2024年9月28日土曜日

2024.09.28 盛岡駅ビルの書店の文具売場で

● 盛岡駅ビル1階のさわや書店。青森駅ビルにも同名の書店が入っているが,チェーン展開をしてるんですか。
 盛岡市街でもさわや書店を見かけた。こちらが出している支店しょうか。

● 書店の文具売場で,かつ駅ビルにあるわけだから,異色の品揃えというのはない。売れ筋を中心に,抜かりのない展開になっている。ミニ LoFt 的と言いますかね。
 が,書店の文具売場は充実化の傾向にある。書籍より利幅が大きいのだろうが,本だけでやっていくのは難しくなっているのでもあるんでしょうな。自分が本を買わなくなりましたからね。

● 文具を扱わず,書籍と雑誌だけで勝負している書店は,ぼくの知る限り,日本橋のタロー書房だけだ。
 昔の普通は今の少数。昔は米穀店なんてのもあったんだもんね。食糧配給の名残りか。

● いや,盛岡駅ビルのさわや書店の話だ。売場をザッと見て回った。
 文具柄のトートバッグ。“レトロ文具を日常に” と言われても,本物のレトロを普段遣いするのはなかなか難しい。レトロをまとった現代文具ということだよね。
 このトート,測量野帳柄のを持ってます。リアル店舗ではなかなか見かけないんですよね,測量野帳柄はね。

● 測量野帳本体も置いてありましたよ。測量野帳を置いてるお店はいいお店。
 TRANSIT BOOK まで置いてある。TRANSIT BOOK は測量現場ではほぼ使われていないと思う。
 誰が買うのだろう。TRANSIT BOOK を独自に使いこなせる人は,型にはまらない自由な発想ができる人だと思いますよ。ぼくにはできないのでね。


(追記 2024.09.29)

● 青森に舞い戻った。青森駅ビルに入っている「さわや書店」では測量野帳は置いていない。
 往年の名画のDVDが290円で販売されている。こういうのを置いてる書店,ありますな。売場の空気を作るうえでの陳列効果がるんでしょうかなぁ。

● しかし,売れている気配はない。昔の値段を知っている人には,ほとんどタダ同然に映るだろう。それでも売れない。
 サブスク対象? サブスクでもあまり再生されてないでしょうよ。ジジイの青春は,誰にも顧みられることはなくなったんですよ。

2024年9月26日木曜日

2024.09.26 北星クラフツマン,Bと2Bは青森でも欠品中

● 青森に来た。青森駅ビル「&LOVINA」3階の Standard Products を覗くのは青森に来たときのお約束。まだ2度目だけどね。
 でね,北星クラフツマンのBと2Bは,ここでも欠品中。銀座と川崎でもBと2Bはなかったんですよね。

● 仕入れは各店に任せているのか,本部で一括なのか。これは店舗の問題ではなさそうですよ。
 ひょっとして,北星の供給が追いつかないんだろうか。それはないよなぁ。
 一番売れているのがBと2Bだと思うんだけども,Standard Products でしか販売されていないんだから,売れて売れて仕方がないという状況は想定できない。

● 黒鉛鉛筆の他に色鉛筆もお目見えしてました。箱の列ごとに違う色が入っている。
 ダーク,ウォーム,クール,モノクロマティックの4カテゴリーに分けて,それぞれ6色ずつ。計24色になる。
 価格はそれぞれ550円。

● 店舗で買える北星製品は Standard Products で扱っているものに限られる。が,Standard Products で扱っているものは,Standard Products でしか買えない。Amazon にも出て来ない。
 Standard Products の全国展開がだいぶ進捗しているようで,そこはありがたい。すでに,Amazon で買えなくても困らない状況になっているか


(追記 2024.09.30)

● Bと2Bは品切れ中。が,毎回,覗くだけでは申しわけないので,HBを買った。以前に買ったHBが手つかずで残っているんだけどね。
 クラフツマンはHBだろうがBだろうが,ぼくにはオーバースペックの感がある。然るべき人に使ってもらうべき鉛筆ではある。

2024.09.26 uni の60周年記念鉛筆を買った

● 青森にやってきた。青森市しんまち通りの成田本店。
 トンボの MONO-J が置いてありましてね。2Bだけが MADE IN VIETNAM で,それ以外は MADE IN JAPAN なんですよ。
 MONO-J は2B以外は日本国内で製造を続けている? そんなことはないだろうよ。

● ぼくの地元ではあまり見かけないクツワ販売のホクサインも揃っていた。1本198円は国産鉛筆の最高値になりますか。
 とりあえずパスしたけど,1本は使ってみるだろうな,たぶんね。

● uni の60周年記念鉛筆が販売されてましたよ。2Bだけなんだけど。ま,それがあたりまえで,2Bしか販売されておりません。
 2018年10月に6,000ダース限定で発売したもの。6,000ダースもあっては限定ではないかもしれないけれども,丸6年経過しているわけだからね,よく残ってましたよね。時々,ヤフオクやメルカリに出ることがありますな。

● 青森来訪記念に買って帰ることにした。ダース箱の色は藍色,水色,ピンクの3色。3つともあった。ぼくが買ったのは水色。
 こういうときは全色買ってしまうものですか。鉛筆は大量の在庫を溜めているんでね,買ったはいいけど使えるかどうかわからんという事情もあるので。

● 通常の uni ダース箱と違うのは,消しゴムが付いていないこと。その分,箱がコンパクト。
 箱は紙製ですが,洒落てますな。筆箱としても使いたくなりますな。が,蓋がカチッとは閉まらないのでご用心


(追記 2024.09.29)

● 3日前に60周年uniを買った青森市の成田本店。ぼくが買ったのは水色なんだけど,藍色とピンクもあるわけなんですよ。
 3色揃えるか。もちろん,そんなバカなことはいたしません。

2024.09.26 新幹線車中の知的な老女

● はやぶさ21号新青森行きの車内。ぼくは仙台から乗った。
 そんなことはどうでもいいんだけど,ひょいと隣を見たら,後期高齢に足を踏み入れたと覚しき女性が,ノートにボールペンで何やら書込み中。

● こういう人を見ると,無条件でひれ伏したくなります。カッコいいんですよ。何度も見ちゃいましたよ。
 ノートではなく手帳のようだった。能率ダイアリーと同じタイプ(マンスリーブロック+ウィークリー週間レフト+多量のメモページ)のA5サイズのようだ。

● 動いてる車内で書けるんだからたいしたもん。慣れの問題かもしれないが,最低限,乗物酔いしない人なんでしょう。
 ぼくは,ちょっと自信がない。乗物に乗ってるときのメモ取りは,スマホが向くと思っている。

● 仕事の書込みではないと思う。プライベートの予定か,友人への手紙の下書きか,日記のようなものだろう。
 それを新幹線の車中で書いているのは,自分の人生を生きてる風情を醸すというかね。こういうのを知的というのかもしれないよ。

● ちょっと間違うと軽薄なスノッブにもなっちゃうんだけど,彼女はそこには堕ちていなかった。
 若い頃はどんな仕事をなさっていたのか。教師だったんじゃ,と思いますか。たぶん,違うと思う。教師あがりで “知的” を漂わせている人を,ぼくは知らないのでね。

