2025年5月9日金曜日

2025.05.09 ブログは消えるのか?

● So-net が3月いっぱいでブログサービスを廃止したことを,最近知った。So-net ブログを利用していた人は引っ越しに大わらわだったでしよ。
 テキストは問題ないはずだが,写真もまとめて保存できたんですかね。これができないと,引っ越すのは呪いたくなるほどに面倒だったはずだが。

● ネット上の無料サービスは突然なくなることがある。有料のものも同じ。Google のような大手であっても同様で,それは所与の前提としなければならないものだった。
 とにかくフロンティアを切り拓くようなもので,過去になかったものを出すわけだから,上手く行くかどうかなんてやってみなければわからない。使う側もそういうものだと覚悟して臨まなければならない。

● ネット上のサービスは燎原の火のごとく広まるのも速いが,消えるのも同様に速い。ダメとなったらあっという間にダメになる。
 日本企業の So-net は,悪く言えば素速い決断ができずに,ズルズルと現状維持を続けてしまったのだと思うのだが,それでも結局,ブログサービスを捨てることになった。

● ブログって時代から見捨てられてますかね。人様に読んでもらうためにではなく,自身のためにログを残すには 𝕏 より便利なんだけどね。
 𝕏 って昔のやつは読めなくなるからね。Twilog 併用が必須だけれども,𝕏 になった際に不安定さが浮き彫りになったしね。

● かといって,Facebook なんてノイズが多すぎて使う気にならんでしょ。Instagram もこれに準ずる。 
 ノイズが多いというのは,たとえばFBの友だちが彼の友だちにバースデーメッセージを出すと,それがこちらのTMにも表示されてしまうといったことね。それを防ぐ手立てがない。
 ああいうものは祝われる人にだけ届けばいいものでしょうよ。あの仕様は耐え難かった。今はどうなってるのか知らんがね。

● もうひとつ。広告という名のノイズ。しかも,個人情報を抜き取ったり,詐欺を働いたり,ウィルスをばら撒いたりする,かなりヤバいものでも,金さえ払ってくれるんだったら全部載せるよ的な拝金主義をザッカーバーグは体現しているのか,と思わせるようなところがあった。
 おそらく,反ユダヤ主義を助長するのに彼はひと役かったのではないか。

● 実際,ブログは読まれなくなっている。黎明期にはどうでもいい日記でも読んでもらえたろうが,今はそうではない。
 人様に読んでもらうことを第一義にするのであれば,ブログという選択はあり得ないものになっている。読んでもらえないのだから,アフェリエイトの手段にもならない。

● しかし,ブログは消えるかというと,そんなことはないとも思う。細々と残るだろう。少なくとも,現在まで生き残っている SNS サービスよりも長生きするのではないか。
 読まれなくてもいい,私は自分のために記録を残している,という人が,トータルすればけっこうな数に昇ると思うからだ。

2025年5月8日木曜日

2025.05.08 忘れるために書く

● ブログや SNS に書くと,その内容をキレイに忘れてしまう。書いたことそのものを忘れることまであったりする。
 それで良いのだと思う。忘れるためにブログや SNS にログをまとめているという人が少なくないのではないか。

● 手書きで書いたものはどこかに残るような気もするが,それもブログや SNS と比べた場合の話で,“書くと忘れる” は一般則として認めていいような気がする。
 児童・生徒は憶えるために書くのであるが,大人は忘れるために記録するのだ。だから,何度も同じことを書くことにもなる。同じことを何度も思いだして,思いだすとまた書くのだから。

● もちろん,書いたのだからこのノートの山のどこかにはあるはずだ,という信頼を自分自身に対して抱けるから,心安らかに忘れることができるのだ。
 であれば,全文検索できた方がいいから最終的にはデジタルにしておくべきではないかというと,さにあらず。

● 書いたものの大半は忘れてしまっても,忘れたままでいても,差し支えないものだからだ。ブログやSNSにしても,自分が書いたものを検索することはあまりない。
 手書きのノートにしても同様で,後で検索しやすいようにと施すアレやコレやの工夫の大半は,それ自体が余計なものだ。

● 書きっ放しにするのがいい。読み返す必要もない。いや,読み返してもいいのだが,読み返さないことを反省する必要はない。
 書いたことはキレイに忘れて,脳内メモリを記憶に用いることを防げれば,書いた甲斐があるというものだ。忘れていいものを忘れるためにこそ,書くのである。

2025.05.08. 文具の広告を見るのが楽しい 2

● 広告で上手いのはパイロットだと思ってますが,パイロットからはジュースアップの2つを。
 勉強の成果を出すのを「ゆるーく応援」してますよっていうね。頑張らないとね,お勉強をね。

● ゼブラからはマイルドライナーの広告。これも人気があるらしい。
 ぼくは使わないんだけれども,マーカーは画材にもなるらしいし,暗記すべきところを強調するのにこんなにいいものはないだろうから。
 ぼくが受験生の頃にはなかった気がする。アンダーラインという言葉がありましたよ(今でもあるんだろうけど)。赤や青の色鉛筆でアンダーラインを引くのが一般的だったような記憶がある。塗りつぶすことはなかった。そのための道具がなかったと思うんだよね。

● 次は三菱鉛筆。どこかの紙製品メーカーと組んでのものですかね。
 これは受験生や勉強中の生徒に向けてのものではなくて,すでに社会人になった人たちに宛てているようだ。たいていの男たちは色には鈍感だろうから(よく言えば,質実剛健),女性に訴えているんでしょう。
 パステルカラー人気は今も続いているようだ。これはパステルカラーというより,全体的に白っぽいという印象なんだけど。

● サクラクレパス。これはゲルインクのリフィルですか。ラメ感って乙女たちに響くんですかねぇ。乙女をとうに過ぎた年齢の女性にも響くんだろうかな。
 ぼくはリアルの女児が使いかけにした鉛筆をメルカリで買って使ってるんだけど,鉛筆の塗装にもラメを入れたのがあるんですよね。使うのがちょっと楽しみなんだけど,さすがに新品のラメ鉛筆を買う気はしないよね。

