● 急に直液式の水性ボールペンが気になりだして。書き味が独特で,紙を選ぶものの,何となくいい感じ。その代表はパイロットのVコーン。
キャップ式のVコーンは軸が細過ぎると思っていてね。が,Vコーンにはノック式もあったはずだ。ノック式なら軸も太めになっているはずだ。使いやすくなっているに違いない。まずは試してみるか。
● で,先月30日はたまたま東京にいたので,渋谷LoFtで買った。0.5㎜と0.7㎜がある。インクの色は黒と赤と青の3色。水性なんだから多彩な色を作れると思うのだが,現在あるのはこの3色のみ。0.7㎜の青を買った。
165円のボールペン1本だけ買うわけにも行かなくて,鳩居堂の便箋も買った。まさか自分が鳩居堂の文具を買うなんて,今の今まで思ってもみなかったけど,ついでに買ったというわけです。
● インクが液体ではノック式にするのは難しかろう。ただ,直液式のキャップ式とノック式の異同については,ネットに充分な情報があるので,まぁ大体のところはわかっていましたよ(まとまった情報としては,こちら)。
インクはキャップ式のとは別物。ノック式はゲル成分が入っている。けれども,ここが大事なところなのだが,通常のゲルとも違う。液体インクの趣(サラサラさ)もかなり残している。
● 鳩居堂の便箋に6枚分書いてみたのだが,これ,かなりいい。便箋に合わせるなら,0.7㎜の字幅はドンピシャリ。
0.5㎜も買えばよかった。キャップの方は紙を選ぶが,ノックはどうなんだろう。ゲル並みに裏抜けしないなら,両面使用のノートに合わせるのに絶好。軸の太さも充分で握りやすいし。
測量野帳で試したところ,裏抜けはなし。両面使用が可能な感じ。とすると,常用するボールペンとしてはこれが決定版になるか。
● そもそものタッチとしては万年筆に軍配が上がるが(好みの問題ではある),大量に書くため速書きを要求される人には,このペンは恰好のものかと思う。筆圧要らずのうえにカスレがない。プロ仕様という感じ。
唯一,気をつけなければいけないのは,通常のゲルインクに比べると,インクの乾きがコンマ何秒だけ遅いことだ。
● ということで,Vコーンノック,かなり使えそうだという結論。
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