2025年7月31日木曜日

2025.07.30 できないことは要らないこと

● 先日,アトレ川崎のハンズでカラフル RHODIA を買ったんだけども,カバーも何色か出てたんですな。Ecute 品川の Smith で1つ購入。ビニール製のチャイぃくてキッチュなやつ。

● そこで一首。

 つまらぬものを
 つまらぬものと
 知りながら
 買ってしまうぞ
 己が悲しき

● 徒し事はさておき。
 小さなメモ帳を持ち歩き,思いついたことをサッと書き留めておく。そういう人に憧れて,RHODIA やジョターやダイゴーの “Jet Ace” “すぐログ” などなど,いくつも買った。
 けど,虚しかったよね。小さなメモ帳を持ち歩くこと自体ができなかった。リアルな必要に迫られていなかったからだと思う。

● できないことは要らないことだ,と割り切るのが,たいていの場合,正解だと思う。無理をすることはない。というより,無理をしてはいけない。そういうのは無駄な努力,やってはいけない努力であることが多い。
 が,残滓を引きずってしまうのだな。できる人への憧れは今でもある。

● ただし,ここでもスマホの影響はある。つまり,メモもスマホで録るようになったということ。
 スマホを持つようになって,メモを録る度合いは増えているかもしれない。スマホ以前は全然メモを録ることはしていなかったのに,スマホのおかげで少しはメモする習慣ができたかもしれない。
 ま,主にはネットからのコピー&ペーストだったり,リンクをコピーしておくことだったりなんだけど。

2025.07.30 来年の手帳が出てた

● 来年の手帳が出ていた。今のところ,高橋書店だけで,能率協会はまだのようだ。
 年々,早くなってますかねぇ。手帳の交換は年末の風物詩だった記憶がありますけどね。
 今から来年の予定が入る人がいるんですかねぇ。お仕事,ご苦労さまです。

● 左の写真のような手帳も出ている。いつの時代にもありますな。書き方のコンサルティングもやってたりする。もちろん,有料で。
 こういうのは愚者ビジネスと言うんだろうか。手帳で夢を叶えるとか,なりたい自分になるといったお題目を標榜するやつ。

● いつだってバカは搾取の対象。洋の東西を問わず,古の時代からずっとそうだったんだろう。
 喜んで(自ら進んで)搾取されに行くんだから,どうしようもない。口出し無用。

● あるいは,逆境ビジネスと言うべきか。人生が思うように行かない,苦境に立たされている,といったときには,こういうお題目にすがりたくなるのが人の常。愚者であろうとなかろうと,人はそうした弱さを抱えている。
 その弱さを愚というのであれば,人≒愚者 ということになりそうだ。

● 溺れる者の藁になるという心的サービスを提供しているのだから搾取ではない,という理屈も成り立つ。
 じつは,こうした手帳を買い,書き方のコンサルティングを受ける人も,そう思って納得しているのかもしれない。
 であれば,傍から口を出すのはいよいよもって余計なことになる。むしろ,口を出すのは溺れる者の足を引っ張ることになりかねない。

● 世に存在するものにはすべて意味がある,という考え方もある。必要があるから存在している。
 ヤクザだって,ヤクザを必要とする人たちがいるから存在できる,という側面があるだろう。

● であれば,「すべての女性が覚醒する手帳」や「マインドを変え,人生を変える」手帳があることにいちいち違和感を覚えるなど,余計なことだ。
 むしろ,この手の手帳のタイトルを過去に遡って調べることで,何らかの世相,時代性が見えてくるかもしれない。学術研究のテーマにだってなるかもしれない。誰かやってみる人はいないだろうか。

2025年7月30日水曜日

2025.07.30 ダメスキンについて

● リアル店舗にも BLACKWING の鉛筆って,あることはあるんだよね。右の写真はモレスキンとのコラボのやつ。6本で6,000円超だけど。
 ガメつさと胡散臭さで突出している2社のコラボなんだから,ガメつさ²×胡散臭さ²。

● でも,買う人がいる。いて,全然いいんだけどさ。まったく問題はないんだけど。
 モレスキンは世界で売れているんだしね。年間1,500万冊程度は売れているらしい。

● 世界はバカで満ちていると言いたくなるのだが,売れるからには売れるなりの理由があるに違いない。
 ロディアも同じタイプのノートを売っているし,マルマンもニーモシネブランドで同じのを出している。巻末に紙製の収納ポケットを付けているところまでモレスキンと同じだ。

● ここまでパクられて,モレスキンはよく訴えないでいるものだと言う人がいるんだけど,モレスキン自体がパクリでできた製品だからね。しかも,ぼくに言わせると,かなり悪質なパクリだ。
 もし訴えてしまうと,それが白日のもとにさらされる。私はあなたをパクったのではありません,あなたがパクったものを私もパクったのです,と言われることになる。
 モレスキンが訴えることはない。そもそも,モレスキンは何の権利も侵害されていない。

● ちなみに,モレスキンはイタリアで製造されていた頃は良質だったのに,中国に切り替えてからダメスキンになったと言う人がいるんだけれども,それは間違い。
 モレスキンは最初から MADE IN CHINA で,イタリアで製造されたことはない。