● 学用品の売場にはこんなのもあった。これはサクラクレパスの製品ではなくて,シードの消しゴムだったり,某社の鉛筆なのだが,サクラってこういうのに都合のいい社名だな。
 神頼み,縁起かつぎは,当然,受験生とその親に宛てたもの。これはもう鉄板でしょうね。太宰府天満宮をはじめ,いろんな神社が合格鉛筆を出してるもの。メーカーにとっても一定の需要をあてこめる,ありがたい習俗行事なんだと思いますよ。受験ってね。

● 神頼みや縁起かつぎから超然としていられる人はそんなに多くない(と思う)。自分も超然としたいられるほど強い人間ではない。超然人間に憧れはするけど。受験なんて案外どうでもよかったものだと気づくのは,歳を重ねた後のことだ。
 五角軸の合格鉛筆も,ぼくが受験生だった時分にはなかったものだ(あったのか)。そういうものを買った記憶はないから。もしあれば,1本くらいは買っていたと思うわ。

● 次は紙製品からいくつか。これはコクヨ。
 写真では隠れてて読みにくいが,「デキる大人は使い分けている。」というコピーが添えられている。本当かねとまず思うけど,売る側の立場になって考えてみなさいよってことね。
 それでも,ぼく一個は使い分けるなと言いたいが。

● トラベラーズノート。「旅を愛するすべての人たちへ」というコピーが入っているこれは,広告と意識することもなく文具店でしばしば目にしている。
 旅を愛する人たちは少なくないだろうし,自分は旅を愛する人間だと思っている人たちはもっと多いだろうから,トラベラーズノートという命名自体が上手いなぁと思う。やられましたって感じ。ロゴもいいじゃないですか。

● これはデルフォニクスのもの。「旅するロルバーン」。
 中紙を入れ替えられるロルバーンは以前からあったと思う。それを旅に使ってねと持ってきた。やっぱ,「旅」ってアピールするんでしょうねぇ。

● ぼくも「旅」の記録は残すことにしているが,ノートではなく手帳でやっている。それをするために,無地のリフィルをいくらでも差し込めるシステム手帳を使っている。
 トラベラーズノートの提唱する,旅するように日常を生きるのに最も合ったやり方は,専用のノートを用意することではなくて,手帳をそのために「も」使うことだと考えている。

● ミドリのMDノート。「書く」を愉しむ。最高の境地でありましょう。
 愉しむのに高価なノートを使う必要はない。愉しみを阻害するような劣悪なノートでは困るけれど,そんなノートは百均でも置いてない。
 MDノートも何冊か持っているが,まだ使うに至っていない。そのときを楽しみに待つとする。

● その他。手帳を使うか使わないかの違いは,人生に何らかの差異をもたらすかもしれないが,どの手帳を使うかによって幸せになったり望みが叶ったりということは,まずまずないでしょ。
 手帳の解説本も多いが,その理由は手帳に過度な期待を持つ人が多いからじゃないかと思うこともある。写真にあるコピーを見ると,愚民ビジネスという言葉が頭をかすめたりもする。

● 「貼る」と「書く」を同居させられるのが紙のいいところ。デジタルだと写真にして載せるしかない。現物はネットに載らない。
 逆に,現物を保存すると,とにかくかさばる。重量のあるものがどんどん重なっていく。ため息とともに,それらを眺めることになる。

● カラースタンプペン。どんなものか,おおよそ見当はつくけれども,手に取ることはなさそうだ。
 現在の文具の扱われ方の潮流を作っているのは女性だ。開発する側も女性が増えているに違いない。ぼくのような人間は文具の開発はとてもできない。

● 付箋といえば,今でもポスト・イットが代表なんだろうけど,付箋の使われ方も,雑に言えば,多様化しているに違いない。
 ぼくなんぞは隠居の身だから,そのあたりの実態を垣間見る機会もないのだが,若い女の子たちはどんなふうに使っているのかね。メーカーはそういったことにも目配りして,新製品を開発してるんでしょうな。

● ハサミこそ,女性のフィールドに属するもの。男たちの多くは,単純な切り貼りにしか使っていないだろう。
 そのくせ,切れ味がどーだ,持ち具合がどーだ,バランスがどーだと,利いたふうなことを抜かす。黙って使ってろ,このボケがッと言いたくなりませんか。

2025年5月7日水曜日

2025.05.07 コーナン川崎小向店へ

● 川崎にいるんだけど,ノートと手帳は持ってきたものの,筆箱を忘れて来た。余生のヨスガになっているものを忘れるとは。忘れないように,ちゃんと用意しておいたにもかかわらず。
 仕方がないのでホテルの部屋にあった油性ボールペンで少し書いてみた。全然ダメだ。

● というわけで,緊急避難的な措置として,鉛筆と携帯用の鉛筆削りを買わなくちゃいけない。いや,帰宅するまで鉛筆とノートなしで過ごしてもいいんだけどさ。
 どうせ買うなら,唯一,気になっている北星鉛筆の黄色の消しゴム付き鉛筆がいい。

● この鉛筆は北星のOEMで,北星印を表に出して販売しているわけではない。ドラッグストアやホームセンターで販売しているらしいので,近くの店を見て回ったんだけども,発見できず。
 これがなぜ気になっているかと言うと,まず北星製であること。次に,9606と中身は同じなのかそれとも違うのかが気になるからだ。

● 𝕏 でコーナンというホームセンターで買ったというポストを見かけたので,先日,コーナン品川旗の台店まで出張ってみたのだが,そこにはなかった。
 コーナンは中部・北陸を中心に出店しているようなのだが(本社は大阪府堺市),首都圏にも店舗はある。ネット情報によると,川崎にも3つあるようだ。
 その中で宿泊しているホテルから最も近い川崎小向店に行ってみることにした。ぼく的には徒歩圏内。まぁ,30分は歩くことになるけれど。

● で,結論から言うと,ここにもなかった。すべて売れてしまったのかもしれない。たくさんは仕入れてないのか。確実に売れるだけしか仕入れない?
 あとの2店を回ってみる気力はない。コーナンでもすでに取扱いはないのだと思うのが現実的なように思う。

● ただし,三菱の UNICORN がここにもあった。2月にとあるドラッグストアで買って,かなり気に入っている鉛筆。
 消しゴム付きと消しゴムなしがあるらしいのだが,ぼくが買ったのは消しゴム付きの方。川崎小向店にあったのも同じ。価格は3本セットで195円。1本あたり65円。

