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2026年8月26日水曜日

2026.08.26  補助軸あれこれ

コーラル
● 久方ぶりにミミックを使ってみた。コーラルは清楚な女子高生。ナンテンは爛熟のスナックママ。

ナンテン
● 鉛筆に補助軸を装着すると書き味が変わる。長さの他に,太さと重さを付加するわけだから,当然そうなる。
 ミミックは太さと重さの付加率が高いので,書き味の変わりようも大きくなる。書き味をあまり変えたくないのであれば,補助軸はポイントコーポレーションの一択かと。
 デビカもこの点ではポイントと変わらないのだが,真鍮にクロームメッキを施しているため,グリップが少々滑りやすいのが難。

● 補助軸の中で圧倒的に使用頻度が高いのは,その真鍮無垢のポイント補助軸。軽くて鉛筆の軽快さを損なうことがない。
 重さが欲しい気分のときは STAEDTLER に手が伸びることが多い。ただし,重さが欲しくなることはそんなにない。このあたりはその時の気分次第だ。

● 長く使って経年変化を楽しみたいのであれば,ミミックを使うのがよろしからん。ナンテンとかペンギン,パシフィックではなくて,テンピョウやスマトラ,エボナイト(ショート)がよろしいのではないか。
 この点,ぼくは刹那主義で,今が快適ならばそれで良しと考えるタイプなので,経年変化などという将来のことまでは頭が回らない。

● 鉛筆をギリギリまで使おうとすれば,補助軸に装着したまま手削りすることになるが,それを可能にするのはクツワの補助軸のみ。文具店の学用品売場にあるアレだ。
 ミミックがどう,ポイントがどうと言っても,最後にクツワがなければ話にならない。したがって,どれか1つを選べと言われれば,アルミ製の昔からあるあの補助軸にならざるを得ない。ひとえにホールド力の強靭さによる。

● 補助軸はあくまで鉛筆を “補助” する脇役だ。主役をさしおいて自分が目立っていたのでは話にならない。
 この点において,いわゆる工房系の補助軸は存在を主張しすぎている。俺が俺がとうるさくて仕方がない。

● ミミックも補助軸を主役にする設計思想による。鉛筆の補助軸となるだけではなくて,ボールペンやローラーボールにもなるのだが,その設計思想に共感できるかどうか。
 共感したがゆえにぼくもミミックを購入したのだけれども,最近はどうも鉛筆は鉛筆であればよく,万年筆に見せる必要はないと思うようになっている。

2026年8月13日木曜日

2026.08.13 補助軸の楽しみ

● Hi-uni のBを FABER-CASTELL と伊東屋の補助軸に入れて。FABER-CASTELL 補助軸も MADE IN JAPAN。たぶん,同じところが作っている。
 補助軸としての使い勝手は FABER-CASTELL が勝る。補助軸の違いが書き味にも影響すると感じている。
 ただし,価格は倍違う。それでも,FABER-CASTELL の補助軸はなかなかいいぞ。

● Hi-uni は1966年に100円で発売された。当時,官製ハガキは7円。今は12倍の85円。
 ところが,Hi-uni は1.5倍にしかなってない。恐ろしく安くなった。
 当時の小学生は10円の鉛筆を使っていたが,現在の貨幣価値に換算すれば120円になる。今どきの小学生が150円の Hi-uni を使うことに何の不思議もない。

● 2024年3月に鉛筆党に入党して,以後,ほとんど鉛筆しか使っていないのだが,鉛筆を使う楽しさのひとつに補助軸を使えることがあるのは間違いない。
 鉛筆のメインユーザーは小学生だと思うのだが,補助軸の使用を禁止している小学校は珍しくない。それでは鉛筆の楽しさを十全に味わうのは難しい。
 それができるのは中学生になってからということになるのだろうが,中学生や高校生になると,鉛筆派は少数になるだろう。シャープペンの世界になる。

● なかなか上手くいかないものだ。かく申すぼくも補助軸に挿した鉛筆の面白さを知ったのは高齢者と呼ばれる年齢になってからのこと。
 それでも「鉛筆+補助軸」の世界を知れて良かったと思っている。鉛筆をギリギリまで使うことの快感も知ることができた。補助軸なくしてそれは不可能だ。

● 補助軸にも色々ある。Hi-uni の価格150円(+税)を基準にすると,ミミックは鉛筆の100倍,FABER-CASTELL 補助軸は10倍の価格になる。ポイントやクツワは2倍。
 実店舗のところは,約2倍しかしないポイントやクツワの補助軸を最も多用している。ギリギリまで鉛筆を使おうとするのであれば,クツワの補助軸は必須アイテムになる。

● 目先を変えて楽しむのもいい。たぶん,放っておくといろんな補助軸が集まる(集まってしまう)だろうから,自然と目先を変えて楽しむことになるだろう。
 それも鉛筆を使うことの中に含まれる。鉛筆は楽しい筆記具なのだと,今は思っている。


(追記 2026.08.14)

● しかし,結局はこうなるのだな。平時のポイント,有事のクツワ。補助軸はこの2つでよし。
 有事というのは,いよいよ短くなると補助軸に挿したままで手削りすることになるからで,その場合にはクツワの強力無比なホールド力が必要。今は平時。

2026年7月28日火曜日

2026.07.28 東京の文具店巡り 2

● 今日はJRの都区内パスを買った。まず,東京で下車して,トラベラーズファクトリーを覗いてみる。
 ブラス鉛筆やボールペン,消しゴムのスリーブ,ステッカー,絵ハガキなんぞを買ったことはあるが,本体に手を出すつもりはない。ぼくには高額すぎる。

● 茶道具を連想してしまう。贅を排してシンプルを極めたのが茶道と言われることがあるが,贅を排すためのコストがバカ高くて,茶道に入るにはそれ相応のお金がかかる。貴族趣味の範疇になってしまう。
 それが茶を趣味とする人たちの矜持になっているようにも思われる。バカバカしい話だ。

● トラベラーズノートも一枚皮に紙を挟むという単純な構造を表看板にしていると思われるのだが,ユーザーがトラベラーズノートを選んだのは,たぶん,単純な構造に賛意を表した結果ではなくて,別の理由によるのではないかと邪推している。
 ともあれ,単純な構造を製品化すると,高額なものになるのだ。

● オアゾに入ってすぐのところにある CanDo。Seria と共同購入しているのかと思うほどに,Seria と共通する商品が多い。
 ディズニー柄のA6ノートを買ったことがあるが,そのくらいかな。今回も覗いただけ。