2025年7月27日日曜日

2025.07.27 浦和の蔦屋書店を覗く

● 蔦屋書店というと,まず銀座の店を思いだす。あと,浦和の蔦屋書店。ぼくが行ける場所にあるのはこの2つだけ。
 他にもあるのかもしれないけれども,ぼくは知らない。

● 店舗の中にストリートがあるのが蔦屋の特徴ですかね。本をぎっしり並べることはしていない。文具や雑貨もあれば,スターバックスもある。
 ストリートを作って街感を出した方が,店の区画をお客さんに認知してもらいやすくなるのかも。

● 書店を維持していくためにはこういう形にするしかないと最初に気がついて,それを形にしていると考えればいいんだろうか。
 追随するところはなさそうだから(書店の中に最初にドリンクコーナーを設けたのは三省堂本店だったと記憶しているのだが),頭でわかっていても実行するのは簡単ではないんでしょう。

● 蔦屋書店の雰囲気は好きで,銀座店も浦和店も何度も覗いている。が,覗くだけであまり買うことはないから,店にとっては歓迎ずべからざる通行人にすぎない。
 ぼくは,特に雑誌の棚と文具売場を見ている。たまぁに買ってるから許してつかぁさい。

● その文具売場。銀座店には高額品しかないけれども,浦和店にはラミーサファリもまとめて置いてある。大枠は本部が決めるけれども,その先の品揃えは店舗に任せてるんですかね。
 全体的に “書く” より “描く” に照準を合わせているとは感じる。これは蔦屋書店に限らないかもしれないが,蔦屋書店はクッキリとそうだ。

● 単体の BLACKWING はとっくにリアル店舗では見かけなくなっているけれども,周辺機器(?)はあるんだな。キャップ,鉛筆削り,専用補助軸,ノート(鉛筆が1本付属している)。 
 この分厚いノート,中紙は80枚。相当厚い紙なんでしょ。これも絵を描くことを想定したものでしょうね。値段は4,000円超。買ってくださいね,皆さん。

2025年7月26日土曜日

2025.07.26 胡蝶しのぶのアクリルスタンド

● 買うべきや,買わざるべきや。羅針盤は「買うな」を指しますわ。当然でしょ。
 しのぶちゃんの,これは何ですか。ウエイトレス? ホテルのフロントスタッフ? スタンドバーのバーテン? カジノにも似合いそうだな。

● これの何がいいかって,下半身がドッシリとしていることだよ。足もしっかり太い。
 しのぶちゃんのアクスタで最も人気があるのは,たぶんこれだと思うんだな。この制服を嫌いな男なんていないと思うわ。

● って,写真を載せているのだから,買ってしまったわけですよ。そうです,買っちゃったんですよ,買ったんです。
 しかも,これ,後ろ姿もあるんですよ。凝ってますな。ちなみに,こういうものは MADE IN CHINA に決まってます。

● あと,こんなのも。癒されますよ。
 でも,しのぶちゃん,死んじゃうんだよねぇ。わが身を犠牲にして上弦に立ち向かうんですよ。自分で毒をあおって,その毒を鬼に食べさせるという。

● これは文具でしょうか。どうにかして,これは文具なのだと言いたいんですが。
 何のために?


(追記 2025.08.07)

● しのぶちゃんに癒される日々。
 このアクスタに要望ひとつ。全体はこれでいいから,もう少し,膝下を長くして欲しかったぞ。足の長さ全体はこれでいいから。

2025年7月24日木曜日

2025.07.24 デキる男子生徒像

● 「メモを書くときに必ず赤字で日付を書くんです。すると「さあ書くぞ!」と脳内にスイッチが入る」という投稿を 𝕏 で見かけてね。
 脳内にスイッチが入るかどうかはわからないが(入りそうな気もするけどね),後から見返すのに役に立ちそうだ。目立つインデックスを立てる。赤字にするだけで全然違う。あまりに単純で,逆に盲点に入っていた。

● というわけで,メモというにはかなり長いメモになってしまうのだが,日付は赤で書くことにした。
 鉛筆だから消しゴムで消せる。日付は全部消して赤字にしようかとも思ったが,そこまではやらず。今日から将来に向けて,ということね。

● 赤インクのボールペンを使う。ぺんてるの安いやつ。メルカリでポチッた,まとめ売りに入っていたやつだ。
 大阪星光学院とある。持ち主は星光学院の卒業生か在学生だったのか。だとすると,頭のいい人だったんだな。

● そのとき買った “まとめ売り” のメインはこれだったんですよ。使いかけの Hi-uni のB,30本。けっこう短くなるまで使ってある。
 受験勉強に使った鉛筆だったんですか。ご安心下さい。あなたよりはたいぶおバカですが,不肖ワタクシメが最後まで使いますから。

● 他に,STAEDTLER の補助軸が入っていた。短いですからこれに挿してお使いください,ということ。
 写真の下側のやつ。グリップは外してある。ない方が使いやすいと判断したのだろう。消しゴムも取り外していた。使っとのではなく,使わないつもりで取り除いたのだろう。どちらも正解。ヘビーユースするならそうするでしょ。

● 小傷も複数あって,しっかり使われていたことがわかる。この補助軸に短くなった Hi-uni のBを挿して,勉強に明け暮れた星光学院の男子生徒。
 鉛筆は Hi-uni のBと決めていて,ダース単位で使っていた。買うときは3ダースほどまとめて買っていたのか。
 デキる男子生徒のイメージだな。つーか,ぼくが勝手にイメージするデキる男子生徒像。

