2015年2月28日土曜日

2015.02.28 死んだら自分のブログはどうなる?

● ネットにあげたものは,自分が死んだあとも永遠に残ることになるんだろうか。永遠にっていうのは言葉のあやね。死後も長く残ることになるんですかねぇ。ちょっと気になるね。

● それを嫌がる人もいるかなぁ。残したくないって。
 そういう人は,自分の死期を悟ると,自分がネットにあげたものをすべて消去しようとするんだろうか。

● 逆に考える人もいるだろう。死後も残るんだったら,できるだけネットに移しておいた方がいいじゃないか,と。現金でもモノでも,移せるものならネットに移しておきたいよ,と。ぼくもそっちのほうに近いかな。
 ま,現金やモノは自分がいなくなってしまうんだから,残したってしょうがないけどね。

● ネットに置けるのは,質量を持たない情報(文字,音声,画像,動画)に限られる。むしろ,残したいのはそういうものだよね。
 であれば,できるだけ自分を情報化して,ネットに移しておいた方がいい。死後も生きたいというとんでもない望みを,形は変わるものの,叶える手段になり得るんじゃないか。

● 誰でも死後の影は薄くなる。ネットに置いておいたところで,いずれは忘れられるだろう。
 けれども,生前と同じ状態で,ネットのどこかにあるはずだ。ネットに置いてなければ,物理的に朽ちていくはずのものが。
 よほどの人なら,後世の人が記念館を作って保存してくれるだろうけど。

● ま,どっちにしたって,たいしたものは残せないわけだけど,それを言っちゃ話が終わるからさ。たいしたことがあろうとあるまいと,死んだあともそのまま残るって,すごくないですか。
 遺族の思いでの中に残るんじゃ,その遺族が亡くなったら終わりだけれども,そのあともずっとネットに自分が残るわけですよ。自分っていうか,自分が書いたものとか作ったものが。

● うーん。でも。ちょっと待てよ。やっぱりイヤかな。気持ち悪いかな,そういうのは。

2015年2月27日金曜日

2015.02.27 アイデアを書きとめるには,ノートよりカードかメモパッドが便利そうだ

● カードはともかく,メモパッドはけっこう売れているようだ。
 アイデアやひらめきを商売道具にしている人がそんなにたくさんいるとは思えないので,生産されるメモパッドの多くはアイデアを書きとめるために使われているのではないだろう。
 だとしても,そうしたことに使うのに便利な商品ではあると思う。

● 昨日,ペンホルダーとペンケースの話を書きながら,自分でも頭の中が整理されたような気分になった。
 なぜぼくがノートから離れられないのかっていうと,アイデアやひらめきを書きとめるために書いているのではないからだった。

● ぼくが書いているのは,いうならログだ。起きたことの記録だ。広義の備忘録だ。あるいは,頭の中に浮かんだ妄想だ。
 妄想の一部がアイデアやひらめきと呼ばれるものである可能性はあるから,アイデア・ひらめきとの境界線はけっこう曖昧なものだと思うけれども,基本的には過去の記録をぼくは書いている。

● それならノートの方が向いている。無理にカードを試してみたり,メモパッドを買ってみようかと考えたのは,アイデアやひらめきをメモしたことがないのを忘れていたからだな。

● で,カードやメモパッドを思い切れないのは,アイデアやひらめきを生きる糧にする人への憧れを,ぼくがまだ隠し持っているからだ。
 そこはきっちり見切りをつけないといけないと思う。

2015年2月26日木曜日

2015.02.26 ペンケースとペン立て

● 以前は,ノートや手帳にペンホルダーがあることにこだわっていた。ペンとノート・手帳を一緒にしておけることのメリットはかなり大きいと思っていた。
 ノートはあるけどペンがないというのではどうにもならないし,一体的に携行できれば,書こうと思ってから実際に書きだすまでのアクセスタイムを短縮できる。それが書くことのハードルを下げてくれる。

● 手帳はシステム手帳を使っているんだけど,その理由のひとつはこのペンホルダーだ。たいていのバインダーにはペンホルダーが付いている。
 ダイスキンを使う前に別なノートを使っていたのも,同じ理由による。ダイスキンにはペンホルダーがないので,その一点でこれは使えないと思っていた。
 ちなみに,ダイスキンを使い始めるときに,同じダイソーで“クリップペンホルダー”も一緒に買った。が,あまり実用的じゃないのはすぐにわかった。ペンを出し入れするときに,グラグラ動いてしまう。

● が,今はペンホルダーへのこだわりはなくなった。ペンケースを一緒に持ち歩くようになったので。それで何の問題もなかった。
 問題がなかった理由はたったひとつ。とっさにメモを録ることがないからだ。電車の中で立っているときとか,散歩中とか,そういうときにノートを取りだしてメモるなんてことはないんでした。
 そういうことがあるのであれば,ノートとペンが合体していることは必須条件だろう。ノートを取りだして,ペンケースからペンをつまみ出して,なんてことはやってられない。

● アイデアが生まれやすい場所として,欧陽脩の「三上」は有名だ。馬上,枕上,厠上。それに備えてメモの用意をしておくというなら,ペンホルダーは命綱になるのではないか。
 ところが,ぼくときたら三上に限らずアイデアなんて出ない。アイデアを求められるような環境にいないから,アイデアを書きとめるということ自体がない。

● だいたい,机かテーブルがあるところに座って,さぁ書こうとノートを取りだすのが常だ。何というのか,かなり緩い書き方をしているわけだね。
 であれば,ペンはペンケースに収納しておけばいい。ペンホルダーにこだわるなんて,自分を買いかぶっていたなぁ,と反省した。

● ということで,今はペンケースを携行。そのペンケース,雑誌「日経ビジネス Associe」の付録に付いていたやつだ。ゴムバンドが付いているので,ノートにくくりつけておくこともできる。
 そこに常用しているPreppy細字と,赤インクを入れて使っている極細Preppy,手帳用のHI-TEC-C COLETOを入れている。予備として,ぺんてるのVICUÑAも。
 あと,ディズニーランドで買ったプラスチック製の定規も入っている。

● ぼくはノートに文字を書くだけの人間で,絵やイラストを描くこともないし,筆ペンも使うのは香典袋に名前を書くときだけだ。
 だから,ペンは1本あればいい。理屈上は。これだけ入っていれば充分だ。

● 家でもこのペンケースで足りる。だから,ほかにペンを収納するための容器は持っていない。要らないから。
 ところが,職場にはペン立てを持ちこんでいる。ミキハウスのマグカップをペン立ての代わりにしてるんですけどね。豚児が小さいときに買ったもので,いうなら廃品利用。けれども,具合はすこぶるいい。
 そこにボールペンやシャープペンのほかに,ハサミやペーパーナイフを立てている。ホチキスも引っかけておく。

● 文房具は使いやすいものを厳選して持っていたい。高価なものじゃなくて,使いやすいもの。理想はあくまでもそこにある。
 けれども,現実と理想が重なるなんてことはないわけで,使わないとわかっていながら買ってしまった筆記具の類がもう山のようにある。そうすると,これを何とか活かす方法はないかと考えてしまう。
 ひと思いに捨ててしまうのがおそらく正解だとわかっているんだけど,ここでもわかっていながら間違いの道を行こうとする。