● 上野。Ecute上野の ANGERS。昨日は丸の内店を覗いた。
 各店舗に何を仕入れるかの裁量の余地をある程度は認めているのだと思うが,基本は本部が決めているから,ANGERS らしさはキッチリ保たれている。狭いながら心地いい空間だと来るたびに思う。

● その ANGERS でもそうそう買うものはない。文具は長保ちするのだ。1本の鉛筆を使い切るには1ヶ月はかかる。万年筆なら毎日使っても10年は保つだろう。
 消費が早いのは紙類だが,そういうものは手元に在庫を溜めている。頻繁に買うものではないんだな。

● 池袋。東武百貨店に入っている伊東屋池袋店。先日も覗いたばかりなのだが,ゆっくり目の保養をするなら,本店よりも池袋店が吉。
 文具に実用性しか求めないぼくのような人間には,そうしばしば訪れるところではないと思うが。店側も来られても迷惑かもしれない。

● 新宿は魑魅魍魎が住む阿鼻叫喚の巷というイメージ。わけがわからない。自慢じゃないが,巨大建造物である新宿駅構内で迷子になったこともある。
 が,世界堂にはスッと行くことができる。もう少し努力すれば,点が線になり,線が面になるだろう。が,新宿に対してそこまでする情熱は持てない。

● ともあれ。世界堂を覗いてみた。これが3度目(いたって少ない)。伊東屋は高級路線に転じているから(それが悪いとは1㎜も思わないが),文具に実用性を求める人には世界堂の方がはるかに面白いだろうと推測する。
 伊東屋より空いているのもいい。ゆっくり商品を見て歩ける。が,世界堂も外国人客が過半。日本文具は世界に冠たるものなのだな。

● ぼくは1階と2階にしか行ったことがない。3階以上はぼくなどが行ってはいけないところ。今回も同じ。
 1階でA6のジャポニカ学習帳を買った。8㎜横罫のがあったので。憧れのジャポニカ学習帳を使うことができる。
 この2日間の文具店巡りで初めて現物を購入したことになる。やれやれだ。

● 2階では FABER-CASTELL の鉛筆補助軸と Caran d'Ache の鉛筆。FABER-CASTELL の補助軸は MADE IN JAPAN。素材は真鍮。伊東屋補助軸と同じで,尻から締める方式。製造しているところも同じではないか。それで1,200円とは少々高すぎないか。だったら買うなよ,という話ではあるが。
 FABER-CASTELL 9000番よりやや細いアメリカンなミシガン工科大学のノベルティ鉛筆を装着してみたが,細すぎてきちんとホールドできない。まさか9000番もホールドできないなんてことはないんだろうな。

● Caran d'Ache の鉛筆 は775の4B。今年の1月に福島の「ペントノート」でBを買ったのだが,硬くて一般筆記には向かなかった。
 と言ってしまうと,言い過ぎなんだな。ぼくの嗜好には合わなかった。ので,あらためて4Bを。

● 世界堂価格でも484円もしやがる。国内最高峰の Hi-uni でも165円だというのに,何を血迷ってるのだ。ま,スイスで作ってるのだから製造原価が違う。一般筆記用ではなく描画用だろうが,それが原価に影響するのかどうかはわからない。
 ともあれ。これなら普通に使える。もう買わないけどね。


(追記 2026.08.01)

● 新宿の世界堂で買った FABER-CASTELL の補助軸。さすがに,自社の9000番は問題なくホールドするのだが,MADE IN JAPAN ゆえか日本製鉛筆との相性がいいように思われる。
 伊東屋の補助軸と並べてみる。長さも尻で締める構造も同じ。真鍮にラバーを被せているから,この構造にならざるを得ない。製造しているところは同じと見て間違いないと思う。

● ただし,鉛筆のホールド力は FABER-CASTELL の方が優れていると感じる。鉛筆との一体感を確保できるのは FABER-CASTELL の方だ。
 価格は倍近く違うのだが,その価格差を考慮しても,FABER-CASTELL を選ぶのはありかもしれない。本文で高すぎる、目的と言っているが,ごめんなさい,それは訂正します。
 が,どちらも選ばないで,ポイント補助軸を使うのがもっと吉かもしれない。ポイント補助軸も同じところが製造している。

● と,ここまで言ってしまってから,この補助軸のパッケージにポリクロモス色鉛筆用と記載されていることに気がついた。
 9000番用じゃなかったのか。ぼくはポリクロモス色鉛筆がどういうものか知らないのだが。

2026年7月17日金曜日

2026.07.17 ポイントコーポレーションの補助軸

● 当初は鉛筆のホールド力に不安と不満を覚えながらも,現在では最も多用することになったポイント補助軸。
 リアル店舗でこれを扱っているところというと,ぼくは ANGERS しか知らない。が,Amazon をはじめネット通販で買える。

● 補助軸はこれとクツワでいいんじゃないか。なぜそうなのかということは,すでに何度か書いているので,できるだけ繰り返さないようにしたのだが,肝心の要はポイント補助軸が工業製品であることだ。
 工業製品だと,過剰な装飾にまみれることがない。これが基本かなお思っている。

● 手作りの方が間違いなく稀少価値はある。量産が利かないからだ。価格も高くなる。ある種の人にとっては,それが “所有する歓び” を刺激してくれるのだろう。
 が,機械生産より手作りに値打ちがあるとは,ぼくは思わない。文房具に関しては特にそうで,機械化の歴史は品質向上・安定の歴史でもあったはずだ。

● 文房具は実用品であって,眺めて愛でる工芸品である必要は寸毫もない。工芸品もあってもいいと思うけれども,それが主流になっては困る。なるわけがないのだけれどもね。
 文房具は素っ気ないくらいがちょうどいいのだ。ずいぶん前から “デコる” が文具界隈のキーワードであり続けている。ユーザーがデコって遊ぶのはいいとして,そのために使う道具までもがデコラティブであってはならない。

● 俗に言う工房系の補助軸は,醜悪と言いたいほどに存在感がありすぎる。主役は鉛筆だぞ。ポイント補助軸のように,形態が機能を直裁に表していて,かつ機能以外を表していない,というのがいい。
 形態に自己主張は要らない。要らないものは,あってはならないものだ。

2026年6月2日火曜日

2026.06.02 鉛筆が短くなると,芯を長く出すことについて

● ハンドル式の鉛筆削りで削れるのはここまで。以前はここからは手回し式の鉛筆削りを使ってたんだけど,手回し式で削るのはどうも迂遠なことをしているような気がしてきて,ここから手削りするようになった。
 それも思いっきり芯を出して,これより先は芯ホルダー用の芯研器のお世話になる。これが最も面倒のない方法だと思っている。

