2023年6月26日月曜日

2020.06.26 測量野帳が値上がりしたと言うけれど

● 測量野帳が値上がりした,と,Twitter などで目にすることがある。現在は税込で275円。ウクライナ紛争後,たしかにずいぶん上がった。
 が,測量野帳に限ったことではない。もの皆,値上げの渦中にある。
 しかも,これで一服ということではない。測量野帳に限らず,ノートに限らず,文具に限らず,まだまだ上がるでしょ。

● 測量野帳についていえば,1冊500円は近未来の射程に入ってる。いずれは1,000円もある。吉野家の牛丼(並)が2,000円になることも想定しておかないと。
 なぜかといえば,アメリカはすでにそうなっているからで,先進諸国の中で日本の物価だけが異常に安い状態がずっと続くとは考えない方がいいと思う。

● もし,日本だけが安いという状態が永続するとなると,それは日本が貧困国に沈んで浮き上がれない状態が固定することを意味する。
 現時点で,日本に来る外国人旅行者はコロナ以前の多さに戻りつつあるが,外国に出る日本人はあまりいない。欧米やシンガポール,香港などの物価高に加えて,円安が追い打ちをかけていて,とてもじゃないが平均的日本人の給料では海外旅行は高嶺の花だ。
 もっといえば,日本の上場企業の部長クラスの年収では,欧米やオーストラリアはおろか,シンガポールや香港で暮らすことはできない。それくらい海外の物価は高く(給料も高い),日本は安い(給料も安い)。

● ぼく一個はこの状態がずっと続くとは考えていない。海外並みの物価に日本もなる。一歩遅れるだろうが給料も上がる。預金金利も上がる(ゼロ金利のままでいられるわけがない)。
 現在のインフレは序奏であって,これから本格的に始まるのだ。ここ30年に通用したノウハウはアンラーニングの対象だ。

● もうひとつ。測量野帳は文具店で買うものじゃないんですよね。カウネットで10冊単位でまとめ買いしておくべきものなんですよ。今なら SKETCH BOOK が1,474円(税込)で買える。1,000円以上なら送料無料。
 147円で買えるものを275円も出して買うこたぁない。これから本格的な値上げが始まるんだから,今のうちにカウネットで一生分の野帳を買っといてくださいよ。

2023年6月25日日曜日

2023.06.25 投げ売りされてたSARASAのリフィルを購入

● 宇都宮市は落合書店の宝木本店に来た。トナリエ店では SARASA nano が55円で投売りされていたが,本店では定価の220円で売られている。
 こういうのって,店舗間でのやり繰りはしないんだろうかね。各店舗ごとに独立採算制というか,店舗に任せているんだろうか。

● 本店では SARASA のビンテージ色のリフィルを半額で販売中。キャメルイエローを除いて,残りをすべて拾ってきた。
 ブラウングレー7本,ボルドーパープル3本,レッドブラック2本,セピアブラック1本。以上13本で572円でした。
 2年前に大量に買ってるんだけどね。たぶん,使い切れるだろうと思う。ゲルインクって減りが早いし。

● さすがに半額にすると売れるようで,これ以外は残ってなかった。けど,半額になってるってことは,あまり使われないんですかねぇ。
 ぼくは好きなんだけどね,SARASA のビンテージカラー。特にグリーンブラックとボルドーパープル。

● 測量野帳の60周年記念の OFFSET BOOK と TRANSIT BOOK も40%OFFになっていた。LEVEL や SKETCH はなし。もちろん,NOTE BOOK もなし。
 買わなかったんだけど,メルカリに OFFSET BOOK を1,000円で出している人もいる。買っときゃよかったかな。330円になってたわけだから。

● さらに,セーラーのプロフィットジュニアとシュナイダーの万年筆も40%OFF。プロフィットジュニアの字幅はすべてMF。
 相当に食指が動いたけど,踏みとどまった。ぼくは万年筆派だけども,Preppy やサファリで足りている。
 安物で充分だ。けど,これ以上安物を増やさなくてもいいかな,と。

