEVEL BOOK の次は,その NOTE BOOK を使おうと思う。大事にとっておかない方がいい。

2022年3月23日水曜日

2022.03.23 ゼブラミリペン vs サクラピグマ

● ゼブラのミリペン(の1本目)を使い切って,ピグマの0.1mmを使っているのだが,今日から2本目のミリペンに変えた。

● ミリペンの方がぼくの好みに合う。線幅が倍の0.2mmであることが大きいかと思うのだが,ミリペンの方がザラつきがある。書いていて,線が勝手に滑ることが少ない。ピグマはなめらかに滑っていく。
 要するに,価格差だけの内実があって,ミリペンのペン先は安普請なのだと思う。が,一般筆記だと安普請で紙との間にザラつきを作るミリペンの方が書きやすいというか,書いているなという感覚が強くなる。

● ただし,ミリペンの黒はピグマの黒より黒々としている。ぼくは黒がイヤでブルーブラックに行った口なのだ。より黒々としているミリペンの方が好みに合うとはどうしたことか。
 水性顔料の黒は油性ボールペンやゲルインクの黒に比べて品が良いと思えた。ので,ミリペンの黒には最初から抵抗がなかったのだが,それでも黒は黒であって,重さを感じさせるのは間違いない。
 というわけなのだから,ピグマの黒を好めよ,俺よ。

● ミリペンの黒はメルカリで5本ほど入手してある。あと9本ほどメルカリに出品されている。
 が,ピグマをはじめ,相当量のミリペンタイプのペンを買っているので,これ以上メルカリでポチることはない。
 黒と赤の抱き合わせになっているのも難点だ。赤はまったく使い道がないので。

● ゼブラのミリペン,サクラのピグマ,三菱鉛筆のPIN,その他いろんなペンを買い込んだので,取っ替え引っ替え使っていく。

● ところで。ミリペンを使っていると,Plaisir の0.3mm(細字)は太かったのだなと思う。といって,Preppy の0.2mm(極細)はタッチが固くて,書いていて楽しくないところがある。
 万年筆の極細の線幅で柔らかく書けるのが,ミリペン(ファイバーチップペンと言った方がいいのか)の特長だ。さて,Plaisir に戻れるだろうか。

2022年3月20日日曜日

2022.03.20 トンボ鉛筆の8900に合うキャップを探しに

● やっぱ鉛筆はトンボの 8900 でしょ,色がいいでしょ。というわけで,8900 に合うキャップを探そうかな,と。
 8900 のオリーブグリーンに合う色はゴールドだよね。東京駅前の KITTE に入っている ANGERS で,どこの製品かは知らないけれども,金色のキャップを見た記憶がある。

● 今日は錦糸町にやって来ている。せっかくだから行ってみよう。
 その前に日本橋丸善にも寄ってみた。が,丸善にはない。鉛筆キャップに関しては,ごく普通のどこにでもあるような商品しかなかった。
 鉛筆キャップを使うのは,ひょっとすると小学生だけなんですかねぇ。中学生になるとシャープペンがメインになるのかなぁ。社会人で鉛筆を使ってる人はあまりいないだろう。当然,鉛筆キャップも使わない。

● ともあれ。日本橋から東西線でひと駅。大手町まで乗って,KITTE 4階の ANGERS に。
 残念。ここにもなかった。記憶違いですかねぇ。上野駅構内の ANGERS で見たんだったかなぁ。というわけで,キャップは買わずに帰宅した。

● シルバーはあったんだが。1個120円(+税)。これのゴールドのがあればいいんですよ。
 この製品って,おそらく「銀座吉田」が扱っているやつじゃないかと思う。ブンドキ.com で買える。そのブンドキのサイトを見てるんだけど,形も価格も ANGERS にあったのと同じだと思う。

● だったら,ブンドキで買っちゃえばいいか。送料はたいしたことないから。しかし,気になる記載がある。
 「ショートタイプ砲弾型金属製鉛筆キャップ(バレットキャップ)です」「一般的な鉛筆キャップよりも短めで,ペンケースの中でかさばりにくいサイズです」というのはウェルカムなのだが,「国産鉛筆や塗装の分厚い鉛筆,太軸鉛筆,三角軸鉛筆などにはご利用いただけません」とあるのだ。
 どういう鉛筆ならいいのかね,と訊きたくなる。ステッドラーは国産より少し細い。ステッドラーなら使えるのかね。「対応軸径:Φ7.8mm程度まで」とあるので,国産の六角形の鉛筆でもどうにか使えるのじゃないかと思うんだが。