● そんなこんなで,申しわけないことながら,盗撮させてもらっちゃいました。犯罪です。誠に相すみません。

2024年9月25日水曜日

2024.09.25 鉛筆補助軸の2大巨頭

● ポイント補助軸は真鍮製。無垢の真鍮のいいところは,ひとつは軽量であること。
 もうひとつは,鉛筆の軸色を選ばないことだ。どんな鉛筆ともしっくり馴染む。

● しかし,ポイント補助軸には欠点もあって,ホールドに問題があることだ。鉛筆がグラつくことがしばしばある。
 そこはだましだまし使っていくことになる。が,だめ押しで思いきりキツく締めればだいたいOKだ。さほどイラつくことはあるまいと思う。

● ホールド感に確実性を求めるなら,文具店の学用品売場に置かれているクツワの補助軸が一番だ。回して締める方式のもノック式のも(ギリギリ短くなったときは,ノック式は不可。回して締めるやつに限る)。
 素材はアルミ。この確実性は感涙ものだ。

● 手回し式の鉛筆削りも使えなくなった短い鉛筆を手削りするときも,クツワの補助軸に装着すると限界まで削ることができる。
 文具店の学用品売場に必ずあるから,入手の容易性においても優れている。

● その点,ポイント補助軸を扱っている実店舗は ANGERS(の上野店と丸の内店)以外に,ぼくは知らない。もっとも,ネット通販で買えるから入手が難しいということではない。
 ぼくは,ANGERS 丸の内店で買ってから,ヨドバシ(.com)で補充した。

● 使っていて楽しいのは真鍮だ。結局,ポイント補助軸に手が伸びることが多い。

2024年9月23日月曜日

2024.09.23 三菱のかきかた鉛筆,Palette

● 三菱のかきかた鉛筆,Palette。designed for students とある。どこが for students なのかはイマイチ分明でない気もするのだが,student であることをやめた人が使っても何の問題もない。
 ただし,Palette は 9800 よりザラザラする。筆記音が大きくなる。もちろん,ユニスターベースではない,安い方の Palette のこと。

● でも価格は66円で,9800 の55円より高いんだよな。が,書き味はハッキリと 9800 の方がいい。かきかた鉛筆に限ると,トンボの ippo! の方がいいかもな。
 こっちの感覚がおかしいのか。だとしても,ここは自分の感覚をモノサシにするしかないところだからな。

● ところが,しばらく使っているうちに,ザラザラ感が消えた。どういうことなんだろ。
 芯にムラがあるということか。あのザラザラ感が出てしまう部分はごくわずかで,基本はザラザラなしということなのだろうけどなぁ。いや,ノートの紙質にムラがあったのかもしれない。
 ただ,ザラザラ感が消えたあとでも,9800 の方がいいような気がしたな。

● ここで,再度,designed for students の具体的な内容をメーカーに訊いてみたい。9800の塗装を替えて10円値上げしました,ということではないはず。
 使ってみた感じでは,濃度をそのままに,芯を硬くして,芯の減りを防ぐ方向に動かしたのかと思えるわけだ。

● 小学生にとっても Palette より9800の方が使いやすいんじゃないかと思う。芯は減ってもいいから軟らかい方がいいんじゃないかな,というね。
 designed for students' parents になっていないか。お金を出す人に向いちゃってないか。

● 「Bの黒さでHの硬さ」という言葉が三菱鉛筆のサイトの「uniの歴史」で紹介されているのだが,Bの軟らかさを保持したうえで,芯がなかなか減らないのが理想だ。
 小学生が勉強で使うには,硬さは敵になる。芯が減らないメリットがそれを上回ることはないんじゃないか,と思っているんだが。


(追記 2024.11.03)

● 今日から uni palette を本格使用。Bにしては硬い。芯の減りを抑えようとしているのかもしれない。
 が,どうも,指が憶えてしまったBの軟らかさがあるようで,「Bの黒さでHの硬さ」というのはあまりよろしくないのかもしれない。

● Bは黒さよりも軟らかさに眼目がある。硬軟については使い手の好みもあろうが,ぼく一個は軟らかめを好む。9800の方がぼくには合っている。
 ただし,uni palette は for students だからね,学童にはこれくらいの硬さのBが向いているのかもしれない。学童の筆記環境については,メーカーは充分以上に情報を集めて,解析して,製品開発に活かしているんだろうからな。

● しばらく使ってみたんですけどね。ほんと,この鉛筆,芯が減りませんね。
 そうして,Bにしては硬い。硬すぎるような気がする。軸にはBとあるが,本当はHBなんじゃないか,ひょっとするとFなんじゃないか。
 そう考えた方が合点が行く。濃さも他のB鉛筆に比べるとちょっと薄いようだし。

2024.09.23 メルカリで消しゴム付き鉛筆を大量購入

● メルカリに消しゴム付き鉛筆のまとめ売りが出ている。消しゴム付き鉛筆に特に感心や執着があるわけではないが,トンボ2559が5本含まれている。
 2558がかなりいいと思っているので,今は亡き2559が手に入るのなら,ポチッてみようかなと思った。
 三菱9852も10本ほど入っている。残りは中華製。5本の2559のために600円出すか問題。

● よく見たら,三菱9850も2本あった。uni の消しゴムを含む,4個の消しゴムも付く。というわけでポチッてしまいました。
 ポチッた直後に,どうすんだよ,これ,と後悔しております。食べられるもんじゃないから,後に残っちゃうんだよな。安いのも罪だなぁ。

● それが今日,届きましたよ。写真だけでは正確に把握しきれなかった。中身は以下のとおりだった。
 トンボ2559 5本
    2558 2本
 三菱9852 8本
   9850 2本
   2000 1本
 キリン6000 1本

● 他に,ノベルティが4本。硬度はすべてHB。
 SAPIXは三菱製で,荏柄天神社のはトンボだと思う。根拠は軸の太さ。JISでは8㎜以下と定められる。メーカー間の差がある。目視ではどれも同じに見えるが,三菱>トンボ>北星。
 ひょっとすると,同一メーカーでもシリーズによって差があったりするのかもしれないが,それを確かめるほどのマニアじゃないので,悪しからず。(☛ 三菱で言うと,uni より9800がわずかに太い)

● 残りは中華製。まず,こちらの26本。一番下のものは日本の受験産業のノベルティだが,たぶん中華製だと思う。硬度は無記載のものもあるが,すべてHB。
 日本も他国のことを言えた義理ではないが,上の4本は STAEDTLER の tradition にそっくり。

● あと,こちら。かつて,ダイソーでダース100円で売られていたもの。2Bが6本,HBが19本。
 これ,Bを使ったことがあるんですよ。中華製を舐めてはいけない,アンタにゃこれで充分,と言われた気がしましたよ。

● こんなのもあった。サンタ・クララ大学の鉛筆。
 サンタ・クララ大学とは何ぞ。ググったところ,カルフォルニアにあるカトリック系の大学で,上智大学と学生交換協定を結んでいるらしい。偏差値の高い大学なんですな。
 軸の太さは欧米サイズ。たぶん,中華製。

● 消しゴム付き鉛筆は以上75本。他に,“おまけ” を付けてくれた。太宰府天満宮の鉛筆を中心に17本。
 一番右のはトンボの色鉛筆。その隣は Hi-uni そっくりの意匠だが,Hi-uni ではない。KBPとあるので,北星が作ったノベルティだと決めつけてしまうことにする。

● その左の三菱9800には “賞 運動会国府台女子学院 小学部” とある。国府台女子学院は千葉県市川市にある私立学校で,小中高を擁する。
 出品者様がこの学校の卒業生なのかどうかはもちろん知らないが,この9800には〄が入っていない。今世紀に入ってから製造された鉛筆だろう。当時の小学生ならまだお若いのじゃないか。

