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2025年11月5日水曜日

2025.11.05 鉛筆はカールの Angel 5 で削っているのだが

● 鉛筆を使うようになってそんなに長くはないのだが,当初は1ダースまとめて削って,取っ替え引っ替えして使っていくのがいいと思っていた。削る時間を最小限にするには,まとめて削った方がいい。
 が,それは自分の集中の継続力を過信したやり方であることに気づくのに,そんなに時間を要しなかった。

● 今は3本をユニットにしている。ハンドルをクルクル回して鉛筆を削るのも乙なもので,削れることが鉛筆の魅力の1つだと思うに至っている。
 鉛筆削り器のメインはカールの Angel 5。他に,Faber-Castell の鉛筆削り器も持っているが,三角太軸やドイツ製の JUMBO 鉛筆を削るためのもの。めったに使うことはない。

● Angel 5 で削ると,送り装置の鉛筆を挟み固定する箇所に歯型が付く。これを嫌がる人が多いだろうことは想像がつく。
 そこでメーカーは,その部分にゴムを巻くようになった。おかげで歯型は付かないようになった。

● しかし,鉛筆削り器で最も劣化が早いのはそのゴム。ゴムだけ簡単に交換できればいいのだが,構造上難しいのだろう。
 ゴムの寿命が鉛筆削り器の寿命になった。高校生の時に Angel 5 を買っておけば,たぶん一生保つのじゃないかと思うのだが,ゴム付きの歯型の付かない鉛筆削り器ではそうはいかない。

● 製品寿命が短くていいとなれば,筐体はオール樹脂でよく,刃も中華製でいい。値段も安く,重量も軽くできる。
 結果,そういう鉛筆削り器が市場を席巻することになった。

● それが悪いとは思わない。ひとつの選択肢としてあって当然だ。ひょっとして,人は一生モノなんて望んでいないのかもしれないしね。
 一生モノはずっとその人を縛ることになるからだ。人の側からすれば縛られることになる。そんなことを人は望むだろうか。

● だが,しかし・・・・・・鉛筆に歯型が付くのがそんなに嫌かね。ぼくは全く気にならないんだが。
 ぼくはできるだけ補助軸を使いたいので,3分の1も使えば補助軸を装着することになるしねぇ。

2025年10月29日水曜日

2025.10.29 出先に鉛筆を携行するのはやめる。その理由は・・・・・・

● 出先には鉛筆3本を持ち出してるんだけども,携帯用の鉛筆削りで削るのがどうもイヤになって来て。慣れの問題だとは思うんですけどね。
 ナイフで削ればいいか。ダメだ。削りカスをどうする? 風がある戸外で削れるか? そんなことは滅多にないだろうが,可能性がゼロではない。

● ので,次からは鉛筆をやめて,北星の「大人の鉛筆」を持ち出すことにする。芯研器も北星純正。
 クルクル回す方式の STAEDTLER の芯研器の方が削ってる感があっていいんだけど,筆箱に入れたままだと,芯粉がこぼれるんだよね。北星のは蓋で閉じるからその心配がない。
 いや,もちろん STAEDTLER の芯研器も蓋はするんですよ。が,削り穴から漏れ出すんだな。北星のは密閉なのでね。

● 替芯(5本入り)はヨドバシで173円で買える。お安いこと。
 が,替芯は買わない方針。とにかくあり過ぎる鉛筆を消費しないとね。で,鉛筆の芯を流用する。

● 鉛筆をひと晩水につけておけば引き出せるらしい。ということはつまり,筆記具として頑健無比の鉛筆でも水に浸かっちゃいかんということね。
 洪水被害にご用心だな。といっても鉛筆は安いからまた買えばいいだけではある。
 鉛筆は「大人の鉛筆」より長いので,この作業は鉛筆をある程度使ってから行うべし。ここだけご用心。

● 要するにですね。これ以上,文具を増やすのはイヤだということですね。手元にあるものをできるだけ消費して少なくしたい。
 使うために買ってるはずなんですよ。愛玩するためじゃない。
 これくらいなら使えるだろうという線引きがめちゃくちゃ甘かったというだけです。甘かろうと何だろうと,“買ったからには使う” の方針は堅持しないとね。

2025年10月2日木曜日

2025.10.02 携帯用鉛筆削り器には個体差がある?

● 三菱鉛筆の携帯用鉛筆削り器 Palette で削ると,芯先が細い柱状になる。これを手で削ってやろうとすると,だいたい芯を折ってしまうことになるだろう。
 この芯先が細い円柱状になるのが,嬉しくてしょうがない。変態ですか。

● だったら最初からシャープペン使ってろよ,と自分に突っ込みたくなる気分がないわけではないけどね。細い円柱状がいいんだったら,シャープペンの芯は最初から細い円柱状なんだからさ。
 でも,鉛筆でこうなるのが嬉しいわけでね。

● ところが。携帯用の鉛筆削りって,同じものでも個体によって,削った後の仕上がりにけっこう差があるんですかねぇ。
 別の Palette を使ってみたんですよ。この Palette は芯先を細い円柱状にしてくれない。クツワの BABY-K とほぼ同じ芯先になる。だったら BABY-K を持ち歩く方がいいぞ。

● これって,仕方がないことなんですかね。取付けのわずかなズレが削り味に小さくない差異をもたらす。構造上,それは考えづらいんだがな。
 比較対象は同じ Palette でも無印版。細い円柱状にしてくれたのは,無印版の Palette だったんですよ。
 無印版はちょっと変えてあるのか。それも考えづらいな。