● 実際に作っているのは別のメーカーで,三菱鉛筆は名義貸しをしているのではと疑いたくなるくらいに,9800や9852とは別物。
 せっかくだから,買うことにした。ちなみに,店頭にあったのは1セットだけ。それをぼくが買ってしまったので,今から行っても残ってないです。

● では,主に扱っているのはどんな鉛筆かというと,LIFELEX と銘打たれているタイ製の鉛筆だ。コーリン・タイランドが製造したものだろうかと妄想してみる(たぶん違うと思うが)。タイ製の鉛筆はドンキにもあったな。
 これも買ってみることにした。やはり3本セットで107円。

● ナカバヤシの測量野帳「LEVELING NOTE」もあった。ナカバヤシ版の現物を見るのは初めてだ。
 文具店では見かけることがない。メーカーから直接,ユーザー(ゼネコンなど)に納入されるのだろうと思っていたのだが,ホームセンターの中に扱っているところもあったのか。

● 測量野帳と言っても,測量現場よりも一般用途に使われる方が多いだろう。特に「SKETCH BOOK」は測量とは関係のない罫線(3㎜方眼)だ。
 ナカバヤシのは一般用途には浸透してなさそうだから,文字どおり測量現場で使われているのだろうが,だとすると,そんなに多くは消費されていないだろうな。

● これまた,1冊だけ買ってみることにした。コクヨ版も当然あって,コクヨ版の272円(コーナン価格。文具店だと286円)に対して,こちらは250円。
 コクヨ版とは紙質も違うようだが,製本の仕方が異なる。コクヨ版はパタンと開くが,こやつは隙あらば閉じようとする。

● あと,携帯用の鉛筆削りも。140円だったが,ダイソーで売られているのと同じものではないかと思う。
 というわけで,北星製の黄色い消しゴム付き鉛筆は今回も手に入らなかったが,珍しいものを買えたので,まぁまぁ良しとするか。


(追記)

● というわけで,筆箱を忘れてきたので,急遽,鉛筆と携帯用の鉛筆削りを買ったのだが,使い慣れているはずの鉛筆がどうも普段の書き味と違う。UNICORN に感激した記憶があるのだけれども,今回はさほどでもない。
 削り方の問題だな。角度が深すぎる。このあたり,あまりセンシティブな方ではないと思っているが,ちょっとこれは気になるかな。

● 筆箱に入れている鉛筆削り(三菱鉛筆の Palette。無印にもある)を買えばよかったよ。わずかなケアレスミスがけっこう効きますわ。
 コーナンでは売ってなかったので,一番安いのをそりあえず買っておいたのだが,無印を回ればよかったよ。

2025年5月6日火曜日

2025.05.06 川崎で文具店巡り

● 文具は基本,買わない予定。必要なモノはすでに充分以上に手元にある。あとは淡々と使っていくだけのこと。
 とっくにそういう状態になっていたのに,買うのを止められずにいたんだけれども,最近ようやっと文具に対する物欲が消えてきた。

● 物欲というけれど,実際には情報に踊っているようなところがあって,新しい製品が出たことを知ったり,自分が使ったことがないのにメルカリで出くわしたりすると,フラフラと買ってしまうことが続いていた。ならば,情報を遮断すればいい。
 ヤフオクはすでに切ったのだけれども,メルカリアプリもスマホから削除した。じつは二度失敗しているのだけれども,三度目の正直で,今度は上手く行っている。メルカリも切ることに成功した。

● 効果は覿面。物欲というか,文具自体への興味はだいぶ薄まってきた。今あるものを使うだけだという自然体の構えができてきた。
 こうなれば,文具店で諸々の新製品の現物を見ても,焼けぼっくりに火が点くことはないだろう。

● 川崎にいるんだけれども,やりたいこともやらなきゃいけないこともない。ので,お店には迷惑だろうが,文具店巡りをして暇をつぶすことにした。
 まず,ラゾーナのLoFt。買う気がないのだから,熱心に棚を見て回るというふうにはならない。ぼんやりと眺めるだけだ。
 ペンケースがズラッと壁に並んでいた。今一番キテる文具って,ひょっとしてペンケースなのか?

● 続いて,ラゾーナの丸善。三菱鉛筆の uniball ZENTO の特設コーナーが今もある。フラッグシップのシグニチャーモデルは発売日当日に売切れ続出。現在に至るも補充はされていない。
 発売当時の熱気はすでにないし,それを今から作り直すこともできない。販売機会を大きく損ねてしまっとのではないか。それとも,これは意外にアルアルなんだろうか。

● アトレの有隣堂も覗いたが,特にこれといったことはなし。
 Smith もね,文具以外の雑貨にシフトしてる印象を受けた。気のせいか。

2025.05.06 手帳用のボールペン

● 手帳には赤・青・黒・緑の4色の細字ゲルボールペンを使用。大昔にはシャープペンも使っていたのだけれども,紙面が擦られると汚れてしまうのが気になって,ボールペンに替えた。
 あの頃は手帳に直接,予定を書き込んでいたのだろう。間違えたら消しゴムで消せることを優先していたのかもしれない。ほとんど憶えていないんだけど。

● いつからか,今日より先の予定は付箋に書いて貼るようにした。手帳に直接書くのは,過ぎてからログとして書き残す場合。修正の必要がないので,消せないボールペンでよろしい。
 ちなみに,消せるボールペンというのもあるけれども,使ったことはない。使ってみたいと思ったこともない。が,2本ほど買った。なぜだ?