● その左は明治神宮の鉛筆。あとは,受験産業と太宰府天満宮の鉛筆だ。
 太宰府鉛筆には三菱のマークが入っている。ベースは Palette だろうか。

● 受験産業と合格祈願(荏柄天神社も菅原道真を祀っている)の鉛筆と消しゴム。
 受験生の持ち物だが,あまり使った形跡がない。削ってある鉛筆はあるが,ほぼほぼ未使用で,明らかに使ってるのは2本だけ。
 そういうのだけをメルカリに出したのかもしれないが,勉強はあまりお好きではなかったのかもしれないね。勉強なんて嫌いでも,全然OKだけどね。

● で,ぼくが未使用を解消できるかと言うと,たぶん無理なのよね。トンボ2559の1本と “国府台女子学院” は使うと思うんだけどね。
 鉛筆は再来世の分まであると思っていたが,再々来世の分まで溜まってきた。身動きが取れない。

2024年9月22日日曜日

2024.09.22 コクヨのブラスペン

● コクヨがブラスペンなるものを出したのを知った。価格は2,200円。
 どういうものかと言うと,ポイントの鉛筆補助軸をそのまま使ったゲルインクボールペン。ボールペンキットを外せば本来の鉛筆補助軸に戻る。

● 肝は本体と同じ真鍮製のキャップが付いていることだ。補助軸に挿した鉛筆を持ち出すときに,キャップがあると便利だ。
 ので,Amazon でポチろうかと思ったのだけれども,踏みとどまった。

● ひとつには価格の問題。ポイント補助軸は300円でお釣りが来る。それにキャップが付いただけで,2,200円になるんだから。
 って,ボールペンキットがこの製品の核になるところなんだけれども,このボールペンは絶対に使わない自信がある。

● ということなので,持ち出すことがあるとしても,別のキャップを流用すればいいかな,と。
 わざわざ2,200円も出さなくてもいいかなと,ケチ根性が頭をもたげたというわけなんでした。

● けれども,トラベラーズファクトリーのブラスボールペンを買うくらいなら,こちらを買った方がいいでしょう。いや,トラベラーズファクトリーのブラスボールペンを使ったことはないんだけどもね。
 同じ形状のブラスペンシルを買ってしまったんですよね。で,これがほぼ使いものにならない。どのくらい使いものにならないかと言うと,ファーバーカステルのパーフェクトペンシル以上に使いものにならない。頭が重すぎてね。

● これはもう,書くための道具じゃなくて,書いているところを人に見せるための道具だと思う。その「人」の中には自分も含まれる。つまり,はっきりバカが使うものだと思っている。ブラスボールペンもその範疇じゃないかと推測する。
 けれども,コクヨのこちらはそういうことはなく,実用性は完全に満たしているはずだ。ポイント補助軸はけっこう使い込んでいる(つもりな)ので,そこは断言してもいいかな,と。

● ところで,コクヨがなぜこれを出したのか。測量野帳に合わせてみてくれ,ということなのだろうと思っている。
 左の写真はコクヨが用意したPR写真なのだが,そこに写っているノートは3㎜方眼。これ自体は測量野帳ではないようだが,コクヨで3㎜方眼といえば測量野帳の SKETCH BOOK でしょうよ。

● ブラスペンは測量野帳の拡販ツールという位置づけじゃないですかねぇ。つまり,ブラスペンを息長く販売するつもりはないんじゃないかと思う。ヘタすると,最初のロットで終わりじゃないですか。
 ので,気になる人は,早めに買っておいた方がいいんじゃないですかね

● 理想は,ポイントがこのキャップだけの単体販売をしてくれることなんですけどね。キャップが同じ真鍮製で,サイズもピタリと合う方が,姿形は断然良くなりますからね。
 それはないんでしょうねぇ。ないとすれば,キャップのためだけに2,200円出せるかの問題になる。出せないよなぁ。

2024年9月21日土曜日

2024.09.21 落書きのクリエイティビティー

● 測量野帳ではなく,無印のB5「らくがき帳」に文字を書き連ねる。こんなことは滅多にないんだけどね。
 気分を変えて,FABER-CASTELL の 9000 JUMBO 4B。JUMBO は落書き向き。ラフに書くのに向いている。
 ということは,クリエイティブ系の人にこの鉛筆のユーザーがけっこういるのか。そうでもないのか。

● FABER-CASTELL の4Bは,国産鉛筆の硬度に直すと,2BではなくてBだな。
 それはいいんだけど,このJUMBO鉛筆というのは,描画用なんでしょうね。これで芯をキリキリに尖らせて文字を書いたんじゃ,いくら何でも芯を棄てすぎだぞ。

● ところが,ぼくは絵を描かない(描けない)。となると,落書きに使うのがいいわけだ。芯を尖らせないで,A4コピー用紙に悪戯書きをする。
 というより,それ以外の使い途が思いつかない。芯を尖らせないで使える用途なら何でもいいと思うんだけどね。

● ところが,ぼくは落書きをする習慣もない。上に書いたようなことをするのは,数年に一度ってところだ。
 落書きというのは,じつは高度に知的な営みであって,ぼくの手に負えるようなものではないと思うことがある。

● 幼児の頃は落書きって誰でもやってたと思う。ほくが子供だったのは大昔のことだけれども,釘か棒キレで庭に何かを書(描)いてた記憶がかすかにある。
 何を書(描)いてたのかは,1ミリも思い出せないけれども,けっこうな時間,それを続けていたんじゃなかったかな。

● その年齢では誰もがひとり遊びの天才で,かつクリエイティビティーに溢れているんだろう。
 それが,だんだんと才もクリエイティビティーも失う。早い人は小学校に入学するくらいの年齢で失う。ぼくも早くに失ったクチだ。

● というわけなので,さぁて,どうするか,と。

2024.09.21 測量野帳のカウネットカバー

● 測量野帳には60周年記念のクリアカバーをかけて使ってるんですけどね。だいぶくたびれてきたので,カウネットのカバーに替えようと思ったんですよ。
 ところが,カウネットカバーだとキツキツで,無理矢理入れようとすると野帳がよれてしまうんですよ。

● こういうものにも個体差があるのかと思って(あるわけなかろう),別のカウネットカバーを試してみたんだけども,結果は同じ。
 折り返しのビニールが邪魔をしているのかと,それをハサミで切り取って試してみたんだけども,やはり結果は同じ。これではカバーとして使えん。

● 野帳は再生紙使用のセ-Y21。もしやと思って,再生紙ではないセ-Y1 で試してみたらギリギリ入った。
 目視ではまつたく感知できないのだが,Y21とY1では厚さがわずかに違うらしい。

● この場合のギリギリはドンピシャということではあるのだが,もう少し遊びを作って欲しかったぞ,カウネットカバーよ。


(追記 2024.09.24)

● 再生紙のセ-Y21にカウネットカバーはキツくて入らなかったので,60周年記念のクリアカバー(レギュラー化された)を装着。
 とにかく,お着替えさせないとね。で,真新しいきれいな服(カバー)に着替えさせてやると,見違えますな。こちらの気分も良くなる。

● このカバーは税抜き価格で430円。野帳本体は250円だから,ビニール製なのにけっこう高い。
 その分,かなり丈夫で,破れたりほつれたりはなかなかしない。使おうと思えば,まだ使えたはずだ。中性洗剤で洗ってやれば,透明感も甦ったかもしれない。

