2014年11月4日火曜日

2014.11.04 ノートをなくしたら

● ノートに何でも書く。となると,怖いのはそのノートをどこかに落としてしまうことだ。戻ってきたからいいというものではない。ノートの核は紙ではなく,そこに書かれた文字にあるからね。
 それを読まれてしまえば,ノートが戻ってきたとしても意味がない。ずっと戻らないよりはマシという程度だ。

● ネットから流出するのに比べれば,拡散範囲はずっと狭いだろうけれども,これまたそういう問題ではない。
 落とす場所は自分の生活圏のことが多いだろう。拾って読む人がいたとして,自分に近しい距離にいる人である可能性が高くなる。名前を書いておかなくてもあの人だとわかってしまう場合もあるだろう。
 自分のことしか書いていなければまだいいけれども,人のことまで書いていた場合,少々困ったことになる。

● 落とすかもしれないことを前提にして,自分のことしか書かないようにする? それはできない相談だ。人を罵りたいことは,ぼくの場合,しょっちゅうある。短気浅慮な方だから。
 その都度,リアルに罵っていたんでは現実世界は立ちいかない。ノートに叩きつけるように書いて発散している。
 それを誰かに読まれたらまずい。かなり,まずい。

● 他人を登場させるときは仮名やイニシャルにする? そんなことをしたんでは,発散効果が大いに減殺されてしまう。
 その種のものは別冊にしておいて,自宅から持ちださないようにする? それも難しい。そのようなものを自宅で書くことは少ないからだ。大部分は職場で発生するわけだからね。

● 何かを書きつけているときに,まったく関係のないことを,何の脈絡もなく思いつくことがけっこうな数ある。内容によってノートを替えるわけにはいかないのだ。

● 厚いノートじゃなくて薄いノートを使うのはひとつの対策かもしれない。薄い分,盛られる文章量も少なくなる。万が一,落としてしまっても,被害は小さくなる。
 しかし,その1冊に読まれちゃいけないことが書かれていたら? えてして,そういうものではないか。

● 落とさないことが一番で,今のところ落としたことはないんだけど,考えつめるとどうしたらいいのか,かなり悩ましい。
 単体で持ち歩かないようにはしている。必ずカバンに入れている。カバンは毎日持って出るので,忘れれば身体が気づく。単体で持ち歩くと,つい忘れることがあるかもしれない。
 加えて,定位置を決めておくこと。カバンに入れるときには深いところに収めること。そのくらいか。

● かなり危ういことをしているんだな。その意識は持っていないといけないね。

0 件のコメント:

コメントを投稿