2026年9月5日土曜日

2026.09.05 地上の楽園

● 青森に来てるんだけど,観光の真似事はしない。最も長い時間を過ごすのはここ。魚市場の「お休み処」ね。
 地上の楽園。ノートと鉛筆を使えるところはすべて地上の楽園と呼びたいのだが,楽園度はここが一番。

● 朝早めの時間はけっこう埋まってましたね。写真の奥,勉強中の女子高生の隣のテーブルが空いてたんで,そこに座ったんだけども,美人が視野に入ると気が散っていけない。
 だいぶ空いてきたんで,ここに引っ越しました。競輪の出目表に書込みをしたり,朝から飲んでたりするジジイやオッサンのオアシスエリア。ぼくはこっちの方が落ち着くかな。

● 勉強中の彼女も,参考書か教科書に向かったかと思うと,スマホを弄りだす。お見かけしたところ,スマホ時間の方がずっと長そうだ。
 勉強はそうそう愉しいものではないだろうから,そうなるのはよくわかる。スマホを使う時間を抑制するのは,今や年齢層を問わず日本人(いや,地球人)に等しく要請される生活技術だと思うのだが,スマホって触っていないと妙に欠落感があるんですよねぇ。のべつテレビを見ていた昭和時代のテレビに相当するのがスマホなんですかねぇ。

● ここにはカップ麺の自販機もありましてね。昼食はこれでOK。
 ウォッシュレット付きのトイレもある。上下水道完備。なので,好きなだけいられるんですわ。

● 4人がけのテーブルを1人で占領することになるのだが,それで申しわけないと思うことはない。つまり,けっこう埋まることはあっても満席御礼になることはないので。
 青森のいいところは人口圧がないことかもしれない。これ,かなり快適。特に,普段から田舎暮らしの芋爺にとっては。

● ホテルの部屋にもあまりいたくないので,1日の最も長い時間をここで過ごしている。地元民をさしおいて,「お休み処」の主のようになっとりますわ。
 惜しむらくは,18時30分で閉まってしまう。場所がら仕方のないことなんだけれども,18時30分以降の身の置きどころがない感じなんですな。

2026年9月3日木曜日

2026.09.02 BLACKWING の消しゴムを買った

● 再び,ANGERS 丸の内店に BLACKWING を見に行った。正直,あまり売れているふうではない。
 ANGERS を好む人と BLACKWING はあまり重ならないかも,BLACKWING にピーチクパーチクしている輩も ANGERS には行かないかも,と,ぼくなんぞも思うんだが。

● ま,ANGERS と BLACKWING の相性はわかりませんがね。以上は下衆の勘ぐりというやつです。
 ちなみに,ANGERS はモレスキンを扱っていない。

● 602と Natural くらいは買ってもいいかなと思うんだけども,やっぱ手が出ない。
 税込み550円でも,ぼくだと1ヶ月では使い切れないだろう。となれば,値段は問題にならない。市販補助軸が使えないのがネックかな。消しゴムは簡単に引きはがすことはできるらしいんだけど。
 それよりも,鉛筆が溜まりすぎていて(手持ちの鉛筆の5パーセントも使えれば上々という感じ),これ以上増やすことに抵抗感があるのが大きいか。

● で,消しゴムを買ってくことにしましたよ。BLACKWING は消しゴムが人気じゃないですか。にもかかわらず,単体の消しゴムも出したんですね(前からあったんですか)。
 写真ではゴールドに見えますが,シルバーです。価格はボッタクリの2,200円。

● 構造は鉛筆に付いてる消しゴムに似てるっちゃ似てる。ケースの素材はアルミ。割とチャチい。
 消しゴム本体は MADE IN VIETNAM。日本メーカーがベトナムで作ってるものですかね。ちなみに,消し味はまったく問題ない。今どき,問題あるのはあまりないだろうけど。

2026年8月31日月曜日

2026.08.31 ANGERS 丸の内店で BLACKWING POP UP

● ANGERS 丸の内店。BLACKWING POP UP 開催中。
 602の現物を初めて見た。塗装にしばし見惚れてしまった。
 以前は,日本の某メーカーが鉛筆を製造して,白木の鉛筆をアメリカに搬送しているのかと思っていた。アメリカで塗装と消しゴムの取付を行う,と。
 そうではない。この塗装は日本のものだ。日本でしかできない塗装だと思う。

● アメリカでやっているのは消しゴムの取付だけだな。だったら,それも日本でやってしまえばいいのに。
 消しゴムはベトナムから持ってきてるのだから,日本で完成品にした方が手っ取り早いだろうに。CCPCの鉛筆部門(PALOMINO)の本社機能は東京に移したらどうか。

● BLACKWING の凄いところは,鉛筆に高級筆記具の装いを纏わせることに成功していることだ。キャップや鉛筆削りもよく考えられている。振り切っているのがいい。
 オリエンタル産業の芯を使っているのだから,品質はオリジナルの BLACKWING を上回っているはずだが(オリジナルの BLACKWING なんて使ったことはないのだけど),オリジナルの持ち味と “世界で最もクリエイターに愛された鉛筆” の伝説も上乗せして,独特の位置取りに成功している。簡単そうだが,なかなかできることではないのじゃないか。