● こんな野帳カバーも持ってるんだけど,表紙にシールを貼ったりしてるし,限定柄の野帳を使うときにも,表紙が隠れてしまっちゃ困る。
 ビニール製のクリアカバーなら野帳の薄さを阻害することもない。これがベスト。
 では,なぜこんなものを買ったのか。魔が差したとしか言いようがない。

2024年9月19日木曜日

2024.09.19 マイ・フェイバリット・ペンシル

● だんだんとマイ・フェイバリット・ペンシル候補ができてくる。今のところ,北星の9606(HB)とトンボの2558(B)だ。
 北星のHBは他社より濃いめなので,両者の濃度硬度はほぼ同じ。

● そこを強いてどちらかと言うと,2558がわずかに上回る。消しゴムの差だ。
 2558は消しクズをまとめてくれる。9606は消しクズが散らかる。

● ただし,消しゴム付き鉛筆だからといって,鉛筆に付いている消しゴムを使わなければならない理由はない。消しゴムは消しゴム単体のを使ってもいいわけだ。
 ぼくはそうすると思う。であれば,両者のどちらにするかは軸色なんぞの好みで決まるかな。

● 入手の容易性なら2558になりそうだが,9806も Amazon やヨドバシでダース買いすればいいだけだからね。夕方にポチッても翌日には届くんだしね。
 実際のところ,買うものはピンポイントで決まっているんだから,ネット通販の便利さが際だつところだ。

● ちなみに,2558のHBもすこぶる滑らかで,いい鉛筆だと思う。率直に申しあげると,HBなら MONO100 より2558の方がいいんじゃないか。
 MONO100 のHBはどちらかというとFよりで,やや硬くて薄い。30分以上使い続けるにはちと辛い。

● というわけで,鉛筆は(値段が)高きがゆえに貴からず。北星9606もトンボ2558も1本77円じゃなかったか。

● 以上は,BとHBでの話。2Bはまだ本格的に使っていないので,マイ・フェイバリット・ペンシルも変わってくるだろうと思う。
 というのも,たぶん,2Bが自分のフランチャイズになるだろうと思っているからだ。

● どうでもいいことを,もう一点。北星のHBはBに近いのだが,同じのがもうひとつある。先代の伊東屋 イートンペンシルだ(現在のがどうなのかは知らない)。
 ITOYA とあるだけで,硬度の表記はないんだけれども,ないからには中心硬度のHBだろう。これがほぼBなのだよね。滑らかさも9606に近い。

● 違いは丸軸であること。持った感じ,9606より細いと感じる。
 その一点で9606を選びたくなるが,消しゴムの装着の仕方がオシャレだし,モノとしての珍しさもあるだろうし,スッキリしたフォルムだし,これもいいなと思っている。

● 消しゴムはやはり2558のそれには及ばない。この点で2558と勝負できるのは三菱9852のみで,このあたりは三菱も抜かりはないなぁと感じる。
 まぁ,しかし。鉛筆に付いてる消しゴムは使わないという前提なら,何も問題はない。

● それじゃ何のために消しゴム付き鉛筆を使うのかと言われても,消しゴム付きだから9606や2558やイートンペンシルを選んだわけじゃないからね。
 書き味がいい鉛筆を選び出したら,たまたま,消しゴム付きだったというだけだから。

● 価格はイートンペンシルの方が高いんじゃなかったかと思う。が,その差は問題とするにあたらない。自分はデザインにお金を払える高感度人間だと思っている人には,選択肢に入るのではあるまいか。
 あ,ぼくは,メルカリで買った “鉛筆まとめ買い” の中に入ってたんで,たまたま持ってるだけです。

2024.09.19 絵心がない

● 何ということもない三菱鉛筆の8800。メルカリでポチッた中に入っていたものです。
 東武鉄道のノベルティ。東武鉄道というところが,何だか嬉しくてね。

● こういう安い鉛筆を使って,安いノートに,何の役にも立たない独りよがりを書き散らして日々をうっちゃっり,お迎えがくるのを待つ。
 老後の理想だと思っているんだけど,難しいよねぇ。そういう仙人気分に浸るには,第一にモノを持ちすぎてしまっているんですよ。
 金なら多少は持ちすぎてみたいと思うんだけども,モノ,特に鉛筆なんか持ちすぎても,いいことはあんまりないですよ。

● でも,まぁ,鉄道のノベルティ鉛筆は他にも持っちゃってますよ。JR日光線の “いろは” とか(今は消えちゃってるのかな。短命でしたね,“いろは”),宇都宮駅ナントカと書いてあるやつ。
 一番多いのは東京メトロ。もちろん,全部メルカリで買ったものですよ。

● 使っていくしかないんですけどね。鉛筆ってモソイからなぁ。1本の鉛筆を使い切るのに1ヶ月はかかりますからね。いや,1ヶ月でもどうかな。
 ぼくは文字しか書かないんで,劇的に減ることがないんですよ。

● 鉛筆を溶かすという言い方をする人がいるじゃないですか。鉛筆が溶けると言いたくなるほどに,どうやったら使えるのかと思うんですよ。
 文字を書いてるだけじゃまず溶けることはないから,絵を描いてるんでしょうね。鉛筆画で女性の髪の毛なんかを描けば,そりゃあ溶けてくれるかもしれないなぁ。

● ところが,こちとら,絵心がない。見事にない。絵を描く愉しみを知らないまま一生を終える定めだ。鉛筆を溶かすという経験も味わえないまま,彼岸に渡るのだ。
 自分の知らない愉しみは他にもたくさんあるはずだが,見当がつく範囲の愉しみを知らないままで逝くのは面白くないな。

● ウダウダ言ってないでます描いてみりゃいいじゃん,ってか。その最初の一歩が,あなた,勇気がいるんですってば。
 命を取られるわけじゃないのはわかってるんですけどね。最初の一歩って,大変なんですよ。絵心のある人にはわからんでしょ。

2024年9月17日火曜日

2024.09.17 高級(?)鉛筆,書き比べ

● 高級(?)鉛筆のHBを試してみる。まずはHi-uni。適度に滑らか,適度な抵抗感。
 次に uni。HBだと Hi-uni との違いがわからない。使ってみての感想は Hi-uni と同じ。
 MONO100。Hi-uni や uni と比べると,やや硬くやや薄い。

● 率直に言うと,いずれも他の鉛筆に比べて圧倒的にいいとは思わせない。少なくとも,Hi-uni を使っちゃったらもう9800には戻れない,なんてことはない。
 Hi-uni には Hi-uni の,9800には9800の良さがあるよな,という冷静な印象を持つことになる。
 以上はあくまでHBでの感想ね。Bや2Bだと違った感想になると思う。

● HBを使って文字を書くなら,北星の9500,9606,クラフツマンがいいと思う。
 なぜかというと,北星のHBは他社より濃くて軟らかいからだ。北星のHBは他社の硬度基準でいうとBに近い。B’だな。

● どうも,ぼくはHBでは硬すぎる,薄すぎる,と感じるタイプのようだ。
 したがって,HBをフランチャイズにすることはなさそうだが,HBの在庫も大量にある。使わなきゃしょうがない。

● 北星に話を戻す。同社の普及品である9500は侮ってはいけない。これをマイ・フェイバリット・ペンシルにしている人もいるんじゃないか。
 けど,やはり9606になるかな。HBしか使ってはいけないとなったら,9606の一択。価格との見合いでコスパがいいということではなく,価格を抜きにしてもこれが一番いい。

