2025年11月8日土曜日

2025.11.08 西岡壱誠 『「思考」が整う東大ノート』

書名 「思考」が整う東大ノート
著者 西岡壱誠
発行所 ダイヤモンド社
発行年月日 2023.10.03
価格(税別) 1,500円

● 著者は偏差値37から二浪して東大に行った人。偏差値37が本当かどうか知らないけれども,二浪する価値が東大にあるかと言えば,どうなんだろうかね。
 しかし,二浪して東大に行った人が書いたノート術の本と言われると,何となく信用してみたくなりませんか。

● 基本,勉強ノートについての話。インプット型の勉強になど興味を失って久しい。大学に対する幻想も崩れ去った。
 ので,具体的に参考にするような局面はない。仕事を抱えている現役世代にとってはどうだろうか。

● 以下に転載。
 「分かる」と「分ける」は本質的には同じものです。自分が理解できる大きさになるまで分解することで,物事を理解できるようになります。(p28)
 タンスの大きさ自体は同じであっても,情報の畳み方がきれいだから,うまく収納スペースを使えるのです。(p33)
 メモノートにおける分解・整理の最終ゴールは,この「タイトルをつけて順序立てていく」ことになります。(p50)
 「問い」を大きなテーマとして配置して「◯」として書きます。そして,その「大雑把な答え」を「●」で書き,その詳細を「◉」で書いていくのです。(中略)注意しなければならないのは,その情報のレイヤーを合わせるということです。(p74)
 ひとつの原因で複数の問題が発生している状態のことを,「問題の本質」,なんて呼ぶことがあると思います。本質とはこのように,複数の物事の原因になっているわけですね。(中略)通常,「本質」は表には出ません。今,目に見えるものは,下流であることが多いのです。(p122)
 重要なのは,自分の言葉でまとめることです。「重要な部分だけ抜き出そう」と考えるのではなく,情報を読み取って,自分の言葉で言い換えてみましょう。(p178)

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