2019年8月31日土曜日

2019.08.31 ダイスキンは健在

● アルカキット錦糸町の大ダイソー(売場面積が広い)。ダイスキン,潤沢にあり。ぼくの地元のダイソーではダイスキンは細々としか置かれていないので,ひょっとしてなくなってしまうのかと思わせるんだけど,ここに来てみるとそんなことはないんだな,ダイスキンはこれからも健在なんだな,と思える。

● 左の写真でダイスキンの右側の白いハードカバーノートはB罫。A罫主流にあってB罫を守るのは,ダイソーノートの中では,ダイスキンとこの2つだけじゃないか。
 ぼくはB罫派なので,ずっと健在であって欲しいぞ,ダイスキン。

● 現在は,2冊目になるモレスキンを使用中。このモレスキン,万年筆でも裏抜けしない。モレスキンといえば万年筆を使うと見事に裏に抜けると思っていたので(1冊目はそうだった),ちょっとした驚き。
 で,裏に抜けないモレスキンはかなり快適なのだ。「一軍ノート」にするならたしかにいいかもしれん。が,何でも帳にするにはもったいない。もっと安いノートがあるんだから,そちらを使えばいい。

● その何でも帳にするのにダイスキンは恰好のもの。ぼくは何でも帳しか持たないので,ま,ダイスキンで充分。不足はない。
 ダイスキンは神ノートという感じ。ただ,長く使ってきて,少し飽きてきた。飽きると目先を変えたくなる。だからといって,ダイスキンの価値は変わらない。よくぞ100円でこれを。

2019年8月29日木曜日

2019.08.29 地元のダイソーで

● 地元のダイソーに行った。田舎のダイソーは空いていていい。店側には良くないんだろうけど,田舎の平日だとだいたいこんなもの。
 96枚のオレンジダイスキンが1冊あったのでお買い上げ。旧来型のダイスキンは消えるのかと思えた時期があったんだけども,供給は続いている。しかし,だいぶ細っているような気はする。この店では96枚A6ダイスキンはこの1冊しかなかった。

● 自分にとってはさしたる問題ではない。ノートは一生分,買いためてあるからだ。手持ちのダイスキンを全部使ったら,コクヨのCampusに移りたいとも思っているんだし。
 が,普段使いのノート,何でも帳,として使うにはダイスキンは恰好のものだと思う。まず価格が安い。それでもって,モレスキンが持っている使いやすさのすべてをダイスキンも持っている。立って書くにも支障は少ない。ハードカバーで丈夫なのでラフに使える。トラベラーズノートとして使うのにも向いている。
 ので,けっこう長くダイスキンを使っているわけだ。いずれはCampusに移りたいと思っていながら,ダイスキンを使う人が増えればいいのにとも思っている。最近のダイスキンの陰りはちょっと寂しいのだ。

● しかし,ダイスキン類似のノートは,ダイソー商品の中にもけっこうある。ダイスキンと同じ判型(縦の長さがわずかに短い)のハードカバーノートにこんなのもある。
 夢見ることができるものは実現できる,と書いてある。そっか,では買っていくか,と思ったんだけど,どうにか正気に戻れた。嘘こきやがれ。そんなこと,あるかい。

● ダイソーぼ文具売場で惹かれるのはこのコーナーだ。48色のクレヨンとか24色の色鉛筆とかスケッチブックとか,100円で買えちゃうわけですよ。
 100円の道具でいいから,絵を書いて余生を送れたら素敵だなぁ。でも,ぼくは絵心がまったくない。ひょっとしたら,自分で気づかないだけで,じつはあったりするのかね。中学生のときは美術の成績で“5”を取ったこともあるにはあるんだけどねぇ。
 ま,諦めるわけですよ。ほんとの本気で絵を描いてみようと思わないのは,絵心がない証拠だと思うのでね。

2019年8月25日日曜日

2019.08.25 ZenFone Max Pro(M2)にしてBTキーボードとの相性もアップした

● 今回はスマホ用のBTキーボードも持ってきた。リュウドのあとに買った折りたたみ式の安い中国製。だいたい,キーの大きさが不揃いなんですよ。
 ところが。この不揃いがいいんですな。よく考えてある。ストロークの深さもちょうどいい。つまり,この安いキーボード,かなり打ちやすい。買って正解だった。