● でもね,道具は選ばないのがカッコいいな,とも思っていてさ。アテガイブチというやつ。
 ま,HBとBの世界では,ぼくのお気に入りはトンボの 2558B と北星の 9606HB ということになるかな(ちなみに,この両者の濃度硬度はほとんど変わらない)。現時点では。
 そのうえで。自分のフランチャイズは2Bになるだろうと予想している。その予想にしたがって,最も大量に買い込んでいるのも2Bだ。

● しかし,だね。uni は1958年に発売されて,価格が50円。
 喫茶店でのコーヒーが50円だったらしい。当時,喫茶店に行ける人は少なかったと思いますよ。だって,地方に喫茶店なんてなかったから。今ほど都市人口は多くない。多くの人が田舎に住んでいた時代だ。

● Hi-uni の発売は1966年,価格は100円。
 こりゃ,uni や Hi-uni のケースを筆箱代わりにしたくなるわけですよ。富裕の象徴だったから。昭和50年代まで続いたんじゃないかな。

● ところが,今は Hi-uni 165円,uni は110円で買えちゃうわけですよ。実質価格は底なしの右肩下がり。
 ぼくのような昔を知ってる人間は,どこかで当時を引きずっちゃってる。小学生が Hi-uni を使っていると聞くと,エッと思うところがある。
 けど,今の Hi-uni は小学生が使っても全然おかしくない価格なわけですよ。

● もし,Hi-uni が1,000円ほどするのであれば,いやぁ,やっぱ Hi-uni はいいなぁくらいに思っていたかもしれんよね。
 昔のおじさんが,オールドパーを飲んで,本場ものは違いますなぁと言っていたのも,要は価格に幻惑されていただけのことだった。味なんかわかってやしなかった。

● 人間の官能なんて,その程度のものだろうな,とも思うんですよ。あまり信用しちゃいけないものですよ。

2024.09.17 BLACKWING の鉛筆本体を製造している日本のメーカーは?

● BLACKWING は MADE IN JAPAN を表看板にして,日本で製造していることを公表している(最終工程はアメリカでやっているのだろうから,MADE IN USA と表記してもいいわけだろう)。
 BLACKWING の鉛筆本体を製造しているのは日本の鉛筆メーカーのどこかなのだが,さて,それはどこなのか。

● 三菱はさすがにやらないだろう。一方で,従業員数が10人程度のところに BLACKWING 側が委託することもないだろう。
 とすると,トンボか北星に絞られる。ここまでは紛れがない。一直線だ。

● 気になるのはトンボで,自社製品のすべての生産拠点をベトナムに移転した。では,国内の生産ラインは廃したのか。
 製品開発もベトナムでやるつもりならそれもありだけれども,製品開発までベトナムでやるのは無茶というものだ。競合他社が存在し,厳しい要求を突きつける消費者がいる日本でやるしかないものだろう。

● そのためには稼働している生産ラインの存在は必須のはず。BLACKWING の下請けをしていれば,国内の生産ライン(の少なくとも一部)を止めずに稼働させておける。そう考えると平仄が合う。
 だから,BLACKWING の鉛筆本体を製造しているのはトンボである・・・・・・のかどうかはわかりませんがね。

● ただ,もしそうだとすると,トンボ鉛筆はそんなことのために自社のフラッグシップまでベトナムに追いやったのか,と考える消費者が出てしまうでしょうねぇ。
 実際はそういうことではないと思うんですよ。しかし,メーカーの生産戦略など消費者の知ったことではない。消費者は自分が理解しやすいように理解する。

● BLACKWING の BLACKWING たる所以は鉛筆本体にあるのではない。白木の BLACKWING を想像してみるがいい。それを BLACKWING だと思えるだろうか。
 トンボかどうかはわからないけれども,日本のメーカーが作った白木の鉛筆がアメリカに運ばれて,アメリカで木軸に塗装が施され,あの形状の消しゴムが装着されることによって,初めて BLACKWING になるのだ。ぼく一個は MADE IN USA を名乗るのが,BLACKWING には相応しいと思う。


(追記 2024.10.24)

● もう一点。BLACKWING の芯はオリエンタル産業のものではないかと思える。ぼくは BLACKWING55 しか使ったことはないのだけれども,たぶんオリエンタル産業じゃないかな,と。
 トンボが製造しているのだとしても,芯はトンボ内製のものではないんじゃないか。

● 芯の製造能力は専業メーカーのオリエンタル産業が三菱やトンボを凌駕しているのではないかと思われるのだが,現在でも三菱やトンボは自社製品のすべてに自社製芯を使っているんだろうか。
 自社の中核的な製品にもじつはオリエンタル産業の芯を使ってるんじゃないかと,密かに疑っているのだが。

2024.09.17 エコっぽい鉛筆

● 右の写真の鉛筆は,古紙を固めて軸にした鉛筆。塗装も水性塗料を使ってますよ,と。
 鉛筆削りはハンドル式か電動式を使ってくれ,携帯用の手回し式は使わないでくれ,とも書いてある。

● エコを謳ったものは一定数売れるのだろうが,これをやることによってエネルギー消費をかえって増やしていないか,環境負荷を高めていないか,という疑問。どうなんだろうか。
 メーカー(三菱鉛筆)は9900番という製品番号ををこれに与えてるんだけども,すでに廃番か。文具店で見かけることはない。

● こちらはエコとは無関係。小田原の森林組合かどこかの公共セクターが拵えたPR用鉛筆。
 硬度もメーカー名も記載されていない。

● 鉛筆を使うということは,木軸を削って削りカスにして,それをゴミに出して燃やして灰にすること。
 それに微かな罪悪感を覚えちゃう人がいるのかもしれない。

● そうじゃないんだよ,木を使ってくれないと,森を育てることはできないんだよ,と訴えているわけね。
 鉛筆の軸が国内の間伐材であることはまずなかろうけれども,理屈はそういうことですよね。

2024年9月16日月曜日

2024.09.16 エクステリバーの “古美仕上げ” とポイント補助軸

● 今さらなんだけど,エクステリバーの “古美仕上げ”,いいね。使いこんで塗装が剥げてくると,いい具合に地が現れてまた別の味になるのだろうけど,その味はあえて求めなくてもいいかなというくらいね。

● 写真映えがするのは,ミミックよりもエクステリバーじゃないかと思う。ミミックはアセテートが素材だから(そうじゃないのもあるが),経年変化を楽しめるのもエクステリバーの方。
 今のところは,経年変化よりも “古美仕上げ” の風合いを長く楽しんでいたいと思っているけど。

● エクステリバーは “たんぽぽ補助軸” に “古美仕上げ” を施しているらしい。素は “たんぽぽ補助軸” であるわけだが,その “たんぽぽ補助軸” も現在は販売されておらず,メルカリに3,000円とか,けっこう法外な価格で出品されてたりする。
 エクステリバーは信頼文具舗で1,760円だから,エクステリバーを買っとけよ,となるわけだが,素の “たんぽぽ補助軸” に惹かれる人もいるのだろう。

● 心配なのは,エクステリバーの素材としての “たんぽぽ補助軸” がいつまで供給されるんだろうかということだ。
 部外者の素人が心配しても仕方がないことではあるんだけどね。

● ともあれ,エクステリバーを使い込んでいくと “古美仕上げ” の塗装が取れてきて,“たんぽぽ補助軸” の地の真鍮が顔を出すことになる。
 最初から真鍮の風合いを味わうなら,ポイント補助軸を使うこった。上の写真の右上隅に写っているが,これなら300円でお釣りがくる。鉛筆の補装具としてはあるべき価格でしょ。

