2021年3月27日土曜日

2021.03.27 福田屋宇都宮店のLoFtと上野文具

● 福田屋宇都宮店は2階にLoFtと無印良品が,3階に上野文具が入っている。インターパーク店でも同じ構えなのだが,規模はこちらの方が少し大きい。
 文具好きには美味しいところだ。上野文具とLoFtを覗いてきた。

● まず,LoFt。ここではCampusも定価で売られているわけですよ。スーパーやドラッグストアだったら,税込で80円台のところもありますよ。
 定価販売なのにこれだけの人を集められる店作りができているのは,凄いなぁと思いますよ。いや,ほんとにね,凄いことですよ。東急ハンズしかり,伊東屋しかり。

● ひとつには,品揃えの豊富さ。文具は売場の一部だ。それ以外に,バッグやら化粧品・化粧用具やら,諸々の雑貨を扱っている。
 アイライナーや食器を買いに来た人が文具売場にも回遊してくれて,何かを買ってくれるような陳列や導線作りは当然しているのだろうし,ノートならノート,ボールペンならボールペンで,できるだけ多くの選択肢を用意しようと努めているはずだ。

● となると,売場の広さが勝負を決めることになるが(実際,その要素は大きいのだろうが),どうしたら独自の特徴を出せるかは,微細なところまで考えるんでしょうねぇ。それでも,他と差別化するのは難しいことなのだろう。
 この点でいうと,伊東屋は文具だけで勝負しているわけで,Amazonをはじめとするネット通販の脅威を最も感じているかもね。あるいは,実店舗を持つ強みを確信しているのかもしれないけれど。

● たとえば急にノートやペンが必要になったときに,どこに駆け込むかとえば,まずはコンビニだろう。LoFtではない。
 LoFtに来る人は,予め備える人だ。そういう人をどうやって掴むか。
 おそらく,購買者の2割が売上の8割を買ってくれているのだろうから,そういったコアな文具好きをどうやったら掴めるか,あるいは文具好きをどうしたら作れるか。それがわかったらノーベル賞10個分に値するだろう。
 結局,そんな方法論はない,というのが結論になるんでしょうね。

● 上野文具。トンボのモノグラフ(ボールペン 油性 0.5mm&0.38mm)が一等地に展示されていた。本体のデザイン,色はいくつかあるようなのだが,白青黒のMONO縞カラーがいいでしょうね。かなり魅力的なルックス。
 インクは黒,青,赤の3色。油性インクだからあまり色は作れないんでしょうかねぇ。

● 字を書くんだったら,ブルーブラック,グリーンブラック,ブラウンブラックあたりでしょう。黒では重いし,青では揮発性が強すぎて目を刺してくる。歳を取ると制約が増えてくるんですわ。
 ので,油性ボールペンは濡れても字が滲まないとか,油性ならではの利点があることを認めつつも,色味が豊富なゲルインクのボールペンを使うことになる。

● 文具とは関係ないんだけど,今,LoFtに行くと,このポスター(?)がそちこちに掲げられている。コロナを踏まえて願望を込めているんだろうけど,ぼくにはずっとワクワクしかない。
 お金がなくてワクワク,友だちがいなくてワクワク,スマホの電池が保たなくなってワクワク。世界はワクワクで満ちていますよ。

2021年3月26日金曜日

2021.03.26 B罫の新型ダイスキンを購入

● 中紙がモレスキンと同じ96枚の旧型ダイスキンは完全にダイソーから姿を消した。黒だけはだいぶ前から80枚になっていたが,その黒ダイスキンも店頭から消えた。
 今あるのは,ぼくは新型ダイスキンと読んでいるのだけど,中紙は64枚でA罫になったやつ。表紙が布調のものもある。最近まで大理石調や木目調のもあった。
 それらの中でB罫を維持しているのが1つだけあって,それが「PUノート合皮調」というやつ。

● 紺と茶の2種。紺には紺色の,茶には茶色のゴムバンド。ここの色があっていると,高級感も出てくる。
 実用品であるノートに高級感が必要か,百円ショップに高級感を求めるのか,という問題はさておいて,外見の高級感を出すことには成功している。少なくとも,これで100円とはあらためて脅威だな,と思わせる程度には。

● 「PUノート合皮調」にはB6サイズもある。B6でも中紙は64枚。
 旧型ダイスキンにもB6があった。中紙は72枚だったが,黒だけは60枚だった
 わずか4枚ながら,それよりも多くなっているわけだ。ただし,横幅は旧型ダイスキンと同じなのだけど,縦の長さはやや短くなっている。
 そのB6サイズを6冊ほど買ってみた。何せ,600円で買えてしまうんだからね。

● で,あらためて,どうしてこれを百円で買うことができるのだと思うわけなんでした。
 しかぁし。商品ラベルをはがそうとすると,こういうことになる。しかも,ベッタリと糊が残ってしまって,いかんともしがたい。
 商品ラベルは付けたまま使えということなのだろうが,それは少々以上に耐え難い。

● うぅ~ん。ここだけは何とかしてもらえないだろうかなぁ。たいした手間ではないはずだ。
 以上,トナリエ宇都宮店4階のダイソーからお送りしました。現場からは以上です,ボス。

2021年3月21日日曜日

2021.03.21 川崎 LoFt

● “ロフトのペン覧会” というのを開催中。その企画展の一環なのかそうではないのかはわからないけれども,呉竹の「からっぽペン」というのが目立つ場所にあった。
 透明軸の本体に,自分で好きな色を作って入れる。インク沼にどっぷり浸ってください,という製品。ユーザーの多くは女性ということになるでしょうね。
 ほそ芯とほそふで芯があって,ほそ芯はボールペンだろうか。ほそふで芯は固いサインペンのような味わいではないかと思う。文字を書いてもかまわないけれど,それ以外の用途に向きそうだ。