● 赤青黒は今は亡き無印の六角。0.25㎜。キャップ式。ファミマが無印良品の取扱いを止めるときに,半額で放出したのを家人が買って,ぼくに払い下げたのだ。使わないなら買うなよと思うのだが,半額シールにめっぽう弱いタイプなのだ。
 ぼくももらったからには使わなきゃと思ってね。リフィルはファミマにはなかったらしい。無印の通販サイトにも全色はなかったんだっけかな。

● ぺんてるのハイブリッドテクニカのリフィルがぴったりハマるので,0.3㎜を20本ずつ買ったのだった。4年前のこと。
 軸本体は長く保つだろうから,これだけあれば一生使える。が,そんなには要らなかった。半分でも多すぎた。

● 緑はやはり無印の丸型。こちらは無印の現行品。0.4㎜。
 0.3㎜は存在しない。ノック式の SARASARA のリフィルも使えるのだが,SARASARA に限らず,緑色の0.3㎜ってないですよね。唯一の例外が Hi-Tec C COLETO のリフィル。

● その Hi-Tec C COLETO を長く使ってたんですけどね。Hi-Tec C は外出用にしました。そんなことをしないで,これ1本で通すのが正解だった,という気がしなくもない。
 1色1本だと持ち替えるのが面倒。キャップの取り外しは,なお面倒。Hi-Tec C なら線幅を統一できるしね。

● この4色をどう使い分けているかは,気が向いたら書きます。
 が,言うまでもないでしょうが,大したことはしちゃいませんぜ。

2025年5月3日土曜日

2025.05.03 ロートルの余生は減らすことに費やされるべし & 罫線問題

● 南浦和に来ている。駅前の,ヤオコーが1階に入っているビルの4階に文具も扱っている書店があったので,文具売場を覗いてみた。
 と言っても,最初から欲しいモノはひとつもない。ノートと鉛筆があれば足りちゃうんだから,自ずとそうなる。
 ノートも鉛筆も必要量の10倍は手元にある(正確に言うと,ノートは2倍くらいしかない)。これで欲しいモノがあったらおかしいわ。

● モノを増やすのは容易い。バカでもできる。必要な情報はネットにあるし,それを読み解くのに特段の知力は要らない。さらに,買うのは気分がいい。お客様は神様だからね、下にも置かぬ扱いをしてもらえる。
 が,減らすとなると,使うか捨てるか人にあげるか。難しいとは言わないが,時間か踏切りが必要。もらってもらえるとも限らない。
 しかし,ロートルの余生は減らすことに費やされるべし。

● お金も然りで,金を残して死ぬほどバカバカしいことはない。残すほどの金などないという輩が残しがちだからご注意。
 モノを買うのは使ったうちに入らない。それは現金をモノに置換しただけのことで,モノを使って初めて金を使ったことになる。
 後に残らない飲食や旅行に使うのが手っ取り早いでしょ。人が提供するサービスの購入に使う。というようなことを考える,GWの昼下がり。

● ところで。この店は三菱の9000番を取り扱っている。価格は66円。9800より10円高く,9852より10円安い。
 ホクサインもあり。198円は国産鉛筆の最高値になりますか。

● 欲しいモノ,必要なモノはないのだけれども,せっかく来たのだから,記念に何か買ってくか。
 というわけで,A罫の A6 Campus とエポックケミカルの「小さなボード消しけし」を買った。ホワイトボードのイレーサーですね。

● ノートはB罫を常用している。思考は罫線に縛られると言う人がいる。罫線を嫌う人たちだ。
 が,縛ってもらうために罫線入りのノートを使うのだ。縛ってもらった方が書きやすい。

● 横罫が罫線の代表のようで,特に横罫が嫌われる傾向にある。そういう輩が5㎜方眼を使っているのを見ると,何だかなと思うんですよ。
 5㎜方眼はこの世で最も役立たずの罫線だと思っているのでね。5㎜方眼って安直にも程があると思いませんか。
 そもそも論として,罫線の弊害を言う人に見事なクリエイティブを発揮してる人がいるんですかね。縛られようが縛られまいが,アナタの小さな頭には関係ないんじゃないですか。

● ともあれ,縛られるのなら心地よく縛ってもらいたい。それがB罫かな,と。C罫はさすがに狭すぎる。
 A罫は使ったことがないかもしれないので,一回は使ってみるかと思ったんでした。結果,A罫の方がいいじゃないかとなっても,今さら軌道修正するには,在庫を抱えすぎ。このあたり,ほんとにバカですな。われながらそう思いますわ。

● つーか,以上は買うための後付けの理屈なわけね。B罫でいいんですよ。問題を感じないから。問題がないのに変えちゃいけない。
 でも,それじゃ何も買わずに帰ることになっちゃうのでね。

● エポックケミカルのイレーサーはアイディア商品。ティッシュペーパーやキッチンペーパーをイレーサーの本体にして使うという。
 ま,使うかどうかはわからないけどね。いや,できるだけ使うことを考えますよ。

2025年4月30日水曜日

2025.04.30 Hi-uni パワー

● リアルの女児が使いかけにした鉛筆をメルカリで入手して使っているわけですが。かなりいい鉛筆で,Hi-uni と比べても遜色ないじゃん,とか思うんですよ。
 が,短くなって,ハンドル式の鉛筆削りでは削れなくなると,携帯用の鉛筆削りを使うようになり,それも使えなくなると手削りするようになる。

● すると,Hi-uni パワーを実感することになるんですね。Hi-uni の芯が折れにくいことがわかる。
 芯は硬いのにタッチが軟らかい。おぉぉっと思うわけです。芯の減りも少ないわけで,やっぱ,Hi-uni,ダテじゃねーなぁ,と思うんですよ。
 が,そこに到るまでは,さほどに差を感じることはない。

● ただし,その機序は素人にはわからない。黒鉛を増やすと芯は軟らかくなるんでしょ。
 Hi-uni の黒鉛含有量の多さは匂いを嗅いでみればわかる。なのに硬い。

● 上の2本の鉛筆の芯は,おそらく,オリエンタル産業のものだと思う。芯の製造・開発に特化したオリエンタル産業の技術は三菱やトンボのそれをすでに凌駕している,と思ってたんですけどね。
 ちょっとお待ちなせぇ,そーじゃねーんですよ,ってことか。

● オリエンタル産業の最上品は BLACKWING に使われている芯だと思うのだが,Hi-uni や MONO100 の芯と比べて,さてどうですかね。
 高品位になるとどれも似てくるから,同じように感じてしまうんだけどね。

● ちなみに,BLACKWING と北星クラフツマンの芯は,まったく同じか非常に近いもの。
 なので,BLACKWING の幻惑商法にいちいち踊っていないで,黙ってクラフツマン使っとけ,と憎まれ口をききたくなる。BLACKWING の消しゴムなんてどうせ使わんでしょ。