● 芯をむき出しにすると擦過音がハッキリ聞こえてくるようになる。それも悪くない。
 ただし。こういうふうに芯を長く出すと,書き味は極端に落ちる。絵を描くんじゃなくて,文字を書く場合の話ね。

● 逆に言うと,木軸の役割を認識できる。芯を保護する,握りやすくする,の他に筆記時の細かい振動を吸収して芯に負担を与えないという役割を果たしていそうなんだな。
 普通に鉛筆削りで削った場合,軸から出る芯の長さは6㎜程度になるが,存在するものすべてに理由があるということなんだな。6㎜程度がちょうどいいのだ。良くできている。
 そこを敢えて,芯を長く出すというのを,これからも続けるつもりだけれども。

● 補助軸はポイント補助軸をもっぱら使うようになった。伊東屋もミミックもたんぽぽもほぼ使わなくなった。
 が,それは平時のこと。こうした有事(?)に至ると,補助軸はクツワ一択になる。補助軸に装着した状態で削るわけだから,しっかりとホールドしてくれる補助軸じゃなきゃ困る。この点においてクツワはすばらしい。

2026年4月19日日曜日

2026.04.19 ポイント補助軸,礼讃

● 鉛筆補助軸は何を使うか。そのときの気分で決めている。4本程度選びだして使う。それぞれ別のものを。
 今日は伊東屋とポイントの気分。

● どちらも同じところが製作しているようなのだが,町工場が文具を支えているのは,鉛筆補助軸に限るまい。表に出ているメーカー間競争も熾烈だろうが,町工場があるから競争もできる。
 たんぽぽ補助軸(上の写真の下のやつ)も同じところが作っているようだ。この恩田金属製作所のサイトを見ると,エンドユーザーへの直接販売もしていたようなのだが,今はやめているっぽい。

● 伊東屋とポイントの違いは2つ。伊東屋のはイートンペンシルの風合いを出すためにラバーを巻いている。対して,ポイントは真鍮無垢。
 ラバーを巻いたために,鉛筆をホールドするためのネジを伊東屋のは頭に持ってきている。対して,ポイントのはチャックの近くで締め付けるようになっている。

● 総じて,真鍮製補助軸はホールドに少々の難がある場合が多い。ぼく一個の印象かもしれないが,ホールドだけを考えるならアルミ製がいい。
 特に,頭から締め付けの力を伝える構造にすると,難が大きくなるんですかね。伊東屋の補助軸はきつく締めても鉛筆がガタガタする。

● そのポイント補助軸をぼくは4本しか持っていない。ぼくの知る限り,リアル店舗では ANGERS が扱っている。
 が,ネット通販で買えるのでね。リアル店舗を気にしてもしょうがない。最初の1本は ANGERS で買い,次にヨドバシ(.com)で3本買った。

● 1本は他の補助軸と取り混ぜて家で使い,もう1本は旅行先で使っているのだが(旅行用の筆箱に入れている),あとの2本は未開封のままだった。使用中の2本が逝ったときのためにとっておいたのだが,そういうバカなことはやめて,4本すべてを同時進行で使うことにした。
 ということはつまり,ポイント以外の補助軸は使わないことになるってことでもある。平時の補助軸はポイントのみにしようと思いますですよ。

● 補助軸はポイントが一番手になじむということなのだ。手がポイント補助軸を好んでいる感じ。
 後付けでその理由を考えてみると,まず軽いこと。鉛筆の軽さを阻害しない。

● 次に太さの問題。ポイントは補助軸の中で,一番かどうかはわさらないけれども,細い方に属する。以前は太い方を好んでいたのだが,そのあたりが変わってきた。
 鉛筆を直に持つことにも,以前比べれば違和感がなくなっている。ポイント補助軸の太さ(細さ)がしっくり来るようになった。

● 第三に,真鍮無垢の味わい。手触りも含めて,得も言われぬ。指があたるところにギザギザや切れこみないのだけれども,そのために指が滑ることはない。
 これにクロームメッキを施すなんてとんでもない。滑るようになるしね。
 上記のとおりホールド性能に若干の不安を残すものの,この味わいがいいんだな。当分はこれで行くぜよ。

● 鉛筆がいよいよ短くなってきて有事に入ると,アルミ製のクツワに頼ることになるんだけれども,ある程度の長さがあるうちは,こいつで。
 平時においてはポイントコーポレーションの真鍮補助軸がよろしおす。ありったけ(4本しかないのだが)のポイント補助軸を同時使用していくことにした。

● ちなみに,STAEDTLER の補助軸は,この重さいいじゃんと感じる日もあれば,重すぎるわと感じる日もある。落差が大きい。
 今日は重すぎるわと感じている。

2025年9月25日木曜日

2025.09.25 STAEDTLER の補助軸が逝く?

● STAEDTLER の補助軸が逝ったかもしれない。書いている最中に鉛筆が中にめり込むようになった。強く締めてもこの現象が起きる。短い鉛筆でも長めの鉛筆でも起きる。
 寿命か。よく働いてくれた。合掌。

● STAEDTLER 補助軸のグリップは汚れが目立つので,何度か中性洗剤で洗っている。もちろん,ひと晩乾かしてから装着している。
 これだけ暑い夏だったのだから,ひと晩で乾かなかったはずはないと思う。何が原因でめり込むようになってしまったのかはわからない。

● 逝ったかもしれない方を点検してみると,チャックのしなやかさが失せ始めたような感じ。原因はこれだったのかと思ってみたけれども,もちろん素人に診断がつくはずもない。
 グリップ部の内部のネジ山がどうにかなって,きつく締め付けてもちゃんとチャックを押さえられないようになっているのかとも考えてみるが,それもぼくにわかるはずもない。

● ともあれ,もう1本の STAEDTLER 補助軸で作業を続けたのだが,この新しい方のグリップを逝ったかもしれない方に差し替えてやると,めり込まなくなるんですよね。
 そうして,元に戻してみると・・・・・・あれ,めり込まなくなってるじゃないですか。まだ使えそうだな。

● そのまま使い続けてみたのだが,めり込み現象は消えた。逝ったと思ったのが生き返った。
 もちろん嬉しいのだけれども,何だか狐につままれたような気分ではある。

2025年9月21日日曜日

2025.09.21 また,クツワの「シンロケット鉛筆クリア」について

● 持出し用に北星9500 HB を3本,筆箱に入れている。そろそろ,次を用意しておくか。
 未使用状態の鉛筆にキャップを付けると筆箱に入らないわけだから,予め短くしておかないといけない。で,次は9606にするつもりで,スタンバイを完了した。