● 一方で,最近発売したボールペンが全く凡庸なのは,逆に不思議なほどだ。
 鉛筆のように範例がないと難しいのか。

● しかし,鉛筆で書くことをここまで仰々しくしてしまうと,アンチも生まれる。ぼくもアンチの一員だけれども。
 鉛筆1本を1ヶ月で使い切るのは,かなり書く人だろう。普通はもっと保つ。1ヶ月の筆記具代が500円だろうが50円だろうが,そんなものは差のうちに入らない。
 が,BLACKWING を使うことに抵抗感があるのは,ひとつには,この仰々しさによる(もうひとつは,市販の補助軸が使えないこと)。

● BLACKWING と同等かそれ以上の品質の鉛筆が日本では他に存在するから,仰々しさに耐えるモチベーションは働かない。
 鉛筆はサラッと使えばいいのだ。鉛筆が高級品である必要は寸毫もない。

● が,アンチがいるのはいいことだ。BLACKWING は当分は健在だろう。

2026年8月30日日曜日

2026.08.30 「ペントノート」で買った鉛筆のその後

● 6月に福島の「ペントノート」で買った数本の鉛筆。正直,ほとんど使えていないのだが,その後の様子について,以下に記す。
 STABILO EASYgraph。Czech Repablic とある。STABILO はチェコにも工場を持っているのだろう。EASYgraph は児童用のかきかた鉛筆的な位置づけになるのだと思うが,悪い鉛筆ではない。
 ぼくが持ってるのは2Bだけれども,日本基準だとBに近い。そのあたりは無問題。充分,実用に耐える鉛筆ではある。

● が,率直に申して,ドイツの子供たちにも日本のかきかた鉛筆を使わせてやりたい。
 右利き用と左利き用があって,人間工学に基づいて云々,というのが,賢しらに聞こえる。そんな枝葉末節を強調するのは袋小路に逃げ込んでいるからではないかと言いたくなる。
 価格も352円とかなり高価で(ドイツで買えばもっと安いのだろう),日本人が日本でこれを使うのは話のネタ以上の意味はない。

● こちらも「ペントノート」で買った Musgrave の太軸鉛筆。普通の鉛筆削りには入らない。
 Faber-Castell のジャンボサイズまで削れるハンドル式の鉛筆削り(中華製)なら入るのだが,丸軸で塗装がツルツルなので,鉛筆削りが鉛筆をホールドできない。軸木が硬いせいもあるのかもしれない。

太軸も削れる手回し式の鉛筆削り
● さて,どうするか。塗装を削り取れば削れる。あるいは,芯を長く出して芯だけを削るようにしてもOK。後者を採用しようと思う。
 いや,待て。塗装を削り取ると,不格好になるけれども,握った感じはなかなかいいぞ。うん,かなりいいぞ。こっちで行こうかい。
 手回し式の鉛筆削りなら,そんなことをしなくても削れるのだが,手回し式だと損耗分が大きくなりそうでね。

● 「ペントノート」からは離れるが,この3本も Musgrave。上の1本は太軸で,ぼくの環境ではツルツルして削れない問題が生じるのだが,下の日本はドイツ製と同じくらいの細軸で,ドイツ製のバレットキャップがピッタリ嵌まる。
 カールのエンゼル5で削れる。ツルツルだろうと何だろうと,しっかりホールドしてくれるから,メッチャ安心。

● 何より素晴らしいのは,3本とも消しゴムが付いていないことだ。間違って使ってしまって,地獄に堕とされる恐怖から百パーセント解放してくれる。

● と,Musgrave を茶化すようなことを言ってしまったけれども,Musgrave は気に入っている。アメリカの鉛筆をそんなに使ったわけではないが,ぼくが知っている中ではアメリカンな鉛筆は Musgrave がその代表となる(BLACKWING はアメリカ製に含めない)。
 何というのか,カジュアルだけれどもしっかりしているというか。四面四角に構えていない。

● その点,ドイツ製はアメリカとは真逆な感じ。カジュアルさを装ったものもあるけれども,その装いに無理があるなと感じる。ドイツ製はカクカクしている方がシックリ来る。
 日本製はと言えば,真面目一辺倒。ドイツ製の四面四角とは違った六面六角というかな。キャラクター柄の鉛筆の多さは世界でも群を抜いているのかもしれないが,逸脱の仕方に逸脱がない。ルールに従って逸脱してるというような印象。
 この点だけに関していえば,ぼくはアメリカ支持。

2026年8月26日水曜日

2026.08.25 百均中華鉛筆の雄

● 最近まで Seria で売られていた Be Natural。百均中華の傑作だったな。百均中華の雄というかね。Hi-uni のBの後にこいつを使っても,あまり段差を感じない。
 ただし,Bか2Bに限る。HBはそうでもないんだわ。

● メルカリにも出物がある。10本入りの現行品を2箱666円でメルカリに出してる人もいるんだな。さすがに売れないと思うんだが。

● 現行品は軸がかなり細くなってて(ドイツ製より細い),使えるキャップがない。補助軸も危うい。
 消しゴムのフェルール部でホールドできなくはないが,軸本体をホールドできるのはクツワのノック式のやつとポイント補助軸。あと,伊東屋はどうにかホールドするが,FABER-CASTELL は使えない。
 その消しゴムは最低限の役割は果たす。Musgrave よりは使えるということね。

● 先代の Be Natural,ぼくも使ったことがあるにはあるが,あるにはあるという程度。一度,ガッツリ使ってみたいと思っていて,メルカリで入手した。
 上が10本110円の現行品。下がダース110円で売られていた先代。書き味は変わらない。