● パイロットのシャープペンは何と80%OFF。が,長く売場にあったようで,クリップがけっこう古びていた。
 ま,シャープペンには関心皆無なので,これは完全スルー。

2023年6月20日火曜日

2023.06.20 趣味の文具箱特別編集 『ラミー パーフェクトブック』

書名 ラミー パーフェクトブック
編者 趣味の文具箱
発行所 枻出版社
発行年月日 2019.05.30
価格(税別) 1,600円

● 池袋の東武百貨店7Fにある伊東屋池袋店に目の保養に来た。買う気はないけど,文具を色々見せてもらいましょう,と。
 銀座の本店よりも居心地がいい。ワンフロアだからだ。本店はちょっと窮屈さを感じるんですよ。

● 高級万年筆のショーケースを除いて,わりと丁寧に売場を見ていった。といっても,どこかで足を止めるというわけでもない。
 たとえば,かつては惹かれたシステム手帳にも興味がなくなった。現在でもシステム手帳のユーザーだし,今後もそうだと思うのだが,良くも悪くも使い方が固定(安定とも言う)しているので,商品自体に気を向けることはない。

● ところが,このムックを発見。サファリの今年の新色発売に合わせたものだろうか。前からあったのに気づかなかっただけ?
 1年前なら気にもとめなかったと思うのだが,今はサファリを6本所有するラミーユーザーになった。しかも,万年筆,ローラーボール,ボールペンとも,サファリは気に入っている(シャープペンは持っていない)。
 となれば,ラミーについて知りたくなるのが道理というもの。サファリ以外にどんな製品があるのかについては,You Tube の「えもちゃんねる」で大雑把には教えてもらっているが,あらためてじっくり確認しよう。
 というわけで,速攻で購入。いつも覗くだけの通行人では申しわけない。買う人になれてよかった。

● ラミーを知ったのは,ご多分にもれずラミー2000によってだった。はるかな昔の話。しかし,手を出すことはしなかった。愚かだった若い頃に(今でも愚かだけども)モンブランの万年筆やボールペン,シャープペンは買った。パーカーにもシェーファーにも手を出した。
 が,ラミーは視界を通り過ぎていっただけだった。そうこうするうちに,ワープロというものが登場し,ぼくはそちらに夢中になってゆき,手書きから離れてしまった。文具全般への興味も消えた。

● それからン十年。ロートルになってから,どういうわけだか手書きに復帰。パソコンに飽きたわけではまったくないけれども,どういうキッカケだったか。そもそもキッカケなんてあったのかどうか。
 ともあれ。そこからノートやペンを色々と買い漁る下品さに染まってしまって,現在に至る。

● ラミーについて言うと,上記のとおり,サファリをここ1年でいくつか手に入れた。万年筆を2本,ローラーボールを3本,ボルペンを1本。サファリ以外のラミーは持っていないし,サファリもこれ以上増やすつもりはない。
 万年筆のインクはプラチナのブルーブラックだし,ローラーボールのリフィルはジェットストリームやサラサに入れ替えているし,ボールペンもアクロインキに替えているから,それでラミーを使っていると言えるのかという疑問がなくもないが,インクをラミー純正のままにしている人はあまりいないだろうとも思う。

● ラミーに限らないのかもしれないのだが,欧州のメーカーはデザイナーの招聘にお金をかけているようだ。「形態は機能に従う」がラミーのデザイン哲学であるとか,バウハウスの影響とかが,解説されている。
 このあたりは研究書も出ている分野だろう。つまり,素人がこのこの気の利いた言葉を聞いてわかった気になっちゃいけないよ,と。

● 日本のメーカーは技術者の採用には熱心でも,製品デザインは社内のチームですませているところが多いのだろうか。和を以て貴しとなす,を標榜する結果,波紋を起こす存在を社に入れることに抵抗がある?
 たぶん,そういった薄っぺら理由からではないんだろうけれども,品質には秀でているのにブランドとして認知されないのが日本メーカーの弱みとは言えるかもしれない。薄利多売の激甚な競争には強くても,利幅の大きい高級品を作れない。
 高価格を納得させる形を生みだすのは,ぼくらが考えるほど簡単ではないんだろうけどね。