● 呉竹の製品だと,Letter Pen COCOIRO を持っている。こちらは,極細(硬筆タイプ),0.3㎜ボール,毛筆の3種の芯があるのだが,ぼくが持っているのは極細と0.3㎜ボール。
 極細が「からっぽペン」のほそふで芯で,0.3㎜ボールがほそ芯に近いのかと思っているけど,実際のところはわからない。

● その Letter Pen COCOIRO,使っているかといえば,全然まったくまるで使っていない。通常筆記はPlaisirですむというより,Plaisirが向いている。
 Letter Pen COCOIRO はその名のとおり,あらたまって手紙を書くといった用途に向いている。が,そのあらたまった用途が,ぼくの場合はないわけだ。

● さて,その “ロフトのペン覧会” について,「春になると,筆記具を新調したくなりませんか。ロフトの限定品や新作アイテムをはじめ,海外仕様のアイテム,隠れた逸品まで,さまざまな筆記具を集めた,まさに展覧会のようなイベント,“ロフトのペン覧会” を開催」とLoFtのサイトでは告知しているんですよね。
 筆記具も新調するものだったのか。児童,生徒,学生にとってはそういうものですかねぇ。自分はどうだったんだろう。思いだせないが,そんなことができるほど経済に余裕があったとは思えないから,同じものを使い続けたのじゃないか。中学から高校,高校から大学というときには,さてどうしていたんだろう。

● この時期,たしかにそうした若い人たちの買換需要が多そうで,それらしき人たちのグループだったり,親に連れられた小学生だったりがたくさんいる。
 筆記具はもちろん実用品なんだけども,そうしたCongratulationsと結びついたメモリアル品になる可能性を持ったものでもあるね。

● フランクリン・プランナーの品揃えが充実してるように思えた。売れてるんですかな,フランクリン・プランナー。
 こうしたものを使いたがる人に “デキる人” はいないとずっと思ってたんだけど,浅はかな決めつけでしょうなぁ。

 新学期,新学年の時期もあってのことか,LoFt,けっこう混み合っている。
 ぼくは文具売場しか見ないのだけども,LoFtが扱っているのは文具だけではない。化粧品もあれば雑貨も幅広くある。それらの相乗効果でお客を呼び込めるってのは,当然あるんでしょうね。
 だとすると,こことか大宮LoFtのように,ワンフロアで回遊できる方がいいね。

2021年3月18日木曜日

2021.03.18 C罫は書きづらい

● エトランジェ ディ コスタリカ の re-Collection Pocket(Ruled)のC罫ノートにSARASAの0.5mmグリーンブラックで書いているわけなのだが。
 正直,C罫は書きづらい。ダイスキンのB罫が懐かしい。re-Collection Pocket など,さっさと使い切って,ダイスキンに戻りたい。

● C罫は文章を書くことを想定した幅ではないのかもしれない。では何を想定したのかと問われると困るんだけど。
 あるいは,紙が貴重でノートそのものが贅沢品だった時代(あったはずだ)の名残りなんだろうか。できるだけたくさん書けるように,と。

● ぼくは小さな字を書くのでC罫だと文字が罫線からはみ出すなんてことはない。余裕で収まる。この点だけでいうなら,罫線幅は4mmでもいい。
 が,それでもけっこうな窮屈感というか圧迫感を感じる。できるだけパラグラフを小さくして,1行空ける機会を増やさないと,息が詰まる。

● ボールペンで書くと線が流れて,下手な字がさらに下手になるのも困ったものだ。
 かといって,脳の動きに付いていくためにはそれなりに速く書く必要があるわけで(低速脳であっても,手で字を書く速度よりは速い),文字が汚くなることなんかにはかまっていられない。

● といっても,後から読み返すことを考えると,あまり汚く書いてはいけない。読み返すことなんてじつはあまりないのだけど,汚いとさらになくなりそうだ。
 この部分だけを考えると,パソコンでキーボード入力かスマホで音声入力をするのがいいのだろうね。

● C罫を使うのは初めてではない。CampusのC罫を使ったことがある。一度で凝りとけばいいのになぁ。re-Collection Pocket もC罫であることを確認して買ってるんだよねぇ。経験は人を賢くしないよ,まったく。

2021年3月17日水曜日

2021.03.17 ダイソー体質

● 14日に氏家の「BIG」に行ったので,文具売場を覗いてみた。「BIG」にあるものは「BIG」で買った方が安いからね。文具店は基本,定価販売だからさ。
 ブランド品と違って,たとえば伊東屋で買う方が心理的価値が高くなるということもないしね。いや,ブランド品だって本当は同じなんだけどさ。

● あったら買おうと思っていたのはA5サイズのコピー用紙。ところが,A5はなかったんでした。B5までしかない。他の店にはあるということではなく,コピー用紙の最小サイズはB5なのだろうと思った。
 のだけども,ググってみるとそうじゃない。ダイソーにはA5のコピー用紙があるらしい。180枚。枚数もこれくらいがちょうどいい。

● なぜ,A5コピー用紙を買っておこうと思ったかというと,3年後にA5サイズのシステム手帳に移行するかもしれないからだ。なぜ移行するかといえば,買ったきり使っていないバインダーがあるからだ。
 そのときに,“貼る” ためのリフィルとしてコピー用紙を使おうと思っているからだ。パンチはあるので,コピー用紙に穴をあければよかろう,と。

● で,今日はトナリエ宇都宮の4階のダイソーを覗いてみたんだけど,たまたまかもしれないが,ここには置いていなかった。ダイソー オンラインショップでも取り扱っていない。取り扱っていたとしても,10個単位だったりするから,オンラインショップで買うわけにはいかないでしょうね。
 ちなみに,複数人で共同利用するとか,まとめ買いをするんだったら,このオンラインショップは便利じゃないでしょうかね。注文額が税込みで11,000円以上なら送料無料。店舗で買うよりスマートだしね。