上から
ファーバーカステル ジャンボ
三菱 8900
三菱 9000
トンボ 8900
● しかし,こうしてキャップを探しに東京の文具店をウロウロするヤツもいるんだから,鉛筆の色って大事なんだなぁと思いますよ。
 8900 の色に近いのは三菱鉛筆にもある。9000番だ。9000 の不思議なところは文具店で見かけないこと。4Bだけはダイソーにある。3本で110円で買える。9800 と uni の間に挟まれて,存在感が埋没しちゃってるんだろうかな。
9000 の4Bはダイソーにある
 9000 って頭が切り落としじゃなくて塗装処理してある。けっこう高級感があって,色で選ぶならこれもいいなと思っている。旧9000番はファーバーカステルの9000番を意識して,色もファーバーカステルに似せていたらしいのだが。

● でも,9800 の深緑もいいし,uni の小豆色もいいな。あとは好みだけだな。ぼくの好みはやっぱりトンボの 8900 ってことになりますかね。
上から
三菱 Hi-uni
トンボ MONO100
ステッドラー Mars Lumograph
 ゴールドの鉛筆キャップはでも,8900 に限らず,三菱の 9000 にも 8900 にも uni にも合うでしょうね。ステッドラーにはシルバーの方がいいと思うけど。

● ので,ゴールドの鉛筆キャップはもう少し捏ねくってみたいと思いますよ。ヨドバシ.com かブンドキ.com で買うことになりそうな気がするけど,伊東屋にもあたってみます。

2022.03.20 「STATIONERY STATION」を初訪問

● 日本橋三越の本館5階。「STATIONERY STATION」にやってきた。オープンしたのは2月26日だから,北関東の在から出かけることができたわけだ。
 だいたい,三越本店の内部に単身で乗り込むこと自体,イレギュラーというか。近くのホテルに泊まったとき,部屋飲みするための肴を探しに,地階の食品売場を相方に連れられて徘徊したことは何度かあるけれども,せいぜいがそんなところだ。
 三越に限らず,百貨店というところは若い頃からアウェイだった。何となく馴染めない感じがあったし,今もある。

● さて,「STATIONERY STATION」だが,サイトには “南青山の筆記具専門店「Pen Boutique 書斎館」によるディレクションが実現した” とある。「Pen Boutique 書斎館」にも行ったことはない。言わずもがなだな。
 南青山じたい,ぼくが足を踏み入れたのは一度だけだ。岡本太郎記念館に行ったとき。

● 品揃えのメインは万年筆。ザッと見たところでは,イタリア産の万年筆が多いようだ。イタリア産が欲しいならここに来ればいいんじゃないか。
 もちろん,ペリカンもクロスもパーカーもある。
 ファーバーカステルのパーフェクトペンシルの伯爵コレクションも,ここでなら現物のいくつかを見ることができる。

● パイロットのキャップレスの一部も並んでいたし,プラチナの♯3776センチュリーもあった。いや,カクノもありましたよ。つまり,日用品もあることはある。
 が,売りたいのはこれじゃないよってのは歴然。結論からいえば,文具に実用性しか求めない,ぼくのような人間が来るところじゃなかった。一度で気がすみました。
 でもね,万年筆で一番高いのが484,000円でしたからね。全然たいしたことありませんよ,皆さん。サクッと買っちゃってくださいよ。

● この店に最も近いのは,ぼくの知る限り,銀座(G-SIX)の蔦屋書店の文具売場だ。蔦屋書店の方が妥協がないような気がするが。
 結局,うん,ぼくが来てはいけないところのような気がする。ぼくが行っていいのは LoFt がいいところ。かつ,ここにいるより LoFt の方が楽しめる。

● ただ,いかに日本橋とはいえ,そういうもの(高額商品)しか置かないのでは客足が細るのだろう。サクラクレパス「ボールサイン iD プラス」,パイロットのジュースアップ,ゼブラの SARASA も並んでいる。
 このあたりが業界の苦悩の現れでもあるのだろう。ジュースアップや SARASA は女子中高生か,せいぜい20代のOLさんあたりまでがユーザー層として想定されるところ。ぼくのような隠居暮らしの年寄りの中にも,ごく稀に買う人がいるかもしれないが。
 で,この年代層は「STATIONERY STATION」が売りたいと思う万年筆は買えない層でもある。