● スマホをZenFone Max Pro(M2)に替えたものだから,BTキーボードを合わせるとどんな感じかなと思って,宿泊先のホテルで少し使ってみた。
 使う機会が増えるのではないかと思う。ZenFone Max Pro(M2)側の理由による。

● まず,これだけの解像度と画面の大きさがあると,テキストの長文入力もスマホでやる気になる。横に置くと表示面積が減って使う気をなくすわけだが,この解像度なら横置きでも耐えられる(横置きはしないけどね)。
 タブレットは前から使用シーンが浮かばなくて,ほぼ興味がなかったのだが,いよいよこれならスマホだけで足りると思えてくる。

● ちなみに相方はiPadを2台所有している。小さい方のiPad Proを買ったあと,miniが数年ぶりにアップグレードされた。で,miniも買って,もっぱらminiを使っている。
 iPad Proはあなたが使いなさいよ,と言ってくれるんだけど,そういう次第なので使うアテがない。

● いやいや,自分でもChromebookを一度に2台も買って,結局,使わないで放ってあるのだ。自宅ではメインにしているThinkPadを使うのだし,出先ではスマホ(+必要に応じてBTキーボード)で足りるのだ。
 しかも,ZenFone Max Pro(M2)に替えたら,BTキーボードとの相性はさらにアップしたようなのだ。これで足りちゃうっす。

● 今回はやらなかったけれども,Amazonプライムビデオのビューワとしても,ZenFone Max Pro(M2)の小さなディスプレイでぼくは満足すると思う。
 スマホ万能論者に傾きつつある。自宅でも光学ドライブと文書スキャナを使うことがなければ,スマホで完全に自分の用途を満たすことができる。実際,自宅でもThinkPadよりスマホを使っている時間が長くなっているかもしれないほどだ。

2019年8月24日土曜日

2019.08.24 上野駅構内のANGERS

● 久しぶりに上野駅で下車。となれば,ANGERSを覗かずにはいられないでしょ。
 すでに来年の手帳がいくつか。ツバメのダイアリーノートとか。まだ8月なんだけどねぇ。
 でも,ま,ほんのわずかだ。9月になるとどっと出てくるんでしょ。文具店や書店の売場のレイアウトが変わる。

● あと,万年筆が人気なんですかね。5千円以下のカートリッジ式じゃないやつ。インク瓶と一緒に売られている。微妙な色を楽しみたい若い人が買っていくんでしょうか。
 当然にして,スケルトンですよね。外側からインクの色が見えないといけないもの。

● トラベラーズノート。表紙の形状からして,立って書くには向かないんじゃないかと思っていたが,そうでもないのだった。革には芯があるんだな。立って書けないことはない。
 使ってみないとわからないことは,まぁあるよね。っていうか,たいてい,使ってみないとわからないよね。

● あ,測量野帳のクリアカバーはここにありますよ。でも,クリアカバーしかない。ゴムバンドはなかったようだ。あと,60周年記念の有袋類を表紙にあしらった限定野帳もなかった。
 クリアカバーもゴムバンドも,ぼくはAmazonで買っている。入手すればいいというのならAmazonは便利。地方にいるとそれしかないということもある。
 けれど,買うという行為それじたいを楽しみたいというのなら,たとえ数百円の文具であっても,こういう店で買う方がいいよね。

2019年8月19日月曜日

2019.08.19 2ヶ月に1冊,モレスキンを使うとして,年に1万2千円。大したことないんだよね

● ただ今,人生で2冊目のモレスキンを使用中。500円で買ったんだけど,モレスキンなんて500円でも高いと堅く信じて疑わなかった。1冊目の使用体験からの判断。
 せっかくだから,モレスキンに罵詈雑言の限りを尽くしてやれと思ってたんだけどねぇ。

● 今使ってるモレスキンは,万年筆のインクが裏に抜けない。最も裏抜けしにくいと言われるプラチナのブルーブラックなのだが,前のモレスキンはそれでも裏に抜けたのだ。今度のは抜けない。
 で,抜けないモレスキン,かなりいいのだ。これなら次々に使っていってもいい。