● 次の次はクラフツマンにしようと思っているので,目下,準備作業中。
 “ぷにゅグリップ” の代わりに “シンロケット鉛筆 クリア” を使うことにした。鉛筆の長さが半分になるまではこれで行ける。半分になったら普通の補助軸に切り替える。

● どういうわけか,鉛筆が短くなるとこの製品は使いものにならなくなる。おそらくだが,筒の内径がやや大きすぎるからだ。
 かといって,鉛筆の軸径はメーカーによって,同じメーカーでも製品によって,違うのだから,いずれの製品にも対応するには,これくらいの幅にしなければなるまい。

● これで全て賄おうとしないで,美味しいところだけいただくという発想で使えばいいものだと思う。
 “ぷにゅグリップ” の機能は補って余りある。こちらの方が良い。

● 国産鉛筆より細軸の Faber-Castell 9000番でも “シンロケット鉛筆 クリア” は問題なく使えた。鉛筆が充分に長ければ。
 ちなみに,Faber-Castell 9000 の3BよりクラフツマンのHBの方が濃いし軟らかい。これを3Bにしてるとは,ヤツらはどんだけお硬いのが好きなんだ?

2025年9月20日土曜日

2025.09.20 ㈱パイオニアの樹脂製補助軸

● 書いていて最も疲れない補助軸はこれになるかな,と。貫通式ならほぼこれ一択。
 ということは貫通させなくてもこれを使えばいい,と。これくらい太い方がぼくには合う。
 アルミや真鍮製のように締め付けないことが肝。締め付けすぎると軸が割れる。
 でも,ちょっと待ってくださいよ,お爺ちゃん。

● ちょうどいい太さのこの樹脂製補助軸,派手な絵柄やキャラクターをあしらっているのも楽しいのだが,もっと大人しいのはないのか。
 絵も文字も入っていない完全スケルトンがあると嬉しいのだが。

● 最もそれに近いのは,これかもしれない。ステッドラーのやつ。ただし,問題が2つある。
 第1。これでもなお,ステッドラーのロゴが邪魔。

● 第2。これは製品として供給されていない。非売品だ。たぶん,他の製品を買ってくれた人への景品として使われているのだと思う。
 ゆえに,入手経路が限られるし,その経路も安定していない。現時点でメルカリに出ているが,450円。同等品がかつてダイソーで販売されていたことからすると,胸が悪くなるほど高い。

● 製造しているのは池袋にある㈱パイオニアなのだが,ここは100%,B2B の取引で,同社がエンドユーザーに製品を供給することはない。販売元に製品を卸す。
 ということは,完全スケルトンの製品などあるはずがない。不二家,コカコーラ,日清食品などの食品メーカー,ディズニーやサンリオ,アニメのプロモーターなどが大口顧客になっているようなのだが,自社製品の宣伝に使うわけですからねぇ。

● 一番いいのはダイソーで売ってたやつなんだが,ダイソーが復活させる気配はない。たぶん頻繁に軸割れが起きたんだろう。苦情が多かったんじゃないかと推測する。
 普通の補助軸のように締めつけちゃダメなんだけども,その点の告知が不十分だったのかね。

● 結局,結論はというと,透明軸を求めるのはないものねだりということ。透明軸は諦めよ。
 これも透明軸に近いんだけれども,近いだけであって,透明軸とは言えない。こういうものは100でなければ0だから。
 ま,しょうがない。ペコちゃんやスヌーピーや名探偵コナンと仲良くするしかないということだね。

2025.09.19 クツワの「シンロケット鉛筆クリア」は補助軸として使えるか

● 補助軸の欠点を強いて言えば,鉛筆の意匠を隠してしまうことだ。特に,貫通式の補助軸の場合。
 ので,透明軸の補助軸がないかと探すことになるのだが,その候補のひとつがクツワの「シンロケット鉛筆クリア」だ。グリップ部分を除けば完全なスケルトンだから,鉛筆の意匠を楽しむ楽しみを失わずにすむ。

● 貫通式補助軸としてはほぼほぼ使えると思う。が,鉛筆が短くなってホルダーに収納できるようになると,だんだん怪しくなってくる。
 本来の補助軸が必要になる短さになると,もはや全く使えないシロモノに成り果てる。製品名にもなっている,メーカーが想定した使い方(短くなった鉛筆を数本入れて順繰りに使っていく)をするには,たぶん向かない。

● 短くなるとガタガタ言いだすのだ。グリップがガタつくのではない。そこは指で押さえているわけだから。
 内部にスッポリと収まってしまう長さになると,鉛筆の頭が筒の内部にコツコツとあたることがあるのだ。どうしてそういうことが起こってしまうのかはわからないが,それがガタガタするという印象に変換される。
 普通の補助軸を必要とするほどに短くなった鉛筆の場合は,まともに握れなくなる。

● ただし,鉛筆がハーフサイズになるまでは,特に貫通してる間は,鉛筆の意匠が外から見える,軸に太さを付加するための補助軸として使用に耐える。もちろん,貫通式補助軸としては,BLACKWING にも対応する。
 結局,「シンロケット鉛筆」は補助軸ではなく,「ぷにゅグリップ」の代わりになるものですかね。

● 貫通式ではない普通の補助軸で鉛筆の意匠を隠さないのは,ぼくが知る限り,ミミックのドロップスしかないが,普通の補助軸にそれを求めるのは,そもそもが筋違いのような気がする。

2025年8月22日金曜日

2025.08.22 またまた,クツワ補助軸礼賛

● 最も使用頻度の高い補助軸はクツワ。鉛筆の決定版はなかなか決まらないが,補助軸の決定版はすぐに決まった。徹頭徹尾,実用性を追求したクツワ一択。

● 鉛筆はギリギリまで使いたい派なのだが,そのためには補助軸に装着した状態で手削りすることになる。
 そのときにしっかりホールドしてくれて,安心して手削りできるのはクツワの補助軸だ。

● ネジ式とノック式の2種をピンクと黒で持っているんだけども(ネジ式の黒は,先日,三鷹の山田文具店で買った),黒を使ったことは一度もない。
 やっぱピンクよねぇ,ってこと。ぼくは赤とかピンクの女色が好きなのだ。青とか緑が嫌いということではないのだが。