● 経済的に購入可能な年齢層の人たちは,そもそも文具を使わない。どうもそういう図式ではないかねぇ。結局,文具というのはニッチ向けに留まっているんだろうか。
 コロナによるリモートワークの影響か,法人が購入する文具,紙製品が減少しているらしい。これまたリモートワークがもたらしたものか,手帳の売行きも芳しくないようだ。

● 今の日本はバブルの頃とは様変わりしている。札びらを切る的な使い方がデキる人は,いてもごくごく少数だろうし,会社のお金も渋くなっているだろう。高額商品が飛ぶように売れた金満日本ははるか彼方に去った。
 ブティック的な店はなかなか難しい状況に置かれている。傍目にはそう見えた。

2022年3月15日火曜日

2022.03.15 ゼブラのミリペンを使い切る

● ゼブラのミリペンの1本目を使い終えた。使い始めたのは1月28日。30年以上前に生産されたものなのだから,経年劣化があるだろう。そんなにはもたないだろうと思っていた。インクも揮発してしまっているだろう。
 ところが,それはないようなのだ。キャップがけっこうキツくて,カッチリ嵌るゆえか。

左がペン先が摩耗したやつ
● 使っているうちにペン先が摩耗してくる。ガイドパイプから出ている部分がすり減ってきている。
 筆圧をかけて書くと,ペン先がガイドパイプの中に埋もれてしまうこともあるのだろう。軽く書けるのがミリペンの特長なので,筆圧をかける人はいないと思うが,それでもペン先は摩耗する。
 ガイドパイプが直接紙にあたるようになったら,ミリペンの寿命が尽きたことになる。インクがなくなるよりも,ペン先が消失する方が先のようだ。

● それを防ぐためにペン先をセラミックで作ったものもかつてはあったらしい(ぺんてる セラミクロン500)。今はどうなんだろうか。
 書き味を考えると,摩耗しない材質ではうまくないのかもしれない。

● それが,今日,ガイドパイプが直接,紙にあたりそうになってきた。寿命だろう。
 どのくらい使えたかというと,測量野帳(中紙40枚=80ページ)にビッシリと文字を書いていくという使い方で,2冊半ほどは書けた。万年筆(プラチナ)のカートリッジだとだいたい1冊分(より少し多い)だから,万年筆カートリッジ2本分はもつということ。

● ミリペンで黒インクアレルギー(?)も克服できた。黒で書くと重ったるい印象になる。ノートの重量が増したような気分になる。
 それがイヤで,万年筆やゲルインクボールペンのブルーブラックを使ってきたんだけれども,ミリペンの黒は重さを感じなくてすむ。軽快な黒というか。この黒ならぜんぜんOKだ。線が細いからってのもあるかもしれない。

● で,いったんそうなれば,万年筆の黒やジェットストリームの黒も許容範囲に収まってしまうだろう。人間の感覚なんてそんなものだ。
 ともかく黒も大丈夫になった。黒に対して鈍くなったと言っても同じことだが,まぁまぁけっこうなことだ。

● 今年はミリペンタイプのペンを使っていこうと思っている。1本で飽きたなどと言っていてはいけない。在庫はタップリ以上に仕込んである。
 次はピグマ(黒 0.1mm)を使ってみる。ピグマ専用のホルダーに入れて使う。

● 特に方眼の野帳(SKETCH BOOK)を使うときには方眼に負けない強さの線が必要で,ミリペンタイプのペンはピッタリだと思う。
 LEVEL BOOK を使い終えたあとは,引き続き SKETCH BOOK を使っていこうか。3mm方眼なので,縦に2マスで6mmだから,横罫ノートとして使っていくにも,5mm方眼よりも使い勝手はいいだろう。

● ミリペンを使い始めたとき,ゼブラがこのペンを生産しなくなっているのが何だか不思議に思えたものだった。こんなにいいものなら,かなり売れるだろう。それなのにどうしてやめちゃったの,と。
 が,どうやら市場は縮小傾向にあるようだし,他社との競争もあっての結果なのだろう。その “他社製品” があるので,ミリペンがなくてもたしかに困ることはない。