● で,その山の中からいくつかを職場に持ちこむことになる。プライベートでは使わないとしても,仕事でなら使うこともあるんじゃないかと考えるわけだ。実際は,仕事の大半はパソコンで行う。そうそう使い途があるわけでもない。
 それでも,多少は使う場面も出てくるわけで,家に置いておくよりはいくぶんかマシなようだ。
 それらがマグカップのペン立てに収まっている。なので,会社の支給品はまず使うことがない。

2015年2月25日水曜日

2015.02.25 メモパッド

● ダイソーにロディアを真似たメモパッドがあったらしいんだけど,ずっと品切れになっていた。Seriaにはある。サンノート社謹製の「UTOR」ってやつ。5㎜方眼。
 が,先日,ダイソーに行ったら,これかなと思うのが入荷していた。3冊で100円。サイズはA7だったと思うんだけど,中身は確認できなかったので,詳細は不明。

● こういうものにもちょっと惹かれたりする。ササッと書いてピッと破るというシーンに惹かれるんだね。
 でも,ま,情報カードも1日使ってやめたわけだし,メモパッドも同じことになるのは目に見えている。いくら安くても買うことはないと思う。

● 書いて切り離すっていうのは,ロディアじゃなくても,普通のメモブロックの形で,ずっと昔からある。
 そこまで範囲を拡げれば,ぼくも使ったことはある。何に使っていたかと記憶をたぐってみると,伝言メモだったと思う。誰それさんから電話がありましたよ,ということを伝えることが多かったような。
 だから,職場でしか使わない。自宅にそれがあったことはなかった。

● ロディアに代表されるメモパッドの使い途も同じなんですかね。伝言メモですか。
 4月にメモパッドを使っていた新入女子社員に訊ねてみたら,メモ帳がそれしか売ってなかったので買っただけなんです,との回答だった。
 裏側も使っていたという。使ったあとも切り取らないで,そのままにしておいた。
 要するに,ノートのように使っていたらしい。それだと使いづらいやね。

2015年2月24日火曜日

2015.02.24 伊東屋新宿店でジョッターを探す

● 某日,新宿に出る機会があったので,小田急百貨店10階にある伊東屋新宿店を覗いてみた。
 情報カードを使うためのジョッターを探してみようと思ったんですよね。もうとっくに諦めているんですよ,カードを使うなんてのは。
 ジョッターを買ってもカードを使うことはないような気がする。それでも,ジョッターがあれば買ってしまいそうな気がする。

● 事前の情報収集で,買うとすればコレクトのカードパースだなと思っていたわけですが。見たところ,これしかなかったですね。ほかにはなかった。
 ただし,B6サイズ用のしかなくてね。5×3用のは置いてなかった。店員さんに訊ねてみようかとも思ったんだけど,買ってもまず使わないと思っているので,そこまでしなくてもな,と。

● カードじたいは数社の製品が並んでいたけど,ジョッターに限らず,カードの周辺器機はコレクト製しかなかったようだ。
 暗記パースなんてのもあるんですね。これは5×3用しかなかった。さすがに,暗記パースのお世話になることはないだろう。
 カードボックスもコレクト製。が,ダイソーで代替になるプラスチックケースを見つけているので,買う必要がない。

● 伊東屋でこの程度だとすると,情報カードを常用している人って,稀少価値があるのかもね。
 というか,メーカーさんもどんどん撤退してて,かろうじて踏んばって残っているのがコレクトさんだってことですか。
 ダイソーを定点観測(?)していると,情報カードはけっこう回転しているようではあるのだけどね。

● という次第で,今回は買わずにすんだ。
 でもね,たぶん,執念で買ってしまうでしょうね。で,やっぱり使わなかったぁと嘆くことになるんですよ。使わないとわかっているのに何で買ったんだよぉ,オレ,とか思うんですよね。
 それでもって,ま,高いものじゃないから,と自分を納得させるんですよ。そんなもんなんですよ。

● ところで。新宿店は特別な場所という感じがしなかった。いえね,伊東屋というと文具の聖地で,なかなか近寄りがたいところっていうイメージがあったのでね。
 池袋店に何度か行っていて,こちらにも慣れが生じてきたんですかね。

● あと,伊東屋に限らず,ロフトなんかもそうなんだけど,値引きってしませんよね。ほとんど定価販売っていうか,メーカー希望小売価格で売っている。
 スーパーだと多少安くなる。が,スーパーで扱っているアイテムはそんなに多くない。文具は基本,値引きなしで売られる。それでも,お客さんが多い。
 文具という商品の性格上なのか。品揃えがすごくて,値引きでお客を呼ぶ必要がないのか。あるいは,もともと利幅をそんなには載せられないので,値引く余地がないのか。

2015年2月23日月曜日

2015.02.23 情報カードは予想どおりに挫折

● カードにまともに書いたのは1日だけ。ジョッターを買う前に,カードの使用は終わった感じ。
 分類,整理という手間がない分,ノートの方が気楽に書いていける。カードも分類などはあとからやればいいので,ともかく書いていけってことなんだろう。

● ところが,それが意外に難しかったっていうか。カードだとトピックが変わるごとに次のカードに書かないといけない。それが面倒なのだ。
 ノートなら1行空けてそのまま書いていける。その気軽さなのだと思う。わずかな違いなのだけど,そのわずかの違いが大きい。
 もともと,書いたあとの活用より,書くことじたいに意味ありというスタンスだったしね。

● ダイソーで200円を出費したのと,上野文具でジョッターを探した時間をムダにしたけれども,それも折りこみ済み。
 カードは創造の道具,ノートは記録の道具,などと教条的に考えないで,カードも気楽にラフに雑にいい加減に使っていければいいのだと思う。
 が,その気楽に使っていくという点において,ノートが勝っているなという結論。

● 綴じノートには汎用性がある。カードは目的限定で使用するとうまく使えそうな気がする。

2015年2月22日日曜日

2015.02.22 ダイスキンに復帰 2

● ダイスキンに戻ってみると,じつにどうも気持ちがいい。
 ダイスキンの優秀さの第一は,万年筆で書いても裏抜けがないこと。この点に関しては,コクヨのCampusに迫るのではないか。この薄さでこれだけ抜けないのはたいしたものだ。

● 当初はそれがあたりまえだと思っていた。モレスキンを使ってみて,あたりまえではないことを知ったわけだけど。
 セリスキンはダイスキンより厚みのある紙を使っている。ブルーブラックなら何の問題もない。が,黒インクだと激しく滲むし,抜ける。ダイスキンは黒にも耐える。

● ダイソー製品(ノート)はダイスキンに限らず,この紙を使っているんだろうか。そうだとすると,ツボを心得ているなということ。
 ダイソーのサイトを見ると,商材も募集している。自社でも商品開発に余念がないだろう。が,それについては情報がない。

● ユーザーとすれば商品で判断すればいいわけで,商品開発をどうしているかなどは与り知らないことがらに属するんだけどさ。
 とはいえ,アイテム数は約7万点で,毎月500~600種類の新商品が開発されているとなると,そのノウハウを知りたくなるっていうかさ。

2015年2月21日土曜日

2015.02.21 Preppy,復活?

● 「嵌合がいよいよ弱くなって,インナーキャップの先に付いているバネに押し戻されるようになってきた」と前に書いたことがあるんですが。「キャップがキチッと閉まらないことがある」と。
 ところが,この現象が消えた。再び,カチッと閉まるようになって,何の問題もなくなった。

● 何だったんだろうな。室温とかですかねぇ。あるいは湿度とか。バネが弱くなった? 1週間ほど0.9㎜シャープを使って,Preppyを休ませたんだけど,その休憩効果?
 ともかく寿命かなぁと思われた現象が消えた。ただ今,13本目のカートリッジを装着して使用中。いたって快適。