2025年4月28日月曜日

2025.04.28 クツワ補助軸礼賛

上がたんぽぽ,下がクツワ
● 丸軸の鉛筆をホールドするのは,補助軸にとっては難事のようだ。締めが決まらない感じ。
 すでに書いていることで,繰り返しになってしまうんだけれども,問題なく保持するのは,まずミミックとクツワ。たんぽぽ補助軸もまずまず行ける。ポイントと伊東屋は少しガタつく。

● 刮目すべきはクツワ。この安価で素っ気ない補助軸の実力は端倪すべからざるものだ。
 クツワのノック式タイプも同様に問題なし。文具店の学童用品の売場にあるクツワ補助軸が,実用性に関しては最も信頼できる。鉛筆との一体感を保持するのに,クツワ補助軸に勝るものはない。ミミックもクツワに及ばない。
 現場からは以上です。

● 以上なんだけれども,以下に蛇足を加える。
 実用性において最も信頼できるのであれば,おまえはクツワの補助軸しか使っていないのかと問われれば,いいえ,そうではありません,と答えるしかない。
 ポイントもたんぽぽもその他のものも,適当に使っている。

● クツワ補助軸はアルミ製。対して,ポイントや伊東屋,たんぽぽは真鍮製だ。特に,ポイントは真鍮を無垢で使っているので,真鍮特有の質感がある。
 クツワもポイントも道具に徹していて,素っ気ないのは同じなのだが,アルミより真鍮の方が味が出る。

● だからこそ,たとえばトラベラーズファクトリーは,鉛筆やボールペン,消しゴムケース,定規,筆箱を真鍮製にして,ブラス◯◯と銘打ったトラベラーズノートの周辺機器(?)を出している。真鍮はトラベラーズノートの心の友であるかのごとくだ。
 真鍮製にすると一定数は捌けるという目算もあるんだろうか。

● 真鍮は経年変化を楽しめるということの他に,たとえば補助軸であれば,鉛筆の色を選ばないというのも魅力だ。
 ユニ色であれ,オリーブグリーンであれ,赤であれ,黄色であれ,真鍮無垢の補助軸だとしっくり来てしまう。

● 素材が真鍮でることの面白味というのはあるようだ。ので,若干はホールド力に問題があっても,ポイント補助軸を使いたくなることがしばしばある。
 これをアルミで出せるだろうか。そもそもアルミ無垢なんてあるんだろうか。たいていは塗装が施されている。

● クツワ補助軸を使っていると,真鍮よりアルミの方が補助軸としての強度を出せる,したがって実用性をより高いレベルで担保できるのかと思えるのだが,アルミだと面白さに欠けるということね。
 ただし,面白さと実用性とどちらが大切かとなれば,それは実用性に決まっている。ここぞというときにはクツワを選ぶし,補助軸はどらかひとつしか使ってはいけないとなれば,迷うことなくクツワを選ぶ。

● この補助軸はクツワの自社生産によるものではないだろう。どこぞの小さな町工場に委託しているのだと思う。その町工場では,クツワだけではなく数社の商品を手がけているはずだ。
 正真正銘の生産者を知りたい。その Web サイトを確認すると,社長が顔出しをしてたりして,なるほどこういう人が作っているのか,と親近感を抱くことになるだろう。これは大事に使わなくちゃな,と補助軸に対する愛おしさが増すような気がする。

2025.04.28 A6 Campus ノートについて

● 2月から,測量野帳をいったん置いて,A6 Campus ノートを使っている。途中,ひと月半のブランクはあったが,今日から4冊目に入る。
 学校というものに通学していた頃より,今の方がノートの消費量は多い。2013年からの習慣。

● 小さいノートが好きだ。単に文字列(文章)を書いていくだけで,手を動かしながら発想を広げていくなんていうクリエイティブとは無縁なので,大きなノートは要らないのだ。
 外に持ち出すこともあるので,小さいノートの方が何かと便利だ。

● 鉛筆を使って両面使用なので,下敷きが必須。下敷きにはA6の紙片を使用。市販の下敷きを買ったり,クリアファイルを切り取って使ってみたりしたが,紙片が下敷きとしてベストという結論。
 こういうとき,定型サイズは便利だ。A6メモパッドはどこにでもあるから,下敷きはどこにいても手に入る。

● ただ,最近ではホテル備え付けのメモパッドも,定型を避けて独自のサイズにするところが増えつつあるとは感じる。はなはだ,よろしくない。
 が,A6定型のところも現在だ。この点で,困ったことはない。

● 外で立ったまま書く必要に迫られたことはない。出先であっても,座ってテーブルか机のあるところでしか書かない。
 そうであっても,ノートの表紙は厚くて硬い方が断然書きやすい。

● Campus ノートの弱点を強いて言えば,ここのところだ。デフォルトでも不都合はないのだが,表紙が硬いとなおいい。
 しかし,これはコクヨが出している SYSTEMIC を装着することで,問題は完全に解決する。A6サイズの SYSTEMIC は販売終了になって久しいのが残念だけれども,終了前に1冊手に入れておいたのはラッキーだった。そうそう壊れるものではないから,この1冊が寿命が尽きるまで保ってくれるだろう。

● 文具店でこれだけしか買わないんじゃ申しわけないなというときに,抱き合わせにするのに恰好なのが Campus ノートだ。必ず使うだろうから,安んじて抱き合わせることができる。
 そんなこんなで,レギュラーの Campus ノートがあと20冊ある。測量野帳が数百冊残っているので,これ以上増やすことはないと思うけれども,できれば今年中に使い切れれば。
 以後,Campus ノートを買うときは,ダイソーかセリアで買うと思いますけどね。

2025年4月26日土曜日

2035.04.26 “手書き” とネットでゆるゆると老後を生きている

● Hi-uni の世界にとりあえず遊んで,再び,リアルの女児が使いかけにしたBの鉛筆に戻った。
 この果肉(?)の黒い鉛筆はかなりデキがいい。Hi-uni と比べてもそんなに遜色はない。そりゃ,Hi-uni の方がいいんですけどね。