● 過去にラミーに注目したことがもう一回あった。リチャード・サッパーがデザインした dialog 1。買っときゃよかったよねぇ。フリマサイトに出ることがあるんだろうけど,けっこうな価格でね。さすがにそこまで出して買う気にはならないもんね,今さら。
 リチャード・サッパーといえば Think Pad のデザインも担当した。ぼくも長年 Think Pad のユーザーを続けているので,彼のデザインのどこかに惹かれているんだと思うんですよ。現行の Think Pad は彼のデザインからははみ出しているというか逸れているけれども。

● サファリについて,「なによりもニュートラルなモダンデザインが気に入っています。使っている姿を見た人に,何か違った印象を与えない安心感がとてもいい」と語っている人がいて,なるほどなぁと思った。
 この境地,見習いたい。これ見よがしにモンブランを取り出すバカにはなりたくないものね。

● 本書が刊行されたのは2019年。その年のサファリの限定カラーは,今年と同じピンク,ブルー,グリーン。
 色合いはもちろん同じではないけど。今年のは明るいパステル。2019年のはもう少しくすんだ感じ。イエローとマンゴーくらいの違いですかねぇ。

2023年6月17日土曜日

2023.06.17 堤 哲哉 『日本懐かしキャラノート大全』

書名 日本懐かしキャラノート大全
著者 堤 哲哉
発行所 辰巳出版
発行年月日 2021.04.25
価格(税別) 1,600円

● タイトルのとおりで,キャラノートを広汎に収集して,そこに考察というのか分析というのか,文章による短い解説を加えたもの。
 内容の大半はキャラノートの表紙の写真。

● ではあるのだけれども,フィールドワークを専らにする研究者による学術書を思わせるようなところがあって,いやこれは大変なことをやっている人だな,と思った。
 これだけ集めれば,そこから世相や時代の襞のようなものが見えてくるのではないか。著者を呼ぶには,コレクターよりはフィールドワーカーの方が相応しいと思う。

● 本書に載っているキャラノートのどれかをぼくは使ったことがあるだろうか。あるに違いないのだが,記憶にはまったく引っかかってこない。
 ひょっとしたら,ぼくは幼少のみぎりから真面目に勉強していた良い子ちゃんだったのだろうか。って,そんなはずはないのだが,キャラノートの記憶はない。しかし,間違いなく使っているはずだ。

● 少年時代をいつ頃過ごしたかによって,馴染みのキャラは違ってくる。ぼくは「少年マガジン」「少年キング」「少年サンデー」の1960年代の三大少年漫画週刊誌はその最盛期を知っているが,「少年ジャンプ」を読むようになったのは「ジャンプ」が創刊されてからだいぶ経った頃だ。大学生になってからだった。
 「少年画報」「ぼくら」「冒険王」「まんが王」といった月刊誌も読んでいたが,記憶は薄い。小学生の低学年だったか。

● それでも,本書に登場しているキャラの大半は知っている。雑誌で読んだり,テレビでアニメを見たり。「鉄腕アトム」や「鉄人28号」は再放送も含めて何度も見た記憶がある。
 「のらくろ」はさすがに知らないのだが,「忍者部隊月光」や「赤胴鈴之助」,「怪傑ハリマオ」,「遊星王子」あたりもカバーしている。「巨人の星」や「あしたのジョー」は言うまでもない。
 「マーガレット」や「少女フレンド」「りぼん」などで少女漫画もわりと読んでいる。「アタックNO.1」は当然として,「リボンの騎士」も「魔女っ子メグちゃん」もアニメを見ている。

● というわけで,本書を見ながら色々と思い出すところがあった。年寄りには懐かしさ満載。これは立派な研究にもなり得るテーマだと思うのだが,それ以上にロートルにとっては堪えられないエンタメでもある。