● ところが,赤のカートリッジをさして使っている新型Preppy(極細)の方は,今でも同じ現象が出ている。キャップが押し戻されてしまう。
 キャップ内側の突起の数は変わらないようだ。こちらはバネが劣化していないからか。

● あ,縦にヒビが入っているようだ。これかぁ。そこで,キャップにメンディングテープを巻いてみた。ら。
 問題解決。カチッと閉まるようになった。

● 新型の方は納得が行くとして,旧型の状態が良くなった理由がわかわらない。わからないけれども,良くなった。
 これからもガンガン使ってくださいってことだな。健気なやつだ。言うにや及ぶ。これからも肌身離さず持ち歩いて,使い倒してあげることにしよう。

2015年2月20日金曜日

2015.02.20 ダイスキンに復帰

● 今月2日に使い始めた「A6ハードカバーノート 60シート」を19日に使い終えた。18日間かかった。
 0.9㎜シャープを試すことができた。途中でPreppyに戻すことになったんだけど,いろいろと実地に試すことができて,満足っちゃ満足。

● で,次は黒のダイスキン。Seriaの「A6ハードカバーノート」とダイスキンの比較は2日前にやっているけど,ダイスキンの方が紙が薄めで柔らかい。Preppyのすべりもいい。裏抜けがない。

● 他を使ってダイスキンに戻るたびに感じることだけれども,この何ともいえない安堵感はどこから来るんだろう。
 ダイスキンにPreppyで書くという,安さの極みのようなスタイル。それが醸す心地よさ,安定感。

● どうも,ぼくは根っからのケチ人間なんですかねぇ。安ければ満足っていう。さすがに,それは違うと思いたいんですけどね。
 百円ノートなら何でもいいというんじゃないのでね。Preppyも使いだしたのは安さに惹かれてのことだけど(それは否定しようもない),今となっては1万円や2万円の万年筆を差しだされて,これと交換してくれと言われても,たぶん断ると思うんですよ。

● 放っておくと,このスタイルで安定というか,固定化する。それでは,このブログのネタが続かない。とっかえひっかえ同じことを書いているような気がするんだけど,そうしてもなお,ちょっと辛くなりそうだ。
 で,時々,別なスタイルを採用してみる。

2015年2月19日木曜日

2015.02.19 無印のシステムバインダー

● 『「無印良品」ですっきり片づけるデスク整理法』を読んでたら,そこでも紹介されている“ポリプロピレン システムバインダー バイブル6穴”を自分も持っていたことを思いだした。
 だいぶ前に恵比寿アトレに入っているお店で2つ買ったんだった。保存用バインダーにしようと思ったんでした。

● 今はSeriaの“システムバインダー6穴 B6(バイブル)サイズ”が保存用バインダーの決定版だと思ってて,数年分を買い溜めてあるんだけど,当時はそれを知らなかったんでしょうね。
 知っていても,何かの理由があって使いたくなかったのか。その辺は,わがことながらよく憶えていない。

● で,買ったものの,保存用バインダーとしてはちょっと薄すぎる(1年分が収まりきらない)。保存用ではなくて,現在進行形のバインダーとして使うには,逆に厚すぎる。リング径が15㎜ある。
 目下使用中のバインダーは11㎜で,このくらい薄くないと持ち歩く気にならない。使用済みのリフィルは速攻で保存用バインダーに移す。保存用バインダーは仕事場に置いておいて,仕事中に参照できるようにしている。

● というわけなので,未使用状態で10年が経過。この無印バインダーをどう活用するか。

2015年2月18日水曜日

2015.02.18 Seriaの「A6ハードカバーノート 60シート」とダイスキンの違い

● 結論。大差ない。
 という前提で,細かいことをあれやこれやと言い募ってみる。

● 判型はほぼ同じ。ハードカバーであることも同じ。どちらにも栞紐(スピン)がついている。糸綴じの箇所が3点であるところも同じ。どちらも“Made in China”だ。
 表紙の表面がダイスキンは紙クロスであるのに対して,「A6ハードカバーノート」はビニール。当然,撥水性という点では後者が優れている。

● ダイスキンにはゴムバンドがあるのに対して,「A6ハードカバーノート」にはない。だから,ここではダイスキンがいいということになるか。
 じつは,このゴムバンドってやつ,ぼくはあまり使わない。これで留めておくと鞄の中でノートが開かないという利点があるのはわかる。
 けど,実際には,留めておかなくてもそうそう開いてしまうことはない。ダイスキンに何かを挟むこともあまりない。
 一方で,ゴムといえども表紙からはみ出ているわけだから,邪魔といえば邪魔だ。「A6ハードカバーノート」にはその邪魔がないともいえる。

● ダイスキンのB罫に対して,「A6ハードカバーノート」はA罫。ぼくはB罫を好む。

● ダイスキンの96枚に対して,「A6ハードカバーノート」は60枚。
 これははっきりダイスキンがいい。96枚はあってほしい。もっと多くてもいいけれども,製本上の問題がでるかもしれない。

● ダイスキンは角をアール処理しているのに対して,「A6ハードカバーノート」は直角のまま。ここでもダイスキンに利あり。

● 紙質は,色も質感もPreppyで書いたときの書き味も同じようなものだ。「A6ハードカバーノート」の方がちょっと紙が固いようだけど,その程度の違いだ。
 が,「A6ハードカバーノート」だと時に裏に抜けることがある。文字どおりの“時に”であって,気になるほどのレベルではない。少なくとも,比較対象がモレスキンなら,抜けないと言っていい。
 が,ここでもダイスキンにやや分がある。

● 「A6ハードカバーノート」で一番引っかかるのは表紙だ。妙なデザイン性を持ちこんだ。
 このデザインは良くも悪くもないんだけれど,表紙の中央にも縫い目ができてしまった。縫い目があるということは,そこに段差もあるということで,この触感をどう受けとめるか。ぼくはない方がよいと感じる。
 というわけで,どちらがいいかとなれば,ダイスキンがいい。

● セリスキンは黒しかない。黒を女性が使っても何も問題はない。問題はないが,なかなか使ってもらえないかもしれない。
 そこで,「A6ハードカバーノート」を投入したのかもしれない。ぼくが買ったのは紺色のやつだけど,ほかに赤紫もある。これなら女性にも使ってもらえるかもしれない。

● ぼくとしては,すでに100冊近くダイスキンを買いためているので,ここでダイスキンを越えるクオリティーのノートが百均から出てしまうと,少々気が滅入ることになる。
 どうか,ダイスキンが百均ハードカバーノートのトップであり続けてほしいなぁ。

2015年2月17日火曜日

2015.02.17 0.9㎜シャープを諦めた

● Seriaの「A6ハードカバーノート 60シート」に0.9㎜シャープで書くというのを試みることにしたわけですけど。この1冊は最後まで0.9㎜シャープで書くことにしようと決めたんですけど。
 辛抱たまらず,半分まで来たところで,Preppyに戻してしまった。

● 0.9㎜シャープで柔らかい芯を使って書くことの楽しさのようなものは,たしかに感じることができた。それで良しとする。
 いくら楽しくても,綴じノートのページの両面に書くには向かないということ。わかりきったことを実際にやってみただけに終わった。

● 紙面が汚れないのがとても快感であることがわかりましたよ。ストレスが違う。ストレスがないから,たくさん書くことができる。紙面が汚くなると,ノートを開くのが億劫になる。