● A5サイズのシステム手帳に移行した場合,中身は,ダイソーのA5マンスリー手帳にパンチで穴をあけて綴じればいいと思っているんですよね。加えて,“貼る” ためのコピー用紙。
 要は,全部ダイソーにしちゃえという発想なんですよ。ノートはダイスキンで手帳の中身もダイソー。それでOKでしょう,っていう感じ。

● だったら,来年はバイブルサイズを使うけれども,それだってBindexからダイソーの週間リフィルに替えてもいいなというわけで,今はその方向に傾いている。
 無印の「1日1ページノート」を6年連用日記に転用したのが上手く行ってるのも効いているかもしれない。安いものを上手にアジャストして使うのが頭がいいってことじゃん,みたいな。

2021.03.17 Campusノートのクリアカバーを購入

● Campusノートのクリアカバーが出たのを知ったのは,先月。ラゾーナ川崎の丸善で現物を見て
 気になっていた。ヨドバシ宇都宮店の文具売場にもあった。結局,買ってしまった。A6サイズ。250円。見てしまったんだからしょうがない。
 これだけを買うのは気が引けたので,ホワイトボードマーカーのカートリッジも併せて購入。パイロットのボードマスターSのカートリッジで,黒・青・赤を2本ずつ。今すぐに使うものではないけれども,いずれは使うだろうから。

● Campusのカバーといえば2冊収納できるSYSTEMIC。そのSYSTEMICは持っている。Campusをモレスキン風にする装置でもある。表紙が固くなるから立って書くのが楽になる。新聞記者でもない自分に,立ったまま書くなんて状況が訪れるのかというのはさておいて。
 このSYSTEMICは非常によく考えられた製品で,カバーが筆記の邪魔をしない。一切しない。Campusを2冊持ち歩ける。A6は48枚だから96枚を持ち歩けるわけだ。この店でもモレスキン風になるわけだね。

● なので,さらにカバーを買ってどうするんだという話だ。けれども,こういうカバーもの(特に透明なやつ)に弱い俺。
 ビニールカバーがなんで250円もするんだよ,とは思わない。測量野帳のカバーは400円だったけども,使っているうちに納得した。

● せっかく買ったんだから,何か使い途はないか。って,Campusにかけて使えばいいんだけど,CampusにはSYSTEMICがあるのでね。
 無印の「雑記帳」を挟んだらどうかと思いついて,試してみた。そしたら。ちょうどいいんですよ。「雑記帳」に表紙を作ることができる。撚れたり折れたりさせないで,「雑記帳」を持ち歩ける。

● しかし,無印の「雑記帳」はそういうふうにして使うものなのか。ラフに雑に使うためにあるのではないか。「雑記帳」にカバーをかけるとは,庭に落ちていた石ころを拾ってきて桐箱に入れて保存するようなものではないのか。
 いいアイディアだと思ったんだけどなぁ。

● 1週間前に,ダイソーで文庫本サイズのブックカバーを買った。Campusノートのクリアカバーの代用になるかと思って。
 結論は「ならない」。厚さが合わない。2冊挟むとちょうどいい。けど,そうすると安定感が損なわれる。
 Campusを大切に使いたいというなら,250円出して純正のクリアカバーを買うべし。水滴や汚れから守ってくれるし,内側が収納ポケットにもなる。そこに何かを入れる人はあまりいないと思うけど。

2021年3月16日火曜日

2021.03.16 エトランジェ ディ コスタリカ の re-Collection Pocket の使い勝手

● エトランジェ ディ コスタリカ の re-Collection Pocket(Ruled)を今日から使い始めた。ので,まだ1日しか使っていないんだけれども,このノート,プラチナのブルーブラックでも裏に抜けることがある。その場合,文字が滲むからすぐにわかる。
 同じページの中でも文字が滲んで裏に抜けるところと抜けないところがある。同じページ内で紙質にムラがあるということだ。

● このノートをネット通販で買えるだけ買っておくかってことになりそうだったのだが,思いとどまってよかった。ノートとしての品質はダイスキンに劣るかもしれない。ダイスキンの方が安心して書けるということだ。
 正直,この紙質では万年筆を使っての両面使用は難しい。紙の滑らかさはダイスキンよりこちらの方が勝っているのだが,これほどインクが滲む箇所があっては,快適に筆記できるとは申しにくい。
 モレスキンだけじゃなかったのか。日本メーカーの日本製ノートにもこういうのがあったのか。

● 後ろのページを確認しながら書くのはイヤなので,このノートを使っている間に限り,筆記具を替えることにした。というか,そうする以外に対処の方法がない。
 SARASAのグリーンブラック(0.5mm)を使っていくことにする。

● 万年筆もそうだけど,ボールペンでも黒は重くなりすぎる感があって,あまり使いたくない。鉛筆の黒には感じないんだけどね。万年筆やボールペンの黒には重さを感じる。重厚感というのとは違う,無意味な重さ。
 したがって,ノートやメモ帳に使うなら,万年筆ならブルーブラック,ボールペンならブルーブラック,ブラウンブラック,グリーンブラックのいずれかになる。油性ボールペンにはこうした色がないので,ゲルインクのボールペンを使うことになる。

● ブラックの入らないブルーやグリーンは(特にブルーは),輝度が強すぎて目を刺してくる。これまたあまり使いたくない。
 若いときはそんなことはあまり感じなかったので,加齢現象なのだろうと思っているんだけどね。

● ともあれ。ゲルインクのボールペンに替えたら,裏抜けの問題は消えた。モレスキンもそうだった。
 インクを選ぶようなノートは,それだけでノートとしては欠陥品だと単純に思ってしまうのだが,作る側としては,万年筆で書くなんてのは眼中に置かないんだろうか。いたとしても,そんなのは少数派だよ,そんな少数派なんか問題にしなくていいよ,大半の人はボールペンで書くんだから,それに対応すればいいよ,と。
 それはそれで見識というものなのかね。もしそうなら,モレスキンも見識を持っているということになるがね。