2023年6月15日木曜日

2023.06.15 ラミーサファリのローラーボールを購入‐3本目

● ラミーサファリのローラーボールは2本持っている。スケルトンとブラック。ほぼ,使っていない。
 にもかかわらず,3本目を買っちまった。今回は赤。

● 理由の第一はメルカリで900円で出ていたこと。第二は赤が欲しいなと思ってしまったこと。
 万年筆は赤のEFをメインで使っている。かなり気に入っているので,ローラーボールも同じ色で揃えとくか,と。つまり,けっこう幼稚な理由ですよ。

● ところで,メルカリにはサファリの偽物が大量に出品されているのは有名な話。その出品者の名前も明かされている。
 というわけで,同じものを大量に出品している場合は偽物じゃないかと疑うべきだが,これはたぶん本物。当然ながら中古。

● リフィルはジェットストリームに換装。ここはためらうところではない。
 ただし,ジェットストリームのリフィルに替えてしまうんだから,その時点でローラーボールではなくなるわけだが。

● 一番安い単色のジェットストリーム用のリフィルにビスをかまして長さを補う。これでサファリで使えるようになる。
 ぼくの発想ではない。先達がいて,ぼくは真似しただけ。というか,最初に買った(やはりメルカリで)スケルトンがその状態だったので,なるほどこういうやり方があるのかと,実地で知ったわけだった。
 空気が遮断されるので大丈夫なのかと思うのだが,今のところは無問題。

● もちろん,SARASA のリフィルも使える。5㎜ほど長さを補ってやればいいので,丸割りばしの後端を切り落としたモノをかませてやればOK。
 ちなみに,モンブランのローラーボールでも同様のやり方でSARASA のリフィルを使える。

2023年6月9日金曜日

2023.06.09 Emi 『わたしらしさを知る マイノートのつくりかた』

書名 わたしらしさを知る マイノートのつくりかた
著者 Emi
発行所 大和書房
発行年月日 2017.06.05
価格(税別) 1,200円

● 30分で読了。つまり,斜め読み。というか,これは読んだうちに入らない。

● 具体的なノウハウが開陳されているわけでもない。しいていうと,奥野宣之『情報は1冊のノートにまとめなさい』の亜流というか,女性バージョンのように思えた。
 奥野さんのは文字を書くのを前提にしているが,こちらは洋服のコーディネートをメモしておくとか,料理のレシピを書いておくとか,そんな使い方が紹介されていた。

2023年6月7日水曜日

2023.06.07 KADOKAWA ライフスタイル編集部編 『もっと広がるインクの楽しみ方 100tips』

書名 もっと広がるインクの楽しみ方 100tips
編者 KADOKAWA ライフスタイル編集部
発行所 KADOKAWA
発行年月日 2022.06.22
価格(税別) 1,350円

● 副題は「色をつなぐ 手書きで綴る」。インク沼への誘いを内容とする。実際に沼にハマっている人たちが,次々とその魅力について語る。
 ノートに怪獣画や少女絵を描いて飽きない少年少女は昔もいた。大人になってからも少年少女をやめない人が増えたということだろうか。やめなくてすむようになったのかもしれない。

● もちろん,この世界の主役は女性。本書に登場するのも全員が女性だし(性別不明の人もいるけど),本書の購入者もほとんどが女性だろう。
 「有隣堂しか知らない世界」ですっかり名前と顔を知られた有隣堂の岡﨑弘子さんが本書にも登場。インタビューに応じている。

● 自分がインク沼にはまることは絶対にないと思っているので,安心して読むことができる。文字しか書かないし,筆記具にも紙にも微細なこだわりは持たないタイプなので,安いノート1冊とボールペン1本あれば,事足りる。
 が,どこかにこうした世界への憧れがあるんだろうね。だから,こういう本を手に取るわけだ。

