● おかしいなと思うことが世の中にはいくつかあるが,そのひとつが転売ヤーを叩くことだ。1万円で買ったものを3万円で売ったとて,売れたのであれば,それは適正価格だったってことだ。
適正価格がいくらかなんて,事前にわかるはずがない。売れたかどうかで,事後的に検証できるだけだ。
適正価格がいくらかなんて,事前にわかるはずがない。売れたかどうかで,事後的に検証できるだけだ。
● 野原工芸あたりから転売ヤーが目立つようになったのだと思うが,ダフ屋というのは大昔から存在する。3倍の値段でいいからその試合なり公演なりを観たい,という人がいる。
それをケシカランとは言えないだろう。であれば,それに対応する人を貶すのもおかしなものだ。
● 彼らがいるから,必要な人に行き渡る。行き渡るところまでは行かないかもしれないが,何割かの人は自身の希望を叶えることができる。
転売ヤーは必要だ。必要悪ではなく必要。
● それを見込んで大量に買い占めるのがいけないというのはわかるんだが,転売ヤーの資金力などしれたものだ。はじめから供給不足なのであって,転売ヤーが供給不足を作り出すわけではない。
もし売れなければ,転売ヤーが損失を被る。彼らもリスクは取っている。
● どうしても叩きたければ,転売ヤーではなく,供給元の限定品戦略を叩いたらどうか。あるいは,自分は絶対に手に入れたいのに,それを危うくする自分以外の購入希望者を叩けばよい。
もっと言えば,そんなものを欲しがる自分のバカさ加減を叩くべきだ。なぜ,それをしない?
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