2025年9月5日金曜日

2025.09.05 三菱鉛筆の Palette vs クツワの BABY-K

● 持出し用の筆箱にトンボ8900の缶ペンケースを採用できた理由の1つは,鉛筆削りを三菱鉛筆の Palette からクツワの BABY-K に変えたこと。
 当初は BABY-K の削り味が好きになれなくて,ここはどうしたって Palette じゃなきゃと思ってたんですけどね。こういうものはすべからく慣れなんだな。

● とは言うものの。すぐに慣れるわけではない。
 携帯用の鉛筆削りは Palette がいいなぁ。葛藤(?)は続くよ。

● しかし,ま,何度も使っていると使い方のコツのようなものが見えてくる。クツワ BABY-K の使い方のコツは,ひと回ししかしないこと。ふた回ししてしまうと,芯がムダに削り取られる。必ずひと回しでやめておくこと。
 いったん BABY-K を使い始めたら,可能な限り,他の鉛筆削り器を使用しないこと。

● BABY-K で削ると,露出する芯先が短くなる。勢い,芯先が丸まるのが早くなる。
 丸まった芯で書くと筆記抵抗が大きくなるかというと,そうでもない。むしろ,半硬度くらい硬くしてもOKになるな。と言っても,芯は適度に尖らせてお使いなさい。

● 薄型であることを追求するなら,鉛筆削り器ではなくて,鉛筆削り用のナイフがいい。が,これは採用できない。
 削りカスをどうするのか問題が残ってしまうからだ。ポケットティッシュを携行するとしても,戸外だとティッシュでくるむ間もあればこそ,風で吹き飛ばされてしまうこともあるだろう。
 それを防がなければならない。削りカスを溜めておけるタイプの削り器でなければならない。

2025年8月25日月曜日

2025.08.25 ANGERS で STAEDTLER の芯研器を購入

● ANGERS 丸の内店に来た。バレットキャップが入荷しておりました。
 けど,買いません。すでに必要量を持ってますんでね。このキャップはとっても素敵なんだけれども,ドイツ製の鉛筆にしかハマらない。
 ドイツ製より太軸の国産鉛筆でも,無理すればハマらなくはないのだけれども,鉛筆にもキャップにも無理をさせている感がつきまとう。精神衛生に良くない。

● ポイント補助軸も。ANGERS 以外にリアル店舗でポイント補助軸を販売しているところを,ぼくは知らない。
 あ,三鷹の山田文具店にはあった。それ以外にもないはずはないのだが,地方に住んでいると現物を店舗で目にする機会はほぼほぼないんじゃないか。

● ネット通販で買えるから,買うだけなら問題はない。高いものじゃないから,ネットの写真で見た印象とは違っていた,失敗した,となっても損害も軽微ですむ。
 のではあるけれども,現物を見る機会があるに越したことはないもんね。

● 補助軸の素材は真鍮かアルミか樹脂になるのだろうが,この3者の中では真鍮が最も味わいに富む。かのトラベラーズカンパニーが,トラベラーズノートの周辺機器をブレスで統一しているのは,故なしとしない。
 が,剛性はアルミが勝る。結局,最も手に取る補助軸はアルミ製のクツワと STAEDTLER になっている。ポイント補助軸も捨てがたいのではあるけれども。

● 北星の “うるし塗りの大人の鉛筆” もあった。ANGERS のおメガネに叶うのはうるし塗りなのか。
 “大人の鉛筆” は3本持っているが,その中に高級版の “うるし塗り” は入っていない。常用する筆記具の場合,高級はときに撹乱要因になる。基本,避けるべきものだと思っているのだが。

● 2㎜芯の芯研器もいくつかあって,STAEDTLER のを買ってくかと思ったんですけどね。この状態(左の写真)にした鉛筆の芯を尖らせるのにいいかと思って。
 かえって折れやすいか。その前に,こんな状態にしなけりゃいい話ではあるんだな。

● けど,結局,STAEDTLER の芯研器を買いました。こんなので605円もしやがる(Amazon なら494円)。
 STAEDTLER 製品は鉛筆(Mars Lumograph,tradition,Noris を約40本),字消板,補助軸(2本)に次いで4ジャンルめ。これ以上は増えない予定。
 芯研器だけでは何なので,普通の書店にはなさそうな文庫本も付け合わせで購入した。リアル店舗で買うと,こうして余計なものまで買ってしまうことが多い。芯研器もたぶん余計なものなんだけど。

● 芯研器を買った以上,上の写真のように,鉛筆の芯を不必要に長く出して使いますわ。折れるんじゃないかとヒヤヒヤしながら使う快感(?)を味わい続けることにしますよ。
 実際には,削るときに折ってしまうことが多いんですけどね。猿より不器用だから。

2025年6月16日月曜日

2025.06.16 鉛筆を最後まで削れる鉛筆削り,出でよ

● 視覚の不思議と言うほどのことでもないけれども,これくらい(写真の左側)になるとだいぶ短くなったなぁと思う。が,金属リングの先を芯だけにしてみると,かなり長く感じる。
 その “感じ” を感じてみたくて,実際に芯だけにしてしまうと,いかな Hi-uni でも必ず芯が折れる。