● ノック式の使用頻度が特に高い。グリップの太さが好みに合う。
 相当に堅牢なので,これだけで一生保つんじゃないかと思う。

● 鉛筆が比較的長い間は,STAEDTLER の補助軸も使っているが,真鍮製の補助軸からは離れつつある。
 ミミックですら,わざわざ使ってみようと決める前段階が必要だ(ミミックは真鍮製ではないが)。自然に手が伸びることはなくなった。

2025年8月18日月曜日

2025.08.18 昨日,三鷹の山田文具店の初訪問記念に買ったもの

● まずは黒い方の補助軸。275円。ピンクのは比較対象のクツワの補助軸。同じものですわね。
 山田文具店ではパッケージから出して,裸にして販売している。受ける印象が斬新なんですわ。クツワによく似てるなぁ,似てるけど買っておこうかなぁ,となった。

● こちらも補助軸。440円。ハーフサイズの鉛筆付き(ただし,その鉛筆は粗悪なもの。結局,捨てるしかなかった)。下は比較対象。下のにクリップを付けただけのものね。
 アルミでグリップがこの紋様だと,滑って使い物にならない。わかった上で購入した。何で? 訪問記念だからね。

● グリップ付きの補助軸はいくつかあるけれども,鉛筆を単体で持ち歩くことがない。ミミックでも “エクステリバー+マホウノシース” でもそんなことはしたことがない。
 パーフェクトペンシルなんざ尚更。あれは人前で使うものじゃない。品性を疑われても仕方がない。トラベラーズカンパニーのブラスペンシルを胸ポケットに挿したのでは,服が汚れる。
 
● もし,鉛筆を単体で持ち歩くことがあるとすれば,今回買ったのを使うと思う。けど,持ち歩くことはないでしょうな。
 ちなみに,このグリップをポイント補助軸に付け替えると,ちょっと緩すぎる感じかな。あまり実用的ではない。

● 北星のペンシルガード(550円)と鉛筆サック(385円)。ペンシルガードはヨドバシで買ってあるけど,リアル店舗で見るのは初めてだったのでね。買わないわけには行かない。
 鉛筆サックは大小あって,大を買った。補助軸に挿したままで被せられると思ってね。被せられるけど,鉛筆単体の方がシックリ来る。

● 品揃えが面白いから,三鷹に行けばまた覗いてみると思いますわ。

2025年8月12日火曜日

2025.08.12 鉛筆の書き味は変わる

● ここのところ,Hi-uni のBをメインに使っているのだが,Hi-uni の同じ書き味が一様にずっと続くというわけではない。その理由は大きく2つある。
 1つは削り方の問題。長いうちはハンドル式の鉛筆削りで削る。それが使えなくなると,携帯用の手回し式の削り器を使う。それでも削れなくなると,手削りになる。手削りになってからの書き味が変わるような気がしている。
 削り器の方が,ぼくが手削りするより上手く削るのだろう。

● もう1つは補助軸の問題だ。鉛筆は軽いのが身上だ。あれだけ軽いのに筆圧を抜いてもしっかり書ける。そこが黒鉛の魔術というものだ。
 したがって,補助軸も鉛筆の身上を阻害しない軽いものがいい。作り手もそう考えているだろう。材質は樹脂か真鍮かアルミになる。軽さを確保しようとすれば,どうしたってそうなる。

● それでも,かつて伊東屋が限定で出した ROMEO 補助軸のように,重すぎて実用に耐えないものが登場することもあるのだが,まぁ,しかし,そうしたキワモノは滅多に出てこない。
 伊東屋もそんなことは百も承知で,実用性以外の価値を追求したわけだろうから,実用的じゃないと文句を言うのは当たらない。

● 普通に使われている現行品の中で,重いと感じるのは STAEDTLER の補助軸だが,しかし,この程度に重い方が書き味は滑らかになるような気がしている。
 万年筆に対して,自重が筆記を助けてくれるという言い方をされることがある。その真偽についてぼくは詳らかにしないのだが,鉛筆補助軸の重さが勝手に筆圧を加えてくれるのだろうか。気持ち,書き味が滑らかになる。

● といっても,やはり軽い方を,ぼくは好む。STAEDTLER の重さは,実用性を害さないギリギリのラインだろう。
 が,STAEDTLER の補助軸を使うと,鉛筆の書き味に滑らかさを加えてくれると感じるので,最近は STAEDTLER を使う頻度が高くなっているのも事実だ。

● ちなみに言うと,STAEDTLER の補助軸を使う際には,クリップは取り除くこと。消しゴムも余計なものだから,除いてしまった方がよい。

2025年8月11日月曜日

2025.08.11 ペンシルジャケット

● 右の写真は伊東屋の鉛筆補助軸。実用性では可もなく不可もない。普通の補助軸だ。
 素材は真鍮。どうやらアルミの方が剛性が高いのか,実用性だけで選ぶなら,補助軸は学用品売場に必ずあるクツワのアルミ製で足りる。他は要らない,とぼくは思っている。

● 伊東屋にはぺんてるの3種の神器(ボールぺんてる,プラマン,サインペン)を多少にしたペンジャケットなるものがある。安いペンを高級ペンに変身させるとか,重量が加わってしかも低重心だから書き味が変わるとか,色々と肯定的な評価もある。
 ぼくも一時期,だいぶ惹かれていたことがあるのだが,結局,見送って今日に至っている。鉛筆派に転向したので,買わなくて正解だったことになるのだが。

● この補助軸もペンジャケットの別動隊だと考えた方がいいのかもしれない。その辺の鉛筆にイートンペンシルチックなジャケットを着せるためにあると考えると,得心が行く。補助軸と言うよりペンシルジャケット。
 実際は,イートンペンシルを彷彿させるところまでは行かないけれども,他にはない独特の風合いはあると思う。

● 次なる問題は,鉛筆にジャケットが必要かということ。鉛筆メーカーは各社とも塗装にも工夫を凝らしている。
 トンボの8900はあのオリーブグリーンがトレードマークだし,そのトレードマークに惹かれて使っていると言うユーザーもいるだろう。

● 黄色の消しゴム付き鉛筆も然り。鉛筆に付いている消しゴムなどは使わないが,この黄色が気に入っているので使っているという人がいるはずだ。それも少なくない数で。
 uni のユニ色としか言いようのない色合いも,静かだけれども強い誘引力を放つ。

● 結果において,鉛筆にジャケットを着せたがるユーザーはあまりいないだろう。
 伊東屋もそんなことは百も承知のはず。鉛筆関連製品がそんなに売れているはずもない。この補助軸が伊東屋のブランディングにどれほど寄与しているのかも,部外者にはわからない。

