ここに来るのは3回目。が,前回は休館だったので,展示を観るのは2回目。
● 感じたことは2つ。散逸を防ぐためにはこうした博物館は必須だということ。個人が史料になるような貴重品をいつまでも抱えていてはいけない。
 もう1つ。博物館は観る人を選ぶということ。ぼくも文具好きで,文具に関する知識は世間一般の水準より少し上だと思うのだが,手も足も出ないというか,歯型もつけられないなと思う分野が多々ある。
 が,そのキッカケを得られる人と得られない人がいるわけで,博物館に来る前に,ある程度の自学自習はやっておくべきなんでしょうな。
 徳川家康や伊達政宗の鉛筆のレプリカもあるが,内部がちょっと暗くて,細部がよく見えない。こちらの老眼の問題か。
● ここに展示されているもので自分も持ってるのがある。ゼブラのミリペンだ。
 これは展示に値するものなのか。極細サインペンの嚆矢になったんでしょうかね。ミリペンって,今は一般名詞になっているからな。
 が,宣伝臭が鼻につくことはない。文具の歴史をザクッと辿ることはできそうだ。ザクッとね。
● 電卓を含めた計算機と算盤の展示が多い。筆記具に偏っているわけではない。明治期のノートもある。
 各年代を万遍なくフォローしているわけではない。古代と近現代は豊富に展示しているが,中間があまりない。仕方がないと思うけれども。
 つまり,中間は遺物自体があまり残ってないんじゃないか。画期となる製品がないんですかね。



 
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