● 単純に芯だけにするのじゃないからね。その芯をさらに細くしたくなるから。
 そのなれの果てが右側のやつ。二度ほど折っている。芯を1cmは捨てている。

● が,鉛筆削りを使えている間よりも,手削りに移ってからの方が,芯の減りが遅くなる。尖らせ方が甘くなるからだ。
 だって,手削りで尖らせるとポキっと行っちゃうからさ。

● 芯を長く出しすぎて,さらに尖らせすぎて,芯を折ることがしばしば発生する,ということね。最後まで使える鉛筆削りがあるといい。不器用な人間には福音になる。
 加えて,携帯用の手回し削りだと,芯を無用に削ってしまうことがある。そもそも削っているときの感触がよろしくない。

● 最後まで削れるハンドル式の鉛筆削りがあるといいんだが。
 現在の構造では不可能だが,誰か画期的な機構を考えだしてくれないか。出でよ,天才。

2025年5月22日木曜日

2025.05.22 ダイソーの削り器付きの鉛筆キャップ

● 写真の削り器付きの鉛筆キャップはダイソーで買ったもの。3個セットだったと思う。
 消しゴム付き鉛筆にこれを付ければ,書く,消す,削るができる。

● 可能的にはファーバーカステルのパーフェクトペンシルと同じになるわけだが,じつはこのキャップはパーフェクトペンシルを凌ぐ。削りカスを内部に溜めておけるからだ。
 内部に一時保存できるかどうかはかなり重要でしょ。近くにゴミ箱はないし,ポケットティッシュも持ちあわせていないってこと,あるからね。その状況ではパーフェクトペンシルなどまったくの役立たずだ。

● 鉛筆専用の筆箱を作ろとしたときに,一番の関所になったのもここだった。薄い缶ペンケースを使いたかったのだが,鉛筆削りが厚くて入らない。
 削りカスを内部に溜めておかなくていいなら,いくらでもある。が,内部に保存できるものとなると,なくもないのだが,削り具合に満足でいるものはなかった。
 クツワの BABY-K は切れ味はいいのだが,角度がキツくて,結局,受け入れがたかった。BABY-K が悪いわけではない。超小型なんだからそうならざるを得ない。BABY-K に限らず,薄型缶ペンケースに収納できる鉛筆削りはすべてそうだと思う。

● ダイソーのこのキャップに付いている鉛筆削りでも同じことになるだろう。三菱鉛筆の Palette を携帯したかったので,薄型缶ペンケースは諦めることにしたのだが,このキャップの鉛筆削りも鉛筆削りとして使うことはなさそうだ。
 が,いざというときの保険にはなってくれるかもしれない。

● あと,これだけ長いと補助軸としても急場を凌ぐことができる。写真の短さだったら,このキャップは補助軸になる。
 ただし,そういう使い方をしたことはない。実際の削り具合いも上記の理由で試していない。

● 結局,この鉛筆削り付きキャップが役に立つ具体的な局面はなさそうではある。
 ちなみに,ファーバーカステルのパーフェクトペンシルの鉛筆削りはどうか。左の写真はマグナムのものだが,これならマグナムの太い鉛筆でも受忍限度内の角度に収まるかもしれない。あとは,切れ味の問題だけだ。世評によると,あまりよろしくないらしいが。
 が,こちらも実際に削ったことはない。それ以前にパーフェクトペンシルを使ったことがない。言っておくが,もったいなくて使えないのではない。

2025年4月17日木曜日

2025.04.17 国産の鉛筆削り刃が消える?

● 国内で唯一,機械式鉛筆削りの刃を生産していたカニエが,ついに廃業に追い込まれた。国産の刃が消失するということだから,さてこれからどうなってしまうのか。国産の鉛筆削りはなくなってしまうのか。𝕏 の文具界隈民の間で話題になっている。
 結論は,今までと変わらない。国内メーカーの鉛筆削りのほとんどは国産の刃を搭載していない。中華製の刃を使っている。だからこそ,カニエの刃の需要がなく,カニエが廃業に至ったわけだ。

● そうなると,鉄道の廃線が決まった後と同じように,中華製の刃の鉛筆削りしか使ったことのない有象無象がカニエを惜しむフリを始めることになる。乗ったことのない輩が廃線を惜しんで最後の運行車両に蝟集するのと同じ。
 本当にそう思うなら普段から乗ってろよ,ということだ。遠くに住んでるから乗ることはできないんだよ,ということなら,惜しむフリをする資格もないじゃないか,と鼻白むしかないわけよね。

● 実際のところは,中華製の刃であっても,刃がダメになったので鉛筆削りが使えなくなったなんてことはほぼほぼないんじゃないか,と思う。電動であれハンドル式であれ。
 樹脂製筐体が破損して使えなくなることの方が多いんじゃないかね。

● 筐体が樹脂なのにカニエの刃を採用するのは,ダンボールの家に北欧製の家具を置くようなものだ(とまで言うと,かなり言い過ぎか)。バランスが悪すぎる。中華製の方が収まりがいい。
 実際,カニエの国産刃を採用している鉛筆削りは,カール事務器の「エンゼル5」くらいのものだ。「エンゼル5」は筐体もハンドルも金属製で,衝撃にも強く,耐用年数も長い。カニエ刃を採用するに相応しい。

● 問題は「エンゼル5」がそんなに売れていないことだ。その理由を長々と語っても仕方がないが,「エンゼル5」が大人仕様であることだろう。
 「エンゼル5」で削ると鉛筆に歯型が付くが,それも “女子供” は嫌うかもしれない。“大人の男” 仕様なのだな。
 しかしながら,“大人の男” は鉛筆を使わない。使う人もいるが,メーカーからすればゴミ程度のものだろう。