● が,先代はドイツ製並みには軸が太い。市販の鉛筆キャップが使える。それだけでも先代が良かったな,と。
 ともあれ。この Be Natural は,ぼくの知る限り,コスパナンバーワン。しかも,ダントツのナンバーワンだ。中華鉛筆をナメてはいけない

● 唯一,鉛筆界においてコスパという概念は成立するのかという問題がある。それほど鉛筆は安くなった。
 この状態でコスパを考えることに何か効用があるのかという話だ。1本10円は破格に安いが,Hi-uni の150円と比べて,その違いは差のうちに入るか。

● 1本の鉛筆を1ヶ月で使い切る人はそんなにいないんじゃないか。仮に1ヶ月で使い切るとして,1ヶ月の筆記具代が10円か150円かが,コスパの対象になるか。
 BLACKWING は500円。しかし,その BLACKWING ですら1ヶ月に500円なのだから,Be Natural 10円との差である490円は差のうちに入るか。

2026年8月25日火曜日

2026.08.25 4Bの鉛筆

● 自分にはBか2Bの鉛筆が合っているというところから出発して,HBも許容範囲に入ってきた。
 ところが,ここに来て逆の動きが兆している。もっと軟らかい4Bがいいんじゃないかという。

● HBであっても,鉛筆で文字を書くのに筆圧は要らない。芯先を紙に接触させてスッスと動かせば,問題なく筆線が残る。長く書き続けても腱鞘炎などになるはずがない。
 ただし,それは理屈であって,人間がやることは理屈どおりには行かない。どうしたって力が入ってしまう。正しい持ち方云々も関係ない。

● 腱鞘炎の心配をしなくちゃいけないほど,おまえはたくさん書いているのかというツッコミが入りそうだが,当然,そんなわきゃない。ただ,腕がダルくなることはある。それもごく稀にだけどさ。
 で,それへの防御として4Bを使うという手はあるかな,と。そんなに違わんような気もするのだが。

● たくさん書く職業の人,たとえばプロの作家先生も,今はパソコンを使う人が多いのだろう。そうした人たちにとって,パソコン(ワープロ)は腱鞘炎の心配から解放してくれる救世主に映ったかもしれない。キーボード入力の最大の利点は,あるいはそこにあったのかもね。
 パソコン以前,原稿は軸もニブも太めの万年筆で書く先生が多かったろう。鉛筆派は少数。鉛筆派の多くは2Bというのが相場で,HBで書いてる先生はほぼいなかったたんじゃなかろうか。腕への負担を軽減するためだったろう。

● というわけで,4B鉛筆をいくつか買ってみた。クツワの2種。ホクサインと can pencil。
 ホクサイン。HB,B,2Bはすでに持ってはいるのだが,まだ使うに至っていない。「なめらかアート鉛筆」をアートではない用途に使うわけだが。

● 4Bでも2㎜芯。ポリマー芯ゆえ,4Bでも型崩れ(?)は一切なし。だから硬いのかというと,そうではない。4Bの軟らかさを実現している。
 価格は Hi-uni を凌ぐ。国産の通常鉛筆では最も高価なものか。

● can pencil は児童用のかきかた鉛筆だが(ダースで買うとプニュグリップがひとつ付いてくる),鉛筆に児童用も大人用もない。児童に使いやすいものは,大人が使っても使いやすいはずだ。
 万年筆に初心者用も上級者用もないのと同じだ。自称上級者がそれを言いたがるが,片腹痛い。

● 4Bなら腕への負担が少なくてすむのではと思ったのだが,そこはあまり違わないかもしれない。少なくとも,HBと2Bほどの違いは2Bと4Bの間にはない。
 もうひとつ,4Bの黒さに耐えられるか問題。B罫にビッシリ書いた場合の黒さだ。耐えられるだろうが,黒さは Hi-uni の2Bあたりでいいんじゃないかと思える。

● 他に uni の硬筆書写用も買った。すでに手元にあるのも数種類ある。それらを使い比べてみての感想は後日。
 今のところの感想は,腕への負担軽減を考えても,一般筆記ならば2Bでいいんじゃないか,というもの。

2026.08.24 とちぎ文具博2026

● 福田屋インターパーク店でとちぎ文具博。今年で8回目になるらしい。知ったのは昨日。開催は今日まで。ので,出かけてみた。
 上野文具が主催している。おそらく各県で同じような催しが行われていて,お互いに協力したりされたりしているのじゃないかと思う。
 各県すべてというところまでは行ってないのかもしれないが,那覇のリウボウで同じような催事をやっているのに出くわしたことがある。

● 文具女子博ほどの規模になれば大手メーカーがブースを出し,来場者からお金を取って開催できる。が,地方ではそこまでの吸引力は持てない。上野文具が費用を負担している(のだろう)。入場無料。
 最終日のしかも月曜日。昨日までよりお客さんは少なかったのかもしれない。

● とは言っても,祝祭空間には違いない。違いないのだが,昭和原人の眼からすると大手の文具店は毎日が祝祭のようなものだ。
 各社各店の出張販売の集合体という以上のイメージは持ちにくい。

● 製品が最も集積するのはインク。弘前の「平山萬年堂」も福島の「ペントノート」も仙台の「文具の杜」も製品を出していた。
 平山萬年堂は「弘前煉瓦レッド」を提供したらしい。完売していた。このインク,ぼくは弘前で買っている。