● どこの誰かは知らねども,彼女はいい鉛筆を使っていた。こういう鉛筆で勉強できる今どきの小学生が羨ましい。
 メーカーもわからないけれども(三菱やトンボではないと思う。芯がオリエンタル産業っぽいと思われるからだ),国産であることは間違いない。値段もけっこうすると思う。
 とにかく,書きやすい鉛筆だ。これを使っていた女児はお金持ちの家にうまれたのかなと,貧乏育ちのぼくは思ってしまう。

● ミミックのコーラルに装着して使っている。コーラルがこれほどピッタリ来る鉛筆はなかなかないと思いますよ。
 しばらくは,コーラルを楽しむこともできるというものですわ。

● ひと月半ほどのブランクかあったせいか,復帰後はわりとたくさん書いている。もちろん,どうでもいいような日記的なことですよ。大したことは書いちゃいません。
 でも,スイスイと筆(鉛筆)が進む。いや,ホントに安上がりの時間潰しになるわけですよ。お金はあるに越したことはないけれども,たくさんは要らないなぁと思いますですよ。

● ノートも鉛筆も一生分以上の在庫があるので,補充する必要もない。洋服だって,流行だの何だの難しいことを言わなければ,これ以上買う必要はないかもしれない。
 とちら様も同じでしょ。モノが溢れかえっているんじゃありませんか。本やCDも死ぬまでにとても読みきれない(聴ききれない)ほどの量を抱えているんじゃありませんか。

● おまけにインターネットがある。読む,観る,聴くといった受け身のエンタメは,ネット上に無限にある。
 5,900円の年会費を払って,Amazon のプライム会員になっていれば,その恩恵は計り知れない。いい時代に老後を迎えることができたなぁと思うんですよ。
 ネットを味方に付けているか否かで,老後の彩りはずいぶんと違って来るでしょう。このインフラは活用すべきですよね。

● と言っても,これから高齢者になる方々はネットを自家薬籠中のものにしているでしょうけどね。バンバン使いこなしてるでしょ。
 ぼくもネットを敵に回さなくてよかったなと思いますわ。昔の年寄りと大きく違うところは,ネットがあるかどうかですもんね。

● そこに加えて,“手書き” があるんだから,老後の不安なんてほぼほぼ感じないです。病気になるときにはなる,惚けるときには惚ける,死ぬときには死ぬ。それはヒトである以上,仕方がない。
 あと少し,ネットと “手書き” でゆるゆると生きてみますわ。

● というわけでね,ノートと鉛筆は座右のふた品ですね。このふた品は高いものでも知れている。お金はかからない。
 ぼくは安いもので充分と思っているので,いっそうお金はかからない。お国からいただく年金でどうにかやれている。

2025年4月25日金曜日

2025.04.25 コクヨの品川キャンパス

● もうね,何も買わないつもりですからね。近くのホテルに泊まっていても,ここに行くことはないだろうなと思ってました。
 が,結局,来てしまいましたよ。何度目になるだろう。

● 品川キャンパス仕様の測量野帳や鉛筆シャープは同じものをいくつも持っている。いくら何でもこれ以上は要らない。下手すると,限界効用はマイナスになる。
 原宿(正確には,渋谷区千駄ヶ谷)の「THINK OF THINGS」のコーナーもある。測量野帳が2種。これも持ってますよ。

● ここの特徴は2つ。コクヨのプロダクツのすべてを見れること。児童・生徒・学生がいないこと。
 ゆっくりとコクヨ製品の品選びができるでしょう。販売店舗たいうよりショールームのようなものだから,陳列の妙を味わうのもいいでしょう。

● ファインライターやローラーボールはあるが,ブラスペンはなかった。ブラスペン,もう販売終了になってるんですかね。SAUNA BU はしぶとく残っているようだ。
 いや,ブラスペンはAmazonでは販売されているし,「入荷予定あり」にもなっている。

● リアル店舗でこのブラスペンを見かけたことは一度もない。実物があるとすれば,この品川キャンパスくらいだろうと思ってたんですけどね。
 ので,まだ実物を見たことがない。本体はポイント補助軸そのものだから,見なくてもわかるっちゃわけるんだけどさ。

● キャップだけ欲しいんですよね。キャップの金型はコクヨが提供していて,販売終了の暁には金型も撤去されるんでしょうねぇ。
 キャップだけ(あるいは,キャップ付きのポイント補助軸が)販売される可能性はないんでしょうなぁ。
 ま,買いませんよ。ミミックがありますんでね。キャップ付きの補助軸はミミックでいいでしょ。

● 「しゅくだいやる気ペン」が成功したのか,「大人のやる気ペン」というのも出ている。おそらく,名前を変えただけで,同じものではないかと思う。資格試験の勉強をしている大人を狙ったらしいんだけどね。
 これを使うのはどんな大人なんだろうな。大学を卒業したて,社会人になりたての若者たちというイメージしか湧いてこないんだけどね。

2025.04.25 高輪台から中延までの極小旅行

● 昨日から高輪のホテルに泊まっている。今日は都営浅草線の高輪台駅から3駅ほど乗って中延まで行ってみた。
 北関東の田んぼの村に住んでいると,鉄道はJRしか走っていないので,東京でもJRでやり繰りしようとするようになる。それでは効率が悪いことはわかっているが,惰性の影響は甚大だ。

● そうこうするうちに,メトロを使うことを覚える。すでに東京メトロは全区間乗ったし,路線図もほぼ頭に入っている。
 どこへ行くには何線に乗ればいいというのも,ほぼほぼ了解している。以前よりは,効率的にかつきめ細かく都内を周遊できるようになったと思う。

● が,都営地下鉄にはなじみがない。大江戸線には何度か乗ったし,三田線の区間にも乗ってはいるのだけれども,路線図も路線名も自分の頭の外にある。
 都営地下鉄は,何と言うか,地味というか暗ったいイメージがあってね。積極的になじもうとはしてこなかった。

● 宿泊中のホテルの最寄駅はJR品川駅だが,品川駅からの距離と都営浅草線の高輪台駅からの距離は,さほどに違わない。
 が,北関東から出向く場合は必ずJRになるわけだから,品川駅からホテルまでの風景にはすっかりなじんでいるのに対して,逆側の高輪台駅の方はまるで未知のままだ。

