で,こんなのを買いましたよ。909 Ceres。アメリカの鉛筆ね。
● メーカーの「Musgrave Pencil Company は,アメリカの鉛筆産業の全盛期,1916年に設立され」たらしい。紆余曲折を経て今に至っているのだろう。
目視だが,芯の組成も軸の貼り合わせ方も塗装も,国産鉛筆に比べるとずいぶん雑。国産が過剰なのかもしれないけどね。
● BLACKWING に話が飛ぶ。あれは日本メーカーが白木の鉛筆の状態でアメリカに送り,アメリカで塗装と消しゴムの取り付けを行って,各国に輸出しているのかと思ってたのだが,違うね。
BLACKWING の塗装は日本のものだな。消しゴムの取り付けも日本でやってる? 最終製品にするところまで日本でやってるね。
● もうひとつ,ロディアのメモパッド。使い捨てのメモにロディアを使うなんて贅沢を,ぼくのような人間がやっていいのだろうか。
しょうがない。何でもいいから,何か買いたかっただけなんで。
● ま,ロディアって世評ほどにいいものかね,とも思ってるんだけどさ。
ロディアの No.11 よりオキナのプロジェクト・ペーパーのA7の方が良くない?
彫刻刀は短くなって手削りするようになった鉛筆の最後の最後,削り面を水平にする(芯に対して直角にする)ために使おうかと思って。そんなことをほんとにするかどうかはわからないけどね。
● つけペンセットを使うことはない気がする。何となく気になったので買ってみた。
ディズニーのメモパッドはね,メモパッドなんてこれで充分だよねということで。ミッキーの表紙はビニール製のケースに紙を差し込んでいるだけで,メモパッドの1枚目(表紙)ではない。
● 100円ショップに来るたびに思うことだが,文具はここで揃う。紙質がどう,耐用年数がどう,微妙な使い勝手がどう,と色々言いたがるが,アンタがやってることなら,100円ショップで売ってるやつで充分でしょうよ。紙質や耐用年数なんて高次元の話は,要らぬお世話じゃないのかい。
まして,丸の内オアゾという場所柄か,華やぎもあるし,売場面積も広い。充分に祝祭空間になっている。買物の愉しさも味わえる。
● ところで。百均製品の供給国は依然として中国がメイン。中国が経済成長を遂げ,人件費が上昇してくると,百均製品の供給国も中国からベトナムやバングラデシュに移行するのだろうと思っていたのだが,今のところ,そうなっていない。
最近の中国は不動産バブルが弾け,西側から切り離しを受けて,経済はズタズタになったか,なりつつあるか,今後なる。
● 世界はインフレで推移するが,中国だけはデフレだ。西側に輸出できなくなると国内で消費するしかなくなるが,生産量は国内消費量を大幅に上回っている。かといって,生産を縮小するなどできるはずがない。
中国は各国にデフレを輸出してきたと言えるが,その輸出分が国内に滞留することになる。中国からのインバウンドは放っておいても減る。
● 百均製品はもっと高品質でもっと高機能のものが増えるかもしれない。DAISO や Seria にとっては,中国を買い叩く好機到来ではないか。
逆に,中国を消費市場と捉えていた企業は大打撃を受ける。少なくとも,今後50年,中国に明日はない。
そうした動きは人智を超えるところがあって,読み切れるものではないが,これからどうなっていくのか,こちらは高みの見物を決め込めばよいだけだ。
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