● 神戸のナガサワも。願わくば,オリジナルの測量野帳を供出してくれんか。
 神戸に行きたしと思えども神戸はあまりに遠し。ぼくはまだ神戸に行ったことがない。一度は行っとかないととは思ってるんだが。オリジナルの測量野帳を買うためにね。

● 上野文具の目玉は,栃木のいちごをイメージしたオリジナル万年筆「Strawberry Kingdom」(49,500円)。プラチナ万年筆の「#3776 CENTURY」をベースにしたもので,300本限定らしいのだが,会場には見あたらなかった。
 完売したのか。まさか,そんなことのあるはずはない。49,500円もするものが1週間やそこらで300本も売れるわけがない。ここは宇都宮なのだぞ。てか,東京でも厳しいだろう。

● 苺の形をした消しゴムの盛り合わせもあるはずなのだが,これも会場には見あたらず。隣の上野文具の店舗にはあった。
 苺に似せたものであっても,消しゴムは消しゴムなんだから,消しゴムとして使わなきゃダメだと考えてしまうのが,昭和原人のダメなところかなぁ。が,消しゴムじゃない使い方をするのであれば,アクリルとかで作られたものの方が扱いやすいよな。

● 買ってもいいかなと思っていたのは,早乙女桜並木(ボールペン/シャープペン)だ。喜連川の「“早乙女の桜並木” で寿命を迎えた古木を,筆記具に生まれ変わらせた1本」とのこと。
 製造は三菱鉛筆。3,300円。当然,上野文具が全量を買い取っているわけだろう。売れた分だけ仕入れたことにするというわけには行かない。

● けど,買わずに帰ってきた。ボールペンもシャープペンも,これ以上買うには相当な理由が必要。調子こんで安物をバカバカ買い過ぎた過去の自分を呪ってやりたいが,今の自分も同じことをやっている。
 安物をたくさん買うより,良いものを少なく持て,とはよく言われることだが,安くても良いものになっているからね,今の文具は。

2026年8月24日月曜日

2026.08.23 ホテルから持ち帰った鉛筆

● もう30年以上前。スイスのルツェルンに泊まったとき,ホテル(シュバイツァーホフ)客室にあった鉛筆を記念にガメてきた。30年ぶりに出てきたので,ちょこっと書いてみた。硬度は日本製のFかH。滑らかに書ける。不快感はない。
 あの頃は欧州でも物価が安いと感じた。今とは隔世の感がある。

● もうひとつ。あの頃は自分が鉛筆を使うなんて考えもしなかった。この鉛筆も記念にガメてきただけだ。
 デジタルでできるものは全部デジタルでやりたいと考えていた。今とは隔世の感がある。

● こちらは国内のホテルでガメてきた鉛筆。こんなことをしてたのか。この時期,まだ自分が鉛筆を使うことになるなどとは思っていない。
 ちなみに,上の鉛筆はいたって凡庸。下のはなかなかいい。

● 今どき,客室に鉛筆を置いてあるホテルはどのくらいあるんだろうか。メモ用紙は必ず置いてあるが。
 東京ベイ潮見プリンスホテルにはあるが,だいたいボールペンになっている。

● 鉛筆は持って帰ってきてもかまわないかと思うのだが,ボールペンとなるとさすがに持ち帰るのは泥棒感が強くなる。持ち帰りたくなるようなボールペンを置いているところは,ほぼないだろうけど。
 ということは,逆に持ち帰ってもいいですよということか。

● ビジネスセンターがあるホテルはとっくになくなったろう。そういう名称を残しているところがあるにはあるが,同じなのは名称だけで内実はまったく異なっている。
 かつてはスタッフが複数常駐していて,お客のリクエストに応えていたのだ。プリントするとかコピーを取るとか。ビジネスセンターにいるのは女性スタッフと決まっていて,お客は彼女たちを秘書かアシスタントのように使っていたのではなかったか。
 と,さも知っているように言っているけれども,もちろん,ぼくがビジネスセンターを利用したことなどあるはずもない。ビジネスセンターがあるようなホテルに泊まったこともなかったと思う。

● ともあれ,デジタルをアナログに変換する必要がなくなり,デジタルのまま完結できるようになると,ビジネスセンターは要らなくなる。
 かつ,パソコンは安くなり,軽量化された。通信のための機材も小さくなり,ついにはパソコンに内蔵されるようになった。そうなると,誰もが自分のパソコンを持ち歩く。人が使ったパソコンなど,使いづらくてしょうがないわけで。

● まして,今は掌に乗るスマホでひと通りのことはこなせてしまう。ビジネスセンターなどという時代がかった施設は消えて当然だ。
 こうなるまで,ほんとに速かったなと思う。過ぎたことは速く感じるものだけれどもね。

● 客室に置かれているメモ用紙と鉛筆(ボールペン)も,使われることはほぼないんじゃないかと思う。つまり,自分が使ったことがないからなのだが。
 いつまでもあると思ってはいけないものかもしれない。

2026年8月22日土曜日

2026.08.22 雨宿り

● 今日は東京は水道橋に出かけたのだけども,夕方のゲリラ豪雨のために東京ドームシティで2時間以上の雨宿りを余儀なくされた。場所が場所だから,退屈することはない。
 3Fには LoFt もある。小さな LoFt だが,大きいがゆえに尊からずであって,文具店はたいてい楽しい場所になる。