● 鉛筆削りのメインユーザーは小中学生。彼らの多くも10年程度しか鉛筆を使わない。鉛筆削りは10年保てば一生モノだ。10年でいいなら,中華製だからといって性能に問題はない。
 無印良品の千円のやつ1台で足りちゃうんだな。中華製の刃であっても,たいていの機械式鉛筆削りは一生モノたりうる。

● 鉛筆削りは鉛筆の補助具だから,シッカリした鉛筆削りを使ってもらうには,鉛筆の需要を増やすのが一番だ。しかし,その処方箋を書くことは誰にもできない。
 “鉛筆の需要を増やす=シャープペンやボールペンの需要を削る” でもあるからだ。

● 国民総筆記量(GNW?:Gloss National amount of Writing)は増えないだろう。手書きでの筆記量は増えないはずだ。パソコンやスマホで書くのを含めれば,だいぶ増えていると思うが。
 筆記具間でのゼロサムゲームになる。とすれば,三菱やトンボが鉛筆の需要創造に本気になることはない。利幅の少ない商品のために利幅の大きい商品を犠牲にすることになるわけだから。

● 文字どおりの “一生モノ” など求められていない,というのが見えない実態でもあろうと思う。
 将来の自分は現在の自分の延長線上にはいないかもしれないと,誰もが薄々と思っている。身長や体重だけでなく,ライフスタイルも変化して行く。“一生モノ” はその変化の足を引っぱる。
 鉛筆削りなど些々やかなものだが,“一生モノ” である必要はないと考える人が多いのではあるまいか。

● ともあれ。カニエの歯車・刃はカール事務器が引継ぐことになったようだ。技術は継承される。
 元々,ニッチな製品だ。𝕏 の文具界隈民の間でこそ話題になっているが,気にもかけない人が大半だろう。であればこそ,ニッチ界では安堵の声に満ちている。

2024年12月20日金曜日

2024.12.20 シモジマ浅草橋本店

● 浅草橋にある(正確には柳橋だが)日本文具資料館に行ったのは,もうだいぶ前のこと。あれから幾星霜,多少は文具への認識も深まったかもしれん。今,行ってみればまた違った感得があるかもしれない。
 浅草橋って,資料館以外にも面白い文具店なんかもありそうな気がする。ディープな街なんじゃないかな。資料館に行くというよりも,浅草橋の探索に行く。丸1日を費やすつもりッス。

● というわけで,浅草橋にやってきた。下町風情と旦那衆の御屋敷が同居している感じ。かつては色っぽい街だったのかもしれないとも思わせる。
 小股の切れあがった,という言い方があるじゃないですか。それがどういう状態(の女性)を指すのかイマイチわからないんだけれども,墨田区や江東区が発祥の舞台かと思われる。浅草橋は台東区だけれども,“小股の切れあがった” が妥当するエリアに含まれるんじゃないか。

● 駅の近くに長年やってきた文具店がある。常連さんが支えているのだろう。一見客には敷居が高い。
 入ってみる勇気は出なかった。買わないかもしれないんだしねぇ。
 他にも筆を中心に扱っているところとか,紙を扱っているところとか,その道に精進していない者には入りにくそうな歴史を感じさせる店がある。

● シモジマ本店に捕まった。捕まってしまうと,30分や1時間では出られない。
 売場は6階まであるんだけども,1階が目玉商品,2階が学用品,3階が一般文具。4階以上はその道のマニアかプロ向けという感じで,ぼくには無縁のところ。

● 1階では今年の人気ランキング上位の製品をまとめて販売中。サンスターのウカンムリクリップを買っていくことにした。528円。
 お勉強中の中高生ではないんで,こういうものの必要性を感じたことはないんだけども,浅草橋訪問の記念。

● 場所柄,とり澄ましたところはないし,田舎者には親しい雰囲気で,いくらでも長居ができる。銀座の伊東屋よりも,新宿の世界堂よりも,長くいても疲れない感じがする。
 いいんじゃないですか,浅草橋。

● 2階の学用品売場ではクツワの鉛筆削り BABY-K と ぷにゅグリップを。これは必ず使う。鉛筆メインの筆箱を作るのに BABY-K は必須。
 ぷにゅグリップ は指を当てる窪みがない方が使いやすい。指の位置を固定されると,芯の偏減りに対応するのが少々厄介になる。
 BABY-K が132円,ぷにゅグリップが158円。

● 3階には測量野帳もあった。税込み192円で売られている。全部が全部,これほど安いわけではなく,ミドリのMDノートは他と同じ価格だが,A6Campusは107円と百均より3円安い。野帳のクリアカバーも331円だ。
 文具店は定価販売と思っていたが,ここはそうじゃないんだな。ヨドバシの文具売場と世界堂に次いで,値引き販売をしている文具店を見つけましたよ,と。

● で,野帳カバーを含めノートカバー3種とA6Campusを2冊,購入。MDノートカバーが184円,Campus ノートカバーが264円。
 カバーは生きてる分の必要量はすでにあると思うが,いいのである。買っておくのである。
 1階に戻って,来年の干支の縁起物を5個購入。これらは宿泊しているホテルのスタッフへのお土産。