● これだけの厚さ(ページ数)があるのにスピンが付いていないのも,使いづらさの理由になる。スピンは必須と考えたい。
 それを省略してしまったことも,生産終了に至っている(至っていないのかもしれないけど)理由のひとつなのではないか。

● 以上の2点-万年筆だと裏に抜けることがあるのと,スピンがないこと-において,このノートを是とすることはできない。これで価格が900円というのでは,少々納得いたしかねる。
 そのことと,左右ページの罫線の位置がピタリと揃っていることが,どうにも噛み合わない気分だ。

● 万年筆(Plaisir)で書くとペン先がよく見える。SARASAだと先端がちょっとだけ見えるという感じになる。もちろん,ペン先がよく見える方が安心だ。
 ま,ボールペンでは立て気味にして書くことになるので,ペン先の見え方はどうしたってそういうことになるんだけどさ。
 まぁ,気を取り直して,SARASAのグリーンブラックで書くことを愉しめば良い。そのように努めよう。


(2021.03.19 追記)

 やはり万年筆で書きたくて,Plaisirで3ページほど書いてみた。ら。裏抜けがない。全くないかというと,あるにはある。のだけれども,気になるほどの抜け方ではない。裏抜けの範疇に入れなくていいと思う。
 初日の抜けは何だったんだろう。自分で気づかぬままに水滴を落としてしまったんだろうか。

2021.03.16 PreppyとPlaisirの互換性

● Plaisirのペン先は0.3mm(細字)と0.5mm(中字)の2種。ぼくは0.3mmを使っている。そのPlaisirのカートリッジが空になった。
 で,今日からエトランジェ ディ コスタリカの re-Collection Pocket を使うんだけども,C罫の re-Collection Pocket にはさらに細い0.2mm(極細)がいいんじゃないか。

● Preppyには0.2mmがある。何本か持っている。PlaisirとPreppyには互換性があるというか,首軸が同じだと聞いたことがある。
 なら,Preppyの0.2mmとPlaisirの0.3mmを交換して使えばいい。本当に互換性はあるのか。

0.2mmのPlaisir
● これに関しては高畑文具王のわかりやすい(かつ面白い)動画があって,そこでは互換性ありということになっている。
 のだけども,ぼくが試してみた結果,厳密にいえば,互換性はなかった。首軸の交換は問題なくできる。クルクルと回ってピタリと収まる。
 Preppyの首軸をPlaisirに装着しても,キャップが嵌る。0.2mmのPlaisirができあがる。
 が,Plaisirの首軸を装着されたPreppyは嵌合しなくなる。キャップが押し出されてしまう。
 上位互換があると言うと,ちょうどいいんだろうかね。ただ,Plaisirの方も嵌合はするのだけれども,ちょっと固くなる感じがある。無理をさせてる感じ。

● 0.2mmの書き味は,細いんだから同然なんだけど,硬くなる。万年筆で書いている感は0.3mmの方が味わえる。0.2mmと0.3mmの違いは,0.3mmと0.5mmの違いよりも大きいように感じる。
 普通のノートに書くのなら0.3mmでしょう。0.2mmは手帳用限定でいいんじゃないか。C罫でも0.3mmがいいですね。

● あえて0.2mmを使う理由はないというのが結論ですね。ここは好みの問題も関わってくるでしょうけどね。
 せっかく,0.2mmのPlaisirを作った(?)ので,カートリッジが空になるまでは使っていこうと思いますけどね。

2021年3月15日月曜日

2021.03.15 ダイスキンを使い終えた

● 96枚ダイスキンを使い終えた。ちょうど30日間で使い終えた。1日3枚(6ページ)ずつ書いてきた計算。
 昨年の9月からバッタリ書かなくなって,その状態が今年の1月まで続いたのだが,以後,モードが切り替わった感じ。

● モードは切り替わるもので,自分で切り替えようとしてもうまく行かない。自ずからできる波に任せることにして,波を変えようとジタバタしない方がいい。
 波(山と谷)はあるのが自然であって,それを均して平らにしようなどとは試みない方がよろしいと思う。そう思うようになったのは,わりと最近のことだけど。
 波が来たときにはトコトン乗ることも大事だろう。少しペースを抑えようなどとは考えないで,どんどん書いたらいい。

● その上でのことになるのだが,手書きで書くことをやめない方がいいと思う。手で書くと芋づる式に吐きだせる。吐きだせばスッキリするのは間違いないし,芋づる式に出てきたものの中に,自分でもエッと思うようなことがあったりもする。
 バババッと吐きだしたものを自分で読んで,「けっこういいこと言うじゃん,俺」と思うことがあるのだ。ダイスキン1冊を使い切る間に一度あるかないかだけどね。
 だから,手書きで紙に書くのは,できれば継続できるに越したことはない。

● ダイスキン。これだけ書く楽しさと効用を与えてくれて,わずか100円。最も使いでのある100円かもしれないなぁ。
 ダイスキンを見かけるたびにゴソッと買っていt時期があるのだけど,そうしておいて正解だったかな。

● 明日から何を使おうか。続けてダイスキンを使い切ってしまえばいいのだけれども,そこはそれ,他にも色々とあるので,チョチョっと手を伸ばしてしまう。
 エトランジェ ディ コスタリカの re-Collection Pocket(Ruled)を使ってみようか。買ったのは3年前だ。すぐに使うつもりだったけれど,今日まで放っておいてしまった。

● 判型は縦横ともダイスキンよりひと回り小さい。中紙は104枚。3点糸綴じ。スピンは付いていない。
 罫線はC罫。窮屈に感じる人がいるかもしれない。罫線はモレスキンと同じく,ページの端まで印刷されている。B罫のダイスキンは19行なのだが,こちらは25行。
 左右ページの罫線のずれは見事にまったくない。Made in Japan の実力と言うべし(イタリアっぽい社名だけれども,etranger di costarica は日本の会社)。