● 4Fにはこんなところもある。ノートと鉛筆を持ってくればよかった。てか,LoFt で買えばよかったんだな。
 東京の女子高生と同じ場所で “お勉強” ができたのに。いや,女子高生じゃないかもしれない。こういうところで勉強している人を見ると高校生だと思ってしまうんだけど,そうじゃない場合もありますわね。

● さはさりながら,少々参りましたよ。後で知ったのだが,このときの雨量はかなりのものだったらしい(特に板橋区)。いや,貴重な経験になりましたよ。
 って,そういうことじゃない。こんなのは貴重でも何でもない。もっと上手い対処の仕方はあった。そもそもが,今から思えばドームシティに避難せずに駅まで走るのが正解だったのだが,ま,それは仕方がない。

● でも,色々と学習できましたよ。今では貴重になった遊園地。ここなら1日楽しめる。実際,そのつもりで来ている若者たちが多い。
 阪神タイガースのユニフォームを着てくると,一段と楽しく過ごせると思うぞ。ぜひ,そうして下さいや。

2026年8月21日金曜日

2026.08.21 来年の手帳を買った

● はい,那須烏山のベイシアに入っている Seria にやって来ましたよ。来年の手帳を買っておくことにしました。
 メインはこれ。週間バーチカル。なぜ110円で売れるのかはわかりもはんが,売ってるんだから買って使えばいいとなるわけです。
 販売元はサンノート㈱。MADE IN VIETNAM。

● この手帳,8枚折丁を9つほど重ねているんですな。5点糸綴じ。頑丈な造りですわ。
 これをバラすわけです。糸を切るところから始める。頑丈ゆえにバラすのはちょっと面倒くさい。

● 惜しむらくは,この手帳には年間計画表が付いてない。見開きマンスリーは要らないから年間計画表を付けてくれと思うんですが,年間計画表なんか要らねーだろってことですか。
 ともかく,この手帳からは週間バーチカルだけを取り出す。

● もう1冊,マンスリー手帳も買う。こちらはホチキス留め。発売元は amifa。MADE IN JAPAN。
 これには年間計画表がついてますんでね。ここからは,その年間計画表とカレンダー部分を取り出す。
 両者を合体させて,6穴パンチで穴を開けてバインダーに綴る。これで “なんちゃってシステム手帳” のできあがり。

● 実際にはもうひと作業を必要とする。さすがに紙が弱いので穴にビニールパッチを貼って補強してやる必要がある。
 あと,インデックスも付けないとね。A5コピー用紙も綴じ込んで色々貼っちゃう。
 結果,コピー用紙の方がはるかに多くなる。本体部分にインデックスを付けておかないと,見返すときに大いに不便を来たす。

● 保存用バインダーも Seria で調達している。これ(右の写真)は今年のものだが,年2冊になる。貼りまくってるからですな。
 本体220円のシステム手帳。来年で3年目に入る。もう少し上等なものを自分に奢ってもいいんじゃないか,来年はせめてコクヨの Campus ダイアリーかナカバヤシのロジカルダイアリーをバラすことにするか,と思ったりもしたんだけれども,もうこれでいいかなと思っておりますよ。

● ぼくは毎日が日曜日の身の上なので,自分外の誰かに自分の予定を決められることはない。プライベートの予定も手帳を必要とするほどたくさんはない。脳内メモリでやりくりできる。
 手帳はログを残すために使っている。だからバーチカルなのだ。これが一番楽にログを残せる気がする。予め日付と曜日,時刻メモリが印刷されてるってのは,なかなかに便利なものだ。

● 何もしないでいると今日が過去に溶け出してしまう。ログを残しても溶け出すのを防ぐことはできないのだが,思い出すヨスガくらいにはなる。
 ヨスガがあるのとないのでは,安心感が違う。その安心感を得るために,手間をかけてログを残すわけだが,元は取れていると思う。手間と言っても知れたものだし。

● 毎日が日曜日になった人ほど手帳を使うべきだと思っている。紙の手帳でなくてもいい。Google Calendar でもOKだが,手帳は使うべし。
 なぜか。世間とつながるための最良の手段だと思うからだ。

● ぼくは世間とは地域や親戚,隣近所ではなくて,暦のことだと思っている。世間とはそのくらい観念的なものだ。
 今日は何月何日何曜日と明確に意識できていれば,それは世間とつながっているということだ。そのためには手帳を使うのが確実で手っ取り早い。世間とはつながっているべきだ。

● 現在の先を対象にするのではなく,1秒前までを記録するために手帳を使えばいいのだ。毎日が日曜日になった者にとっては,それでよし。
 考えようによっては,贅沢な手帳の使い方とも言える。

2026年8月20日木曜日

2026.08.20 トンボ MONO100 の2B

● トンボ MONO100 の2B。光沢のある黒と金色の印字が得も言われぬ気品を漂わす。バーコードの印刷が何とも興ざめたが,致し方がない。
 これは MADE IN VIETNAM の現行品。上げトンボ。8900より軸が太い。

● MONO100のHBはあまり好きじゃないんだけれども,2Bは絶佳と申しあげてよろしかろう。VIETNAM に移して質が落ちたなどと言うことは1㎜もない。
 これほどの鉛筆が税込み165円で手に入るのに,BLACKWING などにうつつを抜かしているのは,贔屓目に見ても頭の毛が3本足りない輩であろうよ。