2022年3月10日木曜日

2022.03.10 デキる人が使う鉛筆は

● 何の根拠もなく言うのだが,デキる人が使う鉛筆は三菱の9800かトンボの8900ではないか。ブラックウィングやステッドラー,ファーバーカステルはもちろん,国産の Hi-uni や MONO100 も使っていないような気がする。
 デキる人が使うノートはコクヨの Campus だろうと思ってしまうのと同じ理由による。

● デキる人は持ち物によって自分に付加価値を付けようという発想はないだろう。実用性とコスパだけで選んでいるのではあるまいか。
 インスタ映えなどということに気を取られるのは,しょせんパンピーであり大衆であるのだろう。電車の中でもスマホを離さないでいる,この世の99%に属する人たちなのだろう。

● その99%の人たちは,残り1%の人のフォロワーであり,追随者だ。ブラックウィングや Hi-uni やモレスキンを使いたがるのは追随者の特徴だと決めつけてしまいたい。
 持ち物によって差別化を図ろうとする心的機序が働いているということなのじゃないか。

● 8900 の2Bで「リュウジのバズレシピ」の動画(You Tube)を見て,レシピをメモしているのだが,まずもって文句のない書き味だ。
 その鉛筆が30~40円で買えるのに,400円もするブラックウィングを有難がって使っているのは,春夏秋冬お祭り人間なのだろう。
 珍しいから,同じモノを持っている人が自分の周囲にはいないから,という幼稚な理由で高価なモノを購入してしまう。また,そのことによってのみ,社会(経済)の維持に貢献している。

● 言うまでもないが,自分も99%の中の1人だ。たまたま鉛筆は 8900 を使っているので,それに都合がいいように文章を設えてみただけのことだ。
 持ち物によって自分をよく見せようというさもしい発想はいつだって自分の中にある。

2022年3月7日月曜日

2022.03.07 トンボ鉛筆の8900

● 昨年,怒涛の勢いで買い続けたメトログッズ&文具。予想はしていたけど,使っているのはあまりない。っていうか,ほとんどない。
 かくてはならじ。インスタントコーヒーを飲むのに駅乃みちか嬢のメラミン樹脂のカップを使うことにした。それって歯磨きに使うものじゃないのという声もあるのだが,熱湯を注いでも割れない。持っても熱くない。

● しかし,結局,こういうことになりました。まぁ,こうなるだろうなとは思っていましたよ,ええ。
 ここに入ってる鉛筆は,ノベルティも含めて,雑多なんだけども,トンボが多い。三菱の9800が1本しかないのが,少し意外。トンボの8900はけっこうな数がある。

● 三菱9800とトンボ8900の間に価格差はないし,質の差もないと思われる。色で選ぶことになりますか。
 ぼくはどうやらトンボの色が好きみたいだ。オリーブグリーンというらしいのだが。

上が三菱,下がトンボ
● そこに金色でトンボのマークとTombow-8900という商品名が入っている。オリーブグリーンと金色の相性がいい。
 「トンボ鉛筆8900 ペンケースBOOK」で土橋正さんが書いていたことでもあるんだけどね。本当にそうだと思う。黒地ならシルバーの方がいいと思うが,オリーブグリーンにはゴールドだ。

● ので,土橋さんに倣って,金色のキャップを合わせてみたいと思って,適当なものがないかとネットで調べてみたのだが,これといったものがない。まさかブラックウィングの1,500円もするキャップを買うわけにもいかない。
 東京駅前のKITTEに入っているANGERSで,どこの製品かは知らないが,金色のキャップを見た記憶がある。次に東京に行ったときに確認してみよう。

● 自然に任せると鉛筆を使う機会はない。鉛筆はカップにさしてある分の少なくとも3倍はある。あるんだから無理やりにでも使う機会を作らなければならない。
 ので,メモ用紙もドッサリ用意して,You Tube “リュウジのバズレシピ” を見てレシピを鉛筆でメモしている。スキャンしてスマホに取込み,スマホを見ながら料理する。