● 表紙の色にかかわらず,ゴムバンドは黒。ここはダイスキンと同じ。
収納ポケットがないところも。
 最初と最後のページは糊付け幅が広くて,実際には使用できない。これはこの種のノートの宿命のようで,モレスキンも同じだ。
 ダイスキンをあげつらう場合にここを指摘するのが定番になっているのだが,あっさり言ってしまえば,そういう輩はバカである。

● 紙質からして万年筆を使うと裏抜けするなどということはあるまいと,使う前から信用している。というか,そこを疑ってしまうのはモレスキンを使ってしまったからで,万年筆を使うと裏に抜けるノートなど,そうそうないものだ。
 製本もしっかりしていて,問題があるようには思われない。

● 価格は900円(+税)だった。最近は実店舗では見かけなくなっているが,楽天では630円(+税)で販売している。ただし,メーカーのサイトには載っていないようだ(ぼくの見落としかもしれないが)。
 カバーに挟んで使うソフトカバータイプの方が人気があったようでもあるのだけれども,そのソフトカバータイプは楽天でも見あたらない。カバーは出てるんだけどね。
 re-Collection Pocket は過去の製品になったと見做していいだろうか。ハードカバータイプは通販サイトをさらっていけば,まとめ買いもできるかもしれない。が,そこまで深追いすることもあるまい。

● いや,じつは深追いしそうになって,どうにか気持ちを冷ましたところだ。ネット通販なら実店舗より270円も安くなるのか(送料が無料なら)というわけでね。
 生産が終了しているなら,流通在庫があるうちに買えるだけ買っておくかという方向に,気持ちのベクトルが向いてしまった。こうなると厄介だ。

● しかし,このノート,630円でも安いかどうか。モレスキンに比べれば安いんだけども,世の中にノートはたくさんある。
 ぼくなんかダイスキンだけでもかなりの在庫を抱えているのだ。ダイスキンだけでも,だ。
 と言い聞かせて,どうにか我に返ったのだった。

● というわけで,最初で最後になるはずの,エトランジェ ディ コスタリカの re-Collection Pocket(Ruled)を明日から使っていく。

2021年3月14日日曜日

2021.03.14 無印「1日1ページノート」の6年連用日記は順調

● 今年から無印の「1日1ページノート」を6年連用日記として使っているのだが,この使い方はなかなかいいなと思っている。それ用の専用ノート(5年日記とか10年日記とか)を使うのじゃなくて,一般的な普通のノートを連用日記の用途に充てているのが,何だか高度な使い方のような気がしてさ。
 (使い方として)高級チックというか達人チックというか。この使い方は自分で思いついたものではなくて,ネットにあった先人のアイデアをいただいたものだけど。

● この用途で使うなら無印のほかにも,Seriaにもその筋では有名なノートがある。「B6フリーノート 368ページ」というやつ。
 これを100円で出しているのが驚きだけれど,ぼくは使ってみようと思わなかった。
 第一に無線綴じであること。糊で接着しているので180度にパタンと開かない。ノートの場合,これは致命傷だ。

● 100円で売っているのだから,糸でかがってはいられないのだと思うが,手を離すと閉じてしまうノートでは,ストレスまみれになってしまう。600円出しても無印にするのが正解。
 ダイスキンは96枚(現在,店頭にある新型ダイスキンは64枚)とはいえ,糸でかがってあるんだからアッパレだ。Seriaノートは184枚もあるのだから,ダイスキンと同じようにやれというのは,無茶でしょ。

● 第二に,SeriaノートはB6サイズであることだ。
 無印の「1日1ページノート」はA6だから,連用日記として使うなら,大きいほうが書くスペースが増えていいんじゃないかということになりそうだが,B6ではほぼ日手帳のカバーが使えない。無印ノートを順調に使えているのは,ほぼ日手帳カバーにところを得させることができているからだ。
 ほぼ日手帳を使ったことはないんだけど,手帳カバーは2つ持っている。使わないで保存しておいても仕方がないので,使い途が決まるのは嬉しいことだ。
 ちなみに,出たばかりのドラミちゃんのカバーも欲しいのだけど,さすがに初老の男が使うものじゃあるまいよと思って,自重している。

● 第三に,耐用性。6年間使い続けるものだから,さすがに100円のSeriaノートで大丈夫かと思うところがある。大丈夫なのかもしれないけど。
 無印ノートなら4点糸綴じ。堅牢だろう。コクヨのCampusは無線綴じでありながら堅牢だけれども,それは薄いから。無線綴じなのに180度開くようにできるのも,薄いから。 

● ともあれ,3ヵ月の間,1日に3行ずつ書いてきて,2年目からはがぜん面白くなるだろうことは容易に想像できる。1年目は我慢のときだ。

2021年3月13日土曜日

2021.03.13 旅するように日常を生きるための方法論

● トラベラーズノートの言う,旅するように日常を生きるというとき,どうしたらそれができるか。
 松尾芭蕉『おくのほそ道』の冒頭,「月日は百代の過客にして,行きかふ年もまた旅人なり。舟の上に生涯をうかべ,馬の口とらへて老いをむかふるものは,日々旅にして,旅を栖とす」は,まったくもって滋味掬すべきものであろうけれども,この部分を毎朝,音読したとしても,旅するように日常を生きることはできないでしょ。

● 旅=トラベル≒トラブル,であって,旅するように日常を生きる≠楽しい,というのは基本テーゼとして頭に入れておいたうえで,ではどうすれば旅するように日常を生きることができるか。
 形から入るしかないよね。形というか,具体的な行為から入ってみること。つまり,旅行中にやっていること,旅行中にしかしないことを,日常に持ち込めばいいのだ。

● では,日常ではあまりやらないが旅行中にはやることとは何か,といえば,2つある。
 1つは写真を撮ることだ。今ではSNSがあるので,やたらに写真を撮るようになってはいる。一個人が撮る写真は,デジカメがあたりまえになる前の平成10年頃と比べれば,少なくとも100倍にはなっているのではないか。
 したがって,これはもう多くの人がやっていることだ。SNSを始めると旅するように日常を生きられるようになるかどうかはわからないが,SNSがその契機を作っているとは言ってもいいと思う。