● MONO100の2Bのどこがいいかと言うと,まずは滑りのよさだと思う。たいていの鉛筆がそうなのだが,筆圧が要らない。芯先が紙に当たっていれば,スッスと動かすだけでクッキリとした黒の筆線が残る。
 2Bよりももっと軟らかい4Bあたりを使うとさらに快適かもしれない。MONO100に関しては4B? 後日,試してみることになるだろう。

● 8900を使ってみると,鉛筆はこれでいいじゃんと思う。実際,8900でいいのだ。快適に使えるし,8900は何というのかアーバンチックなデザインで,知的さを演出してもくれる。できる人だと思われたければ8900使っとけ,みたいな。
 が,Hi-uni もそうなのだが,MONO100 には得も言われぬ何かがあるのだな。ちょっとリッチな気分にさせるものがあるのだ。8900の3倍の価格だということを予め知っているからそう思うのではなく,確かな実体としてそれが存在するのだ。

● わずかな違いなのだと思う。が,その “わずか” を現出させるためには,わずかではないコストがかかるのだろう。
 微差が大差という常套句をここで使うのは,いささか失当かもしれない。しかし,この微差をどこまでリアルに知覚できているか,正直,心もとないところがある。

● その心もとなさを取り払うためには,とにかくたくさん使ってみることだ。それしかないような気がする。
 MONO100 の気品とともにしばらく過ごしてみるか。って,いろんな鉛筆があるために,なかなかそれができないのだけど。

2026.08.20 Campus 用のクリアカバーを1枚使いつぶした

● A6 Campus 用のクリアカバー。下の方が裂けてきた。セロテープで補強して使い続けるのも味があってよろしいのだが,そろそろお役御免にしてもいいだろう。
 使い切った感がある。次のカバーに移ることにする。

● Campus であれ測量野帳であれ,使っていいカバーは透明のビニール製だけだと思っとります。表紙を見えなくしてしまうのは,革製の高級感あふれるものであっても不可。
 そもそも,ノートに高級感は要らんので。場合によっては邪魔ですらある。

● ケチ根性がきざして,テープで補修してもう少し使おうかとも思ったんだけれども,新しいクリアカバーを装着。これで手持ちの A6 Campus をすべて賄えるんじゃないかと思う。数えたわけではないけれども,あと100冊程度。
 無理か。コクヨのカバーはあと1枚ある。他社のを含めると5枚ある。OKだ。

● こうしたクリアカバーでも,使い切れると何がしかの達成感がある。世話になったなとひと声かけて,ゴミ箱に投入した。
 測量野帳のカバーも1枚使い倒している。Campus のあとは測量野帳に戻って,こちらも使わないと。こちらは1,000冊あるので,どこまで使えるかわからないけどね。

● SYSTEMIC もある。これを装着するとデスクやテーブルに置かれた Campus が安定して,書き心地が向上する(ような気がする)。さすがはコクヨで細かな配慮に満ちているノートカバーだと思う。
 が,SYSTEMIC を装着すると表紙が見えなくなってしまう。せっかくのスーパーマリオの絵柄なんで,見えるよつにしておきたい。SYSTEMIC を使うのはレギュラー Campus に対してのみかな。

2026年8月19日水曜日

2026.08.18 来年の手帳が出揃った

● 昨日までは,Smith はもちろん LoFt でも,最も目立っていたのはロルバーンダイアリーのコーナー。
 けど,昨日は NOLTY のコーナーにラスボスの能率手帳も登場して,ロルバーンダイアリーの一人勝ちの様相が変わってきた。ほぼ日手帳は来月だけれども,来年の手帳がおおよそ出揃った感じ。

● この後は,“夢が叶う” だとか “なりたい自分になる” といった言葉が商品名に付いた,貧困ビジネスというか愚民ビジネスに走った手帳が出てくる。
 イヤな光景を見なくてはならないが,毎年のことだ。致し方がない。

● 今から手帳を買うのは,マニアじゃなければ,そろそろ来年の予定が決まってくるお忙氏なんだろうかな。
 多くの人は11月になってから動きだす感じだけど。

● NOLTY の PAGEM を買った。ぼくにではなくて,相方にね。この手帳,エルメスの手帳(ノート)カバーにピッタリはまる。
 ぼくは来年も Seria の A5 週間バーチカルをバラして,“なんちゃってシステム手帳” に仕立てて使うつもり。

● Bindex のバーチカルリフィルは残念ながら使えない。時刻目盛りが24までないからだ。
 仕事に使うのに最適化することを目指しているのか,妥協してそうしているのか知らないが,仕事してないうえに宵っぱりの朝寝坊の身には,使える代物じゃない。

2026年8月17日月曜日

2026.08.17 外にある書斎

● A6 Campus と鉛筆(今回は北星9606を持ってきている)使えるところ,是,尽くぼくの書斎。
 ここは川崎駅の近く。カワサキデルタのオフィスビルの前の広場。

● 格好のテーブルと椅子がある。しかし,この書斎は風が強い。椅子が飛ばされないように重りが付けてある。メガネをテーブルのうえに置いておくと,風で飛ばされたりもする。
 もちろん,雨が降っているときには使えない。酷暑や厳冬の季節にも少々辛かろう。

● 最上の環境とは言いにくい。が,上を見たらキリがないのだ。
 何より,オープンスペースに設えられているものを自分専用の書斎にしようとしてるのだから,あまり贅沢を言ってはバチが当たろうというものだ。我慢すべきは我慢しないと。