● でもなぁ。0.9㎜シャープ,高いの安いのとりまぜて(大半は安いやつだけど)5本持ってるんだよなぁ(少ない方ですか)。
 使う場を作りたいんですよねぇ。それとも,まとめて捨てちゃうしかないですかねぇ。

2015年2月16日月曜日

2015.02.16 墨芯についてのあれこれ

● 墨芯は紙の上に粘度混じりの墨を置いていく,あるいは載せていくという感じで,なかなかの感触だ。鉛筆で原稿を書く作家の気持ちがわかる気がする(でも,インクが染みていく万年筆の感触もまたいいものだ)。

● 昔は,原稿用紙に鉛筆で書く人がいることが信じられなかった。わざわざ腱鞘炎になりに行くようなものじゃないかと思っていた。
 が,それは自分がHBの鉛筆しか使ったことがなかったからだ。Bなり2Bなりの柔らかい芯で書けば,力を入れずにスラスラ書けるのだった。そんなことにも遅まきながら気づくことができた。

● 墨芯だと蛍光灯の灯りを受けると反射するから読みにくい,とも言われていた記憶がある。今はどうなのだろう。改善されているような気がするが。

● 柔らかい芯だと減りが速い。鉛筆だと何本も用意しておかなくちゃ。その手間がかかるところに価値を見いだす人も多そうだ。
 そうじゃない人にとっては,柔らかい芯こそシャープペンの出番だ。

● すべて存在するものには理由がある。Hや2Hの固い芯にもそれに合った用途があるのだろう。使ったことがないからわからないだけで。
 というわけで,試みに,ノートに2Hの鉛筆で書いてみた。ザラザラした紙のノートなら,かえってこの方が向いているかもしれない。紙面が汚れることはなさそうだ(あっても,2Bに比べればないと言ってもいいくらいに少ないだろう)。

● しかし,当然ながら,固い。知らず知らず,筆圧をかけてしまう。筆圧を落として書くと,かなり薄い線になる(しかし,充分読める)。
 0.9㎜の芯を買って使う気になるか。どうだろうか。ちょっと微妙。つまり,その気にならないということだな。

● 0.9㎜の2B芯,じつに悪くない。そのことを知ったのは,2013年9月の「ほぼ日手帳」のトークショーだったか。松浦弥太郎さんが推奨していた。あるいは,その前に彼の著書で読んでいたかもしれない。
 いいことを教えてもらったと思っているけれども,では,これからも0.9㎜シャープをメインの筆記具として使っていくかといえば,そうはならない。Preppyに戻ることは間違いない。
 綴じノートを使っていくという前提だと,万年筆が圧倒的に快適。紙面が汚れるということのストレスは相当なものだから。

2015年2月15日日曜日

2015.02.15 コクヨ「Campus Junior Pencil」とプラチナ「PRESS MAN」

● 自転車(ロードバイク)だと,値段と機能は比例するのだろうが,文具の場合はそうとは限らない。値段が高いのは余計なものが付いているからだったりする(こともある)。
 シンプルで最低限の機能は満たしているという製品がいいですな。とにかく,余計なものや過剰なデザインが施されていないものがいい。

● 過日,Seriaでコクヨの「Campus Junior Pencil」を購入し,目下,使用中。
 「0.9㎜シャープの決定版としたい」なんぞとほざいてしまった。実際,ぜんぜん悪くないと思う。

● “小学生のためのシャープペンシル”とあるけど,小学生にとって充分ならば,誰にとっても充分なのだ。小学生にとって使いやすいものは,大人にとっても使いやすいのだ。
 文具店で,小学生用の売場に行くと,ほかにも掘出物がけっこうあるのかもしれない。今度,注意して見てみよう。

● ところが。買ったものの使う機会がなかった,プラチナ「PRESS MAN」も使ってみた。
 ら。いいんでした,こちらも。あ,これは使いやすいわ,とまず思った。さすが老舗。

● 芯をしっかりホールドしている感じ。しっかりホールドしているから,使い手の意図が芯の先端部により的確に伝わる。
 製図用のシャープペンは,例外なく先端は出たままの構造になっている。そういうことだったのかと,今さらながら気がついたというか。

● ダイソーで同じプラチナの0.9㎜シャープを買ったときには,「PRESS MAN」より使いやすいと感じた。何より,先端部分を軸内に収容できるところに惹かれた。
 でも,先端を収納しないようにしているのは,そうする理由があるからそうしているのだった。

● 0.9㎜シャープの決定版は「PRESS MAN」でしょ。今はそういうことにしておきたい。ので,こちらを常用していきたい。

2015年2月14日土曜日

2015.02.14 ダイソーの100円万年筆のメーカーが変わっていた

● 昨年の10月にダイソーの百円万年筆を買った。プラチナ製。でも,ひと晩で大量にインクもれが発生して,使う間もなかった。200円のPreppyとはまったくの別物だとわかっただけ。
 その100円万年筆が粧いを新たにして再登場してた。プラチナではなくなったらしい。どのメーカーが製造しているのかは不明。

● ぼくの行きつけのダイソーにはブルーブラックのみ大量に展示されていた。カートリッジインクも一緒に並んでいた。
 前の経験があるし,200円のPreppyがあるので,たとえ100円でももう買わないけど。太さも中字しかないようだし。

● でも,ふっと手が伸びそうになりましたね。100円だからね。
 実際ね,200円のPreppyがこんなにいいとは思っていませんでしたからね。100円で,もし普通に使えるんだったら,基本,問題ないわけだもんね。

● 文具って道具だからね。道具として使用に問題がなければ安い方がいいなぁと,単純に思いますねぇ。若い頃は,高級品に惹かれたものだけど。
 5万円の万年筆にPreppyの250倍の価値があるのかっていうと,どうなんだろうねぇ。あると考える人もいるのかねぇ。
 でも,万年筆ってそもそも5万円もしちゃいけないものなんじゃないかなぁ。

● そんなことを言うと,ロレックスやヴィトンをどう説明するのかって話になっちゃいますけどね。腕時計が500万円もしていのか,20万円のバッグがあっていいのか,って。
 おそらく,人間の中に大いなる錯覚機能がビルトインされているんじゃないのかなぁと思ってんですけどね。500万円でもいいと思ってしまう錯覚神経(?)が組み込まれているんじゃないか,と。


(2015.02.21 追記)

 今日,ダイソーに行ったら,プラチナ製の百円万年筆も入荷されていた。現在のところ,百円万年筆は2種。

2015年2月13日金曜日

2015.02.13 情報カードは以前にも買ったことがある

● 思いだした。数年前に名刺型のカードを買ったことがあった。やはりダイソーで。
 カードホルダーとセットになっているやつ。ブックタイプで,左側に数十枚のカードを収納でき,右側はジョッターとして使える。

● ただし,カードが表面ツルツルのやつで,とても使うつもりにならないものだった。カードってこんなものか,使えないな,と思ってしまったんだっけな。
 このカードは使い捨てるものだったんだろうね。たとえ表面がツルツルじゃなくても,名刺型だとTODOかほんとの走り書きにしか使えない。書いては捨て,書いては捨て,っていう用途に向くものなのだろう。

● 『知的生産の技術』で紹介されているカード術は,ある程度ストックを作って,そこから何らかのストーリーなり仮説なりを生みだすというものだった(と記憶している)。
 そのためにはある程度の大きさが必要。B6の京大型である必要はないだろうけど,5×3は許容される最小サイズではなかろうか。

