発行所 日経BP社
発行年月日 2025.10.07
価格(税別) 900円
今年のは読んでみたんだけども,費やした時間は10分足らず。こういうのを読んだとは言わない。斜め読みにもなっていない。
● 人様がどんな手帳の使い方をしているのか。何をどう書いているのか。そういうことに興味がなくなった。
どんな手帳があって,自分に合いそうなのはどれなのか。それもどうでもよくなった。
● そうなった一番の理由は,自分が隠居生活に入ったことだと思う。手帳の重要性がかなり低下した。
隠居者こそ手帳を使うべきだと思っているが,使い方は仕事メインの現役世代とは違ってくる。極端な話,使ってさえいれば(それによって,今日が何月何日何曜日かというのをキチッと認識できていれば)どんな使い方でもかまわない。
何なら,何も書かなくたってかまわない。毎日1回でも手帳を開いて暦とつながるようにしていれば,それで充分だと考えている。
● もうひとつ,自分の手帳の使い方が固まっていて,それを変えるつもりがないのも,他者への興味が失せた理由だな。
管理するほどの予定はない。その日のログを残しておくことによって,その1日が過去に溶け出してしまうのを防ぐ。あの日に何をしたのか思い出すヨスガを残す。手帳を使うの理由はその一点だ。
残すほどのことをしているのか,という質問は武士の情でしないでもらいたい。
● 具体的に使う手帳も去年から百均手帳になっている。これからずっと百均手帳でいいと思っているので,手帳そのものに対するこだわりもない。
● この雑誌には “私が忘れられない言葉” と題する連載があるようで,各界の著名人にインタビューしている。今月は作家の朝井リョウ氏。
彼は遠慮を手放すということを語っている。手帳とは関係ないのだが,こちらの方が面白かった。
死ぬときに「もっと遠慮しておけばよかった」なんて絶対に考えないんだろうな,ということ。「かれもこれも,もっとやっちゃえばよかった」と後悔するゆですよね,きっと。だから少しずつ “遠慮” を手放そうとしています。(p13)
頼る=自分の弱点を晒す,と考えすぎているんでしょうね。でも,人から頼られたときのうれしさを考えると,そんな等式は間違っているなと思えます。(p13)

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