● 以前はホワイトボードに書いて,スマホのカメラで撮影して,そのままスマホに取り込んでいたのだが,それをやめて,鉛筆でメモ用紙に書いてスキャンしてスマホに取り込むことにした。
 PDFではなくJPEGで保存しているが,それでもデータ容量は格段に小さくなる。スマートだ。
 しかし,手間は増える。鉛筆を使う機会を作るためには,この程度の手間は致し方なしと割り切っている。

2022年3月5日土曜日

2022.03.05 コクヨのイメージ

● ノートもペンも,食事にたとえれば家で食べる普段食だ。ホテルのレストランでたまにする贅沢ではない。なぜなら,毎日使うものだからだ。
 したがって,質実剛健,毎日使っても飽きないものであることが望ましい。3日で飽きる美人であってはならない。

● となれば,普段使いにふさわしいノートはコクヨになってしまう。測量野帳と Campusノート。毎日食べるご飯は,これでいいと思う。過不足がない。
 紙質や製本の丁寧さ,そして価格をすべて踏まえて判断すれば,測量野帳や Campusノートのコスパは圧倒的に優れている。

● ま,日本にはダイソーのダイスキンという鵺的な怪物があったから,ぼくなんかはついフラフラとそちらになびいてしまったのだが。
 ダイスキンは今でもあるのだけど,今のは64枚でややインパクトに欠ける。かつての96枚ダイスキンの破壊力は凄かった。
 無印良品に「雑記帳」という製品がある。A6サイズは39円。表紙なしの中紙だけの製品。32枚。ダイスキンはその3冊分の紙に硬い板紙の表紙とスピンを付けて,110円で売っていたわけだから。

● いや,今はコクヨの話をしている。コクヨのユーザーは多いから,コクヨ製品を使っていると目立てない。少数派の優越感を味わうことができない。インスタ映えにもやや欠けるかもしれない。
 けれども,大衆はけっして愚かではないと思うのは,コクヨのノートの売行きを知るときだ。インスタ映えなど歯牙にもかけずに,安くていいものを使っているのだから,大衆は賢いのだ。

● さらに,コクヨの通販サイトであるカウネットで買えば,文具店で231円の測量野帳が139円,132円の Campus A6 が79円で買える。最小単位が10冊とか20冊になるわけだが,1,500円以上買えば送料無料。
 孜々として毎日ノートを使っている大人はカウネットで買っているのではないかと推測する。

● それを Instagram や Twitter にあげるような軽薄なことはしない。ブログにするような野暮もしない。黙々と使い続けて成果を出している,と想像してみる。
 そうした人たちが使うのはモレスキンであってはならない。コクヨのノートこそふさわしい。

2022.03.05 測量野帳の NOTE BOOK を使っていく

● 今年は測量野帳をメインに使っていくつもりでいる。1月から野帳を使っている。最初の2冊は野帳にそっくりのコクヨの横罫ノートだったが,そのあとは LEVEL BOOK。それも昨日で使い終えた。
 1年間でどのくらいの野帳を消費するのか実地に試してみようというのもあるんだけれども,これはこれまでの消費状況で予想はつく。2ヶ月で3冊だ。したがって,1年間で18冊だ。大した消費量にはならない。

● 1年に18冊だとすると,すべての野帳を使い終えるには6年ほどかかる計算になる。たぶん使い切れると思う。これ以上買わなければ。
 ひょっとすると,溜まっている野帳を誰かにもらってもらう必要があるかもしれない。その誰かは今のところ,見あたらないけれど。

● LEVEL BOOK の次は,60周年限定品の NOTE BOOK を使ってみることにする。限定品ゆえレギュラー製品より高価だったので(といっても,380円)なかなか使えないでいた。
 だけど,これを使わないでいては「高価」に負けているというわけだ。恥ずかしてく表を歩けないくらいのミットモナサだ。380円に負けているわけだからさ。

● 野帳の NOTE BOOK の特徴は,罫線幅が 5.5mm であることだ。使い勝手はいかがなものか。5.5mm なんてのは測量野帳の NOTE BOOK しかないだろう。その NOTE BOOK をぼくは1冊しか持っていないのだから,文字どおりの一期一会になるはずだ。
 ペンもしばらくはミリペンタイプの極細サインペンを使っていこうと思っているのだが,NOTE BOOK にだけは Plaisir を合わせてみようかと思ったりもしている。