● 数年前に買ったのはおいといて,現在,ダイソーで売られているカードだって,紙としてはしっかりしたもので,ちゃんと保存に耐えるようにできている。
 すぐに捨ててしまうのを前提には作られていないようだ。

● こうしたカードが向く領域が当然あるはずで,しかも,向く場合は絶対的に向くんだろうな。企画とか,発想とか,アイデア出しとか,そういうところですかねぇ。
 そうした場では付箋が使われることが多いのかもしれない。でも,ガッツリやろうとすると,糊はかえって邪魔じゃないですか。

● この段階では名刺型の大きさで充分だろうな。そこから先,発想をつないだり広げたり転換したりっていうプロセスを踏んでいくんだろうけど,このあたりから大きめのカードが登場するのかねぇ。
 そういうことを自分がやっていると妄想するのはけっこうな快感を伴う。で,つい自分も情報カードを買ってみましたよ,と。そういうことなのかなぁ。

2015年2月12日木曜日

2015.02.12 百均文具の魅力

● 県北の小都市のダイソー(の文具売場)を少々時間をかけて覗いてみた。つまるところ,何でもあるわけですが。
 絵や書の関連もひととおり揃っている。本格的にやるという人は専門店に行くだろう。しかし,達人なら百均製品でも傑作をものするに違いない。

● 各種ファイルや定規。指示棒や電卓まであるわけだもんな。パソコンとスマホをつなぐ各種ケーブル。カードリーダー。
 カードリーダーなんて,数年前にコジマで1,000円くらいで売っていたのを安いと思って買った記憶がある。ほとんど使わないまま,どこかに紛れてしまったけれど。
 それが100円で買えるようになっているわけなんだねぇ。

● 実際,どの程度実用になるのかはわからない。ぼくも万年筆を買ってこりゃダメだという経験をしたことがある。
 その100円万年筆,以前は黒しかなかったんだけど,赤とブルーブラックの3種展開をしていたんですね。買いませんけどね。

● しかし,ダイスキンは少なくとも充分に役に立ってくれているし,鉛筆ホルダーもしかり(これは文具店と値段が変わらない)。色々言われるけれど,ゲルインクボールペンの3本セットも,ぼくは全部しっかり使いきったことがある。

● 面白いギミックを載せているとか,先端技術のものとかは,百均には無縁だけれども,すでに枯れているものは,基本,百均でいいよねぇ。文具のほとんどは枯れているから,百均で困るってことはあまりないね。
 10本入りのボールペンなんか,途中で書けなくなったなんてこともあるようだけど。機能以外の付加価値を重視しなければ,百均はかなり使えるところだ。

● 百均は入るととにかく何か買いたくなる。安いからなんだけど,ここをいかに抑えるかだよね。たとえ百均製品でも,モノは少なく持つ方がいいと思っているのでね。
 でも,買わせるのがうまいよね。百均ってさ。

2015年2月11日水曜日

2015.02.11 ララスクエアの「さくら平安堂」

● 文房具はたいてい,宇都宮駅向かいにあるララスクエア4階のダイソーで購入。ララスクエアには,ほかに7階のヨドバシカメラの文具売場がある。
 その2つはしばしばチェック。

● けれども,ララスクエアにはあと2つ,文具を扱っているお店がある。
 ひとつは,ヴィレッジヴァンガード。「遊べる本屋」ですね。雑貨も扱っているわけで,その中に文具があるだろうことは容易に想像できる。
 だけれども,ここは入りにくい。入ったことがない。ぼくほどのロートルでは,いるだけでお店の邪魔をすることになってしまうのではないかと思う。
 なので,ヴィレッジヴァンガードについて語れることは何もない。

● もうひとつは,「さくら平安堂」。印鑑や表札の取扱い比重が多いよね。そこから始めた会社だもんね。
 けど,普通に文具もある。ただし,女子向けのファンシーなのが多い。花屋に感じるのと同じ敷居の高さがある。

● でもねぇ,ぼく,女性用の下着売場とか,わりと平気な方なんですよ。
 買ってこいと言われれば買ってきますよ。サイズ教えてもらえれば。

● で,某日。小さな雛人形がいくつも置いてあったので,ひとつお買いあげ。ついでに,どんな文具があるのか見て回った。
 必ずあるのがフリクションだよね。これはもうどのお店にもありますよね。売れてるんですね。

● 付箋。これも多彩な商品群。多彩っていうのは,つまり女性向けってことですよね。よろず,男は多彩さに興味を持たないっていうか,多彩に対する耐性が低いっていうか。
 よくいえば質実剛健なんだけど,あんまりたくさんの選択肢を与えられると,対応できないから怒りだすのが男ってもんだよな。

● “「和の心」を愛しむこと”を社是としているところだから,紙製品に和物が多い。
 これも女性向けってことになる。大げさにいえば,こうした文化の継承もずっと女性が担ってきたのだろうな。それは今も変わらない。

2015年2月10日火曜日

2015.02.10 情報カードを使ってみた

● おずおずと情報カード(ダイソー製品)を使ってみたんですけど。
 方眼セリスキンに比べると,方眼の線が薄いのでPreppyのブルーブラックでなんら問題なし。方眼セリスキンのときは,もう少し強い線じゃないと方眼に負けてしまうような気がして,SARASAの0.5㎜を使ったんだけど。

● 情報カードの使い方はよくわからない。縦に使うのがいいのか横に使うのがいいのか。勝手たるべし,ってことなんでしょうけどね。フレキシビリティーが大事だよ,的な。
 わからないので,ダイスキンと同じ感覚で書き始めた。とりあえず,縦にして使っている。

● まず,日付を入れる。その後は,バーッと書くんだけど,1トピック1カードを原則にしないとカードの特性が活きないはずだ。1トピックならば,そのトピック名を書いておいた方がいいな。タイトルを入れるのは,本文を書き終えてからでもいいけど。
 原則は片面のみの使用になる。裏にも書いてしまうとカードの機動性が相当損なわれる感じ。かといって,片面には書ききれない場合にどうするか。次のカードに書くか,裏に書くか。
 5×3サイズで書ききれないというのはそんなにないと思うんだけど,基本,裏を使用する。

● 保管はカードボックスを使うんだけど,用を終えたあとのカードはどうするか。スケジュールやTODOを書いたものは,終わったら捨ててしまえばいい話だけど,たとえばブログネタのようなものはどうしようか。使ったネタが書かれているカードを保存すべきか。
 ボックスには仕切板があるので,分けて保存しておける。が,ぼく的には速攻で捨ててしまいたい。

● 筆記具はどうするか。Preppyでもいいんだけど,ジョッターに挟んで持ち歩くようになると,ノック式のボールペンの方が使いやすいだろう。
 いくつか試したんだけど,方眼セリスキンで使っていたSARASAをまた使うことになりそうだ。

● 情報カードの成否を決めるのは,どれだけ贅沢に使えるかだと思う。“もったいない”に勝てるかどうか。
 ノートも同じだけれども,ノート以上にカードはここが肝だ。百均製品はこの点において絶大な強みを持つ。

● しかぁし。たぶん,ジョッターを買う前にカードの使用をやめてしまうだろうな。どうもそんな気がする。
 動機なしに面白半分で始めたことだからね。ダイスキン+Preppyの300円システムで何の問題も感じていなかったのに,0.9㎜シャープで書いてみたり,カードに書いてみたりして,ちょっとバランスを崩してみたかっただけだから。