● もう1つは,チケットや切符を捨てないで,ノートやアルバムに貼って保存しておくことだ。現地のショップカードや絵葉書,お菓子の包装紙なんかも「貼る」対象になる。
 だから,日常でもそうした「貼る」をやるようにするといい。日常のありふれた,何でもない光景を切り取る感覚だ。
 切り取る価値があるかないかは考えないでおく。スーパーで買ってきた調味料の商品シールを剥がしてノート(or手帳)に貼っておく。ラーメン屋の割り箸の袋や,今どきはめっきり少なくなったけれども,「純喫茶」のマッチの箱を広げて貼っておく。

● そういうことをやってみることだと思う。それをすれば,旅するように日常を生きられるのか。
 そうすれば必ずできるのだったら,生きるとはイージーな作業だということになる。だから,その質問に対する答えは Yes ではない。
 けれども,頭の中で思考して,決心するだけでは,100%上手くいかないだろう。頭ではなく身体を使ってみることが必要で,具体的な行為や作業を通すことが必要で,その行為なり作業として「貼る」というのは有力な方法になり得ると思う。

● InstagramやTwitterで,たとえば “ほぼ日手帳”や “測量野帳” で検索してみると,ほぼ日手帳や測量野帳をどう使っているかについての膨大な投稿やツイートをまとめて見ることができるが,「貼る」をやっている人はかなり多い。
 他に,「描く」をやっている人も多い。これも,旅するように日常を生きるための具体的方法論として,かなり有力なものだろう。自分の日常にあるものを描いてみるというのは,絵心があれば,自分もやってみたいことのひとつだ。

● こういうのを見ていると,旅するように日常を生きている人がこんなにいるのかと思わされる。その大半が女性であることにも注目すべきだろう。

2021.03.13 ダイスキンは過不足なく実用性を満たす

● ダイスキンは百円なのだから当然なのだが,安い紙を使っている。百年の保存には耐えないだろう。そこに至るまでにパリパリになって粉々に散ってしまうだろう。
 測量野帳やCampusノートの紙は,百年はもつだろうけれども。

● いや,ダイスキンだって百年はもつかもしれないけれども,現実問題としてそんなにもってもらう必要はない。
 むしろ,自分が死んだあとにノートが残ってしまうようなことがあれば,できるだけ早い時期にパリパリになってゴミと化してくれた方がありがたい。

● 何を言いたいのかというと,ダイスキンは過不足なく実用性を満たしているということだ。
 不足があっては話にならないが,だからといって過剰であるのも好ましくない。千年ももつ紙は要らないのだ。

● 物理的にも永遠はない。いずれ,地球は膨張する太陽に呑み込まれ,生命はすべて死に絶える。この世の終わりが来る。
 そのときは,人間の思弁が作りだしたものは,何もかもが消滅する。生も死もあの世も神も輪廻転生も歴史も,真も善も美も,何もかもが。

● だから,永遠というのを思考や価値判断の基準に組み込まない方がいいと思う。永遠とか不変とかね。
 長くもつもの,長く続くものほどいいものなのだと,安易に考えない方がいいんじゃないかな。

2021年3月11日木曜日

2021.03.11 親指シフトに戻そうか 2

● 8日に,富士通が親指シフトキーボードの販売を中止したというニュースを見て,それなら自分は逆に親指シフトに戻ってみるか,と思わなくてもいいことを思ってしまった。
 で,Amazonで2,980円で販売されている「親指シフト表記付き USBライトタッチキーボード」を買っておくかなぁ,どうしようかなぁ,と9日に迷ってみた

● とりあえず,「カートに入れる」ところまで行ったんだけど,ローマ字入力で困っていることがあるわけではないのでね。
 ローマ字入力なら何らの制約要因もないし。エミュレータをかませる必要もない。WindowsだろうとMacだろうとChromebookだろうと,そのまま打ち始めることができる。
 脳内で日本語をローマ字に変換しなければならないから,その分,脳に負荷がかかる? そんなものは指が勝手に動くようになっている。そこのところで脳にかけなくてもいい負荷をかけているとは,とても思えない。

● ので,「注文を確定する」ところまでは行かなかったんだけど,10日に再度見てみたら「お取り扱いできません」「再入荷の見込みは立っておりません」と出やがった。
 ありゃりゃと思って,前日カートに入れたのを覗いてみたら,そちらは大丈夫のようだ。というわけで,そこでポチっちゃったよというわけなんでした。

● したらば,今日(11日)の午前中に現物が届いた。いつもながら,Amazon,速ッ。どうなってるんだ,この速さは。
 10年ほど親指シフトで過ごしているので,たぶん指が憶えているだろう。慌てることはないから,ボチボチと行こう。
 ということでね,富士通の販売終了の件は親指シフトの消長にはほとんど影響なしってことね。富士通の高い親指シフトキーボードを使って入力していたのは,ひょっとすると法人ユーザーくらいだったんじゃないかと思うんだよね。

● 「慌てることはないから,ボチボチと行こう」という話なんですけどね。次のパソコンに買い換えたときからでいいかなと思ってるんだよね。次はデスクトップを買うつもりなので,そのときに親指シフトキーボードをつないで使ってみようかな,と。
 ので,ちょっと早まってしまったかなと思ってるんだけども,予めキーボードを手当しておくのは悪いことではないと思うことにしよう。

● 一番怖れているのは,キーボード入門から約10年間親指シフトで過ごしたとしても,その後その3倍近い時間をローマ字入力でやってきたわけなので,もう指が元に戻りたがらなくなっているのではないかということ。
 親指シフトとは関係ないけれども,この1年間,けっこうな数の外付けキーボードを買っているのに,そのすべてをまったく使っていないという実態もあるしなぁ。今日届いた親指シフトキーボードも使わないで終わるんじゃないかという,そこはかとない不安。