● で,実際に使ってみた。まだ試した程度のことでしかないけれども,とりあえずの印象を以下に述べる。
 ぼくの字はかなり小さいと自分では思っているのだが,それでもC罫(罫線幅が5mm)だとさすがに狭くて,ストレスになることは体験済みだ。閉塞感がけっこう来る感じになる。
 5.5mm だとそれはない。自分の字の小ささには 5.5mm は絶妙かと最初は思った。

● ただし,空白行を設けずに5行以上書いてしまうと,窮屈感が出る。5.5mm でいいけれども,適度に空白行を入れながら書くのが吉。
 そもそも,ビッシリと文字列を埋めていくという使われ方は,メーカーとしては想定していないのかもしれない。文字どおりのメモとして数字やキーワードを書きつけていくという使われ方を想定しているのではないか。
 ところが,ぼくはひたすら文字で埋めるという使い方をしている。その使い方ならB罫の方がよろしいような気がする。

● 60周年記念でこの NOTE BOOK が出ると知ったときは,ぜひレギュラー商品化してほしいとおもったものだ。文具店の店頭から NOTE BOOK が消えたあとに,1冊しか買わなかったことを悔やんだこともある。もっと買っとくんだったか,と。
 が,1冊に抑えておいてよかったかも。LEVEL BOOK の左ページの縦線を無視して普通の横罫ノートとして使う方が,ぼくのような書き方をするなら,ストレスは少ない。
 ストレスというか違和感だ。だから,5.5mm 罫線に文字が埋まった光景に慣れてしまえば,問題は消えるのかもしれない。慣れの問題なのかも。

● ちなみに,LEVEL BOOK はB罫で22行なのに対して,NOTE BOOK は25行。年初から使っていた野帳類似のノートはB罫で23行だ。

● 左右ページの罫線はピタリと揃っている。コクヨ(に限らず,日本のノートメーカーはどこもそうだが)の神経配りは見事なものだ。最近は,中国製のモレスキンもコクヨに遜色ないところまで来ているのではあるけれども。
 全き罫線には万年筆で書いてみたくなるので,Plaisir で書いてみた。あらためて感じるのは,万年筆の細字(0.3mm)はけっこう線幅が太いなということ。0.2mm のミリペンよりだいぶ太く感じる。人間の感じ方の分岐点のひとつが,0.2 と 0.3 の間にあるのかもしれない。
 Preppy の極細(0.2mm)と比較しても同じことを感じるから,万年筆とミリペンでは同じ0.2mm でも最初から太さは違うのだよ,ということではないと思う。

● ともあれ,NOTE BOOK を使っていく。

2022年3月3日木曜日

2022.03.03 シェーファーのローラーボールにジェットストリームのリフィルが使える件

● 昨日,手持ちの筆記具の棚卸しをしてたら,シェーファーのローラーボール(水性ボールペン)が出てきた。こんなの,いつ買ったんだか。
 10年以上放っておいたはずだが,問題なくインクは出る。が,線が太い。これじゃ封筒の宛名書きにしか使えない。宛名書きなんかすることはない。
 買ったときも,おそらく,ここで買ったことを後悔したはずだ。ぜんぜん使えねーじゃん,って。

● ともあれ。じゃあ,どうする? リフィル交換でしょ。
 とりあえず,ググって情報を集めてみたんだけども,シェーファーのローラーボールと互換性のある国産品がどれか,確たることはわからない。「シェーファーのボールペンリフィルの互換替芯はセーラーの替芯 No.300」という情報はあったんだけども,これは油性ボールペンの話のように思われる。

● そこで,手持ちのキャップ式のシグノ,ノック式のシグノ,ジェットストリームを持ちだして,シェーファーで使えるかどうか,試してみることにした。
 左の写真。上から,シェーファー,キャップ式シグノ,ノック式シグノ,ジェットストリームだ。

● まず,キャップ式シグノのりフルはペン先がシェーファーの口金を通らない。まるでダメ。互換性なし。

● ノック式のシグノはペン先は通るが,軸が長すぎるてシェーファーの軸に収まらない。
 が,軸をシェーファーのリフィルと同じ長さになるように,軸の尻尾をカッターで切り落としてやれば,おそらく使えると思う。今回はそこを実地にやってみることはしなかったけれども,まず大丈夫ではないかと思える。
 ちなみに,ユニボールワンのリフィルも同様だ。SARASA はダメ。ペン先の形状がわずかに違うようだ。
 モレスキンボールペンのリフィルはまるでダメ。ペン先が細すぎて,シェーファーの口金との間に隙間ができてしまう。長さの方は切り落としで対応できるのかもしれないが,そんなことをする気にもならないだろう。