2015年2月9日月曜日

2015.02.09 速く書けるということ

● 0.9㎜のシャープペンを使って,筆圧をかけないで書くと速く書ける。しかも,疲れない。だから,記者がメモをとるには向いているのだろう。
 でも,速く書くのだけがいいのでもない(と思う)。ゆっくりていねいに,っていうのが合ってる場合もあるよねぇ。極端な話,写経をするときに速く書いたんじゃ何の意味もないわけだから。

● 外から入ってくる情報をメモるには,速度が最も肝心なことだとしても,自分の中にあるものを吐きだすときには,ある程度の筆圧をかけてゆっくり書いた方がいい場合もありそうだ。“筆圧=緊張感”というところもあって,緊張感を伴った方がいい場合もあるだろう。
 特に,自分の中のどす黒い感情を吐きだす場合なんかは,そうしないと吐きだしきれないような気がする。

● とはいえ,多くの場合は,速く書けるに越したことはない。
 そんなことを考えるのも,自分が筆圧をかけて書くのが癖になってしまっているからだろう。筆圧をかけないでも,ゆっくりていねいに書くことはできるはずだから。

2015年2月8日日曜日

2015.02.08 榎本勝仁 『図解 奇跡の文具術』

書名 図解 奇跡の文具術
著者 榎本勝仁
発行所 青春出版社
発行年月日 2012.09.05
価格(税別) 476円

● 「効率200%アップの最強ツール」が副題。「使いやすい文房具には人をやる気にさせる目には見えない力がある」(p3)。そのノウハウを公開しますよ,という本。

● 裏ワザ紹介本には,使えねーだろ,そんなの,と思わせるのがあったりする。無理やり捻りだしたなっていう。
 本書はそういうものじゃなく,ほほぅ,なるほど,と頷きながら読んでいける。

● そんな中からいくつかご紹介。
 コピー用紙を4分の1にカットし,目玉クリップで挟む手製のメモ帳。ヒモで小さなペンを付けておく。
 これ,やっている人,多いと思う。コピーの裏側を有効利用するのにも手頃な方法だし。

 市販品の中にはもっと見栄えのいいメモ帳もたくさんあるが,たとえば一からアイデアを出さなければならないようなときなどは,かえってはばかられることがある。体裁が整いすぎていると変に気後れして何も浮かばなかったりするものだ。(p12)

 消しゴムのケースの4つの角を切り取る。消しゴムが折れるのを防いでくれる。
 じつは,これすでに取り入れているメーカーがありますね。トンボのmonoは最初から四隅を切っている。

 USBメモリにソフトもインストールできること。
 ソフトまで持ち運べば,どんなパソコンでも普段どおりに使える。そのこと自体は知っていたけれども,MSのOfficeもUSBにインストールできることは知らなかった。
 「ポータブル版」とあるけれども,そんなものがあったんですね。でも,使わないな。

2015.02.08 情報カードにご執心

● ダイソーで情報カードを見て,なんか気になっちゃって。自分には関係ない商品だと疑わなくて,スルーしてたんだけど,今回はどういうわけか,これ使ってみたいなぁと思っちゃって。

● 5×3サイズ用のジョッターは百均にはないようだから,文具店を覗くしかない。ヨドバシと八重洲ブックセンター宇都宮店の文具売場にはないことは確認済み。
 たぶん(というか確実に),短期間でダイスキンに戻ることになると思う。ので,ジョッターを買うにしても,革製の高価かつカッコイイのは要らないわけね。お金,もったいないからね。

● で,ネットで情報収集に励んだ結果,コレクトのメモパースがいいようだとの結論に。塩ビ製で高級感のかけらもなけど,実用性は高いらしい。
 pgaryさんのブログ「趣味と物欲」からの情報です。ありがとうございます。

● なので,今月1日に東武駅前の上野文具まで遠征してみた。LIFEの情報カードは各種並んでいたけれども,ここにもコレクトメモパースはもちろん,ジョッターじたい,見あたらなかった。
 さてさて。かくなるうえはアマゾンか楽天か。あるいは東京に行った折りに,伊東屋かロフトを覗いてみるか。

● ま,ジョッターはおいておいて。情報カード本体とカードボックスを買ってみました。もちろん,いつものダイソーで。
 5×3サイズの5㎜方眼。無地か方眼かで少々悩んでみた。3秒後にどっちでも大差ないだろうとの結論に到達。ならばというわけで方眼にした。MADE IN INDONESIA。100枚で100円。
 情報収集中にいくつかブログを見ていく中で,万年筆で書くと滲むとか,腰がないとか,あまりよろしからぬ評価も目にしたんだけど。

● Preppyで書いてみた。滲みはべつになかったですけどね。が,ブルーブラックでは大丈夫でも,黒だと滲んだり裏に写ったりするのかもしれない。方眼セリスキンで実地に体験している。
 でも,水性ボールペンとサインペンの黒でも書いてみたけれども,どちらも特に問題はないようだ。
 腰についても,特に感じるところはなかった。こんなもんじゃないのって感じ。何せ,初めての情報カードだから,他製品との比較ができないのでね。

● カードボックスは,「ウェーブケース②」というのが,5×3を縦に並べておくのにちょうどいいサイズなので,それを購入。こちらは,MADE IN JAPAN。長さ(奥行き)は17センチ程度。仕切板が3枚あって,けっこう便利に使えそうだ。

2015年2月7日土曜日

2015.02.07 Preppy,いよいよ寿命か?

● 嵌合がいよいよ弱くなって,インナーキャップの先に付いているバネに押し戻されるようになってきた。キャップがキチッと閉まらないことがあるようになった。
 ペン先やペン芯には何の問題もない。キャップにヒビが入ることもない。問題はキャップと軸の嵌合だけ。

● 延命を図るとすれば,Preppyのペン軸を同じプラチナの1,000円万年筆Plaisirに装着して使うくらいか。でも,それではPreppyを使っていることにならないな。
 プラスチックの軸も含めてPreppyだから。チープ感もPreppyの身上であって,チープ感を損なうようなことはしたくない。

● 使えるところまで使うことにするけど,200円でこれだけ働いてくれれば充分だ。細字の予備も買ってあるし,極細も控えている。次々に使っていけばいいだけだ。
 が,同じものを長く使っていきたいとも思うわけで,「#3776 センチュリー」を買おうかとチラッと思った。

● でも,1本の万年筆をここまで使ったのは,このPreppyが初めてだ。使用したカートリッジはわずかに12本なんだけど,それでも使用時間は今までで最長になると思う。
 ずっと(次々と)Preppyを使って行きたいかな。たぶん,そうすると思う。

● ただね,昨年12月に買った極細Preppyの1本に赤のカートリッジをさして,仕事で使っているんだけど,こちらにも同じ症状が出てるんだよなぁ。

2015年2月6日金曜日

2015.02.06 ダイソー的換骨奪胎 2

● ダイソーがモレスキンやロディアをパクるという場合,パクるダイソーに有利で,パクられるモレスキンやロディアには不利だ。
 ダイソーとすれば,お手本があるわけだから,大本の商品設計をする必要がない。だからこそ,どうにかこうにかだとしても,100円で販売できる商品を作れるのだろう。

● したがって,ここに看過できない不公平があるのであれば,モレスキンやロディアは守られなければならない。特許や商標はそのためにある。
 一方で,過度に守られてしまうと,適正な競争を阻害するから,消費者が割りを食うことになる。