● かくてはならじ。たまには逆側にも行ってみようではないか。
 とは,あまり思っていない。品川駅の方が賑やかだ。誘蛾灯に惹きつけられる蛾でいいではないか,と思っている。

● 今日,浅草線で中延に行ってみようと思ったのは,具体的に用事があったからなんですよ。コーナン品川旗の台店に行ってみようと思ったわけです。
 コーナンというのは,主に中部・北陸に展開するホームセンターなんですけどね。

● 北星鉛筆がOEMで提供している黄色い消しゴム付き鉛筆がコーナンで販売されていた,という情報を𝕏で見かけたんですよ。
 中部・北陸を主戦場にしているコーナンも都内にいくつかの店舗がある。品川にも2つあって,そのひとつが品川旗の台店。
 やった,やっと手に入るぞ。まずは行ってみようというわけなんでした。

● 公共交通機関で行くと,どうやっても駅から少々歩くことになる。運賃が一番安いので行こうと思って,都営浅草線にしたんでした。
 Google Map のお世話になりながら,西中延の面白くもない住宅街を20分ほども歩いたろうか。着きましたよ,コーナン。近くに昭和医科大学と附属病院がある。

● ところが。品川旗の台店にはなかったんですよ。何ということ。無駄足になってしまった。
 いくら竚んでいても,ないものが空中から現れてくるわけじゃないからね。悄然として立ち去るしかありませんでした。
 ちなみに,A6 Campus ノートが3冊組で470円で売られていた。そんなに安いわけでもない。

● 途中にある “くすのき公園” でひと休みした。こうなると,駅までがいっそう遠く感じられてね。歩き通す気力が失せてしまいましたよ。
 大井競馬場の近くにもコーナンの店舗があるんだけれども,そちらに転戦するエネルギーはない。もう,いいや。途中に「ココカラファイン」があったので,覗いてみたんだけども,ありませんでした。

● でも,復りは街並みを眺める余裕はできる。往きとは別の道を歩いてみようとも思える。
 アーケード商店街があるのを見つけたので(中延スキップロードというっぽい),“どこへでも行くドスコイ” さんになったつもりで歩いてみた。平日なのに賑わっている。さすが東京。
 ここにも大きめのドラッグストアがあったので覗いてみたんだけど,文具じたいがなかった。

● 街の文具屋然とした文具店もあった。けど,こういうところは入りにくくないですか。何も買わないで出るのが憚られるような気がしてね。考え過ぎですかね。
 北星の黄色い消しゴム付き鉛筆がないことはハッキリしているので,黙って通り過ぎましたよ。

● 浅草線で高輪台に着くと,中延の空気とは一変する。垢抜けた街になる。さすがは港区と言いますかね。よそから人が働きに来るところなんだな,と思わせますわ。
 ずいぶん歩いた感じがするんだけど,スマホの万歩計アプリを見ると1万歩には届いていなかった。

2025年4月24日木曜日

2025.04.24 手書きに完全復帰

● 宇都宮駅ビル2階の休憩コーナーというかワークコーナーというか。最近,こういうのが増えてますな。勉強や仕事に忙しい人は助かるでしょうな。無料だから。
 今日は平日の午前中で空いてたけど,わりといつも満杯になってる感じね。自ずと,長居はしないことが暗黙のルールになっているんでしょうかね。

● 皆さん,パソコンを開いて仕事か勉強をされている。充電もできる。
 けど,毎日が日曜日のぼくは,時間に追われることもなし。A6 Campus ノートと鉛筆で自分の世界へ。 

● いいものですよ。皆さんも早く定年退職してくださいよ。
 自分以外の誰かに自分の予定を決められることがないんですよ。天国ですよ。

● 外出用の筆箱には北星9500を3本入れてる。外出先でのノート書き用。
 あと,薄いマークシート用の消しゴムとか,携帯前提の小さいハサミと修正テープ。手帳にも対応しなくちゃいけないから,Hi-Tec C COLETO も入れている。芯は黒,青,赤,緑の0.3㎜。修正テープもそっち用。
 鉛筆削りも入っている。これも必須だからね。一応,受忍限度内の環境を出先でも作れるようになった。

● それで,こういうところでもノートを広げるようになった。ひと月半のブランクを乗り越えて(?),完全なる復帰を果たしたと言えますかね。
 まずまず良かったですよ。老後の手すさびを保持できたということですからね。

● いやね,ノートと鉛筆があれば,毎日が日曜日でも退屈知らずでいられますから。ホントですよ。極めて安価な出費で,退屈とは無縁になるんですよ。
 小学校で字を習っておいて良かったなぁと,しみじみ思ってるんですよ。

2028.04.24 Hi-uni のBを称揚する

● メルカリとは縁を切ったのだけど,最後に買ったのがこれ。Hi-uni のBの使いかけ。
 左辺の赤いのは,ぷんぷく堂の半分鉛筆。多くは出身者様が半分以下になるまで使われた。

● 一番短いのを使ってみることにした。で,その一番短いのを使い切りました。使い切ったといっても,元々の長さがこんなものだから,まぁまぁまぁと言ったところね。
 けれども,これだけでも相当な文字量を書けるわけね。鉛筆ってのは,こちらの方言で言うと(すでに使われなくなっている言葉だが),モソイんですわね。使っても使っても減らない。

● いや,Hi-uni は凄い。今さら,その凄さを実感している。
 筆圧をかけずとも充分な濃さが出る。滑らかに書ける。芯が減らない。
 鉛筆はどれだって,筆圧をかけずに濃く書けるもので,要は好みの濃さを選べばいいだけのことではあるのだが,そうは言っても芯にザラツキがあれば自然に筆圧がかかってしまうこともある。
 軸木も軟らかくて,カッターで削るのが相当に楽。ホントに今さらなのだが,Hi-uni の実力に感嘆している。

● もうひとつ。いい鉛筆は芯をキンキンに尖らせないことが意外に重要かもしれないな。紙面にあたる断面が大きくても,なお筆圧を要しないから,余計な労働力を注がなくてもすむ。“長時間使っても疲れない” に通じる。
 であるなら,筆線が多少太い方が表情が残る。ぼくの字はかなり小さいので,表情もヘッタクレもあったものではないのだが。