● こちらはラゾーナ川崎の5階外廊。ホームレス諸氏の昼間のオアシスにもなっているっぽい。静かに休んでおられる。
 向こう側にも同じような場所があるのだが,そちらにはホームレス諸氏はいない。自ずからなる棲み分けがあるんだろうか。

● ここは風もない。ラゾーナの建物が遮ってくれているのか。快適である。ちと暑いけど。
 書斎は外部に作ればいい。自宅に書斎を設けて,そこに籠もるのは愚であるかもしれん。

● ノマドと言うほど大げさなものではない。大したことをするわけではない。
 プチノマドといったところなのだが,外の方が刺激がある。悪く言えば煩い。が,それくらいの方が作業が捗る。電車の中が最も快適な読書室になるのと同じ理屈だ。

2026年8月15日土曜日

2026.08.15 筆箱をどうするか。同じところをグルグル回っている

● 筆箱は軽薄短小がいい。小型で薄いこと。そこに必要にして十分なものが効率よく詰め込まれているのが理想。スマートだ。
 トンボ8900の70周年記念の缶ケースを筆箱に転用すると,カッコいい筆箱になる。

● そこにこれだけ入れば,ノートにも手帳にも対応できる。
 極細サインペン(ゼブラのミリペン)
 北星の「鉛筆屋のシャープペン」と替芯
 パイロットの HI-TEC-C Coleto(赤青緑黒の4色)
 修正テープ
 定規
 消しゴム
 ハサミ

● ただし,鉛筆は入れられない。日帰りなら別だが,何日間かの移動だと,鉛筆削りを入れないといけない。入るのもあるが,使い勝手があまり良くない。
 ので,鉛筆を持ち出すのは諦めることになる。代えてシャープペン。それで何の支障もないっちゃない。
 ちなみに,北星「大人の鉛筆」に代表される2㎜芯のシャープペンではやはり厳しい。芯研器が必要になるからで,このあたりが吃水線になる。芯研器の要らない0.9㎜以下のシャープペンじゃないといけない。

● けれども,出先でも鉛筆を使いたい。となると,筆箱は大きく厚くなる。ズングリムックリ。
 この筆箱だと字消板まで入る。それでもまだスカスカなので色々入れたくなる。が,それはしないのが吉。

● 何を捨てて何を採るかの選択の問題になるんだけれども,結局は鉛筆を採ることになるのがこれまでの通例。
 が,薄型の筆箱を使いたいよとも思うわけで,同じところをグルグル回っているわけなんだな。

● 鉛筆削りをクツワの BABY-K に替えて,鉛筆を1本にすれば入るんス。そうしてみようかなと沈思黙考すること,3秒。やはり,ズングリムックリを継続することにした。
 ぼくの師匠である小学生諸氏諸嬢はもっとズングリムックリな筆箱をランドセルに入れているのだ。弟子も倣うべきである。


(追記 2026.08.16)

● というわけで,鉛筆を入れたズングリムックリの筆箱を持って来た。
 厚ぼったくなっても,鉛筆3本と uni palette の鉛筆削りは,出先において “健康で文化的な最低限度の筆記環境” を作るのに必要かな,と。シャープペンでもいいんだけども。

● 筆箱にはこんなのも入れている。スマホの充電ケーブル,ほぼ日の “おちつけ” ピンバッジの本体,MONO消しゴム意匠のブックマーカー,お守り代わりの500円玉。
 充電ケーブルは使うが,残りの3つは使わない。ピンバッジの本体だけなんてのは,使いようがないっちゃないわけだけど。

2026年8月13日木曜日

2026.08.13 補助軸の楽しみ

● Hi-uni のBを FABER-CASTELL と伊東屋の補助軸に入れて。FABER-CASTELL 補助軸も MADE IN JAPAN。たぶん,同じところが作っている。
 補助軸としての使い勝手は FABER-CASTELL が勝る。補助軸の違いが書き味にも影響すると感じている。
 ただし,価格は倍違う。それでも,FABER-CASTELL の補助軸はなかなかいいぞ。

● Hi-uni は1966年に100円で発売された。当時,官製ハガキは7円。今は12倍の85円。
 ところが,Hi-uni は1.5倍にしかなってない。恐ろしく安くなった。
 当時の小学生は10円の鉛筆を使っていたが,現在の貨幣価値に換算すれば120円になる。今どきの小学生が150円の Hi-uni を使うことに何の不思議もない。

● 2024年3月に鉛筆党に入党して,以後,ほとんど鉛筆しか使っていないのだが,鉛筆を使う楽しさのひとつに補助軸を使えることがあるのは間違いない。
 鉛筆のメインユーザーは小学生だと思うのだが,補助軸の使用を禁止している小学校は珍しくない。それでは鉛筆の楽しさを十全に味わうのは難しい。
 それができるのは中学生になってからということになるのだろうが,中学生や高校生になると,鉛筆派は少数になるだろう。シャープペンの世界になる。

● なかなか上手くいかないものだ。かく申すぼくも補助軸に挿した鉛筆の面白さを知ったのは高齢者と呼ばれる年齢になってからのこと。
 それでも「鉛筆+補助軸」の世界を知れて良かったと思っている。鉛筆をギリギリまで使うことの快感も知ることができた。補助軸なくしてそれは不可能だ。

● 補助軸にも色々ある。Hi-uni の価格150円(+税)を基準にすると,ミミックは鉛筆の100倍,FABER-CASTELL 補助軸は10倍の価格になる。ポイントクツワは2倍。
 実店舗のところは,約2倍しかしないポイントやクツワの補助軸を最も多用している。ギリギリまで鉛筆を使おうとするのであれば,クツワの補助軸は必須アイテムになる。