● では,モレスキンやロディアに守られるべき何物かがあるか。素人判断ながら,ないように思われる。
 モレスキンの判型やハードカバー,ゴムバンド付きといった特徴はモレスキン社が生みだしたものではない。いうなら,それ以前から社会の共有財産になっていたものだろう(モレスキンタイプのノートはロディアも製造してますな)。
 ロディアはどうか。同様だと思う。「ホチキス針が裏表紙の表面に露出しない安全加工」はロディアの特許らしいけれども。

● となると,あとは市場にお任せだ。モレスキンやロディアとダイソーの間にあるものは,価格差と品質差。それをにらみながら,自分はどちらにするか,個々の消費者が決定する。
 ぼくの見るところ,ロディアに関しては,いくら安いからといってダイソー製品に乗り換えるユーザーがいるとは想像しにくい。いや,いるんだろうけど,かなり少ないんじゃないか。

● モレスキンも優良顧客を抱えている。ぼく一個は,ダイスキンとモレスキンの間に品質差はない(っていうか,ダイスキンの方がいい)と思っているけれど,それは少数派であるようだ。
 そもそも百均製品など眼中にない人たちが使っているのだと思う。

● というわけで,ダイソー的換骨奪胎がもたらす影響は,裾野の下の方に限られているのが現状だろう。
 ただし,選択肢を増やしてくれたことはたしかだ。選択肢は多ければ多いほどいいのかと問われれば,にわかに即答できないけれども,ぼくがパソコンから手書きに戻った理由のひとつは,百均製品(主にノート)の存在があったことは間違いない。

2015年2月5日木曜日

2015.02.05 普通のノートに墨芯は向かない

● 万年筆は黒の風合いがイヤで(Preppyなので,プラチナのインク。もちろん,染料の方),ブルーブラックを使っている。墨汁の黒と似てるんだよね。目を刺すような黒っていうか。ゲルインクも同様で,こちらも基本,ブルーブラックを使用。
 その点,鉛筆やシャープペンの黒はそうじゃないので,ずっと嫌われずに使われてきたのもわかる気がする。

● プロの作家にも原稿を鉛筆で書く人がいるらしい。これ,趣味嗜好ではなく,実質的な理由があってそうしているのだと思う。
 長く書いても疲れないとか。柔らかい芯で書けば筆圧が要らないから楽だ,っていうような。
 あるいは,原稿用紙との相性がいいんだよ,とか。

● 今月2日に使い始めたSeria「A6ハードカバーノート」は,最後まで0.9㎜シャープで書くことに決めたんだけど,普通のノートと墨芯の相性はよろしくない。
 わかりきったことですけどね。普通のノートに墨芯が向くわけがない。

● 鉛筆やシャープペンを使ってもいいのは,片面利用の場合に限られるんでしょうね。レポート用紙とか,原稿用紙とか,情報カードとか,付箋とか。
 でも,鉛筆の愛好者ってかなりの数いるんでしょ。なにか上手い工夫があるんですかねぇ。

2015年2月4日水曜日

2015.02.04 ダイソー的換骨奪胎

● ネットを見ていたら,ダイソーにはロディア風のメモブロックもあるらしい。っていうか,そう言われれば,そういうものをダイソーで見たことがあるような気がする。
 ぼくはダイスキンオンリーだから,メモブロックには食指が動かない。それで気にも留めなかったんだけど(ただし,別のメモブロックを買って伝言メモに使っている)。
 ぼくがダイスキンに群がるがごとく,ダイソーのこの商品を珍重する人がいるだろうことは,当然のこと想像できる。

● モレスキン,ロディア,ロルバーンと,ダイソーがパクリのターゲットにしている商品は多い。コクヨのCampusもそうか。
 その中で,パクリの対象にされたものとの価格差が最も大きいのは,たぶん,モレスキン-ダイスキンだと思う。その価格差がダイスキンの話題性にもなる。

● モレスキンもロディアも好事家(?)の間では人気がある。その人気の理由のひとつに,価格の高さがあるに違いないと思っている(ロディアはそんなに高くもないか)。使いやすいからという合理的な理由に収まりきれないものがあるんじゃないかなぁ,と。
 高価な商品のユーザーである自分。微量だろうけれども,そこに陶酔の気分が入っているのではないか。

● それを,ダイソーが,100円で作るとこうなるよと実例を見せてくれているわけだけど,機能的にはまずまずの製品ができあがる。
 目が粗かったり,仕上げが雑だったり,チープ感が漂ったりはするわけだけど。
 神は細部に宿るのだと言われれば,返す言葉はないんだけどね。

● じつは,世の中の多くのものは,このダイソー的換骨奪胎が可能なのではないか。千円カットの理髪店がそうだし,LCCもそうだろう。
 で,ぼくのように,その方がいいと考える消費者も多いのではないか。

● ただし,それで皆が幸せになれるかどうかはわからない。世にある仕事の多くは,仕事を作るための仕事だったりするわけで,それはそれで意味がないとはいえない。
 たとえば,税金の計算方法や会計処理でわずかなどんぶり勘定を認めてくれれば,企業の多くは大幅に経費を節減できるだろう。税理士や会計士が不要になる。自社の社員だけで処理できる。
 が,不要になった税理士や会計士はどうすればいいのか。

● しかし。さほどに意味があるとも思えない瑣末な厳密性を維持するために,社会全体が負担しているコストは,天文学的な額にのぼるのではないか。
 文具でも,おそらく機能にはあまり関係のない,いうなら余計なことをするのに膨大なコストをかけているものもあるに違いない。それはエンドユーザーの負担になる。
 文具ならば,そんな負担は御免被りたいと思う人は,そうじゃないのを選択できるけれども,税や会計となると,他に選択の余地がない。そこが困る。

2015年2月3日火曜日

2015.02.03 『文房具大賞 私のベスト文房具』

書名 文房具大賞 私のベスト文房具
発行所 宝島社
発行年月日 2015.02.20
価格(税別) 780円

● 「目利き120人のMY BEST文房具」というわけで,実際に気に入っている文房具を紹介して,なぜ気に入っているのかを語ってもらうという企画。
 ただし,その目利きというのは,デザイナーとかイラストレーターとか書道家とか,アート系の人ばかり。それはそうじゃないと本にならないのかもしれない。普通のサラリーマンに語ってもらっても,バラエティは(たぶん)出ない。だいたい,会社の支給品を使っているんだろうから。

● で,いろんな文房具が紹介されている。そういうのを見ていくのは楽しいっちゃ楽しい。だから,こういう本を買うわけでね。
 でも,ぼく自身は文房具はまず百均でと考えてしまうタイプ。百均にないものだけ,文具店を利用する。いきおい,安物に取りかこまれることになる。
 安物だからダメだとはまったく思わない。機能的には百均製品で不満がない。10本入りボールペンとかはどうだか知らないけれども,百均のペンで書き味が悪くて使えないとか,いまどきあるのかと思っている。

● 文房具に遊びや洗練は要らない。ものじたいに個性の主張があるものは敬遠したい。文房具は徹底的に実用品であって,問題はその実用品を使って何をするかだ。
 使っていると楽しいとか,テンションがあがるとか,そういうものも機能に含めていいだろう。洗練とかデザインとかがテンションを刺激するのであれば,それはその人にとっては機能のひとつといっていいものだと思う。

● 文房具は徹底的に実用品だと書いたあとで,こう言うのも申しわけないんだけど,玩具としての要素もあることを認める。個々の製品にというより,文房具そのものに。
 その要素を重視する人もいるはずだ。それはそれで,どうぞご自由に,だ。
 使い勝手や書き味,切れ味を求めて文房具放浪を続けるのは,楽しいものだろう。それも,どうぞご自由に,だ。