● 午後,宇都宮に出たので,ヨドバシ宇都宮店でパソコンを見てきた。買わないけどね。
 親指シフトを意識すると,見方も変わる。親指シフト入力がしやすいかどうか,という視点で見るようになる。

● 問題なのは変換キーの位置だ。ローマ字入力なら変換キーを押すことはほとんどない。スペースキーを連打することになるだろう。ので,ローマ字入力の場合は変換キーがどこにあるかなど,どうでもいい問題だ。
 が,親指シフトだとこれが重要な問題になる。変換キーが右シフトを担当することになるからで,これが右に寄りすぎていては打ちづらい。
 NキーとMキーの中間にあるのが好ましい。できればNキーの下にあってほしいのだが,そんなキーボードは見たことがない。

● そのためにはスペースキーが長くてはいけない。国産メーカーでは,NEC,富士通,VAIOはOK。VAIOのノートパソコンは親指シフトにドンピシャリ。
 パナソニックのレッツノートは右に寄りすぎ。外国メーカーだとAcerくらいか。ASUSは親指シフトには向かない。
 あと,ThinkPadの日本語キーボードは親指シフト向け。

● 英字キーボードは全部ダメ。ということは,BT接続でスマホにつないで,スマホを入力マシンとして使うときに,親指シフトで入れるのはかなり難儀するかもしれないということ。
 かつてあったリュウドの日本語キーボードは使えるのだが,それ以外に何かあるだろうか。

2021年3月10日水曜日

2021.03.10 ダイスキン体質

● ダイスキンを使い始めたときには,中紙が96枚あるのがポイントの一番目だと思っていた。ノートを見返すのは,そのノートを使っている間だけだ。次に移ったらもう見返すことはない。
 だから,厚い方が見返す期間を長くできる。ならば厚いものを使うべきだ。モレスキンやダイスキンの96枚はちょどいいのではないか。

● が,40枚の測量野帳を使ってみて,薄くても別段困ることもないことがわかった。要するに,見返すことじたいをあまり(ほとんど)しないのだ。
 それでも,96枚ダイスキンを買い増しておいて正解だったかなぁ。

● これで100円とは脅威だ。あらためて,思いますよ。千円札が1枚あれば10冊買えちゃうんだもんねぇ。無印良品の「雑記帳」より安いんですよ。
 A6の「雑記帳」が32枚で39円(税込)。96枚なら117円になる計算。単純にダイスキンが安い。しかも,無印雑記帳は中紙だけでできているが,ダイスキンにはハードカバーの表紙が付いている。使い終えたら,そのまま立てて保存できる。

● 無印雑記帳は裸の状態では持ち歩きにくいし,保存するとすれば寝かせておくしかない。おそらく,保存することは想定していない。捨てメモを書くためのもので,使い終えたら捨ててしまうものだ。
 ところが,ぼくは捨てメモは書かない。書かなくもないが,家の中に3枚あるホワイトボードで対応できている。予定を書くときは付箋を使う(手帳に貼っておく必要があるので)。
 ので,無印雑記帳は買ってみたものの使う機会がない。

● 日々の由無し事はダイスキンに書きつけている。それは捨てメモではない。原則,そのまま保存するものだ。
 ダイスキンに書きつけたものを整理して新たに書き直すことはしない。ネットにあげたものは斜線で消す。せいぜいその程度のこと。
 したがって下書きではない。これはそのまま完成品(?)だ。無印雑記帳ではなく,ダイスキンに書いておくのが合っている。

2021年3月9日火曜日

2021.03.09 ノートパソコンに外付けキーボードをつなごうとして

● トナリエ宇都宮の4階にあるダイソーでこちらを購入。板と木っ端と木工用接着剤。
 何のために? ノートパソコンのキーボードの上に外付けキーボーを置きたいので(そのキーボードが親指シフトキーボードでもいい),そのための台を作ろうと思ったのだ。

● 使用中のThinkPadのAキーの具合が悪い。左上隅を叩くと反応しない。そこ以外なら何の問題もない。
 が,ぼくの左手小指は誤たず左上隅を叩く。ので,タイプミスが量産され,ストレスがいや増す。そこで外付けキーボードを使おうと。

● 板に足を固定しないで,前方にだけ足をかませて板はたんに載せるだけにした方が,程よく傾斜ができて打ちやすいのじゃないかと思った。
 けれども,それだと上に載せたキーボードが安定しない。キーボードが安定しないんじゃ,入力がままならない。

● 結局,四隅に足を固定(ボンドで接着)して,ノートパソコンのキーボードの上に渡して,その上に外付けキーボードを載せるという単純なやり方に落ちついた。フラットの方が安定する。
 しかし,こうして外付けキーボードを使うのはかなり面倒くさくて,それ自体がストレスになる。

● つまり,ノートパソコンがあるテーブルの上がゴチャゴチャしているのでね。そこに台を置くことじたいがひと苦労なのだ。まず,テーブルの上を片づけないといけない。それが億劫なんだよねぇ。
 ノートパソコンに外付けキーボードをつなぐのは,それ自体があまり現実的ではないようにも思えてきた。Aキーの不具合をだましだましして付き合っていく方がいいかもねぇ。

2021年3月8日月曜日

2021.03.08 親指シフトに戻そうか

● ネットにこんなニュースが流れてきた。富士通が親指シフトキーボードの販売を終了したという内容。当然,富士通は前から告知していたことだけど。
 ぼくもOASYSでキーボードに入門し,TOWNSまで親指シフトキーボードだったクチ。

● しかし,これで親指シフトが使えなくなるということではないので,そこはちゃんと言っといてあげないと不親切だと思うがな。
 富士通が出していた親指シフトキーボードがなくなったというだけで,親指シフトキーボードは他にもある。ライフラボ株式会社というところが出している,「親指シフト表記付きUSBライトタッチキーボード」がそれだ。