● が,2千円となると,二の足を踏むな。やはり,自分は貧乏性なのだな。貧乏性は貧乏を引き寄せてしまうかもしれんな。ぼくが貧乏なのはそれゆえか。
 しかし,雑記帳というか落書き帳というか,何でも帳としてモレスキンを使っている人は,そんなに多くはないかもしれない。ぼくはその何でも帳にしているから2千円は・・・・・・と思うんだけど。

● モレスキンを嶋浩一郎氏の言う「一軍ノート」にするなら,2千円でもありかな。ってか,ありでしょうね。裏抜けしないモレスキンならね。
 モレスキンを選り抜き帳にしている人,けっこういるんだろうかな。このテーマで書くときはモレスキンって,テーマで決めている人もいるかも。

● ぼくは奥野宣之さんにならって1冊主義なので(といっても,仕事でそのノートを使うことは絶無),さすがにその1冊をモレスキンにすることは考えない。究極はコクヨのCampusだと思っている。
 でもさ,2ヶ月に1冊,モレスキンを使うとして,年に1万2千円。大したことないんだよね。1日に1箱喫煙する人は,年に18万円を煙草代に使っている計算になるわけだから。煙草は吸わないという人だって,それに準ずる(あるいはそれ以上の)無駄は絶対やってるはずだ。
 ノートやペンでいくら贅沢したって知れてる。100万円の万年筆だって10年使えば,煙草代よりずっと安いことになる。

● といってもだね。煙草は買えても,なかなかモレスキンは買えない。飲みに行って2万,3万使うのはサラッとやれるのに,2万円のプラチナ3776センチュリーを買うのは躊躇する。
 そんなものなんだよね。なぜかといえば,バカだからなんだけどね。それで尽きちゃうんだけどね。

2019年8月18日日曜日

2019.08.18 2017年12月に買ったChromebookを初めて使った

● 2017年12月に23,141円で落札した(ヤフオク)AcerのChromebook(C730E-N14M),ずっと梱包を解くことがなかった。1.45kgもあるので,すぐにASUSのC100PAを落札してしまったのだ。890gの誘惑に負けた。
 が,どっちにしても,結局,Chromebookはすぐに使わなくなった。

● 用途(たとえば持出し用)に応じてサブマシンを用意するという発想はダメだった。
 結局,メインマシンが一番使いやすいのだ。持ち出すのならその一番使いやすいのを持ち出した方がいい。外国人の多くはそうしている(と見受けられる)。
 メインを持ちだす必要を感じないのならば,携帯用のサブを持ちだす必要もない。スマホで充分のはずだ。スマホで何とかなる状態だから,メインを持ちだす気にならないのだ。

● ま,ともあれ,そのC730Eの梱包を解いてみた。たまたま東京のホテルに泊まる機会があったので,その外泊に持ってきて,使ってみることにした。
 こちらは日本語キーボード。最初に戸惑ったのは,@が入力できないことだ。結局,「Shift(↑)+2」で表示されるのだが,これは英字キーボードの仕様だ。
 その後も,この問題がつきまとった。デフォルトでは日本語入力の最中も英字キーボードを前提にしているからだ。日本語キーボードであることを認識させるにはどうすればいいかを突きとめる(?)のに数分間を要した。
 で,完全に日本語キーボードとして使えるようになると,テキスト入力はすこぶる快適だ(ぼくの場合は。英字キーボード派もいるはずだから)。

● 重量など気にせず,最初からこちらを使っていれば,Chromebookに対する印象が変わったかもしれない。C100PAを使わなくなった理由のひとつは,入力に向かないと思ってしまったことにあるからだ。
 2017年にヤフオクで買っているんだから,かなり旧式のマシンだ。しかし,Google Keepでテキスト入力をしたり,ネットを見るという自分がいつもやっていることしかやらないのであれば,これで充分だ。
 泊まりの外出に持っていくとすれば,1.45kgあってもこちらがいいかな。

● が,今となっては,スマホ1台主義。BTキーボードがあればスマホを入力マシンとして使える。フリック入力に慣れた方が早いかもしれないが。
 結果において無用の長物。無駄な買い物をしたなぁ。