● この人,Hi-uni や補助軸のほか,ボールペンやシャープペン,ペンケースをまとめて599円でメルカリに出品し,それをぼくが拾ったわけだが,ボールペンやシャープペンに関しては,鉛筆に対するほどのこだわりはないようだった。
 普通の安いのばかりで,メカメカしい製図用シャープペンのようなものはなかったし,クルトガの高額バージョンにも興味はないらしかった。

● 勉強は道具がするんじゃないんだよ,俺の頭がするんだよ。頭の悪さを道具の高級感で補おうとする必要なんかないんだよ,この俺はさ。
 って感じなのかね。だとしたら,カッコいいねぇ。

● 赤はボールペンじゃなくて,こちらを使うことにした。今は亡き,ゼブラの Milli Pen 0.2㎜。
 ずいぶんと昔の極細サインペンなのだが,問題なく使える。インクはだいぶ飛んじゃってるとかもしれないけど。
 Campus だと若干裏に抜けるか。しかし,日付しか書かないから気になることはない。

2025年7月22日火曜日

2025.07.21 BLACKWING と Hi-uni

● 東京駅地下のトラベラーズファクトリー。BLACKWING とのコラボ鉛筆が2ダースほどあったのだが,今日は消えていた。売れたのか,撤去したのか。前者だと思う。ダース6,050円の鉛筆が売れたのだ。

● そんな高価な鉛筆を誰が買う? ぼくは意地の悪い見方をしている。
 経済的には中以下の不安定層が買っている。経済観念のないちょっとおバカな貧乏人だ。

● しかし。今日はお客は外国人だけだった。彼らが買ったのかもしれない。
 彼らにしたら,6,050円なんて,なんて安いんだ,てなもんだろう。インバウンドが安い日本を買い漁るの一環かもしれないね。

● 国内販売がなくなって,今,BLACKWING を買うとすると,個人輸入的な方法しかなくなってるんですか。
 で,BLACKWING の本国サイトを見ていたら,BLACKWING って,アメリカでもダース36ドルで売られてるんですねぇ。1ドル=148円で計算しても5,328円。単純に,日本でもアメリカ価格で販売してただけなのか?

● Hi-uni がアメリカで150円で売られてることはないと思うんだよね。Campus ノートが1冊1,000円すると聞いたことがある。アメリカでは BLACKWING と Hi-uni の価格差はそんなにないんですかねぇ。
 だとすると,伊東屋が外国人で溢れているのも心から納得できますなぁ。

● そのあたり,ちょっと気になったので,ChatGPT に訊いてみた。
 ら,アメリカAmazon では,「Hi‑Uni Wooden Pencil – 2B」12本セットが約15ドルで販売されているらしい。1本185円。そんなに高いわけじゃないんだな。

● 素人の想像だが,BLACKWING が出していない硬度で Hi‑Uni は勝負をかけているのだろう。いや、三菱鉛筆は BLACKWING など自分のコンペティターとは見ていないのかもしれないけど。
 具体的には22硬度セットの販売。高品質の画材としての認知を得て,市場を取りたいと考えているのかねぇ。

● 当然,ライバルは STAEDTLER。国内外を問わず同じ構図。
 ちなみに,日本で最も STAEDTLER 信仰が強いのは美大予備校じゃないかと思うんだが。

2025年7月21日月曜日

2025.07.21 カラフルな RHODIA

● アトレ川崎のハンズの学用品売場。こうした沢山の文具を見て,気分が高揚することがある。よぉし,オレもガシガシ使っていくぞ,と思ったりする。
 そういう気分になりたければ(ならない方がいいのかもしらないけど),文具を使うのを休む日を作ることだな。平らにしないこと。波を作ること。

● ところで。RHODIA といえばあのオレンジ色でしょ。RHODIA オレンジ。
 困るんだよ,こういう色を出されたんじゃ。欲しくなってしまうじゃないか。

● もう持ってるんだよ。それも1つや2つじゃないんだよ。
 これ以上買ったって,使えやしないんだよ。ジジイはそんなに長く生きられないんだよ。

● それにだ,オイラに RHODIA は分不相応なのさ。百均で売ってる安いのでちょうどいいのよ。
 わかる? RHODIA を使うほど大したことは書きゃしないんだよ。

● でも,こういうことをされるとな,買っちまったじゃねーかよ。5×5 の No.11 な。どーしてくれんだよ。
 水色の No.11 が残り1冊になってたんだよね。買っとかないと後悔するかもと思ってしまったんだよ。後悔なんかしないんだけどね,実際はね。

2025年7月19日土曜日

2025.07.19 過去に誘うのはトンボの8900

● 鉛筆でどうでもいいことを書く。リアルの女児が使いかけた鉛筆を使っているのだが,旅先には北星の9500を筆箱に入れて持ち出している。

● 鉛筆にノスタルジアを覚えることはさほどにないと思っているのだが,少しはある。子供時代(言われるほど愉しかった思い出はないのだが)を懐かしむ気配がゼロではない。
 で,過去に誘うのはトンボの8900だ。

● 昔の田舎では小学校の隣にヨロヅヤがあって,皆がそこで買っていた。そのヨロヅヤが扱っていたのはコーリンだったと思う。
 が,ノスタルジーを感じるのは8900。どういう訳の訳がらか。