● 目先を変えて楽しむのもいい。たぶん,放っておくといろんな補助軸が集まる(集まってしまう)だろうから,自然と目先を変えて楽しむことになるだろう。
 それも鉛筆を使うことの中に含まれる。鉛筆は楽しい筆記具なのだと,今は思っている。


(追記 2026.08.14)

● しかし,結局はこうなるのだな。平時のポイント,有事のクツワ。補助軸はこの2つでよし。
 有事というのは,いよいよ短くなると補助軸に挿したままで手削りすることになるからで,その場合にはクツワの強力無比なホールド力が必要。今は平時。

2026.08.12 地球鉛筆の KEN Pencil

● 地球鉛筆の KEN Pencil,B。6本,ケース付き。発売時の価格は600円。メルカリに1,200円で出てたのをポチった。
 WORLD'S FINEST LEAD とは大きく出たものだが,MADE IN GERMANY EBERHARD FABERS LEAD とあるので,芯は EBERHARD FABER のものを使っているのだろう。

● 最高級製図用鉛筆とある。Hi-uni に対抗しようとしたんだろうかな。筆記具はドイツという風潮が残っていた時期なのか。
 しかし,市場は Hi-uni を選んだ。このあたりの経過は想像で書いているのだが。

● はい,使ってみましたよ。滑らかだ。よく滑る。その点においては Hi-uni を凌ぐ。佳品だと思う。
 この鉛筆の寿命は短かったと思うのだが,それは市場に受け入れられなかったからではなく,供給側に原因があったからかもしれない。EBERHARD FABER との関係に亀裂が入ったとか,コスト的に厳しかったとか。

● EBERHARD FABER はアメリカの企業だと思っていたのだが,ドイツだったのか。BLACKWING で有名なメーカーだが,FABER家の人間がアメリカに土着して1861年に起ち上げたのじゃなかったか。
 EBERHARD FABER のこの芯は,その後どうなったのか。FABER-CASTELL の9000番はこの系統だし,中華鉛筆の一部に受け継がれているような気もするし,オリエンタル産業も当然これを視野に入れていたろう。

● この芯が変わらず残っていたとしても,Hi-uni や NONO100 やクラフツマンを使っている人がこの芯に乗り換える旨味があるかといえば,そこまでではない。 
 が,日独でしのぎを削ってきたのだなと思わされて,粛然として襟を正す気分にはなった。

● 日本がドイツとしのぎを削れるようになったのは,戦後そんなに経っていない時期からだと思う。1952年にはトンボが HOMO を出して,1958年には三菱が uni を出した。
 このあたりではすでにドイツの対抗軸になり得ていたはずだ。日本の復興はかなり速やかだったのだ。

● してみると,ドイツ製の芯を採用してこの鉛筆を生産したのは,Hi-uni 以前だったのか。製品に付いている説明書や軸の塗装からすると,そんな昔に作られた鉛筆とは思えないのだが。
 Wikipedia によると,1978年に STAEDTLER が EBERHARD FABER のブランドと工場を買収したとある。1987年にFaber-Castell USA が EBERHARD FABER のアメリカ支社を買収したともある。細かい経過が理解できないでいるのだが,1978年あたりと考えると辻褄が合いそうな気がする。

● オリジナルの BLACKWING の芯もこれだったのかと思ってみたりもしたのだが,オリジナルの BLACKWING602 が誕生したのは1930年代らしいから,時期的にかけ離れている。
 脳内妄想を楽しむだけにしておいた方が良さそうだ。

2026年8月12日水曜日

2026.08.12 ポケモンからスーパーマリオへ

● 見込みより20日ほど遅れだけれども,ポケモン Campus を使い終えたので,次はこれ。スーパーマリオ柄の A6 Campus。右下のも2冊あるので,6種13冊。
 昨年6月にメルカリで購入。しめて,3,399円だった。1冊あたり261円。

● 中紙はレギュラー版と同じ48枚。久しぶりの中紙48枚になる。1冊使い切るのに11〜12日はかかる。その48枚が13冊となると,使い終えるには5ヵ月かかる。年内には使い終えるだろう。
 罫線の態様と印刷の薄さは,“中横罫ドット入り” と同じ。ただし,ドットは打たれてないので, “ドット入りのドット抜き” の趣。

● 「THANK YOU! SUPER MARIO BROS. 30TH CAMPUS 40TH」とある。Campus は去年が50周年だったから,このノートは11年前に製造されたものか。

● 今のところ,ノートは A6 Campus 一本槍。当初はこんなに Campus を買うつもりはなかった。レギュラー Campus はあまり増えていない。限定表紙の Campus を買い集めてしまったわけだ。
 A6しか使わないので,この程度ですんでいるとも言える。A6はB5やA4に比べると,そんなに売れていないのだろう。Campus の主要ユーザーである高校生や大学生が勉強に使うには向かない判型だから。

● ので,文具女子博などのイベント絡みじゃないと限定柄は出ない。B5だと準レギュラー的にどんどん出て,文具店に並んでいるようなのだが。
 もっとも,そうなると限定性の有難味が薄くなるから,あまり買わないかもしれないな。いやいや,目につき次第買ってしまうかもしれないので,やはりA6しか使わなくてよかったのだと思うことにしておく。