揶揄しているのではなくて,よかったねぇと言ってやりたい気分の「あんたも好きねぇ」だ。同士愛が基底にある。
● 世の中にはトラベラーズノートファンもいれば,ロルバーンのファンもいる。ほぼ日フリークもいる。ひとりで全部背負っている紙ものフリークも多いだろう(特に女性)。
その言い方をすると,ぼくはコクヨフリークであり,鉛筆フリークということになる。横並びだ。たまたまコクヨと鉛筆だったというだけのことだ。トラベラーズノートフリークやロルバーンフリークと同じ土俵に立っている。
● トラベラーズノートとロルバーンには製品自体に発信力があるように思う。個性的だし,適度にとんがっているし,嫌いな人は使ってくれなくてけっこうという割り切りもある。
その点,Campus は万人受けするというか,これぞノートという趣があって,しかも圧倒的に売れているから,誰でも知っている。ありふれている。それゆえ,商品じたいの発信力はあまりない。
● Campus を使っていると申告しても,あっ,そう,で終わるだろう。その点,ツバメやアピカならば少数派のこだわりを伝えることができる。
ぼくが使っている道具に何の面白味もないとしても,それは結果としてそうであるだけで,ぼくの知ったことではない。
● 自分のスタイルは人様の眼を惹くようなものではない。小学生と一緒なのだから,カッコいいもないし,素敵ですねもない。最低限だし,アソビやお洒落もない。
あるとすれば物量だ。こんなに消費してるんだよ,という。いや,使っている方だと思うんですよ。A6 Campus を月2冊使ってるんだから,多い方でしょ。使い方や消費の効用は問わないでくださいよ。
● それを自慢したのではが嫌味になる。が,𝕏 で最も多いのは道具自慢だ。金額や稀少性の自慢もあれば,たくさん買ったという自慢もある。自慢しているという意識はないかもしれないが。
ぼくも同様であって,こんなに書いてるよという自慢なってしまう。過ぎないのが華というものだろう。
● 人と比べても仕方がない。𝕏 でも人と比べるのではなく,自分はこうだよというのを発信すればいい。
SNSだと人と比べる楽しみというのもあると思うのだが,比べるのはいいとしても,張り合っちゃいけない。ここ,大事なとこだな。
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