2024年9月14日土曜日

2024.09.14 ミミックは鉛筆の書き味を変えるか

● 同じ鉛筆でもミミックに入れて書くと,書き味が変わるだろうか。そんなことのあるわけがない。
 はずなのだが,変わるような気がする。トンボの ippo! を挿しているのだが,ミミックに入れると MONO-R くらいにはなるような。

● そげなアホな。グリップの太さや重量によって書き味が変わることもあるか。
 万年筆では,それ,普通だよ,ってか。万年筆じゃないんだ,鉛筆だぞ。そんなことがあってたまるか。
 つってもな,変わるような気がするんだな。ミミックマジックと,とりあえず呼んでいるんだが。

● 補助軸は軽ければ軽いほどいい,鉛筆がそもそも軽いのだ,その軽さを殺すような補助軸はいかん,と思ってたんですよ。
 ミミックは鉛筆補助軸としては軽い方ではない。が,ミミックの重量はその大半が金属製のグリップになる。重心が低く,しっかり安定する。
 そのあたりの作用なんでしょう。書き味が変わるというのが,ぼくの錯覚でなければ。

● となると,軽ければ軽いほどいいというのを改めなければなりませんかね。
 ともあれ,ミミックは紙製のサイリンダーを含めて8本になった。さすがにもう打ち止めにする。ガシガシと普段遣いしていく。

2024.09.14 質の良し悪しと “好み” は一致しない

● 半年間,鉛筆だけを使ってきて思うこと。鉛筆の良し悪しは概ね価格に比例する。高いものはいい(ただし,除く,欧州産)。
 もちろん,例外はある。BLACKWING が(その価格ほど)頭抜けていいかというと,さすがにそのまでではない。BLACKWING の BLACKWING たる所以は,鉛筆本体にあるのではない。

● しかし,良し悪しと自分の好みは一致しない。三菱製品の中でどれか1つしか使ってはいけないとなったら,ぼくなら Hi-uni ではなく9800を選ぶ。
 北星なら9500の2Bだ。トンボなら2558のBだな。

● その理由を説明するのは難しい。好みの淵源なんか,自分でもわからない。
 同時に,自分の好みをあまり信用してもいない。好みなんて移ろいやすいものだ。
 現在の自分の好みをモノサシにして製品群を評価するなど,天に向かって唾するようなものだ。そこはわかっているつもり。

● ということもあるので,自分の好みに適うものだけを使うという方向には行かないことにしている。といっても,そっちの方向に流れがちではあろうけどね。
 すでに手元にかなりの量の鉛筆があるので,これらを無作為に使っていこうと思う。その過程で好みが変わるはずだ。

2024年9月13日金曜日

2024.09.13 幼児用を大人も使えばいい

● 右の写真はトンボの幼児用鉛筆と鉛筆削り。三角太軸の6B。
 公文が敷いたレールの上をトンボが走る。トンボに限らず,他の鉛筆メーカーも走っておりますよ。

● ヨドバシ(.com)で三角太軸用鉛筆の補助軸とキャップをポチッた。どちらも学研の製品。さしあたって必要なものではないんだけどね。
 三角太軸はひとつの創造だと思うのだが,周辺機器が乏しい。というか,そんなには売れていないんだろうけど。

● 三角太軸は幼児のみならず,大人の鉛筆族にも注目されていいものだと思う。が,今のところ,補助軸もキャップも幼児に宛てたものしかないようだ。
 そこで,大人用のが欲しいよ,とはならないんだな。幼児用を大人も使えばいいだけのことだ。
 それで何の問題もない。普通の六角軸鉛筆についても,最近はそう思うようになった。

● ところで,トンボは MONO100 からジョイント工法の木物語,小学生向けのかきかた鉛筆に至るまで,すべての自社製品の生産拠点をベトナムに移したと思っていたが,この鉛筆は MADE IN JAPAN(鉛筆削りは MADE IN CHINA)。
 新城で自社製品も作っていたんですな。メインルートを外れたものを残しているんですかね。

2024年9月10日火曜日

2024.09.10 メモ帳を持ち歩いて,サッとメモする人への憧れ

● 右の写真は DAIGO の「すぐメモ!」。
 DAIGO って「ジェットエース」や「すぐログ」など,鉛筆付きの小型メモ帳をいくつも出していますな。

● こういうのを持ち歩いて,思いついたことをサッとメモる。アイディアであれ TODO であれ。
 そういう人に憧れて,「ジェットエース」や「すぐログ」も買いましたよ。けど,ダメでした。他にも,ジョッターやロディアも買ったけど,全部ダメでした。

● ダメだった理由を探せばいくつもあるけれども,結局のところ,その必要に迫られていなかったということでしょう。
 必要は発明の母で,必要もないのにある習慣を身に着けようとしても,なかなか上手くいかないとしたものなのだろう。

● 自分はダメだったけれども,これができる人はどんな分野に進んでも,必ずひとかどの人物になれると思う(つまり,ぼくはなれなかった)。
 可能ならば,身につけるべき習慣のひとつだろうと思う。こうしたメモ帳が入るポケットのついた服をいつも着ることが第一歩になるけれども,その習慣が身につくような生活設計をするといいんでしょうな。

● 同時に,あまり大仰に考えないことも大切だ。ひとかどの人物云々といったことは,いったん頭から追い出す。
 即効性も期待しないで,軽くさり気なく始めるといいんだと思いますよ。

● 人生の残りが少なくなっているぼくにしても,まだ遅くはないのかもしれない。
 が,いよいよ必要に迫られない状況になってるからねぇ。サッとメモする自分というイメージを作って,それに憧れているだけでは,なかなか上手く行かないや。

2024.09.10 三菱鉛筆の9800が37円

● 無印の2本70円の鉛筆を見て,安すぎだろ,この価格で生産継続は可能なのか,と思ったりしたわけだけどね。
 ところが,ダイソーでは三菱9800が3本110円で売られてるんだよねぇ。

● マスとしての大衆は賢いと思ってるんですよ。マスとしての大衆が選んでいるものなら,だいたい間違いない。
 鉛筆なら9800。それが1本37円ってどういうことよ。

● 9800をこの価格で売られてしまったら,中小の鉛筆専業メーカーは辛いことになるだろう。つけ入る先がなくなるんじゃないか。
 だいたい一般の販売ルートに入れないんだから,自社製品を知ってもらうのが大変なのだ。

● 鉛筆のメインユーザーは小学生だ。大昔の子どもたちにはヨット鉛筆があった。昔の子どもたちにはコーリン鉛筆があった。
 が,今の子どもたちには三菱かトンボしかないわけだ。彼らが使うのは三菱かトンボになる。9800か8900。Palette か ippo!。

● そうして大人になる。大人になっても鉛筆を使う奇特な人が,何を選択の基準にするかといえば,子どもの頃に使っていた鉛筆の記憶だろう。
 そうでなくても9800が選ばれやすい。その9800が37円となると,ほぼ試合終了という気がする。

● 三菱鉛筆にすれば売りたいのは9800ではないと思う。uni を売りたい。であっても,9800の手を抜いているわけではない。
 ぼくは目下,9800を使っているのだが,ほれぼれするほど隙のない鉛筆だと思うもん。

● それが37円なのか。文具店で買っても55円しかしないんだが,37円というのは何と言うのか,あってはならない価格なんじゃないか。
 いいのか,これで。


(追記 2024.09.11)

● ダイソーといえば,中華製の12本で110円という鉛筆が,価格破壊の象徴的な存在として販売されていた。それがインフレに転じた現在でも残っている。
 さすがはダイソーというべきか。