● 浅草橋には神社が多い。まず,第六天榊神社。
 参拝の作法を説いた立札がある。参拝の作法なんぞはする側に任せよ,と思うのだが,なぜこんなものまで統一したがるのか。参拝者側の需要があるからだろうが,鬱陶しい話であるな。好きなようにすればいのだ。わざわざ閉塞感を作り出すこともなかろうに。

● 須賀神社。浅草橋に限らず,東京には神社仏閣がマメにある。人口比で考えれば決して多くはないのかもしれないが,面積比で見がちになるのでね。
 銀座にもかなりの数の神社があるよね。ビルの屋上にあるのも含めると,けっこうな数になるんじゃないか。その大半が稲荷社だと思う。

● 銀杏岡八幡神社。通りごとにあるような。
 道路に面した小さな祠を含めると,いったいいくつになるのか。こうした小さな祠はほぼ例外なく稲荷社なんだよね。
 東京って稲荷社天国なんですよ。稲荷社って元々は農耕神なんだけれども,転じて商売の神様になったようなんだよね。

● そうこうするうちに午後1時を回ったので,日本文具資料館へ。この資料館の開館時間は平日の午後1時から4時までなのでね。
 が,「しばらく休館します」とのこと。“しばらく” がいつまでなのかはわからない。中々以上の資料があるので,永遠に休館ということではないと思うが。
 記憶によれば,最初に目に入るのが漢委奴国王印のレプリカだったと思うが,印鑑が最初の文具ってことか。

● 資料館の先は隅田川。川はいいですな。何時間でもいられる気がする。
 隅田川の上流端から河口まで歩いてみようと思い立って,断続的に数日間かけて歩いたことがあるんですよ。面白かったといえば面白かった。もう一度やるかと言われたら,もういいけど。首都に相応しい風格のある川だとは思いましたよ。


(追記 2024.12.28)

● 先日買ったサンスターのウカンムリクリップ。受験生じゃなくても役に立つ。その局面はしばしばありそうだ。
 サンスターなんだから,当然,中華製。もう同等品が百均に出てるんじゃないかと思うんだが,確認はしていない。

2024年10月2日水曜日

2024.10.02 BLACKWING の “ワンステップシャープナー” を買いそうになった

● BLACKWING を使う気はないけれども,1回は試しに使ってみないと。というわけで,1本だけ買っている。
 BLACKWING とはこういうものかとわかったから,それはそれでいいんだけれども,キャップまで買っちゃっててね。やってもいい無駄遣いといけない無駄遣いがあるとすれば,これは後者かもしれん。

● なのに,“ワンステップシャープナー” をポチりそうになってね。すんでのところで思い留まれた。
 思い留まれたのは,Amazon のレビューに「この鉛筆削りでできるのは芯を折ることくらいです」というのが多かったからなんだけど。

● 「絶妙に湾曲したラインで芯を長く削ることにより,折れにくい完璧な先端を作り出す」って言っても,作り出す前に自分が芯を折ってしまっては話にならんじゃないか。アホかという話だ。
 その前に,中華製の手回し式携帯鉛筆削りに5千円も出そうなんてヤツは,どこのどいつだい?
 おっと,ブーメランが飛んで来そうだ。買っちゃうところだったんだからね。

● 湾曲したラインって,じつは目新しいものでもないしね。むしろ,ハンドル式の鉛筆削りで芯先まで直線的に削れるものなんてないんじゃないか。
 大なり小なりRがつく。それを売りにしている鉛筆削りも存在する。

● そういうのを使えばいいんじゃないかね。5千円はしないで買えるし,一度買えば,たぶん,死ぬまで使い続けることができるだろう。
 BLACKWING の “ワンステップシャープナー” は,半年ごとに刃の交換が必要になる(たぶん)。

2024年8月22日木曜日

2024.08.22 三角太軸鉛筆

● 公文発(と聞く)の三角太軸。写真はダイソーのものだが,三角太軸のメリットはグリップの太さを補う補装具が不要なこと。
 補助軸は長さのほかに太さを補うものとしてぼくには必須の鉛筆補装具だが,これなら鉛筆単独で使っていける。

● 反面,短くなったときに市販の補助軸は使えない。単純に長さを補ってくれればいいのだが,学研ステイフルの 「2軸鉛筆ホルダー」 が使えるんだろうか。

● 鉛筆削りは,手回し式でよければ色々ある。ハンドル式だと,ぼくが使っているのはファーバーカステルの「はじめての鉛筆削り」。
 言うも愚かながら中華製。ステッドラーやコヒノールのジャンボ鉛筆も削れる。

● 「はじめての鉛筆削り」のパッケージにも “子供用の三角鉛筆も削れる!!” とあるわけね。この文言の方が伝えたいことが直截に伝わると考えたのはわかるんだけどね。買うのは親なんだから。
が,三角太軸を子供用と決めつけることはない。大人も使っていいんですよ。

● 今後はこちらがスタンダードになるってことはさすがに考えにくいけれども,三角太軸ってよく練られていると思う。
 三角軸じたいは昔からあったものなので,一から十まで公文のオリジナルというわけではないと思うけど。

2024年6月3日月曜日

2024.06.03 高級筆記具を使うほど貧乏しちゃいない

● 那覇の丸善(表の看板はジュンク堂。文具部門は丸善)に。
 丸善だから当然,高級筆記具のコーナーもあるわけですよ。ところが,ぼくは高級筆記具を使うほど貧乏しちゃいない。