2025年8月4日月曜日

2025.08.04 STAEDTLER の補助軸に波が来ている

● どの補助軸を使うかにはけっこう波があって,今は STAEDTLER にその波が来ている。少し重いのだが,重心がグリップにあるので気にならない。
 STAEDTLER の製図用シャープペンに通じるメカメカしさに惹かれるんだろうか。軸の太さもいい。グリップもこのくらいザラつきがあると滑る心配は皆無だし,このくらい太い方が自分の好みに合う。
 MADE IN JAPAN なのだが,さて,どこがこれを作っているのだろう。

● STAEDTLER の補助軸は Amazon で買ったのだが、その後,メルカリで買った鉛筆まとめ売り(メインは使いかけの Hi-uni のBが30本)に付いていたのを専ら使っている。
 タダ同然で手に入れたものの方が気安く使えるということだ。グリップ部の汚れを中性洗剤で洗って使っている。Amazonで買ったのは予備役。

● 今は STAEDTLER に波が来ているが,また潮の流れが変わって,たんぽぽ補助軸やミミックの波がやってくるはずだ。
 人は飽きやすいのだ。ぼくだけではあるまいと思う。おまえ一筋というのは人間関係でも難しいが,対物関係でも同じ。

● 遠藤周作が原稿を書くのに Hi-uni の2Bしか使わなかったというのは(「趣味の文具箱 2024年4月号」p68〜),逆に稀有な例ではあるまいか。
 彼の時期は Hi-uni が突出した存在だったのかもしれない。すぐに他社からエピゴーネンが出たはずだが,パイオニアの Hi-uni が孤高の存在だったのかも。そういった事情があって,実質的な選択肢が現在より少なかったのかもしれないと思ってみる。

● 何より,彼は書く人であって,文具マニアや鉛筆マニアではなかった。単純に,あるいは純粋に,鉛筆を道具として捉えていた。マニアのような不純な興味とは無縁だった。だから彼はHi-uniの2Bに特化することができた。
 けれども,凡庸で文具をいじることを道楽にしてしまった者には,それは許されない。いや,いくらでも許されるのだが,特化することを自ら潔しとしない。

● 屁のつっかい棒にもならないことをアレコレ試して楽しむことをやめられない。児戯に類することなのだが,その児戯から離れられない。
 どれかに特化してそれを継続することは,児戯ではない。凡庸マニアには難しいことなのだ。

● というわけで,補助軸のような地味なものでも,波ができてしまう。現在は STAEDTLER が来ている。
 ただし,どんな波のときでも,クツワは併存している。あくまでぼく一個はそうだと言うにすぎないが,クツワの補助軸なしでそれ以外の補助軸だけでやれるかというと,とてものこと,それはできない。
 実用性において盤石であるクツワの補助軸が底辺を支えてくれるので,STAEDTLER もミミックも存在できている。

● 波が来ていると言っても,その程度のことではある。
 だから,どれかひとつしか持ってはいけないとなれば,STAEDTLER には目もくれず,クツワの安い補助軸を選ぶことになる。

2025年6月14日土曜日

2025.06.14 スケルトンの補助軸はないか−クツワの「シンロケット鉛筆クリア」

● リアルの女児が使いかけにした鉛筆を,セカンドランナーとして使わせてもらっている。メルカリがなければ,こういうぶっ飛んだ鉛筆を,この齢になって自分が使うことはなかった。
 この鉛筆で彼女は何を書いていたんだろう。なかなかにいい鉛筆なんですよ。
 って,先生が板書したのを写し取ったり,宿題をするのに使っていたに違いないのだが,彼女も今は高校生か大学生になっているのだろう。どこで何をしているのやら。

● 鉛筆をデフォルトで持つことにだいぶ慣れてきた。とはいえ,まだ補助軸に挿して太さを補った方が書きやすいと感じる状態にある。
 が,そうすると,せっかくの女児好みの意匠が施された鉛筆の木軸が見えなくなってしまう。書いているときは書く作業に集中すべきだから,見えなくてもかまわないとは思う。そういうものは,書くのを休んでいるときにゆっくり眺めて楽しめばいいものだからだ。

● が,補助軸が完全なスケルトンであれば,その意匠が隠されないですむ。そういう補助軸はないものか。
 “補助軸 透明” でネットを検索したところ,クツワの「シンロケット鉛筆クリア」がヒットした。

● 短くなった鉛筆を数本入れて,次々に繰り出して使っていく,というためのものらしい。が,その使い方をするつもりはない。短くなったのなら普通の補助軸を使えばいい。というより,普通の補助軸を使った方がいいのではないか。
 けれども,この商品は完全にスケルトンだし,頭に蓋がないので,貫通式の補助軸として使えそうだ。短い鉛筆を数本ではなく,長い鉛筆を1本でもいいはずだ。

● もちろん,短くなった鉛筆を1本でもいいのだろう。頭が出ていないとノック(?)して繰り出すことができないわけだが,普通の補助軸のように先から出し入れすることもできるのだと思う。
 補助軸としては少し長いが,完全な透明軸であるところに惹かれた。これなら,リアル女児が選んだ鉛筆の意匠を隠すことなく筆記できそうじゃないか。鉛筆のぶっ飛んだ絵柄を覆い隠さずに使えそうだ。買ってみるかね。つーか,ヨドバシでポチりました。

● 昨日の夜にポチったのに,今日届いた。マッハの速さ。MADE IN CHINA。早速試してみた。結果は?
 鉛筆をホールドするわけではないので,ガタツキが生じてしまう。そのガタツキが我慢できる範囲ではない。範囲の問題ではないな。鉛筆を使っていてガタツキを感じたのでは,我慢できるはずがない。

● ただし,ガタツキが生じるのは丸軸の場合。六角軸なら大丈夫だ。が,鉛筆を押さえるのにどうしても余計な力が入ってしまうようで,けっこうな不快感が伴う。
 この製品が提唱する本来の使い方をした場合でも同じだろう。子供には使わせない方がいいと思う。
 文具店ではまず見かけないから,あまり売れているわけではないのだろう。それでいいような気がする。普通の補助軸をお使いなさい。
 透明軸だ,わ~い,となった誰かさんがおバカだったってことね。

● 多少の慣れを要する商品なのかもしれない。一度の試用で評価してしまってはいけないのかもしれないとも思うけれども,慣れる価値があるかどうか。
 普通の補助軸があるんだから,そちらをどうぞ。