● 富士通のキーボードは1万円を超える価格だったが,こちらはAmazonで2,980円で販売している(ただし,潤沢に在庫があるわけではないらしい)。
 今までだって,富士通のキーボードで親指シフトをやっていた人は少数派だったのではないか。

● キーボードをパソコンにつなぐだけで親指シフトが使えるようになるわけではない。エミュレータと呼ばれるソフトを入れなければならない。「DvorakJ」や「やまぶきR」が有名らしい。どちらも無料だ。
 これでパソコンは親指シフト入力であることを認識し,そのとおりの文字を表示してくれる。

● エミュレータがあれば,キーボードは普通のJIS配列のキーボードでも構わない。親指シフトの配列を覚えてしまえば(タッチタイプができるようになれば)親指シフトキーボードはお役御免にできる。
 パソコンではそれでいいとして,最近はスマホやタブレットでもBT接続のキーボードでガンガン入力することがあるぞ,その場合はどうすればいいのだ,という疑問があるだろう。

● その場合は,「OyaMozc」というAndroid用のエミュレータがあるから,それをスマホにインストールする。あとは入力するだけだ。
 ただし,BT接続のキーボードで親指シフトの表記が刻印されているものはないだろうから,通常のキーボードを使うことになる。タッチタイプできるようになっておくことだね。

● ぼくは親指シフトでキーボードに入門し,10年ほどそれを続けてから,ロマかな入力に転向した。理由はすこぶる単純で,職場に導入されたワープロ専用機は富士通のOASYSだったけれども,パソコンはNECだったからだ。
 というか,その時点で親指シフトの退勢ははっきりしていた。富士通のパソコンでも親指シフトは問題にされなくなっていたと思う。

● 自宅では親指シフトを続けて,職場ではローマ字入力をするなんていうのは,無意味に起用すぎる人にしかできない技だろう。
 当時はパソコンで親指シフト入力をやろうとすれば,パソコンに「OASYS-V」というFEP(当時の言葉)をインストールして,親指シフトキーボードをつなぐしか方法がなかった。会社のパソコンにそんなことができるか。
 というわけで,ローマ字入力に転向するしかないだろうと考えた。その頃,「かえうち」なんてなかったしね。

● 手こずりはしたが,無事にローマ字入力になれて,そのうちタッチタイプもできるようになった。親指シフトのときには,左右の人差し指と親指だけ,併せて4本指での入力だったが,それでも10本指を使ったローマ字入力よりも速度も出ていたし,タイプミスも少なかったように思う。
 でも,そういうことも次第に忘れて,ローマ字入力の世界に馴染んでいったというわけだ。

● 昨年3月でめでたく仕事を完全引退し,もう職場のパソコン環境に縛られなくてもよくなった。MS-Officeも使わなくなったし,ローマ字入力を続ける必要もなくなった。
 ので,青春時代に戻ろうかと思っている。親指シフトに戻ろう。10年も続けたのだから,指が憶えているはずだ。戻すのにさほどの時間はかからないだろう。
 追加費用も要らない。よし,そうしよう。

2021年3月4日木曜日

2021.03.04 NOLTYのメモティ

● InstagramでNOLTYの「メモティ」の画像を見ていると,皮の表紙のメモティの画像があった。メモティにもゴールドがあるんだ?
 ナガサワ文具センターの「NAGASAWA 能率手帳 GOLD メモランダム」は横罫だけど,方眼メモティのゴールド版。能率手帳ゴールドメンバーズクラブ会員限定の販売らしい。

● 1ヶ月で1冊のメモティを消費する人も(たぶん)いると思う。それが全部ゴールドだったら?
 カッコイイ! それともバカ? メモティ1冊をひと月で使う人がゴールドを使うはずがないが,そんな妄想で時間を浪費するのも楽しいものだ。

● ぼくは書ければいいやというタイプなので,ダイスキンをメインに,測量野帳,無印ノート,Campusなんかを取っ替え引っ替え使っている。
 とりあえず,96枚ダイスキンがあと8冊残っているので,それを使って,次は13冊残っている80枚ダイスキンを使っちゃわないと。

● メモティも2冊あるよ。0.25mmの無印六角ボールペンで,3.5mm方眼の升目に細かくビッシリと書いてやろう,という欲望(?)が沸々と湧いてきたところだ。
 けれども,ダイスキンやら測量野帳やらが大量にあるので,なかなか出番が回って来ない。

● Instagramにアップするのは女性が多い。で,メモティは可愛いらしいのだね。小口まで表紙の色に合わせてあるのが可愛いとか,ピンクがあるのがいいとか。
 小型版に人気があるのも女性が多いゆえだろうか。手帳は女性も大型を使っている例が珍しくないと思うのだけど,こういうものは小型になるのかねぇ。男のぼくにはわからない世界だ。

● NOLTYにはA5サイズのハードカバーノートもある。ノートのフラッグシップという位置づけ。用紙も能率手帳ゴールドと同じものを使っているらしい。
 もし,そのノートを使うとすれば,ペンはどうしようかね。Plaisirというわけにもいかないだろうか。フラッグシップノートに相応しいペンを持とうとしちゃうかね。

● 目下がダイスキンとPlaisirなのは,実用的に問題がなければ安い方がいいというケチ根性から来ている。けど,ダイスキンとPlaisirを使っていることに矜持も持っているんだよね。
 どういう矜持かといえば,君たちの高いノートとペンより,ぼくのダイスキンとPlaisirの方がよく働いていると思うよ,結果は道具に比例するんじゃないんだよ,という昭和原人的な勝ち負けの発想から来るものだ。

● われながら,昭和原人は困ったものだと思うよ。自分には安物で充分だからと謙虚なのじゃなくて,わりと高慢な理由で安物を使っていることになるもんね。
 ともあれ。フラッグシップは視野の隅っこに入れながら,ダイスキンを使っていこうと思う。

● ノートなんて好きなのを使えばいい。だけど,持ち物で自分に付加価値を付けようという発想は,注意深く取り除いていかなくちゃとも思っている。