● ぼくが行くのは学童文具のコーナーなわけですよ。見てて面白いのは学童文具なんですよね。
 たぶん,鉛筆しか使わなくなったからだよね。鉛筆,キャップ,消しゴム,補助軸など,すべて学童文具のコーナーにあるわけでね。

● ただ,さすがにこれ以上買っても使い切れない。というか,すでに必要量の数倍ある。
 自分に自分の年齢を言い聞かせるつもりはないけれども,人生の残りはそんなに多くはないのでね。

● でも,まぁ,何がしかは買うんですけどね。高級筆記具を使うほど貧乏はしちゃいないから,安いものしか買わないんだけどね。
 先日,カルトレリアでクツワのワンプッシュ鉛筆ホルダーを買ったんだけど,黒しかなかった。ぼくはピンクが好きなピンク野郎なんですよ。ので,ピンクを買い直し。

● あと,携帯用の鉛筆削り。uni Palette の鉛筆削りもピンクのを購入。
 無印のやつを買ったんだけど,全く同じものながら,無印のは白。やっぱピンクでしょ,と。

● クツワの方針磁石まで買ってしまったよ。が,使うアテはなし。
 ロードバイクでコケて大怪我こいて,家人に自転車を取り上げられてから,アウトドアとはほぼ無縁になっているのでね。山に登るわけじゃなし,ハイキングをするじゃなし。
 でも,磁石ってのは男心をくすぐるグッズではありますよ。

2024年3月9日土曜日

2024.03.09 太軸鉛筆も削れるハンドル式の鉛筆削り

● メルカリを見てたら「ファーバーカステル はじめての鉛筆削り」が出てたのでポチってみた。未使用に近い状態。
 1,000円だった。発売元はシヤチハタになっている。当然,Made in China。

● ポチった理由は JUMBO 鉛筆も削れるから。ぼくの手元には,FABER-CASTELL のほかに STAEDTLER や KOH-I-NOOR の JUMBO があるんだけれども, JUMBO ってメーカーによって太さがまちまちだ。
 最初に買った JUMBO が FABER-CASTELL だったので,同じ売り場にあった FABER-CASTELL の手回し式の鉛筆削り(これも中華製)も買ったのだが,それだと STAEDTLER や KOH-I-NOOR の JUMBO は削れない。

● ので,後日,STAEDTLER と KOH-I-NOOR の鉛筆削りも買うことになった。手回し式≒携帯用。そうそう長く使えるものではない。
 そんなものをメーカーごとに買い続けなくてはならないのかと思っていた。

● が,全部まてめて面倒見ますよというのがあったわけなんでした。ぼくが知らなかっただけ。
 この「はじめての鉛筆削り」のほかにもある。STAEDTLER からも出ているようだ。

● もちろん,普通の鉛筆や三角太軸にも対応。万能感がありますな。
 ぼくはメルカリで買ったけれども,Amazon でも同じくらいの値段で買える。

● とはいえ,JUMBO や三角太軸はそんなに使わないので,ま,あまり出番はないと思うけどね。
 安心のために小学生(しかも低学年)用の鉛筆削りを持っておくことにした。じつは,この小学校低学年用というところにも惹かれたわけなんでした。

2023年4月28日金曜日

2023.04.28 ジャンボ鉛筆の鉛筆削りをいくつか

● ジャンボサイズの鉛筆が7本ある。ファーバーカステルが3本,ステッドラーとコヒノールが2本。うち,文具店で買ったのはファーバーカステルの中の1本のみで,残りはメルカリでポチった。
 うち1本は,時々だが,備忘メモを書くのに使っている。

ステッドラー用鉛筆削り
● ファーバーカステルの鉛筆削りは持っているが,他の2つはない。微妙にサイズが違うので,それぞれの鉛筆削りを揃える必要がある。ナイフで削ればいいようなものだが,ぼくは猿より不器用だ。
 ので,Amazonでそれぞれの鉛筆削りを購入。577円と657円。

コヒノール用鉛筆削り
● それが今日届いていた。ステッドラーの2穴削りはジャンボ鉛筆には対応していなかった。鉛筆が入らないんだから,対応していないことに間違いはない。ウッカリした。
 コヒノールは問題なし。コヒノールの削り器でステッドラーも削れなくはないんだけど,対応しているやつを買い直すことにした。

新たにポチった鉛筆削り
● Amazonを見たら7,096円で出している業者がいる。酔っ払ってるのか,お前は。別の業者は955円(+送料599円)。Amazon自体の信用に関わるんじゃないかと思うんだが,放置でいいのか。
 ヨドバシが594円だったので,ポチっておいた。

● というようなお粗末の一件があったわけだけど,鉛筆は基本的に使っていない。たまにちょこっと使うという程度だ。6本のジャンボ鉛筆だけでも,死ぬまでには使い切れないだろう。
 他に普通サイズの鉛筆もある。昭和レトロの古い万年筆をこの1年で買い漁ってしまった。現時点ではまったく使っていない。買ったらしまいこんでそれっきり。眺めて愉しむこともしない。
 1,000本を超えて溜まっている。9本を選んで一軍を作るとすると,二百軍までは作れそうだ。
 鉛筆キャップや消しゴムや補助軸なども増えてきた。こちらはたいした数ではないけれど。