● ガタツキについて訂正。六角軸は丸軸よりガタつかないのは確かなのだが,それよりも長さでしたね。頭がホルダーの外に出るような長い鉛筆ならば,丸軸でもガタつかない。
 では,本来の使い方(数本の鉛筆を入れて,トータルで頭が出るようにする)をすればいいかというと,当然,それではガタつく。

2025年5月30日金曜日

2025.05.30 また,クツワ補助軸礼賛

● 補助軸は,ミミックやポイント,たんぽぽ,伊東屋など,複数の補助軸をそのときの気分で選んでいる。
 何度も書いていることなのだが,最も頼りになるのは(したがって,最も頻度高く手に取るのは)クツワ。ネジ式もノック式も鉛筆の固定に1㎜も不安を抱かせない。堅牢で,鉛筆をホールドするという補助軸本来の役割を最も遺漏なく果たしてくれる。

● 鉛筆って芯と木軸の一体性が大事な肝。なのに,鉛筆と補助軸の間にわずかでも隙間ができると,すべてが台なしになる。それがけっこうなストレス。クツワなら安心しきって委ねることができる。
 鉛筆がある程度長ければたいていの補助軸で問題なしなのだが,いよいよ短くなってきたときに,それぞれの補助軸の特性が出る。極度に短くなった鉛筆でも,クツワならガタつくかもという不安に曝されることがない。
 他の補助軸だと,少しビクビクしながら使うことになる。実用性に軸足を置いているのがクツワということ。

● 最近,STAEDTLER も多用するようになった。STAEDTLER もガッツリとホールドしてくれるが,鉛筆が短くなると,クツワとの差が出る。鉛筆がいよいよ短くなってくると,使える補助軸はクツワしかない。
 いよいよ短くなった鉛筆はクツワの補助軸でしか使えないとなると,ある程度長いうちからクツワを使ってればいいじゃないか,となる。たぶん,明瞭にそうなるんじゃないかとと思う。

● 素材はいずれもアルミ。真鍮は味わいはあるのだが,味わいだけでは補助軸にならない。実用性を完全に満たしているくれる方に傾くのは仕方がない。
 もっとも,アルミ製であることが極度に短くなった鉛筆でもしっかりホールドする理由であるのかどうかは知らない。そのあたりは,こちらのブログの解説が参考になる。

● この,文具店の学用品売場にある,工業製品然とした,鉛筆の補助軸ですよという表情しか持たない,安価な補助軸が,実用性においては群を抜く。補助軸のプロユースというものがあるのかどうか知らないが,鉛筆をヘビーに使う職業の人が選ぶ補助軸は,たぶんクツワに収斂するのでは,と思ってみたりする。

● 中には,鉛筆が木軸なのだから補助軸も木製でなきゃ,と考える人もいるようなのだが,その感覚はぼくの理解の外にあるものだ。木軸なのは鉛筆で完結しているのだから,補助軸は金属だろうが樹脂だろうが,そこにはこだわらない。
 むしろ,木製の補助軸は無意味に厚ぼったくなっていて,使う気を刺激しないものが多い。

● いわゆる工房系は,頭の毛が3本足りないヤツが使うものだという,根拠のない偏見がぼくにはあって,木製補助軸が工房系に多いこともあり,木製は選択肢に入れていない。
 工芸品あるいは工芸調の強いものは敬遠したいと思っている。工業製品であって欲しい。少なくとも,工業製品に見えるものであって欲しい。手作り感はない方がいい。あれは感興を削ぐ。

2025年5月28日水曜日

2025.05.28 貫通式補助軸

● このタイプの貫通式補助軸で真鍮無垢のものはないのかね。探せばあるのか。
 クロームメッキだとどうしてもグリップが滑りやすくなる。だいぶ暑くなってきてるしねぇ。

● クツワの双頭タイプも中仕切りなどないのだろうから,貫通式になりそうだ。が,頭が少し重くなるな。
 同じことをミミックの「マイウェイ」でもできそうだが,片方から鉛筆が頭を出したミミックなど,もはやミミックと呼べるシロモノではなくなる。それこそ頭が重くなりすぎて死にたくなるんじゃないか。

● 結局,国内で最も流布している貫通式補助軸はコイツだろう。小学校の低学年の紳士淑女を中心にね。
 ただし,貫通式として使っている人はほとんどいないだろうとも思われる。

● いや,コイツでいいんですけどね。樹脂の丸軸でも滑らないし,太さもぼくにはちょうどいい。
 貫通式補助軸なんてのはニッチの代表で,そうそう売れるものじゃなかろうから,特に大人が使えるものは少い。新製品が出ることも期待薄。安定供給も期待しない方がよい。

● “大人が使えるもの” にこだわるつもりは全然ないので,当分,この樹脂軸で行きますわ。当分というか,ずっと。
 この樹脂製補助軸はこうして逆向きに挿しても,けっこう使えたりする。というか,逆なのに気づかずに使っていたりする。

● ところで。クツワの双頭式は MADE IN CHINA なのね。クツワなら絶対的に安心と思っていたが,中華製か。日本の下町の町工場で作られたものじゃないのか。
 いや,だからダメってことではまったくないが。最終的に残す補助軸はクツワになるはずだが。

● さて。ここまで言っておいて何なのだが,じつは,鉛筆を裸の状態で持つことに,違和感が少なくなってきている。特に,丸軸は裸でも手に馴染むようになった。 
 努力して慣れたわけではない。何となく慣れてしまった。おそらく,筆圧を抜いて書くことができるようになったことが関係していると思う。

● 補助軸は,長さの他に太さを鉛筆に与えるためのものだと思っていたが,長さだけを加えるものになってきた。なりつつある。
 こうなると貫通式の補助軸をわざわざ使うこともない。補装具は使わないですめば,それに越したことはないわけで。

● まだ細すぎる感がわずかにあるので,現時点では貫通式の補助軸やクツワの “ぷにゆグリップ” を装着しているが,それらが不要になる可能性が出てきた。
 自分がそうなりつつあるので,貫通式補助軸などニッチで当然なのだなとあらためて思っとります。

● 鉛筆の唯一最大の弱点が軸が細すぎることだと思っていたのだが,そこが弱点から外れると,鉛筆は死角のない筆記具になる。
 細かいことを言えば,ノートが擦れるとページが汚れるとか,ま,いくつかあるにはある。けれども,現存する筆記具の中で最も長い歴史を持ち(つけペンの方が古いんだろけど),消しゴムで消さない限りは経年劣化に対する抵抗力がインクよりもはるかに強く,プリミティブでどう操作すればいいのか迷うところが一切ないという,魅力的な筆記具が鉛筆というもの。
 ページか汚れるのが嫌なら,薄めの硬度の芯を使えばあらかた解決するしね。