● 確実に使っていたはずのコーリンの記憶は薄い。何番を使っていたのかなんて1㎜も憶えていない。小学生にそこまでの関心はなかったから当然だ。
 対して,8900はぼくが生まれる前から今に至るまで,変わらぬ外見で存在し続けた。実際には微修正を重ねて現在に到っているはずだが,オリーブグリーンの軸色と金色の印字は変わらない(印字の書体と中身は何度も変わっているが)。

● 20代に使ったことがあるのは確実なのだが(使いかけたのが何本か残っている),小学生の頃に8900を使ったことがあったかどうかは定かでない。  
 のだが,幼少期の記憶のトリガーになるのは8900。奇妙なことだ。

2025年7月18日金曜日

2025.07.18 BLACKWING に代えて北星クラフツマンはいかが?

● ダイソー宇都宮御幸ヶ原店。たぶん,栃木県で一番広いダイソー。
 現在はダイソー3ブランドを展開中。3ブランドがあるのは,栃木県ではここと東武百貨店だけだと思う。

● Standard Products に北星クラフツマンのBがバラで1本だけあったので,買ってきた。110円。
 すでに充分な在庫が手元にあるのだけれども,1本だけそこに置いておくのは忍びないからね。

● バラで買った場合の注意点は,バーコードシールは剥がさないこと。剥がしたくなるけども,剥がすとけっこう悲惨なことになる。
 と,体験済みなのに,やはり剥がしてしまった。糊付けを減らしたんだろうか,さほど悲惨なことにはならなかった。が,剥がさない方がいい。

● エス・アイザックス商会との代理店契約が切れて,ゴタついてるっぽい BLACKWING。無理して BLACKWING を使わんでも,クラフツマンでいいんじゃないですか。
 書き味はほぼほぼ変わらん。Bだと Firm になるのか。あの不格好な消しゴムがない分,頭が軽くてスッキリする。

● BLACKWING をお使いの皆様も,あの消しゴムはほとんど使わないんじゃないですか。クラフツマンを後継にすればいいんじゃないかなぁ。
 ただし,クラフツマンも12硬度セットでしか入手しにくくなっているが。

● ダイソーでこんなのも買った。スマホスタンド。
 最下部の下にこれくらいの余裕があると助かるんですよ。外付けキーボードをつなぐときに,MicroBとTypeCの変換コネクタをかます必要がある。これくらいの余裕がないと,スムーズに行かないんですよね。痒いところに手が届くのがダイソーにはあるなぁ。

2025年7月17日木曜日

2025.07.17 いつか行こうか,文具女子博

● 文具女子博。男子禁制ではないことは知っているけれども,トッツァマがひとりで行くのは何だかな。
 買うだけならオンラインでも買えるようだが,こういうものはライヴと一緒で,チケットを買って会場に行くことに意味がありそうだ。

● じゃあ,どうする? 気圧されるのは明々白々。近づかない方がよろしかろう。
 メルカリで Campus の出物をポチッたりして,お茶を濁しているんだけどね。

● 『文具女子博 2024 パーフェクトガイド』の付録の Campus。表紙が限定絵柄の Campus も何となく集めだしちゃっている。
 が,A6縛り(A6しか使わない)があるので,沼に至ることはない。A6の限定絵柄はグッと少なくなるので。

● いつか行こうか,文具女子博。でも,行くことは・・・・・・ないだろうな。
 文具界のコミケでもあるんだろうけど,やっぱ行かないな。

2025年7月16日水曜日

2025.07.16 品川駅近辺の文具売場

● 品川インターシティに入っている “くまざわ書店” で文具が2割引き。書店の文具売場にあるような文具は,価格弾力性はゼロかもしれないね。安くしたから売れるというものでもなさげ。
 でも,買って下さい,皆さん。売場で朽ちるのはまずい。皆さんのデスクの抽斗で朽ちるのは全然かまわない。

● いわゆるメモ帳の売場。Campus もA6以下はこちらにある。メモ帳とノートの境界線をどこに引くか。このあたりが共通了解事項になってますかね。
 A6以下はポケットに入れて持ち歩くメモ帳ですよ,と。測量野帳もメモ帳に分類されることになる。

● そうして,(たぶん)メモがクリエイティブの基礎。メモを習慣化してる人は凄い。
 ぼくは小さいノートを使っているが,つまりA6 Campus と測量野帳のヘビーユーザーのつもりでいるが,メモには疎い。ノートして使っている。

● ウィング高輪のSeria の文具売場。A6 Campus も三菱鉛筆の9800(3本セット)も110円で買えるわけですよ。
 ぼくがやってることは Seria の文具売場で揃う。間に合せではなく,完璧なレベルで揃う。
 来月には来年の手帳も並ぶ。手帳も Seria で充分。なんて安上がりな男なんだ,俺は,と思ったことでしたよ。

2025年7月15日火曜日

2025.07.15 少年老い易く鉛筆減り難し

● あぁ〜ん,惹かれるわぁ〜ん。って,右の写真のことね。メルカリの使いかけの鉛筆の出物です。
 片っ端からギリギリまで使って,それを写真に撮って,どうだとばかり 𝕏 にポストしたいわん(➡️バカの標本)。