● 思いだした。Chromebookを使わなくなったもうひとつの理由。Androidとの相性が悪いことだ。つまり,AndroidスマホをChromebookに接続してスマホの写真を表示させると,サムネイル表示に時間がかかりすぎて,待っていられないという問題。同じGoogleなのにどういうことか。
 スマホで写真を撮って,ChromebookにつないでまとめてSNSにあげようとすると,地獄を見ることになる。今どきのChromebookはこのあたりは改善されているんだろうか。

● しかし,何とか使わないとなとも思っていてね。家では中古のThinkPad X260に買い換えたので,ぼくが持っているスペック的に貧弱なChromebookを自宅で使う理由はない。やっぱり外に持ちだすしかない。
 外でテキスト入力をするには,しかし,“スマホ+BTキーボード”で充分だ。動画をみるのでも,ZenFone Max Pro の方が画面の解像度は高い。Chromebookの方が広いけれども,たぶんスマホで見てしまうだろう。要するに,使う局面はなさそうなんだよねぇ。

2019年8月17日土曜日

2019.08.17 菅 未里 『私の好きな文房具の秘密』

書名 私の好きな文房具の秘密
著者 菅 未里
発行所 枻出版社
発行年月日 2019.04.30
価格(税別) 1,600円

● いくつか合点がいったことがある。コクヨのCampusは1975年に発売されたのか。ぼくが大学生になった年だ。ルーズリーフ派だったから,Campusを使った記憶がないのは当然だったのだ。
 修正テープはプラスとトンボが有名らしい。ぺんてる製品が好きで使っていた時期がある。主には仕事でだが。

● 以下にいくつか転載しておく。

 「なぜホッチキスはこんなに大量に売れるのか」ということ。(中略)マックス製のハンディホッチキスだけで2018年時点で計5億台売れているのですが,これは異様な数ではないでしょうか。(中略)日本の世帯数は5000万強,企業数は500万弱なので,平均して考えると,一家・一社に何台ものホッチキスがあることになります。ホッチキスは消耗品ではないし,まず壊れません。50年前のホッチキスが現役である例もあるくらいです。それに,ある程度大きいので紛失しにくいし,持ち歩くこともそうはありません。(p48)

 これ,ホチキスだけの不思議じゃないよね。ハサミやステープラー,ケータイの充電器など,すべて同じ不思議に満ちているのではないか。

 日本製のすぐれた製品は,文房具も含め,たくさんある。だが,日本人がゼロから新しいものを作り出し,世界中に受け入れられた例はあまり多くはないだろう。カッターナイフは,日本人の物作り史に残る偉大な例外なのだ。(p58)
 ぺんてるによると,そもそもの位置づけが日本と外国とでは異なるそうです。日本におけるサインペンは筆記具ですが,海外では「色をつけるためのペン」という側面が強いというのです。したがって,海外では日本よりも多様な色展開が求められます。(p90)
 (ジェットストリームの)成功のポイントが,感覚的に語られがちだった「インクのなめらかさ」を市川(秀寿)氏がきちんと定義した点にあることはあまり語られていません。(中略)インクには,「軽い/重い」とは別に,「なめらか(柔らかい)/硬い」という評価軸もあり,軽さだけを追求すると硬くなりがちです。市川氏は早くからこのことに気づき,軽さとは別になめらかさも追求していたのでした。(p118)
 特に人気だったのが,表紙に欧米の有名大学のキャンパス風景の写真を配した「世界の学府シリーズ」で,若者たちに支持され大ヒットした。(中略)1965年の大学進学率は2割以下。大学生はエリートであり,欧米は憧れだった。「欧米のキャンパス」というのは,二重の意味で価値を持っていたのだろう。(p125)
 コクヨがここまで罫線にこだわるのは,半数以上のユーザーがノートを分割して使っていることを調査で知ったからだ。細かなガイドは,ユーザーに寄り添う姿勢の表れでもある。(p129)
 元文房具の販売員としての私から見ると,キャンパスノートのデザインの特徴は,おそらく店頭での視認性も意識しています。(p132)
 私が本書のために,多くのメーカーの取材をして気づいたのは,文房具の開発の過程で「偶然」がはたした役割の大きさです。最初から計画通りに開発できた文房具は,ひとつもないと言っても過言ではありません。(p188)