● 現在売られているのは使ったことがないのだが,かつて売られていたと思われる消しゴム付き鉛筆を使ったことはある。
 いい鉛筆だと思いましたよ。国産普及品と比べても,そうそう引けは取らないんじゃないかと思った。

2024年9月9日月曜日

2024.09.09 限定品戦略は永遠に不滅か

● 右の写真は丸善のPR誌。“夏目漱石にちなむ万年筆” や “キャップレス若檸檬”,ラミーサファリの丸善限定モデルなんかが出るらしい。
 檸檬万年筆は当たった企画なんですかね。何度かやってるもんね。

● でも,買った人は使ってるんだろうかなぁ。死蔵しちゃってるんじゃないかなぁ。
 いや,使わなきゃいけないってことはないんだけどさ。

● 限定品戦略というのが,戦略として飽きられてきてるってことはないんだろうか。
 限定品に手を出しちゃうヤツって知能に問題ありと見ちゃうタイプなんだけど,そういう人もいつまでもバカのままではいてくれないんじゃないか。
 そうでもないのか。半永久的に有効であり続けるんですかねぇ。

● と言うのはね,ぼくもそっち側の人間なわけですよ。思いあたる節がありすぎる。
 たとえば,檸檬万年筆なんて買えやしないから,あとから雑誌の付録になったミニ檸檬万年筆を買いましたよ。これが2種あるんだけど,2種とも買ったからね。
 けど,使いやしないんですよ。届いた時点で満足しちゃってね。

● で,最近は限定品に目を向けるのは止めようと思っている。いや,自然に目を向けなくなった。皆さん,そうなんじゃないのかな。
 しかし,次々に限定品バカが参入してくるんだろうなぁ,とも思うわけね。

2024年9月7日土曜日

2024.09.07 新型ぷにゅグリップと消しゴムを買う

● 調布に来た。駅前に勝文堂という文具店があったので覗いてみた。中高生のみならず,年寄りまでお客さんの年齢層は様々。
 この場所で長くやってきた店っぽい。店内の空気感もいい。

● 調布駅前には勝文堂の他にも地場の文具店があるようだ。それぞれ,贔屓筋のお客さんがいるんでしょうかね。
 改装前の伊東屋には,祖父母の代から文具を買うなら伊東屋と決めている,他では買わない,といった風情のお客さんがいたが,そういった感じのお客さんがこちらにはまだ残っていたりするんだろうか。

● クツワのぷにゅグリップのこれは新タイプだろうか。ぼくが知らないだけで,前からあったんだろうけどね。
 正しい持ち方をするための指をあてる凹み,なんぞという余計なものがない。買ってみることにした。

● この凹みを尊重してしまうと,持つところが固定することにねるのて,芯が偏減りする。
 鉛筆を回転させて持つ箇所を変えようとすると,凹みが邪魔をする。ここがぷにゅグリップの困ったところではあったわけでね。

● ぷにゅグリップは鉛筆に太さを加えるためにぼくは使っているのだが,そのための道具としては他に貫通式補助軸もある。どちらを使うかはけっこう悩みどころだ。
 正直,貫通式の補助軸の方が書くには快適だと感じている。が,貫通式補助軸は鉛筆を隠してしまう。鉛筆というのは長いと扱いづらいものだが,フォルムとしての美しさは長い方が勝る。そのフォルムを隠してしまうのはちょむとな,と。

● ぷにゅグリップもフォルムを損なうのだけれども,鉛筆を隠してしまうことはない。
 そのあたりで迷うわけだが,ま,新型ぷにゅグリップを試してみよう。

● 本当はぷにゅグリップだけでいいんだけども,198円なんですよ,ぷにゅグリップ。それだけ持ってレジに行くのもなぁと思って,神宮杉をケースにした消しゴムも買うことにした。
 神宮杉とは有難味が大きいが,お値段も550円。消しゴムにしてはいい値段だ。消しゴムたと思うから高いのだ。伊勢神宮の杉を買っているのだと思いなさい。
 こうして,要らないモノが溜まっていくんだな。

● シードは消しゴムのほぼすべてをベトナムで作っているんじゃなかったか。これは日本製と表記がある。
 消しゴムはベトナムから持ってきて,ケースにはめこむという最終工程を日本でやっただけかもしれないし,消しゴム自体を日本で作っているのかもしれない。どちらにしても消え具合いは同じだろう。

2024.09.07 ぺんてるのP200,良さげ 2

● 最近,いいんじゃないかと思っているのが,ぺんてるのシャープペン,P200 シリーズ。買うとすれば,0.9㎜か0.7㎜になる。

 手帳で使うなら0.5㎜でいいし,0.3㎜もありかもしれないが,B罫ノートに使うなら,まぁ0.9㎜か0.7㎜が適当だと思う。


● というのも,ぼくの字は小さいのでね。小さく書こうと思ったら,いくらでも小さく書ける。測量野帳の SKETCH BOOK の3ミリ方眼のひとマスに,那覇の覇の字を書くくらいは造作もなくできそうだ。まったく自慢にならんが。

 ので,ある程度太い芯じゃないと,際限なく小さく書いてしまいそうなのだ。

● 鉛筆を使うようになって半年経つのだが,鉛筆削りで削って書き始めて3分も経った後の芯は,シャープペンの0.9㎜より少し太くなっている感じだ。
 そのあたりが最も気分のいい太さなので,シャープペンを使うなら0.9㎜。1.3㎜でもいいかもしれないが,試したことはない(何本か持っている)。

● P209 は DELFONICS コラボのやつが,たとえば Ecute 品川の Smith で584円だったかな。逆輸入版は ANGERS で890円だったと記憶している。
 ならば,単純に Smith で買うのが正解でしょ。

● P200 シリーズのどこがいいのか。軽いこと。握りやすそうなこと。
 気持ちグリップが細いかもしれない。先に向かってすぼまっているのも若干の不安点。しかし,滑ることはない。
 書くための道具に徹している。“所有する喜び” なんぞというどうでもいいものをすべて切り捨てて,書きやすさだけを追求しましたという佇まいがいい。

● もっとも,そういうものは P200 に限らない。ぺんてるは AMAIN も出している。芯径が1.3㎜しかないが,ぼく的用途にはたぶん問題ない。
 サクラのライトルも良さげだ。ただし,0.3㎜と0.5㎜しかないから,ぼくには無縁のもの。
 北星の「鉛筆屋のシャープペン」は0.7㎜だが,これもいいだろう。だから,P200 にこだわることもないわけだが。

● と,ここまで書いておいて何なのだが,すでに10本以上持っているコクヨの「鉛筆シャープ」でいいやと思ってるんですよ。書くための道具に徹しているという点ではP200と双璧だと思うし,何より安いし。
 さらに,その鉛筆シャープも使ってないし,これからも使うことはないなと思ってるんですよ。

● これからも鉛筆で行くと思います。鉛筆から離れるときは万年筆に戻るとき。シャープペンはたぶん使わない。
 そのうえで,P200 はいいなぁと思っただけなんでした。

2024年9月4日水曜日

2024.09.04 「いくつになっても成長期。」

● 川崎 LoFt で見かけた,ぺんてるの広告。AMAIN シャープペンの広告ね。
 シャープペンは使わないので,どんなメーカーがどんな製品を出しているのか,よく知らないんだけども,AMAIN は1.3㎜芯に特化した製品のようだ。書きやすそうな気がする。