● ともかく。また,リアルの女児が使いかけにした鉛筆に戻ります。それらを使ってから,Hi-uni の贅沢の海で泳ぐことにしまッス。

● ところで。Hi-un の頭のゴールドラインは,塗装ではなく金属のリングを嵌め込んでいるわけだが(トンボの MONO100 も同じ),こんな手間のかかることをなぜやってるのかね。高級感の演出?
 逆側から削ると,鉛筆削りを傷めてしまうよね。まさか,それをさせないためではないんだろう。鉛筆をどちらから削るかはユーザーの専権事項で,メーカーが容喙することではないはずだもんな。
 ぼく的には,これは塗装にしてくれた方がありがたいんだけどな。

2025年4月22日火曜日

2025.04.22 BLACKWING を依然として常用してない件

● ぼくは根っから育ちが悪いというか貧乏性なので,BLACKWING を常用することができないでいる。
 北星のクラフツマンでいいんじゃないか。芯質は限りなく似ている。おそらくだけど,同じものじゃないか。

● 消しゴムが使いやすい形だと言っても,鉛筆に付いている消しゴムを使うのは間に合わせでしかない。消しゴムは鉛筆とは別に持てばいいではないか。
 専用消しゴムの方が使いやすいのは,ほぼほぼ間違いない。使いやすいのを使うのがいい。

● BLACKWING は市販の補助軸が使えないという理由で選択肢に入らないのだが。鉛筆は補助軸が使える短さになって一人前だ。BLACKWING は一人前になることがない。
 あの独特の Extender は,工夫は認めるけれども,補助軸ではない。ちなみに,あれは日本でしか売れてないんじゃないか。そうでもないのか。

● というのは BLACKWING ユーザーには大きなお世話ですな。自分のお金と時間を何に使うかは,100パーセント各人の自由というのは絶対の前提だもんね。
 しかしながら。先代の BLACKWING をたとえばバーンスタインも使っていたというのを購入の動機にすることに対しては,ちょっとクサしたくなるんだよねぇ。モレスキンもそうなんだけど,メーカーの幼稚なマーケティングに何で乗ってしまうのよ,と言いたくなるわけですよ。
 アンタはバーンスタインじゃないよね,BLACKWING を使ったからといって,アンタがバーンスタインになれるわけじゃないよ,落書き程度のことしか書けないのは同じだよ,とチャカしたくなるわけですよ。

● 大きなお世話なんだけどね。嫌な性格ですよ。
 世界はバカで充ちているんですよ。それだけのことですよ。自分もその中のひとりに過ぎないんですよ。


(追記 2025.04.24)

● YARN の “木の補助軸 Air” という,BLACKWING にも使える補助軸があるにはある。
 が,ギリギリまでは使えない。ここから先は補助軸なしではキツイなという短さになるまでしか使えないっぽい。

2025年4月20日日曜日

2025.04.20 Bun2 2025-4月号

● 宇都宮東武百貨店5Fの東武ブックセンターと文具売場が化粧直し。ブックセンターの看板を下ろして,落合書店の名前を前面に押し出し,文具売場のレジを廃して書籍売場に統合。
 「Bun2」の取扱いは継続。高級ペンのウィンドウケース(レジの隣)の上に置いてある。

● その Bun2,今回の特集は「文房具で心躍る楽しい生活を!」。
 心躍る楽しい生活とは「推し活」のことだった。各社が出している推し活グッズの紹介。
 LIHIT LAB.「myfa」
 レイメイ藤井「Kept」
 プラス「ito/oshi」
 ナカバヤシ「my Pick」
 ライオン事務器「fandes」

● 推し活かぁ。世の中はどんどん,自分がついて行けない方向に向かっているなぁ。
 これらの推し活グッズを推し活ではない用途に使っている人も,あまたいると思うが。そうした用途を発見できる人は尊敬に値するよ。
 が,推し活グッズを使って推し活してますって,どういうことよ。いいんだけどね。いいんだけどもさ。

● 第14回OKB48総選挙の結果発表。ジェットストリーム スタンダードが今回も1位。
 永世1位ですな。他社はもちろん,自社(三菱鉛筆)の他製品もジェットストリームの牙城は崩せない。ぼくも何本も持ってますよ。

2025年4月18日金曜日

2025.04.18 1ヶ月以上,手書きから遠ざかっている

● 3月7日に想定外の出来事があり,その処理がストレスで,手書きから離れてしまっていた。本当はそういうときこそ,書くことによってストレスを整理すべきなんですけどね。“書く” の現実的効用が最も発揮されるシチュエーションですよね。
 けど,それができる人はそんなに多くはないような気もするな。どうなんどうなんでしょうねぇ。

● ともあれ。40日が経過して,だいぶ落ち着いて来た。のだが,元に戻れなくなっている。
 年寄りは1ヶ月も寝たきりでいると歩けなくなってしまうとは,よく聞くことなのだが,脳細胞も同じらしい。“書く” ができなくなってしまったようだ。

● 筆記具や文具への関心もほぼ消失。どうでもいいものになった。𝕏 の文具界隈民のポストを見る回数も激減した。どうでもいいからね。
 バッタリとノートを開かなくなり,鉛筆を持たなくなった。日がな一日,何か書いて日々をうっちゃる老後だったのになぁ。

● こうやってブログを書くことはあるのだが(この程度の長さの文章はスマホで書くようになった。パソコンはほんとに使わなくなったな),スマホでフリック入力するのと手書きはまったくの別物でね。
 フリック入力って,記憶に留まる度合いが少ないというか,書いたという記憶じたいが残らない感じね。

● テコ入れに新しいミミックを買ってみるかと思ったりもする。「アクソウ」というのが出たじゃないですか。期間限定で予約受付をしている。
 けど,さほど惹かれないかなぁ。買うなら「メッセンジャー」か。でも,ミミックはもういいような気もするしな。

● さてさて,どうなってしまうのか。ジタバタしないで流れに任せるつもりだけどね。ジタバタしていいことなんか何にもないから。長く人間をやってきて,その程度のことはわかるようになった。
 そもそも,ストレス耐性が低すぎるのが問題なんだけどね。今さら治せないしね。