● ところが。ジェットストリームのリフィルが使える。ジェットストリームのリフィルはそのまま入る。
 長さはノック式シグノと同じなのになぜ入るのか。細いので中でしなっているのかもしれない。
 つまり,ジャストフィットではない。無理やり押し込んだ感はある。が,ともかく入る。
 で,実際に書いてみると,問題はない。普通に書ける。

● ぺんてるのビクーニャのリフィルも試したのだが,これは使えない。ジェットストリームに限る。
 ので,シェーファーの軸を活かしたいなら,ジェットストリームのリフィルを移し替えるのが手間要らずでいい,という結論。
 それではローラーボールにならないというのであれば,ノック式シグノのリフィルを5mmほど切り落として使えばいいのじゃないかと思う。

● 蛇足なのだが,ノック式シグノとジェットストリームのリフィルは,ペン先の形状も長さも同じ。ノック式シグノのリフィルはジェットストリームに入るし,ジェットストリームのリフィルはノック式シグノに入る。
 この互換性は完全なもので,書いてる最中にペン先がブレることも一切ない。といって,わざわざジェットストリームのリフィルをシグノに入れて使う人はいないと思うけど。


(追記 2022.03.09)

エナージェルなのでニードルチップ
● ぺんてるのエナージェルのリフィルをシェーファーのリフィルに合わせて,上部を約5mmほど切り落として入れたら,ピッタリ収まった。ペン先のブレも一切なく,快適に使える。
 同じようにしてシグノ(ノック式)とユニボールワンのリフィルも使えるはずだ。SARASA だけはペン先の形状が違うようで,ペン先のすべてが露出しない。

● あとは,そんなことまでしてシェーファーの軸を活かしたいのかという問題だけだ。使えないものを買ってしまった,自分が愚かだった,と反省して,そっくり捨ててしまうという手もなくはない。
 ぼくは生来の貧乏性が災いして,活かすことにしたのだけれども,エナージェルのリフィルはエナージェルの軸に入れて使えばいい話ではあるよね。

● ともあれ。ゲルインクのエナージェルを入れたので,ローラーボールであることは毀損していない。
 このあとも,ジェットストリームではなく,ゲルインクボールペンのリフィルを入れて使っていこうと思う。

2022年3月2日水曜日

2022.03.02 手持ちのノートとペンを棚卸し

● Seriaで買ってきた「仕切りボックス 深型」にノートを収納した。左側の3つが使用済,右側の3つが未使用。
 3つ使うのに9年かかっている。1つで3年だ。未使用はこの3つを含めて11ある。33年分になる。98歳まで生きて,かつその歳まで,現在と同じようにノートを使える程度に健康ならば,使い切れる。

● 「仕切りボックス 深型」はA6サイズのノートを縦に並べておくのに最適なのだ。
 測量野帳だと43冊入る。野帳は表紙が厚いからだろうが,3年分は入らない。1年に18冊程度を使うので,ボックス1個で2.4年分の計算。
 1つだけ確実なのは,これ以上ノートを買ってはいけないということだ。

● 筆記具も見える化しましょ。基本的に安もんばっかだ。開封してないのもけっこうある。
 これ以外にもボールペンのリフィルと万年筆のカートリッジインクをけっこう
大量に買い溜めている。
 ノート以上に,もう1本たりとも買ってはいけないと思う。

● 現在使用中の筆記具。特にミリペンと Preppy,ハイテックCコレトを多用中。
 大昔に買っておいたはずなのに頑固に見つからなかった,トンボの Zoom 606sh が出てきた。筆記具の棚卸し(?)作業中に見つかった。
 よく買っておいたものですよ。A7メモと一緒に持ち出すのにピッタリでしょ。持ち出さないと思うけど。

● 必要ないのに買ってしまう。買ったことで気が済んで,買ったことを忘れてしまう。以下,その繰返し。
 本当に必要分しか買わなかったら,文具メーカーも販売店もやって行けなくなるよね。そのくらい,衝動買いが多いんじゃないかなぁ。