● となれば,意を決して鉛筆を使おうと思う。万年筆とボールペン,ミリペンの使用をいったん止めて,鉛筆に切り換える。問題は万年筆やボールペンも200本は下らない数を抱えていることなんだが。
 結果的に鉛筆を使わざるを得ないところに自分を追い込んだ,というと聞こえはいいんだけどねぇ。ほんとに使うんだろうな,俺よ。


(追記 2023.05.01)

● ヨドバシから買い直したステッドラーの鉛筆削りが届いた。今度は問題なくジャンボ鉛筆を削ることができた。
 樹脂製で安っぽい感じ。Made in China。だけども,ブランド物のバッグや靴も99%は Made in China なんでしょ。99%までできたところで本国に輸入して,最後の工程だけをちょこっと加える。そうすれば,フランス製やイタリア製と表記できる。

● 型紙やレシピは中国に流出するから,本物と寸分違わぬ偽物が出回る。ブランド側の最大の関心は真贋を判定する権限を保持することではないか。
 ブツだけでは真贋の判断ができないから,最終工程でそれができるようにする仕掛けを施しているのではないかと疑いたくなるほどだ。

● 最初にかったステッドラーの鉛筆削りはムダになったかというと,これがそうでもない。以前に買ったヨットの三角鉛筆を削るのにちょうどいい。
 たぶん,現在出回っている学研やくもんの三角鉛筆も削れるのではないかと思う。

2021年8月5日木曜日

2021.08.05 Faber-Castell のジャンボ鉛筆を買う

● 丸善丸の内本店の4階。鉛筆は軸が細すぎるよ問題。それを解決するための最も簡便かつ確実な方法は,数個で100円のグリップを買ってきて,それを鉛筆に装着することだ。
 が,Faber-Castell 
の解決法は,だったら軸の太い鉛筆を作ればいい,というもの。その鉛筆と鉛筆削り,ついでにKIDSパーフェクトペンシルのジャンボ版(削りカスをためておけるやつ)をまとめて買っておくか。
 2千円でお釣りがくる。Faber-Castell に絡め取られてしまうのか,俺。

● それらを手に取ってレジの方に10歩ほど向かいかけたんだけど,思いとどまった。その程度の無駄遣いはけっこうやってるじゃん,買っちゃいなよ,という誘惑に,すんでのところで打ち勝ちましたよ。
 買ったところで,それ使うのか,というリアルな問いが持つ,絶対の力。惹かれはしても,たぶん使わないのだ。そういうモノを買うのはやめよう。


● が,この後,川崎に移動して,ラゾーナの丸善を覗いた。ここに同じものがあれば買ってしまっていたかもしれない。なかったので買わずにすんだのだけど。
 Faber-Castell 製品をある程度以上に揃えているのは,丸善本店と伊東屋ということになるか(Faber-Castell の色鉛筆は,地元の書店の文具売場にもあったような気がする)。
 してみると,Faber-Castell の鉛筆を使っている人は,それだけでマニアか。だとすると,いよいよ買わないでよかったかな。マニアとかセレブって,ある種のダサさを伴うじゃないですか。


● 鉛筆は三菱の9800かトンボの8900を使っているのが,一番かっこいいような気がする。ユニになるともう,自分は鉛筆にコダワリをもっていますという主張を感じてしまう。じつは,メルカリで三菱の9000番をポチっているのだが,9000番でもコダワリを感じさせる。
 以上は,一昨日(8月3日)のこと。


● ところがね,今日また丸善本店に行ったんですよ。ということは,Faber-Castell の鉛筆を買いに行ったということですよ。結局,買っちゃいましたよ。この3点で税込み1,738円。
 KIDSパーフェクトペンシル(の普通のやつ)は2本持ってるんだけど,使いやしない。たぶん使うことのない鉛筆と関連製品をまた買ってしまったということ。


● 今のところ,ダイスキンとPlaisirで問題ないから,万年筆以外の筆記具を使う可能性は考えにくい。re-Collection Pocket(エトランジェ ディ コスタリカ)を使っているときだったら,買ってしまっていたかもしれない。
 ダイスキン&Plaisir で安定しまくりで,他に移ろうかという気迷いは消えている。すでに大量にあるボールペンも使うことはあるまい。まして,鉛筆など出る幕がない。
 それがわかっていて鉛筆に惹かれるのはどうしてか。最初期からある筆記具だということは,それだけで何らかの魅力を醸すものなんだろうか。


● ところで,Faber-Castell の極太の鉛筆,持った感じはとてもいい。字をたくさん書く鉛筆派は腱鞘炎を防げるんじゃないか。
 ブランド品の多くがそうであるように,Faber-Castell の鉛筆削りとKIDSパーフェクトペンシルも Made in China だ。が,鉛筆だけは Made in Germany。

2021年4月29日木曜日

2021.04.29 鉛筆迷走-トンボ鉛筆の8900を買っちまった

● トナリエ宇都宮4階のダイソー。鉛筆売場を見ると,2Bが標準になっていることが歴然。HBの時代は終わったのか。
 どういうわけなんだろうと思って,帰宅後,HBの鉛筆を使ってみると,たしかに墨芯の線が薄いなと感じるし,書き味も硬いと感じる。これをずっと使い続けると腱鞘炎になりやすいかもねぇ。

● 昔はマークシート方式の各種試験でもHBと指定されていた。しかし,機械で読み取るのも2Bくらいの濃さがあった方がいいのじゃないか。
 で,今は2Bが推奨されているんだろうか。それゆえ2Bが標準になったと。機械に合わせて人間界の標準が変わったと。