● シャープペンの主なユーザーは中高生の男子になりますかね。彼らは細さにこだわるんですかね。0.3㎜芯なんてのは,彼らに向けた製品でしょ。
 クルトガのようなメカニックにも興味を持つ。メインユーザーに向けたシャープペンはどんどん進化しめいるようだ。

● 彼らに使いやすいものは誰が使っても使いやすいはずだが,ぼくのようなロートルはそっち方面にはあまり興味を持てなくなっている。
 そんな機構は余計なもので,芯の偏減りは自分で軸を回転させることによって防げばいいじゃないか,ぐらいに思っている。そんなものを搭載することによって価格が高くなるのは何だかなぁ,と。

● ただし。メカ機構に興味を持てなくなるのは別に悪いことではないが,だからといって,メカニックに群がる中高生に対して,おまえらは未熟だなどと非難がましいことを言うのは,私はバカですと表明するのとあまり変わらないとも思っている。
 つーか,シャープペンは使わないのだから,そもそも意見を言う立場にないわけだけど,ぼくはね。

● ただ,1.3㎜芯の AMAIN は中高生ではなくて中高年に宛てた製品なんだろう。なので,広告のコピーも「いくつになっても成長期。」というもの。
 年寄りにはアピールしまっせ。そうだよ,まだまだ枯れちゃいかんな,とか思うがわけですよ。元気をもらえる思うんじゃないか。

● 「いくつになっても成長期」が正しいかどうかは,“成長” の定義による。大きくなること,強くなること,速くなることが成長なら,これは明らかに間違っている。
 もし,その意味でいくつになっても成長するなら,プロスポーツ選手が引退することもないし,将棋界でも70歳の名人や竜王がいなきゃいけない。

● 違った世界が見えてくることを成長と言うなら,人は誰でも死ぬ直前まで成長する。自分が見てきた世界をすべて忘れないでいられれば,年寄りは大した賢人になっているはずだ。
 そうではないから,色々と厄介な問題が年寄りの周囲に生じるわけだが,成長をそういう意味で捉えれば,人は「いくつになっても成長期」にいることになる。

● しかし,老年の同志諸君,若者と張り合っちゃダメだよ。向こうは正真正銘の成長期なんだからね。勢いが違う。
 老年の成長は生産性を上げることじゃないと割り切って,その分野で若者のやることに(頼まれもしないのに)口を出すのは控えましょうよ。

2024.09.04 ほぼ日の下敷き

● 銀座 LoFt の文具売場をウロウロしてたら,「ほぼ日の下敷き」が目に入ってきた。TVアニメ『SPY×FAMILY』の登場人物をあしらってるやつ。
 ぼくは鉛筆党員になったので,ノートを両面使用するのに下敷きは必須。

● オリジナルサイズ用は A6ノートに使えるわけだ。目下は測量野帳を絶賛使用中だけども,Campus も「ほぼ日の方眼ノート」も持っている。いずれ使うだろう。だったら,買っておいてもいいか。
 という感じで,買ってもいい理由を一生懸命に探すことになります。何でもいいから “買う” という行為をしたいんでしょうね。

● が,鉛筆を使うと下敷きは黒鉛で汚れる。週に一度は中性洗剤で洗わないとね。
 「ほぼ日の下敷き」でそんなことをしていいんだろうか。絵柄も落ちてしまわないだろうか。
 クリアファイルをハサミで切ったのを下敷きにしてるんだけど,それを続行する方がいいかな。

● と,ここまで書いて思い出した。この「ほぼ日の下敷き」は数年前に買っていた。絵柄のない地味なやつ。
 まったく使うことがないままだったので忘れていた。探せば出てくるはずだ。

● 数年前は万年筆党員だったから下敷きは不要だったはず。どうして買ったのかは思い出せない。
 今と同じで,“買う” という行為をしたかったんでしょうかなぁ。

2024.09.04 こらっ,Standard Products

● 9月1日。川崎駅地下街アザレアの Standard Products を覗いてみる。
 DAISO,Standard Products,THREEPPY の複合店ではほぼ感じないのだが,Standard Products のみの独立店舗だと,無印チックな空気感が強い。無印をそっくりなぞっているわけではないんだけどね。

● 文具売場しか見ない。分具売場には北星鉛筆のクラフツマンとノートがいくつかあるだけだ。クラフツマンの2Bでも買い増しとくかと思ったのだが,Bと2Bは箱,バラとも欠品。
 昨日今日ではなくて,欠品状態がだいぶ続いてるんじゃないか。その代わり,Fと3Bはありすぎるほどにある。売る気があるのか。

● まぁ,クラフツマンはね,その名のとおり「描画作業に最適」な鉛筆であることが使ってみればわかる。
 ぼくは文字しか書かないから,クラフツマンだとオーバースペックになるきらいがある。

● 9月4日。今度はダイソー マロニエゲート銀座店。フィルム付箋を買おうと思ってね。
 ダイソーに来るとそれだけではすまなくなるんだけど。

● ついでに,Standard Products も覗いてみたわけですよ。ここでも北星クラフツマンのHB,B,2Bは品切れなんだよね。バラだとHBが4本,2Bが1本あったんだけど,クラフツマンは箱で買うもんだろうよ。6本入りが5本の値段で買えるんだから。
 一番の売れ筋を欠品にしといてどうすんだよ。2Bがあったら買ってたわ

2024.09.04 丸善本店で能率手帳ゴールドを見る

● 丸善丸の内本店。丸善にも来年の手帳が並んだ。
 能率手帳ゴールドも積まれている。右が小型6,380円。左が普及型で6,600円。

● 能率手帳が登場した当初は,ずいぶん大きいと受けとめられたらしい。手帳は大型化の歴史を辿ってきた。かつ,分厚くなった。
 サラリーマンは忙しくなる一方だったってことですかねぇ。噛み砕かなければならない情報がどんどん増えてきたってことだろうから。そうして,かつてのアメリカ奴隷と同じような生活をしている。

● ところで,能率手帳ゴールドは都市部でしか売れないものだよね。特に首都圏で過半を売ってるんじゃないだろうか。
 宇都宮で売れるのは数冊止まりじゃないか。こういうふうに平積みになってるのを見かけることはないからね。1冊か2冊,棚に差し込まれている。それが年をまたいでもそのままそこにある。ひょっとすると,まったく売れてないんじゃないかと思うほどだ。
 ぼくはゴールドを使っている人をリアルに見たことはない。田舎住まいだから。それも,地方じゃこういうものは売れないと考える理由になっている。

● ゴールドがいわゆるエグゼクティブ御用達かと言うと,これがそうでもなくて,その辺のアンチャンやオバチャンが使っている印象がある。𝕏 でゴールドについて語っている人たちにエグゼクティブはいないから。
 というか,エグゼクティブはそもそも 𝕏 なんかやってないだろうかな。

● 小金を持ってるアンチャンやオバチャンが首都圏に多いってことなんでしょうかね。
 いや,そう言ってしまうと,ちょっと違うのかな。こういう高価なものにも手を出す手帳マニア,手帳オタクは田舎にはまばらにしかいないけれども,都市圏には販売店に平積みさせるほどにはいるってことなんですかね。
 人口が多いんだから当然だって話ではなく,人口比以上に多いだろう。つまり,それが都市というものだからだ。

● ぼくも能率手帳(ゴールドの付かないやつね)を使った期間が最も長い。
 スケジュール欄のレイアウトには時刻を縦に刻むバーチカルなんてのも出てきたけれども,能率手帳の横刻みが今でも主流だろう。週間レフトは手帳の古典だ。