● しかし,長いのが多いな。もうちょっと頑張って使って欲しかったかな。
 補助軸のない世界に住んでた人なのかな。鉛筆は短くなってからが面白いんだが。

● 鉛筆が捨てられるか存在を忘れ去られるまでに,どの程度使われるのか。あるいは,捨てられることも忘れられることもなく,最期を看取ってもらえるのか。
 上の写真が標準と考えていいんですかね。さすがにもっと使われてますかね。

● 人様(できれば,小学生とか幼稚園児がいいんだが)が途中まで使った鉛筆を,セカンドランナーとして最後まで使い切る役割を自分が担いたい。
 だから,今もリアルの女児が使いかけにした鉛筆や,大人の(たぶん)男性が短くした Hi-uni を,自宅では使っている。今年中には使い切れないと思う。

● それが終わったら,次の使いかけ鉛筆が待っている。今はBを相手にしているのだが,次は2B,そうしてHB。それらを全部使い終えるには10年を要するんじゃないか。
 10年後まで自分は生きているのかという問題があるが,そこから千数百本に及ぶ未使用の鉛筆を使い始めることになる。大半は使えないまま,自分はこの世を去る。

● 文房具に関しては,使うだけが使うではない,眺めて愛でる,集めて触る,というのも使うのうち,という考え方をぼくは採らない。
 蒔絵万年筆のように,文房具を台座にした工芸品があることは知っている。万年筆として優秀なものも多いだろう。しかし,その種の工芸品は工芸品であって,文房具ではない。

● このあたりは注意深く腑分けして行かなければならないが,ぼくの大嫌いな鉛筆に FABER-CASTELL のパーフェクトペンシルがあるのだが,これも文房具として見るから,その出来の悪さが許せなくなるのかもしれない。
 工芸品として,あるいはアクセサリーだと割り切ってみれば,なかなかのものじゃないかとなるのかも。ぼくはまだそういう見方をパーフェクトペンシルに対して取ることができないでいるんだけど。

● 話がズレたな。文房具は使ってナンボという話だ。
 千数百本の未使用の鉛筆はほとんど使うことのないまま,ぼくは逝くだろう。

2025年7月12日土曜日

2025.07.12 なぜ,転売ヤーを叩く?

 ● おかしいなと思うことが世の中にはいくつかあるが,そのひとつが転売ヤーを叩くことだ。1万円で買ったものを3万円で売ったとて,売れたのであれば,それは適正価格だったってことだ。
 適正価格がいくらかなんて,事前にわかるはずがない。売れたかどうかで,事後的に検証できるだけだ。

● 野原工芸あたりから転売ヤーが目立つようになったのだと思うが,ダフ屋というのは大昔から存在する。3倍の値段でいいからその試合なり公演なりを観たい,という人がいる。
 それをケシカランとは言えないだろう。であれば,それに対応する人を貶すのもおかしなものだ。

● 彼らがいるから,必要な人に行き渡る。行き渡るところまでは行かないかもしれないが,何割かの人は自身の希望を叶えることができる。
 転売ヤーは必要だ。必要悪ではなく必要。

● それを見込んで大量に買い占めるのがいけないというのはわかるんだが,転売ヤーの資金力などしれたものだ。はじめから供給不足なのであって,転売ヤーが供給不足を作り出すわけではない。
 もし売れなければ,転売ヤーが損失を被る。彼らもリスクは取っている。

● どうしても叩きたければ,転売ヤーではなく,供給元の限定品戦略を叩いたらどうか。あるいは,自分は絶対に手に入れたいのに,それを危うくする自分以外の購入希望者を叩けばよい。
 もっと言えば,そんなものを欲しがる自分のバカさ加減を叩くべきだ。なぜ,それをしない?

2025年7月10日木曜日

2025.07.10 クツワのオレンピツとマ磁ケシ

● とはいえ,何も買わないのもシャクなので,ハンズの学用品売場でクツワ製品を2つ買った。
 ひとつは,オレンピツ。3本セットで594円。Amazon なら484円。
 芯の強度が2倍と謳っている。ホクサインと同じポリマー芯を使っているのだろうと思っていたのだが,袋裏面に材質表示があって,そこには「木材・黒鉛」としか表示されていない。

● ま,今どきの鉛筆なら,よほど特殊な削り方をしなければ芯が折れることはない。大学入試であれ,就職試験であれ,普通の鉛筆で足りる。
 ちょこっと使ってみたのだが,いい鉛筆なのは間違いない。値段も値段だしね。

● ホクサインと違うのは消しゴム付きであること。キャメル式の取付け方なのだが,強く接着してるようで,消しゴムを外せない。
 キャップは繋げられるようになっている。3本繋げば,補助軸として機能する。他社の鉛筆でも問題なく使えそうだ。

● もうひとつ,マ磁ケシ。ハンズで550円だった。Amazon だと411円。
 消しゴムに鉄粉を混ぜているので,消しゴムが磁石につく。キャップをハメると磁力がキャンセルされて消しクズがキャップの中に落ちる。面白い仕組みだ。

● 旅先のホテルの客室で消しゴムを使うと,消しクズが落ちて清掃する人の仕事を増やしてしまうのが気がかりだった。これならその気がかりを払拭できる。
 問題はこの消しゴムが筆箱に入るかどうかなんだけども,それは今は考えないことにする。

