2025年7月4日金曜日

2025.07.04 日本の公共空間は騒音に満ちている

● 青森駅の東西出口を結ぶ通路。テーブルと椅子が置かれているから,ノートと筆箱を携えていれば,書斎になる。
 しかも,ほどよくノイズがあるから,読書も作業もかえって捗るんじゃないか。こういう場所が青森には多い

● 通路での滞在時間を長くしてもらって,賑わいを作りたいゆえの措置だろう。少子高齢化による人口減少が前提にある。
 が,人口減少って悪いことばかりじゃなさそうだ。部外者には窺いづらい事情もあまたあるに違いないのだが。

● ただし,この通路の椅子に座る人はいない。この時期,ここで止まってしまうとかなり暑い。
 あと,トイズがほどの良さを超える時間帯が多いのだった。特に,エスカレーターに仕込まれた注意音がうるさすぎるな。これでは会話するのも難しいか。
 そこに駅のホームに流れる放送がそのまま聞こえてくる。壁と屋根で囲われているから,反響もある。ダメポ。

● 思えば(思わなくても),日本のオープンスペースはとにかくうるさい。エスカレーターが典型的だが,エレベーターも声付きがあたりまえになった。
 駅は発車放送に留まらず,JR製品のPRや,オレオレ詐欺に気をつけろといった,大きなお世話の “警察からのお知らせ” など,いっときも静かになることはない。

● とにもかくにも,品というものがない。なぜ,黙っていられないのか。利用者は愚民だという前提になっているのか,これが親切というものだとされているのか。
 この点に関しては,日本は永遠の発展途上国だ。といっても,欧州がどうなのか,ぼくは全然知らないのだけど。

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