● 「お客様と対面する際に失礼のない1本を,と思い購入しました」とか,「人前で使っても恥ずかしくない」,とか「デキる男を演出」とか,そういう発想が自分にはまったく欠けている。
 それはどうなんだろうと,ちょっと反省した。世の中には「仕事柄,色んな人と会うんですが,そういう人たちの持ち物とか服装なんかをすごくよく見てます。そういう所に人柄とか,性格とかって出てる気がするし」という人がたくさんいるに違いない。むしろ,それが普通の大人というものかも。
 ここは心しておかないといけないと思った。もう遅いかもしれないんだけど。

● 「他メーカーが推す! MyBest」も面白い。文房具メーカーの社員が,自分が使っている他社製品を紹介する。
 といっても,プラチナの社員がパイロットの万年筆をお勧めするというのは,当然,あり得ない。自社とは競合しない他社製品ということになる。
 だけど,トンボ鉛筆の社員が三菱鉛筆のクルトガを推薦していたりする。

2015.02.03 次はSeriaの「A6ハードカバーノート 60シート」を使用

● 先日,Seriaでノートを2種,購入した。ひとつは人にあげたんだけど,もうひとつは,事の流れで自分で使ってみることにした。
 それが「A6ハードカバーノート 60シート」というやつ。何の変哲もない普通のノート。ダイスキンと同様,ザラ紙っぽい紙で,罫線はA罫。Seriaでいえば,セリスキンの亜種ともいえる。ゴムバンドはないけれど。

● これに,一緒に買った0.9㎜シャープ(コクヨのCampus Junior Pencil)で書いてみることにした。Preppyにはしばらく休んでもらう。

● で,1日使った感想。
 0.9㎜シャープのいいところは奔放に書けるところ。A罫がピッタリだ。問題はぼくの書き癖で,どうしても筆圧をかけてしまうんだな。
 芯はBなんだけど,B芯なら軽く書いても付いてきてくれる。軽く書くというのは,速く書くのとイコールではないけれども,筆圧をかけては速くは書けない。

● 最も速く書けるのはゲルインクのボールペンだと思うんだけど,ゲルボールペンで速く書こうとすると,文字がのたくるようになる度合いが高い。
 ほかの筆記具を使っても大同小異だとしても,万年筆だといくぶんかマシになるような気がする。その代わり,ゲルボールペンほどの速度はでない。

● その万年筆(Preppy)と0.9㎜シャープ,どちらが速く書けるかというと,後者だ。速記者や新聞記者に0.9㎜シャープの愛用者が多いというのも,頷ける感じ。
 柔らかめの芯を使って,ゆったりめに,かつ雑に書いていくのが似合っている。

● 「A6ハードカバーノート」は180度開く。ダイスキンやセリスキンと同じ。ゆえに,筆記は問題なし。
 ただし,いったん開いたら放っておいてもその状態を保つというわけにはいかない。これはダイスキンもそうだし,モレスキンも同じだったと思う。糸綴じのノートがそうなるのは仕方がない。

● この場合の問題は,右ページを書いているときに,左ページを押さえなければならないことだ。追い書きで書いているので,左ページにはビッシリと書いたあとだ。
 それを押さえるのだから,押さえるのに使う左手の小指が汚れてしまうことだ。汚れないように書かれていない箇所を押さえればいいことだけど。

● 下敷き代わりに白紙をはさんで書く。バイブルサイズのシステム手帳の無地リフィルを,下5分の1を切り離すと,このノートにピッタリだ。
 しかし,この下敷き,すぐに汚れる。汚れることが下敷きの仕事ではあるんだけどね。

● ダイスキンのB罫だと,0.9㎜で書くと窮屈かもしれない。逆にB罫に0.9㎜で書けば,長年の念願(?)だった罫線にとらわれないで書くということができるようになるかもしれない。
 が,とにもかくにも,0.9㎜のBで書くことを楽しんでみたい。この1冊はこのまま0.9㎜シャープで書いていくことに決めた。

● と書いたあとで何なんですけどね。次はまたダイスキンに戻ると思う。筆記具もPreppyに戻す。
 どちらかといえば,っていうかハッキリと,Preppyで書いた方が快適なので。手が汚れない。下敷きが要らない。ノートの紙面もきれいなまま維持できる。
 墨芯だと紙面も汚くなる。ということは,ますます読み返すことを遠ざけることになるだろう。

2015年2月2日月曜日

2015.02.02 ダイスキンを使い終えた

● 元日から使い始めた赤ダイスキン,2月1日に使いきれた。32日間。
 今回使ったダイスキンはちょっとした不具合があった。使用に支障をきたすほどのものではなかったけれど。

● ダイスキンはだいぶ買いためてしまっていて,A6が52冊,B6が37冊,ぼくの手元にある。これだけあると,「ちょっとした不具合」であってもポンと捨ててしまって,次を使ってもいいんだけど,そこはそれ,生来のケチな性分。最後まで使った。ネタにもなったしね。

● ペンはPreppyで,相変わらず快適な落書きライフを継続できた。必要十分とはこういうことをいうのだと思う。余計なもの,過剰なものがない。じつに気分がいい。

● 大量に在庫を抱えているので,次もダイスキン+Preppyの300円システムでいくつもりでいたんだけれども,ちょっとだけ目先を変えることにした。

2015年2月1日日曜日

2015.02.01 ログの最終形態はブログか

● ダイスキンに手書きで何でも書く。この方式が定着すると,もっと早くからこうしてればなぁと思う。ダイスキンじゃなくてもいいんだけど,ノートに手書きってのを。
 ぼくが,この方式を始めたのは一昨年の6月からなんだけど。

● それまでは長らくパソコンで書いていた。だから,書くのはもっぱら自宅に限られた。それをもっと早くに,ノートに手書きでやっていたら。
 いつでもどこでも書けるってのは,相当に気持ちがいいものだから。

● でもね,仕方ないですね。ワープロやパソコンに飛びついたのは,それが新しいスタイルだったからでね(なにせ,それ以前にはなかったんだから)。
 バラ色の未来が語られてもいたし。今までになかった何かが始まりそうなワクワク感もあった。これを使えば自分も一段高いところに出られるんじゃないかと思わされた(いや,勝手に思った)。

● 1枚のフロッピーに本1冊分くらいの文書は楽々入ってしまう。いつでも呼びだせて訂正や追記ができる。消しゴムなんか要らない。直したあとも残らない。すごいと思った。
 そのときそのときの魅力ってあるもんね。魅力って時代が作るってところ,ありますよね。

● そのとき,デジタルに移っておいてよかったなと思うところもあるんですよ。その頃書いておいたものを,けっこう,ブログに移行させることができたからね。
 つまり,ぼく的には,自分のログの最終形態はブログだと思っているわけですね。それがあるから,途中はノートに手書きがいいと思っているのかもしれなくてね。
 手で書いたのをキーボードで入力するのはさほど苦じゃないし,そこで内容を再考することもできるので,いったん手書きというのは悪くないなと思っていてね。

● ブログがなければ(最近までなかったわけだけど),やはりパソコンに入れておけとなるのかもしれない。
 その場合,誰も見ないわけだから,別に内容を再考する必要もない。だったら,最初からデジタルで入力してしまえってことになるかも。

● どっちにしても,アナログのままにはしておかないと思うんですよ。ノートに書いたメモの過半はデジタルになることはないんだけど,それは篩から落ちたものだからね。