● 消しゴムとしても優れていて,よく消えるし,消しクズもじつはそんなには散らからない。書きながら遊べる消しゴムじゃないか。消しゴムとしてはかなり高いが,ギミックが面白いので良しとする。
 クツワに消しゴムの自社工場はないと思うので,製造はどこかに委託してるんでしょ。どこなんだろうね。いや,そんなに気になるわけでもないんだけどさ。

2025.07.10 川崎で文具店巡り

● ラゾーナの丸善,LoFt。アトレの Smith,ハンズ,無印良品(の文具売場)。文具店ではないけれど,アザレアの Standard Products を覗いてみた。
 いや,疲れた。けっこう歩くことになる。1万歩近くになる。そりゃあ疲れもする。

● けれども,それだけじゃなくて,要するに欲しいものがないということなんですよね。最初から買う気がない。
 買う気がないのに売場をブラつくのは,10分や20分ならいいけれども,まぁ疲れますよ。

● ノートと鉛筆しか使わない。ノートも鉛筆も大量に在庫があるうえ,そうそう新製品が出るようなジャンルじゃない。十年一日とまでは言わないけれども,いつ行っても,どの文具店に行っても,風景は同じだ。
 それでも何かないかと思って,ノートや鉛筆以外の売場も見てはみるんだけれども,買う気がないんだから気合いが入らない。

● 手帳も昨年から百均のA5手帳を使っている。バラして,パンチで穴を開けて,バインダーに綴るなんちゃってシステム手帳だ。
 昨年はマンスリー,今年は週間バーチカル。これが自分にはちょうどいいと思っているので,高価な手帳には気が行かない。

● というわけなので,補充すべき消耗品もない。手帳には4色のボールペンを使っているんだけれども,こちらもリフィルは一生分以上を在庫している。
 こういうことをすると,その在庫に縛られて,使うペンを途中で変えることができにくくなる。もったいないと思っちゃうからね。アホやなと思いますわ。

● といって,モンブランやペリカンの万年筆を使うようなタマじゃないしねぇ。そんな売場をうろついてて,店員から声をかけられたらドギマギしちゃうよ。
 エッ,アッ,すみません,見てるだけなんです。

● Standard Products では,青森の店舗で見かけながら買いそびれた300円のスマホスタンドがあったら買おう,と思ってたんだけども,川崎の店舗にもなかった。
 たかがスマホスタンドだけれども,ないとなると,逃がした魚は大きいの理屈が効いてくる。

2025年7月9日水曜日

2025.07.09 銀座−伊東屋と蔦屋書店

● 銀座もうだるような暑さ。温めの風呂にズーッと浸かってるような。
 伊東屋を覗いてみた。お客さんの9割は外国人じゃないか。伊東屋は東京の立派な観光資源になっているようだ。

● というか,銀座じたいがインバウンドで溢れている。銀座全体が観光資源なのだろうな。
 現在のパリのシャンゼリゼ通りはどうなっているんだろうか。あそこは今も銀座通り以上だろうか。

● その外人さんも伊東屋に慣れてる感じなんですよ。コロナ収束直後の騒々しい感じがない。リピーターが多いのか。
 伊東屋は1階を覗いただけで退散。2階以上に上がる気力はなかったです。

● 次は蔦屋書店。渡邉製本の「セブンシーズ ブンコ」を購入。黄色の他に “かすれリネン” もあるが,そちらは数年前にやはり蔦屋で買っている(まだ使っていない)。
 ノートに2,640円も出すのは本意ではないのだが(A6 Campus を24冊買えるんだぞ),蔦屋では色々と眼の保養をさせてもらってるからねぇ。

ジゼル愛華「Time Traveler」
● といっても,中紙は192枚。モレスキンの倍。製本もモレスキンとは比較にならないほどしっかりしていることだろう。紙質もモレスキンは藁半紙と呼びたいほどに劣悪だが,こちらはトモエリバー。
 モレスキンに比べれば,非常にリーズナブルな価格かと思う。

弓指寛治「4年2組」
● 蔦屋書店では今日も盛り沢山の展示を開催中。ジゼル愛華「Time Traveler」,弓指寛治「4年2組」,「虹を探しに行こう」,「根付における春画」。他に,写真にはないが,原伸一「Soul&Digital」など。
虹を探しに行こう
 ぼくはもう,美術,特に現代美術は,自分の手に負えるものではないと諦めているが,行けばひととおり眺めてくる。そうして,自分の手に負えるものではないとの確信を深めることになる。

根付における春画
● 「4年2組」の展示では,リアルなのか創作なのかはわからないけれども,小4生のノートもあった。
 同じページに勉強の痕跡もあり,落書きもあり。文字や数字もあれば,絵らしいものもある。自分が小4だった頃のノートがどうだったのかは,もちろん憶えていないが,このノートには小4ならこうだろうなと思わせるリアリティーがあった。自由奔放なのだ。

2025年7月8日火曜日

2025.07.08 A罫の功

● 写真の美桜ノートをここまで使ってきて,A罫も悪くないなと思っているのだが,16枚(32ページ)はさすがに薄すぎる。
 メルカリで4冊400円で買ったので,1冊100円なのだが,3〜4日しか保ちそうにないノートに100円を投じたのか。Campus もダイソーで110円で買えるわけだから,だいぶコスパの悪い100円だな。
 Campus に少々飽きて気分転換をしようと思ったのだが,もう気分は転換した。Campus に戻りたくなっている。が,あと3冊残っている。