● 以下にいくつか転載。
 書き写しをしていると無心になれる感覚が心地良くて続けています。とくに英文の書写は何も考えたくないときに最適なんです。(p56)
 私は文字をたくさん書くことでストレスを発散しています。インクのキレイな色味には癒し効果があると思っています。(p83)
 (インクの魅力は)単色ではない色のゆらめきの美しさではないでしょうか。(中略)青や赤といったベーシックな色名では表せないような,色の幅の広さがインクの最大の魅力だと思います。(p104)

2023年6月4日日曜日

2023.06.04 Bun2 6月号

● 東武宇都宮百貨店の5階文具売場でもらってきた。宇都宮だと上野文具にもあることになっているんだけども,最近は上野文具にあるのを見たことがない。

● 今回は「手書きを楽しむための新提案」。まず,ゼブラの「ワントーンコーデ手帳術」が紹介される。これがどういうものかというのは,名前からわかると思うので,説明は省略。
 ゼブラには美文字練習セット「ビモア」というセット商品もあるようで,こちらの紹介も。字が汚いからパソコンが救世主になったという人もいるだろうけれども,手で美しい文字を書くというのがトレンドなんですかねぇ。
 嫌なトレンドだね。ぼくはそんなのには乗らないぞ。っていうか,これは女性文化の話になるねぇ。

● パイロットには「ILMILY」というブランドがあるらしい。“手書きの時間を,もっとすてきに,らしく,楽しく” をコンセプトにしてるんだそうだ。
 いや,いいんですけどね。手書きの眼目は美文字を書くことではなく,吐き出すことで脳内を整理整頓することにあると思うのでね。吐瀉物を美しくする必要はないんじゃないかね。

● トンボのZOOMのリブランディングも記事になっている。ZOOMは505,606,707をいくつか持っているが,505を除いて人を選ぶ製品だ。文具に求めるのは実用性だけという人は,手を出さないのが正解だ。手を出そうとも思わないだろうけど。
 そのZOOMのコンセプトは “筆記遊具” であるとのこと。1986年に誕生した。

● 三菱鉛筆の社員によるナイフでの鉛筆削り講座(?)もある。大事なのは「道具をきれいな状態にしておくこと」。「少しずつ角を落としていく感覚で削る」。
 ぼくはもちろん,ハンドル式の鉛筆削りを使っている。携帯用の手回しの削り器もどういうわけか10個ほど転がっている。

● 外海君子さんの連載もの「ニューヨーク文具レポート」から,いくつか転載しておく。
 いまだよくわからないのが,アメリカでは,去年,自殺を含め,5万人近い人が銃弾によって死亡しているのに,銃規制がなかなか進まないということだ。
 ほかにもよくわからないのが,アメリカ人が労力を費やすことを極力避けたがることだ。散歩に行くのに,散歩をする場所まで車で行く知人がいる。
 自給自足をしなければならなかったフロンティア時代はとっくに終わったのだけれど,その名残があたかもDNAに刻まれているかのように,アメリカ人はモノづくりが好きだ。

2023.06.04 武田 健 『美しい万年筆のインク事典』

書名 美しい万年筆のインク事典
著者 武田 健
発行所 グラフィック社
発行年月日 2022.06.25
価格(税別) 1,800円

● “インク沼” はすっかり定着した感がある。この動きがぼくの目にも見えるようになった頃,これは一過性で終わるのだろうと思っていた。
 が,そうではなかったようだ。この先,いつまで続くのかはわからないが,一過性というには長すぎる時間がすでに経過している。

● 自分がインク沼にはまることはまずないと思うのだが,沼がどんなものなのかは知りたいなという浅い興味があってね。どんなインクが世に出ているのかサラッと知っておきたいと思って,本書を斜め読みした。
 もちろん,使ってみなければわからないものだろうけれども,そこまでわからないくてもいいと思ってるわけね。

● セーラーの製品がわりと多く取りあげられている。セーラーってこの分野に注力している企業なんですかね。製品数がずいぶん多そうだ。