2024年5月5日日曜日

2024.05.05 鉛筆はいいのだが,なぜいいと思うのかがわからない

● 3月から鉛筆で書くようになって,自分でも意外なほど鉛筆がシックリ来ている。文字を書くための道具として鉛筆は欠けるところがないのみならず,むしろ最適という気がしている。
 しかも,普及品でいい。使っているのは使いかけのまま長く放置していたBの鉛筆。三菱の9800EWとトンボのippo!,木物語。
 ippo! は小学生用のかきかた鉛筆だし,9800EWも三菱の中では最も安い普及品だが,それで全く不満はない。早く Hi-uni を常用したいなどとは思っていない。

● 鉛筆の何がそう思わせるのかは,依然として言語化できない。黒鉛が削られて紙に載っていく感触なのか。重さを感じさせない筆線の黒の度合いなのか。芯と軸の堅固な一体性がもたらすブレのなさなのか。
 他にも具体的な事象は色々とあるが,それらを総合しても,それだけでは何かが足りない。その何かが重要なのだと思える。

● 独特の筆記音も耳に心地よさを伝える。しかし,そういう具象をいくつ挙げても,全体は部分の総和以上なのだという “複雑系の科学” を思い出すことになる。

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