● のみならず,3冊300円の出物があったので,それもポチッてしまった。あと6冊になった。今月中には使い切れると思うのだけど,余計な300円だった。
 メルカリで1冊100円は最も安い出品で,1冊300円などというものもある。安いからという理由でポチッてしまったわけだ。たいした額ではないからどうでもいいようなものではあるのだが,ここでも過剰に買いすぎてしまった。

● 紙質も Campus に劣るし,2カ所をホチキスで留めているだけだから,製本上の耐久性も弱い。
 遊びで使う分にはいいと思うが,長く遊べるようなシロモノではないということ。ビールを買うともらえる景品のノートなのだから,当然ではある。

● しかし,発見もあった。いや,発見ではなく,あたりまえのことを実地に確認しただけのことなのだが。
 1つめは罫線幅が広くなると,こちらが書く文字も大きめになること。罫線が書く側にけっこう大きな作用を及ぼす。
 後から読み返すのにはいいと思う。多少は読みやすくなる。

● 鉛筆は芯をカリカリに尖らせて書くよりも,ほどよく丸まった芯の方が滑らかだし,鉛筆の持ち味を活かせるのではないかと思っているのだが,それをするには前提としてある程度大きな字を書かなければならないということだ。
 鉛筆の持ち味を活かすには, B罫よりもA罫を使った方がいいかもしらないということ。これが2つめ。

● 字はていねいに書け,とも言われる。ていねいに書くばかりが能ではないと思うけれども,時々はていねいに書いてもいいだろう。
 その機会を,たとえば硬筆書写というような形で,わざわざ設けるのも悪くはないだろうけれども,普段の筆記の中で時々体験してみるので充分じゃないか。
 で,ていねいに書くには,やはり大きめの字を書くことになる。蝿の頭のような小さい字では “ていねい” を込めるのは難しい。そのためにも,A罫にするメリットはあるような気がする。これが3つめだ。

● その上で言うのだが,B罫の Campus に戻りたくなっている。景品ノートを使い続けるのはちょっと辛いわ。
 これが Campus のA罫だったら,よし,これからはA罫を使うことにしよう,と思ったかもしれないのだが。

2025.07.08 パーフェクトペンシルを使わないとね

● 買って後悔したものの筆頭が FABER-CASTELL のパーフェクトペンシル。KIDS から伯爵まで。何で途中で止めなかったんだよ。
 しかし,買ってしまったんだから何とか使えないかと,生来の貧乏性(ケチ)が頭をもたげる。

● あらかじめセットされているデフォルトの鉛筆を使うのは,ほとんど拷問に近い。国産鉛筆に慣れてしまった人なら,同じような感想を持つと思う。
 国産鉛筆を途中まで使ってから,このキャップに挿して持ち歩くとかになるかねぇ。でも,それをするなら,ミミックがあるしねぇ。

● どんな使い道があるかね。伯爵を持ち歩いて,どうだッと見せびらかすかね。下品を地で行くやつ。
 10代や20代の若造ならともかく,いい歳こいた中高年がそれをやったんじゃ,私はバカですという看板を背負って歩くようなもんだよなぁ。

● というわけで,こういうふうに使おうという道筋は全然見えないんだけども,買ってしまったんだから使わないともったいないと思ってるんですよね。
 普通に筆箱に入れて持ち歩いて,普通に使いしかないでしょうかねぇ。



● UFOはともかく,9000番の方は意外に鉛筆の軸色を選ぶ。トンボ8900のオリーブグリーンは合わない。三菱9800がドンピシャリ。キャップより黒味の強い緑と合うようだ。北星9500でも行けそうだ。
 てか,こんなことをしているなんて,どんだけ暇なんだ,オレ。

2025年7月6日日曜日

2025.07.06 美桜ノートを使おうか

● キリンビール景品のA6ノート。中紙は8枚折りの16枚。A罫15行。
 これだと4日で使い切るんじゃないかと思う。4冊あるので約半月。

● 只今使用中の Campus の次はこれを使ってみるかな。今田美桜オーラを浴びながら,気分を変えてみるか。

● はい。Campus を使い終えたので,気分転換を兼ねて,こちらを使ってみます。
 Campus 用のクリアカバーをかけました。美桜サマのお顔を汚すわけには行きませんからね。

● A罫を使ったことがないはずはないんだけれども,記憶する限りではないんだよね。もっぱらB罫。A罫だと気持ち字が大きくなる気が・・・・・・錯覚か。
 錯覚ではないな。しばらく書いていくと,罫線幅に合わせて字がいくぶん大きくなる。罫線の威力だ。

● 行間にほどよく余白ができて,A罫も悪くないなとは思う。
 ただし,A罫とA6の相性がいいかどうかの問題はある。A罫を使うなら,最低でもB6がいいかもしれない。一覧できる情報量の多さを確保するためだ。

● もちろん,鉛筆を使っている。美桜ノートの紙質はそんなに悪くないと思えるものだが,Vコーンで書くと裏抜けする。
 その点,鉛筆は紙質を選ばない。藁半紙モレスキンにも完全対応するからね。

2025.07.06 UNICORN のゴムなし鉛筆

● UNICORN の消しゴムなしのやつを入手。以前,消しゴム付きのを買ってちょこっと使ってみた。かなりいいじゃないかと思った。
 ゴムなしのはそれとはまったくの別物という感想をネットで見たので,確かめてみたくなった。