● ググってみた。そういうことではないようだ。
 三菱鉛筆の広報担当・神崎由依子さんは「入学時に2Bの鉛筆を購入し,そのまま高学年になってからも使い続ける人が増えているのではないでしょうか」と話します。
 トンボ鉛筆の広報担当者はこう話します。「鉛筆の出荷量が減った背景には,銀行や役所,オフィスなどで使う機会が減ったことがあります。つまり,相対的に教育現場が中心となってきたために,HBから2Bへ移行しているのです。これからも鉛筆が『子どもたちが最初に触れる筆記用具』でありつづけるために,使う側のニーズに合わせた良質な鉛筆を作り続けていきたいと思います」
 たしかに,ぼくらが小学生の頃から「書き方鉛筆」というのはあった。芯もBか2Bだったのではなかったか。「書き方鉛筆」を使うのは低学年で,だんだんHBに移行してきたのかもしれない。
 ただ,ぼくが今,鉛筆を使うとしたらやっぱり2Bにするね。以前,シャープペンを使っていたときも芯はHBではなかった。仮にオフィスで鉛筆が使われるようになったとしても,選ばれるのはHBじゃないような気がするんだけどね。

● 以下,使わないなと確認したはずの鉛筆を懲りずに買ったという話。トナリエ8階のヨドバシ文具売場に移って,トンボの8900(2B)を買ってしまったんですよ。トンボ鉛筆8900番70周年限定セットをゲットして,“使わない” がブレてしまったか。
 これだけボールペンが進化していて,万年筆も安価で完全な実用性を備えたものが出ているなかで,鉛筆を選択するのはそれなりの理由があってのことだと思う。「描く」の場合は鉛筆でなければならない理由があるのかもしれないが,「書く」にそれがあるとは思われない。

● 夜になると鉛筆の字は見えにくくなる。蛍光灯では光が反射して見づらくなる。
 2BよりHBが,つまり硬い芯の方が,いっそうそうなるようだ。これも鉛筆の弱点になるかな。

● 下敷きが必要になるところも鉛筆を使うことのデメリットのひとつだ。両面使用の場合は下敷きを使わないと,前ページに書いたものが前々ページに転写されてしまう。
 それを避けようとすれば(完全には避けられないのだが),Hや2Hのような硬くて薄い芯を使わなければならない。黒々とした線が好きだという場合は,いかんともしがたい。

● 実際に鉛筆で何ごとかをノートに書いていくと,数行でやっぱり無理だなと思うことになる。鉛筆を使う局面があるとしてもここではない別のどこかだな,と。
 そのどこかが自分に必要なものかどうか。必要ならいずれ遭遇するだろうし,不要なら出逢わないだろう。たぶん不要だから出逢わない。
 が,いつでも鉛筆で書ける用意だけはしておこうと思う。現時点ではそこが自分の実態と欲望(?)との妥協点。

● にもかかわらず,鉛筆で書いてみたくなるのはいかなる心理作用によるものか。
 たとえば上手に配置されたタイプライターの写真を見て,パソコンではなくてタイプライターのキーボードを叩いて文章を書いてみたいなと考えるのと同じか。要するに,ノスタルジック願望というか,昔の遊びで遊びたいということかなぁ。
 それとも,他に何か鉛筆の持つ誘引力があるんだろうか。木や墨芯の匂いといった情緒的なものではない何か。

● 子供の頃,正式な文書には鉛筆を使ってはいけないのだと聞いた。手紙やハガキも鉛筆で書くのは失礼になるのだそうだ。
 それで,子供の頃は早く鉛筆を卒業して,正式な文書とやらにも使える万年筆を自分も使ってみたいと思っていた。中学校の入学祝いが万年筆だったのも(今はそういう習慣はないのかもしれないが),君も大人の仲間入りだよという意を込めたものだったのかもしれない。13歳の少年の何かをくすぐるものがあった。
 それが,この歳になって,早く離れたかった鉛筆を使いたくなるのは,ほんと,どういう心的機序によるものか。

● 鉛筆を使うのであれば,どういう用途に使うのであれ,鉛筆は8900で充分。ヨドバシだとダースで374円と他より安いので,とりあえず買ってみたわけだけどねぇ。
 ちなみに,8900は MADE IN VIETNAM なんですね。ベトナム製なら信用できる。根拠はないんだけど,ベトナムのモノ作りなら安心だと思う。

● ダイソーで買った鉛筆削りがどうもなと思ったので,クルクル回して削るタイプの鉛筆削りを買った。でも,ダイソーのと同じ感じ。
 削れているのになおハンドルを回していると思う。削れたよというサインが鉛筆削りから出てこない。安物はダメかなぁ。手頃なのを持ってたんだけど,もう鉛筆を使うことはないと思って,捨ててしまったんだよな。大昔に。
 ヤフオクは送料が高すぎてダメ。Amazonで物色中。

● でも,今日買った鉛筆も結局は使わないんだよ。なのに,なぜ鉛筆削りを買う? 誰か俺を止めてくれ。


(2021.04.30 追記)

 宇都宮市福田屋2Fの無印良品で鉛筆削りを買った。大きい方。990円。
 昨日買ったトンボの8900を5本削った。OKだ。削りすぎることがない。やっとまともな鉛筆削りに出会えた。
 しかし,鉛筆は使わないのだ。ということは・・・・・・場所ふさぎだし邪魔だし,お金を払ってゴミを買っちゃった? しかも,2日で2つも。