2025年5月16日金曜日

2025.05.16 外出用の筆箱に補助軸も

● 外出用の筆箱の中身を一部変更。鉛筆の太さを補う補装具として,クツワのぷにゅグリップを入れていたんだけど,キャップを外せば貫通式にもなる樹脂製補助軸に替えることにした。
 長い鉛筆は意匠を愛でる楽しみもあるのだが,貫通式補助軸はそれを隠してしまう。けど,使いやすさを優先。

● 意匠以前に,鉛筆のフォルムっていいじゃないですか。ぼく一個は,鉛筆は筆記具としては軸が細すぎるから,太さを補うのは必須だと思っている。
 鉛筆は補助軸が使えるほどに短くなって一人前だと考えるのだけれども,一方で鉛筆のフォルムの美しさは長さがないと成立しない。
 貫通式の補助軸はそのフォルムも壊してしまう。それでも,やはり使いやすさを優先。

● ちなみに,ステッドラーやファーバーカステルのジャンボ鉛筆には,その美しさは感じないから,あの細さがないと鉛筆の外観は成立しないのだな。
 鉛筆のアンビバレンツはここにあるねぇ。細すぎて太さを付加しないと使いづらいが,細くないと鉛筆じゃない,という。

● この樹脂製の補助軸は安価なうえにグリップが滑らないという点で優れているのだが,金属製の補助軸と同じように締めつけると,ヒビが入りやすいからご注意。そんなにキツく締めなくてもしっかり鉛筆を固定してくれるから大丈夫。
 あと,この補助軸はぼくが持ってる補助軸の中では最もグリップが太いものになる。ぼくは持ちやすいと感じるのだが,人によっては太すぎて使いづらいと感じる向きもあると思う。

● グリップが太くなると,書く字が自然と大きくなる。ぼくは蝿の頭のような小さい字を書くので,この補助軸がそこのところを自然に矯正してくれないかな,とも思っている。
 だったら,普段からこの補助軸を使えばいいじゃないか,って。そうも行かない。他にも,特徴のある補助軸がある。そちらも使いたい。

● この筆箱,厚さがあって収納力は文句なし。安っぽい樹脂製で,小学校低学年の女児が持ってそうだ。大人っぽさは皆無。大人を卒業したいぼくにはピッタリだ。
 それ以上に,安物主義だからね,ぼくは。単なる貧乏性なんだけど,安物の方が落ち着くっていうかさ。高級品,高額品はぼくのフィールドじゃないと思ってるんですよ。
 補助軸ではミミックをいくつか持ってしまってるんだけど,ぼくには要らないものだったかもしれません。

2025年4月28日月曜日

2025.04.28 クツワ補助軸,礼賛

上がたんぽぽ,下がクツワ
● 丸軸の鉛筆をホールドするのは,補助軸にとっては難事のようだ。締めが決まらない感じ。
 すでに書いていることで,繰り返しになってしまうんだけれども,問題なく保持するのは,まずミミックとクツワ。たんぽぽ補助軸もまずまず行ける。ポイントと伊東屋は少しガタつく。

● 刮目すべきはクツワ。この安価で素っ気ない補助軸の実力は端倪すべからざるものだ。
 クツワのノック式タイプも同様に問題なし。文具店の学童用品の売場にあるクツワ補助軸が,実用性に関しては最も信頼できる。鉛筆との一体感を保持するのに,クツワ補助軸に勝るものはない。ミミックもクツワに及ばない。
 現場からは以上です。

● 以上なんだけれども,以下に蛇足を加える。
 実用性において最も信頼できるのであれば,おまえはクツワの補助軸しか使っていないのかと問われれば,いいえ,そうではありません,と答えるしかない。
 ポイントもたんぽぽもその他のものも,適当に使っている。

● クツワ補助軸はアルミ製。対して,ポイントや伊東屋,たんぽぽは真鍮製だ。特に,ポイントは真鍮を無垢で使っているので,真鍮特有の質感がある。
 クツワもポイントも道具に徹していて,素っ気ないのは同じなのだが,アルミより真鍮の方が味が出る。

● だからこそ,たとえばトラベラーズファクトリーは,鉛筆やボールペン,消しゴムケース,定規,筆箱を真鍮製にして,ブラス◯◯と銘打ったトラベラーズノートの周辺機器(?)を出している。真鍮はトラベラーズノートの心の友であるかのごとくだ。
 真鍮製にすると一定数は捌けるという目算もあるんだろうか。

● 真鍮は経年変化を楽しめるということの他に,たとえば補助軸であれば,鉛筆の色を選ばないというのも魅力だ。
 ユニ色であれ,オリーブグリーンであれ,赤であれ,黄色であれ,真鍮無垢の補助軸だとしっくり来てしまう。

● 素材が真鍮でることの面白味というのはあるようだ。ので,若干はホールド力に問題があっても,ポイント補助軸を使いたくなることがしばしばある。
 これをアルミで出せるだろうか。そもそもアルミ無垢なんてあるんだろうか。たいていは塗装が施されている。

● クツワ補助軸を使っていると,真鍮よりアルミの方が補助軸としての強度を出せる,したがって実用性をより高いレベルで担保できるのかと思えるのだが,アルミだと面白さに欠けるということね。
 ただし,面白さと実用性とどちらが大切かとなれば,それは実用性に決まっている。ここぞというときにはクツワを選ぶし,補助軸はどらかひとつしか使ってはいけないとなれば,迷うことなくクツワを選ぶ。

● この補助軸はクツワの自社生産によるものではないだろう。どこぞの小さな町工場に委託しているのだと思う。その町工場では,クツワだけではなく数社の商品を手がけているはずだ。
 正真正銘の生産者を知りたい。その Web サイトを確認すると,社長が顔出しをしてたりして,なるほどこういう人が作っているのか,と親近感を抱くことになるだろう。これは大事に使わなくちゃな,と補助軸に対する愛おしさが増すような気がする。


(追記 2025.05.05)

● これくらい短くなると,使える補助軸はクツワ一択。補助軸でホールドして手削りすることになるが,削っても動かないように固定してくれるのはクツワだけ。けど,クツワは企画・販売しているだけで,実際に作っているのはどこぞの町工場なのだろう。その町工場の製作者に直接お礼を言いたい気分。