● たしかに,ゴム付きの方が書き味が滑らかな気がした。しかし,ゴムなしがダメということでは全然なくて,9800と言い勝負をするんじゃないか。
 少なくとも,トンボの2558と8900ほどの違いはないんじゃないかと思う。

● あと,この違いは,ゴムの有無でわざと変えてるんじゃなくて,生産ロットによる違いかもしれないんだな。
 よくわからないが,そんな気がする。

● ゴム付きの袋には三菱鉛筆製造とあったが,ゴムなしの方は “発売元 UNICORN CO.,LTD.” とある。住所は三菱鉛筆と同じ。
 ゴム付きを使ったときには,ひょっとしたら三菱は名義貸しをしてるんじゃないか,と思ったんですよ。三菱ブランドの鉛筆とは何か違う。

● が,そんな荒唐無稽のあるはずもなく,三菱が製造しているんでしょうね。
 軸の太さも UNICORN と9800では9800の方がわずかに太いようなんだけども,同一メーカーでも軸径には差異があるものだし。


(追記 2025.07.12)

● UNICORN の軸の太さについて。9800と同じ太さのものもある。つまり,UNICORN の中で軸の太さが揃っていない。
 これも “鉛筆あるある” なんですかね。

2025年7月4日金曜日

2025.07.04 日本の公共空間は騒音に満ちている

● 青森駅の東西出口を結ぶ通路。テーブルと椅子が置かれているから,ノートと筆箱を携えていれば,書斎になる。
 しかも,ほどよくノイズがあるから,読書も作業もかえって捗るんじゃないか。こういう場所が青森には多い

● 通路での滞在時間を長くしてもらって,賑わいを作りたいゆえの措置だろう。少子高齢化による人口減少が前提にある。
 が,人口減少って悪いことばかりじゃなさそうだ。部外者には窺いづらい事情もあまたあるに違いないのだが。

● ただし,この通路の椅子に座る人はいない。この時期,ここで止まってしまうとかなり暑い。
 あと,トイズがほどの良さを超える時間帯が多いのだった。特に,エスカレーターに仕込まれた注意音がうるさすぎるな。これでは会話するのも難しいか。
 そこに駅のホームに流れる放送がそのまま聞こえてくる。壁と屋根で囲われているから,反響もある。ダメポ。

● 思えば(思わなくても),日本のオープンスペースはとにかくうるさい。エスカレーターが典型的だが,エレベーターも声付きがあたりまえになった。
 駅は発車放送に留まらず,JR製品のPRや,オレオレ詐欺に気をつけろといった,大きなお世話の “警察からのお知らせ” など,いっときも静かになることはない。

● とにもかくにも,品というものがない。なぜ,黙っていられないのか。利用者は愚民だという前提になっているのか,これが親切というものだとされているのか。
 この点に関しては,日本は永遠の発展途上国だ。といっても,欧州がどうなのか,ぼくは全然知らないのだけど。

2025.07.04 Standard Products でお買いもの

● 青森駅ビルの Standard Products(&ラビナ店)に0.7㎜のシャープペン芯(2B)があったので,買っておく。
 鉛筆ならB(北星ならHB)で軟らかさは充分だが,シャープペンで同じ感触を得ようとすると,一段階上の濃度の芯が必要(だと感じる)。

● それ以外にこの2つ。スマホ置くだけスピーカーとPCスタンド。どちらも1,100円。
 この前来たときに,このスピーカーと300円のスマホスタンドが気になったんですよ。でも,青森で買って持ち帰らなくても,地元で買えばよくね?

● ところが,地元の Standard Products に行く機会がなかなかない。Standard Products って,ついでに寄るとこでしょ。Standard Products に行くために出かけるってないじゃないですか。
 したらば,2日の時点でスマホスタンドは売り切れてた。3日の時点でスピーカーも残り3台になってた。こりゃ買っとくか,となったわけなんでした。

● ちなみに,何で連日,Standard Products を覗いているのかと言えば,Standard Products が入っている駅ビルの4階以上がホテルになっていて,そのホテルに泊まっているからだ。ついでに寄れるのだ。

● あと,イヤホンも買った。これはイヤホンを忘れてきたからで,客室で YouTube なんかを見るときに,同居人に迷惑をかけてしまうんでね。
 間に合せでいいので330円のを買ったんだけど,550円でハイレゾ対応を謳っているのがある。

● デジタル化によって音を再生するための機材が少なくてすむようになった。再生のためのコストが少しですむようになった。
 加えて,ストリーミング配信が当たり前になった。音楽はスマホで聴くのが普通になった。
 音楽が民主化が大衆化された。クラシックでもジャズでもネットに転がってないものはない。

● その代わり,音楽を聴くことの祝祭性も大きく減少した。ゆったりとソファに座って音楽に耳を傾けるというのは大時代的なイメージになった。
 レコードをターンテーブルに置いて,静かに針を落とすといった儀式性も。

● 音響メーカーは飯の種を失い,いくつかは廃業した。残ったところも,ベッドフォン,イヤホン,BTスピーカーなど,小さい機器が儲けの種になった。
 そのイヤホンもどんどんコモディティー化しつつあるのだろう。メーカーにとっては苦難が続く。しかし,そんな苦難をあざ笑うかのように,時代はどんどん前に進んで行く。